JP2023106727A - 検出装置、減速機、ロボット、および診断方法 - Google Patents

検出装置、減速機、ロボット、および診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】減速機に異常が発生する前に、減速機の状態の変化を検出できる技術を提供する。【解決手段】減速機1は、環状の歯車20と、歯車に配置されたひずみゲージと、検出装置42とを有する。検出装置42は、診断値出力部、記憶部、比較部、および信号出力部を有する。診断値出力部は、ひずみゲージの出力信号に基づいた診断値を出力する。記憶部は、第1の基準値を記憶する。比較部は、診断値と第1の基準値とを比較する。信号出力部は、診断値が第1の基準値に到達した場合に、第1信号を出力する。これにより、減速機1に異常が発生する前に、減速機の状態の変化を検出できる。【選択図】図2

Description

本発明は、検出装置、減速機、ロボット、および診断方法に関する。
近年、ロボットの関節などに搭載される減速機の需要が高まっている。減速機は、長期の使用により状態が変化する場合がある。このため、減速機の異常を検出することが求められている。減速機の異常を検出する技術として、例えば、減速機のモータ側の回転軸の回転を検出する第1エンコーダと、減速機の負荷側の回転軸の回転を検出する第2エンコーダと、第1エンコーダの出力を減速機の減速比で除算して得られる第1検出値と第2エンコーダの出力から得られる第2検出値との差分値を求める差分検出部と、差分値に基づいて減速機の歯飛びの発生を検出する歯飛び検出部と、を備え、歯飛び検出部が、差分値と予め定めた閾値とを比較し、差分値が閾値よりも大きい又は閾値以上であるときに減速機の歯飛びの発生を検出する技術がある。(特許文献1)。
国際公開第2014/098008号
しかしながら、上記の文献に記載された技術は、モータ側の回転軸の回転を検出する第1エンコーダと、減速機の負荷側の回転軸の回転を検出する第2エンコーダとを用いて、減速機に歯飛びが発生した場合に、検出を行うものである。従来の技術では、モータ側の回転軸の回転を検出する第1エンコーダと、減速機の負荷側の回転軸の回転を検出する第2エンコーダと、が必要であり、減速機に歯飛び等の異常が発生する前に、減速機の状態の変化を検出することはできない。
本発明の目的は、減速機に異常が発生する前に、減速機の状態の変化を検出できる技術を提供することを目的とする。
第1発明は、減速機が有する環状の歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づいて、前記減速機の状態を診断する検出装置であって、前記出力信号に基づいた診断値を出力する診断値出力部と、第1の基準値を記憶する記憶部と、前記診断値と前記第1の基準値とを比較する比較部と、前記比較部での比較結果に基づいて第1信号を出力する信号出力部と、を有し、前記信号出力部は、前記診断値が前記第1の基準値に到達した場合に、前記第1信号を出力する。
第2発明は、減速機が有する環状の歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づいて、前記減速機の状態を診断する検出装置であって、前記減速機は、複数の前記ひずみゲージにより構成されるブリッジ回路を2組有し、前記ひずみゲージは、径方向に延びる抵抗線が配置されたパターンまたは周方向に延びる抵抗線が配置されたパターンを含み、前記出力信号は、前記ブリッジ回路の出力信号であり、2組の前記ブリッジ回路の前記出力信号の位相差が、第1の基準値に到達した場合に、第1信号を出力する。
第3発明は、減速機が有する環状の歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づいて、前記減速機の状態を診断する診断方法であって、前記出力信号に基づき、診断値を出力するステップと、前記診断値と、第1の基準値とを比較するステップと、前記比較の結果に基づいて第1信号を出力するステップと、を有し、前記診断値が前記第1の基準値に到達した場合に、前記第1信号が出力される。
第1発明から第3発明によれば、歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づく診断値が、第1の基準値に到達した場合に、第1信号を出力する。これにより、減速機に異常が発生する前に、減速機の状態の変化を検出できる。
図1は、ロボットの概要図である。 図2は、減速機の縦断面図である。 図3は、減速機の横断面図である。 図4は、可撓性外歯歯車の部分縦断面図である。 図5は、基板の平面図である。 図6は、基板の部分平面図である。 図7は、ブリッジ回路の回路図である。 図8は、ブリッジ回路の回路図である。 図9は、ブリッジ回路の回路図である。 図10は、2組のブリッジ回路の出力信号の時間変化を示したグラフである。 図11は、検出装置の診断処理に関する機能を、概念的に示したブロック図である。 図12は、第1診断処理の流れを示したフローチャートである。 図13は、第1診断処理における診断値の経時変化の例を示したグラフである。 図14は、検出装置の第2診断処理に関する機能を、概念的に示したブロック図である。 図15は、第2診断処理の流れを示したフローチャートである。 図16は、第2診断処理における診断値の経時変化の例を示したグラフである。 図17は、検出装置の第3診断処理に関する機能を、概念的に示したブロック図である。 図18は、第3診断処理の流れを示したフローチャートである。
以下、本願の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<1.ロボットについて>
図1は、一実施形態に係る減速機1を搭載したロボット100の概要図である。ロボット100は、例えば、工業製品の製造ラインにおいて、部品の搬送、加工、組立等の作業を行う、いわゆる産業用ロボットである。図1に示すように、ロボット100は、ベースフレーム101、アーム102、モータ103、および減速機1を備える。
アーム102は、ベースフレーム101に対して、回動可能に支持されている。モータ103および減速機1は、ベースフレーム101とアーム102との間の関節部に、組み込まれている。モータ103に駆動電流が供給されると、モータ103から回転運動が出力される。また、モータ103から出力される回転運動は、減速機1により減速されて、アーム102へ伝達される。これにより、ベースフレーム101に対してアーム102が、減速後の速さで回動する。
上記の通り、ロボット100は、減速機1を備える。減速機1は、後述する検出装置42により、減速機1の状態を診断する機能を有する。これにより、高機能なロボット100を実現できる。
<2.減速機の構成>
続いて、減速機1の詳細な構造について、説明する。
なお、以下では、減速機1の中心軸9と平行な方向を「軸方向」、減速機1の中心軸9に直交する方向を「径方向」、減速機1の中心軸9を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。ただし、上記の「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、上記の「直交する方向」は、略直交する方向も含む。
図2は、一実施形態に係る減速機1の縦断面図である。図3は、図2のA-A位置から見た減速機1の横断面図である。図の煩雑化を避けるため、図3においては、断面を示すハッチングが省略されている。減速機1は、モータ103から得られる第1回転速度の回転運動を、第1回転速度よりも低い第2回転速度に減速する装置である。減速機1は、可撓性外歯歯車20と、ひずみゲージRaからRl(図5参照)と、検出装置42とを備える。また、本実施形態の減速機1は、内歯歯車10および波動発生器30を、さらに備える。
後述の通り、減速機1は、検出装置42により、減速機1の状態を診断する機能を有する。これにより、高機能な減速機1を実現できる。
内歯歯車10は、中心軸9を中心とする円環状の歯車である。内歯歯車10は、ベースフレーム101に対して固定される。内歯歯車10は、可撓性外歯歯車20と噛み合う。内歯歯車10は、後述する外歯22の径方向外側に配置される。内歯歯車10の剛性は、可撓性外歯歯車20の後述する胴部21の剛性よりも、十分に高い。このため、内歯歯車10は、実質的に剛体とみなすことができる。内歯歯車10は、複数の内歯11を有する。複数の内歯11は、内歯歯車10の径方向内側面から、径方向内方へ突出する。複数の内歯11は、内歯歯車10の内周面において、周方向に一定のピッチで配列されている。
可撓性外歯歯車20は、撓み変形可能な環状の歯車である。可撓性外歯歯車20は、アーム102に対して固定される。可撓性外歯歯車20は、中心軸9を中心として回転可能に支持される。図2および図3に示すように、可撓性外歯歯車20は、胴部21と、複数の外歯22と、環状板部23とを有する。
胴部21は、後述するベース部231の径方向端部から軸方向に延びる、筒状の部分である。本実施形態では、胴部21は、ベース部231の径方向内端部から、軸方向一方側へ向けて延びる。胴部21の軸方向一方側の端部は、波動発生器30の径方向外側、かつ、内歯歯車10の径方向内側に位置する。胴部21は、可撓性を有するため、径方向に変形可能である。特に、胴部21の軸方向一方端は、他の部分よりも大きく径方向に変位可能である。
複数の外歯22は、胴部21の径方向外側面から、径方向外方に突出する。複数の外歯22は、胴部21の軸方向一方端の径方向外側面に配置される。複数の外歯22は、周方向に一定のピッチで配列されている。複数の外歯22の一部と、上述した複数の内歯11の一部とは、互いに噛み合う。内歯歯車10が有する内歯11の数と、可撓性外歯歯車20が有する外歯22の数とは、僅かに相違する。
環状板部23は、ベース部231および肉厚部232を有する。すなわち、可撓性外歯歯車20は、ベース部231を有する。ベース部231は、中心軸9を囲み、中心軸9と交差する方向に広がる。ベース部231は、好ましくは、中心軸9に対して直交する面に沿って広がる。ベース部231は、胴部21の軸方向他方側の端部から、径方向外側へ向けて広がる。また、ベース部231は、中心軸9を囲む環状である。ベース部231は、薄肉状であるため、僅かに撓み変形可能である。
肉厚部232は、ベース部231の径方向外側に位置する、円環状の部分である。肉厚部232は、ベース部231の径方向外側の端部から、さらに径方向外方へ広がる。肉厚部232の軸方向の厚みは、ベース部231の軸方向の厚みよりも大きい。肉厚部232は、アーム102に、例えばボルトで固定される。
波動発生器30は、可撓性外歯歯車20に撓み変形を発生させる機構である。波動発生器30は、外歯22の径方向内方に配置される。本実施形態の波動発生器30は、カム31と可撓性軸受32とを有する。カム31は、中心軸9を中心として回転可能に支持される。カム31の径方向外側面は、軸方向に視たときに楕円形である。可撓性軸受32は、撓み変形可能な軸受である。可撓性軸受32は、カム31の径方向外側面と、可撓性外歯歯車20の胴部21の径方向内側面との間に配置される。したがって、カム31と胴部21とは、異なる回転速度で回転できる。
可撓性軸受32の内輪は、カム31の径方向外側面に接触する。可撓性軸受32の外輪は、胴部21の径方向内側面に接触する。このため、胴部21は、カム31の径方向外側面に沿った楕円形状に変形する。その結果、当該楕円の長軸の両端に相当する2箇所において、可撓性外歯歯車20の外歯22と、内歯歯車10の内歯11とが噛み合う。周方向の他の位置においては、外歯22と内歯11とが噛み合わない。
カム31は、モータ103の出力シャフト(図示省略)に接続される。モータ103を駆動させると、カム31は、中心軸9を中心として第1回転速度で回転する。これにより、可撓性外歯歯車20の上述した楕円の長軸も、第1回転速度で回転する。そうすると、外歯22と内歯11との噛み合い位置も、周方向に第1回転速度で変化する。また、上述の通り、内歯歯車10の内歯11の数と、可撓性外歯歯車20の外歯22の数とは、僅かに相違する。この歯数の差によって、カム31の1回転ごとに、外歯22と内歯11との噛み合い位置が、周方向に僅かに変化する。その結果、内歯歯車10に対して可撓性外歯歯車20が、中心軸9を中心として、第1回転速度よりも低い第2回転速度で回転する。
<3.トルクセンサについて>
続いて、トルクセンサ40について説明する。トルクセンサ40は、可撓性外歯歯車20にかかるトルクを検出するためのセンサである。図2に示すように、トルクセンサ40は、基板41と、検出装置42とを有する。基板41は、可撓性外歯歯車20のベース部231に配置される。
図4は、基板41の付近における可撓性外歯歯車20の部分縦断面図である。図4に示すように、可撓性外歯歯車20のベース部231は、中心軸9に対して交差し、かつ、中心軸9を中心として円環状に広がる表面234を有する。表面234は、ベース部231の軸方向他方側の面である。基板41は、ベース部231の当該表面234に固定される。
図4に示すように、基板41は、絶縁層411および導体層412を有する。絶縁層411は、柔軟に変形可能である。絶縁層411は、中心軸9に対して交差する方向に広がる。また、絶縁層411は、中心軸9を中心とする円環状である。絶縁層411は、絶縁体である樹脂または無機絶縁材料からなる。絶縁層411は、ベース部231の表面234に配置される。
導体層412は、絶縁層411の表面に形成される。すなわち、導体層412は、ベース部231に配置される。導体層412の材料には、例えば、銅合金、クロム合金、または銅が使用される。
図5は、基板41の平面図である。図5に示すように、導体層412は、複数のひずみゲージRaからRdを有する。複数のひずみゲージRaからRdは、可撓性外歯歯車20にかかるトルクを検出するための抵抗器である。本実施形態では、導体層412に、4つのひずみゲージRaからRdが含まれる。
ひずみゲージRaとひずみゲージRbは、周方向に間隔をあけて配置されている。ひずみゲージRaおよびひずみゲージRbは、それぞれ、中心軸9を中心とする約180°の範囲に、半円弧状に設けられている。ひずみゲージRaとひずみゲージRbとは、同心かつ線対称に配置される。また、中心軸9からひずみゲージRaまでの径方向の距離と、中心軸9からひずみゲージRbまでの径方向の距離と、は略同一である。
ひずみゲージRcおよびひずみゲージRdは、ひずみゲージRaおよびひずみゲージRbよりも、径方向外側に配置される。より具体的には、ひずみゲージRcは、ひずみゲージRaの径方向外側に配置され、ひずみゲージRdは、ひずみゲージRbの径方向外側に配置される。
ひずみゲージRcとひずみゲージRdは、周方向に間隔をあけて配置されている。ひずみゲージRcおよびひずみゲージRdは、それぞれ、中心軸9を中心とする約180°の範囲に、半円弧状に設けられている。ひずみゲージRcとひずみゲージRdとは、同心かつ線対称に配置される。また、中心軸9からひずみゲージRcまでの径方向の距離と、中心軸9からひずみゲージRdまでの径方向の距離と、は略同一である。
図6は、基板41の部分平面図である。図6に示すように、ひずみゲージRa,Rb,Rc,Rdは、それぞれ、径方向および周方向に対して傾斜した抵抗線r1が、周方向に繰り返し配置されたパターンを含む。具体的には、4つのひずみゲージRa,Rb,Rc,Rdは、それぞれ、1本の導線がジグザグに曲折しながら周方向に延びる。複数の抵抗線r1は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。
ひずみゲージRaの抵抗線r1は、径方向に対して、周方向一方側に傾斜する。ひずみゲージRbの抵抗線r1は、径方向に対して、周方向他方側に傾斜する。ひずみゲージRcの抵抗線r1は、径方向に対して、周方向他方側に傾斜する。ひずみゲージRdの抵抗線r1は、径方向に対して、周方向一方側に傾斜する。
径方向に対する抵抗線r1の傾斜角度は、例えば45°である。周方向に隣り合う抵抗線r1の端部同士は、径方向内側または径方向外側で交互に接続される。これにより、複数の抵抗線r1が、全体として直列に接続される。
4つのひずみゲージRa,Rb,Rc,Rdは、互いに接続されて、ブリッジ回路C1を構成する。すなわち、減速機1は、複数のひずみゲージRaからRdにより構成されるブリッジ回路C1を有する。
図7は、当該ブリッジ回路C1の回路図である。図7に示すように、ひずみゲージRaとひずみゲージRbとは、この順に直列に接続される。ひずみゲージRcとひずみゲージRdとは、この順に直列に接続される。そして、電源電圧の+極と-極との間において、2つのひずみゲージRa,Rbの列と、2つのひずみゲージRc,Rdの列とが、並列に接続される。また、2つのひずみゲージRa,Rbの中間点M11と、2つのひずみゲージRc,Rdの中間点M12とが、電圧計V1に接続される。
各ひずみゲージRaからRdの抵抗値は、ベース部231にかかるトルクに応じて変化する。つまり、本実施形態では、4つのひずみゲージRaからRdの各抵抗線r1の抵抗値が、ベース部231にかかるトルクに応じて変化する。例えば、ベース部231に、中心軸9を中心として、周方向の一方側へ向かうトルクがかかると、ひずみゲージRa,Rdの各抵抗線r1の抵抗値が低下し、ひずみゲージRb,Rcの各抵抗線r1の抵抗値が増加する。一方、ベース部231に、中心軸9を中心として、周方向の他方側へ向かうトルクがかかると、ひずみゲージRa,Rdの各抵抗線r1の抵抗値が増加し、ひずみゲージRb,Rcの各抵抗線r1の抵抗値が低下する。このように、ひずみゲージRa,Rdと、ひずみゲージRb,Rcとは、トルクに対して互いに逆向きの抵抗値変化を示す。
そして、4つのひずみゲージRa,Rb,Rc,Rdの各抵抗値が変化すると、2つのひずみゲージRa,Rbの中間点M11と、2つのひずみゲージRc,Rdの中間点M12との間の電位差が変化するので、電圧計V1の出力信号も変化する。したがって、この電圧計V1の出力信号に基づいて、ベース部231にかかるトルクの向きおよび大きさを検出することができる。
検出装置42は、複数のひずみゲージRaからRdおよび電圧計V1と、電気的に接続されている。検出装置42は、減速機1が有する環状の歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づいて、減速機1の状態を診断する。検出装置42は、可撓性外歯歯車20に取り付けられていてもよく、あるいは、可撓性外歯歯車20から離れた位置に設けられていてもよい。電圧計V1の出力信号は、検出装置42へ入力される。検出装置42は、電圧計V1の出力信号に基づいて、ベース部231にかかるトルクの向きおよび大きさを示す検出信号を出力する。
<4.リップル補正について>
上述の通り、減速機1の駆動時には、可撓性外歯歯車20に、周期的な撓み変形が生じる。このため、電圧計V1の出力信号には、本来計測したいトルクを反映した成分と、可撓性外歯歯車20の周期的な撓み変形に起因する誤差成分(リップル誤差)とが含まれる。当該リップル誤差は、可撓性外歯歯車20に入力される回転運動の回転角度に応じて、周期的に変化する。
そこで、本実施形態の検出装置42は、上記のリップル誤差をキャンセルするための補正処理(リップル補正)を行う。以下では、このリップル補正について、説明する。
図5に示すように、本実施形態の導体層412は、複数のひずみゲージReからRlを有する。複数のひずみゲージReからRlは、可撓性外歯歯車20に入力される回転運動の回転角度を検出するための抵抗器である。本実施形態では、導体層412に、8つのひずみゲージReからRlが含まれる。
8つのひずみゲージReからRlは、周方向に間隔をあけて配置される。8つのひずみゲージReからRlは、それぞれ、1本の導線により形成される。各ひずみゲージRe,Rf,Rg,Rh,Ri,Rj,Rk,Rlは、周方向に沿って円弧状に広がる。
ひずみゲージReからRlは、径方向に延びる抵抗線が配置されたパターンまたは周方向に延びる抵抗線が配置されたパターンを含む。本実施形態では、8つのひずみゲージReからRlは、それぞれ、周方向に延びる抵抗線r2が配置されたパターンを含む。ただし、8つのひずみゲージReからRlは、それぞれ、周方向に延びる抵抗線r2が、径方向に繰り返し配置されたパターンであってもよい。また、8つのひずみゲージReからRlは、それぞれ、径方向に延びる抵抗線が配置されたパターンを含んでいてもよい。また、8つのひずみゲージReからRlは、それぞれ、径方向に延びる抵抗線が配置されたパターンが、周方向に繰り返し配置されたパターンであってもよい。
8つのひずみゲージReからRlのうち、互いに隣接しない4つのひずみゲージRe,Rg,Ri,Rkは、互いに接続されて、ブリッジ回路C2を構成する。また、8つのひずみゲージReからRlのうち、残りの4つのひずみゲージRf,Rh,Rj,Rlは、互いに接続されて、ブリッジ回路C3を構成する。このように、減速機1は、複数のひずみゲージRe,Rg,Ri,Rkにより構成されるブリッジ回路C2を有する。また、本実施形態においては、減速機1は、複数のひずみゲージRf,Rh,Rj,Rlにより構成されるブリッジ回路C3をさらに有する。すなわち、本実施形態の減速機1は、複数のひずみゲージにより構成されるブリッジ回路を、2組有する。
図8は、ブリッジ回路C2の回路図である。図8に示すように、ひずみゲージReとひずみゲージRgとは、この順に直列に接続される。ひずみゲージRkとひずみゲージRiとは、この順に直列に接続される。そして、電源電圧の+極と-極との間において、2つのひずみゲージRe,Rgの列と、2つのひずみゲージRk,Riの列とが、並列に接続される。また、2つのひずみゲージRe,Rgの中間点M21と、2つのひずみゲージRk,Riの中間点M22とが、電圧計V2に接続される。
図9は、ブリッジ回路C3の回路図である。図9に示すように、ひずみゲージRlとひずみゲージRjとは、この順に直列に接続される。ひずみゲージRfとひずみゲージRhとは、この順に直列に接続される。そして、電源電圧の+極と-極との間において、2つのひずみゲージRl,Rjの列と、2つのひずみゲージRf,Rhの列とが、並列に接続される。また、2つのひずみゲージRl,Rjの中間点M31と、2つのひずみゲージRf,Rhの中間点M32とが、電圧計V3に接続される。
減速機1の駆動時には、可撓性外歯歯車20のベース部231に、周方向に伸長する部分(以下「伸長部」と称する)と、周方向に収縮する部分(以下「収縮部」と称する)とが、発生する。具体的には、2つの伸長部と2つの収縮部とが、周方向に交互に発生する。すなわち、伸長部と収縮部とは、中心軸9を中心として、周方向に90°の間隔で交互に発生する。そして、これらの伸長部および収縮部の発生する箇所が、上述した第1回転速度で回転する。
8つのひずみゲージReからRlの各抵抗値は、ベース部231の周方向の伸縮に応じて変化する。例えば、上述した伸長部が、あるひずみゲージと重なるときには、そのひずみゲージの抵抗値が増加する。また、上述した収縮部が、あるひずみゲージと重なるときには、そのひずみゲージの抵抗値が低下する。
図5の例では、収縮部がひずみゲージRe,Riと重なるときには、伸長部がひずみゲージRg,Rkと重なる。また、伸長部がひずみゲージRe,Riと重なるときには、収縮部がひずみゲージRg,Rkと重なる。したがって、ブリッジ回路C2では、ひずみゲージRe,Riと、ひずみゲージRg,Rkとが、逆向きの抵抗値変化を示す。
また、図5の例では、収縮部がひずみゲージRl,Rhと重なるときには、伸長部がひずみゲージRj,Rfと重なる。また、伸長部がひずみゲージRl,Rhと重なるときには、収縮部がひずみゲージRj,Rfと重なる。したがって、ブリッジ回路C3では、ひずみゲージRl,Rhと、ひずみゲージRj,Rfとが、逆向きの抵抗値変化を示す。
図10は、ブリッジ回路C2の電圧計V2の出力信号v2と、ブリッジ回路C3の電圧計V3の出力信号v3との、時間変化を示したグラフである。図10のグラフの横軸は、時刻を示す。図10のグラフの縦軸は、電圧値を示す。減速機1の駆動時には、図10のように、電圧計V2および電圧計V3から、それぞれ、周期的に変化する正弦波状の出力信号v2,v3が出力される。この出力信号v2,v3の周期Tは、上述した第1回転速度の周期の1/2倍に相当する。また、電圧計V2の出力信号v2の位相に対して、電圧計V3の出力信号v3の位相が、第1回転速度の1/8周期分(出力信号v2,v3の1/4周期分)進んでいるか、それとも第1回転速度の1/8周期分(出力信号v2,v3の1/4周期分)遅れているかにより、入力される回転運動の向きを判断できる。
検出装置42は、これらの電圧計V2,V3の出力信号v2,v3に基づいて、可撓性外歯歯車20に入力される回転運動の回転角度を検出する。具体的には、例えば、検出装置42は、電圧計V2の出力信号v2および電圧計V3の出力信号v3の組み合わせと、回転角度とを対応づけた関数テーブルを記憶した記憶部を有する。検出装置42は、当該関数テーブルに、出力信号v2,v3を入力することにより、回転角度を出力する。
また、可撓性外歯歯車20の回転角度に対して、リップル誤差は、正弦波状に変化する。検出装置42は、出力された回転角度に応じて、上述したリップル誤差を算出する。その後、検出装置42は、算出されたリップル誤差を用いて、電圧計V1の出力信号を補正する。その結果、検出装置42は、可撓性外歯歯車20にかかるトルクを、より精度よく出力できる。
なお、検出装置42は、上述した回転角度を演算することなく、2つの電圧計V2,V3の各出力信号v2,v3に基づいて、リップル誤差を直接算出してもよい。このようにすれば、回転角度の演算にかかる処理負担が削減される。したがって、検出装置42の演算速度を向上させることができる。
本実施形態では、回転角度を検出するためのひずみゲージReからRlが、トルクを検出するためのひずみゲージRaからRdよりも、径方向外側に配置されている。しかしながら、回転角度を検出するためのひずみゲージReからRlが、トルクを検出するためのひずみゲージRaからRdよりも、径方向内側に配置されていてもよい。
上述した4つのひずみゲージRe,Rg,Ri,Rkのうちの、2つのひずみゲージRe,Rgまたは2つのひずみゲージRi,Rkを省略してもよい。その場合であっても、ブリッジ回路C2を、2つの固定抵抗を用いたハーフブリッジ回路とすることで、回転角度に応じた出力信号を得ることができる。同様に、上述した4つのひずみゲージRf,Rh,Rj,Rlのうちの、2つのひずみゲージRf,Rhまたは2つのひずみゲージRj,Rlを省略してもよい。その場合であっても、ブリッジ回路C3を、2つの固定抵抗を用いたハーフブリッジ回路とすることで、回転角度に応じた出力信号を得ることができる。
<5.診断機能について>
検出装置42は、上述したひずみゲージRaからRdまたはひずみゲージReからRlの出力信号に基づいて、減速機1の状態を診断することができる。以下では、この診断処理について説明する。図11は、検出装置42の診断処理に関する機能を、概念的に示したブロック図である。図11に示すように、検出装置42は、診断値出力部421、記憶部422、比較部423、信号出力部424、および制御部425を有する。診断値出力部421、比較部423,信号出力部424、および制御部425は、例えば、検出装置42が有するマイコンが、プログラムに従って動作することにより、実現される。記憶部422は、例えば、検出装置42が有するメモリにより実現される。
なお、比較部423と信号出力部424は、単一の構成要素であることが望ましい。例えば、比較部423と信号出力部424は、同一のマイコンにより実現されることが望ましい。これにより、比較部423と信号出力部424とを、異なる構成要素とする場合に比べて、検出装置42の構成をシンプルにすることができる。
<5-1.第1診断処理:角度センサを利用する場合>
まず、回転角度を検出するためのひずみゲージReからRlの出力信号を利用して、減速機1の状態を診断する第1診断処理について、説明する。図12は、第1診断処理の流れを示したフローチャートである。
減速機1の駆動時には、診断値出力部421が、ひずみゲージReからRlからの出力信号に基づいた診断値を出力する(ステップS11)。第1診断処理では、診断値出力部421は、ブリッジ回路C2,C3の出力信号に基づいた診断値を出力する。より具体的には、診断値出力部421は、電圧計V2の出力信号v2の最大値と最小値との差、または電圧計V3の出力信号v3の最大値と最小値との差を、診断値として出力する。つまり、診断値は、出力信号v2の最大値と最小値との差、または、出力信号v3の最大値と最小値との差である。なお、上記の「最大値」は、カム31が半回転する間の出力信号v2,v3の最大値である。また、上記の「最小値」は、カム31が半回転する間の出力信号v2,v3の最小値である。
図11に示すように、記憶部422には、第1の基準値Th1が記憶されている。比較部423は、記憶部422から、第1の基準値Th1を読み出す。そして、比較部423は、診断値出力部421から出力される診断値と、第1の基準値Th1とを、比較する(ステップS12)。
図13は、診断値の経時変化の例を示したグラフである。図13の横軸は、減速機1の使用開始日からの経過日数を示している。図13の縦軸は、診断値の値を示している。なお、図13の縦軸は、減速機1の使用開始時における診断値が1となるようにスケーリングした値を示している。図13に示すように、第1の基準値Th1は、減速機1が正常に駆動しているとき、例えば減速機1の使用開始時において、診断値出力部421から出力される診断値よりも、小さい。
減速機1の使用に伴う経時変化により、診断値は、徐々に小さくなる場合がある。ステップS12では、診断値が、第1の基準値Th1に到達したか否かが判定される。診断値が第1の基準値Th1よりも大きい場合(ステップS12:no)、検出装置42は、ステップS11に戻って、診断値の出力処理を再度実行する。すなわち、診断値が第1の基準値Th1まで到達していない場合、検出装置42は、ステップS11に戻って、診断値の出力処理を再度実行する。
一方、診断値が第1の基準値Th1以下となった場合(ステップS12:yes)、信号出力部424は、第1信号を出力する(ステップS13)。すなわち、診断値が第1の基準値Th1に到達した場合に、信号出力部424は、第1信号を出力する。このように、信号出力部424は、比較部423での比較結果に基づいて、第1信号を出力する。これにより、減速機1に異常が発生する前に、減速機1の状態の変化を検出できる。また、本実施形態においては、環状の歯車20に配置されたひずみゲージReからRlがあれば、例えば、モータ103がセンサ等を有していない場合でも、減速機1の状態の変化を検出できる。
以上のように、この第1診断処理では、電圧計V2の出力信号v2の最大値と最小値との差、および、電圧計V3の出力信号v3の最大値と最小値との差が、経時変化により低下することを利用して、減速機1の状態の変化を検出できる。
第1の基準値Th1は、例えば、減速機1を事前に駆動させることにより、予め取得した診断値に基づく値とされる。このようにすれば、減速機1の機差に合わせて、第1の基準値Th1を適切に設定できる。例えば、第1の基準値Th1は、減速機1を事前に駆動させることにより、予め取得した診断値の平均値に対して、標準偏差の3倍離れた値とすることが望ましい。例えば、予め取得した診断値の平均値が1.00、標準偏差が0.005である場合、第1の基準値Th1は、1.00-0.005×3=0.985とすればよい。これにより、第1の基準値Th1を適切に設定できる。したがって、第1信号を、適切なタイミングで出力できる。第1の基準値Th1を上記の値にすることにより、減速機1を駆動する際の様々な要因による統計的な揺らぎで第1信号が出力されることを抑制できる。
第1の基準値Th1は、記憶部422に、予め固定値として記憶される。ただし、減速機1を駆動させながら、診断値出力部421から出力される診断値に基づいて第1の基準値Th1を決定し、記憶部422に記憶させてもよい。
その場合、第1の基準値Th1は、第1信号の出力時よりも前における出力信号v2,v3の最大値と最小値の差よりも小さい値とする。これにより、第1信号を、適切なタイミングで出力できる。また、第1の基準値Th1は、第1信号の出力時よりも前における出力信号v2,v3の最大値と最小値の差の平均値の97%以下の値とすることが望ましい。これにより、第1信号を、より適切なタイミングで出力できる。第1の基準値Th1を上記の値にすることにより、減速機1を駆動する際の様々な要因による統計的な揺らぎで第1信号が出力されることを抑制できる。
減速機1は、第1信号が出力された後も駆動可能である。このため、検出装置42は、減速機1の駆動を継続させつつ、減速機1の状態の変化を検出できる。本実施形態では、制御部425は、第1信号が出力された場合でも、減速機1を停止させない。具体的には、制御部425は、モータ103を停止させるための信号を、出力しない。換言すると、本実施形態では、減速機1がまだ十分に駆動できる状態においても、ひずみゲージReからRlの出力に基づいて、減速機1に変化が起こる予兆を診断できる。
図11に示すように、記憶部422には、第2の基準値Th2が記憶されている。信号出力部424が第1信号を出力した後、比較部423は、記憶部422から、第2の基準値Th2を読み出す。そして、比較部423は、診断値出力部421から出力される診断値と、第2の基準値Th2とを、比較する(ステップS14)。
図13に示すように、第2の基準値Th2は、第1の基準値Th1よりも小さい値である。すなわち、第2の基準値Th2は、第1信号の出力以前の診断値に対して、第1の基準値Th1よりも離れた値である。ステップS14では、診断値が、第2の基準値Th2に到達したか否かが判定される。
診断値が第2の基準値Th2よりも大きい場合(ステップS14:no)、検出装置42は、ステップS14の処理を再度実行する。すなわち、診断値が第2の基準値Th2まで到達していない場合、検出装置42は、ステップS14の処理を再度実行する。一方、診断値が第2の基準値Th2以下となった場合(ステップS14:yes)、信号出力部424は、第2信号を出力する(ステップS15)。すなわち、診断値が第2の基準値Th2に到達した場合に、信号出力部424は、第2信号を出力する。つまり、信号出力部424は、第1信号を出力した後、診断値が、第1信号の出力以前の診断値に対して、第1の基準値Th1よりも離れた第2の基準値Th2に到達した場合に、第2信号を出力する。これにより、検出装置42は、減速機1の状態の変化が、より進んだことを検出できる。例えば、検出装置42は、減速機1の駆動の継続が困難であることを検出できる。
信号出力部424から第2信号が出力された場合、制御部425は、減速機1を停止させる(ステップS16)。具体的には、制御部425は、モータ103を停止させるための信号を、出力する。これにより、減速機1の状態の変化が、第1信号の出力時よりも進んだ場合に、減速機1を停止させることができる。
なお、制御部425は、信号出力部424から第1信号が出力された時点で、減速機1を停止させてもよい。
<5-2.第2診断処理:トルクセンサを利用する場合>
次に、トルクを検出するためのひずみゲージRaからRdの出力信号を利用して、減速機1の状態を診断する第2診断処理について、説明する。図14は、検出装置42の第2診断処理に関する機能を、概念的に示したブロック図である。図15は、第2診断処理の流れを示したフローチャートである。
減速機1の駆動時には、診断値出力部421が、ひずみゲージRaからRdからの出力信号に基づいた診断値を出力する(ステップS21)。第2診断処理では、診断値出力部421は、ブリッジ回路C1の出力信号に基づいた診断値を出力する。つまり、出力信号は、ブリッジ回路C1の出力信号である。より具体的には、診断値出力部421は、電圧計V1の出力信号の最大値を、診断値として出力する。なお、上記の「最大値」は、可撓性外歯歯車20に特定の大きさのトルクがかかったときの電圧計V1の出力信号の最大値である。
図14に示すように、記憶部422には、第1の基準値Th3が記憶されている。比較部423は、記憶部422から、第1の基準値Th3を読み出す。そして、比較部423は、診断値出力部421から出力される診断値と、第1の基準値Th3とを、比較する(ステップS22)。
図16は、診断値の経時変化の例を示したグラフである。図16の横軸は、減速機1の使用開始日からの経過日数を示している。図16の縦軸は、診断値の値を示している。なお、図16の縦軸は、減速機1の使用開始時における診断値が1となるようにスケーリングした値を示している。図16に示すように、第1の基準値Th3は、減速機1が正常に駆動しているとき、例えば減速機1の使用開始時において、診断値出力部421から出力される診断値よりも、大きい。
減速機1の使用に伴う経時変化により、診断値は、徐々に大きくなる場合がある。ステップS22では、診断値が、第1の基準値Th3に到達したか否かが判定される。診断値が第1の基準値Th3よりも小さい場合(ステップS22:no)、検出装置42は、ステップS21に戻って、診断値の出力処理を再度実行する。すなわち、診断値が第1の基準値Th3まで到達していない場合、検出装置42は、ステップS21に戻って、診断値の出力処理を再度実行する。
一方、診断値が第1の基準値Th3以上となった場合(ステップS22:yes)、信号出力部424は、第1信号を出力する(ステップS23)。すなわち、診断値が第1の基準値Th3に到達した場合に、信号出力部424は、第1信号を出力する。このように、信号出力部424は、比較部423での比較結果に基づいて、第1信号を出力する。これにより、減速機1に異常が発生する前に、減速機1の状態の変化を検出できる。
以上のように、この第2診断処理では、電圧計V1の出力信号の最大値が、経時変化により増加することを利用して、減速機1の状態の変化を検出できる。つまり、診断値は、出力信号の最大値である。
第1の基準値Th3は、例えば、減速機1を事前に駆動させることにより、予め取得した診断値に基づく値とされる。このようにすれば、減速機1の機差に合わせて、第1の基準値Th3を適切に設定できる。例えば、第1の基準値Th3は、減速機1を事前に駆動させることにより、予め取得した診断値の平均値に対して、標準偏差の3倍離れた値とすることが望ましい。例えば、予め取得した診断値の平均値が1.00、標準偏差が0.02である場合、第1の基準値Th3は、1.00+0.02×3=1.06とすればよい。これにより、第1の基準値Th3を適切に設定できる。したがって、第1信号を、適切なタイミングで出力できる。第1の基準値Th3を上記の値にすることにより、減速機1を駆動する際の様々な要因による統計的な揺らぎで第1信号が出力されることを抑制できる。
第1の基準値Th3は、記憶部422に、予め固定値として記憶される。ただし、減速機1を駆動させながら、診断値出力部421から出力される診断値に基づいて第1の基準値Th3を決定し、記憶部422に記憶させてもよい。
その場合、第1の基準値Th3は、第1信号の出力よりも前における出力信号の最大値よりも大きい。つまり、第1の基準値Th3は、第1信号の出力時よりも前における電圧計V1の出力信号の最大値よりも大きい値とする。これにより、第1信号を、適切なタイミングで出力できる。また、第1の基準値Th3は、第1信号の出力よりも前における出力信号の最大値の平均値の103%以上の値である。第1の基準値Th3は、第1信号の出力時よりも前における電圧計V1の出力信号の最大値の平均値の103%以上の値とすることが望ましい。これにより、第1信号を、より適切なタイミングで出力できる。また、第1の基準値Th3を上記の値にすることにより、減速機1を駆動する際の様々な要因による統計的な揺らぎで第1信号が出力されることを抑制できる。
減速機1は、第1信号が出力された後も駆動可能である。このため、検出装置42は、減速機1の駆動を継続させつつ、減速機1の状態の変化を検出できる。本実施形態では、制御部425は、第1信号が出力された場合でも、減速機1を停止させない。具体的には、制御部425は、モータ103を停止させるための信号を、出力しない。
図14に示すように、記憶部422には、第2の基準値Th4が記憶されている。信号出力部424が第1信号を出力した後、比較部423は、記憶部422から、第2の基準値Th4を読み出す。そして、比較部423は、診断値出力部421から出力される診断値と、第2の基準値Th4とを、比較する(ステップS24)。
図16に示すように、第2の基準値Th4は、第1の基準値Th3よりも大きい値である。すなわち、第2の基準値Th4は、第1信号の出力以前の診断値に対して、第1の基準値Th3よりも離れた値である。ステップS24では、診断値が、第2の基準値Th4に到達したか否かが判定される。
診断値が第2の基準値Th4よりも小さい場合(ステップS24:no)、検出装置42は、ステップS24の処理を再度実行する。すなわち、診断値が第2の基準値Th4まで到達していない場合、検出装置42は、ステップS24の処理を再度実行する。一方、診断値が第2の基準値Th4以上となった場合(ステップS24:yes)、信号出力部424は、第2信号を出力する(ステップS25)。すなわち、診断値が第2の基準値Th4に到達した場合に、信号出力部424は、第2信号を出力する。これにより、検出装置42は、減速機1の状態の変化が、より進んだことを検出できる。例えば、検出装置42は、減速機1の駆動の継続が困難であることを検出できる。
信号出力部424から第2信号が出力された場合、制御部425は、減速機1を停止させる(ステップS26)。具体的には、制御部425は、モータ103を停止させるための信号を、出力する。これにより、減速機1の状態の変化が、第1信号の出力時よりも進んだ場合に、減速機1を停止させることができる。
なお、制御部425は、信号出力部424から第1信号が出力された時点で、減速機1を停止させてもよい。
<5-3.第3診断処理:デドイダル検出の場合>
続いて、回転角度を検出するためのひずみゲージReからRlの出力信号を利用して、減速機1がデドイダル状態になっていないかどうかを診断する第3診断処理について、説明する。デドイダル状態とは、内歯歯車10の中心線に対して、可撓性外歯歯車20の中心線がずれた状態のことである。図17は、検出装置42の第3診断処理に関する機能を、概念的に示したブロック図である。図18は、第3診断処理の流れを示したフローチャートである。
減速機1の駆動時には、診断値出力部421が、ひずみゲージReからRlからの出力信号に基づいた診断値を出力する(ステップS31)。第3診断処理では、診断値出力部421は、ブリッジ回路C2,C3の出力信号に基づいた診断値を出力する。つまり、出力信号は、ブリッジ回路C2,C3の出力信号である。より具体的には、診断値出力部421は、電圧計V2の出力信号v2と電圧計V3の出力信号v3との位相差を、診断値として出力する。なお、診断値出力部421は、例えば、図10に示すように、出力信号v2のゼロクロス時刻と、出力信号v3のゼロクロス時刻との時間差Δtを、周期Tで除した値Δt/Tを、位相差として算出すればよい。
図17に示すように、記憶部422には、第1の基準値Th5が記憶されている。比較部423は、記憶部422から、第1の基準値Th5を読み出す。そして、比較部423は、診断値出力部421から出力される診断値と、第1の基準値Th5とを、比較する(ステップS32)。
減速機1が正常に駆動している場合、診断値出力部421から出力される診断値は、ほぼ変化しない。しかしながら、減速機1がデドイダル状態になると、診断値出力部421から出力される診断値が、変化する。
ステップS32では、診断値が、第1の基準値Th5に到達したか否かが判定される。診断値が、第1の基準値Th5まで到達していない場合(ステップS32:no)、検出装置42は、ステップS31に戻って、診断値の出力処理を再度実行する。
一方、診断値が、第1の基準値Th5に到達した場合(ステップS32:yes)、信号出力部424は、第1信号を出力する(ステップS33)。すなわち、2組のブリッジ回路C2,C3の出力信号の位相差が、第1の基準値Th5に到達した場合に、信号出力部424は、第1信号を出力する。このように、信号出力部424は、比較部423での比較結果に基づいて、第1信号を出力する。これにより、減速機1に異常が発生する前に、減速機1の状態の変化を検出できる。
以上のように、この第3診断処理では、減速機1がデドイダル状態へ変化するときに、電圧計V2の出力信号v2と電圧計V3の出力信号v3との位相差が変化することを利用して、減速機1がデドイダル状態になりつつあることを、検出できる。
第1の基準値Th5は、例えば、減速機1を事前に駆動させることにより、予め取得した診断値に基づく値とされる。このようにすれば、減速機1の機差に合わせて、第1の基準値Th5を適切に設定できる。例えば、第1の基準値Th5は、減速機1を事前に駆動させることにより、予め取得した診断値の平均値に対して、標準偏差の3倍離れた値とすることが望ましい。これにより、第1の基準値Th5を適切に設定できる。したがって、第1信号を、適切なタイミングで出力できる。
第1の基準値Th5は、記憶部422に、予め固定値として記憶される。ただし、減速機1を駆動させながら、診断値出力部421から出力される診断値に基づいて第1の基準値Th5を決定し、記憶部422に記憶させてもよい。
減速機1は、第1信号が出力された後も駆動可能である。このため、検出装置42は、減速機1の駆動を継続させつつ、減速機1の状態の変化を検出できる。本実施形態では、制御部425は、第1信号が出力された場合でも、減速機1を停止させない。具体的には、制御部425は、モータ103を停止させるための信号を、出力しない。
図17に示すように、記憶部422には、第2の基準値Th6が記憶されている。信号出力部424が第1信号を出力した後、比較部423は、記憶部422から、第2の基準値Th6を読み出す。そして、比較部423は、診断値出力部421から出力される診断値と、第2の基準値Th6とを、比較する(ステップS34)。
第2の基準値Th6は、第1信号の出力以前の診断値に対して、第1の基準値Th5よりも離れた値である。ステップS34では、診断値が、第2の基準値Th6に到達したか否かが判定される。
診断値が第2の基準値Th6まで到達していない場合(ステップS34:no)、検出装置42は、ステップS34の処理を再度実行する。一方、診断値が第2の基準値Th6に到達した場合(ステップS34:yes)、信号出力部424は、第2信号を出力する(ステップS35)。これにより、検出装置42は、減速機1が、よりデドイダル状態に近づいたことを検出できる。例えば、検出装置42は、減速機1の駆動の継続が困難であることを検出できる。
信号出力部424から第2信号が出力された場合、制御部425は、減速機1を停止させる(ステップS36)。具体的には、制御部425は、モータ103を停止させるための信号を、出力する。これにより、減速機1が、第1信号の出力時よりも、デドイダル状態に近づいた場合に、減速機1を停止させることができる。
なお、制御部425は、信号出力部424から第1信号が出力された時点で、減速機1を停止させてもよい。
<6.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態には限定されない。
上記の実施形態では、ひずみゲージRaからRlが、柔軟に変形可能な絶縁層411の表面に配置されていた。しかしながら、ひずみゲージRaからRlは、ベース部231の表面234に配置されていてもよい。例えば、ベース部231の表面234に、絶縁膜を形成し、当該絶縁膜の表面に、スパッタリングなどで導体層を形成する。そして、エッチング等の化学的手段またはレーザなどの物理的手段により、導体層の不要な部分を除去することにより、ひずみゲージRaからRlを形成してもよい。なお、絶縁膜には、例えば、無機絶縁材料が使用される。
また、上記の実施形態の可撓性外歯歯車20は、ベース部231が、胴部21から径方向外側へ向けて広がる、いわゆる「ハット型」の可撓性外歯歯車であった。ハット型の可撓性外歯歯車20は、胴部21の径方向内側のスペースを有効活用できる点で、優れている。ただし、可撓性外歯歯車20は、ベース部231が、胴部21から径方向内側へ向けて広がる、いわゆる「カップ型」の可撓性外歯歯車であってもよい。
また、上記の実施形態では、ロボット100に搭載される減速機1について説明した。しかしながら、同様の構造の減速機1を、アシストスーツ、無人搬送台車などの他の装置に搭載してもよい。
その他、検出装置、減速機、およびロボットの細部の構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更してもよい。また、上記の実施形態および変形例に登場した要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、検出装置、減速機、ロボット、および診断方法に利用できる。
1 減速機
9 中心軸
10 内歯歯車
20 可撓性外歯歯車
40 トルクセンサ
41 基板
42 検出装置
100 ロボット
231 ベース部
421 診断値出力部
422 記憶部
423 比較部
424 信号出力部
425 制御部
C1からC3 ブリッジ回路
RaからRl ひずみゲージ
Th1,Th3,Th5 第1の基準値
Th2,Th4,Th6 第2の基準値
V1からV3 電圧計

Claims (18)

  1. 減速機が有する環状の歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づいて、前記減速機の状態を診断する検出装置であって、
    前記出力信号に基づいた診断値を出力する診断値出力部と、
    第1の基準値を記憶する記憶部と、
    前記診断値と前記第1の基準値とを比較する比較部と、
    前記比較部での比較結果に基づいて第1信号を出力する信号出力部と、
    を有し、
    前記信号出力部は、前記診断値が前記第1の基準値に到達した場合に、前記第1信号を出力する、検出装置。
  2. 請求項1に記載の検出装置であって、
    前記減速機は、前記第1信号が出力された後も駆動可能である、検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の検出装置であって、
    前記比較部と前記信号出力部は、単一の構成要素である、検出装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の検出装置であって、
    前記第1の基準値は、前記減速機を事前に駆動させることにより、予め取得した前記診断値に基づく値である、検出装置。
  5. 請求項4に記載の検出装置であって、
    前記第1の基準値は、前記減速機を事前に駆動させることにより、予め取得した前記診断値の平均値に対して標準偏差の3倍離れた値である、検出装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の検出装置であって、
    前記信号出力部は、前記第1信号を出力した後、前記診断値が、前記第1信号の出力以前の前記診断値に対して、前記第1の基準値よりも離れた第2の基準値に到達した場合に、第2信号を出力する、検出装置。
  7. 請求項6に記載の検出装置であって、
    前記第2信号が出力された場合に、前記減速機を停止させる制御部
    をさらに有する、検出装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の検出装置であって、
    前記減速機は、複数の前記ひずみゲージにより構成されるブリッジ回路を有し、
    前記ひずみゲージは、径方向に延びる抵抗線が配置されたパターンまたは周方向に延びる抵抗線が配置されたパターンを含み、
    前記出力信号は、前記ブリッジ回路の出力信号であり、
    前記診断値は、前記出力信号の最大値と最小値との差であり、
    前記信号出力部は、前記診断値が、前記第1の基準値以下となった場合に、前記第1信号を出力する、検出装置。
  9. 請求項8に記載の検出装置であって、
    前記第1の基準値は、前記第1信号の出力よりも前における前記出力信号の最大値と最小値の差よりも小さい、検出装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の検出装置であって、
    前記第1の基準値は、前記第1信号の出力よりも前における前記出力信号の最大値と最小値の差の平均値の97%以下の値である、検出装置。
  11. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の検出装置であって、
    前記減速機は、複数の前記ひずみゲージにより構成されるブリッジ回路を有し、
    前記ひずみゲージは、径方向および周方向に対して傾斜した抵抗線が周方向に繰り返し配置されたパターンを含み、
    前記出力信号は、前記ブリッジ回路の出力信号であり、
    前記診断値は、前記出力信号の最大値であり、
    前記信号出力部は、前記診断値が、前記第1の基準値以上となった場合に、前記第1信号を出力する、検出装置。
  12. 請求項11に記載の検出装置であって、
    前記第1の基準値は、前記第1信号の出力よりも前における前記出力信号の最大値よりも大きい、検出装置。
  13. 請求項11または請求項12に記載の検出装置であって、
    前記第1の基準値は、記第1信号の出力よりも前における前記出力信号の最大値の平均値の103%以上の値である、検出装置。
  14. 減速機が有する環状の歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づいて、前記減速機の状態を診断する検出装置であって、
    前記減速機は、複数の前記ひずみゲージにより構成されるブリッジ回路を2組有し、
    前記ひずみゲージは、径方向に延びる抵抗線が配置されたパターンまたは周方向に延びる抵抗線が配置されたパターンを含み、
    前記出力信号は、前記ブリッジ回路の出力信号であり、
    2組の前記ブリッジ回路の前記出力信号の位相差が、第1の基準値に到達した場合に、第1信号を出力する、検出装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の検出装置と、
    前記歯車と、
    前記ひずみゲージと、
    を備える、減速機。
  16. 請求項15に記載の減速機であって、
    前記歯車は、可撓性外歯歯車であり、
    前記可撓性外歯歯車と噛み合う内歯歯車と、
    前記可撓性外歯歯車に撓み変形を発生させる波動発生器と、
    をさらに備える、減速機。
  17. 請求項15または請求項16に記載の減速機を備える、ロボット。
  18. 減速機が有する環状の歯車に配置されたひずみゲージの出力信号に基づいて、前記減速機の状態を診断する診断方法であって、
    前記出力信号に基づき、診断値を出力するステップと、
    前記診断値と、第1の基準値とを比較するステップと、
    前記比較の結果に基づいて第1信号を出力するステップと、
    を有し、
    前記診断値が前記第1の基準値に到達した場合に、前記第1信号が出力される診断方法。
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