JP2023112821A - プロピレン系重合体組成物の製造方法 - Google Patents

プロピレン系重合体組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、透明性、耐衝撃性、剛性に優れ、且つ、フレーム処理しても透明性が良好な成形体が得られるプロピレン系重合体組成物を得るのに好適な、特定のプロピレン・エチレン共重合体、および特定のエチレン・α-オレフィン共重合体に有機過酸化物を配合し、一括で動的熱処理してプロピレン系重合体組成物を製造する方法を開発することにある。【解決手段】本発明は、メルトフローレイト(MFRA)が0.1~50g/10minの範囲にあるプロピレン・エチレン共重合体(A)を80~91質量部、および、メルトフローレイト(MFRB)が1~50g/10minの範囲にあるエチレン・α-オレフィン共重合体(B)を9~20質量部〔ただし、(A)+(B)の合計量を100質量部とする。〕の範囲で含む混合物を、有機過酸化物で動的熱処理を行い、メルトフローレイト(MFRC)が下記式1を満たし、且つ、1~100g/minの範囲にあるプロピレン系重合体組成物(C)の製造方法に係る。(MFRC)-(MFRA)≦2×(MFRB)・・・式(1)【選択図】なし

Description

透明性、耐衝撃性、および剛性に優れる射出成形品を得るに好適なプロピレン系重合体組成物の製造方法。
ポリエチレンやポリプロピレンに代表されるポリオレフィン(オレフィン系重合体)は、生産に係るエネルギーが小さく、軽量かつリサイクル性にも優れることから、各産業界における、循環型社会を形成するための3R(Reduce、Reuse、Recycle)への取り組みのなかで、更に注目が高まっている。ポリオレフィンは、日用雑貨、台所用品、包装用フィルム、家電製品、機械部品、電気部品、自動車部品など、種々の分野で利用されている。
オレフィン系重合体の中でも、ポリプロピレンは剛性、耐熱性に優れるが、ポリエチレンに比べると、耐寒性、耐衝撃性に劣ることから、ポリプロピレンから得られるフィルムなどの成形体の物性を改良する方法としてポリプロピレンにポリエチレン(エチレン・α-オレフィン共重合体)を配合したポリプロピレン系樹脂組成物が提案されている(特許文献1)。
一方、ポリプロピレンにエチレン・α-オレフィン共重合体を配合することにより、耐衝撃性は改良されるが、透明性が低下する場合があることから、プロピレン・エチレンランダム共重合体(A)、エチレン・α-オレフィン共重合体(B)およびプロピレン単独重合体(C)に有機過酸化物(D)を添加して溶融混練する際に、(A)成分と(B)成分とを別個に溶融混練した後、両者を溶融混練してプロピレン樹脂組成物を得る方法(特許文献2)が提案されている。
特開2016-108509号公報 特開2004-176061号公報
特許文献2に記載の技術は、分散相を微細な分散状態になるよう制御するためにエチレン・α-オレフィン共重合体(B)を微粒子化する混練と有機過酸化物によるプロピレン・エチレンランダム共重合体(A)の減成のための混練を同時に行わずに、逐次溶融混練または分割溶融混練の方法により製造することから、組成物の製造に二つの工程が必要である。またフレーム処理後の透明性については十分に検討されていなかった。
本発明の目的は、透明性、耐衝撃性、剛性に優れ、且つ、フレーム処理しても透明性が良好な成形体が得られるプロピレン系重合体組成物を得るのに好適な、特定のプロピレン・エチレン共重合体、および特定のエチレン・α-オレフィン共重合体に有機過酸化物を配合し、一括で動的熱処理してプロピレン系重合体組成物を製造する方法を開発することにある。
本発明は、以下の[1]~[4]にかかわる。
[1]
エチレン含量が1~5質量%、JIS K7210(温度:230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRA)が0.1~50g/10minの範囲にあるプロピレン・エチレン共重合体(A)を80~91質量部、
および、密度が890~909g/cm3、JIS K7210(温度:190℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRB)が1~50g/10minの範囲にあるエチレン・α-オレフィン共重合体(B)を9~20質量部〔ただし、(A)+(B)の合計量を100質量部とする。〕の範囲で含む混合物を、
有機過酸化物で動的熱処理を行い、JIS K7210(温度:230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRC)が下記式1を満たし、且つ、1~100g/minの範囲にあるプロピレン系重合体組成物(C)の製造方法。
(MFRC)-(MFRA)≦2×(MFRB)・・・式(1)
[2]
前記混合物が造核剤を含有する項[1]に記載のプロピレン系重合体組成物(C)の製造方法。
[3]
項[1]または[2]に記載のプロピレン系重合体組成物(C)からなる射出成形体。
[4]
射出成形体がフレーム処理されてなる項[3]に記載の射出成形体。
本発明のプロピレン系重合体組成物の製造方法は、プロピレン・エチレン共重合体とエチレン・α-オレフィン共重合体を含むプロピレン系重合体組成物を一括で製造でき、且つ、当該製造方法で得られた組成物からなる成形体は、透明性、耐衝撃性、剛性に優れ、フレーム処理後の透明性が維持できる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
<プロピレン・エチレン共重合体(A)>
本発明に係わるプロピレン系重合体組成物(C)の原料の一つであるプロピレン・エチレン共重合体(A)は、エチレン含量が1~5質量%、好ましくは1.5~3.5質量%、JIS K7210(温度:230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRA)が0.1~50g/10min、好ましくは0.4~30g/10minの範囲にあるプロピレンとエチレンとのランダム共重合体である。
エチレン含量が1質量%未満、あるいはプロピレンの単独重合体は、プロピレン系重合体組成物からなる成形体の耐衝撃性および透明性が劣る虞があり、一方、エチレン含量が5質量%を超える共重合体は、プロピレン系重合体組成物からなる成形体の剛性が劣る虞がある。
本発明に係るプロピレン・エチレン共重合体(A)の製造方法は、特に限定されるものではなく、チーグラ・ナッタ触媒、メタロセン系触媒等の周知の触媒を用いた周知の方法が挙げられる。
<エチレン・α-オレフィン共重合体(B)>
本発明に係わるプロピレン系重合体組成物(C)の原料の一つであるエチレン・α-オレフィン共重合体(B)は、密度が890~909g/cm3、好ましくは892~905g/cm3にあるエチレンとα-オレフィンとのランダム共重合体である。
密度が890g/cm3未満または910g/cm3以上の共重合体は、プロピレン・エチレン共重合体(A)とエチレン・α―オレフィン共重合体の屈折率差が大きくなり、プロピレン・エチレン共重合体(A)に島状に分散している共重合体の表面で可視光が乱反射し、プロピレン系重合体組成物からなる成形体の透明性が低下する虞がある。
JIS K7210(温度:190℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRB)が1~50g/10min、好ましくは3~30g/10minにあるエチレンとα-オレフィンとのランダム共重合体である。
MFRBが1g/10min未満の共重合体は、流動性が悪いため、得られるプロピレン系重合体組成物の成形性が悪化する。またエチレン・α-オレフィン共重合体の分散粒径が大きくなり、透明性が低下する虞がある。MFRBが50g/10minを超える共重合体は、プロピレン系重合体組成物からなる成形体の耐衝撃性が低下する虞がある。
エチレンと共重合されるα-オレフィンは、好ましくは炭素数3~20のα-オレフィンであり、具体的には、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテン-1、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセン、1-ウンデセン、1-ドデセン、1-トリデセン、1-テトラデセン、1-ペンタデセン、1-ヘキサデセン、1-ヘプタデセン、1-ノナデセン、1-エイコセン、9-メチル-1-デセン、11-メチル-1-ドデセンおよび12-エチル-1-テトラデセンなどが挙げられる。これらα-オレフィンは、単独で、または2種以上組み合わせて用いられる。
本発明に係るエチレン・α‐オレフィン共重合体(B)の製造方法としては、特に限定されるものではなく、チーグラ・ナッタ触媒、メタロセン系触媒等の周知の触媒を用いた周知の方法が挙げられる。
<有機過酸化物>
本発明に係わるプロピレン系重合体組成物(C)を製造する際に用いる有機過酸化物は、公知の化合物であり、具体的には、ベンゾイルペルオキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジ-tert-ブチルペルオキシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(ペルオキシドベンゾエート)ヘキシン-3、1,4-ビス(tert-ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ラウロイルペルオキシド、tert-ブチルペルアセテート、2,5-ジメチル-2,5-ジ(tert-ブチルペルオキシ)ヘキシン-3、2,5-ジメチル-2.5-ジ(tert-ブチルペルオキシ)ヘキサン、tert-ブチルペルベンゾエート、tert-ブチルペルフェニルアセテート、tert-ブチルペルイソブチレート、tert-ブチルペル-sec-オクトエート、tert-ブチルペルピバレート、クミルペルピバレートおよびtert-ブチルペルジエチルアセテートなどが挙げられる。
〈造核剤〉
本発明に係わるプロピレン系重合体組成物(C)を製造する際に加え得る造核剤は、結晶核剤、あるいは核剤とも呼称される、原料に含まれるプロピレン・エチレンランダム共重合体(A)およびエチレン・α-オレフィン共重合体(B)の結晶化を促進させる化合物であり、具体的には、安息香酸ナトリウム、ビスベンジリデンソルビトール、ビス(p-メチルベンジリデン)ソルビトール、ビス(p-エチルベンジリデン)ソルビトール、ソジウム-2,2-メチレンビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)ホスファイト、タルク、酸化チタン、アルミニウムヒドロキシージーp-t-ブチルベンゾエート、芳香族リン酸エステル塩、芳香族カルボン酸、D-グリセロ-L-グロ-ノニトール,7,8,9,-トリデオキシ-3,5:45-ビス-O-[(R-プロピルフェニル)メチレン]などのノニトール系核剤や、ロジン系核剤などが挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明に係わるプロピレン系重合体組成物を製造する際には、本発明の目的を損なわない限り、上記有機過酸化物、および上記結晶核剤の他に、酸化防止剤、紫外線吸収剤、中和剤、光安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、滑剤、臭気吸着剤、抗菌剤、顔料、無機質及び有機質の充填剤並びに種々の合成樹脂などの公知の添加剤を必要に応じて配合してもよい。
≪プロピレン系重合体組成物(C)の製造方法≫
本発明のプロピレン系重合体組成物(C)の製造方法は、上記プロピレン・エチレン共重合体(A)を80~91質量部、好ましくは85~90質量部、および上記エチレン・α-オレフィン共重合体(B)を9~20質量部、好ましくは10~15質量部〔ただし、(A)+(B)の合計量を100質量部とする。〕の範囲、で含む混合物を、
有機過酸化物で動的熱処理を行い、JIS K7210(温度:230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRC)が下記式1を満たし、且つ、1~100g/minの範囲にあるプロピレン系重合体組成物(C)を得る方法である。
(MFRC)-(MFRA)≦2×(MFRB)・・・式(1)
エチレン・α-オレフィン共重合体(B)の量が9質量部未満では、組成物からなる成形体は、耐衝撃性に劣る虞があり、一方、20質量部を超える組成物からなる成形体は、剛性が劣る虞がある。
プロピレン・エチレン共重合体(A)のMFRの上昇の大きさは、有機過酸化物の配合量、および動的熱処理の時間で調整でき、また、エチレン・α-オレフィン共重合体(B)は、有機過酸化物で動的熱処理しても、MFRの上昇は、さほどないので、本発明において、上記式(1)を満たすには、プロピレン・エチレン共重合体(A)およびエチレン・α-オレフィン共重合体(B)のMFRおよび配合割合、有機過酸化物の配合量、および動的熱処理の時間を適宜選択することにより、達成できる。
また、得られるプロピレン系重合体組成物(C)のメルトフローレイト(MFRC)と原料の一つであるプロピレン・エチレン共重合体(A)のメルトフローレイト(MFRA)との差(変化)と、原料の一つであるエチレン・α-オレフィン共重合体(B)のメルトフローレイト(MFRB)との関係が、上記式(1)を満たすことにより、プロピレン系重合体組成物(C)から得られる成形体が、より耐衝撃性に優れ、且つ、成形体をフレーム処理しても、透明性が低下しないのであります。
本発明のプロピレン系重合体組成物(C)の製造方法において、有機過酸化物の添加量(配合量)は、得られるプロピレン系重合体組成物(C)のMFR、原料であるプロピレン・エチレンランダム共重合体(A)およびエチレン・α-オレフィン共重合体(B)のMFRおよび配合割合で適宜決め得るが、通常、プロピレン・エチレンランダム共重合体(A)とエチレン・α-オレフィン共重合体(B)との合計量:100質量部に対して、00.005~0.5質量部の範囲にある。
本発明の製造方法で得られるプロピレン系重合体組成物(C)は、JIS K7210(温度:230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRc)が1~100g/10min、好ましくは2~60g/10minの範囲、より好ましくは3~40g/10minの範囲にある。MFRcが1g/10min未満の場合は、プロピレン系重合体組成物の流動性が悪いため、成形性が悪化する虞がある。MFRcが100g/10minを超える場合は、プロピレン系重合体組成物からなる成形体の耐衝撃性が低下する虞がある。
<成形体>
本発明の製造方法で得られるプロピレン系重合体組成物は、成形性に優れているので、様々な成形方法を適用できる。
本発明の成形体の具体例としては、射出成形体、発泡成形体、射出発泡成形体、射出ブロー成形体、押出成形体、ブロー成形体、真空・圧空成形体、カレンダー成形体、延伸フィルム、インフレーションフィルムが挙げられる。特に、射出成形体が好ましい。成形体を製造する場合の成形条件は特に制限されず、公知の条件を採用できる。
本発明の成形体は、フレーム処理することにより、通常ではラベリングや印刷をしても密着性が悪く、十分な剥離強度を得られないプロピレン系樹脂組成物の表面を親水化することにより、ラベリングや印刷を可能になる。
本発明に係わるプロピレン系重合体組成物からなる成形体は、フレーム処理を行っても、成形体の透明性が低下しないという特徴を有する。
本発明の成形体のフレーム処理は、フレーム処理機を用いて燃焼ガスと空気の混合ガスを燃やすことで空気中の酸素をプラズマ化させ、酸素プラズマを処理対象物に付与する方法であり、かかる処理を行うことにより、成形体の表面を親水化することができる。
本発明の成形体の用途は、特に限定されない。好適な用途の具体例としては、コンテナやパレットといった流通資材、ドアパネル、ピラートリム、ドアトリム、ドアロアガーニッシュ、インストルメントパネルなどの自動車内外装部材、エンジンルーム周辺部品、その他自動車部品、日用品、家電部品、食品容器、飲料容器、医療容器が挙げられる。中でも、流通資材の用途が好ましく、コンテナが特に好ましい。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実施例および比較例で用いたプロピレン・エチレンランダム共重合体(A)、エチレン・α-オレフィン共重合体(B)およびエチレン・α-オレフィン共重合体(E)を以下に示す。
〔プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-1)〕
〈プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-1)の製造〉
(1)固体触媒成分の調整
無水塩化マグネシウム95.2g、デカン442mLおよび2-エチルヘキシルアルコール390.6gを130℃で2時間加熱反応を行って均一溶液とした後、この溶液中に無水フタル酸21.3gを添加し、さらに130℃にて1時間攪拌混合を行い、無水フタル酸を溶解させた。
このようにして得られた均一溶液を室温に冷却した後、-20℃に保持した四塩化チタン200mL中に、この均一溶液の75mLを1時間にわたって滴下装入した。装入終了後、この混合液の温度を4時間かけて110℃に昇温し、110℃に達したところでフタル酸ジイソブチル(DIBP)5.22gを添加し、これより2時間同温度にて攪拌保持した。
2時間の反応終了後、熱濾過にて固体部を採取し、この固体部を275mLの四塩化チタンに再懸濁させた後、再び110℃で2時間、加熱した。反応終了後、再び熱濾過にて固体部を採取し、110℃のデカンおよびヘキサンにて溶液中に遊離のチタン化合物が検出されなくなるまで充分洗浄した。
ここで、前記遊離チタン化合物の検出は次の方法で確認した。予め窒素置換した100mLの枝付きシュレンクに上記固体触媒成分の上澄み液10mLを注射器で採取し装入した。次に、窒素気流にて溶媒ヘキサンを乾燥し、さらに30分間真空乾燥した。これに、イオン交換水40mL、50容量%硫酸10mLを装入し30分間攪拌した。この水溶液をろ紙を通して100mLメスフラスコに移し、続いて鉄(II)イオンのマスキング剤としてconc.H3PO4 1mLとチタンの発色試薬として3%H22水溶液 5mLを加え、さらにイオン交換水で100mLにメスアップした。このメスフラスコを振り混ぜ、20分後にUVを用い420nmの吸光度を観測し遊離チタンの検出を行った。この吸収が観測されなくなるまで遊離チタンの洗浄除去および遊離チタンの検出を行った。
上記のように調製された固体状チタン触媒成分(A)は、デカンスラリーとして保存したが、この内の一部は触媒組成を調べる目的で乾燥した。このようにして得られた固体状チタン触媒成分(A)の組成は、チタン2.3質量%、塩素61質量%、マグネシウム19質量%、DIBP 12.5質量%であった。
(2)予備重合触媒成分の調製
内容積500mLの攪拌機付きの三つ口フラスコを窒素ガスで置換した後、脱水処理したヘプタンを400mL、トリエチルアルミニウム19.2mmol、ジシクロペンチルジメトキシシラン3.8mmol、上記固体状チタン触媒成分(A)4gを加えた。内温を20℃に保持し、攪拌しながらプロピレンを導入した。1時間後、攪拌を停止し結果的に固体状チタン触媒成分(A)1g当たり2gのプロピレンが重合した予備重合触媒成分(B)を得た。
(3)重合
内容積10Lの攪拌機付きステンレス製オートクレーブを十分乾燥し、窒素置換の後、脱水処理したヘプタン6L、トリエチルアルミニウム12.5mmol、ジシクロペンチルジメトキシシラン0.6mmolを加えた。系内の窒素をプロピレンで置換した後に、水素を0.03MPa-G装入し、続いて攪拌しながらプロピレンおよびエチレンを導入した。なお、導入量は、重合槽内の気相部のエチレン濃度が2.3mol%となるように調整した。
内温80℃、全圧0.8MPa-Gに系内が安定した後、上記予備重合触媒成分(B)をTi原子換算で0.10mmol含んだヘプタンスラリー20.8mLを加え、プロピレンを連続的に供給しながら80℃で3時間重合を行った。
得られたプロピレン系重合体(A-1)は、MFRAが4.0g/10min、エチレン含量が3.0質量%であった。
〔プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-2)〕
〈プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-2)の製造〉
(1)(2)の工程はプロピレン・エチレンランダム共重合体重合体(A-1)と同様である。
(3)重合
内容積10Lの攪拌機付きステンレス製オートクレーブを十分乾燥し、窒素置換の後、脱水処理したヘプタン6L、トリエチルアルミニウム12.5mmol、ジシクロペンチルジメトキシシラン0.6mmolを加えた。系内の窒素をプロピレンで置換した後に、水素を0.01MPa-G装入し、続いて攪拌しながらプロピレンおよびエチレンを導入した。なお、導入量は、重合槽内の気相部のエチレン濃度が1.8mol%となるように調整した。
内温80℃、全圧0.8MPa-Gに系内が安定した後、上記予備重合触媒成分(B)をTi原子換算で0.10mmol含んだヘプタンスラリー20.8mLを加え、プロピレンを連続的に供給しながら80℃で3時間重合を行った。
得られたプロピレン・エチレンランダム共重合体(A-2)は、MFRAが0.5g/10min、エチレン含量が2.5質量%であった。
〔プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-3)〕
〈プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-3)の製造〉
(1)(2)の工程はプロピレン・エチレンランダム共重合体(A-1)と同様である。
(3)重合
内容積10Lの攪拌機付きステンレス製オートクレーブを十分乾燥し、窒素置換の後、脱水処理したヘプタン6L、トリエチルアルミニウム12.5mmol、ジシクロペンチルジメトキシシラン0.6mmolを加えた。系内の窒素をプロピレンで置換した後に、水素を0.15MPa-G装入し、続いて攪拌しながらプロピレンおよびエチレンを導入した。なお、導入量は、重合槽内の気相部のエチレン濃度が1.3mol%となるように調整した。
内温80℃、全圧0.8MPa-Gに系内が安定した後、上記予備重合触媒成分(B)をTi原子換算で0.10mmol含んだヘプタンスラリー20.8mLを加え、プロピレンを連続的に供給しながら80℃で3時間重合を行った。
得られたプロピレン・エチレンランダム共重合体(A-3)は、MFRAが30g/10min、エチレン含量が1.5質量%であった。
〔プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-4)〕
〈プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-4)の製造〉
(1)(2)の工程はプロピレン・エチレンランダム共重合体(A-1)と同様である。
(3)重合
内容積10Lの攪拌機付きステンレス製オートクレーブを十分乾燥し、窒素置換の後、脱水処理したヘプタン6L、トリエチルアルミニウム12.5mmol、ジシクロペンチルジメトキシシラン0.6mmolを加えた。系内の窒素をプロピレンで置換した後に、水素を0.07MPa-G装入し、続いて攪拌しながらプロピレンおよびエチレンを導入した。なお、導入量は、重合槽内の気相部のエチレン濃度が2.3mol%となるように調整した。
内温80℃、全圧0.8MPa-Gに系内が安定した後、上記予備重合触媒成分(B)をTi原子換算で0.10mmol含んだヘプタンスラリー20.8mLを加え、プロピレンを連続的に供給しながら80℃で3時間重合を行った。
得られたプロピレン・エチレンランダム共重合体(A-4)は、MFRAが7.0g/10min、エチレン含量が3.0質量%であった。
〔エチレン・α-オレフィン共重合体(B-1)〕
密度が903kg/m3、MFRBが4.0g/10min〈プライムポリマー社製、商品名:SP0540 メタロセン系触媒〉。
〔エチレン・α-オレフィン共重合体(B-2)〕
密度が903kg/m3、MFRBが15g/10min〈プライムポリマー社製、商品名:SP00206 メタロセン系触媒〉。
〔エチレン・α-オレフィン共重合体(B-3)〕
密度が893kg/m3、MFRBが18g/10min〈三井化学社製、商品名:A-20090S メタロセン系触媒〉。
〔エチレン・α-オレフィン共重合体(E-1)〕
密度が885kg/m3、MFRBが18g/10min〈三井化学社製、商品名:A-20085S メタロセン系触媒〉。
〔エチレン・α-オレフィン共重合体(E-2)〕
密度が910kg/m3、MFRBが10g/10min〈プライムポリマー社製、商品名:NZ10100 チーグラー系触媒〉。
実施例および比較例で得られたプロピレン系重合体組成物などの物性は、以下の方法で測定した。
〔プロピレン・エチレンランダム共重合体のエチレン含量の測定〕
13C-NMRにより以下の装置および条件にて行った。
・測定装置:日本電子製LA400型核磁気共鳴装置
・測定モード:BCM(Bilevel Complete decoupling)
・観測周波数:100.4MHz
・観測範囲:17006.8Hz
・パルス幅:C核45°(7.8μ秒)
・パルス繰り返し時間:5秒
・試料管:5mmφ
・試料管回転数:12Hz
・積算回数:20000回
・測定温度:125℃
・溶媒:1,2,4-トリクロロベンゼン:0.35ml/重ベンゼン:0.2ml
・試料量:約40mg
測定で得られたスペクトルより、下記文献(1)に準じて、モノマー連鎖分布(トリアッド(3連子)分布)の比率を決定し、エチレンに由来する構成単位のモル分率(mol%)(以下E(mol%)と記す)およびプロピレンに由来する構成単位のモル分率(mol%)(以下P(mol%)と記す)を算出した。求められたE(mol%)およびP(mol%)から下記(式1)に従い質量%に換算しプロピレン系重合体の前記のDinsolおよびDsol中のエチレンに由来する構成単位の含有量(質量%)(以下E(wt%)と記す)を算出した。
E(wt%)=E(mol%)×28×100/[P(mol%)×42+E(mol%)×28](式1)
文献(1):Kakugo,M.; Naito,Y.; Mizunuma,K.; Miyatake,T., Carbon-13 NMR determination of monomer sequence distribution in ethylene-propylene copolymers preparedwith delta-titanium trichloride-diethylaluminum chloride. Macromolecules 1982, 15, (4), 1150-1152
〔引張弾性率〕
プロピレン系重合体組成物を用いて射出成形法によりJIS K7139に記載のタイプA1試験片を成形し、成形後に室温23±5℃、相対湿度50±5%に調節された恒温室に72時間放置した後、JIS K 7161(ISO178)に準拠して求めた。
〔シャルピー衝撃強さ〕
プロピレン系重合体組成物を用いて射出成形法によりJIS K7139に記載のタイプA1試験片を成形し、成形後に室温23±5℃、相対湿度50±5%に調節された恒温室に72時間放置した後、JIS K 7111(ISO179)に準拠して求めた。
〔高速面衝撃試験(ハイレート、HRIT(破断エネルギー))
試験機:島津HYDRO SHOT HITS-P10(島津製作所製)
・試験片:ISO2mm厚平板(80mm×80mm×2mmt)
・試験片の作成方法:型締め圧100トンの射出成形機を使用し、成形温度200℃、金型温度40℃にて射出成形し、室温23±5℃、相対湿度50±5%に調節された恒温室に72時間放置した後、試験を行った。
・試験方法:支持台(穴径76.2mm)上に設置した試験片に荷重センサーであるダート(径12.7mm、打撃面が平坦なフラットダート)を3.0m/秒の速度で衝突させ、試験片の衝撃荷重における変形破壊挙動を測定し、得られた衝撃パターンにおける亀裂発生点までにおいて吸収された衝撃エネルギーを算出し、材料の衝撃強度とした。測定雰囲気温度は、0±0.5℃であった。なお、本測定では、1Jが測定下限値である。
〔透明性(HAZE)〕
プロピレン系重合体組成物を用いて射出成形法により厚さ2mmのISO平板を成形し、成形後に室温23±5℃、相対湿度50±5%に調節された恒温室に72時間放置した後、JIS K 7136(ISO14782)JIS K 7361-1に準拠して求めた。
〔フレーム処理後の透明性〕
プロピレン系重合体組成物を用いて射出成形法により厚さ2mmのISO平板を成形し、成形後に室温23±5℃、相対湿度50±5%に調節された恒温室に72時間放置した後、火力を内炎が25~30mmになるよう調整したガスバーナーを用いて、サンプルとガスバーナーの火口との距離を60mm程度離し、ガスバーナーの移動速度を35mm/s程度としてフレーム処理を施した。
文字が記載された資料と観察者(目視)の距離を20cm程度とし、そのちょうど中間地にサンプルを配置し、フレーム処理前のサンプルとフレーム処理後のサンプルを比較して目視で透明性を評価した。
〇:透明性が変わらず、はっきり文字が見えるもの。
△:透明性に変化がみられ、やや文字が見づらくなっているもの。
×:透明性に大きな変化がみられ、文字が見えなくなっているもの。
〔実施例1〕
プロピレン・エチレンランダム共重合体(A-1):87質量部、上記エチレン・α-オレフィン共重合体(B-1):13質量部、および、(A-1)と(B-1)の合計量:100質量部に、造核剤としてノニトール 1,2,3-トリデオキシ-4,6:5,7-ビス-O-[(4-プロピルフェニル)メチレン](「ミラードNX8000J」(商品名)、ミリケン社製)を0.30質量部、リン系酸化防止剤のトリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)フォスファイト(「Irgafos168」(商品名)BASF社製)を0.13質量部、中和剤のステアリン酸カルシウム(日東化成社製)を0.10質量部、並びに所定の有機過酸化物として、2,5-ジメチル-2.5-ジ(tert-ブチルペルオキシ)ヘキサンを0.04質量部添加し、ヘンシェルミキサーにて攪拌混合した。
得られた混合物を東芝機械株式会社製の二軸押出機(TEM35BS)を用いて下記条件にて溶融混練してストランドを得た。
・型式:TEM35BS(35mm二軸押出機)
・スクリュー回転数:300rpm
・スクリーンメッシュ:#200
・樹脂温度:230℃
得られたストランドを水冷後ペレタイザーにて切断することにより、ペレット状のプロピレン系重合体組成物を得た。
得られたプロピレン系重合体組成物の物性を上記記載の測定方法で測定した。結果を表1に示す。
〔実施例2~6、比較例1~10〕
実施例1で用いたプロピレン・エチレンランダム共重合体(A-1)、および、エチレン・α-オレフィン共重合体(B-1)に替えて、表1及び表2に記載の重合体種を用いる以外は、実施例1と同様に行い、ペレット状のプロピレン系重合体組成物を得た。
得られたプロピレン系重合体組成物の物性を上記記載の測定方法で測定した。結果を表1および表2に示す。
Figure 2023112821000001
Figure 2023112821000002
表1から明らかなように、本発明の製造方法により得られたプロピレン系樹脂組成物を用いた射出成形品は、耐衝撃性、透明性、フレーム処理後の透明性に優れていた(実施例1~6)。
一方、表2に示すように、比較例1、7はエチレン・α-オレフィン共重合体が無添加もしくは十分に添加されておらず、また比較例2は有機過酸化物による動的熱処理を行っていないため耐衝撃性が不十分であった。比較例3、4、8、9、10は式(1)を満たしておらず、フレーム処理後の透明性が不十分であった。比較例5、6はエチレン・α―オレフィン共重合体の密度が規定の範囲から外れていて、透明性が不十分であった。
本発明の製造方法により得られたプロピレン系樹脂組成物は、透明性を維持しながら、剛性、耐衝撃性に優れ、特にフレーム処理後の透明性を損なうことがない。また、該ポリプロピレン系樹脂組成物を使用して得られる射出成形品は、透明性、剛性、耐衝撃性に優れ、かつフレーム処理後の透明性を損なうことがないので、ラベリングや印刷を必要とする流通資材、食品容器、各種飲料容器、医療用容器などに用いることができその工業的価値は大きい。

Claims (4)

  1. エチレン含量が1~5質量%、JIS K7210(温度:230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRA)が0.1~50g/10minの範囲にあるプロピレン・エチレン共重合体(A)を80~91質量部、
    および、密度が890~909g/cm3、JIS K7210(温度:190℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRB)が1~50g/10minの範囲にあるエチレン・α-オレフィン共重合体(B)を9~20質量部〔ただし、(A)+(B)の合計量を100質量部とする。〕の範囲で含む混合物を、
    有機過酸化物で動的熱処理を行い、JIS K7210(温度:230℃、2.16kg荷重)に準拠したメルトフローレイト(MFRC)が下記式1を満たし、且つ、1~100g/minの範囲にあるプロピレン系重合体組成物(C)の製造方法。
    (MFRC)-(MFRA)≦2×(MFRB)・・・式(1)
  2. 前記混合物が造核剤を含有する請求項1に記載のプロピレン系重合体組成物(C)の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のプロピレン系重合体組成物(C)からなる射出成形体。
  4. 射出成形体がフレーム処理されてなる請求項3に記載の射出成形体。
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