JP2018056835A - 携帯端末で実行されるプログラム及び携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが選択したスタンプをテンプレート画像に合成する携帯端末のプログラムにおいて、文字スタンプの内容をアイコンを通じて適切に報知する技術を提供する。【解決手段】ハガキプログラムは、入力されたM個の文字を表し且つ文字数が多いほどスタンプサイズが大きいスタンプ画像を生成する第1生成処理(S41)と、入力されたM個の文字から抽出したN個の文字を表し且つ固定サイズのアイコン画像を生成する第2生成処理(S47)と、スタンプ画像データ及びアイコン画像データを対応付けてメモリに記憶させる記憶処理(S50)と、複数のアイコン画像を一覧表示させる表示処理と、アイコン画像の指定を受け付ける第2受付処理と、指定されたアイコン画像に対応するスタンプ画像をテンプレート画像に合成する合成処理とを携帯端末に実行させる。【選択図】図5
Description
本発明は、ハガキの通信面に印刷される画像を編集する携帯端末のプログラムに関する。
例えば特許文献1には、ハガキの通信面に印刷される画像を編集する携帯端末のプログラムが開示されている。より詳細には、特許文献1に記載のプログラムは、複数のテンプレート画像のうちの1つをユーザに選択させ、選択されたテンプレート画像をユーザに編集させ、編集されたテンプレート画像をハガキの通信面に記録する印刷動作をプリンタに実行させることができる。
上記構成のプログラムのなかには、ユーザが指定した図柄或いは文字列を表す画像(以下、「スタンプ」と表記する。)を予め登録しておき、登録されたスタンプのうちからユーザが選択したスタンプをテンプレート画像に合成する処理が実装されたものもある。より詳細には、当該プログラムは、登録されたスタンプに対応するアイコンを一覧表示し、ユーザが選択したアイコンに対応するスタンプをテンプレート画像に合成する処理を実行する。
ここで、各スタンプに表される図柄或いは文字列は、一覧表示されたアイコンを通じて確認できるのがユーザにとって望ましい。しかしながら、一覧表示されるアイコンのサイズを無制限に大きくすることはできないので、例えば、多数の文字を含むスタンプの内容をアイコンを通じて適切に報知するのは難しい場合がある。この課題は、ディスプレイのサイズが小さい携帯端末において、特に顕著である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが選択したスタンプをテンプレート画像に合成する携帯端末のプログラムにおいて、文字を含むスタンプの内容をアイコンを通じて適切に報知する技術を提供することにある。
本明細書では様々な開示を行う。開示例の1つであるプログラムは、ディスプレイと、入力インタフェースと、メモリとを備える携帯端末によって実行可能である。該プログラムは、M(Mは2以上の整数)個の文字を入力するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、入力されたM個の文字を表し且つ文字数が多いほどスタンプサイズが大きいスタンプ画像を生成する第1生成処理と、入力されたM個の文字から抽出したN(N<M)個の文字を表し且つ固定サイズのアイコン画像を生成する第2生成処理と、前記スタンプ画像を示すスタンプ画像データ及び前記アイコン画像を示すアイコン画像データを、対応付けて前記メモリに記憶させる記憶処理と、前記メモリに記憶された複数の前記アイコン画像データそれぞれで示される複数の前記アイコン画像を、前記ディスプレイに一覧表示させる表示処理と、一覧表示された複数の前記アイコン画像の1つを指定するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、前記第2受付処理で指定された前記アイコン画像に対応する前記スタンプ画像を、ハガキの通信面に記録されるテンプレート画像に合成する合成処理とを前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、入力されたM文字から抽出されたN文字がアイコン画像に含められるので、固定サイズのアイコン画像に多数の文字を含めることによって、各文字が判別できないほど小さくなることを抑制できる。すなわち、文字を含むスタンプ画像の内容を、一覧表示されたアイコン画像を通じて適切に報知することができる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本実施形態に係る印刷システム100の概略図である。図1に示される印刷システム100は、MFP(Multi-Function Peripheralの略)10と、携帯端末50とで構成されている。また、印刷システム100は、MFP10に代えて、プリンタ単能機を含んでもよい。
MFP10及び携帯端末50は、通信ネットワーク101を通じて相互に通信可能に構成されている。通信ネットワーク101の具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット、有線LAN、無線LAN、或いはこれらの組み合わせであってもよい。または、MFP10及び携帯端末50は、USBケーブル等によって接続されていてもよい。
MFP10は、図1に示されるように、プリンタ11と、スキャナ12と、ディスプレイ23と、入力I/F24と、通信I/F25と、CPU31と、メモリ32と、通信バス33とを主に備える。MFP10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。
プリンタ11は、画像データで示される画像をシートに印刷する印刷動作を実行する。プリンタ11の印刷技術としては、インクジェット技術や電子写真技術などの公知の技術を採用することができる。スキャナ12は、原稿に印刷された画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。但し、スキャナ12は、省略可能である。
ディスプレイ23には、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等があり、各種情報を表示する表示画面を備える。
入力I/F24は、ユーザによる入力操作を受け付けるユーザインタフェースである。具体的には、入力I/F24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、入力I/F24は、ディスプレイ23の表示面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。ディスプレイ23の表示面に表示されたオブジェクトを指定する操作、文字列或いは数字列を入力する操作は、ユーザ操作の一例である。「オブジェクト」とは、例えば、ディスプレイ23に表示された文字列、アイコン、ボタン、リンク、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー等である。
タッチセンサとして実現される入力I/F24は、ユーザがタッチした表示面上の位置を示す位置情報を出力する。なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示面に接触させる操作全般を含む。また、入力媒体が表示面に触れていなくても、表示面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させる「ホバー」或いは「フローティングタッチ」を、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。
ディスプレイ23に表示されたオブジェクトの位置にタッチした入力媒体を所定時間が経過する前に離間させるユーザ操作は、タップ操作と呼ばれる。また、ディスプレイ23に表示されたオブジェクトの位置に、所定時間以上継続して入力媒体をタッチさせ続けるユーザ操作は、ロングタッチ操作と呼ばれる。さらに、ディスプレイ23に表示されたオブジェクトの位置にタッチした入力媒体を、表示画面上で移動させるユーザ操作は、ドラッグ操作と呼ばれる。以下の説明において、「オブジェクトを指定する」とは、例えば、当該オブジェクトの位置にタップ操作がなされたことを指してもよい。ロングタッチ操作は第1タッチ操作の一例であり、タップ操作は第2タッチ操作の一例である。
通信I/F25は、通信ネットワーク101を通じて外部装置と通信可能なインタフェースである。すなわち、MFP10は、通信I/F25を通じて外部装置に各種情報を送信し、通信I/F25を通じて外部装置から各種情報を受信する。通信I/F25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi-Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。また、MFP10及び携帯端末50がUSBケーブルで接続される場合、通信I/F25は、USBケーブルを着脱可能なUSBインタフェースであってもよい。
CPU31は、MFP10の全体動作を制御するものである。CPU31は、入力I/F24から出力される各種情報、通信I/F25を通じて外部装置から受信した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムをメモリ32から取得して実行する。CPU31及びメモリ32は、コントローラの一例を構成する。
メモリ32は、OS34と、装置プログラム35とを記憶している。装置プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。また、メモリ32は、装置プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報等を記憶する。メモリ32は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、HDD、MFP10に着脱されるUSBメモリ等の可搬記憶媒体、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
メモリ32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。後述する携帯端末50のメモリ62についても同様である。
携帯端末50は、図1に示されるように、ディスプレイ53と、入力I/F54と、通信I/F55と、CPU61と、メモリ62と、通信バス63とを主に備える。携帯端末50に含まれるディスプレイ53、入力I/F54、通信I/F55、CPU61、メモリ62、及び通信バス63は、MFP10に含まれるディスプレイ23、入力I/F24、通信I/F25、CPU31、メモリ32、及び通信バス33と同様の構成であるので、説明は省略する。CPU61及びメモリ62は、コントローラの一例である。
携帯端末50は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等である。より詳細には、携帯端末50のディスプレイ53は、表示画面のサイズが12インチ以下、より好ましくは8インチ以下であるのが望ましい。また、携帯端末50の入力I/F54は、ディスプレイ53の表示画面に重ねられたタッチパネルであるのが望ましい。
メモリ62は、ハガキプログラム65を記憶している。ハガキプログラム65は、ハガキの宛名面及び通信面に記録する画像をユーザの指示に従って生成し、生成した画像をハガキに印刷する印刷処理をMFP10に実行させるプログラムである。なお、ハガキプログラム65は、携帯端末50にインストールされた他のプログラムを通じて、MFP10に印刷処理を実行させてもよい。
また、メモリ62は、不図示のテンプレート画像データを記憶することができる。テンプレート画像データは、ハガキの通信面に印刷されるテンプレート画像を示す。本実施形態では、年賀状の通信面に印刷されるテンプレート画像の例を説明するが、テンプレート画像の用途はこれに限定されず、例えば、暑中見舞い、クリスマスカード等にも応用することができる。
また、メモリ62は、図2に示されるカスタムスタンプリストを記憶することができる。カスタムスタンプリストは、1以上のカスタムスタンプレコードを含む。カスタムスタンプレコードは、ユーザの指示に従ってハガキプログラム65が生成したスタンプ(以下、「カスタムスタンプ」と表記することがある。)に対応する。カスタムスタンプレコードは、スタンプ画像データ、アイコン画像データ、テキストデータ、及びスタイル情報の一部又は全部を含む。より詳細には、テキストデータ及びスタイル情報は、後述する文字スタンプに対応するカスタムスタンプレコードに含まれ、後述する図柄スタンプに対応するカスタムスタンプレコードに含まれない。
スタンプは、テンプレート画像上に合成可能な画像であって、テンプレート画像より画像サイズが小さい。また、スタンプは、図柄スタンプと、文字スタンプとに大別される。図柄スタンプは、例えば図8のスタンプアイコン142、143、144、148で示されるように、干支の図柄、或いは携帯端末50に搭載されたカメラで撮影した写真の一部分を示す画像である。文字スタンプは、例えば図8のスタンプアイコン141、149で示されるように、文字を含む画像である。スタンプはスタンプ画像の一例であり、スタンプアイコンはアイコン画像の一例である。
スタンプ画像データは、スタンプを示す画像データである。アイコン画像データは、スタンプに対応するスタンプアイコンを示す画像データである。スタンプアイコンには、対応するスタンプに表される図柄或いは文字の少なくとも一部が表されている。テキストデータは、文字スタンプに含まれる文字の文字コードを示すデータである。より詳細には、フォントデータは、ASCIIやUnicode等のコードセットのうち、ユーザが入力した文字に割り当てられたビット列である。
スタイル情報は、スタンプ及びスタンプアイコン上において、テキストデータで示される文字の見た目を示す情報である。スタイル情報は、複数の項目“サイズ”、“方向”、“タイプ”、“色”それぞれの設定値を含む。項目“サイズ”には、文字の大きさ示す数値(例えば、40px(ピクセルの略)、50px等)が設定される。項目“方向”には、文字列の配列方向(例えば、“縦書き”、“横書き”)を示す値が設定される。項目“タイプ”には、文字のフォントタイプ(例えば、“ゴシック体”、“明朝体”、“ポップ体”等)を示す値が設定される。項目“色”には、文字の色(例えば、“黒”、“赤”、“青”等)を示す値が設定される。
文字スタンプは、スタンプデータで示される文字の数に応じてスタンプサイズが変動する画像である。より詳細には、文字スタンプのスタンプサイズは、文字数が多いほど大きくなり、文字数が少ないほど小さくなる。文字スタンプに対応するスタンプアイコンは、テキストデータで示される文字の数に拘わらず、予め定められた固定サイズ(以下、「アイコンサイズ」と表記する。)の画像である。スタンプアイコンは、同一形状で且つ同一サイズであるのが望ましい。なお、スタンプサイズ及びアイコンサイズは、例えば、ディスプレイ53上に表示される画像の面積(すなわち、縦方向の画素数、横方向の画素数)を指す。
また図示は省略するが、メモリ62は、標準スタンプリストを記憶してもよい。標準スタンプリストは、ハガキプログラム65の開発者によって提供されたスタンプ(以下、「標準スタンプ」と表記することがある。)に対応する1以上の標準スタンプレコードを含む。標準スタンプレコードのデータ構造は、例えば、カスタムスタンプレコードと同様であってもよい。
さらに図示は省略するが、メモリ62は、写真データを記憶していてもよい。写真データは、例えば、不図示のカメラによって撮影されたものであってもよいし、通信I/F55を通じて外部装置から受信したものであってもよい。なお、テンプレート画像データ、標準スタンプリスト、カスタムスタンプリスト、及び写真データの一部及び全部は、メモリ62に代えて、インターネット上の不図示のサーバに記憶されていてもよい。
[印刷システム100の動作]
図3〜図5を参照して、本実施形態に係る印刷システム100の動作を説明する。
図3〜図5を参照して、本実施形態に係る印刷システム100の動作を説明する。
[通信面編集処理]
まず、携帯端末50のハガキプログラム65は、図7(A)に示されるテンプレート選択画面をディスプレイ53に表示させる(S11)。テンプレート選択画面は、複数のテンプレートアイコン111、112、113、114を含む。テンプレートアイコン111〜114は、メモリ62に記憶された複数のテンプレート画像データの1つに対応する。そして、ハガキプログラム65は、テンプレート選択画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S12)。
まず、携帯端末50のハガキプログラム65は、図7(A)に示されるテンプレート選択画面をディスプレイ53に表示させる(S11)。テンプレート選択画面は、複数のテンプレートアイコン111、112、113、114を含む。テンプレートアイコン111〜114は、メモリ62に記憶された複数のテンプレート画像データの1つに対応する。そして、ハガキプログラム65は、テンプレート選択画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S12)。
次に、ハガキプログラム65は、例えばテンプレートアイコン113の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S12:Yes)、指定されたテンプレートアイコン113に対応付けられたテンプレート画像データを、メモリ62から読み出す。次に、ハガキプログラム65は、図7(B)に示されるテンプレート編集画面を、テンプレート選択画面に代えてディスプレイ53に表示させる(S13)。そして、ハガキプログラム65は、テンプレート編集画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S14)。
テンプレート編集画面は、テンプレート画像121と、フォントアイコン123と、スタンプアイコン124と、[保存]アイコン125と、[印刷]アイコン126とを含む。テンプレート画像121は、読み出したテンプレート画像データで示される画像である。フォントアイコン123は、テンプレート画像121に含まれる文字のフォント(例えば、ゴシック体、明朝体等)を切り替える指示に対応する。スタンプアイコン124は、テンプレート画像121に合成するスタンプを選択する指示に対応する。[保存]アイコン125は、編集されたテンプレート画像データをメモリ62に記憶させる指示に対応する。[印刷]アイコン126は、編集されたテンプレート画像121をハガキの通信面に印刷する指示に対応する。
次に、ハガキプログラム65は、スタンプアイコン124の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S14:スタンプ)、スタンプ合成処理を実行する(S15)。スタンプ合成処理は、テンプレート画像121にスタンプを合成する処理である。図4を参照して、スタンプ合成処理の詳細を説明する。
[スタンプ合成処理]
まず、ハガキプログラム65は、図8に示されるスタンプ選択画面130を、テンプレート編集画面に代えてディスプレイ53に表示させる(S21)。本実施形態に係るスタンプ選択画面130は、後述するスタンプ編集画面に重ねて表示されるポップアップウィンドウである。すなわち、スタンプ選択画面130は、スタンプ編集画面より画面サイズが小さい。そして、ハガキプログラム65は、スタンプ選択画面130に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S22&S23)。S21の処理は表示処理の一例であり、S22、S23の処理は第2受付処理の一例である。
まず、ハガキプログラム65は、図8に示されるスタンプ選択画面130を、テンプレート編集画面に代えてディスプレイ53に表示させる(S21)。本実施形態に係るスタンプ選択画面130は、後述するスタンプ編集画面に重ねて表示されるポップアップウィンドウである。すなわち、スタンプ選択画面130は、スタンプ編集画面より画面サイズが小さい。そして、ハガキプログラム65は、スタンプ選択画面130に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S22&S23)。S21の処理は表示処理の一例であり、S22、S23の処理は第2受付処理の一例である。
スタンプ選択画面130は、切替タブ131、132を含む。切替タブ131は、標準スタンプレコードに対応するスタンプアイコン141、142、143、144を一覧表示させる指示に対応する。切替タブ132は、カスタムスタンプレコードに対応するスタンプアイコン148、149を一覧表示させる指示に対応する。切替タブ131、132は、一方が選択状態となり、他方が非選択状態となる。切替タブ131、132は、例えば、選択状態の時と、非選択状態の時とで表示態様が異なる。
ハガキプログラム65は、非選択状態の切替タブ131の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S23:タブ)、ディスプレイ53に表示させるスタンプ選択画面130を、図8(B)から図8(A)に切り替える(S25→S21)。また、ハガキプログラム65は、非選択状態の切替タブ132の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S23:タブ)、ディスプレイ53に表示させるスタンプ選択画面130を、図8(A)から図8(B)に切り替える(S25→S21)。
図8(A)に示されるスタンプ選択画面130は、選択状態の切替タブ131と、非選択状態の切替タブ132と、スタンプアイコン141、142、143、144とを含む。スタンプアイコン141〜144は、標準スタンプレコードの1つに対応する。より詳細には、スタンプアイコン141〜144は、対応する標準スタンプレコードのアイコン画像データで示される画像である。
図8(B)に示されるスタンプ選択画面130は、非選択状態の切替タブ131と、選択状態の切替タブ132と、[図柄スタンプ]アイコン146と、[文字スタンプ]アイコン147と、スタンプアイコン148、149とを含む。[図柄スタンプ]アイコン146は、図柄スタンプを新たに生成する指示に対応する。[文字スタンプ]アイコン147は、文字スタンプを新たに生成する指示に対応する。スタンプアイコン148、149は、カスタムスタンプレコードの1つに対応する。より詳細には、スタンプアイコン148、149は、対応するカスタムスタンプレコードのアイコン画像データで示される画像である。
次に、ハガキプログラム65は、図8(B)の[文字スタンプ]アイコン147の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S23:文字)、図9に示されるテキスト設定画面を、スタンプ選択画面130に代えてディスプレイ53に表示させる(S26)。テキスト設定画面は、テキストボックス151と、[完了]アイコン152と、切替タブ153、154とを含む。そして、ハガキプログラム65は、テキスト設定画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S27)。S27の処理は、第1受付処理の一例である。
ハガキプログラム65は、非選択状態の切替タブ153の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S27:タブ)、図9(A)に示されるように、文字の入力を受け付けるソフトウェアキーボード155をテキスト設定画面に表示させる(S28→S26)。また、ハガキプログラム65は、非選択状態の切替タブ154の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S27:タブ)、図9(B)に示されるように、スタイル情報の入力を受け付けるためのプルダウンメニュー156、157、158、159をテキスト設定画面に表示させる(S28→S26)。
より詳細には、プルダウンメニュー156は、項目“サイズ”の設定値(例えば、30px、35px、40px、45px、50px)の指定を受け付ける。プルダウンメニュー157は、項目“方向”の設定値(例えば、“横書き”、“縦書き”)の指定を受け付ける。プルダウンメニュー158は、項目“タイプ”の設定値(例えば、“ゴシック体”、“明朝体”、“ポップ体”)の指定を受け付ける。プルダウンメニュー159は、項目“色”の設定値(例えば、“黒”、“赤”、“青”)の指定を受け付ける。また、プルダウンメニュー156〜159には、指定された設定値が表示される。
ハガキプログラム65は、例えば、ソフトウェアキーボード155を通じた文字“よろしくお願いします”の入力と、プルダウンメニュー156〜159を通じたスタイル情報“40px”、“横書き”、“ポップ体”、“黒”の入力と、[完了]アイコン152の指定とを入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S27:完了)、図5に示されるスタンプ&アイコン生成処理Aを実行する(S29)。
[スタンプ&アイコン生成処理A]
ここでは、図13(C)に示されるように、改行文字を含まない10文字の文字“よろしくお願いします”がテキストボックス151を通じて入力されたものとする。ソフトウェアキーボード155を通じて入力された文字数=10は、2以上の整数Mの一例である。なお、ソフトウェアキーボード155を通じて改行文字が入力されたとしても、改行文字は、文字数Mにカウントされないものとする。
ここでは、図13(C)に示されるように、改行文字を含まない10文字の文字“よろしくお願いします”がテキストボックス151を通じて入力されたものとする。ソフトウェアキーボード155を通じて入力された文字数=10は、2以上の整数Mの一例である。なお、ソフトウェアキーボード155を通じて改行文字が入力されたとしても、改行文字は、文字数Mにカウントされないものとする。
まず、ハガキプログラム65は、テキスト設定画面を通じてユーザに指定させた情報に従って、図10に示される文字スタンプ161を示すスタンプ画像データを生成する(S41)。より詳細には、ハガキプログラム65は、各々が40px、ポップ体、且つ黒色の文字“よろしくお願いします”を横方向に配列した文字スタンプ161を生成する。ここで生成される文字スタンプ161の横方向のスタンプサイズは、例えば、1文字のサイズ(40px)×文字数(M=10)+αとなる。αは、隣接する文字の間隔×(M−1)である。S41の処理は、第1生成処理の一例である。
次に、ハガキプログラム65は、プルダウンメニュー156〜159を通じて指定された項目“サイズ”、“タイプ”の設定値“40px”、“ポップ体”に基づいて、図13(A)に示される文字領域のサイズ(すなわち、領域幅、領域高さ)を決定する(S42)。より詳細には、同一のフォントタイプの文字を画像として表す場合において、当該画像の幅及び高さが文字毎に異なる場合がある。例えば、文字“し”は、同一のフォントタイプで示される文字“願”より幅が狭い場合がある。
そこで、ハガキプログラム65は、入力された文字“よろしくお願いします”のうち、フォントタイプ“ポップ体”において、最も幅の広い文字と、最も高さの高い文字とを特定する。そして、ハガキプログラム65は、最も幅の広い文字を40pxで表した場合の幅を領域幅とし、最も高さの高い文字を40pxで表した場合の高さを領域高さとする。なお、フォントタイプによっては、全ての文字の幅及び全ての文字の高さが同一のフォントタイプの場合もある。この場合のハガキプログラム65は、任意の文字を40pxで表した場合において、当該文字の幅を領域幅とし、当該文字の高さを領域高さとする。
次に、ハガキプログラム65は、プルダウンメニュー157を通じて指定された項目“方向”の設定値を判断する(S43)。そして、ハガキプログラム65は、項目“方向”の設定値“横書き”が指定されたことに応じて(S43:横書き)、図13(A)に示されるように、S42でサイズを決定した6個の文字領域を、横方向に3文字×2行に配列したレイアウトデータを生成する(S44)。一方、ハガキプログラム65は、項目“方向”の設定値“縦書き”が指定されたことに応じて(S43:縦書き)、図13(B)に示されるように、S42でサイズを決定した6個の文字領域を、縦方向に3文字×2行に配列したレイアウトデータを生成する(S45)。
また、レイアウトデータに含まれる6個の文字領域の配列順は、図13(A)及び図13(B)に“1”〜“6”で示されるように、ハガキプログラム65の開発者によって予め定められている。レイアウトデータに含められる文字領域の数=6は、ハガキプログラム65の開発者によって予め定められた数であって、M未満の整数Nの一例である。
次に、ハガキプログラム65は、テキストボックス151を通じて入力された文字数Mが7文字以上か否かを判断する(S46)。7文字は、閾値の一例である。閾値は、ハガキプログラム65の開発者によって予め定められた値であって、レイアウトデータに含められる文字領域の数Nより大きい。S46の処理は、第1判断処理の一例である。
次に、ハガキプログラム65は、入力された文字数M=10が7文字以上だと判断したことに応じて(S46:Yes)、入力された10個の文字“よろしくお願いします”のうち、先頭から5文字“よろしくお”を抽出する。そして、ハガキプログラム65は、抽出した文字列“よろしくお”及び省略記号“・・・”を、S44、S45で生成したレイアウトデータの各文字領域に、予め定められた配列順に従って配置する(S47)。
なお、ハガキプログラム65は、S47において、プルダウンメニュー156〜S159を通じて指定されたスタイル情報で示される見た目の文字を、文字領域に配置する。すなわち、文字スタンプ161に含まれる文字と、後述するスタンプアイコン171に含まれる文字とは、配列方向、フォントタイプ、及び色の少なくとも1つが共通する。後述するS48、S67、S68で文字領域に配置される文字についても同様である。
また、省略記号“・・・”は、スタンプアイコン171上において、入力された文字の一部が省略されていることを示すための記号である。すなわち、省略記号“・・・”は、入力された文字列“よろしくお願いします”のうち、文字領域に配置されない文字“願いします”の代わりに、文字領域に配置される。換言すれば、レイアウトデータに含まれる6個の文字領域には、入力された文字列“よろしくお願いします”のうちの連続する5文字“願いします”を省略記号“・・・”に置換した6文字が配置される。
一方、ハガキプログラム65は、入力された文字数が7文字未満だと判断したことに応じて(S46:No)、入力された全ての文字をS44、S45で生成したレイアウトデータの各文字領域に、予め定められた配列順に従って配置する(S48)。そして、ハガキプログラム65は、S47、S48で生成したレイアウトデータを予め定められたアイコンサイズに拡縮して、アイコン画像データを生成する(S49)。S47、S49の処理は第2生成処理の一例であり、S48、S49の処理は第3生成処理の一例である。
そして、ハガキプログラム65は、S41で生成したスタンプ画像データと、S49で生成したアイコン画像データと、テキストボックス151を通じて入力された文字列を示すテキストデータと、プルダウンメニュー156〜159を通じて指定されたスタイル情報とを含むカスタムスタンプレコードを、カスタムスタンプリストに登録する(S50)。S50の処理は、記憶処理の一例である。
次に図4に戻って、ハガキプログラム65は、S41で生成したスタンプ画像データで示される文字スタンプ161を、テンプレート画像121上の所定の位置に合成する(S30)。S30の処理は、合成処理の一例である。次に、ハガキプログラム65は、図10(A)に示されるスタンプ編集画面を、ディスプレイ53に表示させる(S31)。そして、ハガキプログラム65は、スタンプ編集画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S32)。
スタンプ編集画面は、文字スタンプ161が合成されたテンプレート画像121と、[スタンプ追加]アイコン166と、[決定]アイコン167とを含む。[スタンプ追加]アイコン166は、テンプレート画像121に合成するスタンプを追加する指示に対応する。[決定]アイコン167は、スタンプ合成処理を終了する指示に対応する。また、文字スタンプ161を合成した直後のスタンプ編集画面において、文字スタンプ161は指定状態となっている。
「指定状態のスタンプ」とは、当該スタンプが編集の対象であることを指す。一方、「非指定状態のスタンプ」とは、当該スタンプが編集の対象でないことを示す。そして、ハガキプログラム65は、指定状態の文字スタンプ161と異なる位置がタップされたことに応じて、文字スタンプ161を指定状態から非指定状態に切り替える。また、ハガキプログラム65は、非指定状態の文字スタンプ161の位置がタップされたことに応じて、文字スタンプ161を非指定状態から指定状態に切り替える。
指定状態の文字スタンプ161には、図10(A)に示されるように、カスタムアイコン162と、編集アイコン163、164、165とが付加される。一方、非指定状態の文字スタンプ161には、アイコン162〜165が付加されない。カスタムアイコン162は、カスタムスタンプを編集する指示に対応する。すなわち、標準スタンプを指定状態にしても、カスタムアイコン162は付加されない。編集アイコン163は、文字スタンプ161を削除する指示に対応する。編集アイコン164は、文字スタンプ161を拡大或いは縮小させる指示に対応する。編集アイコン165は、文字スタンプ161を回転させる指示に対応する。
次に、ハガキプログラム65は、文字スタンプ161の編集を指示するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S32:編集)、文字スタンプ161を編集する(S33)。文字スタンプ161を編集する具体的な処理は、後述する。そして、ハガキプログラム65は、文字スタンプ161を編集した後のテンプレート画像121を含むスタンプ編集画面を、ディスプレイ53に表示させる(S30&S31)。
一例として、ハガキプログラム65は、カスタムアイコン162の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、S26〜S31の処理を実行する。但し、テキスト設定画面には、対応するカスタムスタンプレコードに含まれる情報がテキストボックス151及びプルダウンメニュー156〜159に表示されている。
他の例として、ハガキプログラム65は、編集アイコン163の位置のタップ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、テンプレート画像121上から文字スタンプ161を削除して、文字スタンプ161が削除されたスタンプ編集画面を、ディスプレイ53に表示させる(S30&S31)。
他の例として、ハガキプログラム65は、編集アイコン164の位置に対するドラッグ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、入力媒体の移動に応じた倍率で文字スタンプ161のサイズを変更する。そして、ハガキプログラム65は、サイズ変更後の文字スタンプ161が合成されたテンプレート画像121を含むスタンプ編集画面を、ディスプレイ53に表示させる(S30&S31)。
他の例として、ハガキプログラム65は、編集アイコン165の位置に対するドラッグ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、テンプレート画像121上で文字スタンプ161を回転させて、回転後の文字スタンプ161が合成されたテンプレート画像121を含むスタンプ編集画面を、ディスプレイ53に表示させる(S30&S31)。
さらに他の例として、ハガキプログラム65は、文字スタンプ161の位置に対するドラッグ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、テンプレート画像121上における入力媒体の移動に追従して文字スタンプ161を移動させ、新たな位置に文字スタンプ161が合成されたテンプレート画像121を含むスタンプ編集画面を、ディスプレイ53に表示させる(S30&S31)。
次に、ハガキプログラム65は、[決定]アイコン167の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S32:決定)、図10(B)に示されるテンプレート編集画面を、スタンプ編集画面に代えてディスプレイ53に表示させる(S13)。図10(B)に示されるテンプレート編集画面は、テンプレート画像121に文字スタンプ161が合成されている点において、図7(B)と相違する。
また、ハガキプログラム65は、テンプレート編集画面のフォントアイコン123の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、テンプレート画像121に含まれる文字列のフォントを切り替える。また、ハガキプログラム65は、テンプレート編集画面の[保存]アイコン125の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、編集されたテンプレート画像121を示すテンプレート画像データを、メモリ62に記憶させる。
さらに、ハガキプログラム65は、テンプレート編集画面の[印刷]アイコン126の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S14:印刷)、通信I/F55を通じてMFP10に印刷指示情報を送信する(S16)。印刷指示情報は、編集されたテンプレート画像121をハガキの通信面に印刷する印刷動作をMFP10に実行させるための情報である。印刷指示情報は、編集されたテンプレート画像121を示すテンプレート画像データを含む。S16の処理は、印刷指示処理の一例である。
一方、図示は省略するが、MFP10の装置プログラム35は、通信I/F25を通じて携帯端末50から印刷指示情報を受信する。そして、装置プログラム35は、受信した印刷指示情報に従った印刷動作をプリンタ11に実行させる。すなわち、プリンタ11は、印刷指示情報に含まれるテンプレート画像データで示されるテンプレート画像121を、ハガキの通信面に印刷する。
また、ハガキプログラム65は、図10(A)に示されるスタンプ編集画面の[スタンプ追加]アイコン166の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S32:スタンプ追加)、S21以降の処理を実行する。スタンプ&アイコン生成処理(S29)を実行した後のスタンプ選択画面130は、S49で生成したアイコン画像データで示されるスタンプアイコン171をさらに含む点において、図8(B)と相違する。
次に、ハガキプログラム65は、スタンプアイコン171の位置に対するロングタッチ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S22:Yes)、図11(B)に示されるように、ポップアップ画像172をディスプレイ53に表示させる(S24&S25)。ポップアップ画像172は、スタンプアイコン171に対応するカスタムスタンプレコードのテキストデータで示される文字列“よろしくお願いします”を、携帯端末50のユーザに報知するための画像である。S24、S25の処理は、報知処理の一例である。
また、ハガキプログラム65は、スタンプ選択画面130に含まれるスタンプアイコン141〜144、148、149、171の1つの位置に対するタップ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S23:スタンプ)、タップされたスタンプアイコンに対応するスタンプをテンプレート画像121に合成し(S30)、スタンプが合成されたテンプレート画像121を含むスタンプ編集画面をディスプレイ53に表示させる(S31)。スタンプアイコンがタップされた後に実行するS30以降の処理は、前述の説明と共通するので説明は省略する
さらに図示は省略するが、ハガキプログラム65は、[図柄スタンプ]アイコン146の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、入力I/F54を通じたユーザ操作に従って、図柄スタンプを示すスタンプ画像データと、スタンプアイコンを示すアイコン画像データとを生成してもよい。図柄スタンプのスタンプ画像データは、例えば、メモリ62に記憶された写真データに基づいて生成されてもよい。そして、ハガキプログラム65は、生成したスタンプ画像データ及びアイコン画像データを含むカスタムスタンプレコードを、カスタムスタンプリストに登録してもよい。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、入力されたM文字から抽出されたN文字がスタンプアイコン171に含められるので、固定サイズのスタンプアイコン171に多数の文字を含めることによって、各文字が判別できないほど小さくなることを抑制できる。すなわち、文字を含む文字スタンプ161の内容を、スタンプ選択画面130に一覧表示されたスタンプアイコン171を通じて適切に報知することができる。
上記の実施形態によれば、入力されたM文字から抽出されたN文字がスタンプアイコン171に含められるので、固定サイズのスタンプアイコン171に多数の文字を含めることによって、各文字が判別できないほど小さくなることを抑制できる。すなわち、文字を含む文字スタンプ161の内容を、スタンプ選択画面130に一覧表示されたスタンプアイコン171を通じて適切に報知することができる。
また、上記の実施形態によれば、対応する文字スタンプ161及びスタンプアイコン171の外観が共通するので、文字スタンプ161の内容をスタンプアイコン171を通じてさらに適切に報知することができる。また、スタンプアイコン171に省略記号“・・・”を含めることによって、文字列の一部が省略されていることを、スタンプアイコン171を通じてユーザに報知することができる。
また、上記実施形態によれば、M個の文字のうちの先頭からN文字が抽出されるので、スタンプアイコン171に含まれる文字列から文字スタンプ161の内容を推測しやすくなる。但し、スタンプアイコン171に含める文字列は、文字列の先頭のN文字に限定されない。他の例としては、ハガキプログラム65は、末尾からN文字を抽出してもよいし、先頭から(N/2)文字及び末尾から(N/2)文字を抽出してもよい。そして、省略記号“・・・”は、省略された文字の位置に配置されればよい。
また、上記の実施形態によれば、入力された文字数Mが閾値未満の場合に、M文字全てがアイコン画像に含められる。これにより、文字スタンプの内容をスタンプアイコンを通じてさらに適切に報知することができる。なお、ハガキプログラム65は、例えば図8のスタンプアイコン141のように、入力された文字数Mが3文字以下の場合において、M文字×1行の文字領域を含むレイアウトデータに当該文字を配置してもよい。
さらに、上記の実施形態によれば、スタンプアイコン171がロングタッチされたことに応じて、対応するテキストデータで示される全ての文字を含むポップアップ画像172が表示される。これにより、文字スタンプ161に含まれるM個の文字全てを、ポップアップ画像172を通じてユーザに報知することができる。
次に、上記の実施形態の変形例を説明する。なお、上記の実施形態と下記の変形例とは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、相互に組み合わせることができる。
[スタンプ&アイコン生成処理B]
まず図6を参照して、S29の変形例であるスタンプ&アイコン生成処理Bを説明する。ここでは、図13(D)に示されるように、改行文字を含む10文字の文字列“よろしくお願いします”がテキストボックス151を通じて入力されたものとする。
まず図6を参照して、S29の変形例であるスタンプ&アイコン生成処理Bを説明する。ここでは、図13(D)に示されるように、改行文字を含む10文字の文字列“よろしくお願いします”がテキストボックス151を通じて入力されたものとする。
以下、スタンプ&アイコン生成処理Aとの共通点の詳しい説明は省略し、相違点を中心に説明する。まず、S61〜S65、S69、S70の処理は、図5のS41〜S45、S49、S50の処理と共通する。一方、変形例に係るハガキプログラム65は、テキストボックス151を通じて入力された文字列の間に改行文字が含まれるか否かを判断する(S66)。S66の処理は、第2判断処理の一例である。
そして、ハガキプログラム65は、入力された文字列が改行文字を含むと判断したことに応じて(S66:Yes)、改行文字より前の文字列“よろしく”のうちの先頭から(6/2)個の文字“よろし”と、改行文字より後の文字列“お願いします”のうちの先頭から(6/2)個の文字“お願い”とを、レイアウトデータの6個の文字領域に配置する(S67)。すなわち、図12(A)に示されるスタンプアイコン173上において、改行文字より前から抽出した文字列“よろし”と、改行文字より後から抽出した文字列“お願い”とが並列に配置される。S67の処理は、第2生成処理の一例である。
一方、ハガキプログラム65は、入力された文字列が改行文字を含まないと判断したことに応じて(S66:No)、文字列“よろしくお願いします”のうちの先頭から(6/2)個の文字“よろし”を、レイアウトデータの文字領域1〜3に設定する(S68)。S68の他の例として、ハガキプログラム65は、文字列“よろしくお願いします”のうちの先頭から6個の文字“よろしくお願”を、レイアウトデータの文字領域1〜6に設定してもよい。S68の処理は、第2生成処理の一例である。
上記の変形例によれば、文字スタンプが複数行の文字列を含む場合に、各行の先頭の一部ずつがスタンプアイコン173に並列に配置される。これにより、文字スタンプの内容をスタンプアイコン173を通じてさらに適切に報知することができる。
次に図12を参照して、S24の他の例を説明する。ハガキプログラム65は、図12(A)のスタンプアイコン173の位置に対するロングタッチ操作を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S22:Yes)、スタンプアイコン173に対応するカスタムスタンプレコードのテキストデータで示される文字列を、スタンプアイコン173上でスクロール表示させる(S24&S21)。
一例として、ハガキプログラム65は、図12(B)に示されるように、改行文字より前の文字列“よろしく”及び改行文字より後の文字列“お願いします”それぞれを、並列にスクロール表示させてもよい。他の例として、ハガキプログラム65は、スタンプアイコン173に表示される文字列を2行から1行に切り替えて、文字列“よろしくお願いします”をスクロール表示させてもよい。
さらに、第1タッチ操作及び第2タッチ操作の組み合わせは、上記の実施形態の例に限定されない。携帯端末50の入力I/F54は、例えば、ディスプレイ53の表示画面に重畳された膜状の圧力センサ及び位置センサを有していてもよい。圧力センサ及び位置センサは、ディスプレイ53の表示画面、すなわち、携帯端末50の表面に露出されたガラス板に対するタッチ操作に応じた操作信号を出力するタッチセンサの一例である。
圧力センサは、入力媒体によって表示画面に加えられた圧力に応じた圧力信号をCPU61に出力する。圧力センサは、第1圧力未満の押圧力で表示画面が押されたことに応じて、第1圧力信号を出力する。また、圧力センサは、第1圧力以上で且つ第2圧力未満の押圧力で表示画面が押されたことに応じて、第2圧力信号を出力する。さらに、圧力センサは、第2圧力以上の押圧力で表示画面が押されたことに応じて、第3圧力信号を出力する。なお、第2圧力は、第1圧力より大きい。位置センサは、入力媒体によって圧力が加えられた表示画面上の位置に応じた位置信号をCPU61に出力する。また、位置センサは、表示画面に対するタッチ操作が継続してなされている場合に、所定の検知周期(例えば、10msec)毎に位置信号を繰り返し出力する。
入力I/F54は、第1圧力信号が圧力センサから出力されたことに応じて、位置センサから出力される位置信号で示される位置に対するタップ操作が実行されたことを検出する。入力I/F54は、第2圧力信号が圧力センサから出力されたことに応じて、位置センサから出力される位置信号で示される位置に対するピーク操作が実行されたことを検出する。入力I/F54は、第3圧力信号が圧力センサから出力されたことに応じて、位置センサから出力される位置信号で示される位置に対するポップ操作が実行されたことを検出する。
そして、ハガキプログラム65は、スタンプ選択画面に表示されたスタンプアイコンの位置に対するピーク操作を受け付けたことに応じて(S22:Yes)、S24以降の処理を実行してもよい。一方、ハガキプログラム65は、スタンプ選択画面に表示されたスタンプアイコンの位置に対するポップ操作を受け付けたことに応じて(S23:スタンプ)、S30以降の処理を実行してもよい。すなわち、ピーク操作は第1タッチ操作の一例であり、ポップ操作は第2タッチ操作の一例である。
また、上記の実施形態のMFP10及び携帯端末50において、メモリ32、62に記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明のコントローラが実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、コントローラの構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、MFP10及び携帯端末50として実現できるだけでなく、MFP10及び携帯端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワーク101を通じてMFP10及び携帯端末50に接続可能なサーバに搭載されたメモリを含んでもよい。そして、サーバのメモリに記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワーク101を通じて配信されてもよい。
10・・・MFP
11・・・プリンタ
50・・・携帯端末
53・・・ディスプレイ
54・・・入力I/F
55・・・通信I/F
61・・・CPU
62・・・メモリ
65・・・ハガキプログラム
11・・・プリンタ
50・・・携帯端末
53・・・ディスプレイ
54・・・入力I/F
55・・・通信I/F
61・・・CPU
62・・・メモリ
65・・・ハガキプログラム
Claims (9)
- ディスプレイと、入力インタフェースと、メモリとを備える携帯端末によって実行可能なプログラムであって、
該プログラムは、
M(Mは2以上の整数)個の文字を入力するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、
入力されたM個の文字を表し且つ文字数が多いほどスタンプサイズが大きいスタンプ画像を生成する第1生成処理と、
入力されたM個の文字から抽出したN(N<M)個の文字を表し且つ固定サイズのアイコン画像を生成する第2生成処理と、
前記スタンプ画像を示すスタンプ画像データ及び前記アイコン画像を示すアイコン画像データを、対応付けて前記メモリに記憶させる記憶処理と、
前記メモリに記憶された複数の前記アイコン画像データそれぞれで示される複数の前記アイコン画像を、前記ディスプレイに一覧表示させる表示処理と、
一覧表示された複数の前記アイコン画像の1つを指定するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、
前記第2受付処理で指定された前記アイコン画像に対応する前記スタンプ画像を、ハガキの通信面に記録されるテンプレート画像に合成する合成処理とを前記携帯端末に実行させるプログラム。 - 該プログラムは、前記第2生成処理において、入力されたM個の文字のうちの先頭からN個の文字を、入力順に配列した前記アイコン画像を生成する請求項1に記載のプログラム。
- 該プログラムは、前記第1受付処理で入力された文字数Mが閾値以上か否かを判断する第1判断処理を前記携帯端末に実行させ、前記閾値は、Nより大きい値であり、
該プログラムは、
前記第1判断処理で前記閾値以上と判断したことに応じて、前記第2生成処理を前記前記携帯端末に実行させ、
前記第1判断処理で前記閾値未満と判断したことに応じて、入力されたM個の文字を表し且つ固定サイズの前記アイコン画像を生成する第3生成処理を前記携帯端末に実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。 - 該プログラムは、
入力されたM個の文字の間に改行文字が含まれるか否かを判断する第2判断処理を前記携帯端末に実行させ、
前記第2判断処理で改行文字を含むと判断した場合の前記第2生成処理において、前記改行文字より前の文字列のうちの先頭から(N/2)個の文字と、前記改行文字より後の文字列のうちの先頭から(N/2)個の文字とを、並列に配置した前記アイコン画像を生成する請求項1に記載のプログラム。 - 該プログラムは、
前記第1受付処理において、文字の配列方向、フォントタイプ、及び色の少なくとも1つを特定するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じてさらに受け付け、
前記第1生成処理及び前記第2生成処理において、特定された配列方向、フォントタイプ、色が共通する前記スタンプ画像及び前記アイコン画像を生成する請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。 - 該プログラムは、前記第2生成処理において、入力されたM個の文字のうちの連続する(M−N+1)個の文字を省略記号に置換した文字列を表す前記アイコン画像を生成する請求項1から5のいずれかに記載のプログラム。
- 前記入力インタフェースは、前記ディスプレイ上にタッチされた入力媒体の位置を検出するタッチセンサであり、
該プログラムは、
前記第2受付処理において、前記アイコン画像の位置に対して、第1タッチ操作或いは前記第1タッチ操作と異なる第2タッチ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付け、
前記第2受付処理で前記第1タッチ操作を受け付けたことに応じて、当該アイコン画像に対応する前記スタンプ画像で表されるM個の文字を報知する報知処理を前記携帯端末に実行させ、
前記第2受付処理で前記第2タッチ操作を受け付けたことに応じて、前記合成処理を前記携帯端末に実行させる請求項6に記載のプログラム。 - 前記携帯端末は、通信インタフェースを備えており、
該プログラムは、
前記テンプレート画像の印刷を指示するユーザ操作を前記入力インタフェースを通じて受け付けたことに応じて、前記通信インタフェースを通じてプリンタに印刷指示情報を送信する印刷指示処理を前記携帯端末に実行させ、前記印刷指示情報は、前記テンプレート画像をハガキの通信面に印刷させるための情報である請求項1から7のいずれかに記載のプログラム。 - ディスプレイと、
入力インタフェースと、
メモリと、
コントローラとを備える携帯端末であって、
前記コントローラは、
M(Mは2以上の整数)個の文字を入力するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、
入力されたM個の文字を表し且つ文字数が多いほどスタンプサイズが大きいスタンプ画像を生成する第1生成処理と、
入力されたM個の文字から抽出したN(N<M)個の文字を表し且つ固定サイズのアイコン画像を生成する第2生成処理と、
前記スタンプ画像を示すスタンプ画像データ及び前記アイコン画像を示すアイコン画像データを、対応付けて前記メモリに記憶させる記憶処理と、
前記メモリに記憶された複数の前記アイコン画像データそれぞれで示される複数の前記アイコン画像を、前記ディスプレイに一覧表示させる表示処理と、
一覧表示された複数の前記アイコン画像の1つを指定するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、
前記第2受付処理で指定された前記アイコン画像に対応する前記スタンプ画像を、ハガキの通信面に記録されるテンプレート画像に合成する合成処理と、を実行する携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016191572A JP2018056835A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 携帯端末で実行されるプログラム及び携帯端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=61837263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016191572A Pending JP2018056835A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 携帯端末で実行されるプログラム及び携帯端末 |
Country Status (1)
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