JP2023108716A - 圧電アクチュエータ - Google Patents

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習仁 小野
Shuto Ono
誠志 佐々木
Masashi Sasaki
靖行 佐藤
Yasuyuki Sato
恵治 小口
Keiji Oguchi
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Abstract

Figure 2023108716000001
【課題】圧電素子の振動効率を低減させることなく、駆動対象物に振動を伝達可能な圧電アクチュエータを提供する。
【解決手段】圧電アクチュエータ100は、圧電素体2と、圧電素体2に配置されている外部電極6と、を有する圧電素子1と、外部電極6に接続されている配線部材40と、圧電素子1が配線部材40を介して配置されている配置面82sを有する筐体80と、圧電素子1を支持している第一支持部材50及び第二支持部材60と、を備える。配置面82sは、配線部材40と当接する第一領域R1と、外部電極6に対応して設けられ、配線部材40と当接しない第二領域R2と、を含む。
【選択図】図3

Description

本開示は、圧電アクチュエータに関する。
特許文献1には、圧電アクチュエータとして用いられる圧電振動子の保持装置が記載されている。この保持装置では、圧電振動子の側部に固着された板ばねによって圧電振動子が保持されているので、圧電振動子の振動エネルギーの損失が少ない。
国際公開第2010/013361号
本開示の一態様は、圧電素子の振動効率を低減させることなく、駆動対象物に振動を伝達可能な圧電アクチュエータを提供する。
本開示の一態様に係る圧電アクチュエータは、駆動対象物を駆動する圧電アクチュエータであって、圧電素体と、圧電素体に配置されている第一外部電極と、を有する圧電素子と、第一外部電極に接続されている配線部材と、圧電素子が配線部材を介して配置されている配置面を有する筐体と、圧電素子を支持している支持部材と、を備え、配置面は、配線部材と当接する第一領域と、第一外部電極に対応して設けられ、配線部材と当接しない第二領域と、を含む。
上記圧電アクチュエータでは、第一外部電極は、その厚さの分だけ圧電素体の表面から突出するので、配線部材を介して配置面と干渉し易い。筐体の配置面は、第一外部電極に対応して設けられ、配線部材と当接しない第二領域を含むので、第一外部電極が配線部材を介して配置面と干渉することが抑制される。よって、圧電素子の振動効率を低減させることなく、駆動対象物に振動を伝達することができる。
配置面に直交する方向から見て、第二領域は、第一外部電極の全体を覆う大きさを有していてもよい。この場合、第一外部電極が配線部材を介して配置面と干渉することが確実に抑制される。よって、駆動対象物に振動を確実に伝達することができる。
圧電素子は、圧電素体に配置されている第二外部電極を更に有し、第一領域は、第二外部電極と対応して設けられていてもよい。この場合、配線部材と配置面とが点接触に近い状態となるので、圧電素子の押さえられる位置が正確に決まり振動が安定する。
第二領域は、一対の第一領域間に配置されていてもよい。この場合、圧電素子が配線部材を介して一対の第一領域で配置面により支持される。このように二箇所で支持されることにより、圧電素子が安定して配置面に配置される。
第二領域は、配置面に設けられた凹部又は貫通孔により構成されていてもよい。この場合、第二領域が配線部材と当接しない構成を容易に実現できる。
圧電素体は、長方形状を呈し、互いに対向している一対の主面と、一対の主面の長辺方向で互いに対向している第一端面及び第二端面と、一対の主面の短辺方向で互いに対向している第一側面及び第二側面と、を有し、支持部材は、駆動対象物と圧電素子を介して長辺方向で対向し、第一端面を支持している第一支持部材と、圧電素子が配置されている筐体の配置面と圧電素子を介して短辺方向で対向し、第一側面を支持している第二支持部材と、を有し、第一支持部材は、第一端面の変形に応じて移動可能に設けられ、第二支持部材は、第一側面の変形に応じて移動可能に設けられていてもよい。この場合、第一支持部材及び第二支持部材は、別々に移動可能に設けられているので、圧電素子の振動が阻害され難い。
第一支持部材は、長辺方向で第二支持部材と対向している対向部と、対向部から長辺方向に突出し、第二支持部材と当接する突出部を有していてもよい。この場合、組み立て時に第一支持部材に対する第二支持部材の位置が決まり易い。よって、組み立てが容易である。
突出部の第二支持部材との当接部が圧電素子から短辺方向において離間する距離は、短辺方向における圧電素子の長さの0.3倍以上0.7倍以下であってもよい。この場合、圧電素子の振動に応じて第一支持部材及び第二支持部材が移動しても、第一支持部材及び第二支持部材が互いに干渉することが抑制される。よって、圧電素子の振動が阻害されることが抑制される。
上記圧電アクチュエータは、第一支持部材を長辺方向に付勢して圧電素子に当接させている第一付勢部材と、第二支持部材を短辺方向に付勢して圧電素子に当接させている第二付勢部材と、を更に備えてもよい。この場合、第一支持部材が第一端面の変形に応じて移動可能な構成が容易に実現される。第二支持部材が第一側面の変形に応じて移動可能な構成が容易に実現される。
上記圧電アクチュエータは、第一支持部材を長辺方向に付勢して圧電素子に当接させている第一付勢部材と、第二支持部材を短辺方向に付勢して圧電素子に当接させている第二付勢部材と、を更に備え、第二支持部材は、長辺方向で互いに離間し、第一側面を支持する一対の支持部を有し、第二付勢部材は、長辺方向において、一対の支持部の間に位置してもよい。この場合、第一支持部材が第一端面の変形に応じて移動可能な構成が容易に実現される。第二支持部材が第一側面の変形に応じて移動可能な構成が容易に実現される。第二支持部材は、一対の支持部で第一側面を支持するので、第一側面を確実に支持することができる。第二付勢部材は、長辺方向において、一対の支持部の間に位置しているので、一対の支持部にバランスよく付勢力を付与することができる。
第二支持部材は、長辺方向で互いに離間し、第一側面を支持する一対の支持部を有してもよい。この場合、第二支持部材は、一対の支持部で第一側面を支持するので、第一側面を確実に支持することができる。
第一支持部材は、短辺方向における圧電素子の位置を規定する位置決め部を有していてもよい。この場合、圧電素子が第一支持部材上で短辺方向に移動することを抑制できる。
本発明の一態様によれば、圧電素子の振動効率を低減させることなく、駆動対象物に振動を伝達可能な圧電アクチュエータが提供される。
図1は、第一実施形態に係る圧電アクチュエータ及び移動体を示す側面図である。 図2は、図1のII-II線に沿っての断面図である。 図3は、図2のIII-III線に沿っての断面図である。 図4は、図1の圧電素子を示す斜視図である。 図5は、図4のV-V線に沿っての断面図である。 図6は、図4のVI-VI線に沿っての断面図である。 図7は、図4の圧電素子を示す分解斜視図である。 図8は、圧電体層上に配置された内部電極を示す平面図である。 図9は、圧電体層上に配置された内部電極を示す平面図である。 図10は、圧電体層上に配置された内部電極を示す平面図である。 図11は、圧電素子、接触子、第一支持部材、及び第二支持部材を示す側面図である。 図12は、図1の圧電アクチュエータの動作を模式的に示す側面図である。 図13は、比較例に係る圧電アクチュエータの動作を模式的に示す側面図である。 図14は、圧電素子に印加した電圧の周波数と移動体の移動速度との関係を示すグラフである。 図15は、第二実施形態に係る圧電アクチュエータを示す側面図である。 図16は、第三実施形態に係る圧電アクチュエータを示す側面図である。 図17は、図16のXVII-XVII線に沿っての断面図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第一実施形態]
図1~図3に示されるように、第一実施形態に係る圧電アクチュエータ100は、圧電素子1と、配線部材40と、接触子46と、第一支持部材50と、第二支持部材60と、第一付勢部材71と、第二付勢部材72と、筐体80と、を備える。圧電アクチュエータ100は、超音波モータとして用いられ、駆動対象物である移動体200を駆動方向Ddに駆動可能に構成されている。図3では、移動体200の図示が省略されている。
(移動体)
移動体200は、レール201と、軸部材202と、複数対のベアリング203と、摺動板204と、を備える。レール201は、断面U字状を呈し、駆動方向Ddに延在している溝状部材である。レール201は、底部201aと、互いに対向している一対の側部201bと、を有している。各側部201bの内面には、駆動方向Ddに延びる溝が設けられている。軸部材202は、断面矩形状の棒状部材で、駆動方向Ddに延在している。軸部材202は、レール201の溝内に嵌め込まれている。軸部材202の外側面には、各側部201bの内面に設けられた溝と対向する位置に、駆動方向Ddに延びる溝が設けられている。
ベアリング203は、レール201の側部201bの溝と軸部材202の溝との間に配置されている。摺動板204は、レール201の一方の側部201bに取り付けられ、駆動方向Ddに延在している。移動体200では、圧電アクチュエータ100の振動が摺動板204を介してレール201に伝達され、摺動板204と共にレール201が駆動方向Ddに駆動される。
(圧電素子)
図4~図10を参照して、圧電素子1について説明する。図4に示されるように、圧電素子1は、圧電素体2と、複数の外部電極4,5,6,7,8,9と、を備えている。圧電素体2は、直方体形状を呈している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。圧電素体2は、互いに対向している一対の端面2a,2bと、互いに対向している一対の側面2c,2dと、互いに対向している一対の主面2e,2fと、を有している。
端面2a,2bの対向する方向D1と、側面2c,2dの対向する方向D2と、主面2e,2fの対向する方向D3とは、互いに交差している。本実施形態では、方向D1と、方向D2と、方向D3とは、互いに直交している。方向D1は、圧電素体2の長さ方向である。方向D2は、圧電素体2の幅方向である。方向D3は、圧電素体2の厚さ方向である。主面2e,2fは、長方形状を呈している。主面2e,2fの長辺方向は、方向D1と一致している。主面2e,2fの短辺方向は、方向D2と一致している。
各端面2a,2bは、側面2c,2dの間を連結するように、方向D2に延びている。各端面2a,2bは、主面2e,2fの間を連結するように、方向D3にも延びている。各側面2c,2dは、端面2a,2bの間を連結するように、方向D1に延びている。各側面2c,2dは、主面2e,2fの間を連結するように、方向D3にも延びている。各主面2e,2fは、端面2a,2bの間を連結するように、方向D1に延びている。各主面2e,2fは、側面2c,2dの間を連結するように、方向D2にも延びている。
圧電素体2の幅(方向D2の長さ)は、例えば、2.5mmである。圧電素体2の長さ(方向D1の長さ)は、例えば、9mmである。圧電素体2の厚さ(方向D3の長さ)は、例えば、1mmである。圧電素体2の幅は、圧電素体2の厚さよりも長く、圧電素体2の長さよりも短い。
圧電素体2の各面2a,2b,2c,2d,2e,2fは、例えば、バレル研磨により研磨された研磨面である。各面2a,2b,2c,2d,2e,2fのうち、隣り合う二つの面の間に位置している各稜線部2gは、丸められた面取り形状を呈している。各稜線部2gは、湾曲面により構成されている。各面2a,2b,2c,2d,2e,2fのうち、隣り合う三つの面の間に位置している各角部2hは、丸められた面取り形状を呈している。各角部2hは、湾曲面により構成されている。
外部電極4,5,6は、圧電素体2の側面2cに配置されている。外部電極4,5,6は、互いに離間している。外部電極4,5,6は、方向D1において並んで配置されている。外部電極4は、端面2a側に配置されている。外部電極4は、端面2aから離間している。外部電極5は、端面2b側に配置されている。外部電極5は、端面2bから離間している。外部電極6は、外部電極4と外部電極5との間に配置されている。外部電極6は、外部電極4及び外部電極5のそれぞれから離間している。
外部電極4,5,6は、互い同形状を呈している。外部電極4,5,6は、方向D2から見て、矩形状を呈している。各外部電極4,5,6は、主面2eと主面2fとを接続するように方向D3に延在している。各外部電極4,5,6は、側面2cの方向D3の全体に形成されている。各外部電極4,5,6は、側面2cと主面2eとの間の稜線部2g、及び、側面2cと主面2fとの間の稜線部2gのそれぞれにも設けられている。
外部電極7,8,9は、圧電素体2の側面2dに配置されている。外部電極7,8,9は、互いに離間している。外部電極7,8,9は、方向D1において並んで配置されている。外部電極7は、端面2a側に配置されている。外部電極7は、端面2aから離間している。外部電極8は、端面2b側に配置されている。外部電極8は、端面2bから離間している。外部電極9は、外部電極7と外部電極8との間に配置されている。外部電極9は、外部電極7及び外部電極8のそれぞれから離間している。
外部電極7,8,9は、互い同形状を呈している。外部電極7,8,9は、方向D2から見て、矩形状を呈している。各外部電極7,8,9は、主面2eと主面2fとを接続するように方向D3に延在している。各外部電極7,8,9は、側面2dの方向D3の全体に形成されている。各外部電極7,8,9は、側面2dと主面2eとの間の稜線部2g、及び、側面2dと主面2fとの間の稜線部2gのそれぞれにも設けられている。
外部電極4及び外部電極7は、方向D2において互いに対向している。外部電極4及び外部電極7は、方向D2から見て、互いに重なるように設けられている。外部電極5及び外部電極8は、方向D2において互いに対向している。外部電極5及び外部電極8は、方向D2から見て、互いに重なるように設けられている。外部電極6及び外部電極9は、方向D2において互いに対向している。外部電極6及び外部電極9は、方向D2から見て、互いに重なるように設けられている。
外部電極4,5,6,7,8,9は、例えば、スパッタリング法により側面2c,2dに形成されている。外部電極4,5,6,7,8,9は、蒸着法により形成されていてもよい。外部電極4,5,6,7,8,9を構成する膜構造として、例えば、Cr/Ni、NiCu/Ag、SnAg、又はAuなどが挙げられる。外部電極4,5,6,7,8,9の厚さは、例えば、0.5μm以上2.5μm以下である。外部電極4,5,6,7,8,9の方向D1の長さは、例えば、1mm以上1.5mm以下である。
外部電極4,5,6,7,8,9は、導電性ペーストの焼き付けにより形成された焼付電極層であってもよい。導電性ペーストとしては、Agを主成分とした導電材料を含む導電性ペーストを用いることができる。外部電極4,5,6,7,8,9は、電気めっきにより形成されためっき層を更に有していてもよい。めっき層としては、Ni/Auめっき層などが挙げられる。
図7に示されるように、圧電素体2は、積層体であり、方向D3において積層された圧電体層10~19を有している。圧電素体2は、圧電体層10~19が方向D3において積層されて構成されている。圧電体層10~19の積層方向は、主面2e,2fの対向方向と一致している。圧電体層10~19は、矩形板状を呈している。
圧電体層10,19は、積層方向(方向D3)の両端に配置されている。圧電体層10の外表面は、主面2eを構成している。圧電体層19の外表面は、主面2fを構成している。圧電体層11~18は、積層方向において、圧電体層10,19の間に配置されている。積層方向の両端に配置された各圧電体層10,19の厚さ(方向D3における長さ)は、圧電体層10,19の間に配置された各圧電体層11~18の厚さ(方向D3における長さ)よりも薄い。
圧電体層10,19の厚さは、例えば、0.02mm以上0.03mm以下である。積層方向において、圧電体層11~18の厚さは、例えば、0.12mm以上0.2mm以下である。本実施形態では、圧電体層10,19は、互いに同等の厚さを有しているが、互いに異なっていてもよい。複数の圧電体層11~18は、互いに同等の厚さを有しているが、互いに異なっていてもよい。
各圧電体層10~19は、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料としては、PZT[Pb(Zr、Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb、La)(Zr、Ti)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)などが挙げられる。各圧電体層10~19は、圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体である。実際の圧電素体2では、各圧電体層10~19は、各圧電体層10~19の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
圧電素子1は、圧電素体2内に配置され、圧電素体2に複数の活性領域を生じさせるための複数の内部電極20,30A,30Bを備えている。圧電素子1では、第一内部電極としての内部電極30A,30Bと、第二内部電極としての内部電極20とが、各圧電体層10~19を介して交互に配置されている。第一内部電極は内部電極30A,30Bのいずれでもよい。ただし、圧電素子1は、内部電極30A,30Bを少なくとも一層ずつ有する必要がある。複数の内部電極20,30A,30Bは、一対の内部電極20が積層方向(方向D3)の両端に位置するように積層されている。
本実施形態では、圧電素子1は、複数の内部電極20と、複数の内部電極30Aと、複数の内部電極30Bと、を備えている。圧電素子1は、具体的には、圧電体層10,12,14,16,18上にそれぞれ配置されている5つの内部電極20と、圧電体層11,15上にそれぞれ配置されている2つの内部電極30Aと、圧電体層13,17上にそれぞれ配置されている2つの内部電極30Bと、を備えている。
複数の内部電極20は、圧電体層10と圧電体層11との間、圧電体層12と圧電体層13との間、圧電体層14と圧電体層15との間、圧電体層16と圧電体層17との間、及び、圧電体層18と圧電体層19との間にそれぞれ配置されている。複数の内部電極30Aは、圧電体層11と圧電体層12との間、及び、圧電体層15と圧電体層16との間にそれぞれ配置されている。複数の内部電極30Bは、圧電体層13と圧電体層14との間、及び、圧電体層17と圧電体層18との間にそれぞれ配置されている。
圧電体層11上に配置された内部電極30Aは、圧電体層11を介して内部電極20と対向していると共に、圧電体層12を介して内部電極20と対向している。圧電体層13上に配置された内部電極30Bは、圧電体層13を介して内部電極20と対向していると共に、圧電体層14を介して内部電極20と対向している。圧電体層15上に配置された内部電極30Aは、圧電体層15を介して内部電極20と対向していると共に、圧電体層16を介して内部電極20と対向している。圧電体層17上に配置された内部電極30Bは、圧電体層17を介して内部電極20と対向していると共に、圧電体層18を介して内部電極20と対向している。
各内部電極20,30A,30Bは、導電性材料(例えば、Ag/Pd、Pt、Pd又はCuなど)からなる。各内部電極20,30A,30Bは、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
図8は、圧電体層10上に配置された内部電極20を示す平面図である。図8に示されるように、内部電極20は、主電極部20aと、接続部20b,20cと、を有している。主電極部20aは、圧電素体2の長手方向を主電極部20aの長手方向とする長方形状を呈している。主電極部20aは、端面2a,2b及び側面2c,2dから離間して設けられている。
図5にも示されるように、接続部20bは、主電極部20aの長手方向(方向D1)に沿う一方の側面から圧電素体2の側面2c側に延在し、圧電素体2の側面2cと主面2eとの間の稜線部2gに露出している。接続部20bは、圧電素体2の長手方向(方向D1)の中央に位置している。接続部20cは、主電極部20aの長手方向に沿う他方の側面から圧電素体2の側面2d側に延在し、圧電素体2の側面2dと主面2eとの間の稜線部2gに露出している。接続部20cは、圧電素体2の長手方向の中央に位置している。
圧電体層12,14,16,18上にも圧電体層10上と同形状の内部電極20が配置されている。各内部電極20は、内部電極30A,30Bに含まれる複数の電極部分31,32,33,34(図9及び図10参照)と圧電体層11~18を介して対向し、共通電極として機能している。
圧電体層12,14,16上に配置された内部電極20では、接続部20bは圧電素体2の側面2cに露出し、接続部20cは圧電素体2の側面2dに露出している。圧電体層18上に配置された内部電極20では、接続部20bは圧電素体2の側面2cと主面2fとの間の稜線部2gに露出し、接続部20cは圧電素体2の側面2dと主面2fとの間の稜線部2gに露出している。各内部電極20の接続部20bは、外部電極6と接続されている。各内部電極20の接続部20cは、外部電極9と接続されている。圧電体層10,18上に配置された内部電極20は、稜線部2gにおいて、対応する外部電極6,9に接続されている。圧電体層12,14,16上に配置された内部電極20は、側面2c,2dにおいて、外部電極6,9に接続されている。
図9は、圧電体層11上に配置された内部電極30Aを示す平面図である。図9に示されるように、内部電極30Aは、電極部分31,32,33,34、及び、接続部分35を含んでいる。圧電体層15上にも、圧電体層11上と同形状の内部電極30Aが配置されている。
電極部分31,32,33,34は、方向D1及び方向D2のそれぞれに二列ずつで行列状に配列されている。電極部分31,33は、側面2c側において、方向D1に沿って並んで配置されている。電極部分32,34は、側面2d側において、方向D1に沿って並んで配置されている。電極部分31,34は、端面2a側において、方向D2に沿って並んで配置されている。電極部分32,33は、端面2b側において、方向D2に沿って並んで配置されている。
電極部分31,32,33,34は、圧電体層11を方向D1及び方向D2にそれぞれ二分割してなる四つの分割領域に一つずつ配置されている。電極部分31,32は、互いに対角に位置している。電極部分33,34は、互いに対角に位置している。電極部分31,32は、圧電体層11上において、互いに離間して配置されている。電極部分33,34は、圧電体層11上において、接続部分36により互いに接続されている。
電極部分31は、圧電体層11上において、圧電素体2の端面2aと側面2cとが形成する角部側に配置されている。電極部分31は、主電極部31aと、接続部31bと、を有している。主電極部31aと接続部31bとは、一体に形成されている。主電極部31aは、略矩形状を呈し、各端面2a,2b及び各側面2c,2dから離間している。接続部31bは、主電極部31aから側面2c側に延在し、側面2cに露出している。
電極部分32は、圧電体層11上において、電極部分31が配置された角部と対角の角部、すなわち圧電素体2の端面2bと側面2dとが形成する角部側に配置されている。電極部分32は、主電極部32aと、接続部32bと、を有している。主電極部32aと接続部32bとは、一体に形成されている。主電極部32aは、略矩形状を呈し、各端面2a,2b及び各側面2c,2dから離間している。接続部32bは、主電極部32aから側面2d側に延在し、側面2dに露出している。
電極部分33は、圧電体層11上において、圧電素体2の端面2bと側面2cとが形成する角部側に配置されている。電極部分33は、主電極部33aと、接続部33bと、を有している。主電極部33aと接続部33bとは、一体に形成されている。主電極部33aは、略矩形状を呈し、各端面2a,2b及び各側面2c,2dから離間している。接続部33bは、主電極部33aから側面2c側に延在し、側面2cに露出している。
電極部分34は、圧電体層11上において、電極部分33が配置された角部と対角の角部、すなわち圧電素体2の端面2aと側面2dとが形成する角部側に配置されている。電極部分34は、主電極部34aと、接続部34bと、を有している。主電極部34aと接続部34bとは、一体に形成されている。主電極部34aは、略矩形状を呈し、各端面2a,2b及び各側面2c,2dから離間している。接続部34bは、主電極部34aから側面2d側に延在し、側面2dに露出している。
接続部分35は、電極部分33と電極部分34とを電気的に接続している。具体的には、接続部分35は、電極部分33の主電極部33aと電極部分34の主電極部34aとを電気的に接続している。接続部分35は、圧電体層11上において方向D1及び方向D2の中央部に配置されている。接続部分35は、所定の間隔をあけて対角に配置された電極部分31と電極部分32との間に配置されている。接続部分35は、電極部分31及び電極部分32から離間している。接続部分35は、方向D3から見て、方向D1及び方向D2に対して傾斜した方向に延在している。
接続部20b,20c,31b,32b,33b,34bの方向D1の長さは、例えば、互いに同等であり、0.9mm以上1.4mm以下である。接続部20b,20c,31b,32b,33b,34bの方向D1の長さは、外部電極4,5,6,7,8,9の方向D1の長さ以下である。これにより内部電極の露出部が外部電極で保護されるので、外部電極にフレキシブルプリント基板(FPC)等を接続する際に使用される半田が内部電極側へ浸透する(内部電極の半田喰われ)ことを防止できる。
図10は、圧電体層13上に配置された内部電極30Bを示す平面図である。図10に示されるように、内部電極30Bは接続部分35(図9参照)の代わりに接続部分36を含んでいる点で、内部電極30Aと相違している。接続部分36は、電極部分31と電極部分32とを電気的に接続している。具体的には、接続部分36は、電極部分31の主電極部31aと電極部分32の主電極部32aとを電気的に接続している。接続部分36は、圧電体層13上において方向D1及び方向D2の中央部に配置されている。接続部分36は、所定の間隔をあけて対角に配置された電極部分33と電極部分34との間に配置されている。接続部分36は、電極部分33及び電極部分34から離間している。接続部分36は、方向D3から見て、方向D1及び方向D2に対して傾斜した方向に延在している。圧電体層17上にも、圧電体層13上と同形状の内部電極30Bが配置されている。
各内部電極30A,30Bにおいて、複数の接続部31bは、側面2cにおいて外部電極4とそれぞれ接続されている。複数の電極部分31は、外部電極4を介して互いに電気的に接続されている。複数の接続部32bは、側面2dにおいて外部電極8とそれぞれ接続されている。複数の電極部分32は、外部電極8を介して互いに電気的に接続されている。複数の接続部33bは、側面2cにおいて外部電極5とそれぞれ接続されている。複数の電極部分33は、外部電極5を介して互いに電気的に接続されている。複数の接続部34bは、側面2dにおいて外部電極7とそれぞれ接続されている。複数の電極部分34は、外部電極7を介して互いに電気的に接続されている。
上述のように、内部電極30Aでは、電極部分33,34が接続部分35を介して互いに接続されている。内部電極30Bでは、電極部分31,32が接続部分36を介して互いに接続されている。よって、全ての電極部分31,32は、接続部分36、外部電極4及び外部電極8を通じ、互いに電気的に接続されている。全ての電極部分33,34は、接続部分35、外部電極5及び外部電極7を通じ、互いに電気的に接続されている。
以上のように構成された圧電素子1では、配線部材40により、外部電極4,5,6に互いに異なる電位が印加され得る。一例として、外部電極6をグラウンドに接続すると共に、外部電極4,5に互いに異なる電位を印加する。これにより、圧電素体2には圧電的に活性な複数の活性領域が生じる。複数の活性領域は、電極部分31,32,33,34に対応して形成される。
具体的には、圧電体層11~18のうち、方向D3から見て、電極部分31,32,33,34と重なる領域が活性領域となる。圧電体層11~18のうち、電極部分31の主電極部31aと内部電極20の主電極部20aとの間、電極部分32の主電極部32aと内部電極20の主電極部20aとの間、電極部分33の主電極部33aと内部電極20の主電極部20aとの間、及び、電極部分34の主電極部34aと内部電極20の主電極部20aとの間に挟まれた領域が活性領域となる。
圧電素子1は、駆動時においては2つの共振モードを有している。圧電素子1は、方向D1に振動する縦振動モードと、方向D2への屈曲振動モードとの重ね合わせによって振動する。圧電素子1では、例えば、電極部分31,32に対応する活性領域と、電極部分33,34に対応する活性領域とのうち、いずれか一方の活性領域を方向D1に沿って伸縮させ、他方の活性領域を変位させない。これにより、方向D3から見て、圧電素子1はS字状に屈曲振動する。
(配線部材)
図1~図3に示されるように、配線部材40は、圧電素子1に電気的及び物理的に接続されている。配線部材40は、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)である。配線部材40は、ベース41と、複数の導体42,43,44と、を有している。ベース41は、例えば、ポリイミド樹脂等の樹脂からなる。導体42,43,44は、ベース41の一方面上に互いに離間してこの順に配置されている。導体42,43,44は、接着層(不図示)によって、ベース41の一方面に接合されている。導体42,43,44は、例えば、Cuからなる。導体42,43,44は、例えば、Cu層上にNiメッキ層及びAuメッキ層がこの順に設けられた構成であってもよい。
図示を省略するが、ベース41の一方面上には、例えば、ポリイミド樹脂等の樹脂からなるカバーが設けられている。導体42,43,44の端部は、カバーから露出している。配線部材40は、ベース41の一方面が圧電素子1の側面2cと対向するように配置されている。導体42の端部は、圧電素子1の外部電極4にはんだ45により接続されている。導体43の端部は、圧電素子1の外部電極6にはんだ45により接続されている。導体44の端部は、圧電素子1の外部電極5にはんだ45により接続されている。配線部材40は、筐体80の外側に配置されたドライブ回路(不図示)と接続されている。
(接触子)
接触子46は、圧電素子1の端面2aに配置されている。接触子46は、例えば、接着により端面2aに取り付けられている。接触子46は、例えば、角柱状を呈している。接触子46は、ジルコニア、アルミナ等から構成されている。接触子46は、移動体200の摺動板204に圧接されている。
(支持部材)
図1~3及び図11に示されるように、第一支持部材50は、移動体200と圧電素子1を介して方向D1で対向し、端面2bを支持している。図11では、外部電極4~9の図示が省略されている。第一支持部材50は、例えば、樹脂からなる。第一支持部材50は、例えば、PPS(ポリフェニレンスルフィド)、LCP(液晶ポリマー)等のプラスチックからなる。樹脂からなる第一支持部材50によれば、圧電素子1に傷がつき難い。第一支持部材50は、第一付勢部材71により端面2bに向かって付勢されている。第一支持部材50は、端面2bの変形に応じて、方向D3に直交する方向に移動可能に設けられている。第一支持部材50は、圧電素子1と同じ厚さで形成されている。すなわち、第一支持部材50の方向D3の長さは、圧電素子1の方向D3の長さと同等である。
第一支持部材50は、支持部51と、対向部52と、突出部53と、位置決め部54と、を有している。支持部51は、方向D1で互いに対向している第一面51a及び第二面51bを有している。第一面51aは、端面2bと当接し、端面2bを支持している。第一面51aは、矩形状を呈し、端面2bと略同形状を有している。第二面51bには、第一付勢部材71が当接されている。本実施形態では、第二面51bは、第一面51aと同形状を呈している。
対向部52は、方向D1で互いに対向している第一面52a及び第二面52bを有している。第一面52aは、方向D1で第二支持部材60と対向している。第一面52aは、第一面51aと連続し、第一面51aと同一平面を構成している。第二面52bは、第二面51bと連続し、第二面51bと同一平面を構成している。
突出部53は、対向部52の第一面52aから方向D1に突出している。突出部53は、第二支持部材60と当接する頂部53aを含んでいる。頂部53aは、突出部53の第二支持部材60との当接部である。第一支持部材50及び第二支持部材60は、方向D3から見て、互いに点接触している。頂部53aは、方向D3に延在しているので、第一支持部材50及び第二支持部材60は、互いに線接触している。
突出部53の第二支持部材60との当接部、すなわち、頂部53aが圧電素子1から方向D2において離間する距離W2は、圧電素子1(圧電素体2)の方向D2の長さW1の0.3倍以上0.7倍以下である。本実施形態では、突出部53は、対向部52の第一面52aの全面に設けられている。突出部53は、方向D1において第一面52aから離れるつれて、方向D2の幅が徐々に狭くなるテーパ形状を呈している。突出部53は、方向D3を軸方向とする三角柱形状を呈している。突出部53は、方向D3から見て、三角形状を呈している。例えば、突出部53は、方向D3から見て、第一面52aを底辺とする二等辺三角形状を呈している。
位置決め部54は、圧電素子1の方向D2における位置を規定する。位置決め部54は、支持部51の第一面51a又は対向部52の第一面52aと、突出部53との間の段差部により構成されている。本実施形態では、突出部53が対向部52の第一面52aの全面に設けられ、突出部53は支持部51の第一面51aと隣り合っている。よって、位置決め部54は、支持部51の第一面51aと、突出部53との間の段差部により構成されている。位置決め部54は、端面2bと側面2dとの間の稜線部2gと当接し、圧電素子1が方向D2において位置決め部54よりも突出部53側に移動することを阻止している。
第二支持部材60は、配線部材40及び後述の配置面82sと圧電素子1を介して方向D2で対向し、側面2dを支持している。第二支持部材60は、第一支持部材50とは別部材である。第二支持部材60は、例えば、第一支持部材50と同じ材料からなる。第二支持部材60は、例えば、樹脂からなる。第二支持部材60は、例えば、PPS(ポリフェニレンスルフィド)、LCP(液晶ポリマー)等のプラスチックからなる。樹脂からなる第二支持部材60によれば、圧電素子1に傷がつき難い。第二支持部材60は、第二付勢部材72により側面2dに向かって付勢されている。第二支持部材60は、側面2dの変形に応じて、方向D3に直交する方向に移動可能に設けられている。第二支持部材60は、圧電素子1と同じ厚さで形成されている。すなわち、第二支持部材60の方向D3の長さは、圧電素子1の方向D3の長さと同等である。
第二支持部材60は、方向D2で互いに対向している第一面60a及び第二面60bと、方向D1で第一支持部材50と対向している第三面60cと、一対の支持部61と、を有している。第一面60aは、側面2dと方向D2で対向している。第一面60aは、矩形状を呈し、側面2dと略同形状を有している。第二面60bには、第二付勢部材72が当接されている。本実施形態では、第二面60bは、第一面60aと同形状を呈している。第三面60cは、第一支持部材50の対向部52及び突出部53と方向D1で対向しており、突出部53の頂部53aと当接する。
一対の支持部61は、方向D1で互いに離間している。一対の支持部61は、第一面60aから方向D2に突出している。一対の支持部61は、圧電素子1と当接し、側面2dを支持している。すなわち、第二支持部材60は、圧電素子1を二箇所で支持している。一方の支持部61は、第一面60aの方向D2の一端に配置され、外部電極7と当接している。他方の支持部61は、第一面60aの方向D2の他端に配置され、外部電極8と当接している。支持部61の方向D1の長さは、外部電極7,8の方向D1の長さよりも短い。支持部61の突出高さ(方向D2の長さ)は、圧電素子1が振動しても側面2dが第一面60aに接しないように、圧電素子1の振幅に合わせて設定される。
(付勢部材)
第一付勢部材71は、第一支持部材50を方向D1に付勢して端面2bに当接させている。第一付勢部材71は、コイルスプリング等の弾性部材である。第一付勢部材71の一端は、第一支持部材50の支持部51の第二面51bと当接している。第一付勢部材71は、方向D1から見て、支持部51及び圧電素子1と重なるように配置されている。第一付勢部材71は、圧電素子1に当接していないので、圧電素子1に傷がつき難い。
第二付勢部材72は、第二支持部材60を方向D2に付勢して圧電素子1に当接させている。第二付勢部材72は、コイルスプリング等の弾性部材である。第二付勢部材72の一端は、第二支持部材60の第二面60bと当接している。第二付勢部材72の一端は、第二面60bの方向D1の中央部と当接している。第二付勢部材72は、方向D1において、一対の支持部61の間に位置している。第二付勢部材72は、方向D2から見て、一対の支持部61のいずれとも重ならない位置に配置されている。第二付勢部材72は、圧電素子1に当接していないので、圧電素子1に傷がつき難い。
(筐体)
図1~図3に示されるように、筐体80は、圧電素子1、配線部材40の端部、第一支持部材50、第二支持部材60、第一付勢部材71、及び、第二付勢部材72を収容している。筐体80は、底壁81と、側壁82,83,84,85と、を有している。底壁81及び側壁82,83,84,85は、一体的に形成されている。底壁81上には、圧電素子1等の上記各部材が配置されている。底壁81は、圧電素子1等の上記各部材と方向D3で対向している。
側壁82,83,84,85は、方向D3から見て圧電素子1等の上記各部材を取り囲むように底壁81上に設けられている。側壁82及び側壁83は、方向D2で互いに対向している。側壁82,83は、方向D1に延在している。側壁84,85は、方向D1で互いに対向している。側壁84,85は、方向D2に延在している。側壁84は、側壁82の方向D1の一端と側壁82の方向D1の一端とを接続している。側壁85は、側壁83の方向D1の他端と接続されている。側壁85は、側壁82から離間して配置されている。側壁85と側壁82との間には、圧電素子1の端面2a側の端部が配置されている。端面2aは筐体80から露出している。接触子46は、筐体80の外側に配置されている。
配線部材40は、筐体80の外側に方向D3に沿って引き出されている。筐体80は、底壁81と方向D3で対向し、圧電素子1等の上記各部材を覆う蓋部を更に有していてもよい。この場合、蓋部には、配線部材40が引き出すための孔部が設けられてもよい。
側壁82は、配線部材40の端部を介して圧電素子1が配置されている配置面82sを有している。配置面82sは、方向D2に直交している。配置面82sは、第一支持部材50と隙間(空間)を挟んで方向D2で対向している。よって、側壁82が、第一支持部材50と干渉することが抑制される。配置面82sは、配線部材40と当接する一対の第一領域R1と、配線部材40と当接しない第二領域R2と、を含んでいる。配線部材40は、配置面82sに接合されていない。
一方の第一領域R1は、導体42及び外部電極4と対応して設けられている。他方の第一領域R1は、導体44及び外部電極5と対応して設けられている。第二領域R2は、方向D1で一対の第一領域R1の間に配置されている。第二領域R2は、導体43及び外部電極6と対応して設けられている。配置面82sに直交する方向(すなわち方向D2)から見て、第二領域R2は、導体43及び外部電極6の全体を覆う大きさを有している。第二領域R2の方向D1の長さは、導体43の方向D1の長さ及び外部電極6の方向D1の長さよりも長い。
側壁82には、底壁81を露出させる切り欠き部82aが配置面82sから筐体80の外側に向かって設けられている。切り欠き部82aは、側壁83を貫通しない凹部として設けられているが、貫通孔であってもよい。凹部の深さ(方向D2の長さ)は、圧電素子1が振動しても配線部材40が凹部の底面に接しないように、圧電素子1の振幅に合わせて設定される。第二領域R2は、切り欠き部82aにより構成されている。方向D1から見て、導体43及び外部電極6は、切り欠き部82a内に配置されている。切り欠き部82a及び底壁81により構成される空間は、筐体80の内部空間と繋がっている。
側壁83は、第一支持部材50及び第二支持部材60のそれぞれと隙間(空間)を挟んで方向D2で対向している。よって、側壁83が、第一支持部材50及び第二支持部材60のそれぞれと干渉することが抑制される。側壁84は、隙間(空間)を挟んで方向D1で第一支持部材50と対向している。よって、側壁84が、第一支持部材50と干渉することが抑制される。側壁85は、隙間(空間)を挟んで方向D1で第二支持部材60と対向している。よって、側壁85が、第二支持部材60と干渉することが抑制される。側壁85は、隙間(空間)を挟んで方向D2で圧電素子1の側面2dと対向している。よって、側壁85が、圧電素子1と干渉することが抑制される。
側壁84には、底壁81を露出させる切り欠き部84aが設けられている。切り欠き部84aは、側壁84を貫通しない凹部として設けられている。切り欠き部84a及び底壁81は、第一付勢部材71を収容する収容部86を構成している。収容部86の内部空間は、筐体80の内部空間と繋がっている。側壁83には、底壁81を露出させる切り欠き部83aが設けられている。切り欠き部83aは、側壁83を貫通しない凹部として設けられている。切り欠き部83a及び底壁81は、第二付勢部材72を収容する収容部87を構成している。収容部87の内部空間は、筐体80の内部空間と繋がっている。
(圧電アクチュエータの動作)
図12を参照して、圧電アクチュエータ100の動作について説明する。図12では、配線部材40、第一付勢部材71、第二付勢部材72、筐体80、及び外部電極4~9の図示が省略されている。図12(a)では、外部電極4,5,6(図4参照)に電圧(電位)が印加されていない状態が示されている。図12(b)では、外部電極6をグラウンドに接続すると共に、外部電極5に正電圧、外部電極4にゼロ電圧を印加した状態が示されている。このとき、電極部分31,32(図9及び図10参照)に対応する活性領域が方向D1に縮むように変形する。これにより、主面2f側から見て、圧電素子1がS字状に変形する。図12(c)では、外部電極6をグラウンドに接続すると共に、外部電極5に負電圧、外部電極4にゼロ電圧を印加した状態が示されている。このとき、電極部分33,34に対応する活性領域が方向D1に伸びるように変形する。これにより、主面2f側から見て、圧電素子1が逆S字状に変形する。
圧電素子1にプラスマイナス振幅の正弦波電圧を印加し、図12(b)の状態及び図12(c)の状態が連続的に繰り返されることで、圧電アクチュエータ100が連続的に動作する。これにより、接触子46から移動体200(図1参照)に力が伝わり、移動体200の運動に変換される。第一支持部材50には、第一付勢部材71(図1参照)による方向D1の付勢力(加圧力)F1が付与されているので、第一支持部材50は、端面2bの変形に応じて移動し、支持部51が端面2bに当接し続ける。第二支持部材60は、第二付勢部材72(図1参照)による方向D2の付勢力(加圧力)F2が付与されているので、第二支持部材60は、側面2dの変形に応じて移動し、一対の支持部61が外部電極7,8に当接し続ける。
一対の支持部61は、圧電素子1の振動の節(振動において振幅を生じない位置)又はその近傍に当接している。一対の支持部61は、圧電素子1の振動の腹(振動において振幅が最大となる位置)に当接していない。よって、一対の支持部61は、圧電素子1の振動を阻害することなく、圧電素子1を支持することができる。
第一支持部材50の突出部53の頂部53aは、少なくとも図12(a)の状態で第二支持部材60に当接している。図12(b)及び図12(c)に示されるように、第一支持部材50が移動しても頂部53aの位置はほとんど変わらない。また、第二支持部材60における頂部53aが当接する位置もほとんど変わらない。頂部53aは、第二支持部材60に当接しているか、もしくは若干離れる位置に配置されるので、第二支持部材60と干渉しない。よって、圧電アクチュエータ100では、圧電素子1のスムーズな動きが実現されている。
図13に示されるように、比較例に係る圧電アクチュエータ110は、第一支持部材50の代わりに第一支持部材150を有している。第一支持部材150は、突出部53の頂部53aが圧電素子1と接しており、圧電素子1から離間していない点で、第一支持部材50と相違している。図13(a)では、図12(a)と同様に、外部電極4,5,6(図4参照)に電圧(電位)が印加されていない状態が示されている。図13(b)では、図12(b)と同様に、外部電極6をグラウンドに接続すると共に、外部電極5に正電圧、外部電極4にゼロ電圧を印加した状態が示されている。図13(c)では、図12(c)と同様に、外部電極6をグラウンドに接続すると共に、外部電極5に負電圧、外部電極4にゼロ電圧を印加した状態が示されている。
圧電アクチュエータ110においても、第一支持部材50の突出部53の頂部53aは、少なくとも図13(a)の状態で第二支持部材60に当接している。図13(b)及び図13(c)に示されるように、第一支持部材50が移動すると頂部53aの位置が変化する。特に、図13(b)の状態では、頂部53aは、第二支持部材60と重なっている。これは、頂部53aが第二支持部材60と干渉することを示している。
図14には、頂部53aが第二支持部材60と干渉しない実施例と、頂部53aが第二支持部材60と干渉する比較例とについて、圧電素子1に印加した電圧の周波数と移動体200の移動速度との関係が示されている。干渉のある比較例の設計では、圧電素子1の動きが阻害されるので、グラフの形状が歪であり、ピークが比較的低くなっている。これに対し、干渉のない実施例の設計では、圧電素子1の動きが阻害されないので、グラフの形状がなだらかであり、ピークが比較的高くなっている。
(作用及び効果)
以上説明したように、圧電アクチュエータ100では、第一支持部材50は、圧電素子1の端面2bの変形に応じて移動可能に設けられている。第二支持部材60は、圧電素子1の側面2dの変形に応じて移動可能に設けられている。このように、第一支持部材50及び第二支持部材60は、別々に移動可能に設けられているので、圧電素子1の振動が阻害され難い。第一支持部材50は、第二支持部材60と当接する頂部53aを含んでいる。このため、圧電アクチュエータ100の組み立て時に第一支持部材50に対し、第二支持部材60の位置が一義的に決まり易い。よって、圧電アクチュエータ100を容易に組み立てることができる。
圧電素子1と突出部53の頂部53aとが方向D2において離間する距離W2は、方向D2における圧電素子1の長さW1の0.3倍以上0.7倍以下である。このため、圧電素子1の振動に応じて第一支持部材50及び第二支持部材60が移動しても、第一支持部材50及び第二支持部材60が互いに干渉することが抑制される。よって、圧電素子1の振動が阻害されることが抑制される。
第一付勢部材71は、第一支持部材50を方向D1に付勢して端面2bに当接させている。このため、第一支持部材50が端面2bの変形に応じて移動可能な構成が容易に実現される。第一支持部材50の第一面51aは、端面2bに接合されていないので、圧電素子1の振動が阻害されることが抑制される。
第二付勢部材72は、第二支持部材60を方向D2に付勢して外部電極7,8に当接させている。このため、第二支持部材60が側面2dの変形に応じて移動可能な構成が容易に実現される。第二支持部材60の各支持部61は、圧電素子1に接合されていないので、圧電素子1の振動が阻害されることが抑制される。
第二支持部材60は、一対の支持部61で側面2dを支持するので、側面2dを確実に支持することができる。第二付勢部材72は、方向D2において、一対の支持部61の間に位置している。よって、第二付勢部材72は、一対の支持部61にバランスよく付勢力を付与することができる。一つの第二付勢部材72により、側面2dの二点支持を実現できるので効率的である。
第一支持部材50は、圧電素子1の方向D2の位置を規定する位置決め部54を有している。このため、圧電素子1が第一支持部材50上で方向D2に移動することを抑制できる。
配置面82sに直交する方向D2から見て、第二領域R2は、外部電極6の全体を覆う大きさを有している。このため、外部電極6が配線部材40を介して配置面82sと干渉することが確実に抑制される。よって、移動体200に振動を確実に伝達することができる。
一対の第一領域R1は、外部電極4,5と対応して設けられている。このため、配線部材40と配置面82sとが点接触に近い状態となるので、圧電素子1の押さえられる位置が正確に決まり振動が安定する。
第二領域R2は、一対の第一領域R1間に配置されている。外部電極4,5は、その厚さの分だけ圧電素体2の側面2cから突出する。したがって、圧電素子1が配線部材40を介して一対の第一領域R1で配置面82sにより支持される。このように二箇所で支持されることにより、圧電素子1が傾いたり、がたついたりすることなく、安定して配置面82sに配置される。
第二領域R2は、配置面82sに設けられた凹部又は貫通孔である切り欠き部82aにより構成されていている。このため、第二領域R2が配線部材40と当接しない構成を容易に実現できる。
[第二実施形態]
図15に示されるように、第二実施形態に係る圧電アクチュエータ100Aは、第一支持部材50A及び第二支持部材60Aを備える点で圧電アクチュエータ100と相違している。第一支持部材50Aにおける突出部53の頂部53aは、丸められた湾曲面(R面又はC面)を有し、湾曲面で第二支持部材60Aと当接する。これにより、突出部53の破損が抑制される。また、頂部53aと当接する第二支持部材60Aの第三面60cの破損も抑制される。第二支持部材60Aの一対の支持部61のそれぞれは、丸められた湾曲面(R面又はC面)を有し、湾曲面で外部電極7,8と当接する。これにより、一対の支持部61の破損が抑制される。また、一対の支持部61と当接する外部電極7,8の破損も抑制される。
[第三実施形態]
図16及び図17に示されるように、第三実施形態に係る圧電アクチュエータ100Bは、第一支持部材50B及び第二支持部材60Bを備える点で圧電アクチュエータ100と相違している。第一支持部材50Bは、突出部53に設けられた連結軸90により回転可能に第二支持部材60Bに接続されている。突出部53と、第二支持部材60Bの第三面60c側の端部とは、方向D3から見て互いに重なるように配置されている。連結軸90は、突出部53に設けられた貫通孔に挿通されていると共に、第二支持部材60Bの第三面60c側の端部に設けられた穴に挿入されている。圧電アクチュエータ100Bでは、第一支持部材50B及び第二支持部材60Bが連結軸90により連結されているので、第一支持部材50Bに対し、第二支持部材60Bの位置が確実に決まる。よって、組み立てがより容易である。
図12で説明したように、圧電アクチュエータ100では、圧電素子1の振動により第一支持部材50及び第二支持部材60が移動しても、第一支持部材50及び第二支持部材60の当接位置はほとんど変わらない。圧電アクチュエータ100Bでは、連結軸90は、第一支持部材50B及び第二支持部材60Bのうち、ほとんど位置が変わらない部分に設けられているので、圧電素子1の振動を阻害しない。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
[変形例]
上記実施形態では、圧電体層10~19が積層されることで圧電素体2が形成される形態を一例に説明した。しかし、圧電体層の積層数はこれに限定されず、設計に応じて適宜設定される。上記実施形態では、積層端に一対の内部電極20が配置されているが、内部電極30A,30Bが配置されていてもよい。内部電極30A,30Bが稜線部2gに露出していてもよい。圧電体層10~19の厚さは、互いに同等であってもよい。各稜線部2g及び各角部2hは、丸められた面取り形状を呈していなくてもよい。
第一支持部材50の第一面51aは、端面2bに接合されていてもよい。第二付勢部材72は、方向D2から見て、支持部61と重なる位置に配置されていてもよい。圧電アクチュエータ100は、一対の第二付勢部材72を備えてもよい。この場合、一対の第二付勢部材72は、方向D2で一対の支持部61と対向するように配置されていてもよい。すなわち、一方の第二付勢部材72が方向D2で一方の支持部61と対向すると共に、他方の第二付勢部材72が方向D2で他方の支持部61と対向するように配置されていてもよい。
一対の支持部61は、側面2dと当接していてもよい。すなわち、一対の支持部61は、側面2dにおける外部電極7~9が設けられていない部分と当接していてもよい。一対の支持部61は、例えば、側面2dにおける外部電極7と外部電極9との間に位置する部分、及び、外部電極8と外部電極9との間に位置する部分と当接していてもよい。
上記実施形態及び変形例は、適宜組み合わされてもよい。
1…圧電素子、2…圧電素体、2a,2b…端面、2c,2d…側面、2e,2f…主面、50,50A,50B…第一支持部材、51…支持部、52…対向部、53…突出部、53a…頂部、54…位置決め部、60,60A,60B…第二支持部材、71…第一付勢部材、72…第二付勢部材、80…筐体、82s…配置面、90…連結軸、100,100A,100B…圧電アクチュエータ。

Claims (12)

  1. 駆動対象物を駆動する圧電アクチュエータであって、
    圧電素体と、前記圧電素体に配置されている第一外部電極と、を有する圧電素子と、
    前記第一外部電極に接続されている配線部材と、
    前記圧電素子が前記配線部材を介して配置されている配置面を有する筐体と、
    前記圧電素子を支持している支持部材と、を備え、
    前記配置面は、前記配線部材と当接する第一領域と、前記第一外部電極に対応して設けられ、前記配線部材と当接しない第二領域と、を含む、
    圧電アクチュエータ。
  2. 前記配置面に直交する方向から見て、前記第二領域は、前記第一外部電極の全体を覆う大きさを有している、
    請求項1に記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記圧電素子は、前記圧電素体に配置されている第二外部電極を更に有し、
    前記第一領域は、前記第二外部電極と対応して設けられている、
    請求項1又は2に記載の圧電アクチュエータ。
  4. 前記第二領域は、一対の前記第一領域間に配置されている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。
  5. 前記第二領域は、前記配置面に設けられた凹部又は貫通孔により構成されている、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。
  6. 前記圧電素体は、長方形状を呈し、互いに対向している一対の主面と、前記一対の主面の長辺方向で互いに対向している第一端面及び第二端面と、前記一対の主面の短辺方向で互いに対向している第一側面及び第二側面と、を有し、
    前記支持部材は、前記駆動対象物と前記圧電素子を介して前記長辺方向で対向し、前記第一端面を支持している第一支持部材と、前記圧電素子が配置されている筐体の配置面と前記圧電素子を介して前記短辺方向で対向し、前記第一側面を支持している第二支持部材と、を有し、
    前記第一支持部材は、前記第一端面の変形に応じて移動可能に設けられ、
    前記第二支持部材は、前記第一側面の変形に応じて移動可能に設けられている、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。
  7. 前記第一支持部材は、前記長辺方向で前記第二支持部材と対向している対向部と、前記対向部から前記長辺方向に突出し、前記第二支持部材と当接する突出部と、を有している、
    請求項6に記載の圧電アクチュエータ。
  8. 前記突出部の前記第二支持部材との当接部が前記圧電素子から前記短辺方向において離間する距離は、前記短辺方向における前記圧電素子の長さの0.3倍以上0.7倍以下である、
    請求項7に記載の圧電アクチュエータ。
  9. 前記第一支持部材を前記長辺方向に付勢して前記圧電素子に当接させている第一付勢部材と、
    前記第二支持部材を前記短辺方向に付勢して前記圧電素子に当接させている第二付勢部材と、を更に備える、
    請求項6~8のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。
  10. 前記第一支持部材を前記長辺方向に付勢して前記圧電素子に当接させている第一付勢部材と、
    前記第二支持部材を前記短辺方向に付勢して前記圧電素子に当接させている第二付勢部材と、を更に備え、
    前記第二支持部材は、前記長辺方向で互いに離間し、前記第一側面を支持する一対の支持部を有し、
    前記第二付勢部材は、前記長辺方向において、前記一対の支持部の間に位置している、
    請求項6~8のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。
  11. 前記第二支持部材は、前記長辺方向で互いに離間し、前記第一側面を支持する一対の支持部を有している、
    請求項6~9のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。
  12. 前記第一支持部材は、前記短辺方向における前記圧電素子の位置を規定する位置決め部を有している、
    請求項6~11のいずれか一項に記載の圧電アクチュエータ。

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