JP2023106903A - 移動装置およびレール移動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のレールにより構成され、隙間、段差等を有する移動経路を走行する。【解決手段】移動装置は、レール上を移動する移動装置であって、移動装置をレール上で駆動させる駆動部と、駆動部に電力を供給する電源と、を備え、電源は、レールに沿って設けられた送電電極部から電力を受電する受電電極部を有し、受電電極部は、送電電極部に当接し、移動装置の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能な受電電極部を有する。【選択図】図5

Description

本開示は、移動装置およびレール移動システムに関する。
特許文献1には、蓄電部材を電源として走行する複数台の搬送車を、所定の走行経路に沿って、地上側コントローラの制御下に走行させる搬送車システムが開示されている。搬送車システムは、走行経路に蓄電部材への充電設備を備えた充電エリアを備え、天井に設けられた所定の走行経路における搬送車の位置と蓄電部材の残容量とを地上側コントローラへ報告する。搬送車システムは、蓄電部材の残容量が閾値以下の搬送車を充電エリアへ走行させて充電させ、充電エリア内の搬送車を充電エリア外の位置へ走行させる。
特開2012-38134号公報
ここで、上述した走行経路(つまり、搬送車が走行する天井レール)を各設置場所(例えば、工場などの施設)のレイアウトに応じて自由に設計、増設、あるいは変更したいという要望がある。しかし、異なる設置場所で適用可能な汎用の天井レールを用いて走行経路を設計する場合、設計された走行経路は、施工誤差,天井レールの個体差等により天井レール同士の継目部分に段差,隙間等を有する可能性がある。天井レール同士の継目部分に段差,隙間等を有する場合、走行経路を走行する搬送車は、搬送車の筐体が段差,隙間等に引っ掛かって走行が困難となる可能性があった。
また、搬送車は、搬送車に備えられた電極と、天井レール内に設けられた電極とが電気的に接触することで電源が供給される構成である場合、天井レール同士の継目部分の段差,隙間により安定した電源供給を受けることができない可能性があった。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、複数のレールにより構成され、隙間、段差等を有する移動経路を走行する移動装置およびレール移動システムを提供することを目的とする。
本開示は、レール上を移動する移動装置であって、前記移動装置を前記レール上で駆動させる駆動部と、前記駆動部に電力を供給する電源と、を備え、前記電源は、前記レールに沿って設けられた送電電極部から電力を受電する受電電極部を有し、前記受電電極部は、前記送電電極部に当接し、前記移動装置の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能な受電電極部を有する、移動装置を提供する。
本開示は、レールと、前記レール上を移動する移動装置と、前記移動装置を前記レール上で駆動させる駆動部と、前記駆動部に電力を供給する電源と、を備え、前記電源は、前記レールに沿って設けられた送電電極部から電力を受電する受電電極部を有し、前記受電電極部は、前記送電電極部に当接し、前記移動装置の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能な受電電極部を有する、レール移動システムを提供する。
本開示によれば、複数のレールにより構成され、隙間、段差等を有する移動経路を走行できる。
実施の形態1に係るレール移動システムの全体構成例を示す図 移動装置の内部構成例を示すブロック図 移動装置の外観斜視図 下部カバーを取り外した状態の移動装置の斜視図 移動装置における受電電極部と、レールの送電電極部との位置関係を説明する断面図 移動装置における受電電極部と、レールの送電電極部との位置関係を説明する斜視図 受電電極部近傍の平面図 異物が付着したレールを通過する移動装置を説明する図 ガイドピンおよび孔部の拡大平面図 コーナー部通過時の受電電極部の状態を表す平面図 実施の形態1における継目部通過時の受電電極部の状態を表す平面図 実施の形態1における継目部通過時の受電電極部の状態を表す平面図 第1のケーブルおよび第2のケーブルについて説明する図 レールのコーナー部において給電される場合の移動装置の動作制御例と、レールのコーナー部において給電されない場合の移動装置の動作制御例とを説明する図 直線レールとコーナーレールとを通過する時の受電電極部を説明する図 直線レール通過時の受電電極部とコーナーレール通過時の受電電極部とを比較する図 直線レールとコーナーレールとを通過する時の受電電極部を説明する図 直線レール通過時の受電電極部とコーナーレール通過時の受電電極部とを比較する図 直線レールとコーナーレールとを通過する時の受電電極部を説明する図 直線レール通過時の受電電極部とコーナーレール通過時の受電電極部とを比較する図 実施の形態2における異物が付着したレール通過時の移動装置を説明する図 実施の形態2における継目部通過時の受電電極部の状態を表す平面図 実施の形態2における継目部通過時の受電電極部の状態を表す平面図 レールのコーナー部において給電される場合の移動装置の動作制御例と、レールのコーナー部において給電されない場合の移動装置の動作制御例とを説明する図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る移動装置およびレール移動システムを具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、実施の形態1に係るレール移動システム11の全体構成について説明する。図1は、実施の形態1に係るレール移動システム11の全体構成例を示す図である。
実施の形態1に係るレール移動システム11は、1以上のレール13のそれぞれと、移動装置15と、を含んで構成される。レール13は、例えば、公共施設、店舗、オフィス、倉庫等の施設の天井に設置され、複数のレール13のそれぞれが連結されて移動装置15の移動経路を構成する。また、レール13は、直線の移動経路、曲線の移動経路、あるいは直線および曲線の移動経路を構成可能なレールである。
移動装置15は、天井に取り付けられた1以上のレール13のそれぞれに沿って移動可能に取り付けられる。移動装置15は、レール13に沿って移動しながら、作業者により指定された所定の位置で撮像、あるいは音声を収音したり、移動経路上に設定された任意の位置に物品を搬送したりすることができる。なお、図1~図4に示す移動装置15は、一例として2つのカメラ17のそれぞれと、マイク19とを備える構成を示すが、他の構成として物品を搬送可能なロボットアーム等を備えていてよいことは言うまでもない。
移動装置15は、2つのカメラ17のそれぞれと、マイク19と、を備える。移動装置15が備える2つのカメラ17のそれぞれは、所謂ステレオカメラであって、撮像された2枚の撮像画像のそれぞれに映る対象物の位置に基づいて、移動装置15に対する対象物の位置を計測可能にする。
レール移動システム11は、移動装置15とサーバ25または端末装置29との間でそれぞれデータの無線通信を可能にするルータ21を備える。ここでいう無線通信は、例えばWi-Fi(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)を介した通信である。
端末装置27は、移動装置15との間で無線通信可能に接続される。端末装置27は、例えば、ノートPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、リモートコントローラ等の作業者操作を受け付け可能な装置であって、受け付けられた作業者操作を電気信号に変換する。端末装置27は、変換された電気信号を移動装置15に送信する。端末装置27は、受け付けられた作業者操作に基づいて、2つのカメラ17のそれぞれ、マイク19、各種モータ(図2に示す走行モータ45,PANモータ47,あるいはTILTモータ49等)のそれぞれを制御するための電気信号(制御指令)を生成し、生成された電気信号を移動装置15に送信する。
移動装置15は、端末装置27との間と、ルータ21,ネットワーク23を介してサーバ25および端末装置29との間とで、それぞれデータ送受信可能に接続される。移動装置15は、端末装置27から送信された電気信号(制御指令)に基づいて、2つのカメラ17のそれぞれ、マイク19、各種モータ(図2に示す走行モータ45,PANモータ47,あるいはTILTモータ49等)のそれぞれを制御する。移動装置15は、2つのカメラ17のそれぞれにより撮像された撮像画像、マイク19により収音された音声の音声信号等をサーバ25あるいは端末装置29に送信する。
ルータ21は、ネットワーク23に接続され、移動装置15と、サーバ25あるいは端末装置29との間でそれぞれデータの送受信を実行する。
サーバ25は、移動装置15および端末装置29との間でそれぞれデータ送受信可能に接続される。サーバ25は、移動装置15から送信された撮像画像、音声信号等を記憶する。また、サーバ25は、端末装置29から送信された所定の撮像画像あるいは音声信号の送信を要求する制御指令に基づいて、記憶された所定の撮像画像、音声信号等を抽出して端末装置29に送信する。
端末装置29は、移動装置15およびサーバ25との間でそれぞれデータ送受信可能に接続される。端末装置29は、例えば、PC、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン等の作業者操作を受け付け可能な装置であって、受け付けられた作業者操作を電気信号に変換する。端末装置29は、移動装置15あるいはサーバ25から送信された撮像画像を表示したり、音声信号を音声に変換して音声出力したりする。
次に、図2を参照して、移動装置15の内部構成について説明する。図2は、移動装置15の内部構成例を示すブロック図である。なお、図2に示す移動装置15は、一例として、2つのカメラ17と、マイク19とを含んで構成される例について説明するが、これに限定されないことは言うまでもない。
移動装置15は、電源31と、DC/DCコンバータ32と、プロセッサ35と、第1のモータドライバ37と、走行モータ45と、走行モータエンコーダ51と、無線通信部65と、メモリ63と、を少なくとも含んで構成される。
電源31は、受電電極部107(図5,図6参照)により受電された交流電圧を移動装置15の各部に供給する。電源31は、受電電極部107により受電された交流電圧を直流電圧に変換する。電源31は、変換後の直流電圧を無停電電源装置33およびDC/DCコンバータ32のそれぞれに供給する。
無停電電源装置33は、電荷を蓄積可能なバッテリであって、電源31から供給された直流電圧(具体的には、電荷)を蓄電する。無停電電源装置33は、電源31から電源供給がされない場合、電源31の代わりとして蓄電された直流電圧をDC/DCコンバータ32に供給する。なお、無停電電源装置33は、必須の構成でなく省略されてもよいが、移動経路として構成された複数のレール13のそれぞれにおいて、送電電極部105が設けられていない、あるいは送電電極部105の給電機能がOFFである無給電レールが含まれる場合には必須の構成であってよい。
DC/DCコンバータ32は、電源31または無停電電源装置33から供給された直流電圧をプロセッサ駆動用電源(直流電圧)とモータ駆動用電源(直流電圧)とにそれぞれ変換する。DC/DCコンバータ32は、プロセッサ駆動用電源に変換された直流電圧をプロセッサ35に供給し、モータ駆動用電源(電圧)を第1のモータドライバ37、第2のモータドライバ39、および第3のモータドライバ41のそれぞれに供給する。
プロセッサ35は、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成され、各部の動作を制御する。プロセッサ35は、DC/DCコンバータ32により直流電圧を供給され、メモリ63と協働して、各種の処理および制御を統括的に行う。具体的には、プロセッサ35は、メモリ63に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。なお、ここでいう各部は、モータ制御部43、パルス受信部57、カメラ制御部59、およびマイク制御部61のそれぞれである。
モータ制御部43は、プロセッサ35により制御され、走行モータ45を駆動させる第1のモータドライバ37と、PANモータ47を駆動させる第2のモータドライバ39と、TILTモータ49を駆動させる第3のモータドライバ41とをそれぞれを制御する。
第1のモータドライバ37は、モータ制御部43により制御され、走行モータ45に供給される電流量、走行モータ45の回転速度および回転方向等を制御する。
第2のモータドライバ39は、モータ制御部43により制御され、PANモータ47に供給される電流量、PANモータ47の回転速度および回転方向等を制御する。
第3のモータドライバ41は、モータ制御部43により制御され、TILTモータ49に供給される電流量、TILTモータ49の回転速度および回転方向等を制御する。
走行モータ45は、第1のモータドライバ37により制御されて、移動装置15を移動させる。走行モータ45は、パルス信号による回転制御が可能なモータを備える。
PANモータ47は、第2のモータドライバ39により制御されて、カメラ17をパン回転させる。PANモータ47は、パルス信号による回転制御が可能なモータを備える。
TILTモータ49は、第3のモータドライバ41により制御されて、カメラ17をチルト回転させる。TILTモータ49は、パルス信号による回転制御が可能なモータを備える。
走行モータエンコーダ51は、移動装置15の移動距離を示す走行モータ45の回転角度に基づくパルス信号を生成し、パルス受信部57に出力する。
PANモータエンコーダ53は、カメラ17のパン回転角度を示すPANモータ47の回転角度に基づくパルス信号を生成し、パルス受信部57に出力する。
TILTモータエンコーダ55は、カメラ17のチルト回転角度を示すTILTモータ49の回転角度に基づくパルス信号を生成し、パルス受信部57に出力する。
パルス受信部57は、走行モータエンコーダ51、PANモータエンコーダ53、およびTILTモータエンコーダ55のそれぞれから出力されたパルス信号を取得する。パルス受信部57は、走行モータエンコーダ51から出力されたパルス信号に基づいて、移動装置15の移動距離を算出し、PANモータエンコーダ53から出力されたパルス信号に基づいて、カメラ17のパン回転角度を算出し、TILTモータエンコーダ55から出力されたパルス信号に基づいて、カメラ17のチルト回転角度を算出する。
カメラ制御部59は、2つのカメラ17のそれぞれの撮像制御を実行する。カメラ制御部59は、2つのカメラ17のそれぞれから出力された撮像画像を取得し、無線通信部65に出力する。無線通信部65は、カメラ制御部59から出力された撮像画像を、ルータ21およびネットワーク23のそれぞれを介して、サーバ25あるいは端末装置29に送信する。なお、カメラ制御部59は、2つのカメラ17のそれぞれから出力された撮像画像をメモリ63に出力し、記憶させてもよい。
マイク制御部61は、マイク19の収音制御を実行する。マイク制御部61は、マイク19から出力された音声信号を取得し、無線通信部65に出力する。無線通信部65は、マイク制御部61から出力された音声信号を、ルータ21およびネットワーク23のそれぞれを介して、サーバ25あるいは端末装置29に送信する。なお、マイク制御部61は、マイク19から出力された音声信号をメモリ63に出力し、記憶させてもよい。
なお、プロセッサ35は、2つのカメラ17のそれぞれから出力された撮像画像に基づいて、撮像対象(例えば、物品等)の位置を計測してもよいし、2つのカメラ17のそれぞれから出力された撮像画像とマイク19から出力された音声信号とを用いて映像データを生成して無線通信部65に出力し、サーバ25あるいは端末装置29に送信させてもよい。
メモリ63は、例えばプロセッサ35の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、プロセッサ35の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)とを有する。RAMには、プロセッサ35により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ35の動作を規定するプログラムが書き込まれている。
無線通信部65は、ルータ21および端末装置27との間で無線通信によるデータの送受信を実行する。無線通信部65は、端末装置27から送信された電気信号(制御指令)をプロセッサ35に出力する。また、無線通信部65は、プロセッサ35から出力された撮像画像、音声信号等をルータ21およびネットワーク23を介して、サーバ25あるいは端末装置29のそれぞれに送信する。
図3は、移動装置15の外観斜視図である。なお、図3では、レール13の一部の図示を省略している。
移動装置15は、メインプレート67が、レール13につり下げられた状態で支持される。メインプレート67は、メインプレート67の下面に、下部カバー69で覆われた2つのカメラ17のそれぞれと、走行モータ45と、PANモータ47と、TILTモータ49とを備える。
メインプレート67は、メインプレート67の上面に、走行モータ45の駆動軸が上側に突出して設けられる。走行モータ45の駆動軸は、ローラー71が固定される。また、メインプレート67は、レール13を挟んでローラー71と反対側に一対の横ベアリング73を備え、上下軸を中心に回転自在に支持される。
ローラー71は、レール13の一側面に接し、走行モータ45によりレール13の一側面に沿って回転されることで移動装置15を移動可能にする。横ベアリング73は、レール13の他側面に接する。
移動装置15は、移動方向に対して略垂直から走行モータ45のローラー71と、一対の横ベアリング73のそれぞれとで移動経路であるレール13を挟んだ状態で、走行モータ45によりローラー71が回転されることにより、レール13に沿う方向に移動可能になる。なお、一対の横ベアリング73のそれぞれは、走行モータ45と逆回転される他の走行モータであってもよい。走行モータ45、ローラー71、および横ベアリング73は、駆動部75を構成する。
次に、図4を参照して、図3に示した下部カバー69を取り外した状態の移動装置15について説明する。図4は、下部カバー69を取り外した状態の移動装置15の斜視図である。
走行モータ45は、スライドブラケット77により、レール13の一側面に対して接近または離反自在となってメインプレート67に支持される。
スライドブラケット77は、付勢ばね79により、レール13の一側面に接近する方向に付勢される。これにより、ローラー71および横ベアリング73は、付勢ばね79の不正力に基づく所定の挟持力でレール13の両側面を挟むことができる。
メインプレート67の前部81には、上下方向のパン回転中心83を中心に回転自在となったパンブラケット85が取り付けられる。パンブラケット85は、PANモータ47(図2参照)により回転される。パンブラケット85には、水平方向のチルト回転中心87を中心に回転自在となったチルトブラケット89が取り付けられる。チルトブラケット89には、2つのカメラ17のそれぞれと、マイク19(図2参照)とが搭載されたカメラユニット91が固定される。
メインプレート67は、メインプレート67の前部81および後部93にサポートユニット95が設けられる。サポートユニット95は、レール13の下方よりレール開口97(図5参照)に進入する円柱状のサポート軸99を有する。サポート軸99は、サポート軸99の直径方向に貫通するサポートベアリングシャフト101を有する。
次に、図5および図6を参照して、受電電極部107および送電電極部105について説明する。図5は、移動装置15における受電電極部107と、レール13の送電電極部105との位置関係を説明する断面図である。図6は、移動装置15における受電電極部107と、レール13の送電電極部105との位置関係を説明する斜視図である。図5および図6は、図3および図4に示す移動装置15の移動方向に対して垂直にレール13を切断した断面図である。なお、図6では、受電電極部の形状を分かり易くするため、第1の送電電極部109および第2の送電電極部113の図示を省略している。
レール13は、移動装置15の移動方向に垂直な断面形状が、下向きに開く断面コ字形となる。レール13は、この移動方向に垂直な面内で、左右から走行モータ45のローラー71と、一対の横ベアリング73のそれぞれとで挟まれる。レール13は、レール開口97を挟む両側に、一対の釣支部103のそれぞれを有する。
一対の釣支部103のそれぞれは、レール開口97に進入したサポート軸99の両側から突出するサポートベアリングシャフト101(図4参照)を担持する。これにより、移動装置15は、移動装置15の荷重をレール13に支持する。
電源31は、レール13内に設けられた送電電極部105に当接して、送電電極部105から電力を受電する受電電極部107を有する。受電電極部107は、送電電極部105に当接し、移動装置15の移動方向に対して垂直方向に伸縮(変位)する。
受電電極部は、第1の送電電極部109に当接する第1の受電電極部111と、第2の送電電極部113に当接する第2の受電電極部115とにより構成される。第1の受電電極部111および第2の受電電極部115は、それぞれ独立して移動装置15の移動方向に対して垂直方向(図5の紙面左右方向)に移動可能となっている。
レール13の送電電極部105は、第1の送電電極部109と、第2の送電電極部113との一対の電極により構成され、移動装置15に電源を供給する。以下、送電電極部105は、第1の送電電極部109および第2の送電電極部113の総称として用いる。また、受電電極部は、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115の総称として用いる。
受電電極部107は、4つの弾性部139のそれぞれを備え、4つの弾性部139のそれぞれにより移動装置15の移動方向(つまり、レール13の延伸方向)に対して垂直方向に伸縮(変位)自在となる。なお、弾性部139は、例えば、コイルスプリングにより実現される。4つの弾性部139は、第1の受電電極部111を第1の送電電極部109に向かう方向(つまり、垂直方向)に付勢する2つの弾性部139と、第2の受電電極部115を第2の送電電極部113に向かう方向(つまり、垂直方向)に付勢する2つの弾性部139とを含んで構成される。
受電電極部107は、4つの弾性部139のそれぞれが最大限に伸びた状態で、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の垂直方向における長さ(以降、「受電電極間幅」と表記)が最大となり、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間の距離(以降、「送電電極間距離」と表記)よりも長くなる。換言すると、受電電極間幅は、4つの弾性部139のそれぞれが最大限に伸びた(離間した)状態で、送電電極間距離よりも長い。
また、受電電極部107は、4つの弾性部139のそれぞれが最大限に縮んだ状態において、受電電極間幅が、第1の送電電極部109を保持する保持部117と、第2の送電電極部113を保持する保持部117との間の長さよりも長い。換言すると、受電電極間幅は、4つの弾性部139のそれぞれが最大限に縮んだ(接近した)状態で、一対の保持部117の間の長さよりも長い。
第1の受電電極部111と、第2の受電電極部115とは、短辺部と長辺部とが直交した平面視において略L字形状に形成される。第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれは、長辺部が移動装置15の移動方向(つまり、レール13の延伸方向)に沿う方向に、短辺部が移動装置15の移動方向に対して垂直方向に設けられる。また、第2の受電電極部115は、第1の受電電極部111を水平面内で180°回転した配置となっている。
受電電極部は、送電電極部105に接触する端部の上下方向(図5における紙面上下方向)にテーパー構造となる。第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれは、移動装置15の移動方向に対して垂直方向において断面コ字形状の開口119を有する保持部117の開口119内部に入り込み、保持部117に収容された送電電極部105に当接する。
保持部117は、送電電極部105から開口119側に向かって上側水平片と下側水平片との間の距離が離間する。
次に、図7を参照して、受電電極部107について説明する。図7は、受電電極部107近傍の平面図である。
当接部の一例としての受電電極部107は、外側がテーパー構造となる。なお、ここでいう外側は、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間に配置された一対の受電電極部(第1の受電電極部111および第2の受電電極部115)において、それぞれの送電電極部105に対向し、接触する側である。受電電極部107のテーパー構造は、移動装置15の移動方向(つまり、レール13の延伸方向)において、接触する送電電極部105から徐々に離間する傾斜面123となる。
第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれは、送電電極部105(つまり、第1の送電電極部109あるいは第2の送電電極部113)に接触可能な2つの突出部125を有する。2つの突出部125のそれぞれは、傾斜面123の頂上部側となる外側に設けられる。2つの突出部125のそれぞれは、外側に突出することにより、少なくとも一方の突出部125が対向する送電電極部105(つまり、第1の送電電極部109または第2の送電電極部113)に接触することで、移動装置15への電源供給を実現する(図5参照)。
移動装置15は、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間に、土台部127が設けられる。土台部127は、中央部に、上下方向に貫通する支持穴部129を有する。土台部127は、支持穴部129を上下方向に貫通する連結軸131(図5参照)を介してメインプレート67のブラケット部133(図5参照)に、連結軸回りで回転自在に支持されている。
土台部127は、ピン形状の第1のガイドピン147のそれぞれと、第2のガイドピン149のそれぞれとが固定される。第1のガイドピン147のそれぞれ、および第2のガイドピン149のそれぞれは、土台部127に対して略垂直方向(上下方向)に起立する。受電電極部107は、それぞれ土台部127に固定された第1のガイドピン147のそれぞれと、第2のガイドピン149のそれぞれとにより、土台部127上に支持される。
受電電極部107は、第1の受電電極部111を第1の送電電極部109に、第2の受電電極部115を第2の送電電極部113に向かってそれぞれ付勢する複数の弾性部139のそれぞれを有する。受電電極部107は、土台部127を挟んで第1の受電電極部111と、第2の受電電極部115とが配置される。弾性部139は、第1の受電電極部111と土台部127との間、および第2の受電電極部115と土台部127との間にそれぞれ2つずつ設けられる。
第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれは、対向する送電電極部105によりレール13の内側(第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の中間位置)に向かって押圧されることで、弾性部139が伸縮し、移動装置15の移動方向に対して垂直方向に変位(移動)する。第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれの変位量(つまり、垂直方向の移動距離)は、第1の孔部143内における第1のガイドピン147が移動可能な距離D1と、第2の孔部145内における第2のガイドピン149が移動可能な距離D2とにより決定される。
ここで、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の距離D0と、距離D1,D2のそれぞれとの関係性について説明する。第1のガイドピン147が移動可能な距離D1は、第2のガイドピン149が移動可能な距離D2よりも小さい(D2>D1)。また、第2のガイドピン149が移動可能な距離D2は、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の距離D0よりも小さい(D0>D2)。
つまり、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれは、4つの弾性部139のそれぞれが最大限縮んだ状態において、互いに干渉あるいは接触しない。これにより、移動装置15は、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115とが垂直方向において最接近した状態で、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115とが接触し、短絡することを防止できる。
次に、図8Aおよび図8Bのそれぞれを参照して、移動装置15の受電電極間幅の変位について説明する。図8Aは、異物が付着したレール13を通過する移動装置15を説明する図である。図8Bは、第1のガイドピン147、第2のガイドピン149、第1の孔部143および第2の孔部145の拡大平面図である。なお、以降の説明において、一例として第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間の送電電極間距離はA0である。
第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれは、2つの突出部125のそれぞれにテーパー構造を有している。テーパー構造は、水平面において、2つの突出部125のそれぞれの先端部が最も細く、この先端部から土台部127(つまり、移動装置15の内側)に向かって徐々に太くなる。
第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれは、第1の孔部143と、略垂直方向において第1の孔部143よりも長い第2の孔部145と、を有する。
第1の孔部143は、土台部127に固定された1本の第1のガイドピン147が上下方向に貫通する。第2の孔部145は、土台部127に固定された2本の第2のガイドピン149のそれぞれが上下方向に貫通する。第1のガイドピン147は、4つの弾性部139のそれぞれが第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間の距離(幅)に合わせて伸縮することで、第1の孔部143内を移動する。同様に、2本の第2のガイドピン149のそれぞれは、4つの弾性部139のそれぞれが送電電極部105の送電電極間距離A0に合わせて伸縮することで、第2の孔部145内を移動する。
また、第1の孔部143と第1のガイドピン147とは、弾性部139が第1の送電電極部109あるいは第2の送電電極部113により移動装置15の内側に向かって付勢された状態で、隙間を有する。同様に、第2の孔部145と第2のガイドピン149とは、弾性部139が第1の送電電極部109あるいは第2の送電電極部113により移動装置15の内側に向かって付勢された状態で、垂直方向に隙間を有する。
また、第2の孔部145の短辺方向の幅d0は、第2のガイドピン149の直径d1より長く形成されてよい。これにより、受電電極部107は、回転方向Rに回転可能となる。
なお、実施の形態1における第2のガイドピン149は、図8Bに示す変形例のように略楕円形状に形成された1本のガイドピン149Aであってもよい。また、ここでは図示していないが、第1のガイドピン147も同様に、略楕円形状に形成された1本のガイドピン149Aであってもよい。
これにより、移動装置15は、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間の送電電極間距離A0に合わせて、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の受電電極間幅が変位自在となる。なお、受電電極間幅の変位量は、第1の孔部143あるいは第2の孔部145内における各ガイドピンの移動可能な距離に基づいて決定される。
また、これにより移動装置15は、第1の送電電極部109あるいは第2の送電電極部113に埃,塵151等が堆積あるいは付着している場合、レール13ごとの個体差により送電電極部105の送電電極間距離が異なる場合、レール13とレール13との継目部155(図10参照)に隙間,段差153等がある場合であっても、移動装置15は、垂直方向における受電電極部107の受電電極間幅が変位自在であるため、複数のレール13のそれぞれにより構成される移動経路を移動可能となる。
次に、図9を参照して、コーナー,カーブ等の曲線を含む移動経路(以降、「コーナー部」と表記)を通過する時の移動装置15の受電電極部107について説明する。図9は、コーナー部通過時の受電電極部107の状態を表す平面図である。
移動装置15は、コーナー部通過時には、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間の送電電極間距離A0よりも、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の受電電極間幅A1が小さくなる(A1<A0)。受電電極間幅A1は、一方の受電電極部が備える2つの突出部125と送電電極部との間の電極平坦幅L1と、レール13のコーナー部の曲率により決まる。
なお、ここで第1の孔部143と第1のガイドピン147との間の隙間の大きさ(つまり、距離D1,図7参照)、および第2の孔部145と第2のガイドピン149との間の隙間の大きさ(つまり、距離D2,図7参照)は、それぞれ受電電極部107の受電電極間幅の変位量(=A0-A1)よりも大きく設定される。つまり、第1のガイドピン147の移動可能な距離D1(図7参照)、および第2のガイドピン149の移動可能な距離D2(図7参照)は、送電電極間距離と受電電極間幅との差分(=送電電極間距離A0-受電電極間幅A1)と、移動装置15の寸法公差等を考慮して決まる。
なお、変形例においても同様に、第2の孔部145とガイドピン149Aとの間の隙間の大きさ(=d2+d3)は、受電電極部107の受電電極間幅の変位量(=A0-A1)よりも大きく設定される。また、第2の孔部145とガイドピン149Aとの間の隙間の大きさ(=d2+d3)は、第1の孔部143と第1のガイドピン147との間の隙間の大きさ(距離D1)よりも大きく設定される((d2+d3)>D1)。
次に、図10を参照して、隙間を有するレール13Aとレール13Bとの継目部155を通過する時の移動装置15の受電電極部107について説明する。図10は、実施の形態1における継目部155通過時の受電電極部107の状態を表す平面図である。
移動装置15は、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれに形成された2つの突出部125の間の突出部間距離Tが、レール13Aとレール13Bとの間の隙間Sよりも大きい(T>S)。
次に、図11を参照して、段差および隙間を有するレール13Aとレール13Bとの継目部155を通過する時の移動装置15の受電電極部107について説明する。図11は、実施の形態1における継目部155通過時の受電電極部107の状態を表す平面図である。なお、ここでいう段差は、レール13Aとレール13Bとの間の継目部155の位置ずれである。また、図11に示す例において、移動装置15は、レール13Aからレール13Bに向かって移動している。
時刻t=11において、移動装置15は、レール13Aの第1の送電電極部109に第1の受電電極部111の2つの突出部125のそれぞれが接触し、レール13Aの第2の送電電極部113に第2の受電電極部115の2つの突出部125のそれぞれが接触した状態で、レール13Aからレール13Bに向かって移動している。
時刻t=12において、移動装置15は、第1の受電電極部111が有する2つの突出部125のそれぞれのうち、移動方向側に位置する突出部125がレール13B内に侵入している。この時、移動装置15は、レール13Bの第1の送電電極部109が移動方向側に位置する突出部125のテーパー面(傾斜面123)に接触し、レール13Aの第2の送電電極部113に第2の受電電極部115の移動方向逆側に位置する突出部125に接触した状態となって、電力の供給を受けながらレール13Aからレール13Bに向かって移動している。
移動装置15は、レール13Bの段差153からテーパー面(傾斜面123)に加わる力により、第1の受電電極部111を第1の送電電極部109に向かって付勢する弾性部139が圧縮される。これにより、移動装置15は、移動方向側の受電電極間幅が小さくなることで、レール13Bの段差153を乗り越えてレール13Aからレール13B内へ進入することができる。
一方、移動装置15は、レール13Bの第2の送電電極部113と接触しないため、第2の受電電極部115を第2の送電電極部113に向かって付勢する弾性部139が弾性力により伸長する。これにより、移動装置15は、レール13Aとレール13Bとの間の送電電極間距離の変位量に合わせて、受電電極間幅を調整できる。
時刻t=13において、移動装置15は、第2の受電電極部115が有する2つの突出部125のそれぞれのうち、移動方向逆側に位置する突出部125がレール13Bに接触し、レール13Bへの侵入を開始している。この時、移動装置15は、レール13Bの第1の送電電極部109の段差153に、移動方向逆側に位置する突出部125の内側のテーパー面(傾斜面141)が接触し、レール13Aおよびレール13Bのそれぞれの第2の送電電極部113に第2の受電電極部115の突出部125およびテーパー面(傾斜面141)のそれぞれが接触した状態となって、電力の供給を受けながらレール13Aからレール13Bに向かって移動している。
移動装置15は、レール13Bの段差153からテーパー面(傾斜面141)に加わる力により、第1の受電電極部111を第1の送電電極部109に向かって付勢する弾性部139が圧縮される。これにより、移動装置15は、レール13Aとレール13Bとの間の送電電極間距離の変位量に合わせて、受電電極間幅を調整できる。
また、移動装置15は、時刻t=13から時刻t=14の間に、第2の受電電極部115が有する2つの突出部125のそれぞれのうち、移動方向逆側に位置する突出部125の内側のテーパー面(傾斜面141)がレール13Bの段差153と接触する。移動装置15は、レール13Bの段差153からテーパー面(傾斜面141)に加わる力により、第2の受電電極部115を第2の送電電極部113に向かって付勢する弾性部139が圧縮され、レール13Bの段差153を乗り越えてレール13Aからレール13B内へ進入することができる。
時刻t=14において、移動装置15は、レール13Aとレール13Bとの間の継目部155を通過し終えて、レール13Bへ侵入している。この時、移動装置15は、レール13Bの第1の送電電極部109に第1の受電電極部111の2つの突出部125のそれぞれが接触し、レール13Bの第2の送電電極部113に第2の受電電極部115の2つの突出部125のそれぞれが接触した状態で移動している。
以上により、移動装置15は、受電電極間幅が移動装置15の移動方向に対して垂直方向に可変であって、かつ、各突出部125のテーパー構造が、移動中のレール13の第1の送電電極部109および第2の送電電極部113に接触することで、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれの摩耗を抑制できる。また、移動装置15は、摩耗の抑制により、第1の送電電極部109と第1の受電電極部111との間、および第2の送電電極部113と第2の受電電極部115との間のそれぞれの電気的接続をより安定させることができる。
また、段差153の通過時に、移動装置15は、送電電極部105の段差153が、突出部125と突出部125との間に入り込むため、受電電極部107の傾き(つまり、回転方向Rの回転量)をより小さくできる。
次に、図12を参照して、移動装置15の電源供給用の第1のケーブル157および第2のケーブル161のそれぞれについて説明する。図12は、第1のケーブル157および第2のケーブル161について説明する図である。
第1の受電電極部111は、第1の送電電極部109から供給(受電)された交流電圧を伝送する第1のケーブル157に接続される第1の接続部159を有する。また、第2の受電電極部115は、第2の送電電極部113から供給(受電)された交流電圧を伝送する第2のケーブル161に接続される第2の接続部163を有する。
第1の接続部159および第2の接続部163のそれぞれは、移動装置15の移動方向であって、互いに異なる方向に設けられる。第1の接続部159および第2の接続部163のそれぞれは、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれに設けられた突出部125よりも内側であって、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との略中間位置に設けられる。
次に、図13を参照して、レール13のコーナー部における移動装置15の動作制御について説明する。図13は、レール13のコーナー部において給電される場合の移動装置15の動作制御例と、レール13のコーナー部において給電されない場合の移動装置15の動作制御例とを説明する図である。
レール13のコーナー部において給電される場合、実施の形態1における第1の受電電極部111および第2の受電電極部115は、それぞれ2つの突出部125を有するため、レール13のコーナー部で送電電極部105との間での接点が複数となる。これにより、移動装置15は、コーナー部通過時において、第1の送電電極部109と第1の受電電極部111との間、および第2の送電電極部113と第2の受電電極部115との間のそれぞれの電気的接続をより安定させることができる。
レール13のコーナー部において給電されない場合、実施の形態1における移動装置15は、直線の移動経路を構成するレール13と曲線の移動経路を構成するレール13との継目で電源の供給が切れるため、電源供給が絶たれるこの継目を起点(具体的に、移動経路の始点,終点等)に設定できる。つまり、作業者は、この継目の位置を起点として、移動装置15の動作を設定したり、制御したりすることができる。
なお、給電されないレール13のコーナー部を移動(通過)する場合、移動装置15は、無停電電源装置33により電源供給を行う。
次に、図14および図15を参照して、コーナー部のレール(以降、「コーナーレール」と表記)の送電電極間距離と、直線の移動経路を構成するレール(以降、「直線レール」と表記)の送電電極間距離とが等しい場合の受電電極間幅の変位例について説明する。図14は、直線レール131Aとコーナーレール131Bとを通過する時の受電電極部107を説明する図である。図15は、直線レール131A通過時の受電電極部107とコーナーレール131B通過時の受電電極部107とを比較する図である。なお、図14に示す例において、移動装置15は、直線レール131Aからコーナーレール131Bに向かって移動している。
移動装置15は、直線レール131A通過時において、受電電極部107の受電電極間幅が直線レール131Aの送電電極間距離A0と略等しくなるように変位し、移動装置15の移動方向側における受電電極部107の突入幅XA0となる(A0>XA0)。
コーナーレール131Bのコーナー部169B突入時の移動装置15は、受電電極部107の突入幅XA0が送電電極間距離A0のコーナー部169Bに突入する。移動装置15は、受電電極部107において送電電極間距離A0よりも小さい突入幅XA0を有する部分が先に突入することで、コーナー部169Bへ滑らかに突入することが可能となる。また、コーナー部169Bに突入した移動装置15は、コーナーレール131Bの送電電極部105により弾性部139が圧縮され、受電電極間幅(=A0)から受電電極間幅A1に小さくなった状態でコーナー部169Bを通過(移動)する(A0>A1)。
受電電極間幅A1は、コーナーレール131Bの曲率と、移動装置15の移動方向における移動装置15の長さにより決まり、コーナーレール131Bの曲率が大きいほど、あるいは移動装置15の長さが長いほど小さくなる。つまり、移動装置15の受電電極間幅A1と、コーナーレール131Bの送電電極間距離A0との差分は、コーナーレール131Bの曲率が小さいほど小さくなる。
なお、受電電極部107が変位可能な最大変位量を決定する各孔部(第1の孔部143,第2の孔部145)と、各孔部を貫通するガイドピンとの間の隙間の寸法は、直線レール131A通過中の受電電極間幅(=A0)と、コーナーレール131B通過中の受電電極間幅A1との差分、汎用レールの送電電極間距離の寸法公差等に基づいて決定されてよい。
次に、図16および図17を参照して、直線レール131Aの送電電極間距離よりコーナーレール131Cの送電電極間距離が大きい場合の受電電極間幅の変位例について説明する。図16は、直線レール131Aとコーナーレール131Cとを通過する時の受電電極部を説明する図である。図17は、直線レール131A通過時の受電電極部107とコーナーレール131C通過時の受電電極部107とを比較する図である。なお、図16に示す例において、移動装置15は、直線レール131Aからコーナーレール131Cに向かって移動している。
図16に示すコーナーレール131Cのコーナー部169Cにおける送電電極間距離B0は、直線レール131Aの送電電極間距離A0より大きい(A0<B0)。
移動装置15は、直線レール131A通過時において、受電電極部107の受電電極間幅が直線レール131Aの送電電極間距離A0となり、移動装置15の移動方向側における受電電極部107の突入幅XA0となる(A0>XA0)。
コーナーレール131Cのコーナー部169C突入時の移動装置15は、送電電極部105側に向かって付勢する弾性部139の弾性力により、移動装置15の移動方向側における受電電極部107が突入幅XB0、受電電極間幅B1に大きくなった状態でコーナー部169Cに突入する(B0>XB0)。移動装置15は、圧縮された突入幅XB0が送電電極間距離A0のコーナー部169Cに突入する。移動装置15は、受電電極部107において送電電極間距離B0よりも小さい突入幅XB0を有する部分が先に突入することで、コーナー部169Cへ滑らかに突入できる。また、コーナー部169Cに突入した移動装置15は、コーナーレール131Cの送電電極部105により弾性部139が圧縮され、受電電極間幅が小さくなった状態でコーナー部169Cに突入する。
コーナーレール131Cのコーナー部169C通過時の移動装置15は、コーナーレール131Dの送電電極部105により弾性部139が圧縮され、移動装置15の移動方向側における受電電極部107が突入幅XB1、受電電極間幅B1に小さくなった状態でコーナー部169Cを通過する(B0>B1>XB0>BX1)。移動装置15は、受電電極部107の受電電極間幅B1が送電電極間距離B0よりも小さい状態でコーナー部169Cを通過することで、コーナー部169Cを滑らかに通過できる。
なお、受電電極部107が変位可能な最大変位量を決定する各孔部(第1の孔部143,第2の孔部145)と、各孔部を貫通するガイドピンとの間の隙間の寸法は、直線レール131A通過中の受電電極間幅(ここでは、送電電極間距離A0に等しい幅)と、コーナーレール131C通過中の受電電極間幅B1との差分、汎用レールの送電電極間距離の寸法公差等に基づいて決定されてよい。
次に、図18および図19を参照して、直線レール131Aの送電電極間距離よりコーナーレール131Dの送電電極間距離が小さい場合の受電電極間幅の変位例について説明する。図18は、直線レール131Aとコーナーレール131Dとを通過する時の受電電極部を説明する図である。図19は、直線レール131A通過時の受電電極部107とコーナーレール131D通過時の受電電極部107とを比較する図である。なお、図18に示す例において、移動装置15は、直線レール131Aからコーナーレール131Dに向かって移動している。
図18に示すコーナーレール131Dのコーナー部169Dにおける送電電極間距離C0は、直線レール131Aの送電電極間距離A0より小さい(A0>C0)。
移動装置15は、直線レール131A通過時において、受電電極部107の受電電極間幅が直線レール131Aの送電電極間距離A0となり、移動装置15の移動方向側における受電電極部107の突入幅XA0となる(A0>XA0)。
コーナーレール131Dのコーナー部169D突入時の移動装置15は、コーナーレール131Dの送電電極部105により弾性部139が圧縮される。移動装置15は、圧縮された突入幅XC0が送電電極間距離A0のコーナー部169Dに突入する(C0>XC0)。移動装置15は、受電電極部107において送電電極間距離C0よりも小さい突入幅XC0を有する部分が先に突入することで、コーナー部169Dへ滑らかに突入することが可能となる。また、コーナー部169Dに突入した移動装置15は、コーナーレール131Dの送電電極部105により弾性部139が圧縮され、受電電極間幅が小さくなった状態でコーナー部169Dに突入する。
コーナーレール131Dのコーナー部169D通過時の移動装置15は、送電電極部105側により弾性部139がさらに圧縮され、移動装置15の移動方向側における受電電極部107が突入幅XC1,受電電極間幅C1にそれぞれさらに小さくなった状態でコーナー部169Dを通過する(C0>C1>XC0>CX1)。移動装置15は、受電電極部107の受電電極間幅C1が送電電極間距離C0よりも小さい状態でコーナー部169Dを通過することで、コーナー部169Dを滑らかに通過できる。
なお、受電電極部107が変位可能な最大変位量を決定する各孔部(第1の孔部143,第2の孔部145)と、各孔部を貫通するガイドピンとの間の隙間の寸法は、直線レール131A通過中の受電電極間幅(ここでは、送電電極間距離A0に等しい幅)と、コーナーレール131D通過中の受電電極間幅C1との差分、レールの送電電極間距離の寸法公差等に基づいて決定されてよい。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る移動装置15は、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれが2つの突出部125を有する例を示した。実施の形態2に係る移動装置15は、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれが1つの突出部125を有する例について説明する。
次に、図20を参照して、実施の形態2に係る移動装置15における受電電極間幅の変位について説明する。図20は、実施の形態2における異物が付着したレール13通過時の移動装置15を説明する図である。なお、以下の説明において、実施の形態2に係る移動装置15の構成は、実施の形態1に係る移動装置15の内部構成とほぼ同一の構成を有するため、実施の形態1と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
実施の形態2に係る移動装置15は、実施の形態1に係る移動装置15と受電電極部171の構成のみが異なる。受電電極部171は、第1の受電電極部173と、第2の受電電極部175とにより構成される。第1の受電電極部173および第2の受電電極部175のそれぞれは1つの突出部125Aを有する。
第1の受電電極部173および第2の受電電極部175のそれぞれは、2つの突出部125Aのそれぞれにテーパー構造を有している。テーパー構造は、2つの突出部125Aのそれぞれが送電電極部105に向かって突出する先端部を有し、この先端部から土台部127(つまり、移動装置15の内側)に向かって徐々に太くなる。
また、これにより移動装置15は、第1の送電電極部109あるいは第2の送電電極部113に埃,塵151等が堆積あるいは付着している場合、レール13ごとの個体差によりレール13に設けられた送電電極部105の送電電極間距離が異なる場合、レール13とレール13との継目部155に隙間,段差153等がある場合であっても、移動装置15は、受電電極部171の垂直方向における受電電極部171の受電電極間幅が変位自在であるため、複数のレール13のそれぞれにより構成される移動経路を移動可能となる。
次に、図21を参照して、段差および隙間を有するレール13Aとレール13Bとの継目部155を通過する時の移動装置15の受電電極部171について説明する。図21は、実施の形態2における継目部155通過時の受電電極部171の状態を表す平面図である。なお、ここでいう段差は、レール13Aとレール13Bとの間の継目部155の位置ずれである。また、図21に示す例において、移動装置15は、レール13Aからレール13Bに向かって移動している。
時刻t=21において、移動装置15は、レール13Aの第1の送電電極部109に第1の受電電極部173の1つの突出部125Aが接触し、レール13Aの第2の送電電極部113に第2の受電電極部175の1つの突出部125Aが接触した状態で、レール13Aからレール13Bに向かって移動している。
時刻t=22において、移動装置15は、第1の受電電極部173が有する突出部125Aがレール13B内に侵入している。この時、移動装置15は、レール13Bの第1の送電電極部109が突出部125Aのテーパー面(傾斜面123)に接触し、レール13Aの第2の送電電極部113に第2の受電電極部175の突出部125Aに接触した状態となって、電源供給を受けながらレール13Aからレール13Bに向かって移動している。
移動装置15は、レール13Bの段差153からテーパー面(傾斜面123)に加わる力により、第1の受電電極部173を第1の送電電極部109に向かって付勢する弾性部139が圧縮される。これにより、移動装置15は、移動方向側の受電電極間幅が小さくなることで、レール13Bの段差153を乗り越えてレール13Aからレール13B内へ進入することができる。
また、移動装置15は、時刻t=22から時刻t=23の間に、第2の受電電極部175の移動方向逆側に位置する突出部125Aのテーパー面(傾斜面141)がレール13Bの段差153と接触する。移動装置15は、レール13Bの段差153からテーパー面(傾斜面141)に加わる力により、第2の受電電極部175を第2の送電電極部113に向かって付勢する弾性部139が圧縮され、レール13Bの段差153を乗り越えてレール13Aからレール13B内へ進入することができる。
時刻t=23において、移動装置15は、第2の受電電極部175が有する突出部125Aがレール13Bに接触し、レール13Bへ突入している。この時、移動装置15は、レール13Aおよびレール13Bのそれぞれの第2の送電電極部113に第2の受電電極部175の突出部125Aが接触した状態となって、電源供給を受けながらレール13Aからレール13Bに向かって移動している。
時刻t=24において、移動装置15は、レール13Aとレール13Bとの間の継目部155を通過し終えて、レール13Bを通過している。この時、移動装置15は、レール13Bの第1の送電電極部109に第1の受電電極部173の突出部125Aが接触し、レール13Bの第2の送電電極部113に第2の受電電極部175の突出部125Aが接触した状態で、移動している。
以上により、移動装置15は、受電電極間幅が移動装置15の移動方向に対して垂直方向に可変であって、かつ、各突出部125Aのテーパー構造が、移動中のレール13の第1の送電電極部109および第2の送電電極部113に接触することで、第1の受電電極部173および第2の受電電極部175のそれぞれの摩耗を抑制できる。また、移動装置15は、摩耗の抑制により、第1の送電電極部109と第1の受電電極部173との間、および第2の送電電極部113と第2の受電電極部175との間のそれぞれの電気的接続をより安定させることができる。
次に、図22を参照して、隙間を有するレール13Aとレール13Bとの継目部155を通過する時の移動装置15の受電電極部171について説明する。図22は、実施の形態2における継目部155通過時の受電電極部171の状態を表す平面図である。
移動装置15は、第1の受電電極部173および第2の受電電極部175のそれぞれに形成された突出部125Aの電極平坦幅L2が、レール13Aとレール13Bとの間の隙間Sよりも大きい(L2>S)。これにより、移動装置15は、レール13Aとレール13Bとの間に隙間があっても、切れ間なくより安定した給電が可能となる。
次に、図23を参照して、レール13のコーナー部165における移動装置15の動作制御について説明する。図23は、レール13のコーナー部165において給電される場合の移動装置15の動作制御例と、レール13のコーナー部165において給電されない場合の移動装置15の動作制御例とを説明する図である。
レール13のコーナー部において給電される場合、実施の形態2における第1の受電電極部173および第2の受電電極部175は、突出部125Aと送電電極部105とがコーナー部の半径方向外側では2点、半径方向内側では1点だけそれぞれ接触する。これにより、コーナー部165通過時において、第1の送電電極部109と第1の受電電極部173との間、および第2の送電電極部113と第2の受電電極部175との間のそれぞれの電気的接続をより安定させることができる。
レール13のコーナー部において給電されない場合、実施の形態2における移動装置15は、実施の形態1における移動装置15と同様に、直線の移動経路を構成するレール13と曲線の移動経路を構成するレール13との継目で交流電圧の供給が切れるため、電源供給が絶たれるこの継目を起点(具体的に、移動経路の始点,終点等)に設定できる。つまり、作業者は、この継目の位置を起点として、移動装置15の動作を設定したり、制御したりすることができる。
なお、給電されないレール13のコーナー部を移動(通過)する場合、移動装置15は、無停電電源装置33により電源供給を行う。
実施の形態2に係る移動装置は、突出部125が2つの場合よりも大きな電極平坦幅L2(図22参照)を確保できる。また、受電電極部171は、突出部125を分けずに済むので、形状が簡素となり、2つの突出部125を設ける場合に比べて、製造コストを安価にできる。
以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、レール上を移動する移動装置15であって、移動装置15をレール上で駆動させる駆動部75と、駆動部75に電力を供給する電源31と、を備え、電源31は、レール13に沿って設けられた送電電極部105から電力を受電する受電電極部107を有し、受電電極部107は、送電電極部105に当接し、移動装置15の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能な受電電極部(当接部の一例)を有する。
これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、送電電極部105に当接する受電電極部107が、移動装置15の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能であるため、例えばレール13とレール13との継目部155に隙間,段差153等がある場合であっても、突入先のレール13の送電電極部の変位量に相当する変位量だけ受電電極部107を変位させることができる。つまり、移動装置15は、移動装置15の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能であるため、送電電極部105と受電電極部107との間の電気的接続をより安定化させ、より安定した電源供給を実現可能となる。また、移動装置15は、移動装置15の移動経路が設置場所(例えば、工場などの施設)のレイアウトに応じて自由に設計、増設、あるいは変更され、レール同士の継目部155に段差,隙間等がある場合であっても、移動経路をより円滑に移動可能となる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、送電電極部105は、第1の送電電極部109および第2の送電電極部113(一対の電極の一例)のそれぞれにより構成される。受電電極部107は、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間に挟まれる。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、第1の受電電極部111に対向する第1の送電電極部109に第1の受電電極部111が、第2の受電電極部115に対向する第2の送電電極部113に第2の受電電極部115がそれぞれ当接して、移動装置15の移動方向に対して垂直方向に伸縮する。したがって、移動装置15は、例えばレール13とレール13との継目部155に隙間,段差153等がある場合であっても、突入先のレール13の送電電極間距離の変位量に相当する幅だけ受電電極部107の幅が変位できる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、受電電極部107が垂直方向に最大限に伸びた状態における長さは、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との間の距離(つまり、送電電極間距離)よりも長い。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、レール間の移動により送電電極間距離が大きくなり、送電電極部105のそれぞれが継目部155の段差153によって受電電極部107から離反した場合であっても、受電電極部107がこの変位量に対応して変位(伸長)できる。したがって、移動装置15は、受電電極部107から送電電極部105が離反して非接触状態となっても送電電極部105に接近する方向に受電電極部107が変位(伸長)することで送電電極部105に接触できる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、受電電極部107が垂直方向に最大限に縮んだ状態における長さは、第1の送電電極部109と第2の送電電極部113とを保持する一対の保持部117の間の長さよりも長い。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の受電電極間幅が最小となる場合であっても、第1の受電電極部111が第1の送電電極部109に向かって付勢し、第2の受電電極部115が第2の送電電極部113に向かって付勢することで、移動装置15への電源供給をより安定化させることができる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、受電電極部107の外側は、テーパー構造(つまり、傾斜面123)である。なお、ここでいう外側とは、一対の電極の間に配置される一対の受電電極部107において、それぞれ接触して電源供給を受ける送電電極部105に対向する側の受電電極部107の面である。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、レール13とレール13との間の継目部155に隙間,段差153等があったり、送電電極部105において受電電極部107と対応する側の面に塵,埃等が堆積したりしている場合であっても、傾斜面123により継目部155を円滑に乗り越えて通過(移動)できる。また、移動装置15は、この傾斜面123により、コーナー部169への突入時、あるいはコーナー部169B通過時に、送電電極部105と受電電極部107との干渉をより効果的に抑制できる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、受電電極部107の上下は、テーパー構造である。なお、保持部117の断面コ字形は、垂直断面における形状である。これにより、移動装置15は、断面コ字形の開口119を有する保持部117の開口119に入り込んで、開口119の奥側に収容された送電電極部105に受電電極部107を当接させることができる。つまり、レール13は、保持部117は、上側水平片と下側水平片とが、開口119を上下から挟んで離間する。移動装置15の受電電極部107は、保持部117のこの開口119に進入し、開口119への進入方向に向かって上下方向の厚みが徐々に薄くなるテーパー面121により、保持部117の開口119へのスムーズな進退が可能となる。
また、以上により、実施の形態1に係る移動装置15において、受電電極部107は、2つの突出部125を有する。これにより、実施の形態1に係る移動装置15は、受電電極部107が2つの突出部125のそれぞれを有することにより、送電電極部105に付着した埃、塵151、汚れ、異物等、あるいはレール13とレール13との継目部155の隙間,段差等により2つの突出部125のいずれか一方の突出部125が送電電極部105に接触できない場合であっても、いずれか他方の突出部125が送電電極部105と接触することで、移動装置15への電源供給をより安定化させることができる。
また、以上により、実施の形態1に係る移動装置15において、2つの突出部125の間の距離は、レール13の継目部155(継目の一例)を挟む2つの電極の間(つまり、レール13Aの送電電極部105と、レール13Bの送電電極部105との間)の距離よりも大きい。これにより、実施の形態1に係る移動装置15は、2つの突出部125の間の距離が、レール13の継目部155を挟むレール13Aの送電電極部105と、レール13Bの送電電極部105との間の隙間(距離)よりも大きいため、継目部155に生じている送電電極部105同士の隙間を跨いで移動できるとともに、2つの突出部125のいずれか一方が、継目部155を挟む2つの送電電極部105のいずれか一方に接触できるため、より安定した電源供給が可能となる。
また、以上により、実施の形態1に係る移動装置15は、2つの突出部125を垂直方向に付勢する2つの弾性部139、をさらに有する。これにより、実施の形態1に係る移動装置15は、第1の受電電極部111の2つの突出部125のそれぞれを第1の送電電極部109に向かう方向(つまり、垂直方向)に付勢する弾性部139と、第2の受電電極部115の2つの突出部125のそれぞれを第2の送電電極部113に向かう方向(つまり、垂直方向)に付勢する弾性部139とにより、受電電極部107が備える突出部125と送電電極部105との間の接続を支援し、より安定した電源供給が可能となる。
また、以上により、実施の形態1に係る移動装置15において、2つの突出部125の内側は、テーパー構造(傾斜面141)である。これにより、実施の形態1に係る移動装置15は、一方の受電電極部107(つまり、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれ)に設けられた突出部125と突出部125との間に、テーパー構造(傾斜面141)が形成されることによって、このテーパー構造にレール13の継目部155の段差153が入り込ませることができる。したがって、移動装置15は、受電電極部107が段差153に引っかかったり、受電電極部107の垂直方向の変位量をより小さくすることで送電電極部105との間の接続をより安定させたりすることができる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、受電電極部107は、受電電極部を垂直方向に付勢する弾性部139を有する。これにより、実施の形態1に係る移動装置15は、第1の受電電極部111を第1の送電電極部109に向かう方向(つまり、垂直方向)に付勢する弾性部139と、第2の受電電極部115を第2の送電電極部113に向かう方向(つまり、垂直方向)に付勢する弾性部139とにより、受電電極部107と送電電極部105との間の接続を支援し、より安定した電源供給が可能となる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、土台部127に固定されたガイドピン(支持部の一例であって、具体的には、第1のガイドピン147および第2のガイドピン149のそれぞれ)、をさらに備える。受電電極部107は、ガイドピンが挿入される孔部(具体的には、第1の孔部143および第2の孔部145のそれぞれ)を有し、ガイドピンは孔部に沿って移動可能である。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、ガイドピンが孔部内を垂直方向にスライドすることにより、受電電極部107が垂直方向に変位可能となる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、孔部として第1の孔部143と第1の孔部143よりも長い第2の孔部145を有する。ガイドピンは、第1の孔部143内を移動可能な第1のガイドピン147(第1の支持部の一例)と、第2の孔部145内を移動可能な第2のガイドピン149(第2の支持部の一例)とを有する。第2のガイドピン149が移動可能な距離D2(図7参照)は、第1のガイドピン147が移動可能な距離D1(図7参照)よりも長い。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、移動装置15の移動方向側に第1の孔部143よりも長い第2の孔部145を有することで、受電電極部107の移動装置15の移動方向側における変位量をより大きくすることができる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、第1の孔部143は、第2の孔部145よりも受電電極部107の近くに位置する。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、第1の孔部143が、第2の孔部145よりも受電電極部107(具体的には、受電電極部107において受電電極部107と送電電極部105とが接触する面)の近くに位置することで、受電電極部107が移動方向に揺動自在となる。したがって、移動装置15は、受電電極部107の揺動運動により、送電電極部105に付着した異物(塵,埃等)を乗り越えたり、レール13の継目部155の段差153を乗り越えたりして移動可能となる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、受電電極部107は、第1の送電電極部109に当接する第1の受電電極部111(第1の当接部の一例)と、第2の送電電極部113に当接する第2の受電電極部115(第2の当接部の一例)と、を有する。第1の受電電極部111および第2の受電電極部115は、それぞれ独立して垂直方向に移動可能である。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、それぞれ対抗する送電電極部105に併せて第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれが独立して垂直方向に変位することで、送電電極部105に付着した異物(塵,埃等)を乗り越えたり、レール13の継目部155の段差153を乗り越えたりして移動可能となる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、受電電極部107は、第1の受電電極部111が受電した電力を伝送する第1のケーブル157に接続する第1の接続部159と、第2の受電電極部115が受電した電力を伝送する第2のケーブル161に接続する第2の接続部163と、を有し、第1の接続部159および第2の接続部163は、互いに異なる方向に位置する。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、第1の接続部159および第2の接続部163のそれぞれが移動装置15の移動方向に、互いに異なる方向(反対方向)に位置するため、絶縁距離を確保することができる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において、第1の接続部159および第2の接続部163は、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115の内側に位置する。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、第1の接続部159および第2の接続部163のそれぞれが第1の受電電極部111および第2の受電電極部115の内側(第1の送電電極部109と第2の送電電極部113との略中間)に位置することにより、ケーブルの可撓性を利用して、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115の垂直方向の移動に対する規制をより効果的に抑制できる。つまり、移動装置15は、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれを垂直方向により変位しやすくできる。
また、以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15において受電電極部107は、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115とが最も接近した状態で、垂直方向に隙間を有する。これにより、実施の形態1および実施の形態2に係る移動装置15は、第1の受電電極部111および第2の受電電極部115のそれぞれが垂直方向に最大限縮小しても接触しないため、第1の受電電極部111と第2の受電電極部115との間の接触による短絡を抑制できる。
以上により、実施の形態1および実施の形態2に係る実施の形態1に係るレール移動システム11は、レール13と、レール13上を移動する移動装置15と、移動装置15をレール上で駆動させる駆動部75と、駆動部75に電力を供給する電源31と、を備える。電源31は、レール13に沿って設けられた送電電極部105から電力を受電する受電電極部107を有し、受電電極部107は、送電電極部105に当接し、移動装置15の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能な受電電極部107を有する。
これにより、実施の形態1および実施の形態2に係るレール移動システム11は、複数のレール13のそれぞれの連結部分(つまり、継目部155)に、例えば段差153,隙間等の歪みが生じた場合であっても、受電電極部107が移動方向に対して垂直方向に伸縮(変位)可能であるため、送電電極部105との間でより安定した接触状態の維持を実現できる。したがって、レール移動システム11は、移動装置15の移動経路を構成するレール13が設置場所に適する専用レールでなく安価な汎用レールにより構成されたり、移動経路の増設,変更等が行われたりした場合であっても、移動装置15における移動障害の発生をより効果的に抑制できる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、複数のレールにより構成され、隙間、段差等を有する移動経路を走行する移動装置およびレール移動システムとして有用である。
11 レール移動システム
13,13A,13B レール
15 移動装置
31 電源
75 駆動部
105 送電電極部
107,171 受電電極部
109 第1の送電電極部
111,173 第1の受電電極部
113 第2の送電電極部
115,175 第2の受電電極部
117 保持部
125,125A 突出部
127 土台部
131A 直線レール
131B,131C,131D コーナーレール
139 弾性部
143 第1の孔部
145 第2の孔部
147 第1のガイドピン
149 第2のガイドピン
155 継目部
157 第1のケーブル
159 第1の接続部
161 第2のケーブル
163 第2の接続部

Claims (19)

  1. レール上を移動する移動装置であって、
    前記移動装置を前記レール上で駆動させる駆動部と、
    前記駆動部に電力を供給する電源と、を備え、
    前記電源は、前記レールに沿って設けられた送電電極部から電力を受電する受電電極部を有し、
    前記受電電極部は、前記送電電極部に当接し、前記移動装置の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能な当接部を有する、
    移動装置。
  2. 前記送電電極部は、第1の送電電極部および第2の送電電極部のそれぞれにより構成され、
    前記受電電極部は、前記第1の送電電極部と前記第2の送電電極部との間に挟まれる、
    請求項1に記載の移動装置。
  3. 前記受電電極部が前記垂直方向に最大限に伸びた状態における長さは、前記第1の送電電極部と前記第2の送電電極部との間の距離よりも長い、
    請求項2に記載の移動装置。
  4. 前記受電電極部が前記垂直方向に最大限に縮んだ状態における長さは、前記第1の送電電極部と前記第2の送電電極部とを保持する一対の保持部の間の長さよりも長い、
    請求項2に記載の移動装置。
  5. 前記当接部の外側は、テーパー構造である、
    請求項1に記載の移動装置。
  6. 前記当接部の上下は、テーパー構造である、
    請求項1に記載の移動装置。
  7. 前記当接部は、2つの突出部を有する、
    請求項1に記載の移動装置。
  8. 前記2つの突出部の間の距離は、前記レールの継目を挟む2つの電極の間の距離よりも大きい、
    請求項7に記載の移動装置。
  9. 前記2つの突出部を前記垂直方向に付勢する2つの弾性部、をさらに有する、
    請求項7に記載の移動装置。
  10. 前記2つの突出部の内側は、テーパー構造である、
    請求項7に記載の移動装置。
  11. 前記受電電極部は、当接部を前記垂直方向に付勢する弾性部を有する、
    請求項1に記載の移動装置。
  12. 土台部に固定された支持部、をさらに備え、
    前記受電電極部は、前記支持部が挿入される孔部を有し、前記支持部は前記孔部に沿って移動可能である、
    請求項1に記載の移動装置。
  13. 前記孔部は、第1の孔部と前記第1の孔部よりも長い第2の孔部を有し、
    前記支持部は、前記第1の孔部内を移動可能な第1の支持部と、前記第2の孔部を移動可能な第2の支持部とを有し、
    前記第2の支持部が移動可能な距離は、前記第1の支持部が移動可能な距離よりも長い、
    請求項12に記載の移動装置。
  14. 前記第1の孔部は、前記第2の孔部よりも前記当接部の近くに位置する、
    請求項13に記載の移動装置。
  15. 前記受電電極部は、前記第1の送電電極部に当接する第1の当接部と、前記第2の送電電極部に当接する第2の当接部と、を有し、
    前記第1の当接部および前記第2の当接部は、それぞれ独立して前記垂直方向に移動可能である、
    請求項2に記載の移動装置。
  16. 前記受電電極部は、前記第1の当接部が受電した電力を伝送する第1のケーブルに接続する第1の接続部と、前記第2の当接部が受電した電力を伝送する第2のケーブルに接続する第2の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部および前記第2の接続部は、互いに異なる方向に位置する、
    請求項15に記載の移動装置。
  17. 前記第1の接続部および前記第2の接続部は、前記第1の当接部および前記第2の当接部の内側に位置する、
    請求項16に記載の移動装置。
  18. 前記受電電極部は、前記第1の当接部と前記第2の当接部とが最も接近した状態で前記垂直方向に隙間を有する、
    請求項15に記載の移動装置。
  19. レールと、
    前記レール上を移動する移動装置と、
    前記移動装置を前記レール上で駆動させる駆動部と、
    前記駆動部に電力を供給する電源と、を備え、
    前記電源は、前記レールに沿って設けられた送電電極部から電力を受電する受電電極部を有し、
    前記受電電極部は、前記送電電極部に当接し、前記移動装置の移動方向に対して垂直方向に伸縮可能な当接部を有する、
    レール移動システム。
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