JP2023105534A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】趣向性の向上が求められている。【解決手段】本開示の遊技機10は、時短遊技状態の時短上限回数が1回に設定されていて、1回の第2特図判定と、その変動時間中に保留される第2特図判定と、の中で大当り(小当りを介するものを含む)になれば、大当り遊技後の遊技状態が再び時短遊技状態となる(即ち連荘する)。そして、連荘数が増えるにつれて、当該変動の変動時間が長くなり、当該変動中に発生する保留数が多くなるので、連荘が継続する確率も上昇していく。【選択図】図6

Description

本開示は、遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、通常状態よりも当り遊技が行われやすい特別状態が連続して設定され得るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-171414号公報([0047]、図4)
上述した従来の遊技機においては、趣向性の向上が求められている。
本開示の遊技機は、通常状態と、前記通常状態よりも当り遊技が行われやすい特別状態と、が設定され得る遊技機において、前記特別状態が連続して設定される回数である連荘回数が多くなるほど、前記特別状態が連続して設定される確率である継続率が高くなるように設定されている遊技機である
本開示に係る遊技機によれば、連荘回数が多くなるほど特別状態の継続率が高くなるので、特別状態がドンドン継続する高揚感を遊技者に感じさせることができ、趣向性が向上する。
本開示に係る遊技機の正面図 遊技盤の正面図 遊技機の電気的構成を示すブロック図 遊技の流れを示す概念図 特図判定の当り確率を示すテーブル 第2始動入賞口の開閉状態と第2特図判定の変動時間との関係を示すタイムテーブル
図1に示されるように、本実施形態に係る遊技機10は、図2に示される遊技盤11を前面枠10Zで覆ってなり、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して、遊技盤11の前面に形成された略円形の遊技領域R1(図2参照)の全体が視認可能となっている。遊技領域R1は、遊技盤11の前面から突出した略円形のガイドレール12に囲まれている。なお、以下の説明において、特記しない限り「右」及び「左」とは、遊技機10を前方から見た場合の「右」及び「左」を指すものとする。
前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26と下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には、発射用ハンドル28が備えられている。そして、発射用ハンドル28が回動操作されると、上皿26に収容された遊技球が発射装置(図示せず)によって1球ずつ遊技領域R1に向けて弾き出される。
図2に示されるように、遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、表示開口11Hが貫通形成されていて、その表示開口11Hに遊技盤11の裏面側から表示装置30が対向している。表示装置30は、例えば、液晶モジュールで構成され、遊技に関する演出を行う表示画面30Gを前面に有する。表示画面30Gでは、遊技に関する種々の演出が行われる。
遊技盤11の前面中央には、表示画面30Gを囲むように表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から表示開口11Hに嵌め込まれると共に、遊技盤11の前面より前側に突出している。これにより、遊技領域R1を流下する遊技球が、表示装飾枠23を乗り越えて表示装飾枠23の内側に進入することが規制されている。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23より下側部分の横方向の中央部には、第1始動入賞口14AKが設けられている。第1始動入賞口14AKは、常時開放し、具体的には、遊技球が1つずつ入球可能な大きさの開口を上部に有するポケット構造をなしている。
第1始動入賞口14AKの下方には、第1大入賞装置15Aが設けられている。第1大入賞装置15Aは、遊技盤11の前面に開放した横長の第1大入賞口15AKを備え、その第1大入賞口15AKが横長の第1大入賞扉15ATによって開閉可能となっている。第1大入賞扉15ATは、第1大入賞口15AKの下端部を中心にして回動可能となっており、常には、起立姿勢に保持されて、第1大入賞口15AKを閉鎖している。そして、第1大入賞扉15ATが前側に倒れて第1大入賞口15AKが開放されると、第1大入賞扉15ATが遊技領域R1を流下する遊技球を受け止めて第1大入賞口15AKへと誘導する。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の上側には、ガイドレール12に沿った円弧状の上側連絡路24が形成されている。上側連絡路24は、遊技領域R1のうち表示装飾枠23に対して左側と右側に位置する左側領域R2と右側領域R3を連絡する。ここで、発射装置(図示せず)から発射された遊技球は、遊技領域R1の左上部から遊技領域R1内に進入する。そして、遊技機10では、上側連絡路24を通過した遊技球が、遊技領域R1の右側領域R3を流下するようになっている。なお、上側連絡路24は、遊技球が1つずつ通過可能な幅に形成されている。
右側領域R3には、上側連絡路24を通過した遊技球を1球ずつ下方へ流下させる流下路25が備えられ、この流下路25の出口の真下に、遊技球が潜って1球ずつ通過可能な門形状をなす始動ゲート18が設けられている。
始動ゲート18を遊技球が通過すると、普通図柄当否判定(以下、「普図判定」という。)が行われる。普図判定が行われると、普図判定表示部18H(図3参照)にて普通図柄が変動表示され、所定時間経過後に、停止表示される。そして、停止した普通図柄によって普図判定の結果が表示される。
普通図柄の変動中に始動ゲート18を遊技球が通過した場合、その通過に起因した普図判定に関する情報(具体的には、普図判定の結果表示とそれに伴う図柄変動)は、予め設定された保留上限数まで保留される。そして、実行中の普通図柄の変動が終了すると、保留が1つ消化されて、保留されていた普通図柄の変動と判定結果の表示が行われる。普図判定に関する情報の保留(以下、「普図保留」と呼ぶ。)の保留上限数は、例えば、4つである。なお、複数の普図保留がある場合、普図保留は、発生順に消化される。
右側領域R3の下端部には、第2大入賞装置15Bが設けられている。第2大入賞装置15Bは、上側に開放した第2大入賞口15BKと、第2大入賞口15BKを開閉する第2大入賞扉15BTと、を備えている。第2大入賞扉15BTは、遊技盤11の前面から突出した突出位置と、該突出位置より突出が抑えられた退避位置と、の間をスライド可能に構成されている。そして、第2大入賞扉15BTが突出位置に配置されたときに、第2大入賞口15BKが閉塞されて遊技球が第2大入賞口15BKに入球困難となり、第2大入賞扉15BTが退避位置に配置されたときに、第2大入賞口15BKが開放されて遊技球が第2大入賞口15BKに入球可能となる。
右側領域R3のうち始動ゲート18と第2大入賞装置15Bとの間には、第2始動入賞口14BKと、可動部材14BTと、が配されている。第2始動入賞口14BKは右方に向かって開放していて、可動部材14BTは、第2始動入賞口14BKの右隣に配され、左下がりに傾斜している。可動部材14BTは、遊技盤11の前面から突出した突出位置と該突出位置より突出が抑えられた退避位置との間を前後にスライド可能に構成されていて、通常は退避位置に配置され、上述した普図判定の結果が当りになると、所定の期間だけ突出位置に配置される。
可動部材14BTが突出位置に配置されると、可動部材14BTを案内にして遊技球が第2始動入賞口14BKに入球可能となり、可動部材14BTが退避位置に配置されると、遊技球が第2始動入賞口14BKに入球困難となり、その前方を通過した遊技球が下方へ流下する。
第1始動入賞口14AK又は第2始動入賞口14BKに遊技球が入球すると、所定数の遊技球が賞球として上皿26(図1参照)に払い出されると共に、特別図柄当否判定(以下、「特図判定」という。)が行われる。特図判定の結果は、特図判定表示部14H(図3参照)と表示画面30Gに表示される。以下では、第1始動入賞口14AKに基づく特図判定と第2始動入賞口14BKに基づく特図判定とを、第1特図判定と第2特図判定と称して適宜区別することにする。
表示画面30Gにおける特図判定の結果は、以下のようにして表示される。即ち、表示画面30Gには、通常、3つの左、中、右の特別図柄(図示せず)が横並びに停止表示されている。各特別図柄は、例えば、「0」~「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、各特別図柄ごと、所定の種類のものが停止表示されている。特図判定が行われると、3つの特別図柄が、上下方向にスクロール表示(変動表示)され、所定時間経過後に、例えば、左、右、中の順に停止表示される。そして、停止した特別図柄の組合せにより、特図判定の結果を表示するようになっている。
表示画面30Gに特図判定の結果が大当りであることが表示されると、遊技状態が大当り遊技状態になって、大当り遊技が実行され、第1大入賞口15AKに遊技球が入球可能となる。
詳細には、大当り遊技が実行されると、第1大入賞扉15ATが所定期間に亘って前側に倒されて第1大入賞口15AKが開放される。ここで、第1大入賞口15AKが開放されてから閉じられるまでの動作を「ラウンド」と称すると、1回の大当り遊技は、所定回数のラウンドが実行されるまで継続する。1回のラウンドは、第1大入賞口15AKの開放時間が所定時間(例えば、29秒)に達したこと、又は、第1大入賞口15AKに遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞したこと、の何れかが先に成立したときに終了する。第1大入賞口15AKの内部には、入賞センサ(図示せず)が設けられており、入賞球数をカウントする。
また、表示画面30Gに特図判定の結果が小当りであることが表示されると、遊技状態が小当り遊技状態になって、小当り遊技が実行される。小当り遊技では、第2大入賞口15BKに遊技球が入球可能となる。第1大入賞口15AK又は第2大入賞口15BKに遊技球が入球すると、所定数の遊技球が賞球として上皿26(図1参照)に払い出される。第2大入賞口15BKの開放時間は、大当り遊技における第1大入賞口15AKの開放時間よりも短くなっていて、1回の小当り遊技での出玉は、1回の大当り遊技での出玉よりも少なくなっている。
ここで、特別図柄の変動中、小当り遊技中又は大当り遊技中に第1始動入賞口14AK又は第2始動入賞口14BKに遊技球が入球した場合、その入球に起因した特図判定に関する情報(具体的には、特図判定の結果表示とそれに伴う図柄変動)は、予め設定された保留上限数まで保留される。そして、実行中の図柄変動、小当り遊技又は大当り遊技が終了すると、保留が1つ消化されて、保留されていた図柄変動と結果表示が行われる。ここで、第1特図判定に関する情報の保留と第2特図判定に関する情報の保留を、第1特図保留と第2特図保留と称して適宜区別することにすると、保留上限数は、第1特図保留と第2特図保留のそれぞれについて設定されていて、例えば、第1特図保留と第2特図保留とがそれぞれ4つずつ発生可能になっている。第1特図保留と第2特図保留の数は、例えば、保留表示部30H(図3参照)に表示されることで遊技者に認識可能となっている。
遊技領域R1には、上述した入賞口14AK,14BK,15AK,15BKのほかに、上方又は側方に開放して遊技球が常時入球可能な一般入賞口20が複数設けられている。また、遊技領域R1の下端部、具体的には、第1大入賞口15AKの下方には、何れの入賞口にも入球しなかった遊技球を遊技領域R1の外側に排出するためのアウト口17が設けられている。さらに、遊技領域R1には、遊技球の流下方向をランダムに変更するための障害釘Kが多数植設されている。
図3には、遊技機10の電気的な構成が示されている。同図において、符号50は、主制御回路50であって、CPU50A、RAM50B、ROM50C及び複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータとサブ制御回路52を結ぶ入出力回路と、大入賞装置等が接続された中継回路及び払出制御回路等を結ぶ入出力回路とを備え、遊技に関わる主制御を行う。CPU50Aは、当否判定部、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、特図判定や普図判定に関する乱数等も生成し、制御信号をサブ制御回路52等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM50Bは、CPU50Aで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPU50Aの作業領域を備える。ROM50Cには、制御データ、特別図柄及び普通図柄の変動表示に関する図柄変動データ等が書き込まれている他、特図判定及び普図判定の判定値、大当り遊技のラウンド数等が書き込まれている。なお、第1特図保留に係る第1特図判定の情報と第2特図保留に係る第2特図判定の情報は、RAM50Bに記憶される。また、普図保留に係る普図判定の情報もRAM50Bに記憶される。
サブ制御回路52は、主制御回路50と同様に、CPU52A、RAM52B、ROM52C及び複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータと主制御回路50を結ぶ入出力回路と、表示制御回路54、音声制御回路55、ランプ制御回路56等を結ぶ入出力回路を備えている。CPU52Aは、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、制御信号を表示制御回路54、音声制御回路55、ランプ制御回路56等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM52Bは、各種データの記憶領域とCPU52Aによる作業領域を有している。ROM52Cには、各種演出のデータ等が記憶されている。
表示制御回路54は、表示装置30に設けられていて、CPU、RAM及びROMを有している。表示制御回路54のCPUは、サブ制御回路52から出力される制御信号に基づき、画像データをROMから取得し、その画像データに基づいて表示画面30Gに画像を表示する。
音声制御回路55は、サブ制御回路52から出力される制御信号に基づき、スピーカーから発生される楽曲や音声の選択を行い、音声を制御する。
ランプ制御回路56は、役物に搭載された役物装飾ランプ等のランプに接続され、サブ制御回路52から出力されたランプの制御信号を中継するための基板である。
図4には、遊技機10における遊技の流れが示されている。遊技機10では、大当り遊技状態及び小当り遊技状態以外の遊技状態として、通常遊技状態(非時短遊技状態)と時短遊技状態との2種類の遊技状態が存在する。なお、遊技状態の制御は、主制御回路50によって行われる。
時短遊技状態では、非時短遊技状態よりも第2始動入賞口14BKに遊技球を入球させ易くなる。詳細には、可動部材14BTを突出位置に配置する契機となる普図判定の当りには、ショート普図当りとロング普図当りの2種類が設けられている。ロング普図当りとなったときに可動部材14BTが突出位置に配置される時間は、ショート普図当りとなったときに可動部材14BTが突出位置に配置される時間よりも長く、例えば、それぞれ、0.1秒、3秒に設定されている。遊技機10では、ショート普図当りの場合には、第2始動入賞口14BKに実質的に遊技球を入球させることが不可能であり、ロング普図当りの場合にしか、第2始動入賞口14BKに遊技球を入球させることができないようになっている。また、ロング普図当りの場合、可動部材14BTが突出位置に3秒配置された(第2始動入賞口14BKが3秒開放された)後、退避位置に7秒間配置される(第2始動入賞口14BKが7秒閉鎖される)エンディングが設定されている。
非時短遊技状態と時短遊技状態の間では、普図判定の当選確率は、例えば、非時短遊技状態では1/10、時短遊技状態では10/10となっていて、かつ、非時短遊技状態の普図当りはすべてショート普図当りであるのに対し、時短遊技状態の普図当りはすべてロング普図当りとなっている。また、普図判定の変動時間は、非時短遊技状態よりも時短遊技状態で短く、例えば、それぞれ、60秒、0.1秒に設定されている。その結果、遊技領域R1の右側領域R3に遊技球を流下させたとき(以降、適宜「右打ち時」等という)の第2始動入賞口14BKへの入球が、非時短遊技状態ではほとんど発生しないのに対し、時短遊技状態では、例えば10秒に1球程発生する(即ち、第2始動入賞口14BKが3秒間開放されたのち7秒間閉鎖されるという1サイクルの間に1球入球する)。また、遊技領域R1の左側領域R2に遊技球を流下させたとき(以降、適宜「左打ち時」等という)の第1始動入賞口14AKへの入球は、非時短遊技状態か時短遊技状態かに拘わらず、1分間に3~4球程発生する。
従って、遊技者は、非時短遊技状態では、遊技領域R1の左側領域R2に遊技球を流下させて、第1始動入賞口14AKへの入球により第1特図判定を受け、時短遊技状態では、遊技領域R1の右側領域R3に遊技球を流下させて、第2始動入賞口14BKへの入球により第2特図判定を受ける。
遊技機10では、第1特図判定と第2特図判定の間では、遊技状態が非時短遊技状態であるか時短遊技状態であるかに関係なく、大当りの当選確率は同じになっている。また、第1特図判定と第2特図判定の間では、遊技状態が非時短遊技状態であるか時短遊技状態であるかに関係なく、第2特図判定の方が第1特図判定よりも小当りの当選確率が高くなっている。図5には、遊技機10における大当り確率と小当り確率の一例が示されていて、第1特図判定での大当り確率と小当り確率は、1/300と0になっていて、第2特図判定での大当り確率と小当り確率は、1/300と149/300になっている。
遊技機10では、小当り遊技が実行されると、第2大入賞口15BKに遊技球が入球可能となる。ここで、第2大入賞装置15Bでは、第2大入賞口15BKに入球した遊技球が特定領域(Vゾーン)と通常領域(共に図示せず)の何れかに振り分けられるようになっていて、特定領域を遊技球が通過する(即ち、V入賞する)と、大当りが確定し、遊技状態が小当り遊技状態から大当り遊技状態に変化して、大当り遊技が実行される。そして、V入賞後の大当り遊技では、第1大入賞口15AKに遊技球が入球可能となる。V入賞により大当りが確定した場合には、その大当り遊技終了後の遊技状態は時短遊技状態になる。
本実施形態では、第2特図判定で小当りになったときには、非時短遊技状態であるか時短遊技状態であるかに関係なく、特定領域への振り分けが100%になっている。これにより、1回の第2特図判定で大当りになる確率(小当りになることで大当りになるものも含む)が1/2となっている。
図4に示すように、遊技機10の最初の遊技状態は、非時短遊技状態である通常遊技状態となっている。通常遊技状態から時短遊技状態への状態移行は、大当りを契機にして行われる。具体的には、大当りには、大当り遊技の終了後に時短遊技状態となる時短付き大当りと、大当り遊技の終了後に時短遊技状態とならない(即ち、非時短遊技状態となる)時短無し大当りと、の2種類が存在する。時短付き大当りであるか時短無し大当りであるかは、特図判定の判定値(大当り乱数)によって決定される。
本実施形態では、第1特図判定での大当りには、時短付き大当りと時短無し大当りの2種類が存在し、第2特図判定での大当りは、時短付き大当りの1種類のみとなっている。また、時短遊技状態は、大当りになるか(小当り遊技でV入賞することを含む。)、特図判定の実行回数が予め設定された上限回数(以下、「時短上限回数」という。)に達成するか、によって終了し、時短遊技状態が終了すると遊技状態が非時短遊技状態に移行する。
さて、本実施形態の遊技機10では、時短上限回数が、1回に設定されている。これにより、時短遊技状態となると、1回目の第2特図判定と、その変動(以降、適宜「当該変動」という)中に保留された第2特図判定(最大4回)との最大5回分、第2特図判定が行われることになる。そして、この最大5回のうちに小当りに当選すると、小当り遊技中にV入賞して、大当り遊技が実行され、大当り遊技終了後の遊技状態が再び時短遊技状態となる。また、この最大5回のうちに大当りになっても、大当り遊技終了後の遊技状態が再び時短遊技状態となる。このように、時短遊技状態の後に再び時短遊技状態となることを連荘(連チャン)といい、1回目の時短遊技状態を1連、N回時短遊技状態が続くことをN連、などという。
本実施形態では、連荘数によって、第2特図判定での特別図柄の変動時間が変化するように設定されている。詳細には、図6に示すように、連荘数が1~3の場合は3秒、4~7の場合は13秒、8~10の場合は23秒、11以上の場合は33秒となっている。つまり、連荘数が1~3、4~7、8~10、11以上と増えるにつれて、変動時間が10秒ずつ増える。
そして、上述したように、遊技機10では、時短遊技状態で第2始動入賞口14BKへの入球が10秒に1球程発生する。これにより、連荘数が1~3のときは、当該変動中に第2特図判定の保留が発生しにくく(即ち、第2特図判定が1回だけ行われやすい)、連荘数が4~7のときは、当該変動中に第2特図判定の保留が1つ発生しやすく(即ち、第2特図判定が2回行われやすい)、連荘数が8~10のときは、当該変動中に第2特図判定の保留が2つ発生しやすく(即ち、第2特図判定が3回行われやすい)、連荘数が11以上のときは、当該変動中に第2特図判定の保留が3つ発生しやすくなっている(即ち、第2特図判定が4回行われやすい)。なお、発射タイミングと第2始動入賞口14BKの開放タイミングによっては、上述した数以下になる場合も上述した数以上になる場合もある。
つまり、連荘数が1~3のときにさらに連荘するには、1回の第2特図判定で大当りになる必要があり、連荘数が4~7のときにさらに連荘するには、2回の第2特図判定の中で大当りになればよく、連荘数が8~10のときにさらに連荘するには、3回の第2特図判定の中で大当りになればよく、連荘数が11以上のときにさらに連荘するには、4回の第2特図判定の中で大当りになればよい。
上述したように、遊技機10では、1回の第2特図判定で大当りになる確率(小当りになることで大当りになるものも含む)が1/2となっている。よって、それぞれの場合の連荘が継続する確率は、連荘数が1~3のときは50%(1-1/2)、連荘数が4~7のときは75%(1-(1/2))、連荘数が8~10のときは87.5%(1-(1/2))、連荘数が11以上のときは93.8%(1-(1/2))となり、連荘数が増えるにつれて、連荘が継続する確率が上昇していく。
このように、本実施形態の遊技機10では、時短遊技状態の時短上限回数が1回に設定されていて、1回の第2特図判定(当該変動)と、その変動時間中に保留される第2特図判定と、の中で大当り(小当りを介するものを含む)になれば、大当り遊技後の遊技状態が再び時短遊技状態となる(即ち連荘する)。そして、連荘数が増えるにつれて、当該変動の変動時間が長くなり、当該変動中に発生する保留数が多くなるので、連荘が継続する確率も上昇していく。
これにより、ある程度(例えば8回以上)連荘回数が多くなるとその後も高確率で連荘しやすくなるので、連荘がドンドン継続する高揚感を遊技者に感じさせることができ、趣向性が向上する。また、連荘回数が少ないときは、継続率が比較的低いので、「連荘させられるだろうか」というハラハラ感を感じさせることができ、徐々に継続率が高まっていくことで、そのハラハラ感を高揚感に変化させることができる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、時短遊技状態の上限回数は1回であったが、2回以上であってもよい。この場合でも、上限回数の最後の第2特図判定での保留の溜まりやすさを連荘数によって変化させることができる。
(2)時短遊技状態が連続する上限回数(所謂「リミット」)が設定されていてもよい。この場合、リミットを1000回にする等、実質的に到達しない数に設定してもよい。
(3)上記実施形態では、連荘数が増えるにつれて第2始動入賞口14BKの開放回数が多くなることで合計の開放時間が長くなる構成であったが、第2始動入賞口14BKの1回の開放時間が長くなる構成であってもよい。この場合でも、連荘数が増えるにつれて、保留を溜まりやすくすることができる。
(4)連荘数が増えるにつれて第2特図判定の当り判定を高くする構成であってもよい。この場合でも、連荘数が増えるにつれて、連荘が継続する確率を上昇させることができる。
なお、連荘数が少ない(1~3回等)ときに当該変動の変動時間を長くしておき、連荘数が増えるにつれて当該変動の変動時間が短くなる構成にすると、連荘数が少ない(1~3回等)ときは連荘の継続率が高く、連荘数が増えるにつれて連荘の継続率が低くなる構成にすることができる。この場合、一度時短遊技状態になると、ある程度の回数連荘を継続させやすくなり、遊技者に賞球を確保させやすくすることができる。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
10 遊技機
14BK 第2始動入賞口
14BT 可動部材
15BK 第2大入賞口
16AT 可動部材
18 始動ゲート

Claims (4)

  1. 通常状態と、前記通常状態よりも当り遊技が行われやすい特別状態と、が設定され得る遊技機において、
    前記特別状態が連続して設定される回数である連荘回数が多くなるほど、前記特別状態が連続して設定される確率である継続率が高くなるように設定されている遊技機。
  2. 遊技球が入球容易な開状態と入球困難な閉状態とに切り替わる特別入賞部を備え、
    前記当り遊技は、前記特別入賞部への遊技球の入球に起因して行われ、
    前記連荘回数が多くなるほど、前記特別入賞部が前記開状態になりやすくなる請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技球が入球容易な開状態と入球困難な閉状態とに切り替わり、遊技球が入球することにより前記特別入賞部が前記開状態になるか否かの特図判定が行われる開閉入賞口を備え、
    前記連荘回数が多くなるほど、前記開閉入賞口が前記開状態となる時間が長くなる請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記開閉入賞口は、前記通常状態では前記開状態になりにくい一方、前記特別状態では前記開状態になりやすく、
    前記特別状態での前記特図判定の上限回数が設定されていて、
    前記特図判定の判定結果を報知する報知演出が行われると共に、前記報知演出中に発生した前記特図判定の権利は保留されるように構成されていて、
    前記連荘回数が多くなるほど、前記上限回数のうち最後の前記特図判定の前記報知演出の演出時間が長くなる請求項3に記載の遊技機。
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