JP2023115798A - 動力工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】制動時の発熱を抑えてブレーキ特性や部品寿命の低下を防止する。【解決手段】グラインダ1は、本体ハウジング2内に、スイッチレバー8の操作に伴ってON/OFF動作するスイッチ7と、スイッチ7のON動作で回転する出力軸17と、スイッチ7のOFF状態で出力軸17を制動し、スイッチ7をON動作させるスイッチレバー8の操作に連動して出力軸17の制動を解除するブレーキ機構75と、を備えてなる。出力軸17には、円形のブレーキドラム40が固定されており、ブレーキ機構75は、ブレーキドラム40を、径方向外側から中心に向かって均一な力が作用するように2箇所で押圧することで出力軸17を制動する。【選択図】図2

Description

本開示は、先端工具を回転させるグラインダ等の動力工具に関する。
円盤状砥石等の先端工具を回転させて作業を行うグラインダ等の動力工具においては、作業終了時の先端工具の惰性回転を短時間で停止させるために、ブレーキ機構が設けられている。このブレーキ機構は、特許文献1に例示されるように、モータの出力軸の後端に設けたブレーキ板を、コイルバネで付勢されるブレーキシューによって押圧することで出力軸に制動をかけるものである。工具の使用時には、パドルスイッチ等の操作部材の押し込み操作により、スイッチがONすると共に、操作部材に連動して回転するレバーによってブレーキシューをブレーキ板から離間させることで制動が解除される。操作部材の押し込み操作を解除すると、スイッチがOFFすると共に、ブレーキシューをブレーキ板に押圧させて制動をかけることになる。
特許第6953252号公報
しかし、制動時には回転するブレーキ板にブレーキシューが面当たりすることで、ブレーキ機構の発熱が大きくなり、ブレーキ特性や部品寿命の低下に繋がるおそれがあった。
そこで、本開示は、制動時の発熱を抑えてブレーキ特性や部品寿命の低下を防止することができる動力工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示は、動力工具であって、ハウジング内に、操作部材の操作に伴ってON/OFF動作するスイッチと、スイッチのON動作で回転する回転軸と、スイッチのOFF状態で回転軸を制動し、スイッチをON動作させる操作部材の操作に連動して回転軸の制動を解除するブレーキ機構と、が設けられてなる。
そして、回転軸には、円形のブレーキ部材が固定されており、ブレーキ機構は、ブレーキ部材を、径方向外側から中心に向かって均一な力が作用するように複数箇所でそれぞれ押圧部材により押圧することで、回転軸を制動することを特徴とする。
本開示によれば、ブレーキ部材と押圧部材との摺動面に冷却用空気を導きやすくなる。よって、制動時の発熱を抑えてブレーキ特性や部品寿命の低下を防止することができる。
グラインダの斜視図である。 グラインダの中央縦断面図である(スイッチOFF状態)。 図2のブレーキ機構部分の拡大図である。 ブレーキ機構部分及び右側の半割ハウジングを後方から見た分解斜視図である。 ブレーキ機構部分及び左側の半割ハウジングを前方から見た分解斜視図である。 ブレーキ機構部分の分解斜視図である。 図3のA-A線断面図である。 図3のB-B線断面図である。 ブレーキ機構部分のみを下方から見た斜視図である。 図3のC-C線断面図である。 本体ハウジングを省略したブレーキ機構部分の平面図である。 図3のD-D線断面図である。 図3のE-E線断面図である。 左側の半割ハウジングを省略したブレーキ機構部分の側面図である(スイッチOFF状態) 左側の半割ハウジングを省略したブレーキ機構部分の側面図である(スイッチON状態) スイッチON状態での図3に相当するブレーキ機構部分の拡大図である。 図16のF-F線断面図である。
本開示の一実施形態において、押圧部材は、ブレーキ部材の中心に対して点対称となる位置に一対配置されているものであってもよい。
この構成によれば、径方向外側から中心に向かう均一な力をブレーキ部材へ容易に作用させることができる。
本開示の一実施形態において、ブレーキ部材は、外周面に、回転軸の軸線方向で前後の端面に開口する螺旋状の溝を有していてもよい。
この構成によれば、溝により粉塵等の異物の排出効果が得られる。このため、ブレーキ部材と押圧部材との互いの摺接面に異物が介在しにくくなり、ブレーキ特性の低下をより効果的に防止可能となる。
本開示の一実施形態において、ブレーキ機構は、それぞれ押圧部材を保持する一対の保持部材を、ブレーキ部材の径方向外側に設定した支点を中心に拡縮動作させて各押圧部材をブレーキ部材の外周面に接離させるものであってもよい。
この構成によれば、押圧部材によるブレーキ部材への径方向外側からの押圧を、バランスよくコンパクトに行うことができる。
本開示の一実施形態において、各保持部材は、押圧部材を保持部材と共に挟持する一対の抜け止め部材と、保持部材及び押圧部材の挟持状態で一対の抜け止め部材を保持固定するクリップと、を含んでなるものであってもよい。
この構成によれば、保持部材への押圧部材の組み付けが簡単且つ確実に行える。押圧部材の交換も容易となる。
本開示の一実施形態において、各保持部材は、ブレーキ部材の外側で径方向に沿って延びる半円状に形成され、ブレーキ機構は、ブレーキ部材を挟んだ支点の反対側に配置され、一対の保持部材の端部間に対して進退動することで一対の保持部材を拡縮動作させる楔部材をさらに含むものであってもよい。
この構成によれば、一対の保持部材の拡縮動作を簡単に同調させることができる。
本開示の一実施形態において、ブレーキ機構は、操作部材の操作に連係して楔部材を一対の保持部材の端部間に進退動させるリンク部材をさらに含み、楔部材とリンク部材とは、テーパ形状同士の嵌合によって連結されているものであってもよい。
この構成によれば、楔部材とリンク部材との結合が容易に行えると共に、リンク部材の回転に連係した楔部材の上下動をスムーズに行わせることができる。
本開示の一実施形態において、リンク部材は、操作部材と連係する第1リンク部材と、第1リンク部材へ回転可能に連結されて楔部材と連係する第2リンク部材とを含むものであってもよい。
この構成によれば、操作部材と楔部材とが離れていても、操作部材の操作に連動した楔部材の進退動を支障なく行うことができる。
本開示の一実施形態において、少なくとも第1リンク部材は、一対のアームを含んでなるものであってもよい。
この構成によれば、操作部材と楔部材との間にコントローラ等の構成部材があってもアームの間の空間に干渉なく配置できる。
本開示の一実施形態において、一対の保持部材と楔部材とは、ハウジング内で回転軸の軸線方向に配置された2つの構成部材の間で軸線方向での位置決めがなされているものであってもよい。
この構成によれば、2つの構成部材の間隔を利用して一対の保持部材及び楔部材の位置決めが簡単且つ省スペースで行える。
本開示の一実施形態において、ブレーキ部材は、回転軸に螺合して固定されていてもよい。
この構成によれば、ブレーキ部材を回転軸へ簡単に固定できる。
以下、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、動力工具の一例を示すグラインダの斜視図である。図2は、グラインダの中央縦断面図である。
グラインダ1は、前後方向に延びる筒状の本体ハウジング2を有している。本体ハウジング2は、樹脂製で、前側には、金属製のギヤハウジング3が設けられている。本体ハウジング2は、左右一対の半割ハウジング2a,2bを左右方向からネジ止めしてなる。本体ハウジング2は、前側の本体部4と、後側のグリップ部5とを有している。本体部4の後部で左右の側面には、前後方向に延びる複数の吸気口6,6・・が形成されている。グリップ部5は、本体部4よりも小径で、本体部4の軸線から上側へ偏心した位置から下方へ傾斜しながら後方へ延びている。グリップ部5は、スイッチ7とスイッチレバー8とを備えている。グリップ部5の後端には、電源コード9が接続されている。
本体部4の内部前側には、ラバースリーブ11を介してモータハウジング10が保持されている。ギヤハウジング3は、ギヤハウジングカバー12を介してモータハウジング10に前方からネジ止めされる。本体部4の左右には、サイドハンドル13の取付部14,14が設けられている。本体ハウジング2の前側で取付部14,14の内側には、ラバースリーブ11に外装される固定リング15が設けられている。取付部14,14は、固定リング15にネジ止めされている。
モータハウジング10は、樹脂製で、モータ16(ここでは整流子モータ)を収容している。モータ16は、出力軸17を前後方向に向けてモータハウジング10内に収容されている。出力軸17の前部は、ギヤハウジングカバー12を貫通してギヤハウジング3内に突出している。ギヤハウジングカバー12には、出力軸17を支持する軸受18が設けられている。ギヤハウジングカバー12の後方で出力軸17には、ファン19が固定されている。ギヤハウジング3の前面には、モータハウジング10内と連通する複数の排気口20,20・・が形成されている。
ギヤハウジング3内で出力軸17の前端には、ベベルギヤ21が設けられている。ギヤハウジング3の下部には、ベアリングボックス22が組み付けられている。ギヤハウジング3とベアリングボックス22との内部には、上下方向にスピンドル23が設けられている。スピンドル23は、上部にベベルギヤ24を備えている。ベベルギヤ24は、出力軸17のベベルギヤ21と噛合している。スピンドル23は、ギヤハウジング3内とベアリングボックス22内に保持された上下の軸受25,25によって軸支されている。スピンドル23は、下端をベアリングボックス22から下方へ突出させている。スピンドル23の下端には、インナフランジ26とロックナット27とによって、先端工具(例えば円盤状砥石)28が装着可能である。ベアリングボックス22には、先端工具28の後部上側及び後側を覆うホイールカバー29が取り付けられている。
図3にも示すように、モータハウジング10の後部には、軸受保持部30が一体に形成されている。整流子31から後方へ突出する出力軸17は、軸受保持部30に保持された軸受32によって支持されている。軸受保持部30の上下には、一対の支持突起33,33が設けられている。支持突起33,33は、出力軸17の軸線と直交する上下方向に同軸で配置されている。各支持突起33には、キャップ状のラバーリング34がそれぞれ被せられている。左右の半割ハウジング2a,2bの内面には、図4及び図5に示すように、左右方向の中央側へ突出して上下のラバーリング34,34を中央で保持する保持部35,35が上下に設けられている。よって、モータハウジング10は、前側のラバースリーブ11と後側のラバーリング34,34とを介して本体ハウジング2内に弾性支持される。
出力軸17の後端は、軸受保持部30を貫通して後方へ延びている。軸受保持部30の後方で出力軸17の後端には、ブレーキドラム40が固定されている。ブレーキドラム40は、図6にも示すように、ハブ41と、複数のスポーク42,42・・と、リム43とを備えている。ハブ41は、出力軸17に後方から螺合されて出力軸17と同軸且つ一体に結合されている。ハブ41の締付方向は、出力軸17の回転方向と逆方向(いわゆる締まり勝手)となっている。ハブ41の後端には、円盤状のマグネットスリーブ44が取り付けられている。ハブ41の外周には、円板部45が形成されている。円板部45の外周には、後方へ延びる円形リブ46が設けられている。スポーク42,42・・は、円形リブ46の外周面から放射状に延びて形成されている。リム43は、各スポーク42の径方向端部に連結されて、円板部45の径方向外側で同軸に配置されている。リム43は、スポーク42から前後に突出する帯板リング状で、外周面には、螺旋状の溝47が形成されている。溝47の前後の端部は、リム43の前後の端面に達して各端面に開口している。
ブレーキドラム40の後方で本体部4内には、コイルホルダ50が設けられている。コイルホルダ50は、図7にも示すように、上下方向に延びる矩形の箱状である。コイルホルダ50は、対角線上の2箇所で後方から軸受保持部30にネジ止めされている。コイルホルダ50の中心には、前方に開口する円形凹部51が設けられている。円形凹部51は、ブレーキドラム40のハブ41の後端及びマグネットスリーブ44を非接触で収容している。円形凹部51の前端は、ハブ41の円形リブ46の内側に突出している。円形リブ46と円形凹部51の前端とは、径方向に非接触でオーバーラップしている。
コイルホルダ50における円形凹部51の上側には、ピックアップコイル53の収容部52が形成されている。収容部52には、ピックアップコイル53が検知面を下向きにして収容されている。検知面は、マグネットスリーブ44の真上に位置している。右側の半割ハウジング2bの内面には、左側へ突出するボス54が形成されている。ボス54の先端には、ラバーピン55が保持されている。ラバーピン55は、ピックアップコイル53の右側面に当接してピックアップコイル53を収容部52の左側内面に押圧している。
コイルホルダ50の後方で本体部4内には、コントローラ60が配置されている。コントローラ60は、図8にも示すように、左側の半割ハウジング2aの内面から突出された下受けリブ61と後受けリブ62とにより、左右方向の中央で縦向きに保持されている。コントローラ60は、内部に制御回路基板63を備えている。制御回路基板63の前面上側には、調整ダイヤル64が設けられている。調整ダイヤル64は、図1乃至図3に示すように、上部を本体ハウジング2の上方に露出させている。調整ダイヤル64の回転操作により、モータ16の回転数が調整可能となっている。
スイッチ7は、ボタン部7aを下向きにした姿勢でグリップ部5内の上側に保持されている。左右の半割ハウジング2a,2bの内面には、スイッチ7の上部を保持する保持リブ65がそれぞれ形成されている。グリップ部5内には、スイッチ7の下部を保持するスイッチベース66が保持されている。スイッチベース66は、グリップ部5の傾斜に沿って前後方向に延びる板状である。ボタン部7aは、スイッチベース66を貫通して下方に突出している。スイッチベース66の前部には、前後にストッパ片67と係止片68とが下向きに設けられている。スイッチベース66の後部下面には、左右両側へ突出する軸部69が形成されている。
スイッチレバー8は、スイッチベース66の下側で前後方向に延びている。スイッチレバー8の後端は、スイッチベース66の軸部69へ回転可能に連結されている。スイッチレバー8の前部は、グリップ部5の下面に設けた開口70から下方へ露出している。スイッチレバー8は、ボタン部7aの下方に位置する押圧部71を備えている。スイッチレバー8の前面には、図3及び図6に示すように、係止孔8aが形成されている。係止孔8aには、ストッパ片67の下端が挿入している。スイッチレバー8は、上側位置と下側位置との間で上下方向へ揺動可能である。スイッチレバー8の上側位置では、係止孔8aの下縁がストッパ片67の下端に当接して押圧部71がボタン部7aを押圧する(スイッチ7がON)。スイッチレバー8の下側位置では、係止孔8aの上縁にストッパ片67の下端が係止して押圧部71がボタン部7aから離間する(スイッチ7がOFF)。スイッチベース66とスイッチレバー8との間には、コイルバネ72が介在されている。コイルバネ72により、スイッチレバー8は、常態では下側位置に付勢される。スイッチレバー8の前端下部には、ロックオンレバー73が設けられている。ロックオンレバー73は、スイッチレバー8の上側位置で回転操作して係止片68に係止させることで、スイッチレバー8を上側位置でロック可能となっている。スイッチレバー8の前部で左右の側面には、一対の連結ピン74,74が左右外側に向けて突設されている。
本体部4内には、ブレーキ機構75が設けられている。ブレーキ機構75は、図6、図8、図9、図10に示すように、前述のブレーキドラム40と、一対のブレーキアーム76A,76Bと、一対のブレーキシュー77,77と、一対のシューホルダ78,78と、一対のコイルバネ79,79と、楔板80と、前リンク81と、後リンク82とを備えている。
ブレーキアーム76A,76Bは、ブレーキドラム40の径方向外側に配置されている。ブレーキアーム76A,76Bは、正面視が半円状で、出力軸17を中心とした左右対称形となっている。ブレーキアーム76A,76Bの上部は、図11に示すように、左側のブレーキアーム76Aが後側へ、右側のブレーキアーム76Bが前側へ屈曲している。この屈曲により、上部を除く左右のブレーキアーム76A,76Bは、ブレーキドラム40の軸線と直交する同一面上に位置する。
ブレーキアーム76A,76Bの上端には、前後に軸方向で重なるリング状の支点部83,83が設けられている。前後の支点部83,83には、支点ピン84が前後方向に貫通している。支点ピン84は、図3に示すように、前端が軸受保持部30の後面に、後端がコイルホルダ50の前面にそれぞれ支持されている。よって、ブレーキアーム76A,76Bは、支点ピン84を中心に左右へ回転可能に支持される。ブレーキアーム76A,76Bの周方向の中間部には、左右外側へ円弧状に膨出する膨出部85,85が形成されている。ブレーキアーム76A,76Bの下端は、正面視で半円状に形成されて丸みを帯びている。
ブレーキシュー77,77は、膨出部85,85の径方向内側に配置されている。各ブレーキシュー77は、ブレーキアーム76A,76Bよりも前後方向の幅が大きい帯板状である。ブレーキシュー77,77は、ブレーキドラム40のリム43の外周面に沿った円弧状に形成されている。
シューホルダ78,78は、膨出部85,85に設けられている。各シューホルダ78は、前後一対の挟持プレート86,86と、クリップ87とを備えている。各挟持プレート86は、膨出部85を前後から挟む外周部88と、膨出部85の内側でブレーキシュー77の外周側を前後から挟む内周部89とを備えている。各外周部88の前後外側には、クリップ87の係合凹部90がそれぞれ形成されている。
クリップ87は、係合凹部90,90を含む挟持プレート86,86の外周部88,88の外形状に合わせて形成した板バネである。クリップ87は、挟持プレート86,86で前後から膨出部85及びブレーキシュー77を挟んだ状態で、外周部88,88の係合凹部90,90に両端部を係合させて挟持プレート86,86を外側から挟み込む。すると、シューホルダ78は、ブレーキシュー77を保持した状態で膨出部85に固定される。挟持プレート86,86は、外周部88,88同士の合わせ目に、径方向外側へ開口する有底孔91を形成している。クリップ87には、有底孔91の径方向外側で同軸に開口する透孔92が形成されている。
コイルバネ79,79は、シューホルダ78,78の径方向外側に配置されている。各コイルバネ79の内側の端部は、クリップ87の透孔92から挟持プレート86,86の有底孔91に挿入されている。各コイルバネ79の外側の端部は、半割ハウジング2a,2bの内面に突設した受け突起93にそれぞれ外装されている。
よって、左右のブレーキアーム76A,76Bは、常態では、コイルバネ79,79により、互いの間隔が縮小する径方向内側へ付勢される。このため、ブレーキアーム76A,76Bにシューホルダ78,78を介して保持されるブレーキシュー77,77は、図10に示すように、ブレーキドラム40のリム43の外周面を左右から同時に押圧する。
楔板80は、ブレーキドラム40の下方で左右方向の中央に配置されている。楔板80は、左右の上部へ半円状に張り出す張出部95,95を備えた左右対称の板体である。張出部95,95は、ブレーキアーム76A,76Bの下端の下方に位置している。図3に示すように、軸受保持部30の後面とコイルホルダ50の前面とは、楔板80の前後面に近接又は当接している。よって、楔板80は、軸受保持部30とコイルホルダ50との間で前後移動を規制された状態となる。楔板80の下部で左右方向の中央には、前後に貫通して下方へ開口する結合溝96が形成されている。結合溝96は、底部となる上端から下方へ向かうに従って左右幅が小さくなるテーパ状となっている。
前リンク81は、マグネットスリーブ44及びブレーキドラム40の下方で左右方向の中央に配置されている。前リンク81は、側面視L字状に屈曲される帯板状で、コイルホルダ50の円形凹部51の下方で縦向きに配置されている。前リンク81の屈曲部分には、左右方向に支持ピン97が貫通している。この支持ピン97は、図12に示すように、左側の半割ハウジング2aの内面に突設された受けボス98に支持されている。前リンク81の右側でコイルホルダ50の下部には、支持ピン97の右端部を位置決めするピン受け部99が設けられている。
よって、前リンク81は、本体ハウジング2内で支持ピン97を中心に回転可能に支持される。
前リンク81は、前腕部100と後腕部101とを有している。前腕部100は、支持ピン97から前方へ突出して楔板80の結合溝96に挿入されている。後腕部101は、支持ピン97から後方上側へ斜めに延びている。前腕部100の横断面形状は、図10に示すように、結合溝96と同様に、上端から下方へ向かうに従って左右幅が小さくなるテーパ状となっている。よって、楔板80は、前腕部100が結合溝96に嵌合することで、上方へ抜け止めされた状態で前腕部100に結合され、前腕部100と一体に上下移動する。受けボス98には、前腕部100の下方への回転を規制する規制部102が設けられている。図3及び図10に示すように、前腕部100が規制部102に当接する前リンク81の回転位置(図3で支持ピン97を中心とした左回転位置)では、楔板80は下限位置となる。この下限位置での楔板80は、ブレーキアーム76A,76Bの左右の下端から下方に離れている。後腕部101の上端には、長手方向に延びる長孔103が形成されている。
後リンク82は、左右一対のアーム105,105と、連結軸106とを備えている。アーム105,105は、コイルホルダ50及びコントローラ60の左右外側に配置されて前後方向に延びている。アーム105,105の後部は、左右方向の中央側へ折曲されて左右の間隔が狭くなり、グリップ部5内に突出している。アーム105,105の後端は、スイッチレバー8の連結ピン74,74へ回転可能に連結されている。アーム105,105の中間部には、長手方向に延びる支点孔107,107が形成されている。左右の半割ハウジング2a,2bの内面には、図13にも示すように、先端が支点孔107,107に係止する支持ボス108,108がそれぞれ突設されている。
連結軸106は、左右方向に配置されて、前リンク81の後腕部101の長孔103を貫通している。連結軸106の左右両端は、アーム105,105の前端へ回転可能に連結されている。
スイッチレバー8が下側位置にあると、図14に示すように、アーム105,105は、支持ボス108,108が支点孔107,107の後側に位置する略水平姿勢となる。このとき連結軸106は前進位置にあり、前リンク81は左回転位置にある。よって、楔板80は、ブレーキアーム76A,76Bの下方に位置する下限位置となる。
ここからスイッチレバー8が上側位置へ揺動すると、連結ピン74,74が上方へ移動する。すると、アーム105,105は、図15に示すように、後端が連結ピン74,74と共に上方へ引き上げられながら支持ボス108,108を支点孔107,107内で相対移動させて支持ボス108,108を略中心として左回転する。このためアーム105,105の前端は、後退しながら連結軸106と共に下方へ移動する。すると、前リンク81は、支持ピン97を中心に右回転し、図16に示すように、前腕部100を上昇させる。よって、楔板80は、ブレーキアーム76A,76Bの左右の下端の間に進入する上限位置となる。
以上の如く構成されたグラインダ1において、スイッチ7がOFF状態のブレーキ機構75では、前述のように、出力軸17と回転が一体のブレーキドラム40のリム43の外周面に左右からブレーキシュー77,77が押圧する。よって、出力軸17は、ブレーキドラム40を介して制動される。
ここからグリップ部5を把持した手でスイッチレバー8を押し込み操作する。すると、図15,16に示すように、スイッチレバー8が上側位置へ揺動してボタン部7aを押圧し、スイッチ7をONさせる。よって、コントローラ60は、モータ16に通電させる。
一方、スイッチレバー8の上側位置への揺動に伴い、前述のように、後リンク82のアーム105,105が左回転し、前リンク81を右回転させて楔板80を上限位置へ移動させる。すると、図17に示すように、ブレーキアーム76A,76Bが支点ピン84を中心に左右外側へ拡がり、ブレーキシュー77,77をブレーキドラム40のリム43から離間させる。よって、ブレーキが解除された出力軸17が回転する。出力軸17の回転は、ベベルギヤ21,24を介してスピンドル23に伝わり、先端工具28を回転させる。
一方、出力軸17の回転により、ファン19が回転する。すると、本体部4の吸気口6,6・・から外気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、コントローラ60、コイルホルダ50の順に通過する。その後、空気は、ブレーキドラム40のスポーク42,42の間及びリム43の径方向外側を通ってモータ16へ流れる。そして、空気は、モータ16を通過した後、ギヤハウジングカバー12を通過して排気口20,20・・から排出される。この空気流により、コントローラ60、コイルホルダ50、ブレーキドラム40、モータ16が冷却される。
特に、ブレーキドラム40では、リム43の全体から放熱されるため、空気流の接触と相まって効果的に冷却される。また、ブレーキシュー77,77から粉塵等が出ることがあっても、空気流によって前方へ吹き飛ばされ、リム43の外周面に付着しにくくなる。溝47に入った粉塵等は、ブレーキドラム40の回転に伴い、溝47を介して前後に排出される。
そして、スイッチレバー8の押し込みを解除すると、コイルバネ72の付勢によってスイッチレバー8は下側位置へ揺動する。よって、ボタン部7aの押し込みが解除されてスイッチ7がOFFする。
一方、スイッチレバー8の下側位置への揺動に伴い、後リンク82が支持ボス108,108を略中心に右回転しながら図3及び図14に示す位置へ前進する。すると、前リンク81が支持ピン97を中心に左回転し、前腕部100を下方へ揺動させる。よって、楔板80は、図10の下限位置へ移動してブレーキアーム76A,76Bの下端の間から離間する。すると、ブレーキアーム76A,76Bがコイルバネ79,79の付勢によってそれぞれ左右方向の中央側へ回転し、ブレーキシュー77,77をブレーキドラム40のリム43の外周面に押圧させる。よって、ブレーキドラム40を介して出力軸17に制動がかかるため、スピンドル23に制動力が伝わって先端工具28が停止する。
この制動時、ブレーキシュー77,77は、出力軸17よりも大径のリム43を径方向外側から押圧する。すなわち、出力軸17の軸線から径方向に離れた位置から出力軸17を間接的に制動することになる。このため、小さい押圧力でも高い制動力を発揮することができる(倍力作用)。また、リム43の外周面には、溝47によって粉塵等の異物が溜まりにくくなっている。このため、ブレーキシュー77,77からリム43への制動力は効率よく伝わり、ブレーキ性能に影響を与えない。
このように、上記形態のグラインダ1は、本体ハウジング2(ハウジングの一例)内に、スイッチレバー8(操作部材の一例)の操作に伴ってON/OFF動作するスイッチ7と、スイッチ7のON動作で回転する出力軸17(回転軸の一例)と、スイッチ7のOFF状態で出力軸17を制動し、スイッチ7をON動作させるスイッチレバー8の操作に連動して出力軸17の制動を解除するブレーキ機構75と、が設けられてなる。
そして、出力軸17には、円形のブレーキドラム40(ブレーキ部材の一例)が固定されており、ブレーキ機構75は、ブレーキドラム40を、径方向外側から中心に向かって均一な力が作用するように2箇所でそれぞれブレーキシュー77,77(押圧部材の一例)により押圧することで、出力軸17を制動する。
この構成によれば、ブレーキドラム40のリム43とブレーキシュー77との摺動面に冷却用空気を導きやすくなる。よって、制動時の発熱を抑えてブレーキ特性や部品寿命の低下を防止することができる。
ブレーキシュー77は、ブレーキドラム40の中心に対して点対称となる位置に一対配置されている。
よって、径方向外側から中心に向かう均一な力をブレーキドラム40へ容易に作用させることができる。
ブレーキドラム40は、リム43の外周面に、出力軸17の軸線方向で前後の端面に開口する螺旋状の溝47を有している。
よって、溝47により粉塵等の異物の排出効果が得られる。このため、リム43とブレーキシュー77との互いの摺接面に異物が介在しにくくなり、ブレーキ特性の低下をより効果的に防止可能となる。
ブレーキ機構75は、それぞれブレーキシュー77を保持する一対のブレーキアーム76A,76B(保持部材の一例)を、ブレーキドラム40の径方向外側に設定した支点ピン84(支点の一例)を中心に拡縮動作させて各ブレーキシュー77をブレーキドラム40の外周面に接離させる。
よって、ブレーキシュー77によるブレーキドラム40への径方向外側からの押圧を、バランスよくコンパクトに行うことができる。
ブレーキアーム76A,76Bは、ブレーキシュー77を膨出部85と共に挟持する一対の挟持プレート86,86(抜け止め部材の一例)と、膨出部85及びブレーキシュー77の挟持状態で一対の挟持プレート86,86を保持固定するクリップ87と、を含んでなる。
よって、ブレーキアーム76A,76Bへのブレーキシュー77の組み付けが簡単且つ確実に行える。ブレーキシュー77の交換も容易となる。
ブレーキアーム76A,76Bは、ブレーキドラム40の外側で径方向に沿って延びる半円状に形成される。そして、ブレーキ機構75は、ブレーキドラム40を挟んだ支点ピン84の反対側に配置され、ブレーキアーム76A,76Bの端部間に対して進退動することでブレーキアーム76A,76Bを拡縮動作させる楔板80(楔部材の一例)をさらに含んでいる。
よって、ブレーキアーム76A,76Bの拡縮動作を簡単に同調させることができる。
ブレーキ機構75は、スイッチレバー8の操作に連係して楔板80をブレーキアーム76A,76Bの端部間に進退動させる前リンク81及び後リンク82(リンク部材の一例)をさらに含み、楔板80と前リンク81とは、テーパ形状同士の嵌合によって連結されている。
よって、楔板80と前リンク81との結合が容易に行えると共に、前リンク81の回転に連係した楔板80の上下動をスムーズに行わせることができる。
リンク部材は、スイッチレバー8と連係する後リンク82(第1リンク部材の一例)と、後リンク82へ回転可能に連結されて楔板80と連係する前リンク81(第2リンク部材の一例)とを含む。
よって、スイッチレバー8と楔板80とが前後に離れていても、スイッチレバー8の操作に連動した楔板80の進退動を支障なく行うことができる。
後リンク82は、一対のアーム105,105を含んでなる。
よって、スイッチレバー8と楔板80との間にコントローラ60等があってもアーム105,105の間の空間に干渉なく配置できる。
ブレーキアーム76A,76Bと楔板80とは、本体ハウジング2内で出力軸17の軸線方向に配置されたモータハウジング10とコイルホルダ50(2つの構成部材の一例)との間で軸線方向での位置決めがなされている。
よって、モータハウジング10とコイルホルダ50との間隔を利用してブレーキアーム76A,76B及び楔板80の位置決めが簡単且つ省スペースで行える。
ブレーキドラム40は、出力軸17に螺合して固定されている。
よって、ブレーキドラム40を出力軸17へ簡単に固定できる。
以下、本開示の変更例について説明する。
ブレーキ部材の形状は、適宜変更できる。例えば、上記例のブレーキドラムでは、スポークの数を増減したり、ハブやリムの形状を変えたりしてもよい。ブレーキ部材は、上記例のブレーキドラムに限らず、一枚の円盤であってもよい。外周面の溝は、複数あってもよいし、省略してもよい。ブレーキ部材の出力軸への固定は、螺合以外の構造も採用できる。
保持部材は、上記例のブレーキアームに限らず、適宜変更できる。例えば、上記例のブレーキアームでは、正面視半円状とせず、ブレーキ部材の外周に沿って屈曲させてもよい。一対の保持部材の支点は、ブレーキドラムの上側でなく、下側や横側に設けることもできる。
ブレーキアームへの付勢は、左右外側からのコイルバネに限らない。例えば、当該付勢は、ブレーキアームの間に引っ張りバネを設けて行ってもよい。
ブレーキシューは、2つに限らず、ブレーキ部材の周方向に3つ以上設けてブレーキ部材にそれぞれ径方向外側から接離可能としてもよい。ブレーキシューの保持も、上記例のシューホルダに限らない。例えば、抜け止め部材は、一対の挟持プレートをヒンジで連結したり、クリップを用いずに挟持プレート同士を互いに係合させてブレーキシューを保持させたりして形成してもよい。ブレーキシューは、シューホルダを用いずにブレーキアームに接着等で直接取り付けてもよい。ブレーキシュー自体の構造も適宜変更できる。
楔部材は、上記例の楔板に限らない。例えば、楔部材は、左右の押圧部を半円状とした形態に限らず、上方へ向かうに従って左右幅が狭くなるテーパ状(台形状や三角形状)としてもよい。前リンクとの結合は、テーパ状の結合溝による構造に限らず、ピン等を利用することもできる。
楔部材は、板状でなくブロック状(例えば円錐状)とすることもできる。楔部材は、径方向でなく前後方向から保持部材に間に進退動させることもできる。
保持部材と楔部材との前後方向の位置決めは、上記例のようなモータハウジングとコイルホルダとを利用する構造に限らない。位置決めは、本体ハウジング内の他の構成部材を利用してもよい。位置決めは、構成部材を利用せず、例えばハウジング内に突設したリブ等を利用して行ってもよい。
リンク部材は、上記例の前リンクと後リンクとの構造に限らない。例えば、前リンクの前腕部には、楔部材に相当する部分を一体に形成することができる。前リンクは、一対のアームから形成してもよい。後リンクは、コントローラ等の構成部材がなければ一対のアームから形成しなくてもよい。
リンク部材は、3つ以上あってもよい。
動力工具は、商用電源を用いるAC工具でなく、バッテリパックを電源とするDC工具であってもよい。
動力工具は、グラインダに限らない。ポリッシャやサンダ等の他の研削・研磨工具、丸鋸、カッタ等の切断工具等であっても、先端工具を回転させる回転軸に対して制動するブレーキ機構を用いるものであれば、本開示は適用可能である。よって、ブレーキ機構は、モータの出力軸以外の回転軸を制動するものであってもよい。
動力工具は、電動工具に限らない。エア工具やエンジン工具等であっても、本開示は採用可能である。
1・・グラインダ、2・・本体ハウジング、3・・ギヤハウジング、4・・本体部、5・・グリップ部、7・・スイッチ、8・・スイッチレバー、10・・モータハウジング、16・・モータ、17・・出力軸、19・・ファン、23・・スピンドル、28・・先端工具、30・・軸受保持部、40・・ブレーキドラム、41・・ハブ、43・・リム、47・・溝、50・・コイルホルダ、60・・コントローラ、74・・連結ピン、75・・ブレーキ機構、76A,76B・・ブレーキアーム、77・・ブレーキシュー、78・・シューホルダ、79・・コイルバネ、80・・楔板、81・・前リンク、82・・後リンク、83・・支点部、84・・支点ピン、85・・膨出部、86・・挟持プレート、87・・クリップ、95・・張出部、96・・結合溝、97・・支持ピン、100・・前腕部、101・・後腕部、105・・アーム、106・・連結軸。

Claims (11)

  1. ハウジング内に、操作部材の操作に伴ってON/OFF動作するスイッチと、前記スイッチのON動作で回転する回転軸と、前記スイッチのOFF状態で前記回転軸を制動し、前記スイッチをON動作させる前記操作部材の操作に連動して前記回転軸の制動を解除するブレーキ機構と、が設けられてなる動力工具であって、
    前記回転軸には、円形のブレーキ部材が固定されており、前記ブレーキ機構は、前記ブレーキ部材を、径方向外側から中心に向かって均一な力が作用するように複数箇所でそれぞれ押圧部材により押圧することで、前記回転軸を制動することを特徴とする動力工具。
  2. 前記押圧部材は、前記ブレーキ部材の中心に対して点対称となる位置に一対配置されていることを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
  3. 前記ブレーキ部材は、外周面に、前記回転軸の軸線方向で前後の端面に開口する螺旋状の溝を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の動力工具。
  4. 前記ブレーキ機構は、それぞれ前記押圧部材を保持する一対の保持部材を、前記ブレーキ部材の径方向外側に設定した支点を中心に拡縮動作させて各前記押圧部材を前記ブレーキ部材の外周面に接離させるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の動力工具。
  5. 各前記保持部材は、前記押圧部材を前記保持部材と共に挟持する一対の抜け止め部材と、前記保持部材及び前記押圧部材の挟持状態で前記一対の抜け止め部材を保持固定するクリップと、を含んでなることを特徴とする請求項4に記載の動力工具。
  6. 各前記保持部材は、前記ブレーキ部材の外側で径方向に沿って延びる半円状に形成され、
    前記ブレーキ機構は、前記ブレーキ部材を挟んだ前記支点の反対側に配置され、前記一対の保持部材の端部間に対して進退動することで前記一対の保持部材を拡縮動作させる楔部材をさらに含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の動力工具。
  7. 前記ブレーキ機構は、前記操作部材の操作に連動して前記楔部材を前記一対の保持部材の端部間に進退動させるリンク部材をさらに含み、前記楔部材と前記リンク部材とは、テーパ形状同士の嵌合によって連結されていることを特徴とする請求項6に記載の動力工具。
  8. 前記リンク部材は、前記操作部材と連係する第1リンク部材と、前記第1リンク部材へ回転可能に連結されて前記楔部材と連係する第2リンク部材とを含むことを特徴とする請求項7に記載の動力工具。
  9. 少なくとも前記第1リンク部材は、一対のアームを含んでなることを特徴とする請求項8に記載の動力工具。
  10. 前記一対の保持部材と前記楔部材とは、前記ハウジング内で前記回転軸の軸線方向に配置された2つの構成部材の間で前記軸線方向での位置決めがなされていることを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の動力工具。
  11. 前記ブレーキ部材は、前記回転軸に螺合して固定されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の動力工具。
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