JP2023105412A - 育苗容器段積取出装置および育苗容器段積取出方法 - Google Patents

育苗容器段積取出装置および育苗容器段積取出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、播種済み育苗容器の移動はチェンにより行っているが、チェンの弛み防止に工夫はなく、チェンが外れることがあるという課題がある。【解決手段】播種用移送台1より移送される育苗容器Aを受け入れる受入部16と、受入部16に受け入れた育苗容器Aを段積みする送出部18とを設けた取出用移送台11を有し、段積みする段積機構20を設け、段積機構20は、無端状のチェンに受け入れた育苗容器Aを左右両側から支持する左受枠30と右受枠31と、左受枠30および右受枠31とを移動させる外側チェン25と内側チェン26とにより構成し、戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26にテンションを付与するテンション歯車76を設け、外側チェン25と内側チェン26のチェンの張力によりテンション付与状態から水平状態方向にテンション歯車76が所定量以上移動するのを規制するストッパー78を設けた育苗容器段積取出装置。【選択図】 図8

Description

本発明は、育苗容器段積取出装置および育苗容器段積取出方法に係るものである。
従来、播種済の育苗容器を一旦上昇させてから下降させて段積みする構成は、公知である(特許文献1)。
また、本出願人による先願には、受枠の向きを変えずに、水平移動させて播種済み育苗容器を積み上げる構成は、公知である(特許文献2)。
特開2009-34015号公報 特開2014-223037号公報
前記公知例のうち、特許文献1に記載されたものは、播種済み育苗容器の移動はチェンにより行っているが、チェンの弛み防止に工夫はなく、チェンが外れることがあるという課題がある。
前記公知例のうち、特許文献2に記載されたものも、チェンが外れることがあるという課題がある。
すなわち、チェンにテンション歯車を噛み合わせても、チェンの弛み量と駆動力の関係で、駆動歯車部分で歯飛び現象が生じ、駆動歯車からチェンが外れる事態が発生する。
このことは、図20(B)に示したように、テンション歯車を噛み合わせた横向きのチェンに駆動力が掛かると、チェンの張力が作用してチェンが上方に跳ねる「暴れ」が発生し、これにより、図21に示したように、歯飛び現象が生じることが判明した。
本願は、テンション機構を工夫し、チェンの外れを防止すると共に、テンション調節自体も容易にしたものである。
請求項1の発明は、空の育苗容器Aを移送して種子を播種する播種用移送台1の終端部に一体または別体で設けられ、前記播種用移送台1より移送される育苗容器Aを受け入れる受入部16と、該受入部16の前方に設けた前記受入部16に受け入れた育苗容器Aを段積みする送出部18とを設けた取出用移送台11を有し、受入部16と送出部18の間の取出用移送台11に、受入れた育苗容器Aを上昇させる上昇行程Eと、上昇させた育苗容器Aを前進させる前進行程Fと、前進させた育苗容器Aを送出部18に下降させる下降行程Gと、育苗容器Aを下降させた後に受入部16に戻す戻り行程Hとの、側面視四角状の移動行程を、無端状のチェンの駆動移動により移動させて段積みする段積機構20を設け、段積機構20は、無端状のチェンに受け入れた育苗容器Aを左右両側から支持する左受枠30と右受枠31と、左受枠30および右受枠31とを移動させる外側チェン25と内側チェン26とにより構成し、前記戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26にテンションを付与するテンション歯車76を設け、テンション歯車76のテンションアーム77の近傍に、外側チェン25と内側チェン26のチェンの張力によりテンション付与状態から水平状態方向にテンション歯車76が所定量以上移動するのを規制するストッパー78を設けた育苗容器段積取出装置としたものである。
請求項2において、テンション歯車76は、テンションバネ79により外側チェン25と内側チェン26の所定量以内の範囲で外側チェン25と内側チェン26に対して上下して外側チェン25と内側チェン26のテンションを自動調節する構成とし、ストッパー78はテンション歯車76の所定量以上の上動または下動を規制する構成とした育苗容器段積取出装置としたものである。
請求項3において、ストッパー78は、外側チェン25と内側チェン26のピン28が駆動歯車の歯部29に乗り上がらせてしまう、テンション歯車76の上方または下方への移動を規制する構成とした育苗容器段積取出装置としたものである。
請求項4において、前記テンション歯車76はテンションアーム77の一端に取付け、テンションアーム77の他端の移動路にストッパー78を設けた育苗容器段積取出装置としたものである。
請求項5において、前記テンション歯車76は、戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26の上側に噛み合せて押し下げてテンションを付与する構成とし、ストッパー78は外側チェン25と内側チェン26とが水平状態方向に向けて上方に所定量以上移動するのを規制する構成とした育苗容器段積取出装置としたものである。
請求項6において、ストッパー78は、取出用移送台11の固定部側に前後方向に移動調節自在に設けた育苗容器段積取出装置としたものである。
請求項7において、前記外側チェン25と内側チェン26とは、少なくとも、前記上昇行程Eと、前進行程Fと、下降行程Gとを移動する間、外側案内レール22と内側案内レール23により案内する構成とし、外側案内レール22と内側案内レール23は取出用移送台11の縦フレーム21に固定状態に取付け、テンション歯車76のみによって外側チェン25と内側チェン26のテンション調節する構成とした育苗容器段積取出装置としたものである。
請求項8において、播種済み育苗容器Aを移送する取出用移送台11の受入部16に播種済み育苗容器Aを受入れると、段積機構20の左受枠30と右受枠31が播種済み育苗容器Aを下方から支持し、左受枠30および右受枠31により支持された播種済み育苗容器Aを、左受枠30および右受枠31の左右両側に左右一対それぞれ設けた段積機構20の外側チェン25および内側チェン26とにより受入部16から上昇させ、次に、上昇させた播種済み育苗容器Aを前進させ、前進させた播種済み育苗容器Aを送出部18に下降させて播種済み育苗容器Aを降ろし、播種済み育苗容器Aを降ろした左受枠30と右受枠31は受入部16に戻って、次の播種済み育苗容器Aを上昇させて、送出部18の播種済み育苗容器A上に重ね、これを反復して播種済み育苗容器Aの段積み作業を行い、播種済み育苗容器Aを支持する外側チェン25と内側チェン26は、上昇した播種済み育苗容器Aが前進する前進行程Fを移動する際に上部レール24Cとにより支持された状態で、送出部18から受入部16に戻る行程でテンション歯車76によりテンションが自動調節され、テンション調節後のテンション歯車76が、水平張状態方向へ向けて所定量以上に移動するのをストッパー78により規制する育苗容器段積取出方法としたものである。
請求項1の発明では、テンション歯車76のテンションアーム77の近傍に外側チェン25と内側チェン26のチェンの張力によりテンション付与状態から水平状態方向にテンション歯車76が所定量以上移動するのを規制するストッパー78を設けているので、駆動開始状態の外側チェン25と内側チェン26が所定量以上の上方または下方への移動をストッパー78により規制でき、その結果、駆動歯車における歯飛び現象発生を防止でき、これにより、外側チェン25と内側チェン26の移動停止する事態を回避でき、段積み機構20の作動を安定させられる。
請求項2の発明では、テンション歯車76は、テンションバネ79により外側チェン25と内側チェン26の所定量以内の範囲で外側チェン25と内側チェン26に対して上下して外側チェン25と内側チェン26のテンションを自動調節する構成とし、ストッパー78はテンション歯車76の所定量以上の上動または下動を規制する構成としているので、予め外側チェン25と内側チェン26の張り具合をテンション歯車76により設定すると、育苗容器Aの段積み作業中の負荷変動が生じても、外側チェン25と内側チェン26のテンション調節は自動で行われ、育苗容器Aの取り出し作業全般を容易にできる。
請求項3の発明では、ストッパー78は、外側チェン25と内側チェン26のピン28が駆動歯車の歯部29に乗り上がらせてしまう、テンション歯車76の上方または下方への移動を規制するので、テンション歯車76の上方または下方への移動を、ストッパー78が規制するという簡素な構成で、歯飛び現象の発生を未然に防止でき、また、本来であれば、テンション歯車76の設置に好ましくない、張り側の外側チェン25と内側チェン26のしかも上側にテンション歯車76を設けても、歯飛び現象発生を防止でき、育苗容器段積取出装置の空間を有効利用できて、育苗容器段積取出装置全体の構成を合理的に構成できるという副次的効果も期待できる。
請求項4の発明では、テンション歯車76はテンションアーム77の一端に取付け、テンションアーム77の他端の移動路にストッパー78を設けているので、簡単な構成で、自動テンション調節機構を備えながら、テンション歯車76の必要以上の上動または下動を規制できる。
請求項5の発明では、テンション歯車76は、戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26の上側に噛み合せて押し下げるようにテンションを付与する構成とし、ストッパー78は外側チェン25と内側チェン26とが水平状態方向に向けて上方に所定量以上移動するのを規制する構成としているので、簡単な構成で、自動テンション調節機構を備えながら、テンション歯車76の必要以上の上動または下動を規制できる。
請求項6の発明では、ストッパー78は、取出用移送台11の固定部側に前後方向に移動調節自在に設けているので、外側チェン25、内側チェン26の張り具合を必要以上に強くしなくても、チェンの外れを防止でき、チェンの耐久性を向上させられる。
請求項7の発明では、前記外側チェン25と内側チェン26とは、少なくとも、前記上昇行程Eと、前進行程Fと、下降行程Gとを移動する間、外側案内レール22と内側案内レール23により案内する構成とし、外側案内レール22と内側案内レール23は取出用移送台11の縦フレーム21に固定状態に取付け、テンション歯車76のみによって外側チェン25と内側チェン26のテンション調節する構成としてるので、テンション調節作業を容易に行え、外側案内レール22と内側案内レール23による外側チェン25、内側チェン26の張り具合を必要以上に強くしなくても、チェンの外れを防止でき、チェンの耐久性を向上させられる。
請求項8の発明では、播種済み育苗容器Aを移送する取出用移送台11の受入部16に播種済み育苗容器Aを受入れると、段積機構20の左受枠30と右受枠31が播種済み育苗容器Aを支持し、左受枠30および右受枠31により支持された播種済み育苗容器Aを、左受枠30および右受枠31の左右両側に左右一対それぞれ設けた段積機構20の外側チェン25および内側チェン26とにより受入部16から上昇させ、次に、上昇させた播種済み育苗容器Aを前進させ、前進させた播種済み育苗容器Aを送出部18に下降させて播種済み育苗容器Aを降ろし、播種済み育苗容器Aを降ろした左受枠30と右受枠31は受入部16に戻って、次の播種済み育苗容器Aを上昇させて、送出部18の播種済み育苗容器A上に重ね、これを反復して播種済み育苗容器Aの段積み作業を行い、左受枠30および右受枠31と播種済み育苗容器Aとを支持する外側チェン25と内側チェン26は、上昇した播種済み育苗容器Aが前進する前進行程Fを移動する際に上部レール24Cとにより支持された状態で、送出部18から受入部16に戻る行程でテンション歯車76によりテンション調節し、テンション調節後のテンション歯車76が、水平張状態方向へ向けて所定量以上に移動するのをストッパー78により規制するので、駆動開始状態の外側チェン25と内側チェン26が所定量以上の上方または下方への移動をストッパー78により規制でき、その結果、駆動歯車における歯飛び現象発生を防止でき、これにより、外側チェン25と内側チェン26の移動停止する事態を回避でき、段積み機構20の作動を安定させられる。
育苗容器段積取出装置の側面図。 育苗容器の斜視図。 育苗容器段積取出装置の平面図。 受枠と取付部材の正面図および側面図。 (A)一段目受枠と復帰ガイド正面図および受枠の移動状態説明図。 (B)二段目以降の受枠および受枠の移動状態説明図図。 受枠とリンク機構の概略斜視図。 同伝動機構概略図。 育苗容器段積取出装置の側面図。 同平面図。 同背面図。 受枠の移動状態と反転防止突起と退避阻止面の位置関係を示す概略側面図。 受枠の平面図。 外側案内レールと内側案内レールの側面図。 外側案内レールと内側案内レールの側面図。 受枠の上昇時の平面図と背面図と側面図。 受枠の上方前進状態の側面図および背面図。 受枠の上方前進状態から下降状態の斜視図。 受枠の戻り行程の斜視図。 受枠とテンション歯車の背面図および側面図。 (A)一般的なテンション機構の側面図。 (B)チェンの暴れ状態概略説明図。 (A)歯飛び状態の側面図。 (B)正常状態側面図。
本発明の育苗容器を段積して取出す方法を実施する一実施形態を図面により説明すると、図1に示す1は空の育苗容器Aに床土と種子と覆土を供給を移送する播種用移送台であり、図示は省略するが、播種用移送台1の上方位置には、少なくとも、移送中の育苗容器Aに床土を供給する床土供給装置と種子を供給する種子供給装置と、育苗容器Aに覆土を供給する覆土供給装置等を設けている。
なお、本発明の実施形態を説明するにあたり、理解を容易にするため、育苗容器Aを前進移送させる構成とし、この育苗容器Aの移送方向(移送路)を基準に前後・左右・上下等の方向を示して説明するが、これにより、本発明の構成が限定されることはない。
播種用移送台1上には、前記床土供給装置2等の他に、床土を均平する回転ブラシや灌水装置等を設け、移送中の育苗容器Aに播種するように構成されていればよい。
育苗容器Aは、図2のように、合成樹脂等により形成された略水平のベース板3に、下方に突出するポット部4を縦横に連設して形成するが、育苗箱と称されるポット部4を有しない引き出し形状のものでもよい。
播種用移送台1の終端には、播種用移送台1とは一体または別体に形成した取出用移送台11の始端部を接続し、取出用移送台11の始端部には播種用移送台1からの播種済み育苗容器Aを受け入れる早送り搬送ベルト15を設けた受入部16を設け、受入部16の前方には所定間隔をおいて支持ローラー17を並設した送出部18を設ける。
取出用移送台11は左右一対の移送台フレーム12に支脚13を設け、床上に載置する(図3)。移送台フレーム12には育苗容器Aを早送りする早送り搬送ベルト15を設ける。
受入部16と送出部18の間の取出用移送台11には、受入れた育苗容器Aを上昇させて送出部18に下降させて段積みする段積機構20を設ける(図1)。
段積機構20は、受入部16に受け入れた育苗容器Aを左右両側から支持する左受枠30および右受枠31と、左受枠30および右受枠31を移動させるチェン25、26とにより構成する。
段積機構20は、受入部16に受入れた育苗容器Aを上昇させる上昇行程Eと、上昇させた育苗容器Aを前進させる前進行程Fと、前進させた育苗容器Aを送出部18に下降させる下降行程Gと、育苗容器Aを下降させた後に受入部16に戻す戻り行程Hとの、側面視四角状の移動行程を、無端状のチェン25、26の駆動移動により育苗容器Aを移動させ、これを反復して、送出部18に播種済み育苗容器Aを段積みする。
段積機構20は、取出用移送台11の左右の移送台フレーム12の夫々に縦フレーム21を前後左右に並設し、受入部16および送出部18の左右両側の縦フレーム21に外側案内レール22と内側案内レール23をそれぞれ設ける。
外側案内レール22と内側案内レール23は、前縦レール24Aと後縦レール24Bの上部を上部レール24Cにより連結し、左右の外側案内レール22と内側案内レール23とを連結部24Dにより連結する。
したがって、左右両側の左右一対の外側案内レール22と内側案内レール23は、一体状に組立られ、取出用移送台11の縦フレーム21に固定状態に取付付けられる。
外側案内レール22と内側案内レール23には夫々無端状の外側チェン25と内側チェン26を掛け回す。外側チェン25と内側チェン26には前記左受枠30と右受枠31を取付ける。
段積機構20は、外側案内レール22と内側案内レール23とにより外側チェン25と内側チェン26の夫々を案内し、外側チェン25と内側チェン26により左受枠30と右受枠31との水平状態を保持しまま、受入部16の下方から略垂直状態で上昇させて、受入部16に受け入れた育苗容器Aを所定高さまで上昇させ(上昇行程E)、次に、所定高さまで上昇させた育苗容器Aを送出部18の上方にまで略水平状態に保持して前方に移動させ(前進行程F)、次に、送出部18上まで育苗容器Aを略垂直状態で下降させ(下降行程G)、送出部18上に育苗容器Aを段積みさせ、育苗容器Aを下降させた後に左受枠30と右受枠31のみを受入部16に戻し(戻り行程H)、これを反復して送出部18上に播種済み育苗容器Aを重ねて段積み作業を行う構成としている。
左受枠30と右受枠31は外側チェン25と内側チェン26とに所定間隔をおいて複数並設し、複数の左受枠30と右受枠31は、段積み用モーター35により回転する外側チェン25と内側チェン26と共に移動して後続の別の左受枠30と右受枠31と入れ代わりながら、播種用移送台1より横送り移送されてくる育苗容器Aを前記のように一旦上昇させて前記送出部18上に段積する。
前記左受枠30と右受枠31は、図4のように、前後方向からみると、支持部32と当接部33とによりV型形状に形成する。左受枠30と右受枠31の前後側に設けたアーム部34を、取付部材36に軸37により回動自在に取付ける。
左受枠30と右受枠31は、図5(A)のように、支持部32が育苗容器Aの下面側を支受しうる支持位置から下方回動せずに支持位置を保持し、育苗容器Aが送出部18に載置されると、左受枠30と右受枠31はそのまま育苗容器Aから下降して離脱する。
また、図5(B)のように、送出部18に既に育苗容器Aがあるときは、育苗容器Aの上面に当接部33が当たって退避位置に上方回動するように、取付部材36に軸37により回動自在に取付ける。
退避位置に上方回動した左受枠30と右受枠31は、左受枠30と右受枠31の夫々に設けた当接突起部39が下降して送出部18の下方所定位置に設けたガイド40に当接して、軸37中心に回動して支持位置に復帰させる(図5)。
36Aは取付部材36の側板、38は支持部32に設けた育苗容器Aの前後移動を停止させる係合突起である。
前記左受枠30と右受枠31は、図6のように、リンク機構Lを介して外側チェン25と内側チェン26により水平状態を保持して円移動するように取付ける(図6)。
リンク機構Lは、左受枠30と右受枠31の取付部材36を取付軸43に夫々固定し、取付軸43は内側チェン25に取付けた内側取付具44のベアリング内蔵の筒部44Aに回転自在に挿通して取付ける。内側取付具44の取付部44Bには内側チェン26を固定し、内側チェン26に設けた一対の係合脚26Aを内側案内レール23に係合させる。26Bは内側チェン26の移動を案内するローラーである。
内側取付具44から外側に突出する取付軸43にはロッド45の一端を固定状態に取付ける。ロッド45の他端には取付軸46により着脱自在に外側取付具47を固定する。外側取付具47には外側チェン26に取付ける。
そのため、リンク機構Lは、内側取付具44と外側取付具47とを連結するロッド45により構成し、外側チェン25と内側チェン26に跨って取付けられているロッド45と共に左受枠30と右受枠31とは、水平状態に維持されながら円移動する。
この場合、左受枠30と右受枠31は、育苗容器Aの下面側を支受しうる支持位置と段積みされた育苗容器Aに当たって退避する退避位置とに位置切替可能であるが、少なくとも、受入部16の下方位置から受入部16で育苗容器Aを受け入れて上昇するまでは、左受枠30と右受枠31を支持位置に保持し、所定位置を通過後は支持位置から退避位置への切替を許容するように構成する。
即ち、左受枠30と右受枠31が上昇するときは支持位置に保持し、左受枠30と右受枠31が下降するときは支持位置から退避位置への切替を許容する。
左受枠30と右受枠31の支持位置への保持と、左受枠30と右受枠31の退避位置への切替の許容させる構成は任意であるが、以下、一例を示す。
前記当接部33には、反転防止突起41を設ける。反転防止突起41は左受枠30と右受枠31の長さ方向に対する交差方向に突出させる。退避位置に退避した状態の左受枠30と右受枠31の反転防止突起41の移動軌跡には、反転防止突起41に接触して左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を阻止する退避阻止面42を設ける。
この場合、反転防止突起41と退避阻止面42との位置関係は、仮に、左受枠30と右受枠31が上方回動して、反転防止突起41が退避阻止面42に当接すると、左受枠30と右受枠31が自重で支持位置に復帰するように構成する。
退避阻止面42は、少なくとも、前記ガイド40の上方に位置させる。
退避阻止面42は、前記取付具(内側取付具)44が、左受枠30と右受枠31の上昇するときと下降するときで、前記反転防止突起41に対する相対位置を変更するようにして、移動する取付具44に設ける。
即ち、取付具44は、チェン(内側チェン)26の移動方向に所定長さを有して形成し、かつ、左受枠30と右受枠31の上昇時には反転防止突起41と対向させて左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を阻止し、左受枠30と右受枠31の下降時には反転防止突起41と対峙させず、左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を許容するように、取付具44と反転防止突起41とを配置構成する。
前記内側案内レール23は略四角形状に形成し、内側取付具44は内側チェン26の移動により案内レール23の外周を周回するので、上昇時において、取付軸43の左側に反転防止突起41と内側取付具44とが位置するように配置し、下降時には取付軸43の左側に反転防止突起41が位置するが、内側取付具44は取付軸43の右側に位置するように配置する。
そのため、図11のように、左受枠30と右受枠31の下降が終了したときから上昇終了時まで内側取付具44は反転防止突起41の移動軌跡上に臨み退避阻止面42を当接させ、左受枠30と右受枠31の上昇終了時から内側取付具44は反転防止突起41の移動軌跡から外れた位置に移動して左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を許容する。
段積み用モーター35の出力歯車58Bの回転を中間歯車58Aに伝達し(図7)、中間歯車58Aは後側回転軸58に固定する。後側回転軸58には左外後側歯車52と右外後側歯車56とをそれぞれ固定し、左外後側歯車52には左外側チェン25を、右外後側歯車56には右内側チェン26をそれぞれ噛み合わせる。
後側回転軸58の左側には別途後側中間歯車59を固定し、後側中間歯車59と前側中間歯車61との間に左側チェン63を掛け回す。前側中間歯車61は前側回転軸65に固定し、65には別途左内前側歯車51を固定し、左内前側歯車51と左内後側歯車53とに左内側チェン26を掛け回す。
後側中間歯車59の内側に固定した後側回転軸58には左外後側歯車52を固定し、左外後側歯車52と左外前側歯車50とに外側チェン25を掛け回す。
後側回転軸58の右側には別途後側中間歯車60を固定し、後側中間歯車60と前側中間歯車62との間に右側チェン64を掛け回す。前側中間歯車62は前側回転軸65に固定し、前側回転軸65には別途右内前側歯車55を固定し、右内前側歯車55と右内後側歯車57とに右内側チェン26を掛け回す。
後側中間歯車60の内側に固定した後側回転軸58には右外後側歯車56を固定し、右外後側歯車56と右外前側歯車54とに左外側チェン25を掛け回す。
63A、64Aは左側チェン63と右側チェン64に噛み合わせたはテンション歯車である。
しかして、前記したように、外側案内レール22と内側案内レール23とは、それぞれ逆さU字形状に形成し、取出用移送台11の縦フレーム21に固定状態に取付け、この外側案内レール22と内側案内レール23とのそれぞれに外側チェン25と内側チェン26を掛け回し、四角状に移動する移動行程のうちの戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26とにテンション歯車76をそれぞれ噛み合わせる。
そのため、外側案内レール22と内側案内レール23は強固に外側チェン25と内側チェン26の重量を支持でき、戻り行程Hで外側チェン25と内側チェン26のテンション調節ができて、テンション調節を容易にできる。
本来、円移動する外側チェン25と内側チェン26にテンション歯車76を当接させる場合、外側チェン25と内側チェン26に掛かる遠心力と重力と駆動歯車の回転方向とを考慮し、駆動歯車の位置と回転方向を基準に、時計回転方向に駆動回転させる場合、図20(A)のように、弛み側で垂れ下がる下方移動するチェンに下からテンション歯車を押し上げるように作用するように設置するのが理想的である。
また、チェンは常時駆動回転させていると、戻り行程Hの外側チェン25と内側チェン26にテンション歯車76を当接させていてもあまり弛まず、歯飛び現象は発生しにくかった。
観察すると、この歯飛び現象は、育苗容器Aを受入るたびに上昇させる間欠移動により、本来テンション歯車76で水平状態より下方または上方に押し付けられているチェンに駆動力が掛かると、その反動で駆動開始前の状態よりもさらに上方または下方に弛みが大きくなることがあり、弛んだチェンが張って直線状に近づいたときの長さは弛んでいたときよりも長くなり、長く余った分のチェンのローラー28が駆動歯車52の歯部29を乗り越えて歯飛びし(図21A)、駆動伝達停止となる。
この駆動開始前の状態の外側チェン25の高さ位置から上への所定量以上の弛み発生(当業者は「チェンの暴れ」と称している)は、図20(B)のように、チェンに駆動力が掛かったときに反動で発生すると考えられ、「チェンの暴れ」による歯飛び現象は(図21B)、単に外側チェン25のプレート体27とピン28の摩耗による弛み等では説明できず、新品のチェンでも発生し、なかなか、原因が特定できなかったが、今回原因の一部が判明した。
また、テンション歯車76は、テンションバネ79の弾力により外側チェン25と内側チェン26を緊張させ、外側チェン25と内側チェン26に何らかの外力が作用してテンション歯車76を戻そうとしたときは、チェンの破断を防止するため、テンション歯車76の戻り移動を許容するので、この点でも、「チェンの暴れ」が発生する要因となっていた。
また、内側チェン26は、左右前側駆動歯車51、54で駆動しており、左右前側駆動歯車51、54のチェン移動方向の下手側となる戻り行程Hでの「チェンの暴れ」は発生しにくいが、内側チェン26は外側チェン25とリンク機構Lにより連結されて一体回転して左受枠30と右受枠31を水平状態を保持しながら円周移動させる構成のため、外側チェン25の「チェンの暴れ」等の影響を受けて戻り行程Hでの「チェンの暴れ」が発生し、左右前側駆動歯車51、54でも歯飛び現象が発現し、移動が停止することがあったことが判明している。
そこで、本発明では、テンション歯車76のテンションアーム77の近傍に外側チェン25と内側チェン26のチェンの張力によりテンション付与状態から水平状態方向にテンション歯車76が所定量以上移動するのを規制するストッパー78を設ける(図13)。
すなわち、テンション歯車76を外側チェン25、26の上側または下側から移動方向に対する交差方向に上下してテンションを付与する構成とすると共に、ストッパー78により外側チェン25、26が駆動開始前の状態より上方または下方に所定量以上への移動を規制する構成とする。
そのため、駆動開始状態の外側チェン25と内側チェン26が所定量以上の上方または下方への移動を、ストッパー78が規制でき、その結果、駆動歯車における歯飛び現象発生を防止でき、これにより、外側チェン25と内側チェン26の移動停止する事態を回避でき、段積み機構20の作動を安定させられる。
この場合、外側チェン25と内側チェン26の移動を規制する「所定量以上」とは、チェンの破断を防止するために予め設定した1個~数個のプレート体27の長さの設定許容弛み量と同じかそれ以上の移動量となるのを規制する構成とする。
そのため、使用する外側チェン25と内側チェン26に対応させて適切に規制できるようにストッパー78は移動自在に構成する(図13)。
すなわち、テンション歯車76は、テンションバネ79により外側チェン25と内側チェン26の所定量以内の範囲で外側チェン25と内側チェン26に対して上下して外側チェン25と内側チェン26のテンションを自動調節する構成とし、ストッパー78はテンション歯車76の所定量以上の上動または下動を規制する構成としている。
そのため、予め外側チェン25と内側チェン26の張り具合をテンション歯車76により設定すると、育苗容器Aの段積み作業中の負荷変動が生じても、外側チェン25と内側チェン26のテンション調節は自動で行われ、育苗容器Aの取り出し作業全般を容易にできる。
すなわち、前記したように、所定量以上の外側チェン25と内側チェン26の弛みによってストッパー78は、外側チェン25と内側チェン26のピン28が駆動歯車の歯部29に乗り上がらせてしまう、テンション歯車76の上方または下方への移動を規制する構成とする。
したがって、テンション歯車76の上方または下方への移動を、ストッパー78が規制するという簡素な構成で、歯飛び現象の発生を未然に防止できる。
また、外側チェン25と内側チェン26は、左右の左受枠30と右受枠31を水平状態を保持しながら円周移動させるため、従来のように、固定部に対して外側案内レール22と内側案内レール23とを上下させて行うテンション調節では、チェンの張り具合のみの調節はできても、左右の左受枠30と右受枠31とを同じ高さにするのが容易でなかった。
本発明では外側案内レール22と内側案内レール23を固定構成とすることにより、固定部に対する外側案内レール22と内側案内レール23とを移動させて行うテンション調節を不要(廃止)し、テンション歯車76のみによってテンション調節を行い、また、外側チェン25と内側チェン26のテンション調節のみならず、左受枠30と右受枠31との高さ合わせ調節も容易にし、初期設定を容易にすることができる。
また、本来であれば、テンション歯車76の設置に好ましくない、駆動歯車との位置関係において張り側の外側チェン25と内側チェン26のしかも上側にテンション歯車76を設けても、歯飛び現象発生を防止でき、これにより、育苗容器段積取出装置の空間を有効利用できて、育苗容器段積取出装置全体の構成を合理的に構成できるという副次的効果も期待できる。
この場合、前記したように、外側案内レール22と内側案内レール23は、前縦レール24Aと後縦レール24Bの上部を上部レール24Cにより連結し、左右の外側案内レール22と内側案内レール23とを連結部24Dにより連結しているが、左受枠30と右受枠31のうちの、少なくとも、前記前進行程Fを移動する際の外側チェン25と内側チェン26とを案内する上部レール24Cを、取出用移送台11の縦フレーム21側に固定状態に取付け、左右の外側チェン25と内側チェン26のテンション調節はテンション歯車76のみにより行う構成とすればよい。
本実施形態では、戻り行程Hを移動するチェンの上側にテンション歯車76を噛み合せ、チェンを押し下げてテンションを付与する構成とし、ストッパー78は外側チェン25と内側チェン26が駆動開始状態前より所定量以上に上方または下方に移動するのを規制する構成とする。
これにより、リンク機構Lにより一体状に連結した内外一対の外側チェン25と内側チェン26のテンション調節および歯飛び現象発生防止を容易にできる。
すなわち、従来では、外側チェン25と内側チェン26が停止すると、左右受枠30、31の育苗容器Aを降ろし、左右受枠30、31の高さを合わせながら、繋がっている左右一対の外側チェン25と内側チェン26を、駆動歯車に噛み合わせる面倒な復旧作業から解放される。
テンション歯車76はテンションアーム77の一端に取付け、テンションアーム77の他端の移動路にストッパー78を設ける。
すなわち、テンション歯車76は、戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26の上側に噛み合せて押し下げるようにテンションを付与する構成とし、ストッパー78は外側チェン25と内側チェン26とが水平状態方向に向けて上方に所定量以上移動するのを規制する構成とする。
テンション歯車76はテンションアーム77の下端(一端)に取付け、テンションーム77の中間部を外側案内レール22または内側案内レール23等の固定部に取付軸80より回動自在に取付け、テンションアーム77の他端にテンションバネ79を係止する。
そのため、テンション歯車76はテンションバネ79の予め設定した弾力により外側チェン25と内側チェン26のテンションを自動調節して弛み発生を防止する。
ストッパー78はテンションアーム77の他端の移動路に設ける。
これにより、段積機構20が受入れた育苗容器Aを間欠的に上昇させて段積みする構成により、チェンに一時的過大な負荷を掛ける構成でありながら、所謂当業者のいうチェンの暴れ発生を防止することで、チェンの外れを防止できる。
ストッパー78はテンションアーム77の上部の移動路に臨む位置の外側案内レール22と内側案内レール23側に前後移動自在に設け、外側チェン25、内側チェン26の跳ね上がる移動の規制量を調節可能に構成する。
78Aは外側案内レール22と内側案内レール23側に取付けたステーであり、ステー78Aに対してストッパー78を出入りさせて規制量を調節する(図13)。
育苗容器段積取出装置では、播種済み育苗容器Aを移送する取出用移送台11の受入部16に播種済み育苗容器Aを受入れると、段積機構20の左受枠30と右受枠31が播種済み育苗容器Aを支持し、左受枠30および右受枠31により支持された播種済み育苗容器Aを、左受枠30および右受枠31の左右両側に左右一対それぞれ設けた段積機構20の外側チェン25および内側チェン26とにより受入部16から上昇させ、次に、上昇させた播種済み育苗容器Aを前進させ、前進させた播種済み育苗容器Aを送出部18に下降させて播種済み育苗容器Aを降ろし、播種済み育苗容器Aを降ろした左受枠30と右受枠31は受入部16に戻って、次の播種済み育苗容器Aを上昇させて、送出部18の播種済み育苗容器A上に重ね、これを反復して播種済み育苗容器Aの段積み作業を行い、左受枠30および右受枠31と播種済み育苗容器Aとを支持する外側チェン25と内側チェン26は、上昇した播種済み育苗容器Aが前進する前進行程Fを移動する際に上部レール24Cとにより支持された状態で、送出部18から受入部16に戻る行程でテンション歯車76によりテンション調節し、テンション調節後のテンション歯車76が、水平張状態方向へ向けて所定量以上に移動するのをストッパー78により規制する。
67は前記受入部16に段積み用モーター35の回転を出力する出力歯車、67Aは歯車、67Bはチェン、68は送出部18に送り出しモータ69の駆動回転を出力する出力歯車、68Aは歯車である。
前記播種用移送台1の始端部には育苗容器Aの受け入れを感知する受入感知センサ70を設け、送出部18の上方所定位置には育苗容器Aの段積み高さを感知する段積み高さ感知センサ71を設け、受入感知センサ70および高さ感知センサ71は制御部に接続して、左受枠30と右受枠31の移動を制御する。
左受枠30と右受枠31の移動制御は、左受枠30と右受枠31が受入部16の下方から略垂直状態で上昇する上昇行程と、送出部18に向かう下降行程では停止させないようにする。
即ち、左受枠30と右受枠31は、受入部16から送出部18に育苗容器Aを一定速度で移動させるほか、播種用移送台1からの育苗容器Aの搬送が間欠的に搬送されるときには、左受枠30と右受枠31を受入部16から送出部18に間欠的に移動させることになり、仮に、間欠移動させるときには、左受枠30と右受枠31の上昇行程および下降行程では停止させないようにし、合成樹脂により形成されている育苗容器Aが上昇あるいは下降中に停止して、育苗容器Aの中央部分の上下振動によって覆土や種子がポット部4から飛び出すのを防止する。
したがって、左受枠30と右受枠31は、少なくとも、180°位相を変えて2個設ければ実施可能であるが、左受枠30と右受枠31を3個設けると、左受枠30と右受枠31が上昇行程と下降行程で停止さることはなく、好適である。
前記取出用移送台11の終端には、例えば、育苗ハウス(図示省略)まで搬送する搬送コンベア75を接続し、段積機構20により複数段重ねにした育苗容器Aを育苗ハウス等の所望位置への搬送し、育苗等のための敷設設置の後処理や育苗管理等を行う。
そのため、播種用移送台1と搬送コンベア75の間に本願の育苗容器段積取出装置10を設けると、小規模な圃場に移植する苗を得るための播種作業と育苗作業を連続して行え、省力化を図れる。
(実施形態の作用)
播種用移送台1の供給側上に育苗容器Aを次々に供給すると、育苗容器Aは移送されて、例えば、床土、種子の供給を受け、潅水および覆土の供給を受けて、播種は完了する。
播種済み育苗容器Aが育苗容器段積取出装置10の取出用移送台11の始端側の受入部16上に乗移り移ると、受入感知センサ70がこれを感知して段積み用モーター35を駆動する。
段積み用モーター35が駆動すると、早送り搬送ベルト15を駆動回転させ、受入部16上に乗移り移った育苗容器Aを早送りさせる。
また、段積み用モーター35の駆動が後側回転軸58に伝達されて、後側回転軸58は左右両側の左外後側歯車52と右外後側歯車56とを回転させ、これにより、外側チェン25は移動開始する。
また、後側回転軸58の回転が、後側中間歯車59と後側中間歯車60→左側チェン63と右側チェン64→前側中間歯車61と前側中間歯車62→左内前側歯車51と右内前側歯車55と伝達されて、内側チェン26の移動を開始させる。
外側チェン25と内側チェン26には、左受枠30と右受枠31が取り付けられているから、左受枠30と右受枠31は受入部16の下方から略水平状態で略垂直に上昇して、受入部16に受け入れた育苗容器Aの左右両側下面に係合当接支持して所定高さまで上昇させ、所定高さまで上昇させた育苗容器Aは送出部18の上方位置にまで略水平状態に保持したまま前方に移動させ、次に、送出部18の上方位置にて育苗容器Aを略垂直状態で下降させ、送出部18上に育苗容器Aを載置する。
送出部18上に育苗容器Aを載置させた左受枠30と右受枠31は、前記戻り行程Hを戻って受入部16の下方まで後方移動し、受入部16の下方位置から上昇を再開し、前記のように育苗容器Aの段積みを反復して行う。
このとき、送出部18上に載置した先行育苗容器A上に、次の、後続育苗容器Aを左受枠30と右受枠31が載置して下降すると、先行育苗容器Aの縁に左受枠30と右受枠31は当たって側方に退避し、左受枠30と右受枠31の夫々に設けた当接部39が送出部18の下方所定位置に設けたガイド40に当接すると、折畳み退避させられた左受枠30と右受枠31を支持位置に復帰させて、受入部16の下方まで後方移動させる。
左受枠30と右受枠31は、育苗容器Aを下面側支受しうる支持位置と段積みされた育苗容器Aに当たって退避する退避位置とに位置切替可能であるが、少なくとも、受入部16の下方位置から受入部16で育苗容器Aを受け入れて上昇するまでは、左受枠30と右受枠31を支持位置に保持するので、受入部16の下方位置から上昇する左受枠30と右受枠31は支持状態を保持したまま受入部16で育苗容器Aを受け入れて上昇する。
左受枠30と右受枠31が所定位置を通過した後は支持位置から退避位置への切替を許容するように構成しているので、送出部18の上方位置から送出部18まで育苗容器Aを下降させるときには、支持位置から退避位置への左受枠30と右受枠31の切替を許容して、送出部18に育苗容器Aを確実に段積みする。
左受枠30と右受枠31の当接部33には、反転防止突起41を設け、退避位置に退避した状態の左受枠30と右受枠31の反転防止突起41の移動軌跡には、反転防止突起41に接触して左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を阻止する退避阻止面42を設けているので、受入部16の下方位置から上昇する左受枠30と右受枠31の反転防止突起41は退避阻止面42に当接し、左受枠30と右受枠31は支持状態を保持したまま受入部16で育苗容器Aを受け入れて上昇する。
退避阻止面42は、取付具44が、左受枠30と右受枠31の上昇するときと下降するときで、前記反転防止突起41に対する相対位置を変更するようにして、移動する取付具44に設けているので、左受枠30と右受枠31の反転防止突起41は、上昇時には内側取付具44の一部と当接して左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を阻止し、左受枠30と右受枠31の下降時には取付具44に反転防止突起41は非接触状態となって、左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を許容するように、取付具44と反転防止突起41を配置構成する。
取付具44は、チェン26の移動方向に所定長さを有して形成し、かつ、左受枠30と右受枠31の上昇時には反転防止突起41と対向させ、左受枠30と右受枠31の下降時には反転防止突起41と対峙させず、左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を許容するように、取付具44と反転防止突起41を配置構成しているので、左受枠30と右受枠31の上昇時には内側取付具44の退避阻止面42と左受枠30と右受枠31の反転防止突起41とは対向して接触し左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を阻止し、左受枠30と右受枠31の下降時には内側取付具44の退避阻止面42は左受枠30と右受枠31の反転防止突起41と対峙せず、左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を許容する。
取付具44の一方側には取付部44Bを設け、取付具44の他方側には取付軸43を取付ける筒部44Aを設け、取付部44Bに固定したチェン26が略四角形状に形成した案内レール23の外周を周回移動するので、上昇時では取付軸43の一方側(右側)に反転防止突起41と取付具44とが位置し、下降時には取付軸43の他方側(左側)に反転防止突起41が位置するが、取付具44は取付軸43の一方側(右側)に位置する。
したがって、左受枠30と右受枠31の上昇時には取付具44の退避阻止面42と左受枠30と右受枠31の反転防止突起41とは対向して接触し左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を阻止し、左受枠30と右受枠31の下降時には取付具44の退避阻止面42は左受枠30と右受枠31の反転防止突起41と対峙せず、左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を許容する。
また、取付具44の一方側に取付部44Bを、取付具44の他方側に取付軸43を挿入する筒部44Aを設け、案内レール23の外周をチェン26が周回の移動するので、図11、12のように、左受枠30と右受枠31の下降が終了したときから上昇終了時まで取付具44の退避阻止面42は反転防止突起41の移動軌跡上に臨んで当接し、左受枠30と右受枠31の上昇終了時から取付具44の退避阻止面42は反転防止突起41の移動軌跡から外れた位置に移動して左受枠30と右受枠31の退避位置への回動を許容する。
上記の場合、育苗容器段積取出装置10の取出用移送台11の始端側の受入部16上に育苗容器Aが所定位置に乗り移ると、受入感知センサ70がこれを感知し、受入感知センサ70は段積み用モーター35を間欠移動させて、受入部16上に載置した先行育苗容器Aを上昇させて、受入部16上が開くと、後続育苗容器Aを受け入れ、後続育苗容器Aを受入感知センサ70が感知すると、後続育苗容器Aと共に先行育苗容器Aを移動させる。
そのため、播種用移送台1から育苗容器段積取出装置10への受け渡しが確実になり、育苗容器段積取出装置10での育苗容器Aの上昇および下降を確実にして育苗容器Aの段積みを円滑に行える。
送出部18の所定位置には育苗容器Aの段積み高さを感知する高さ感知センサ71を高さ調節自在に設けているので、送出部18上に所定枚数の育苗容器Aが段積されると、これを高さ感知センサ71が感知し、送り出しモータ69により支持ローラー17を駆動回転させて、段積み育苗容器Aを送り出す。
外側案内レール22と内側案内レール23とは、それぞれ逆さU字形状に形成し、取出用移送台11の縦フレーム21に固定状態に取付け、この外側案内レール22と内側案内レール23とのそれぞれに外側チェン25と内側チェン26を掛け回し、四角状に移動する移動行程のうちの戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26とにテンション歯車76をそれぞれ噛み合わせているので、外側案内レール22と内側案内レール23は強固に外側チェン25と内側チェン26の重量を支持でき、戻り行程Hで外側チェン25と内側チェン26のテンション調節ができて、テンション調節を容易にできる。
本来、円移動する外側チェン25と内側チェン26にテンション歯車76を当接させる場合、外側チェン25と内側チェン26に掛かる遠心力と重力と駆動歯車の回転方向とを考慮し、駆動歯車の位置と回転方向を基準に、時計回転方向に駆動回転させる場合、図20(A)のように、弛み側で垂れ下がる下方移動するチェンに下からテンション歯車を押し上げるように作用するように設置するのが理想的である。
この歯飛び現象は、育苗容器Aを受入るたびに上昇させる間欠移動により、本来テンション歯車76で水平状態より下方または上方に押し付けられているチェンに駆動力が掛かると、その反動で駆動開始前の状態よりもさらに上方または下方に弛みが大きくなることがあり、弛んだチェンが張って直線状に近づいたときの長さは弛んでいたときよりも長くなり、長く余った分のチェンのローラー28が駆動歯車52の歯部29を乗り越えて歯飛びし(図21A)、駆動伝達停止となる。
そして、外側チェン25の高さ位置から上への所定量以上に弛むことを当業者は「チェンの暴れ」と称し、図20(B)のように、チェンに駆動力が掛かったときに反動で発生すると考えられ、「チェンの暴れ」による歯飛び現象は(図21B)、単に外側チェン25のプレート体27とピン28の摩耗による弛み等では説明できず、新品のチェンでも発生し、なかなか、原因が特定できなかったが、今回原因の一部が判明した。
そこで、本発明では、テンション歯車76のテンションアーム77の近傍に外側チェン25と内側チェン26のチェンの張力によりテンション付与状態から水平状態方向にテンション歯車76が所定量以上移動するのを規制するストッパー78を設けているので、テンション歯車76を外側チェン25.26の上側または下側から移動方向に対する交差方向に上下してテンションを付与する構成とすると共に、ストッパー78により外側チェン25、26が駆動開始前の状態より上方または下方に所定量以上への移動を規制する構成とする。
したがって、駆動開始状態の外側チェン25と内側チェン26が所定量以上の上方または下方への移動を、ストッパー78が規制でき、その結果、駆動歯車における歯飛び現象発生を防止でき、これにより、外側チェン25と内側チェン26の移動停止する事態を回避でき、段積み機構20の作動を安定させられる。
テンション歯車76は、テンションバネ79により外側チェン25と内側チェン26の所定量以内の範囲で外側チェン25と内側チェン26に対して上下して外側チェン25と内側チェン26のテンションを自動調節する構成とし、ストッパー78はテンション歯車76の所定量以上の上動または下動を規制する構成としているので、予め外側チェン25と内側チェン26の張り具合をテンション歯車76により設定すると、育苗容器Aの段積み作業中の負荷変動が生じても、外側チェン25と内側チェン26のテンション調節は自動で行われ、育苗容器Aの取り出し作業全般を容易にできる。
ストッパー78は、外側チェン25と内側チェン26のピン28が駆動歯車の歯部29に乗り上がらせてしまう、テンション歯車76の上方または下方への移動を規制する構成としているので、テンション歯車76の上方または下方への移動を、ストッパー78が規制するという簡素な構成で、歯飛び現象の発生を未然に防止できる。
また、外側チェン25と内側チェン26は、左右の左受枠30と右受枠31を水平状態を保持しながら円周移動させるため、従来のように、固定部に対して外側案内レール22と内側案内レール23とを上下させて行うテンション調節では、チェンの張り具合のみの調節はできても、左右の左受枠30と右受枠31とを同じ高さにするのが容易でなかったが、本発明では外側案内レール22と内側案内レール23を固定構成とすることにより、固定部に対する外側案内レール22と内側案内レール23とを移動させて行うテンション調節を不要(廃止)し、テンション歯車76のみによってテンション調節を行い、また、外側チェン25と内側チェン26のテンション調節のみならず、左受枠30と右受枠31との高さ合わせ調節も容易にし、初期設定を容易にすることができる。
また、本来であれば、テンション歯車76の設置に好ましくない、駆動歯車との位置関係において張り側の外側チェン25と内側チェン26のしかも上側にテンション歯車76を設けても、歯飛び現象発生を防止でき、これにより、育苗容器段積取出装置の空間を有効利用できて、育苗容器段積取出装置全体の構成を合理的に構成できるという副次的効果も期待できる。
本実施形態では、戻り行程Hを移動するチェンの上側にテンション歯車76を噛み合せ、チェンを押し下げてテンションを付与する構成とし、ストッパー78は外側チェン25と内側チェン26が駆動開始状態前より所定量以上に上方または下方に移動するのを規制する構成としているので、リンク機構Lにより一体状に連結した内外一対の外側チェン25と内側チェン26のテンション調節および歯飛び現象発生防止を容易にできる。
テンション歯車76はテンションアーム77の一端に取付け、テンションアーム77の他端の移動路にストッパー78を設けているので、テンション歯車76は、戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26の上側に噛み合せて押し下げるようにテンションを付与する構成とし、ストッパー78は外側チェン25と内側チェン26とが水平状態方向に向けて上方に所定量以上移動するのを規制する構成とする。
テンション歯車76はテンションアーム77の下端(一端)に取付け、テンションーム77の中間部を外側案内レール22または内側案内レール23等の固定部に取付軸80より回動自在に取付け、テンションアーム77の他端にテンションバネ79を係止する。
そのため、テンション歯車76はテンションバネ79の予め設定した弾力により外側チェン25と内側チェン26のテンションを自動調節して弛み発生を防止する。
ストッパー78はテンションアーム77の他端の移動路に設けているので、段積機構20が受入れた育苗容器Aを間欠的に上昇させて段積みする構成により、チェンに一時的過大な負荷を掛ける構成でありながら、所謂当業者のいうチェンの暴れ発生を防止することで、チェンの外れを防止できる。
1…播種用移送台、3…ベース板、4…ポット部、10…育苗容器段積取出装置、11…取出用移送台、12…移送台フレーム、13…支脚、15…早送り搬送ベルト、16…受入部、17…支持ローラー、18…送出部、20…段積機構、21…縦フレーム、22…外側案内レール、23…内側案内レール、24A…前縦フレーム、24B…後縦フレーム、24C…上部フレーム、25…外側チェン、26…内側チェン、26A…係合脚、26B…ローラー(ピン)、27…プレート体、28…ピン、29…歯部、31…右受枠、30…左受枠、32…支持部、33…当接部、34…アーム部、35…段積み用モーター、36…取付部材、36A…側板、37…軸、38…係合突起、39…当接部、40…ガイド、41…反転防止突起、42…退避阻止面、43…取付軸、44…内側取付具、44A…筒部、44B…取付部、45…ロッド、47…外側取付具、46…取付軸、50…左外前側歯車、51…左内前側歯車、52…左外後側歯車、53…左内後側歯車、54…右外前側歯車、55…右内前側歯車、56…右外後側歯車、57…右内後側歯車、58…後側回転軸、59…後側中間歯車、60…後側中間歯車、61…前側中間歯車、62…前側中間歯車、63…左側チェン、63A…テンション歯車、64…右側チェン、65……前側回転軸65、66…チェン案内ローラー、67A…歯車、67B…チェン、69…送り出しモータ、70…受入感知センサ、71…高さ感知センサ、75…搬送コンベア、76…テンション歯車、77…テンションアーム、78…ストッパー、78A…ステー、79…テンションバネ、80…取付軸、A…育苗容器。

Claims (8)

  1. 空の育苗容器Aを移送して種子を播種する播種用移送台1の終端部に一体または別体で設けられ、前記播種用移送台1より移送される育苗容器Aを受け入れる受入部16と、該受入部16の前方に設けた前記受入部16に受け入れた育苗容器Aを段積みする送出部18とを設けた取出用移送台11を有し、受入部16と送出部18の間の取出用移送台11に、受入れた育苗容器Aを上昇させる上昇行程Eと、上昇させた育苗容器Aを前進させる前進行程Fと、前進させた育苗容器Aを送出部18に下降させる下降行程Gと、育苗容器Aを下降させた後に受入部16に戻す戻り行程Hとの、側面視四角状の移動行程を、無端状のチェンの駆動移動により移動させて段積みする段積機構20を設け、段積機構20は、無端状のチェンに受け入れた育苗容器Aを左右両側から支持する左受枠30と右受枠31と、左受枠30および右受枠31とを移動させる外側チェン25と内側チェン26とにより構成し、前記戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26にテンションを付与するテンション歯車76を設け、テンション歯車76のテンションアーム77の近傍に、外側チェン25と内側チェン26のチェンの張力によりテンション付与状態から水平状態方向にテンション歯車76が所定量以上移動するのを規制するストッパー78を設けた育苗容器段積取出装置。
  2. 請求項1において、テンション歯車76は、テンションバネ79により外側チェン25と内側チェン26の所定量以内の範囲で外側チェン25と内側チェン26に対して上下して外側チェン25と内側チェン26のテンションを自動調節する構成とし、ストッパー78はテンション歯車76の所定量以上の上動または下動を規制する構成とした育苗容器段積取出装置。
  3. 請求項1または請求項2において、ストッパー78は、外側チェン25と内側チェン26のピン28が駆動歯車の歯部29に乗り上がらせてしまう、テンション歯車76の上方または下方への移動を規制する構成とした育苗容器段積取出装置。
  4. 請求項1~請求項3において、前記テンション歯車76はテンションアーム77の一端に取付け、テンションアーム77の他端の移動路にストッパー78を設けた育苗容器段積取出装置。
  5. 請求項1~請求項4において、前記テンション歯車76は、戻り行程Hを移動する外側チェン25と内側チェン26の上側に噛み合せて押し下げてテンションを付与する構成とし、ストッパー78は外側チェン25と内側チェン26とが水平状態方向に向けて上方に所定量以上移動するのを規制する構成とした育苗容器段積取出装置。
  6. 請求項1~請求項5において、ストッパー78は、取出用移送台11の固定部側に前後方向に移動調節自在に設けた育苗容器段積取出装置。
  7. 請求項1~請求項6において、前記外側チェン25と内側チェン26とは、少なくとも、前記上昇行程Eと、前進行程Fと、下降行程Gとを移動する間、外側案内レール22と内側案内レール23により案内する構成とし、外側案内レール22と内側案内レール23は取出用移送台11の縦フレーム21に固定状態に取付け、テンション歯車76のみによって外側チェン25と内側チェン26のテンション調節する構成とした育苗容器段積取出装置。
  8. 播種済み育苗容器Aを移送する取出用移送台11の受入部16に播種済み育苗容器Aを受入れると、段積機構20の左受枠30と右受枠31が播種済み育苗容器Aを下方から支持し、左受枠30および右受枠31により支持された播種済み育苗容器Aを、左受枠30および右受枠31の左右両側に左右一対それぞれ設けた段積機構20の外側チェン25および内側チェン26とにより受入部16から上昇させ、次に、上昇させた播種済み育苗容器Aを前進させ、前進させた播種済み育苗容器Aを送出部18に下降させて播種済み育苗容器Aを降ろし、播種済み育苗容器Aを降ろした左受枠30と右受枠31は受入部16に戻って、次の播種済み育苗容器Aを上昇させて、送出部18の播種済み育苗容器A上に重ね、これを反復して播種済み育苗容器Aの段積み作業を行い、播種済み育苗容器Aを支持する外側チェン25と内側チェン26は、上昇した播種済み育苗容器Aが前進する前進行程Fを移動する際に上部レール24Cとにより支持された状態で、送出部18から受入部16に戻る行程でテンション歯車76によりテンションが自動調節され、テンション調節後のテンション歯車76が、水平張状態方向へ向けて所定量以上に移動するのをストッパー78により規制する育苗容器段積取出方法。
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