JPH0637014Y2 - バンパ取付け構造 - Google Patents

バンパ取付け構造

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JPH0637014Y2
JPH0637014Y2 JP10875088U JP10875088U JPH0637014Y2 JP H0637014 Y2 JPH0637014 Y2 JP H0637014Y2 JP 10875088 U JP10875088 U JP 10875088U JP 10875088 U JP10875088 U JP 10875088U JP H0637014 Y2 JPH0637014 Y2 JP H0637014Y2
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JP
Japan
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mounting holes
back beam
bumper
positioning
mounting
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孝司 松井
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Mitsubishi Motors Corp
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、例えばフロントサイドメンバの前端にアブ
ソーバを設け、このアブソーバに対してフロントバンパ
バックビームを設けたバンパ取付け構造に関する。
(従来の技術) 一般的な乗用車両の車体前側部は第3図および第4図に
示されるように構成されているものがある。車体1の前
側部の左右には前後方向に亘ってフロントサイドメンバ
2、3がそれぞれ設けられている。そしてこれらのフロ
ントサイドメンバ2、3の前端部には、左右にそれぞれ
ウェルドボルトが結合片4…を介して結合されており、
これらのウェルドボルトは先端が車体の前方に向けて突
出されている。
また、上記フロントサイドメンバ2、3の先端側の付近
にはヘッドランプサポートパネル6、7がそれぞれ結合
されており、この下側にはフロントエンドクロスメンバ
8が結合されている。そして、上記ヘッドランプサポー
トパネル6、7の上部にはフロントエンドアッパバー9
が結合されており、車体の前面を構成している。
そして、上記フロントサイドメンバ2、3のそれぞれの
前端部にはアブソーバ10、11が取付けられている。上記
アブソーバ10、11は同様の構造であり、固定部12とこの
固定部12内に衝撃を減衰しながら退避するように設けら
れた可動部13とで構成されている。上記固定部12はシリ
ンダ状に形成され前端部には上記フロントサイドメンバ
2、3の結合片4…に設けられたウェルドボルトに対応
する位置に結合片14…が設けられ、これら結合片14…に
は上記ウェルドボルトが挿通される貫通孔が穿設されて
いる。
そして、上記結合片14…に上記フロントサイドメンバ
2、3のウェルドボルトを挿通しナットを螺合すること
により、上記アブソーバ10、11の固定部12が上記フロン
トサイドメンバ2、3にそれぞれ結合されている。
また、上記固定部12の中央には円柱状の可動部13が車体
1の前後方向に移動可能に設けられている。この可動部
13は後方に向かって入力される衝撃力を減衰しながら後
退するようになっており先端部分にはフランジ部15が設
けられている。このフランジ部15は略矩形状のプレート
で形成され、四隅の近傍には左右方向に長い長孔状の取
付け孔16…が4つ穿設されている。
そして、上記左右のアブソーバ10、11のそれぞれのフラ
ンジ部15、15に穿設された取付け孔16…に対応する位置
にウェルドボルト17…が設けられたフロントバンパバッ
クビーム18が取付けられる。このフロントバンパバック
ビーム18は上記ウェルドボルト17…をアブソーバ10、11
の取付け孔16…に挿通してナット19…を螺合することで
結合されている。ここで、上記取付け孔16…は上記ウェ
ルドボルト17…の直径よりも大きく形成され、ある程度
の位置調整ができるようになっている。
このように車体1側に取付けられたフロントバンパバッ
クビーム18の前部にはフロントバンパフェース20が取付
けられ、このフロントバンパフェース20の上部にはグリ
ル21、フード22が設けられて車体の外側面を形成してい
る。
ところが、上記フロントバンパバックビーム18は10Kg程
の重量があり、取付け時には1人がバックビーム18を保
持して取付け位置の調整を行ない、別の1人がナット19
…を締付けるものであり、取付けに2人の作業者を必要
としていた。
また、1人で取付ける際には大型の治具を必要とするも
のであり、いずれにしても工数と製造コストの増大につ
ながるという欠点があった。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、アブソーバを介し車体側に取付けられる
バンパバックビームは、このバンパバックビームに設け
られたウェルドボルトを上記アブソーバのフランジ部に
挿通してナットにより締付け固定する際に、位置決めの
必要があり、このため位置決めのための作業者もしくは
大型の治具等が必要であるという欠点があった。
この考案は上記課題に着目してなされたものであり、バ
ンパバックビームを取付ける際に治具等が不要で容易に
位置決めができ、1人で取付け作業ができるバンパ取付
け構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) この考案は、車体の左右にサイドメンバを設け、これら
のサイドメンバの端部にアブソーバを設け、このアブソ
ーバの可動端にフランジ部を設け、このフランジ部に複
数の取付け孔を穿設し、これらフランジ部の複数の取付
け孔のそれぞれにバンパバックビームのボルト部を上下
左右方向に移動調整可能に挿通してナットにより締付け
固定したバンパ取付け構造において、上記左右のアブソ
ーバのフランジ部に穿設された複数の取付け孔のうち左
右の一つずつの取付け孔の縁部位置を変更して位置決め
孔とし、これらの位置決め孔に挿通されたバンパバック
ビームのボルト部が双方の位置決め孔の縁部に当接した
状態で他の取付け孔に対して他のボルト部が位置決めさ
れるよう構成したバンパ取付け構造にある。
(作用) バンパバックビームの左右に設けられた複数のボルト部
が挿通されるアブソーバの取付け孔のうちの左右の一つ
ずつの縁部位置を変更して位置決め孔とし、これらの位
置決め孔に挿通された上記バンパバックビームのボルト
部が上記位置決め孔の縁部に当接された状態で他の取付
け孔に対して他のボルト部が位置決めされるので、特別
な治具を必要とせずに一人で位置決め作業とナット締付
けによる取付け作業ができる。
(実施例) この考案における一実施例を第1図および第2図を参照
して説明するが、その基本的な構成は上述した従来例と
同様なので、改良部分についてのみ説明する。
図中に示されるのは例えば車体前方の右側に設けられた
アブソーバ23であり、左側に設けられた図示しないアブ
ソーバも左右対象的に設けられている。上記アブソーバ
23は固定部24と可動部25とからなり、上記固定部24はシ
リンダー状に形成され、先端側に左右に延出される結合
片26、26が設けられている。これらの結合片26、26には
そえぞれ前後方向に貫通孔が穿設されており、フロント
サイドメンバ2の先端に設けられたウェルドボルト27、
27が挿通されるようになっている。そして、上記結合片
26、26にフロントサイドメンバ2のウェルドボルト27、
27が挿通されナット28、28により締付けられることで、
アブソーバ23がフロントサイドメンバ2に結合されてい
る。この状態において上記固定部24はフロントサイドメ
ンバ2の先端内に位置されている。
そして、上記固定部24の先端部からは可動部25が突出さ
れている。この可動部25はロッド状に形成され先端部に
は後述するフランジ部29が形成されており、前方から後
方に向けて入力された衝撃力を減衰しがら上記固定部24
内に退避するように構成されている。そして、上記フラ
ンジ部29は略矩形板状に形成されており、中央部が固定
部24側に伸びるロッド状部分の先端に結合されている。
そして、四隅近傍には板圧方向つまり、前後方向に穿設
された取付け孔30、〜33が穿設されている。
そして、これら取付け孔30、〜33は正面視で第1図中に
示されるように穿設されており、フロントバンパバック
ビーム18の後面に設けられた4本のウェルドボルト34、
〜37がそれぞれ挿通されるようになっている。
ここで、上記フランジ部29に穿設された4つの取付け孔
30、〜33のうちの一つの取付け孔31は他の取付け孔30、
32、33と異なる条件で穿設されて位置決め孔31とされて
いる。この位置決め孔31にはフロントバンパバックビー
ム18のウェルドボルト35が挿通され、上記フロントバン
パバックビーム18の自重で上記位置決め孔31の下縁に上
記ウェルドボルト35が当接した状態で、図中に示される
ように他の取付け孔30、32、33の中心と他のウェルドボ
ルト34、36、37の中心とが一致するようになっている。
この際上記フランジ部29とウェルドボルト34、〜37と同
様の構造が車体1の左側にも対称的に設けられている。
つまり、左右のフランジ部29に穿設されたそれぞれの4
つの取付け孔30、〜33のうち双方の1つずつが上述のよ
うに位置決め孔31として形成され、これら左右1つずつ
の位置決め孔31に対して、ウェルドボルト35が挿通され
縁部に当接することで、位置決めができるようになって
いる。
こうして位置決めされた上記フロントバンパバックビー
ム18は、ナット38、〜41がそれぞれ螺合されることで結
合されている。
上述のように構成されることで、フロントバンパバック
ビーム18を取付ける際の上下方向の位置決めは、このフ
ロントバンパバックビーム18の左右に設けられた合計8
本のウェルドボルト34、〜37を左右に設けられたアブソ
ーバ23の合計8つの取付け孔30、〜33に挿通して、上記
ビーム18の自重により左右1本ずつのボルト35の下縁を
位置決め孔31の下縁に当接させることで容易に行なうこ
とができる。
この上下方向の位置決めができている状態で上記フロン
トバンパバックビーム18は非固定状態なので左右方向に
移動して容易に左右方向の位置決めを行なうことができ
る。
そして、上下および左右方向の位置決めを行なった後に
それぞれのウェルドボルト34、〜37にナット38、〜41を
螺合し締付けることで上記フロントバンパバックビーム
18を左右のアブソーバ23に取付けることができる。この
フロントバンパバックビーム18の前側部には図示しない
フロントバンパフェースが取付けられることでフロント
バンパが形成される。
なお、この考案は上記一実施例に限定されるものではな
い。例えば上記実施例ではフロントバンパの取付け構造
であるが、これに限定されず車両のリヤ側に設けられる
バンパの取付け構造として実施してもよい。また、上記
位置決め孔31は他の取付け孔30、32、33と同一形状で、
穿設位置を変更することで、縁部の位置を変更していた
が、これに限定されず、ウェルドボルト35に当接するこ
とで位置決めする孔の縁部が形成されていればよく孔の
形状は限定されるものではない。また、位置決め孔31の
形成される位置も上述に限定されず左右に穿設された複
数の取付け孔のうちの左右の1つずつ計2つが位置決め
孔として形成されていればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、左右のサイドメンバの先端に設け
られたアブソーバにそれぞれ複数の取付け孔を穿設し、
これらの取付け孔のうち左右の1つずつの取付け孔の縁
部位置を変更して位置決め孔とし、この位置決め孔の縁
部に挿通されたボルトを当接させることで位置決めする
ことができるので、1人の作業者で容易に調整および取
付けができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案における一実施例のアブソーバのフラ
ンジ部の形状をロッド部分を切断して示す断面図、第2
図はこの考案の実施例におけるアブソーバとバンパバッ
クビームとの結合構造を示す斜視図、第3図は従来にお
けるバンパバックビームの車体への取付け構造を示す斜
視図、第4図はバンパバックビームの車体への取付け構
造を示す側断面図である。 1……車体、2……フロントサイドメンバ(サイドメン
バ)、23……アブソーバ、29……フランジ部、30,32,33
……取付け孔、38,〜41……ナット、34,〜37……ウェル
ドボルト(ボルト部)、18……フロントバンパバックビ
ーム(バンパバックビーム)、31……位置決め孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の左右にそれぞれ設けられたサイドメ
    ンバと、これらのサイドメンバの端部にそれぞれ設けら
    れたアブソーバと、これらのアブソーバの可動端に設け
    られたフランジ部と、これらのフランジ部にそれぞれ穿
    設された複数の取付け孔と、これらフランジ部に穿設さ
    れた複数の取付け孔に上下左右方向に移動調整可能に挿
    通されそれぞれナットにより締付け固定される複数のボ
    ルト部を有するバンパバックビームとを具備するバンパ
    取付け構造において、上記左右のアブソーバのフランジ
    部に穿設されている複数の取付け孔のうち左右の一つず
    つの取付け孔の縁部位置を変更して位置決め孔とし、こ
    れらの位置決め孔に挿通された上記バンパバックビーム
    のボルト部が双方の位置決め孔の上記縁部に当接した状
    態で他の取付け孔に対して他のボルト部が位置決めされ
    るよう構成したことを特徴とするバンパ取付け構造。
JP10875088U 1988-08-19 1988-08-19 バンパ取付け構造 Expired - Lifetime JPH0637014Y2 (ja)

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JPH0229852U JPH0229852U (ja) 1990-02-26
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