JP2023111441A - 燃料システム - Google Patents

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壮太 渡邉
Sota Watanabe
久雄 小川
Hisao Ogawa
公彦 前畑
Kimihiko Maehata
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Abstract

【課題】燃料システムにおいて、燃料の外部漏洩を防止すると共に燃料噴射弁と燃料供給経路との接続部から燃料漏れが発生した気筒を適切に検知可能とする。【解決手段】燃料噴射弁と、燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給経路と、燃料噴射弁の余剰燃料を返送する燃料返送経路と、一端が燃料噴射弁と燃料供給経路との接続部に連結されて他端が燃料返送経路に連結される漏れ燃料返送経路と、漏れ燃料返送経路に設けられて栓部材により開閉可能な点検孔と、漏れ燃料返送経路に設けられて接続部側への燃料の流動を阻止する逆止弁と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、内燃機関に適用される燃料システムに関するものである。
例えば、ディーゼルエンジンに適用されるコモンレール式の燃料噴射装置は、燃料ポンプと、コモンレールと、燃料噴射弁とを備える。燃料ポンプは、燃料タンクの燃料を吸入して加圧し、高圧燃料としてコモンレールに供給する。コモンレールは、燃料ポンプから供給された高圧燃料を所定の圧力に保持する。燃料噴射弁は、噴射弁を開閉することで、コモンレールの高圧燃料をディーゼルエンジンの燃焼室に噴射する。
燃料噴射弁は、コモンレールと燃料供給管を介して接続されることで燃料が供給され、燃焼室に高圧燃料を噴射可能となる。燃料噴射弁は、所定量の燃料を噴射した後、余剰燃料が発生する。燃料噴射弁は、燃料タンクと燃料返送管を介して接続されることで、余剰燃料が燃料タンクに返送可能となる。また、燃料供給管は、端部が燃料噴射弁の燃料供給口に押し付けられた状態(メタルタッチ)で接続される。そのため、燃料噴射弁と燃料供給管との接続部で燃料漏れが発生することがある。そのため、燃料噴射弁は、燃料供給管との接続部で漏れた燃料を燃料タンクに返送する漏れ燃料返送管が連結される。このような燃料システムとしては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
欧州特許第2011996号明細書 欧州特許第1680592号明細書
従来、燃料噴射弁と燃料供給管との接続部から漏れた燃料は、漏れ燃料返送管を通して燃料タンクに戻される。漏れ燃料返送管は、下流側端部が燃料返送管に連結され、漏れた燃料は、余剰燃料と共に燃料タンクに戻される。ディーゼルエンジンは、複数の燃料噴射弁が搭載される。そのため、従来の構成では、漏れ燃料が発生した燃料噴射弁を特定することが困難となる。そこで、漏れ燃料返送管に漏れ燃料を確認するための検知孔を設けることが考えられる。しかし、この場合、燃料漏れが発生すると、漏れ燃料が検知孔から外部に排出されてしまうという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、燃料の外部漏洩を防止すると共に燃料噴射弁と燃料供給経路との接続部から燃料漏れが発生した気筒を適切に検知可能とする燃料システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の燃料システムは、燃料噴射弁と、前記燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給経路と、前記燃料噴射弁の余剰燃料を返送する燃料返送経路と、前記燃料噴射弁と前記燃料供給経路との接続部から漏れた燃料を前記燃料返送経路に排出する漏れ燃料返送経路と、前記漏れ燃料返送経路に設けられて栓部材により開閉可能な点検孔と、前記漏れ燃料返送経路に設けられて前記接続部側への燃料の流動を阻止する逆止弁と、を備える。
本開示の燃料システムによれば、燃料の外部漏洩を防止することができると共に、燃料噴射弁と燃料供給経路との接続部から燃料漏れが発生した気筒を適切に検知することができる。
図1は、第1実施形態の燃料システムを表す概略図である。 図2は、燃料システムにおける燃料漏れ検知装置を表す概略図である。 図3は、第2実施形態の燃料システムにおける燃料漏れ検知装置を表す概略図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[第1実施形態]
<燃料システム>
図1は、第1実施形態の燃料システムを表す概略図である。
図1に示すように、燃料システム10は、ディーゼルエンジン(内燃機関)に搭載される。燃料システム10は、燃料タンク11と、燃料ポンプ12と、コモンレール13と、複数の燃料噴射弁14と、制御装置15とを備える。
燃料タンク11は、所定量の燃料を貯留する。燃料タンク11は、燃料吸入経路21を介して燃料ポンプ12に連結される。燃料ポンプ12は、燃料タンク11に貯留されている燃料を燃料吸入経路21から吸入し、加圧して高圧燃料を生成する。燃料ポンプ12は、燃料高圧経路22を介してコモンレール13に接続される。コモンレール13は、燃料ポンプ12から供給された高圧燃料を予め設定された所定の圧力に調整する。コモンレール13は、複数(第1実施形態では、4個)の燃料供給経路23を介して燃料噴射弁14にそれぞれ接続される。燃料噴射弁14は、所定のタイミングで噴射弁を開閉することで、コモンレール13の高圧燃料をディーゼルエンジンの各シリンダ(燃焼室)に噴射する。
コモンレール13は、燃料返送経路24を介して燃料タンク11に連結される。コモンレール13は、貯留する高圧燃料を所定の圧力に調整することから、高圧燃料が所定の圧力を超えて上昇すると、余剰燃料が燃料返送経路24により燃料タンク11に戻される。各燃料噴射弁14は、それぞれ燃料返送経路25を介して燃料返送経路24に連結される。燃料噴射弁14は、ディーゼルエンジンの運転状態に応じて所定量の燃料を噴射することから、余剰燃料が発生する。発生した余剰燃料は、燃料噴射弁14から燃料返送経路25により燃料返送経路24を介して燃料タンク11に戻される。
制御装置15は、各燃料噴射弁14を駆動制御可能である。制御装置15は、ディーゼルエンジンの運転状態に応じて燃料噴射弁14を駆動制御し、所定のタイミングで所定量の燃料を所定期間にわたってシリンダに噴射する。コモンレール13は、圧力センサ26が設けられる。圧力センサ26は、コモンレール13に貯留されている高圧燃料の圧力を計測し、制御装置15に出力する。制御装置15は、圧力センサ26の計測結果に基づいて、コモンレール13の高圧燃料が所定の圧力を超えると、圧力リミッタ(図示略)を作動し、コモンレール13の高圧燃料の一部を余剰燃料として燃料返送経路24から燃料タンク11に戻す。
<燃料漏れ検知装置の構成>
図2は、燃料システムにおける燃料漏れ検知装置を表す概略図である。
図2に示すように、燃料噴射弁14は、ディーゼルエンジンのシリンダヘッド31に装着され、シリンダに燃料を噴射可能である。コモンレール13は、燃料供給経路23を介して燃料噴射弁14に接続される。燃料噴射弁14は、燃料返送経路25を介して燃料返送経路24に連結され、燃料返送経路24が燃料タンク11に連結される。燃料返送経路25は、第1配管25aと、第2配管25bとを有する。第1配管25aは、シリンダヘッド31の内部に配置され、第2配管25bは、シリンダヘッド31の外部に配置される。第1配管25aと第2配管25bは、シリンダヘッド31に固定されたコネクタ32を介して連結される。
具体的に説明すると、燃料供給経路23は、第1配管23aと、第2配管23bとを有する。第1配管23aは、シリンダヘッド31の外部に配置され、第2配管23bは、シリンダヘッド31の内部に配置される。第2配管23bは、例えば、シリンダヘッド31に形成された中空部(図示略)に収容される。第2配管23bは、外周部に形成されたねじ部23cが、シリンダヘッド31に設けられたねじ部31aに螺合することで、シリンダヘッド31に固定される。このとき、第2配管23bは、下流側の端部が燃料噴射弁14の側部に押し付けられた押圧状態で、シリンダヘッド31に固定される。そのため、第2配管23bは、下流側の端部開口が燃料噴射弁14の側部に形成された燃料供給孔に連通する。そして、第1配管23aは、シリンダヘッド31から外部に露出した第2配管23bの端部に連結される。
燃料供給経路23を構成する第2配管23bは、端部が燃料噴射弁14の側部に押し付けられた押圧状態で、シリンダヘッド31に固定される。この場合、第2配管23bと燃料噴射弁14とはメタルタッチとなることから、燃料供給経路23の第2配管23bと燃料噴射弁14との接続部Cから燃料が漏洩することがある。そのため、第1実施形態の燃料システム10は、燃料漏れ検知装置40を有する。
燃料漏れ検知装置40は、漏れ燃料返送経路41と、点検孔42と、栓部材43と、逆止弁44とを有する。
漏れ燃料返送経路41は、燃料噴射弁14と燃料供給経路23との接続部Cから漏れた燃料を燃料返送経路24,25に排出する。すなわち、漏れ燃料返送経路41は、一端が燃料噴射弁14と燃料供給経路23との接続部Cの外側に連結され、他端が燃料返送経路25に連結される。漏れ燃料返送経路41は、第1配管41aと、第2配管41bと、第3配管41cとを有する。第1配管41aと第2配管41bは、シリンダヘッド31の内部に配置され、第3配管41cは、シリンダヘッド31の外部に配置される。
第1配管41aは、一端が燃料噴射弁14と燃料供給経路23との接続部Cに連結され、他端がシリンダヘッド31の外面部に固定されたコネクタ51に連結される。第2配管41bは、一端部が第1配管41aに連結され、他端がシリンダヘッド31の外面部に設けられた点検孔42に連結される。点検孔42は、漏れ燃料返送経路41としての第1配管41aおよび第2配管41bにおける鉛直方向の最下方位置に配置される。そのため、燃料供給経路23と燃料噴射弁14との接続部Cから燃料が漏洩したとき、漏洩した燃料は、第1配管41aおよび第2配管41bを通って点検孔42から排出可能となる。点検孔42は、栓部材43により開閉可能である。点検孔42は、栓部材43により閉止されているとき、漏洩燃料の排出が阻止される。
第3配管41cは、一端部がコネクタ51を介して第1配管41aに連結され、他端が燃料返送経路25における第2配管25bのコネクタ52に連結される。逆止弁44は、漏れ燃料返送経路41における第3配管41cに設けられる。つまり、逆止弁44は、シリンダヘッド31の外部に配置される。逆止弁44は、漏れ燃料返送経路41の第3配管41cにおける燃料返送経路25の第2配管25bとの連結部、つまり、コネクタ52の近傍に設けられることが好ましい。逆止弁44は、接続部C、つまり、漏れ燃料返送経路41から燃料返送経路25の第2配管25bへの燃料の流動を許容する。一方、逆止弁44は、燃料返送経路25の第2配管25bから接続部C側、つまり、漏れ燃料返送経路41における第3配管41cへの燃料の流動を阻止する。
なお、燃料噴射弁14は、シリンダヘッド31に4個装着され、4個の燃料噴射弁14に連結される各燃料返送経路25は、燃料返送経路24に連結され、各燃料噴射弁14に連結されるそれぞれの漏れ燃料返送経路41は、各燃料返送経路25のいずれかに連結される。なお、シリンダヘッド31が一体であれば、燃料噴射弁14が4個装着されるが、シリンダごとにシリンダヘッド31が独立している場合は、燃料噴射弁14が1個ずつ装着される。
また、図1に示すように、燃料ポンプ12は、燃料高圧経路22を介してコモンレール13に高圧燃料を供給する圧力(吐出圧)を計測する圧力センサ61およびこの圧力を一定に保持するために吐出量を制御するアクチュエータ62が設けられ、検出結果を制御装置15に出力する。制御装置15は、アラーム63が接続される。アラーム63は、例えば、スピーカ、パトランプ、ディスプレイなどである。制御装置15は、燃料ポンプ12のアクチュエータ作動量が予め設定された作動量より大きいと、アラーム63を作動させる。なお、アクチュエータ62の作動量に代えて流量センサを用いてもよい。
<燃料漏れ検知装置の作用>
図1および図2に示すように、燃料ポンプ12が駆動すると、燃料ポンプ12は、燃料タンク11に貯留されている燃料を燃料吸入経路21から吸入し、加圧して高圧燃料を生成する。燃料ポンプ12は、高圧燃料を燃料高圧経路22からコモンレール13に供給すると、コモンレール13は、燃料ポンプ12から供給された高圧燃料を所定の圧力に調整する。このとき、各燃料噴射弁14は、余剰燃料を燃料返送経路25から燃料返送経路24を介して燃料タンク11に戻す。
このとき、燃料供給経路23は、第2配管23bの端部が燃料噴射弁14に押し付けられた押圧状態であることから、燃料供給経路23の第2配管23bと燃料噴射弁14との接続部Cから燃料が漏洩することがある。燃料漏れ検知装置40は、接続部Cからの燃料の漏洩を検出する。燃料漏れ検知装置40による接続部Cからの燃料の漏洩の検出は、ディーゼルエンジンの出荷前やディーゼルエンジンの定期検査時などに実施する。但し、それ以外の時期に実施してもよい。
燃料供給経路23の第2配管23bと燃料噴射弁14との接続部Cから燃料が漏洩すると、漏洩燃料は、漏れ燃料返送経路41における第1配管41aに流出すると共に、第2配管41bに流出する。第1配管41aに流出した漏洩燃料は、コネクタ51を介して第3配管41cに流れ、さらに、逆止弁44およびコネクタ52を介して燃料返送経路25に流入する。そのため、接続部Cから漏洩した漏洩燃料は、燃料返送経路25を流れる余剰燃料と共に燃料返送経路24を介して燃料タンク11に戻され、外部に漏れることがない。
また、漏れ燃料返送経路41は、第3配管41cに逆止弁44が設けられている。そのため、燃料返送経路25を流れる余剰燃料や漏れ燃料返送経路41から燃料返送経路25に流れた漏洩燃料が漏れ燃料返送経路41側に逆流することがない。
一方、第2配管41bに流出した漏洩燃料は、点検孔42に至る。ところが、点検孔42は、栓部材43が装着されて閉止されていることから、漏洩燃料が点検孔42から外部に漏れることはない。燃料漏れ検知装置40による接続部Cからの燃料漏洩検出時、作業者は、点検孔42から栓部材43を外す。このとき、接続部Cから燃料が漏洩していれば、漏洩燃料が点検孔42から外部に排出される。一方、接続部Cから燃料が漏洩していなければ、漏洩燃料が点検孔42から外部に排出されることはない。作業者は、点検孔42からの燃料の排出の有無に応じて接続部Cからの燃料の漏洩を判定する。
また、ディーゼルエンジンの通常運転時、接続部Cから燃料が漏洩していると、コモンレール13に貯留されている高圧燃料の消費量が多くなり、燃料ポンプ12は、多量の燃料をコモンレール13に供給する必要があり、燃料ポンプ12の吐出量が増加する。そのため、制御装置15は、燃料ポンプ12のアクチュエータ62の作動量が予め設定された作動量を超えるとアラーム63を作動させる。作業者は、アラーム63を作動したとき、燃料漏れ検知装置40による接続部Cからの燃料漏洩検出作業を実施する。
[第2実施形態]
図3は、第2実施形態の燃料システムにおける燃料漏れ検知装置を表す概略図である。なお、上述した第1実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図3に示すように、燃料漏れ検知装置40Aは、漏れ燃料返送経路41と、点検孔42と、栓部材43と、逆止弁44とを有する。
漏れ燃料返送経路41は、一端が燃料噴射弁14と燃料供給経路23との接続部Cに連結され、他端が燃料返送経路25に連結される。逆止弁44は、漏れ燃料返送経路41における第1配管41aに設けられる。つまり、逆止弁44は、シリンダヘッド31の内部に配置される。逆止弁44は、漏れ燃料返送経路41の第1配管41aにおける第2配管41bとの連結部、つまり、コネクタ51の近傍に設けられることが好ましい。逆止弁44は、接続部C、つまり、漏れ燃料返送経路41の第1配管41aから第2配管41bへの燃料の流動を許容する。一方、逆止弁44は、漏れ燃料返送経路41の第2配管41bから接続部C側、つまり、第1配管41aへの燃料の流動を阻止する。
燃料漏れ検知装置40Aの作動は、第1実施形態の燃料漏れ検知装置40と同様であり、説明は省略する。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係る燃料システムは、燃料噴射弁14と、燃料噴射弁14に燃料を供給する燃料供給経路23と、燃料噴射弁14の余剰燃料を返送する燃料返送経路24,25と、燃料噴射弁14と燃料供給経路23との接続部Cから漏れた燃料を燃料返送経路24,25に排出する漏れ燃料返送経路41と、漏れ燃料返送経路41に設けられて栓部材43により開閉可能な点検孔42と、漏れ燃料返送経路41に設けられて接続部C側への燃料の流動を阻止する逆止弁44とを備える。
第1の態様に係る燃料システムによれば、接続部Cから燃料が漏洩すると、漏洩燃料は、漏れ燃料返送経路41から燃料返送経路25に排出される。このとき、漏れ燃料返送経路41に設けられた点検孔42は、栓部材43により閉止されていることから、点検孔42からの燃料漏洩が防止される。また、漏れ燃料返送経路41は、逆止弁44が設けられていることから、燃料返送経路25の燃料が漏れ燃料返送経路41を介して接続部C側へ逆流することが阻止される。そして、作業者は、点検孔42から栓部材43を外したとき、点検孔42からの燃料の排出の有無を確認することで、接続部Cからの燃料の漏洩を検出することができる。その結果、燃料の外部漏洩を防止することができると共に、燃料噴射弁14と燃料供給経路23との接続部Cから燃料漏れが発生した気筒を適切に検知することができる。
第2の態様に係る燃料システムは、逆止弁44が漏れ燃料返送経路41における燃料返送経路25との連結部であるコネクタ52の近傍に設けられる。これにより、燃料返送経路25から漏れ燃料返送経路41への燃料の逆流を防止することができ、接続部Cから漏洩した燃料を適切に排出することができる。
第3の態様に係る燃料システムは、点検孔42が漏れ燃料返送経路41における鉛直方向の最下方位置に配置される。これにより、接続部Cから漏洩した燃料を自重により点検孔42に流すことができ、接続部Cから燃料漏れが発生した気筒を適切に検知することができる。
第4の態様に係る燃料システムは、逆止弁44が燃料噴射弁14を装着するシリンダヘッド31の外部に配置される。これにより、逆止弁44のメンテナンス性を向上することができる。
第5の態様に係る燃料システムは、逆止弁44が燃料噴射弁14を装着するシリンダヘッド31の内部に配置される。これにより、組み付け性を向上することができる。
第6の態様に係る燃料システムは、燃料噴射弁14が複数配置され、複数の燃料噴射弁14に連結される複数の燃料返送経路25が互いに連結され、複数の燃料噴射弁14に連結される複数の漏れ燃料返送経路41が各燃料返送経路25のいずれかに連結される。これにより、各接続部Cから漏洩した燃料を漏れ燃料返送経路41から燃料返送経路25へ流し、外部に適切に排出することができる。
なお、上述した実施形態では、燃料システム10として、燃料タンク11、燃料ポンプ12、コモンレール13、燃料噴射弁14、制御装置15を設けたが、各構成部材の形態は、上述した実施形態に限定されるものではない。各構成部材の配置や接続は、適宜設定すればよいものである。
10 燃料システム
11 燃料タンク
12 燃料ポンプ
13 コモンレール
14 燃料噴射弁
15 制御装置
21 燃料吸入経路
22 燃料高圧経路
23 燃料供給経路
24,25 燃料返送経路
26 圧力センサ
31 シリンダヘッド
32 コネクタ
40,40A 燃料漏れ検知装置
41 漏れ燃料返送経路
42 点検孔
43 栓部材
44 逆止弁
51 コネクタ
52 コネクタ(連結部)
61 圧力センサ
62 アクチュエータ
63 アラーム
C 接続部

Claims (6)

  1. 燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給経路と、
    前記燃料噴射弁の余剰燃料を返送する燃料返送経路と、
    前記燃料噴射弁と前記燃料供給経路との接続部から漏れた燃料を前記燃料返送経路に排出する漏れ燃料返送経路と、
    前記漏れ燃料返送経路に設けられて栓部材により開閉可能な点検孔と、
    前記漏れ燃料返送経路に設けられて前記接続部側への燃料の流動を阻止する逆止弁と、
    を備える燃料システム。
  2. 前記逆止弁は、前記漏れ燃料返送経路における前記燃料返送経路との連結部に設けられる、
    請求項1に記載の燃料システム。
  3. 前記点検孔は、前記漏れ燃料返送経路における鉛直方向の最下方位置に配置される、
    請求項1または請求項2に記載の燃料システム。
  4. 前記逆止弁は、前記燃料噴射弁が装着されるシリンダヘッドの外部に配置される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料システム。
  5. 前記逆止弁は、前記燃料噴射弁が装着されるシリンダヘッドの内部に配置される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料システム。
  6. 前記燃料噴射弁は、複数配置され、複数の前記燃料噴射弁に連結される複数の前記燃料返送経路は、互いに連結され、複数の前記燃料噴射弁に連結される複数の前記漏れ燃料返送経路は、複数の前記燃料返送経路のいずれかに連結される、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料システム。
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