JP2005333749A - 超音波振動子及びそれを用いた超音波モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で超音波モータの駆動時における騒音の発生を防止することのできる超音波振動子及びそれを用いた超音波モータを提供する。
【解決手段】本発明の超音波振動子1は、圧電体積層部2と、被駆動体である移動台11と接触し駆動点として働く摩擦接触部4と、発生する振動の節位置に設けられた突起部であるピン5とを少なくとも有し、前記圧電体積層部2の外部電極3に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部4に超音波楕円振動を発生するものであって、前記ピン4は樹脂部材、例えばポリエーテルエーテルケトンで形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波振動子及びそれを用いた超音波モータに関する。
従来の超音波モータとしては、例えば本件出願人の提案による特開平7−163162号公報に開示された超音波モータが知られている。
前記特開平7−163162号公報の提案による超音波モータは、超音波振動子を有し、この超音波振動子は、前記特開平7−163162号公報明細書中の図21に示されるように、薄い矩形状の第1及び第2の圧電板11が複数枚積層されたもので、第1の圧電板11には一対の内部電極17aが印刷され、第2の圧電板11には一対の内部電極17bが印刷され、これら第1の圧電板11及び第2の圧電板11が交互に積層された構造を有している。
また、前記超音波振動子は、積層された圧電体11の積層の最初と最後には絶縁体としての内部電極を施してない圧電板12、14が積層されている。
前記内部電極17aは、超音波振動子の側面にまで延びて形成され、また、前記内部電極17bは、超音波振動子の上面にまで延びて形成されている。
前記圧電体11は、チタン酸ジルコン酸鉛(以下、PZTと称す)のグリーンシートに内部電極17a,17bを印刷した上で位置決めされ、積層された後、焼成されることにより、圧電体積層部として形成している。
前記圧電体積層部は、前記特開平7−163162号公報明細書中の図18に示されるように、その後、外部電極14が、圧電体積層部における超音波振動子の内部電極17a,17bが露出した位置(正極として超音波振動子上面2ヶ所及び負極として超音波振動子側面2ヶ所)に設けられている。その後、前記圧電体積層部は、上面左の外部電極と左側面の外部電極がA相を構成している。また、前記圧電体積層部は、上面右の外部電極と右側面の外部電極がB相を構成している。
そして、前記圧電体積層部は、外部電極A相、B相に各々DC電圧を印加し分極処理される。その後、前記圧電体積層部は、超音波振動子下面の屈曲振動の振幅が略極大値をとる位置に駆動子(以下、摩擦接触部と称す)16を接着することにより、超音波振動子80として形成している。
前記超音波振動子80において、A相と前記B相に位相がπ/2異なる交番電圧(周波数はその超音波振動子80の共振周波数)を印加すると、前記摩擦接触部16の位置において、1次縦振動と2次屈曲振動を励起させることにより、時計回り又は反時計回りの大きな楕円振動が励起できる。なお、この超音波振動子80の中央部には貫通穴が設けられ、この貫通穴には超音波振動子80を保持押圧するためのピン19が挿入接着されている。
前記構成の超音波振動子80を用いて超音波モータとして構成し且つ動作させるためには、ピン19と係合して摩擦接触部16を図18中の下方向に押圧する押圧手段と、超音波振動子80の摩擦接触部16に接触しこの摩擦接触部16に対し相対的に移動する被駆動体とを設けることで、超音波モータが構成される。なお、前記被駆動体はリニアガイドにより保持されており、摩擦接触部16と接触し且つ前記リニアガイドによりガイドされながら摺動が可能である。
前記構成の超音波モータにおいて、実際超音波振動子80のA相とB相に位相がπ/2異なる交番電圧(周波数はその超音波振動子80の共振周波数)を印加すると、前記特開平7−163162号公報明細書中の図6に示されるような1次縦振動と2次屈曲振動を同時に励起させ、前記摩擦接触部16の位置において、時計回り又は反時計回りの大きな楕円振動を発生させることで、前記被駆動体を左右に動作させることができる。
特開平7−163162号公報
しかしながら、前記特開平7−163162号公報に記載の従来の超音波モータでは、この公報明細書中の図7に示すように、前記超音波振動子80の中央部(節位置)に挿入接着されたピン19が押圧手段である保持板21と係合し、また、押圧手段であるバネ29によってピン19を保持板21、保持固定部材22を介して被駆動体である摺動部材34に押圧した構成であることから、前記超音波振動子80の摩擦接触部16近傍に超音波楕円振動を発生させて摺動部材34を駆動させると、超音波振動子80の振動がわずかにピン19を介して保持板21、保持固定部材22及びバネ29に伝達してしまい、その結果、超音波モータ50全体にその振動が伝播することにより騒音が発生してしまう虞れがあった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で超音波モータの駆動時における騒音の発生を防止することのできる超音波振動子及びそれを用いた超音波モータを提供することを目的とする。
請求項1の発明の超音波振動子は、圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、前記突起部は、樹脂部材からなることを特徴とするものである。
請求項2の発明の超音波振動子は、圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、前記突起部の周囲に樹脂部材を配設したことを特徴とするものである。
請求項3の発明の超音波振動子は、請求項1又は請求項2に記載の超音波振動子において、前記超音波楕円振動は、第1の振動モードである縦振動と第2の振動モードである屈曲振動とを合成することにより発生することを特徴とするものである。
請求項4の発明の超音波振動子は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の超音波振動子において、前記樹脂部材は、ポリエーテルエーテルケトンからなることを特徴とするものである。
請求項5の発明の超音波モータは、圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子と、前記突起部に係合することで前記超音波振動子を保持する突起部保持部材と、前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、前記突起部保持部材を介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、を具備した超音波モータであって、前記突起部と前記突起部保持部材の少なくとも一方が、樹脂部材からなることを特徴とするものである。
請求項6の発明の超音波モータは、圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子と、前記突起部に係合することで前記超音波振動子を保持する突起部保持部材と、前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、前記突起部保持部材を介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、を具備した超音波モータであって、前記突起部と前記突起部保持部材の少なくとも一方に樹脂部材を配設し、前記突起部と前記突起部保持部材との間に前記樹脂部材を介在させたことを特徴とするものである。
請求項7の発明の超音波モータは、請求項5又は請求項6に記載の超音波モータにおいて、前記超音波楕円振動は、第1の振動モードである縦振動と第2の振動モードである屈曲振動とを合成することにより発生することを特徴とするものである。
請求項8の発明の超音波モータは、請求項5乃至請求項7のいずれか1つに記載の超音波モータにおいて、前記樹脂部材は、ポリエーテルエーテルケトンからなることを特徴とするものである。
請求項9の発明の超音波振動子は、圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、前記超音波振動子は、その表面に前記超音波振動子を保持するための保持部材が一体的に形成されていることを特徴とするものである。
請求項10の発明の超音波振動子は、圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、前記超音波振動子は、その表面に前記超音波振動子を保持するための保持部材が一体的に形成されており、且つ前記保持部材の表面には前記保持部材を覆うための保持ケースが一体的に形成されていることを特徴とするものである。
請求項11の発明の超音波振動子は、請求項9又は請求項10に記載の超音波振動子において、前記超音波楕円振動は、第1の振動モードである縦振動と第2の振動モードである屈曲振動とを合成することにより発生することを特徴とするものである。
請求項12の発明の超音波振動子は、請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の超音波振動子において、前記保持部材は、樹脂部材からなることを特徴とするものである。
請求項13の発明の超音波振動子は、請求項12に記載の超音波振動子において、前記樹脂部材は、シリコーンゴムからなることを特徴とするものである。
請求項14の発明の超音波モータは、請求項9及び請求項11乃至請求項13のいずれか1つに記載の超音波振動子と、前記超音波振動子の前記保持部が挿入された保持ケースと、前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、前記保持ケースを介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、を具備したことを特徴とするものである。
請求項15の発明の超音波モータは、請求項10に記載の超音波振動子と、前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、前記保持ケースを介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、を具備したことを特徴とするものである。
本発明の超音波振動子及びそれを用いた超音波モータは、簡単な構成で超音波モータの駆動時における騒音の発生を防止することができるといった利点がある。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の超音波振動子の第1実施例の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施例の超音波振動子1は、圧電素子により形成されたものであり、略角柱形状の圧電体積層部2と、この圧電体積層部2の左右両側面の4箇所、及び正面の4箇所に帯状に設けられた外部電極3と、前記圧電体積層部2の底面2箇所に設けられた摩擦接触部4と、前記圧電体積層部2の略中央部に設けられた穴2aに挿入接着された突起部であるピン5と、を有して構成されている。
前記圧電体積層部2は、詳細な構成は後述するが内部電極処理が施された薄い矩形状の圧電セラミックスシートとしての第1、第2の圧電シート6、7(図2参照)が交互に複数枚積層された構造となっている。
図1中右側側面の外部電極3は、後述するが圧電体積層部2の同図中右側面部の内部電極露出部8a、9a(図2参照)にそれぞれ焼き付け銀により取付けることによって形成される2つの電気端子(A+、A−の両端子)をA(A相)として構成している。また、図1中左側側面の外部電極3は、後述するが圧電体積層部2の同図中左側面部の内部電極露出部8a、9a(図2参照)にそれぞれ焼き付け銀により取付けることによって形成される2つの電気端子(B+,B−の両端子)をB(B相)として構成している。
また、図1中正面の外部電極3は、前記A(A相)の2つの電気端子(A+、A−の両端子)と前記B(B相)の2つの電気端子(B+,B−の両端子)にそれぞれ接続される外部電極3が帯状に延設されて形成している。この延設された外部電極3についても、前記同様に焼き付け銀によって形成されるようになっている。
前記圧電体積層部2のさらに詳細な構成を図2を参照しながら説明する。
図2は前記圧電体積層部の要部分解斜視図である。
図2に示すように、前記圧電体積層部2は、第1の内部電極8を有する第1の圧電シート6と、第2の内部電極9を有する第2の圧電シート7とを交互に複数枚に積層されることにより構成されている。
前記第1の圧電シート6は、圧電素子である圧電体層6Aを有し、この圧電体層6Aの表面には、後述するが前記第1の内部電極8が印刷されている。
前記第2の圧電シート7は、圧電素子である圧電体層7Aを有し、この圧電体層7Aの表面には、後述するが前記第2の内部電極9が印刷されている。
前記第1の圧電シート6及び前記第2の圧電シート7は、例えば厚さ80μmの形状を有しており、これら第1及び第2の圧電シート6、7を構成する材質として本実施例ではPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)材を用いて形成されている。また、前記PZT材は、機械的品質係数(Q値)の大きいハード系材料のものを用いており、本実施例では、例えば機械的品質係数(Q値)が2500であるものを用いている。
なお、前記圧電体積層部2は、図2に示すように、複数枚積層された第1及び第2の圧電シート6,7の積層の最初(最上層であり、図2中の第1の圧電シート6の手前側1枚目に該当)に、同じPZT材を用いて形成され且つ内部電極が施されていない圧電シート6Bが積層されている。
また、前記第1の内部電極8及び前記第2の内部電極9は、その電極材料としては銀パラジウム合金(Ag−Pd)もしくは銀(Ag)を用いて構成されている。
本実施例の超音波振動子1は、第1の圧電シート6、第2の圧電シート7の積層に伴い、第1の内部電極8と第2の内部電極9とが交互に積層されることになる。
つまり、本実施例の圧電体積層部2を構成する各種部材の積層順序においては、圧電シート6B,第1の内部電極8,圧電体層6A,第2の内部電極9,圧電体層7A,………,圧電体層7A,第1の内部電極8,圧電体層6A,第2の内部電極9,圧電体層7Aの順序で積層されることになる。
次に、前記第1及び第2の圧電シート6、7の内部電極形状について説明する。
第1の圧電シート6に設けられた第1の内部電極8は、例えば厚さ5〜10μmの形状を有している。
前記第1の内部電極8は、圧電体積層部2の断面形状に対し、詳しくは図2に示すように、圧電体層6Aの片側面全領域の上部に配置され、且つ左右に2分割されるように設けられている。また、第1の内部電極8の一部は、圧電体層6Aの両側面基端部にまで延設されており、内部電極露出部8aをそれぞれ形成している。
また、第2の圧電シートに設けられた第2の内部電極9は、例えば厚さ5〜10μmの形状を有している。
前記第2の内部電極9は、圧電体積層部2の断面形状に対し、詳しくは図2に示すように、圧電体層7Aの略全領域に配置され、且つ左右に2分割されるように設けられている。また、第2の内部電極9の一部は、圧電体層7Aの両側面基端部にまで延設されており、内部電極露出部9aをそれぞれ形成している。
なお、第1の圧電シート6及び第2の圧電シート7のそれぞれの略中央部には、例えばΦ0.3mmの貫通した穴2aが設けられている。本実施例では、貫通した穴2aを設けた場合について説明したが、必ずしも貫通穴である必要はなく、圧電体積層部2内に所定の寸法を有して形成された穴であっても良い。この場合、ピン5は穴2aに対応する箇所に接着固定されることになる。
図1に示すように、このような構成の圧電体積層部2を有して構成される超音波振動子1は、前記圧電体積層部2の第1の内部電極8及び第2の内部電極9の一部がそれぞれ超音波振動子1の両側側面基端部に延設させることにより形成された各内部電極露出部8a、9aに、焼き付け銀より形成される外部電極3がそれぞれ設けられている。
つまり、圧電体積層部2の側面の外部電極3は、図1に示すように、それぞれ内部電極8a、9a(図2参照)に電気的に接続して帯状に設けられ、また、これらの外部電極3は、圧電体積層部2のエッジ部を介して、前記圧電体積層部2の正面に帯状に設けられた他の外部電極3に導通している。なお、前記圧電体積層部2の逆側の側面の外部電極についても、同様の形状に設けられている。
これらの外部電極3には、図示はしないがそれぞれリード線が半田等で接続されるか、もしくは電極が設けられたフレシキブル基板が電気的に接合されており、このリード線又はフレキシブル基板を介して図示しない駆動回路からの駆動信号が供給されるようになっている。
本実施例の超音波振動子1は、圧電体積層部2の底面の屈曲共振振動の略腹部に対応する位置に、前記摩擦接触部4が設けられている。この摩擦接触部4は、砥石材料からなり、角形に切断して形成後、前記圧電体積層部2の所定位置に接着される。
また、この超音波振動子1の略中央部の設けられた前記穴2aには、突起部であり円柱形状の樹脂材料からなるピン5が挿入接着されている。
本実施例では、前記ピン5は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK材:PEER Rポリマー)等の高機能樹脂から形成されている。すなわち、前記ピン5は、後述するように突起部保持部材15(図4参照)により強く押圧されるので、前記PEEK材材のような剛性の高い材料で構成することが望ましい。
なお、その他の樹脂材料としては、ナイロン、ポリエチレン、ポリアセタール、ABS樹脂、ポリカーボネイト、ポリアセタール、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、FRP樹脂等を用いて前記ピン5を形成しても良い。
次に、本実施例の超音波振動子の製造方法について図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施例の超音波振動子の製造方法では、PZTの仮焼結粉末とバインダーとを混合して泥しょうを作成し、ドクターブレード法を用いて所定の厚さでフィルム状にキャスティングしてグリーンシート(圧電体層6A、7Aに相当)を形成する。そして、グリーシートを乾燥した後、フィルムから剥離する。こうして、形成したグリーンシートを複数用意する。
次に、第1のグリーシートに、第1の内部電極8のパターン(図2参照)を有するマスクを用いて電極材料を印刷することにより、図2に示す第1の圧電シート6を形成する。この場合、第1の内部電極8は、銀パラジウム合金(Ag−Pd)を用いて形成される。
また、第2のグリーシートに、第2の内部電極9のパターン(図2参照)を有するマスクを用いて電極材料を印刷することにより、図2に示す第2の圧電シート7を形成する。この場合も同様に、第2の内部電極9は、銀パラジウム合金(Ag−Pd)を用いて形成される。
そして、これら第1の圧電シート6と第2の圧電シート7とを、第1及び第2の内部電極8、9同士がちょうど重なるように位置決めを正確に行い、交互に複数枚積層する。その後、積層の最上面には内部電極を印刷してない第3のグリーンシート(図示せず)を積層する。
その後、この第3のグリーンシートを含む第1,第2の圧電シート6、7の積層体をプレスして、この積層体における各グリーンシート間を密着させ、その後、熱圧着する。 そして、熱圧着した前記積層体は、1200℃程度の温度で焼成され、その後、所定の形状に裁断されることにより、圧電体積層部2に相当する圧電素子が生成される。
前記内部電極露出部8a、9a(図2参照)には、銀を焼き付け法にて実施することにより、図1に示すような帯形状の外部電極3を形成し、また、圧電体積層部2の表面についても同様に銀を焼き付け法にて実施することにより、図1に示すような帯状の外部電極3を形成する。そして、これら外部電極3のA相(A+、A−間),B相(B+、B−間)に直流高電圧を印加することにより、分極を行い、圧電特性を持たせるようにする。
そして、図2に示すように、ドリル等の加工機により、前記積層体の圧電体積層部2に対応する中央部分に穴2aをそれぞれ設ける。なお、この穴に関しては前記工程中で、熱圧着後、焼成前に加工機により空けても良い。
その後、前記摩擦接触部4を、前記圧電素子の所定の位置にエポキシ接着剤を用いて接着する。
次に、圧電素子の中央の穴2aに、前記した樹脂材料からなる突起部としてのピン5を挿入し接着固定する。なお、この工程で圧電素子の中央に穴2aを設け、突起部であるピン5を挿入接着したが、圧電体積層部2に相当する圧電素子の中央に前記穴2aは設けないで、樹脂材料からなる突起部としてのピン5を圧電素子中央に接着により設けても良い。
こうして、超音波振動子1が形成される。
なお、本実施例の超音波振動子1の製造方法は、変形例として、例えば摩擦接触部4が圧電体積層部2と一体的に形成可能な外形形状のパンチ(雄型)と、ダイス(雌型)とを有するプレス用型を用いて前記裁断処理を行うことにより、底面に2個の摩擦接触部4を有する圧電体積層部2が得られるようにしても良い。
以上、説明してきた超音波振動子1の動作について図3を参照しながら詳細に説明する。
いま、図1の超音波振動子1の前記A相,B相に、同位相で所定の周波数の交番電圧を印加するものとする。すると、この超音波振動子1は、1次の縦振動が励起された。また、前記A相,B相に逆位相で所定の周波数の交番電圧を印加すると、この超音波振動子1は、2次の屈曲振動が励起された。
これらの振動を有限要素法を用いてコンピュータ解析すると、図3(a)に示すような共振縦振動姿勢,及び図3(b)に示すような共振屈曲振動姿勢が予想され、且つ超音波振動測定の結果、それが実証された。なお、この図3では、摩擦接触部4は省略している。
本実施の形態では、共振周波数に関し、より詳細には屈曲2次振動の共振周波数を縦1次振動の共振周波数より数%程度(望ましくは3%程度)低くなるように設計している。このように構成することで、後で説明する超音波モータとしての出力特性が大幅に向上することになる。
次に、超音波振動子1のA相及びB相に位相がπ/2異なる所定周波数の交番電圧を印加するものとする、すると、該超音波振動子1の摩擦接触部4の位置で、楕円振動を観測することが出来た。
次に、前記超音波振動子1を用いた超音波モータ10の構成について図4及び図5を参照しながら説明する。
図4及び図5は超音波振動子を用いて構成された超音波モータの構成を説明するもので、図4は超音波モータの内部構成を示す断面図、図5は図4の超音波モータの主要構成部分を示す側面図である。
図4及び図5に示すように、本実施例の超音波モータ10は、前記構成の超音波振動子1と、被駆動体である移動台11と、前記超音波振動子1を保持する突起部保持部材15を有する基台12と、前記移動台11と前記基台12とを直動自在に結合するリニアガイド13と、前記移動台11の内側に配され、前記超音波振動子1の摩擦接触部4が当接する摺動部材14と、前記基台12に配され、収容された前記超音波振動子1と前記突起部保持部材15とをある所定の圧力で押圧するために前記突起部保持部材15を付勢する押圧手段としての板バネ16と、を有している。
前記移動台11はコの字形状に構成され、両側側面部11Aの先端部には、前記リニアガイド13がそれぞれ配されている。また、これらのリニアガイド13の他方には、前記基台12の内側に立設された一対のガイド部12Aがそれぞれ配されている。
前記リニアガイド13は、内部にベアリング13aを有して移動台11と基台12とを互いに移動自在に結合する。なお、本実施例では、移動台11の進行方向が直線になるように規制している一例を示すが、垂直方向または水平方向またはその両方に緩やかな曲線状のリニアガイド13とすればその曲線に沿って駆動することが可能である。
前記摺動部材14は、例えばジルコニアセラミクスを用いて形成されたもので、移動台11の下面に接着されている。この摺動部材14には、突起部保持部材15によって保持された超音波振動子1の摩擦接触部4が当接されるようになっている。
この場合、前記摩擦接触部4は、板バネ16による所定の圧力で前記摺動部材14に付勢されることになる。
なお、摺動部材14の摩擦接触部4が当接する部分は、表面粗さがRa値(JIS規格B0601算術平均粗さ)で0.05μm以下のジルコニアセラミクスを用いて形成されている。
前記超音波振動子1は、突起部保持部材15によって保持されるようになっている。 具体的には、図4及び図5に示すように突起部保持部材15は、上部にV字状に形成されたV字溝5aを有し、このV字溝5aに前記超音波振動子1の突起部であるピン5が係合して保持されている。
また、前記突起部保持部材15と前記超音波振動子1との間には、それぞれスペーサ16Aが配されている。これらのスペーサ16Aは、超音波振動子1に設けられたピン5に挿通して設けられている。
なお、本実施例では、前記突起部保持部材15は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK材:PEER Rポリマー)等の高機能樹脂から形成されている。その他の樹脂材料としては、ナイロン、ポリエチレン、ポリアセタール、ABS樹脂、ポリカーボネイト、ポリアセタール、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、FRP樹脂等を用いて前記突起部保持部材15を形成しても良い。
前記突起部保持部材15の底面には、図5に示すように、板バネ16の中央部が固定されている。板バネ16の両側端部は、基台12の所定箇所に対してそれぞれビス17にて螺合することにより、固定されている。
前記板バネ16の付勢力により突起部保持部材15を介して超音波振動子1は、被駆動体である移動台11の摺動部材14の面上に押圧されることになる。
次に、前記超音波モータ10の動作について説明する。
前記A相(A+,A−)とB相(B+,B−)には、位相がπ/2異なる所定の周波数の交番電圧を印加すると、摩擦接触部4の位置において、1次縦振動と2次屈曲振動を励起させることにより、時計廻り又は反時計廻りの超音波楕円振動が励起できた。
このように超音波振動子1の摩擦接触部4の位置に超音波楕円振動を発生させたことにより、移動台11が右方向または左方向(図5中に示すA矢印方向)に駆動することができ、すなわち、前記超音波振動子1が、ピン5、突起部保持部材15を介して基台12に固定されているため、移動台11は騒音の発生を生じることなく、左右に動作した。
したがって、本実施例によれば、前記超音波モータ10は、突起部であるピン5及び突起部保持部材15がポリエーテルエーテルケトン(PEEK材:PEER Rポリマー)等の高機能樹脂から形成されているので、超音波振動子1で発生する振動をピン5及び突起部保持部材15における樹脂材料の特性としての大きな振動減衰特性により、減衰させて吸収することができるため、モータ側には漏れ出さことはない。その結果、騒音がほとんど発生することなく駆動することが可能となる。
また、簡単な構成で実現することができるので、コストの低減化が可能であり、さらに、超音波モータ10の小型化も図れる。
なお、本実施例では、突起部であるピン5及び突起部保持部材15は、共にポリエーテルエーテルケトン(PEEK材:PEER Rポリマー)等の樹脂材料にて形成した場合について説明したが、これに限定されることはなく、例えばピン5と突起部保持部材15とのいずれか一方を樹脂材料を用いて形成すれば良い。
すなわち、ピン5がステンレス等の金属部材(樹脂材料以外の部材も含む)で形成されたものである場合には、突起部保持部材15は樹脂材料で形成される。また、逆に、ピン5が樹脂材料で形成されたものである場合には、突起部保持部材15はステンレス等の金属部材(樹脂材料以外の材料を含む)で形成される。
また、本実施例では、図6の変形例に示すように、前記突起部保持部材15は、ピン5が係合するV字溝5aに、同形状で且つ、吸収材、例えば減衰ゴム等のダンパー材を用いて構成されたダンパー部材18を接着固定しても良い。これにより、ダンパー部材18を設けたことにより、さらに、ピン5と係合による振動の吸収性を高め、騒音防止に大きく寄与する。また、図示しないが、ピン15の周りにシリコーン樹脂等のダンパー部材を設けても良い。
また、本実施例では、内部電極構成については、負極側(A−、B−)に関しては二分割しないで全面電極としても良い。その場合には、負極側(A−、B−)は共通の負極となる。
また、本実施例では、圧電素子として積層型圧電素子を用いたが積層型でない板状の圧電素子を用いた場合でも、同様の構成の超音波振動子の作製が可能である。
さらに、本実施例では、超音波振動子1を固定して被駆動体(移動台11)を直線動作させるタイプの超音波モータの一例を示したが、超音波振動子1が自走するタイプの超音波モータを構成することも可能である。
さらに、また、本実施例では、押圧力を生むために板バネ16を用いたが通常のコイルバネを用いても良い。
図7乃至図9は本発明の超音波振動子の第2実施例の構成を示し、図7は第2実施例の超音波振動子の構成を示す斜視図、図8は図7に示す超音波振動子の断面図、図9は図7に示す超音波振動子に保持ケースを設けた場合の超音波振動子の断面図である。また、図10は前記第2実施例の超音波振動子の第1変形例を示す斜視図、図11は前記第2実施例の超音波振動子の第2変形例を示す斜視図、図12は前記第2実施例の超音波振動子の第3変形例を示す斜視図である。なお、前記図7乃至図9は、前記第1実施例の超音波振動子1と同様に構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図7に示すように、本実施例の超音波振動子1Aは、圧電体積層部2の構成については第1実施例と同様であるが、超音波振動子1Aの保持を突起部であるピン5で行うのではなく、圧電体積層部2を覆うようにして樹脂部材により形成された保持部材19及びこの保持部材19を収容する保持ケース20によって、超音波振動子1Aを保持するように構成している。
すなわち、本実施例の超音波振動子1Aは、図9に示すように前記第1実施例と同様の圧電体積層部2と、この圧電体積層部2を覆う保持部材19と、この保持部材19を収容する保持ケース20とを有している。
前記保持部材19は、図7及び図8に示すように、圧電体積層部2本体の底部を除く外周全体を、樹脂、例えばシリコーンゴムによって覆うように形成されている。この場合、前記保持部材19を形成する前記シリコーンゴムの厚さは、例えば0.5〜3mmの範囲内に形成されている。
そして、超音波振動子1Aは、図9に示すように、保持部材19を囲むように保持ケース20が設けられている。この保持ケース20は、図中に示すように樹脂で形成しても良く、あるいはステンレスを用いて形成しても良い。
このように、本実施例の超音波振動子1Aは、シリコーンゴムである保持部材19によって覆われ、さらにこの保持部材19が保持ケース20によって覆われた構造となっている。なお、本実施例では、保持ケース20を設けた構成例を示しているが、これに限定されることはなく、図8に示すように保持部材19のみを設けて超音波振動子1Aを構成しても良い。
前記保持部材19を形成するシリコーンゴムは、非常に弾力性に優れているために、超音波振動子1Aの振動を減衰させないで超音波振動子1Aを保持するのに適した材料である。
また、超音波振動子1Aによりで発生した振動は、その機械的インピーダンスの違いから前記シリコーンゴムで断絶されるため、振動の漏れも抑制できる特性を有している。さらに、保持ケース20を設けたことで、振動の漏れの抑制効果を高めている。
なお、本実施例では、保持部材19を形成するシリコーンゴム以外の材質としては、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、天然ゴム等があり、いずれかの材質を用いて前記保持部材19を形成しても良い。
本実施例の超音波振動子1Aの製造方法を説明する。
本実施例で用いた前記シリコーンゴムは、周知のように主剤と硬化剤からなる硬化型の樹脂である。
まず、圧電体積層部2を図示しない型にセットし、このセットと収容された圧電体積層部2との隙間に、前記主剤と硬化剤を混合したシリコーンゴムを流し込む。
その後、このシリコーンゴムが硬化剤によって固まったら、前記型を剥離する。
これにより、図7及び図8示すような超音波振動子1Aが形成される。なお、本実施例では、図7及び図8に示すように、超音波振動子1Aの摩擦接触部4のある面は、シリコーンゴムを設けずに構成している。
なお、本実施例では、超音波振動子1Aは図9に示す構成例に限定されるものではなく、例えば図10の第1変形例に示すように、圧電体積層部2の略上半分を、シリコーンゴムで形成された保持部材19Aによって覆うようにして超音波振動子1Bを構成しても良い。
また、超音波振動子1Aは、図11の第2変形例に示すように、圧電体積層部2の略中央部を、シリコーンゴムでコの字状に形成された保持部材19Bによって覆うようにして超音波振動子1Cを構成しても良い。
さらに、また、超音波振動子1Aは、図12の第3変形例に示すように、圧電体積層部2の上部及び下部を除く外周部を、シリコーンゴムで帯状に形成された保持部材19Cによって覆うようにして超音波振動子1Dを構成しても良い。この場合、超音波振動子1Dは、圧電体積層部2の上部両側端部にさらに摩擦接触部4を設けることができる。このため、上部及び下部の摩擦接触部4に楕円振動を発生させれば、超音波振動子1D自体は左右に駆動するので、自走式の超音波モータとして構成することが可能となる。
次に、前記超音波振動子1Aを用いた超音波モータ10の構成について図13及び図14を参照しながら説明する。
図13及び図14は超音波振動子を用いて構成された超音波モータの構成を説明するもので、図13は超音波モータの内部構成を示す断面図、図14は図13の超音波モータの主要構成部分を示す側面図である。なお、図13及び図14は、前記第1実施例の超音波モータと同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図13及び図14に示すように、前記超音波モータ10は、図9に示す超音波振動子1Aを用いて構成される。
前記超音波振動子1Aの保持ケース20の底面には、固定部21を介して板バネ16の中央部が固定されている。板バネ16の両側端部は、第1実施例と同様に前記基台12の所定箇所に対してそれぞれビス17にて螺合することにより、固定されている。
前記板バネ16の付勢力により固定部21及び保持ケース20を介して超音波振動子1は、被駆動体である移動台11の摺動部材14の面上に押圧されることになる。
その他の構成は、前記第1実施例と同様である。
なお、前記超音波モータ10は、保持ケース20を設けてない超音波振動子1A(1B〜1D)を用いて構成した場合には、保持部材19(19A〜19C)が板バネ16を介して被駆動体(移動台11)に接続固定されるようになっている。
次に、前記超音波モータ10の動作について説明する。
前記A相(A+,A−)とB相(B+,B−)には、位相がπ/2異なる所定の周波数の交番電圧を印加すると、摩擦接触部4の位置において、1次縦振動と2次屈曲振動を励起させることにより、時計廻り又は反時計廻りの超音波楕円振動が励起できた。
このように超音波振動子1Aの摩擦接触部4の位置に超音波楕円振動を発生させたことにより、移動台11が右方向または左方向(図14中に示すB矢印方向)に駆動することができ、すなわち、前記超音波振動子1Aが前記保持部材19及び保持ケース20、固定部21介して基台12に固定されているため、移動台11は騒音の発生を生じることなく、左右に動作した。
したがって、本実施例によれば、超音波振動子1Aは、圧電体積層部2を覆うようにしてシリコーンゴムにより形成された保持部材19及び保持ケース20を有しているので、前記超音波振動子1Aの振動を妨げることなくこの超音波振動子1Aを保持することができる。また、シリコーンゴムと超音波振動子1Aでは、機械的なインピーダンスに差があるので、超音波振動子1Aの振動はこの超音波振動子1Aの外側にはほとんど漏れ出さない。さらに、前記保持部材19を収容してさらに振動を減衰させる保持ケース20も設けられている。よってその結果、超音波モータ10の内部機構に振動が伝わらず、結果として騒音のない超音波モータ10が実現できた。その他の効果は前記第1実施例と同様である。
本発明は、上述した第1及び第2実施例、変形例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明の超音波振動子は、簡単な構成で超音波モータの駆動時における騒音の発生を防止することのできるので、この超音波振動子を用いて超音波モータを構成することにより、騒音が生じない駆動性の向上化、コストの低減、超音波モータの小型化及び駆動効率の安定化が望まれる各種電子機器等の駆動源として有効である。
本発明の超音波振動子の第1実施例の構成を示す斜視図。 図1に示す圧電体積層部の要部分解斜視図。 本実施例の超音波振動子の動作状態を示す斜視図。 図4及び図5は超音波振動子を用いて構成された超音波モータの構成を説明するもので、図4は超音波モータの内部構成を示す断面図。 図4の超音波モータの主要構成部分を示す側面図。 突起部保持部材の変形例を示す断面図。 本発明の超音波振動子の第2実施例の構成を示す斜視図。本実施例の超音波振動子の動作状態を示す斜視図。 図7に示す超音波振動子の断面図。 図7に示す超音波振動子に保持ケースを設けた場合の超音波振動子の断面図。 超音波振動子の第1変形例を示す斜視図。 超音波振動子の第2変形例を示す斜視図。 超音波振動子の第3変形例を示す斜視図。 図13及び図14は第2実施例の超音波振動子を用いて構成された超音波モータの構成を説明するもので、図13は超音波モータの内部構成を示す断面図。 図13の超音波モータの主要構成部分を示す側面図。
符号の説明
1、1A〜1D…超音波振動子、
2…圧電体積層部、
3…外部電極、
4…摩擦接触部、
5…ピン、
5a…V字溝、
6…第1の圧電シート、
6A、7A…圧電体層、
6B…圧電シート、
7…第2の圧電シート、
8、9…内部電極、
8a、9a…内部電極露出部、
10…超音波モータ、
11…移動台、
11A…側面部、
12…基台、
12A…ガイド部、
13…リニアガイド、
13a…ベアリング、
14…摺動部材、
15…突起部保持部材、
16A…スペーサ、
16…板バネ、
17…ビス、
18…ダンパー部材、
19、19A〜19C…保持部材
20…保持ケース。
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (15)

  1. 圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、
    前記突起部は、樹脂部材からなることを特徴とする超音波振動子。
  2. 圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、
    前記突起部の周囲に樹脂部材を配設したことを特徴とする超音波振動子。
  3. 前記超音波楕円振動は、第1の振動モードである縦振動と第2の振動モードである屈曲振動とを合成することにより発生することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波振動子。
  4. 前記樹脂部材は、ポリエーテルエーテルケトンからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の超音波振動子。
  5. 圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子と、
    前記突起部に係合することで前記超音波振動子を保持する突起部保持部材と、
    前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、
    前記突起部保持部材を介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、を具備した超音波モータであって、
    前記突起部と前記突起部保持部材の少なくとも一方が、樹脂部材からなることを特徴とする超音波モータ。
  6. 圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部と、発生する振動の節位置に設けられた突起部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子と、
    前記突起部に係合することで前記超音波振動子を保持する突起部保持部材と、
    前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、
    前記突起部保持部材を介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、を具備した超音波モータであって、
    前記突起部と前記突起部保持部材の少なくとも一方に樹脂部材を配設し、前記突起部と前記突起部保持部材との間に前記樹脂部材を介在させたことを特徴とする超音波モータ。
  7. 前記超音波楕円振動は、第1の振動モードである縦振動と第2の振動モードである屈曲振動とを合成することにより発生することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の超音波モータ。
  8. 前記樹脂部材は、ポリエーテルエーテルケトンからなることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1つに記載の超音波モータ。
  9. 圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、
    前記超音波振動子は、その表面に前記超音波振動子を保持するための保持部材が一体的に形成されていることを特徴とする超音波振動子。
  10. 圧電体部と、被駆動体と接触し駆動点として働く摩擦接触部とを少なくとも有し、前記圧電体部に交番電圧を印加することにより前記摩擦接触部に超音波楕円振動を発生する超音波振動子において、
    前記超音波振動子は、その表面に前記超音波振動子を保持するための保持部材が一体的に形成されており、且つ前記保持部材の表面には前記保持部材を覆うための保持ケースが一体的に形成されていることを特徴とする超音波振動子。
  11. 前記超音波楕円振動は、第1の振動モードである縦振動と第2の振動モードである屈曲振動とを合成することにより発生することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の超音波振動子。
  12. 前記保持部材は、樹脂部材からなることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1つに記載の超音波振動子。
  13. 前記樹脂部材は、シリコーンゴムからなることを特徴とする請求項12に記載の超音波振動子。
  14. 請求項9及び請求項11乃至請求項13のいずれか1つに記載の超音波振動子と、
    前記超音波振動子の前記保持部が挿入された保持ケースと、
    前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、
    前記保持ケースを介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、
    を具備したことを特徴とする超音波モータ。
  15. 請求項10に記載の超音波振動子と、
    前記超音波振動子の前記摩擦接触部に接触し相対的に移動する被駆動体と、
    前記保持ケースを介し前記摩擦接触部と前記被駆動体間に押圧力を発生させる押圧部材と、
    を具備したことを特徴とする超音波モータ。
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