JP2023115017A - 情報通信機器及び情報通信機器の制御プログラム - Google Patents

情報通信機器及び情報通信機器の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作画面に個々の宛先の検索性に優れたアドレス帳を表示することができる情報通信機器を提供する。
【解決手段】情報通信機器は、プロセッサと、プロセッサに接続又は内蔵されたメモリとを有し、操作画面にリスト状に表示された複数の宛先から所望の宛先を選択することで通信先を指定することができる情報通信機器において、プロセッサは、宛先において、宛先の名称である宛名を表示し、かつ、宛名を表音文字で表記した場合における宛名の先頭文字と図形との組み合わせで構成された文字アイコンを、宛名の前方に表示し、文字アイコンを構成する先頭文字に基づいて予め定められた表示順に宛先をソートし、ソートした宛先を操作画面に表示する。
【選択図】図6

Description

本開示の技術は、情報通信機器及び情報通信機器の制御プログラムに関する。
従来より、通信により所望の宛先に音声もしくは画像を送信する機能を備えた通信機器又は複合機などの情報通信機器にあっては、宛先の名称、電話番号、FAX番号、及びメールアドレスなどの情報で構成されるアドレス帳を機器内のアドレス帳記憶部に予め記憶させることにより登録しておくことができる。通信先を指定する際には、アドレス帳記憶部から記憶されたアドレス帳を呼び出して操作画面にリスト状に表示させ、表示されたアドレス帳の中から所望の宛先を選択することにより指定することが一般的に行われている。
操作画面に表示されるアドレス帳は、通常、個々の宛先の名称(宛名)の五十音順又はアルファベット順にソートされた状態で表示されることが多い。その際、多数の宛先の中から所望の宛先を検索しやすいようにするため、宛先の名称(宛名)に基づいて、「あ行、か行、さ行、・・・、わ行」のような五十音の行毎に、あるいは、「あ、い、う、え、お、・・・、ん」のような五十音毎に、さらには、「A、B、C、・・・、Z」のようなアルファベット毎に宛先をグルーピングする場合がある。そして、グルーピングされた各グループの上部に当該グループがどのような単位でグルーピングされているかを示すインデックス行を表示することも行われる場合がある。
また、例えば、特開2013-191178号公報には、アドレスリストのスクロール操作時に操作画面に表示されている宛先が、アドレスリスト全体のどの部分であるかを使用者が理解しやすいようにするため、ロール操作に呼応して、複数のグループに分類されたアドレスリストの各グループに対応するアイコンの一部を操作画面の一側にスクロール方向に一列に並べてポップアップ表示させるようにした情報機器が開示されている。さらに、当該アイコン群の側方に操作画面に表示されているアドレスリストの先頭の宛先が属するグループに対応するアイコンを単独でポップアップ表示させるようにしている。上記情報機器によれば、ポップアップ表示された各アイコンの位置関係に基づいて、現在操作画面に表示されている部分がアドレスリスト全体のどの位置のものであるかを容易に理解することができる。
しかしながら、特開2013-191178号公報に記載の情報機器では、スクロール操作に応じて、操作画面に表示されている宛先に対応するグループを含む複数のグループにそれぞれ対応する複数のアイコンをグループの配列順に一方向に並ぶようにポップアップ表示させるとともに、操作画面に表示されているアドレスリストの先頭の宛先が属するグループに対応するアイコンを単独でポップアップ表示させるという複雑な制御を行わなければならない。また、各アイコンがアドレスリストとは別にポップアップ表示されることから、操作画面に表示されているアドレスリスト中の個々の宛先とポップアップ表示される各アイコンとの関連性が分かりにくいという問題がある。
本開示の技術は、操作画面に個々の宛先の検索性に優れたアドレス帳が表示される情報通信機器及び情報通信機器の制御プログラムを得ることを課題とする。
第1の態様に係る情報通信機器は、プロセッサと、プロセッサに接続又は内蔵されたメモリとを有し、操作画面にリスト状に表示された複数の宛先から所望の宛先を選択することで通信先を指定することができる情報通信機器において、プロセッサは、 宛先において、宛先の名称である宛名を表示し、かつ、宛名を表音文字で表記した場合における宛名の先頭文字と図形との組み合わせで構成された文字アイコンを、宛名の前方に表示し、文字アイコンを構成する先頭文字に基づいてグルーピングされた状態で宛先を操作画面に表示する。
上記情報通信機器において、宛先において宛名が漢字で表示される場合において、宛名の先頭文字は、宛名を構成する漢字の読み仮名の先頭文字であり、文字アイコンは、読み仮名の先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、操作画面において、宛先は、先頭文字に基づいて五十音順にソートされてもよい。
上記情報通信機器において、宛先において宛名が表音文字であるアルファベットで表示される場合において、宛名の先頭文字は、宛名を構成するアルファベットの先頭文字であり、文字アイコンは、アルファベットの先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、操作画面において、宛先は、先頭文字に基づいてアルファベット順にソートされてもよい。
上記情報通信機器において、文字アイコンを構成する図形は、先頭文字の五十音別に異なる態様であってもよい。
上記情報通信機器において、異なる態様とは、図形の色彩を異ならせる、又は図形の形状を異ならせる態様であってもよい。
上記情報通信機器において、文字アイコンを構成する図形は、先頭文字のアルファベット別に異なる態様であってもよい。
上記情報通信機器において、異なる態様とは、図形の色彩を異ならせる、又は図形の形状を異ならせる態様であってもよい。
第2の態様に係る情報通信機器の制御プログラムは、操作画面にリスト状に表示された複数の宛先から所望の宛先を選択することで通信先を指定することができる情報通信機器としてコンピュータを機能させる制御プログラムにおいて、宛先において、宛先の名称である宛名を表示し、かつ、宛名を表音文字で表記した場合における宛名の先頭文字と図形との組み合わせで構成された文字アイコンを、宛名の前方に表示する処理と、文字アイコンを構成する先頭文字に基づいてグルーピングされた状態で宛先を操作画面に表示する処理とを、コンピュータに実行させる。
上記情報通信機器の制御プログラムにおいて、宛先において宛名が漢字で表示される場合において、宛名の先頭文字は、宛名を構成する漢字の読み仮名の先頭文字であり、文字アイコンは、読み仮名の先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、操作画面において、宛先は、先頭文字に基づいて五十音順にソートされてもよい。
上記情報通信機器の制御プログラムにおいて、宛先において宛名が表音文字であるアルファベットで表示される場合において、記宛名の先頭文字は、宛名を構成するアルファベットの先頭文字であり、文字アイコンは、アルファベットの先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、操作画面において、宛先は、先頭文字に基づいてアルファベット順にソートされてもよい。
上記情報通信機器の制御プログラムにおいて、文字アイコンを構成する図形は、先頭文字の五十音別に異なる態様であってもよい。
上記情報通信機器の制御プログラムにおいて、文字アイコンを構成する図形は、先頭文字のアルファベット別に異なる態様であってもよい。
本開示の技術によれば、操作画面に個々の宛先の検索性に優れたアドレス帳を表示することができる。
第1実施形態の複合機の外観を示す図である。 第1実施形態の複合機に用いられる制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態の複合機に用いられる制御装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態の複合機の操作画面におけるタスク項目選択画面を示す図である。 第1実施形態の複合機の操作画面における機能選択画面を示す図である。 第1実施形態の複合機におけるアドレス帳の一部が表示された宛先選択画面を示す図である。 第1実施形態の複合機の制御装置に記憶された宛先情報リストを示す図である。 第1実施形態の複合機の制御装置に記憶された文字アイコン設定情報を示す図である。 第1実施形態の複合機の表示制御部の機能構成を示すブロック図である。 制御装置によるファクシミリ機能の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の複合機におけるアドレス帳の一部が表示された宛先選択画面を示す図である。 第3実施形態の複合機におけるアドレス帳の一部が表示された宛先選択画面を示す図である。 比較例のアドレス帳の一部が表示された宛先選択画面を示す図である。 比較例の宛先選択画面において、アドレス帳をスクロール操作した時の表示状態の一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について、図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
(複合機100)
本開示の情報機器について、複合機100を一例として説明する。図1は、本実施形態に係る複合機100の外観図である。図2は、複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示す複合機100は、コピー、プリント、イメージスキャン、ファクシミリ(ファックス又はFAXという場合もある)等の機能についての処理を実行可能な装置である。複合機100は、本体部150内に、図2に示すように、制御装置110と、読取部102と、画像形成部103と、通信部104と、を備えている。複合機100は、LAN(Local Area Network)回線等に接続されたオフィス内のパーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理機器との間でデータ通信を行ったり、電話回線等の公衆回線を通じて他のオフィスの通信機器との間でファクシミリ通信を行ったりすることが可能である。そのため、複合機100は、情報通信機器の一例である。すなわち、情報通信機器は、通信により音声や画像を送信する機能を備えている。本開示の情報機器には、携帯電話やファクシミリ等の電話回線機器の他、複合機100のように、複写機・プリンター・イメージスキャナ・ファクシミリ等の事務機器の機能を一つの筐体に収めた情報機器等が含まれる。
操作パネル120、ストレージデバイス113を含む制御装置110、読取部102、画像形成部103及び通信部104の各々は、バス109により相互に接続されている。以下、複合機100の各部について説明する。
(読取部102、画像形成部103及び通信部104)
読取部102は、原稿の画像を読み取る。具体的には、読取部102は、原稿の画像を光学的に読み取ってデジタル信号に変換することで、画像データを生成する。
画像形成部103は、用紙等の媒体に画像を形成する。具体的には、画像形成部103は、例えば、トナーを用紙上に静電的に付着させることによって画像を形成する電子写真方式によって、媒体に画像を形成する。なお、画像形成部103は、インクを用紙に吐出することによって画像を形成するインクジェット方式等の他の方式によって、媒体に画像を形成してもよい。
通信部104は、他のファクシミリ装置等の外部の装置と通信する。具体的には、通信部104は、有線又は無線の各種の通信回線を用いた通信により、外部の装置との間で各種データの送受信を行う。通信回線としては、例えば、インターネット、イントラネット、及び公衆電話回線等がある。
複合機100は、例えば、図1に示すように、本体部150の上部に原稿送り装置151を備えている。原稿送り装置151は、本体部150の上面に配置された原稿読み取り用のステージ(図示を省略)に原稿を送る。本体部150内には、読み取り用のステージと対向する位置に読取部102が配置されている。また、原稿送り装置151は跳ね上げ可能であり、原稿送り装置151を上方に跳ね上げることで、読み取り用のステージを露出させ、読み取り用のステージをいわゆるフラットベッドタイプとして用いることが可能である。これにより、原稿送り装置151を介さずに使用者が読み取り用のステージに原稿を直接セットすることができる。
本例の複合機100は、主要な4つの機能として、原稿を複写するコピー機能と、原稿を読み取るスキャン機能と、原稿を読み取った画像を画像データとして送信するファクシミリ機能と、用紙に画像をプリントするプリント機能とを備えている。複合機100において、スキャン機能についての処理が実行される場合は、読取部102によって原稿の画像が読み取られ、画像データが生成される。複合機100において、コピー機能についての処理が実行される場合は、画像形成部103は、読取部102によって生成された画像データに基づいて、原稿の画像を別の用紙にプリントする。画像がプリントされた用紙は、本体部150に設けられた用紙排出部152に排出される。また、複合機100において、ファクシミリ機能についての処理が実行される場合は、読取部102によって生成された画像データが通信部104に出力され、通信部104を介して宛先に送信される。また、複合機100において、プリント機能についての処理が実行される場合は、パーソナルコンピュータ等から入力された画像データに基づいて、画像形成部103が用紙に画像をプリントする。画像がプリントされた用紙は、用紙排出部152に排出される。
この他、本体部150の内部には、用紙がセットされる給紙部、用紙を画像形成部103及び用紙排出部152に搬送する用紙搬送機構等が設けられている。
(操作パネル120)
複合機100は、複合機100を使用者が操作するための操作パネル120を備えている。操作パネル120は、ユーザーインタフェースの一例である。ユーザーインタフェースとは、複合機100と使用者との間で情報のやり取り、具体的には、複合機100に対して使用者からの操作指示を入力したり、複合機100のステータス等の情報を使用者に表示したりするためのデバイスである。
本実施形態において、操作パネル120は、具体的には、図2及び図3に示すように、表示部121と、操作部122と、を有している。
表示部121は、操作画面、及び操作案内等の各種メッセージ等を表示する。操作部122は、使用者によって入力操作がなされる構成部である。表示部121は、例えば、液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成される。操作部122と表示部121とは両者が一体化されたタッチパネルディスプレイ123によって実現されている。操作部122は、抵抗膜方式及び静電容量方式等のタッチパネルであり、使用者のタッチ操作を検知する。タッチパネルディスプレイ123において、表示部121の操作画面が表示される領域と、操作部122のタッチ操作を検知可能な領域とが重なっている。これにより、表示部121に表示される操作画面を使用者がタッチ操作すると、操作部122は、操作画面に対してタッチ操作がされたことと、及び操作画面においてタッチ操作された位置とを検知し、検知信号を制御装置110に出力する。
使用者のタッチ操作としては、タップ、フリック、スライド及びドラッグ等の操作がある。タップ操作は、指で表示部121の画面に触れる操作である。フリック操作は、指を払うように表示部121の画面に触れる操作である。スライド操作は、指で表示部121の画面に触れた状態で、当該指を移動させる操作である。ドラッグ操作は、表示部121に表示されるアイコン等の画像を移動させるための操作である。ドラッグ操作は、表示部121に表示された画像を指で触れた後、画像に触れた指を移動させ、その後、画像から指を離す操作である。タッチパネルである操作部122は、操作画面内におけるこれらのタッチ操作に伴う指の移動軌跡を検知信号として出力する。なお、タッチ操作は、使用者の指による操作だけでなく、タッチペン等の道具を用いた操作であってもよい。使用者は、操作パネル120に表示される操作用画像(GUI;Graphical User Interface)を介して複合機100を操作することができる。また、複合機100は、複合機100の操作用アプリケーションがインストールされた外部機器(図示は省略)が備えるディスプレイに表示される操作画面を介して操作することも可能である。
さらに、操作パネル120は、図1に示すように、表示部121の画面の外側に配置された操作キー124を有している。操作キー124としては、複合機100の電源を投入するための電源キー、及び種々の実行を中止するキャンセルキー等がある。このように、本実施形態の操作パネル120は、操作部122を含むタッチパネルディスプレイ123以外に、機械的な操作部を有している。
表示部121は、例えば、図4に示すタスク項目選択画面200等の各種操作画面を表示可能である。本開示の「操作画面」は、複合機100の操作の用に供される画面であればよく、複合機100自体が備える操作用の操作画面だけでなく、複合機100を遠隔操作するための機器が備える画面も含む概念である。
(制御装置110)
制御装置110は、操作パネル120を含む複合機100の各部を制御する装置である。具体的には、制御装置110は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)111と、メモリ112と、ストレージデバイス113と、を有している。制御装置110は、ストレージデバイス113に格納されている情報に基づいて、複合機100を制御する。
ストレージデバイス113は、制御プログラム130を含む各種プログラムと、機能制御用データ131及びUI(User Interface)制御用データ132を含む各種データと、を格納する。制御プログラム130は、CPU111を含んで構成されるコンピュータを制御装置110として機能させるプログラムである。機能制御用データ131は、読取部102、画像形成部103、及び通信部104の制御に使用されるデータであり、各種設定情報、及び処理パラメータ等が含まれる。処理パラメータは、例えば、ゲイン補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正及びガンマ補正等の画像補正処理を実行する際に使用されるパラメータである。
各種設定情報には、読取部102、画像形成部103及び通信部104によって実現される、コピー機能、スキャン機能及びプリント機能等のそれぞれの処理条件を規定する設定情報が含まれる。設定情報は、例えば、コピー機能及びプリント機能であれば、用紙サイズ及びカラー設定(例えば白黒コピーかカラーコピーか)等の処理条件を規定する設定情報であり、スキャン機能であれば、読み取り解像度及びカラー設定(例えば白黒読み取りかカラー読み取りか)等の処理条件を規定する設定情報である。設定情報には、初期設定情報に加えて、使用者によって設定される使用者設定情報がある。また、各種設定情報には、使用者が過去に使用した使用者設定情報の履歴等も含まれる。
また、制御装置110において、複合機100が備える各種機能の設定を順序立てて行えるようにするため、機能制御用データ131の各種設定情報及びUI制御用データ132には、各種機能についての処理条件を設定するための設定項目が、機能毎に記憶されている。設定項目は、複合機100が備える各種機能についての処理条件の設定操作を行うための項目である。本例の複合機100は、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能及びプリント機能の複合機100の主要な4つの機能を備えており、これら4つの機能毎に処理条件を設定できるようになっている。処理条件を規定するための項目が設定項目である。例えば、機能として、コピー機能及びプリント機能が選択されている場合は、用紙サイズ及びカラーモード(例えば白黒コピーかカラーコピーか)等が処理条件として設定される設定項目である。
UI制御用データ132には、表示部121が表示する操作画面を構成する各種の画面データと、操作画面に表示する各種の設定項目等を定義した各種のテーブルデータと、が含まれる。ストレージデバイス113は、具体的には、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ等の記録装置により実現される。
UI制御用データ132のテーブルデータには、外部機器との間で行うデータ通信又はファクシミリ通信を行う宛先情報リスト161が記憶されている。宛先情報リスト161は、複数の宛先情報が記録されたリストである。宛先は、データ通信又はファクシミリ通信の通信先(送信先ともいう)を示すものである。宛先情報には、例えば、宛先の名称、FAX番号、及び電子メールアドレスなど、通信を行う際に必要となる通信先のアドレス情報等が含まれる。使用者は、UI制御用データ132に、必要に応じて宛先情報を予め登録しておくことができる。宛先情報リスト161については後に説明する(図7参照)。複合機100では、例えば、スキャナー機能を用いて読み取った画像データ等を外部機器に対してデータ通信又はファクシミリ通信により送信する際には、UI制御用データ132から登録済みの宛先情報リスト161が呼び出されて、複数の宛先をリスト状に並べた宛先選択画面300(図6参照)が生成される。宛先選択画面300は操作パネル120に表示される。使用者は、宛先選択画面300に表示される複数の宛先の中から所望の宛先を選択することで、データ通信又はファクシミリ通信の通信先を指定することができる。
UI制御用データ132の画像データには、文字アイコン設定情報162が記憶されている。文字アイコン設定情報162は、宛先選択画面300に表示される宛先に表示されるアイコンの種類を規定する情報である。文字アイコン設定情報162については後に説明する。また、UI制御用データ132の画像データには、宛先を選択する宛先選択画面用の宛先画面データが記憶されている。
メモリ112は、CPU111が各種プログラムを実行するための作業領域であり、CPU111が処理を実行する際に一時的に各種プログラム又は各種データを記録する。メモリ112は、記憶媒体として、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)等のいずれか1つ以上を備えている。CPU111は、ストレージデバイス113から制御プログラム130を含む各種プログラムをメモリ112に読み出し、メモリ112を作業領域としてプログラムを実行する。
制御装置110において、CPU111は制御プログラム130を実行することにより、複合機100を制御する各種の機能を実現する。以下、ハードウェア資源としてのCPU111とソフトウェア資源としての制御プログラム130の協働によって実現される機能構成について説明する。図3は、CPU111の機能構成を示すブロック図であり、主として、操作パネル120の制御を実現する機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御装置110において、CPU111は、制御プログラム130を実行することにより、UI制御部141と、機能制御部144として機能する。
機能制御部144は、UI制御部141から入力される操作指示に基づいて、機能制御用データを参照しながら、読取部102、画像形成部103及び通信部104を制御する。また、機能制御部144は、読取部102、画像形成部103及び通信部104における処理の実行結果及びステータス等をUI制御部141に出力する。
UI制御部141は、操作パネル120から入力される操作指示を受け付けて、受け付けた操作指示を機能制御部144に出力する。また、UI制御部141は、タッチパネルディスプレイ123を制御する。UI制御部141は、機能構成として、表示制御部142及び操作受付部143を有する。
操作受付部143は、タッチパネルディスプレイ123の操作部122が検知する使用者のタッチ操作を含む、操作パネル120から入力される使用者の操作による操作指示を受け付ける。
表示制御部142は、機能制御用データ131及びUI制御用データ132を参照して、各種操作画面を、タッチパネルディスプレイ123の表示部121に表示させる制御を行う。表示制御部142を備えた制御装置110は、本開示の技術に係る表示制御装置の一例である。
表示制御部142は、具体的には、操作受付部143が複合機100の電源を投入する操作を受け付けると、一例として、タスク項目選択画面200(図4参照)をトップ画面として表示部121に表示させる。図4に示すように、タスク項目選択画面200は、使用者が複合機100に対して実行させるタスク項目201等を選択操作するための画面である。ここで、タスクとは、複合機100の主要な機能について使用者が処理条件を設定した上で、複合機100に対して実行させる処理である。そして、この処理の内容を示す情報を含む項目をタスク項目201という。例えば、複合機100の主要な機能の1つであるコピー機能の場合は、用紙サイズ及びカラー設定等の処理条件を使用者が設定した上で、複合機100に対して実行させる処理が、コピー機能のタスクであり、このタスクの内容を示す項目がタスク項目201である。スキャン機能の場合についても、同様に、読み取り解像度及びカラー設定等の処理条件を使用者が設定した上で、複合機100に対して実行させる処理が、スキャン機能のタスクであり、このタスクの内容を示す項目がタスク項目201である。また、ファクシミリ機能の場合についても、同様に、送信する文書等の処理対象のデータファイル、送信先、読み取り解像度及びカラー設定等の処理条件を使用者が設定した上で、複合機100に対して実行させる処理が、ファクシミリ機能のタスクである。
このようにタスク及びその内容を示すタスク項目201は、機能の種類と処理条件とに応じて様々な種類がある。タスク項目選択画面200には、機能の種類及び処理条件が異なる複数のタスク項目201が表示される。タスク項目選択画面200は、複合機100に対して1つのタスクを実行させる際に、複数のタスク項目201の中から1つのタスク項目201を選択させるための選択画面である。本例において、タスク項目選択画面200には、操作履歴に対応する複数のタスク項目201がリスト状に表示されている。
また、タスク項目選択画面200には、タスク項目201が表示される部分に、アイコンウインドウ203が重畳して表示されている。タスク項目選択画面200において、アイコンウインドウ203は、一例として、表示位置を調整可能なフローティングウインドウの形態で表示される。アイコンウインドウ203は、タスク項目選択画面200の下端部に配置されている。アイコン202は、使用者が複合機100に対して実行させる機能を選択するための選択ボタンとして機能する。
図4では、アイコン202として、アイコン202A、202B、202C、及び202Dを例示している。これらは、複合機100の主要な4つの機能である、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能及びプリント機能に対応している。アイコン202Aは、コピー機能を選択するための選択ボタンであり、アイコン202Bは、スキャン機能を選択するための選択ボタンである。アイコン202Cは、ファクシミリ機能を選択するための選択ボタンであり、アイコン202Dは、プリント機能を選択するための選択ボタンである。なお、アイコン202としては、4つのアイコン202A、202B、202C、及び202D以外にも各種のアイコンがあり、例えば設定により表示可能である。以下において、アイコン202の種類を区別する必要が無い場合は、4つのアイコン202A、202B、202C、及び202Dを単にアイコン202と呼ぶ。
図5は、機能選択画面212を示す図である。機能選択画面212は、複合機100に実行させる各種機能を使用者に選択させる選択画面である。表示制御部142は、タスク項目選択画面200に対する予め定められた操作により、表示部121に表示する操作画面を、タスク項目選択画面200から機能選択画面212に移行させる。予め定められた操作は、例えば、タスク項目選択画面200の予め設定された領域に対するフリック操作である。機能選択画面212は、複合機100に実行させる各種機能に対応するアイコン202が配置される複数の区画213を有しており、使用者がアイコン202を選択操作するための画面である。図5では、区画213の枠231を破線で示しているが、実際に表示されるものではない。もちろん、枠231を表示してもよい。
なお、図4に示すタスク項目選択画面200においても、アイコンウインドウ203にアイコン202が表示されるが、アイコンウインドウ203に表示されるアイコン202は、機能選択画面212に表示されるアイコン202の一部である。上述したとおり、アイコンウインドウ203に表示されるアイコン202は、本例では複合機100の主要な4つの機能に対応しており、タスク項目選択画面200においては、アイコンウインドウ203を設けることで、主要な4つの機能に関しては、機能選択画面212に切り替えることなく、操作できるようになっている。
タスク項目選択画面200のアイコンウインドウ203又は機能選択画面212において、所望のアイコン202を操作すると、操作したアイコン202の機能に対応した設定画面に遷移する。設定画面においては、アイコン202によって選択された機能の処理条件を設定することができる。
図6は、ファクシミリ機能に対応するアイコン202が選択された場合の設定画面の一例としての宛先選択画面300を示す。宛先選択画面300は、ファクシミリ機能の処理条件の1つである通信先を設定する設定画面である。宛先選択画面300は、複数の宛先5がリスト状に表示されるため、アドレスリスト又はアドレス帳などと言い換えることも可能である。
複合機100では、例えば、スキャナー機能を用いて読み取った画像データ等を外部機器に対してファクシミリ通信により送信する際に、表示制御部142が、UI制御用データ132から登録済みの宛先情報リスト161を呼び出す。表示制御部142は、宛先情報リスト161に基づいて宛先選択画面300を生成し、操作パネル120に表示する。宛先選択画面300は、送信先である宛先を指定する操作を行うために操作パネル120に表示される操作画面である。
図6に示すように、宛先選択画面300は、宛先の名称である宛名を日本語表記で登録した場合の操作用画像が表示された操作画面の一例である。宛先選択画面300の上部には、送信先である宛先を検索するためのキーワードを入力する宛先検索ボックス3と、新たな宛先の登録を行うための登録画面に画面を遷移させるための宛先追加ボタン4が横に並べて表示されている。宛先選択画面300における宛先検索ボックス3及び宛先追加ボタン4の下側には、複数の宛先5がリスト状に配列されて表示されている。
宛先5は、通信先1件ごとに横長矩形状の領域で構成されている。宛先5の領域内には、宛名51、FAX番号52、電子メールアドレス53が横書きに表示されており、さらに宛名51の前方に文字アイコン54が表示されている。宛名51は、日本語表記で登録されている場合には、日本語で表記されている。本例では、宛先5において宛名51が漢字で表示されている。宛名51の前方とは、宛名51が横書きに表示されている場合は、宛名51の先頭の1文字目の左側である。例えば、図6に示すように、宛名51として「青山」と横書きに表示されている宛先5においては、「青山」の先頭の1文字目の「青」の左側である。なお、宛名51が横書きに表示されている宛先5においては、文字アイコン54は、図6に示すように、宛先5の左端に表示されることが好ましい。なお、宛名51の前方は、宛名が縦書きに表示される場合には、宛名51の先頭の1文字目の上方を意味する。
文字アイコン54は、宛名51を表音文字で表記した場合における宛名51の先頭文字54aと図形54bとの組み合わせで構成されている。言い換えると、文字アイコン54は、文字要素である先頭文字54aと、図形要素である図形54bとの組み合わせで構成される。ここで、表音文字とは、音標文字ともいい、一つの文字で音素または音節を表す文字のことをいう。漢字は意味を表す表意文字であり、表音文字は、漢字の読み仮名、及び英語のアルファベットなどがある。図6に例示される「青山」という漢字の読み仮名は、平仮名で表記すると「あおやま」である。文字アイコン54を構成する宛名51の先頭文字は、宛名51を表音文字である読み仮名で表記した場合における宛名51の先頭文字である。本例では、「青山」という宛名51を表音文字の読み仮名である「あおやま」と表記した場合における宛名51の先頭文字の「あ」である。読み仮名には、平仮名の他に片仮名も含まれる。
第1実施形態にあっては、先頭文字54aは平仮名文字であり、図形54bは円である。そして、文字アイコン54を構成する図形54bは、先頭文字54aの五十音別に異なる色彩で着色されている。例えば、宛名51が「青山 **」である場合には、その読み仮名「あおやま**」の先頭文字54aである「あ」が、赤色で着色された円の図形54b内に白抜き文字で表示されている。例えば、宛名51が「伊刈 〇〇」である場合には、その読み仮名「いかり〇〇」の先頭文字54aである「い」が、青色で着色された円の図形54b内に白抜き文字で表示されている。例えば、宛名51が「植村 〇△」である場合には、その読み仮名「うえむら〇△」の先頭文字54aである「う」が、紫色で着色された円の図形54b内に白抜き文字で表示されている。上記のように、個々の宛先5に応じた文字アイコン54が構成されている。宛名51の読み仮名が「え」以降の宛先5についても、これらと同様に、各宛名51の読み仮名の先頭文字54aを、五十音別に異なる色彩で着色された円の図形54b内に白抜き文字で表すことにより、各宛先5に応じた文字アイコン54が構成されている(図示は省略)。すなわち、文字アイコン54を構成する図形54bは、先頭文字54aの五十音別に異なる態様である。
また、宛先5は、文字アイコン54を構成する先頭文字54aに基づいて予め定められた表示順にソートされる。ソートされた宛先5は宛先選択画面300に表示される。本例において、予め定められた表示順は、読み仮名の先頭文字54aの五十音順である。なお、宛先5は、文字アイコン54を構成する先頭文字54aの五十音順にソートされて操作画面に表示されていればよい。ソートの対象となる文字は、上記文字アイコン54を構成する文字でもよいし、宛名51の読み仮名でもよい。どちらの場合でも、宛先5は、結果として文字アイコン54を構成する先頭文字54aに基づいて五十音順にソートされたこととなる。
また、先頭文字が同じ順位の場合は、宛先5は、先頭文字の次の文字に基づいて五十音順にソートされる。図6に示す宛先選択画面300の例では、宛名51の先頭文字が「あ」である「青山 **」、「阿藤 〇〇」、「安藤 ××」の順序は、それぞれの第2文字目「お」、「と」、「ん」の五十音順に従って表示されている。なお、第2文字目も同じ文字である場合には第3文字目、第3文字目も同じ文字である場合には第4文字目、といった順で、宛先5は、各文字の五十音順に従ってソートして表示されるように制御されている。
このように、表示制御部142は、宛先5において、宛先5の名称である宛名51を表示し、かつ、宛名51を表音文字で表記した場合における宛名51の先頭文字54aと図形54bとの組み合わせで構成された文字アイコン54を、宛名51の前方に表示する。そして、文字アイコン54を構成する先頭文字54aに基づいて予め定められた表示順に宛先5をソートし、ソートした宛先5を、操作画面の一例である宛先選択画面300に表示する。
使用者は、複数の宛先5がリスト状に表示された宛先選択画面300にタッチして上下方向にフリック操作又はスワイプ操作を行うことにより、宛先選択画面300に表示される複数の宛先5を、スクロール表示させることができる。そして、使用者は、宛先選択画面300に表示された宛先5の中から所望の宛先5を見つけ出してタップ操作することにより選択し、通信先を指定する。
各宛先5の領域内の右端には、宛先5の登録内容を修正する画面に遷移するための登録修正ボタン55が設けられている。登録修正ボタン55は、例えば、縦に三つ並んだ点で表示されている。登録修正ボタン55をタップ操作すると、この登録修正ボタン55が表示された領域に対応する宛先5の登録内容を修正するための画面(図示省略)に遷移し、遷移先の画面において当該宛先5に関する宛名51、FAX番号52、電子メールアドレス53等のアドレス情報を適宜修正することができる。
図7は、UI制御用データ132に記録されている宛先情報リスト161を示す。図7に示すように、宛先情報リスト161には、個々の宛先情報として、宛名51の名前を示す名前情報61、宛名51の読み仮名を示す読み仮名情報62、FAX番号52を示す電話番号情報63、及び電子メールアドレス53を示すメールアドレス情報64等がそれぞれ関連付けて記憶されている。
図8は、UI制御用データ132に含まれる文字アイコン設定情報162を示す。図8に示すように、文字アイコン設定情報162には、宛名51の先頭文字54aに対応する先頭文字情報71と、先頭文字54aの五十音別に割り当てられる図形情報72及び色情報73等とがそれぞれ関連付けて記憶されている。図形情報72は、図形54bに対応している。図形情報72と色情報73とは、文字アイコン54の表示態様を規定する。文字アイコン設定情報162は、例えば、複合機100の製造時において予め設定されている。また、使用者により設定を変更できるようにしてもよい。
図9は、表示制御部142による宛先選択画面300の生成方法の一例を概念的に示す図である。表示制御部142は、UI制御用データ132から、宛先情報リスト161(図7参照)と、文字アイコン設定情報162(図8参照)と、宛先選択画面300用の画面のテンプレートデータ163とを読み出す。表示制御部142は、宛先情報リスト161から1件分の宛先情報を読み出し、読み出した宛先情報を、画面のテンプレートデータの宛先5の領域内に合成する。そして、表示制御部142は、宛先情報の読み仮名の先頭文字に基づいて、文字アイコン設定情報162から、先頭文字情報71、図形情報72及び色情報73を読み出す。表示制御部142は、先頭文字情報71、図形情報72及び色情報73を組み合わせることにより文字アイコン54を生成し、生成した文字アイコン54を宛先5の宛名51の前方に配置する。これにより、1件分の宛先情報の宛先5が生成される。こうした処理を繰り返すことにより、全件分の宛先情報の宛先5を生成する。表示制御部142は、生成した全件分の宛先5を生成し、宛先5をリスト状に配列することにより宛先選択画面300を生成する。
次に、複合機100の作用について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図10は、制御装置110のCPU111が担当する機能の制御処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、CPU111は、ファクシミリ機能が選択されたか否かを判定する(ステップS1100)。例えば、図4に示すタスク項目選択画面200又は図5に示す機能選択画面212において、主機能の1つとしてファクシミリ機能のアイコン202が選択された場合は、CPU111は、ファクシミリ機能が選択されたと判定する。
ファクシミリ機能が選択されない場合(ステップS1100において、NOの場合)は、CPU111は、ファクシミリ機能が選択されるまで待機する。
ファクシミリ機能が選択された場合(ステップS1100において、YESの場合)は、CPU111は、宛先情報リスト161から1件の宛先情報を取得する(ステップS1101)。例えば、CPU111は、UI制御用データ132に記憶されている宛先情報リスト161から1件の宛先情報を取得する。
CPU111は、1件の宛先情報の先頭文字を取得する(ステップS1102)。本例のように宛名51が漢字の場合は、CPU111は、1件の宛先情報の宛名51の先頭文字として、漢字の読み仮名の先頭文字を取得する。
CPU111は、文字アイコン設定情報162から先頭文字に応じた図形と色を取得する(ステップS1103)。例えば、CPU111は、文字アイコン設定情報162の先頭文字情報71と図形情報72と色情報73から宛名51の先頭文字に応じた図形と色を取得する。
CPU111は、先頭文字と、図形及び色とを組み合わせた文字アイコン54を生成する(ステップS1104)。例えば、CPU111は、文字アイコン設定情報162の先頭文字54aと、図形54b及び色とを組み合わせることにより、文字アイコン54を生成する。
CPU111は、文字アイコン54と宛先情報とに基づいて、宛先5を生成する(ステップS1105)。例えば、CPU111は、図6に示すように、宛名51の前方に文字アイコン54を配置した宛先5を生成する。
CPU111は、全件分の宛先情報の宛先を生成したか否かを判定する(ステップS1106)。
全件分の宛先情報の宛先を生成していない場合(ステップS1106において、NOの場合)は、CPU111は、ステップS1101の処理に戻る。
全件分の宛先情報の宛先を生成した場合(ステップS1106において、YESの場合)は、CPU111は、文字アイコン54を構成する先頭文字に基づいて、宛先5を予め定められた表示順でソートすることにより、宛先選択画面300を生成及び表示する(ステップS1107)。例えば、図6に示すように、宛先選択画面300が生成及び表示される。宛先選択画面300では、宛先5において、宛名51が表示され、かつ、宛名51の先頭文字として、漢字表記された宛名51の読み仮名の先頭文字54aと図形54bとの組み合わせで構成された文字アイコン54が表示される。また、文字アイコン54を構成する先頭文字54aに基づいて五十音順に宛先5がソートされ、ソートした宛先5が宛先選択画面300に表示される。宛先選択画面300から使用者によって宛先5が選択されることにより通信先が指定された場合は、CPU111は、指定された通信先に対するファクシミリ機能を実行する。
上記のように、情報通信機器の一例である複合機100において、CPU111は、宛先5において、宛先5の名称である宛名51を表示し、かつ、宛名51を表音文字で表記した場合における宛名51の先頭文字54aと図形54bとの組み合わせで構成された文字アイコン54を、宛名51の前方に表示する。そして、CPU111は、文字アイコン54を構成する先頭文字54aに基づいて予め定められた表示順に宛先5をソートし、ソートした宛先5を操作画面の一例である宛先選択画面300に表示する。このため、複合機100を使用する使用者は、文字アイコン54を視認することで、各宛先5の宛名51の属性(例えば、どの文字で始まる宛先なのか等)を即座に理解することができる。
また、宛先選択画面300では、宛先5において宛名51が漢字で表示される場合において、宛名51の先頭文字54aは、宛名51を構成する漢字の読み仮名の先頭文字54aであり、文字アイコン54は、読み仮名の先頭文字54aと図形54bとの組み合わせで構成されている。そして、宛先選択画面300において、宛先5は、先頭文字54aに基づいて五十音順にソートされる。宛先選択画面300に表示される個々の宛先5の宛名51の前方に表示された文字アイコン54を視認することで、使用者は当該宛先5が五十音順のどの音で始まる宛先なのか瞬時に理解することができる。このため、例えば、アドレス帳に表示させるために処理時間を要するインデックス行を表示させる必要がない。一例として、図6に示す宛先選択画面300では、宛名51の左側前方の宛先領域内に、文字アイコン54が、宛先5毎にそれぞれ表示されている。このため、文字アイコン54を視認することで、各宛先5の宛名51の属性、すなわち、漢字表記の宛名51の場合にはその宛名51の読み仮名が五十音のどの文字で始まる宛先なのか、を即座に理解することができる。
さらに、文字アイコン54は、登録された宛先5の全てに表示され、宛先5と一対一の関係にあるので、文字アイコン54を視認することで、当該文字アイコン54が表示された宛先5が、漢字、平仮名又はカタカナなどの日本語表記の宛名の場合には五十音のどの文字で始まる宛先なのか、を即座に理解することができ、検索性に優れている。
また、文字アイコン54を構成する図形54bは、先頭文字54aの五十音別に異なる態様である。本例においては、図形54bは、五十音別に異なる色に着色して表されている。そのため、宛先5がリスト状に配列されたアドレスリストのスクロール表示中であっても文字アイコン54の色の変化に気づきやすい。これにより、漢字表記で宛名51が登録されている宛先5の場合には宛名51の読み仮名の先頭文字54aによって、それぞれグルーピングされている宛先5のグループが、異なるグループに切り替わったことを認識することができる。そのため、アドレスリストをスクロールさせて所望の宛先5を検索する際の操作性を向上させることができる。
また、複合機100は、制御装置110と、制御装置110で指定された送信先にデータを送信し、かつ外部から他のデータを受信する通信部104と、を有する。このため、複合機100では、所望の宛先5を速やかに選択し、データを送信することができる。
ここで、図13に示す比較例の複合機の宛先選択画面について説明する。
図13は、比較例の複合機が備えるタッチパネル式ディスプレイの宛先操作画面2000に、五十音順のインデックス行を表示させたアドレス帳の一例を示す。図13に示すように、宛先操作画面2000では、「あ」で始まる宛名で登録されている宛先をグルーピングしたグループの上部には、当該宛先グループが「あ」で始まる宛先であることを示すインデックス行「ID」が表示されている。また、「い」で始まる宛名で登録されている宛先のグループの上部には、当該宛先グループが「い」で始まる宛先であることを示すインデックス行「ID」が表示されている。使用者は、宛先操作画面2000に表示されたアドレス帳に直接タッチしてフリック操作又はスワイプ操作をすることにより、宛先操作画面2000に表示されたアドレス帳を上下方向にスクロールさせることができる。また、これに代えて、宛先操作画面2000の右側に表示されたスクロールバーSの上向き矢印S、下向き矢印S、つまみS、本体Sをクリック操作、ドラッグ操作、又はタップ操作などの操作方法に従って適宜操作することにより、宛先操作画面2000に表示されたアドレス帳を上下方向にスクロールさせることができる。
しかしながら、宛先操作画面2000において、上記のインデックス行をアドレス帳に表示するためには、各グループにグルーピングされる宛先の数を計算した上で、アドレス帳の適切な箇所にインデックス行を表示させる処理が必要となる。しかも、この処理をグループの数だけ繰り返して行う必要があるため、最大1万件という膨大な件数の宛先を記憶することが可能な近年の情報通信機器にあっては、インデックス行を表示するための処理に時間がかかってしまうという問題がある。
また、比較例の複合機では、宛先操作画面2000を表示する表示部の大きさが限られていることから、宛先操作画面2000に同時に表示される宛先の数にも当然限りがあり、記憶されている宛先全てを一度に表示させることができない。このため、宛先操作画面2000に表示されたアドレス帳から所望の宛先を選択する際には、宛先操作画面2000に表示されたアドレス帳を上下方向にスクロールさせる必要が生じる場合がある。このとき、アドレス帳と共にインデックス行もスクロールしてしまうと、インデックス行が操作画面上で視認できなくなった状態で宛先が表示される(宛先のみが表示される)こととなり、当該宛先がいかなる単位でグルーピングされた宛先なのかが俄に判別しにくくなる。このため、図14に示すように、矢印に示すスクロール操作によって宛先操作画面2000に表示される宛先が次のグループのものに切り替わるまでの間、当該インデックス行についてはスクロールさせずに継続して表示させておく必要がある。すなわち、インデックス行を表示する場合には、スクロール操作時に、インデックス行とアドレス帳とをそれぞれ別々に制御して表示させなければならず、制御が複雑化するという問題もある。
これに対して、第1実施形態の複合機100では、文字アイコン54を視認することで、各宛先5の宛名51の属性(例えば、どの文字で始まる宛先なのか等)を即座に理解することができる。したがって、アドレスリスト中にインデックス行を表示させる必要がないから、アドレスリストを宛先選択画面300に表示させるに際し、インデックス行を表示させる場合と比較して高速に処理することができる。また、アドレスリストをスクロール操作する際にも、インデックス行を表示させる必要がないので、インデックス行とアドレスリストとを別々に表示制御する必要もない。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態の複合機100について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等を有する場合は、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第2実施形態の複合機100では、第1実施形態の複合機100に対して、ファクシミリ機能を選択した場合の操作画面が異なる。図11は、第2実施形態の複合機100における操作画面の一例としての宛先選択画面310を示す。図11に示すように、宛先選択画面310は、宛名351が表音文字であるアルファベットで表示される操作画面である。この場合は、宛先情報リスト161において、宛名351は、アルファベットで登録される。
宛名351がアルファベットで表示される場合には、宛名351の先頭文字は、宛名351を構成するアルファベットの先頭文字354aである。そして、文字アイコン354は、アルファベットの先頭文字354aと図形354bとの組み合わせで構成される。第2実施形態にあっては、図形354bは円である。そして、図形354bは、先頭文字354aのアルファベット別に異なる態様である。より具体的には、図形354bは、先頭文字354aのアルファベット別に異なる色彩で着色されている。例えば、宛名351が「ALEX ××」である場合には、その先頭文字354aの「A」が、赤色で着色された円の図形354b内に白抜き文字で表示されている。宛名351が「BILL **」である場合には、その先頭文字354aの「B」が、青色で着色された円の図形354b内に白抜き文字で表示されている。宛名351が「CARLOS △△」である場合には、その先頭文字354aの「C」が、紫色で着色された円の図形354b内に白抜き文字で表示されている。このように各宛先5に応じた文字アイコン354が構成されている。宛名351の先頭文字354aが「D」以降の宛先5についても、これら同様、各宛名351の先頭文字354aを、アルファベット別に異なる色彩で着色された円の図形354bに白抜き文字で表することにより、各宛先5に応じた文字アイコン354が構成されている(図示は省略)。
また、宛先5は、文字アイコン354を構成する先頭文字354aが予め定められた表示順にソートされることで、宛先選択画面310に表示されている。本例において、予め定められた表示順は、宛名351の先頭文字354aのアルファベット順である。なお、宛先5は、文字アイコン354を構成する先頭文字354aのアルファベット順にソートされて操作画面に表示されていればよい。ソートの対象となる文字は、上記文字アイコン354を構成する文字でもよいし、宛名351を構成するアルファベットでもよい。どちらの場合でも、宛先5は、結果として文字アイコン354を構成する先頭文字54aに基づいてアルファベット順にソートされたこととなる。
また、先頭文字が同じ順位の場合は、宛先5は、先頭文字の次の文字に基づいてアルファベット順にソートされる。図11に示す宛先選択画面310の例では、宛名51の先頭文字が「A」である「ALEX **」、「ANNE 〇〇」の順序は、それぞれの第2文字目「L」、「N」についてアルファベット順に従って表示されている。なお、第2文字目も同じ文字である場合には第3文字目、第3文字目も同じ文字である場合には第4文字目、といった順で、宛先5は、各文字のアルファベット順に従ってソートされる。
第2実施形態の複合機100の制御装置110では、UI制御用データ132に、宛先情報リスト161として、アルファベット表記された宛名351が記憶されている。また、UI制御用データ132に、文字アイコン設定情報162として、宛名351の先頭文字に図形を組み合わせて構成した文字アイコン354が記憶されている。そして、表示制御部142により、宛先情報リスト161及び文字アイコン設定情報162に応じて、宛先選択画面310が生成される。
第2実施形態の複合機100では、第1実施形態の制御装置と同様の構成による効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
宛先選択画面310においては、宛名351の前方の宛先領域内に、宛名351がアルファベットで表示されている場合には、文字アイコン354が、宛先5毎にそれぞれ表示されている。宛先選択画面310に表示される個々の宛先5の宛名351の前方に表示された文字アイコン354を視認することで、使用者は当該宛先5がアルファベット順のどの文字で始まる宛先なのか瞬時に理解することができる。これにより、アドレス帳に表示させるために処理時間を要するインデックス行を表示させる必要がない。より具体的に説明すると、文字アイコン354を視認することで、各宛先5の宛名351の属性、すなわち、アルファベット表記の宛名の場合にはその宛名がどのアルファベットで始まる宛先なのか、を即座に理解することができる。したがって、アドレスリスト中にインデックス行を表示させる必要がないから、アドレスリストを宛先選択画面310に表示させるに際し、インデックス行を表示させる場合と比較して高速に処理することができる。また、アドレスリストをスクロール操作する際にも、インデックス行を表示させる必要がないので、インデックス行とアドレスリストとを別々に表示制御する必要もない。
さらに、文字アイコン354は、登録された宛先5の全てに表示され、宛先5と一対一の関係にあるので、文字アイコン354を視認することで、当該文字アイコン354が表示された宛先5が、アルファベット表記の宛名の場合にはどのアルファベットで始まる宛先なのか、を即座に理解することができ、検索性に優れている。
また、文字アイコン354を構成する図形354bは、当該文字アイコン354を構成する先頭文字54aのアルファベット別に異なる色に着色して表されているので、アドレスリストのスクロール表示中であっても文字アイコン354の色の変化に気づきやすい。これにより、アルファベット表記で宛名351が登録されている宛先5の場合には宛名351の先頭文字によって、それぞれグルーピングされている宛先5のグループが、異なるグループに切り替わったことを認識することができ、アドレスリストをスクロールさせて所望の宛先5を検索する際の操作性を向上させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態の複合機100について説明する。なお、第3実施形態において、第1及び第2実施形態と同一の構成要素、部材等を有する場合は、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第3実施形態の複合機100では、第1実施形態の複合機100に対して、ファクシミリ機能を選択した場合の操作画面が異なる。図12は、第3実施形態の複合機100における操作画面の一例としての宛先選択画面400を示す。図12に示すように、宛先選択画面400は、宛名51を五十音別で登録した場合の操作画面である。宛先選択画面400では、文字アイコン454を構成する図形454bを変更している。第3実施形態においては、宛名51が「青山 **」である場合には、その読み仮名「あおやま**」の先頭文字54aの「あ」が、赤色で着色された円からなる図形454b内に白抜き文字で表示されている。宛名51が「伊刈 〇〇」である場合には、その読み仮名「いかり〇〇」の先頭文字54aの「い」が、赤色で着色された正方形からなる図形454b内に白抜き文字で表示されている。宛名51が「植村 〇△」である場合には、その読み仮名「うえむら〇△」の先頭文字54aの「う」が、赤色で着色された菱形からなる図形454b内に白抜き文字で表示されている。このように、個々の宛先5に応じた文字アイコン454が構成されている。宛名51の読み仮名が「え」以降の宛先5についても、これら同様に、各宛名51の読み仮名の先頭文字54aを、五十音別に異なる形状の図形454b内に白抜き文字で表することにより、各宛先5に応じた文字アイコン454が構成されている(図示は省略)。第3実施形態では、文字アイコン454を構成する図形454bの色は同色としてあるが、さらに五十音別に異なる色彩で着色することも可能である。
宛先選択画面400においては、文字アイコン454を構成する図形454bは、文字アイコン454を構成する先頭文字の五十音別に異なる態様(例えば、異なる図形)とされている。ここで、文字アイコンを構成する図形について「異なる態様」とは、例えば、図形の形状は同じ形状であるが当該図形の色彩を異なる色に着色したり、これとは逆に、色彩は同じ色で着色されているが図形の形状を異なる形状としたり、あるいは、図形の形状を異なる形状としつつ色彩についても異なる色で着色したりすることが考えられる。
また、文字アイコン454の更なる変形例として、例えば、文字アイコン454を構成する先頭文字54aの母音及び五十音の行によって、図形454bの形状及び色彩の組み合わせをパターン化して表すこともできる。一例として、先頭文字54aの母音に応じて図形454bの形状を変化させてもよい。例えば、先頭文字54aが「あ」、「か」、「さ」及び「た」など先頭文字54aの母音が「あ」の場合には円形、「い」、「き」及び「し」など先頭文字54aの母音が「い」の場合には正方形、同様に先頭文字54aの母音が「う」の場合には菱形、「え」の場合には三角形、「お」の場合には六角形というように図形454bの形状を変化させる。また、先頭文字54aの五十音の行が「あ行」の場合には赤色、「さ行」の場合には青色、「た行」の場合には黄色、のように行毎に異なる色彩に着色して表すこともできる。これらを組み合わせてもよい。
第3実施形態の制御装置110では、第1実施形態の制御装置と同様の構成による効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
宛先選択画面400においては、文字アイコン454を構成する図形454bは、文字アイコン454を構成する先頭文字54aの五十音別に異なる態様のものとしている。このため、文字アイコンの違いを五十音別に視認しやすくなり、かつ五十音順にソートされた宛先の切り替わり位置も理解しやすくなり、検索性をより向上させることができる。より具体的に説明すると、例えば、文字アイコン454を構成する図形454bは、当該文字アイコン454を構成する先頭文字54aの五十音別に異なる色彩又は/及び形状で表されている。このため、アドレスリストのスクロール表示中であっても、文字アイコン454の色又は/及び形状の変化によって、漢字で宛名51が登録されている宛先5の場合には宛名51の読み仮名の先頭文字によって、それぞれグルーピングされている宛先5のグループが異なるグループに切り替わったことを認識しやすい。このため、アドレスリストをスクロールさせて所望の宛先5を検索する際の操作性を向上させることができる。
また、第2実施形態の宛先選択画面310の変形例として、図示は省略するが、宛名51がアルファベット表記されている場合にあっては、文字アイコン354を構成する図形54bの形状を、アルファベット別に異なる形状のものとすることも可能である。これにより、文字アイコンの違いをアルファベット別に視認しやすくなり、かつアルファベット順にソートされた宛先の先頭文字の切り替わり位置が理解しやすくなり、検索性をより向上させることができる。より具体的に説明すると、文字アイコン354を構成する図形354bは、当該文字アイコン354を構成する先頭文字354aのアルファベット別に異なる色彩又は/及び形状で表されている。このため、アドレスリストのスクロール表示中であっても、文字アイコン354の色又は/及び形状の変化によって、アルファベット表記で宛名351が登録されている宛先5の場合には宛名351の先頭文字によって、それぞれグルーピングされている宛先5のグループが異なるグループに切り替わったことを認識しやすく、アドレスリストをスクロールさせて所望の宛先5を検索する際の操作性を向上させることができる。
以上、本開示の技術に係る情報通信機器の実施例について複合機を一例として説明したが、これに限られるものではなく、操作画面にリスト状に表示された複数の宛先から所望の宛先を選択して通信先を指定する機能を備えたスマートフォンや携帯電話機等の各種情報通信機器として実施することも可能である。
なお、第1~第3実施形態の複合機100においては、上記構成に限定されず、以下のような変更が可能である。
第1~第3実施形態において、文字アイコンは変更可能である。例えば、第1又は第3実施形態において文字アイコンを構成する文字は、平仮名であったが、片仮名であってもよい。また、第1~第3実施形成において、文字アイコンを構成する図形は、変更可能である。文字アイコンを構成する図形は、円形や四角形等、比較的シンプルで視認しやすい図形が好ましく、当該図形を文字の背景として組み合わせることにより、文字アイコンが構成されることが好ましい。
また、第1~第4実施形態の複合機100では、コピー、スキャン、ファクシミリ、及びプリントの機能を備えていたが、本開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、ファクシミリに加えて、コピー、スキャン、及びプリントの中から選択された少なくとも1つを含む2つ以上の機能を備えた情報機器により構成されていてもよい。また、本開示の情報通信機器は、コピー、スキャン、ファクシミリ、及びプリント以外の他の主機能(例えば、電話通信)を備えていてもよい。
また、上記実施形態において、例えば、UI制御部141、表示制御部142、操作受付部143及び機能制御部144といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、下記に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。各種プロセッサとしては、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU111に加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なPLD(programmable logic device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
また、上記各種処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせなど)で実行してもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などのように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。
このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、本開示の技術は、制御装置の制御プログラムに加えて、制御装置の制御プログラムを非一時的に記憶するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体(USB:Universal Serial Bus)メモリ又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROM(Read Only Memory)など)にもおよぶ。
本開示は、前述した実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、前述した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
2019年12月26日に出願された日本国特許出願2019-236893の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
本開示の技術は、操作画面にリスト状に表示された複数の宛先から所望の宛先を選択することにより通信先を指定することができる情報通信機器及び当該情報通信機器において実行される制御プログラムに関するものであり、産業上の利用可能性を有するものである。

Claims (12)

  1. プロセッサと、前記プロセッサに接続又は内蔵されたメモリとを有し、操作画面にリスト状に表示された複数の宛先から所望の宛先を選択することで通信先を指定することができる情報通信機器において、
    前記プロセッサは、
    前記宛先において、前記宛先の名称である宛名を表示し、かつ、前記宛名を表音文字で表記した場合における前記宛名の先頭文字と図形との組み合わせで構成された文字アイコンを、前記宛名の前方に表示し、
    前記文字アイコンを構成する前記先頭文字に基づいてグルーピングされた状態で前記宛先を前記操作画面に表示する、情報通信機器。
  2. 前記宛先において前記宛名が漢字で表示される場合において、
    前記宛名の先頭文字は、前記宛名を構成する前記漢字の読み仮名の先頭文字であり、
    前記文字アイコンは、前記読み仮名の先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、
    前記操作画面において、前記宛先は、前記先頭文字に基づいて五十音順にソートされる、請求項1に記載の情報通信機器。
  3. 前記宛先において前記宛名が表音文字であるアルファベットで表示される場合において、
    前記宛名の先頭文字は、前記宛名を構成する前記アルファベットの先頭文字であり、
    前記文字アイコンは、前記アルファベットの先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、
    前記操作画面において、前記宛先は、前記先頭文字に基づいてアルファベット順にソートされる、請求項1に記載の情報通信機器。
  4. 前記文字アイコンを構成する図形は、前記先頭文字の五十音別に異なる態様である、請求項2に記載の情報通信機器。
  5. 前記文字アイコンを構成する図形は、前記先頭文字のアルファベット別に異なる態様である、請求項3に記載の情報通信機器。
  6. 前記異なる態様とは、前記図形の色彩を異ならせる、又は前記図形の形状を異ならせる態様である、請求項4に記載の情報通信機器。
  7. 前記異なる態様とは、前記図形の色彩を異ならせる、又は前記図形の形状を異ならせる態様である、請求項5に記載の情報通信機器。
  8. 操作画面にリスト状に表示された複数の宛先から所望の宛先を選択することで通信先を指定することができる情報通信機器としてコンピュータを機能させる制御プログラムにおいて、
    前記宛先において、前記宛先の名称である宛名を表示し、かつ、前記宛名を表音文字で表記した場合における前記宛名の先頭文字と図形との組み合わせで構成された文字アイコンを、前記宛名の前方に表示する処理と、
    前記文字アイコンを構成する前記先頭文字に基づいてグルーピングされた状態で前記宛先を前記操作画面に表示する処理とを、
    前記コンピュータに実行させる情報通信機器の制御プログラム。
  9. 前記宛先において前記宛名が漢字で表示される場合において、
    前記宛名の先頭文字は、前記宛名を構成する前記漢字の読み仮名の先頭文字であり、
    前記文字アイコンは、前記読み仮名の先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、
    前記操作画面において、前記宛先は、前記先頭文字に基づいて五十音順にソートされる、請求項8に記載の情報通信機器の制御プログラム。
  10. 前記宛先において前記宛名が表音文字であるアルファベットで表示される場合において、
    前記宛名の先頭文字は、前記宛名を構成する前記アルファベットの先頭文字であり、
    前記文字アイコンは、前記アルファベットの先頭文字と、図形との組み合わせで構成されており、
    前記操作画面において、前記宛先は、前記先頭文字に基づいてアルファベット順にソートされる、請求項8に記載の情報通信機器の制御プログラム。
  11. 前記文字アイコンを構成する図形は、前記先頭文字の五十音別に異なる態様である、請求項9に記載の情報通信機器の制御プログラム。
  12. 前記文字アイコンを構成する図形は、前記先頭文字のアルファベット別に異なる態様である、請求項10に記載の情報通信機器の制御プログラム。
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