JPH0540009Y2 - - Google Patents
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- JPH0540009Y2 JPH0540009Y2 JP1987059667U JP5966787U JPH0540009Y2 JP H0540009 Y2 JPH0540009 Y2 JP H0540009Y2 JP 1987059667 U JP1987059667 U JP 1987059667U JP 5966787 U JP5966787 U JP 5966787U JP H0540009 Y2 JPH0540009 Y2 JP H0540009Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pushers
- seedling box
- seedling
- box
- pusher
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 12
- 238000010899 nucleation Methods 0.000 description 7
- 238000009331 sowing Methods 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は例えば播種済みの育苗箱を育苗収納棚
に多段に収納し、或いは直ちにこの育苗箱を積重
ねて収納し、一定期間育苗するようにした育苗箱
の自動収納装置に関する。
に多段に収納し、或いは直ちにこの育苗箱を積重
ねて収納し、一定期間育苗するようにした育苗箱
の自動収納装置に関する。
「従来の技術」
従来、実開昭62−56529号公報に示す如く、育
苗箱を押移動させるプツシヤーをシリンダのピス
トンロツド先端に設けていた。
苗箱を押移動させるプツシヤーをシリンダのピス
トンロツド先端に設けていた。
「考案が解決しようとする課題」
前記従来技術は、シリンダ制御によつてプツシ
ヤーを往復動させていたから、育苗箱の押移動を
開始または終了するときに育苗箱内部の土が慣性
によつて片寄り易く、押移動速度の高速化を容易
に行い得ないと共に、プツシヤーが復動する次回
作業までの時間損失を低減し得ない等の機能上の
問題があつた。
ヤーを往復動させていたから、育苗箱の押移動を
開始または終了するときに育苗箱内部の土が慣性
によつて片寄り易く、押移動速度の高速化を容易
に行い得ないと共に、プツシヤーが復動する次回
作業までの時間損失を低減し得ない等の機能上の
問題があつた。
また、特公昭57−41421号公報に示す如く、複
数のプツシヤーをエンドレスチエンに設けて押移
動させる技術もあつたが、プツシヤーが長円形軌
跡上を移動するから、押移動の開始または終了時
に育苗箱内部の土が慣性によつて片寄り易いと共
に、戻り工程のプツシヤーがエンドレスチエン上
方に突出するから、上下幅寸法の縮少並びにプツ
シヤー取付け構造の強度向上及び簡略化などを容
易に図り得ない等の問題があつた。
数のプツシヤーをエンドレスチエンに設けて押移
動させる技術もあつたが、プツシヤーが長円形軌
跡上を移動するから、押移動の開始または終了時
に育苗箱内部の土が慣性によつて片寄り易いと共
に、戻り工程のプツシヤーがエンドレスチエン上
方に突出するから、上下幅寸法の縮少並びにプツ
シヤー取付け構造の強度向上及び簡略化などを容
易に図り得ない等の問題があつた。
「課題を解決するための手段」
然るに、本考案は、プツシヤーを設けて育苗箱
を押移動させる育苗箱の自動収納装置において、
上下に略平行に張設させる一対のエンドレスチエ
ンを左右に二組設け、下端部を育苗箱に当接させ
るプツシヤーの中間部と上端部を上下の各エンド
レスチエンに軸を介して連結させ、略垂直姿勢を
維持するプツシヤーが側面視で略四角形の軌跡上
を移動するように構成すると共に、左右のプツシ
ヤーの一方を送り工程に、もう一方を戻り工程に
略対称に位置させ、左右のプツシヤーが育苗箱押
移動を交互に行うように構成したことを特徴とす
るものである。
を押移動させる育苗箱の自動収納装置において、
上下に略平行に張設させる一対のエンドレスチエ
ンを左右に二組設け、下端部を育苗箱に当接させ
るプツシヤーの中間部と上端部を上下の各エンド
レスチエンに軸を介して連結させ、略垂直姿勢を
維持するプツシヤーが側面視で略四角形の軌跡上
を移動するように構成すると共に、左右のプツシ
ヤーの一方を送り工程に、もう一方を戻り工程に
略対称に位置させ、左右のプツシヤーが育苗箱押
移動を交互に行うように構成したことを特徴とす
るものである。
「作用」
従つて、プツシヤーが略四角形軌跡上を移動す
るから、育苗箱押移動の開始及び終了位置で押移
動速度が略零となり、育苗箱内部の土が慣性で片
寄るのを容易に防止し得、育苗箱の押移動速度の
高速化などを容易に図り得ると共に、二組の左右
プツシヤーによつて育苗箱を交互に押移動させる
から、育苗箱押移動の休止時間を容易に短縮し
得、かつエンドレスチエンの張設距離を短縮し
得、またプツシヤーをエンドレスチエンの下方に
だけ突出させるから、上下幅寸法の縮少並びにプ
ツシヤー取付け構造の強度向上及び簡略化なども
容易に行い得るものである。
るから、育苗箱押移動の開始及び終了位置で押移
動速度が略零となり、育苗箱内部の土が慣性で片
寄るのを容易に防止し得、育苗箱の押移動速度の
高速化などを容易に図り得ると共に、二組の左右
プツシヤーによつて育苗箱を交互に押移動させる
から、育苗箱押移動の休止時間を容易に短縮し
得、かつエンドレスチエンの張設距離を短縮し
得、またプツシヤーをエンドレスチエンの下方に
だけ突出させるから、上下幅寸法の縮少並びにプ
ツシヤー取付け構造の強度向上及び簡略化なども
容易に行い得るものである。
「実施例」
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は育苗箱自動収納装置の側面説明図、
第2図は播種装置部の説明図であり、図中1は土
入れ機2及び播種機3及び覆土機4を備える播種
台、5は前記土入れ機2の上方に備えて床土を貯
留する床土タンク、6は前記播種機3の上部に備
えて種子を貯留する種子供給タンク、7は前記覆
土機4の上方に備えて覆土を貯留する覆土タンク
であり、播種台1の送りコンベア8上を1箱の育
苗箱9が移動する間に土入れ及び播種及び覆土の
一連の播種作業を行うように構成する。
る。第1図は育苗箱自動収納装置の側面説明図、
第2図は播種装置部の説明図であり、図中1は土
入れ機2及び播種機3及び覆土機4を備える播種
台、5は前記土入れ機2の上方に備えて床土を貯
留する床土タンク、6は前記播種機3の上部に備
えて種子を貯留する種子供給タンク、7は前記覆
土機4の上方に備えて覆土を貯留する覆土タンク
であり、播種台1の送りコンベア8上を1箱の育
苗箱9が移動する間に土入れ及び播種及び覆土の
一連の播種作業を行うように構成する。
また、前記播種台1の送りコンベア8の送り始
端側に箱供給コンベア10を介し育苗箱自動収納
装置11を配設させ、等間隔時間毎に1箱づつ育
苗箱9を播種台1に供給する如く設けると共に、
前記送りコンベア8の送り終端側に箱排出コンベ
ア12を介し育苗箱自動収納装置13を配設さ
せ、前記播種台1で播種済みの育苗箱9を前記収
納装置13でもつて育苗箱積重ね機構14に順次
多段に積ねていくように構成している。
端側に箱供給コンベア10を介し育苗箱自動収納
装置11を配設させ、等間隔時間毎に1箱づつ育
苗箱9を播種台1に供給する如く設けると共に、
前記送りコンベア8の送り終端側に箱排出コンベ
ア12を介し育苗箱自動収納装置13を配設さ
せ、前記播種台1で播種済みの育苗箱9を前記収
納装置13でもつて育苗箱積重ね機構14に順次
多段に積ねていくように構成している。
第3図乃至第4図に示す如く、前記自動収納装
置13は、一対の主及び従スプロケツト15、1
6間にそれぞれ張架する4つのエンドレスチエン
17a,17b,17c,17dを備えるもの
で、上下2段に配設した2組のエンドレスチエン
17a,17b,17c,17dを左右2列に並
設している。前記各チエン17a,17b,17
c,17dを張架させる各スプロケツト15、1
6は機枠18の中央フレーム18aに軸受19を
介してスプロケツト軸15a,16aを回転自在
に支持するもので、前記中央フレーム18a一側
の上下外側面に固設する上下軸受19,19にス
プロケツト軸15a,15aを介し上段及び下段
左右チエン17a,17b,17c,17dの各
主スプロケツト15,15,15,15を、また
中央フレーム18a他側の上下外側面に固設する
上下軸受19,19にスプロケツト軸16a,1
6aを介し上段及び下段左右チエン17a,17
b,17c,17dの各従スプロケツト16,1
6,16,16をそれぞれ回転自在に支持させ、
前記スプロケツト軸15a,15aに上下入力ス
プロケツト20,20及び出力スプロケツト21
及びチエン22を介し連動連結するブレーキ付モ
ータ23の駆動でもつて各チエン17a,17
b,17c,17dを回転させるように構成して
いる。
置13は、一対の主及び従スプロケツト15、1
6間にそれぞれ張架する4つのエンドレスチエン
17a,17b,17c,17dを備えるもの
で、上下2段に配設した2組のエンドレスチエン
17a,17b,17c,17dを左右2列に並
設している。前記各チエン17a,17b,17
c,17dを張架させる各スプロケツト15、1
6は機枠18の中央フレーム18aに軸受19を
介してスプロケツト軸15a,16aを回転自在
に支持するもので、前記中央フレーム18a一側
の上下外側面に固設する上下軸受19,19にス
プロケツト軸15a,15aを介し上段及び下段
左右チエン17a,17b,17c,17dの各
主スプロケツト15,15,15,15を、また
中央フレーム18a他側の上下外側面に固設する
上下軸受19,19にスプロケツト軸16a,1
6aを介し上段及び下段左右チエン17a,17
b,17c,17dの各従スプロケツト16,1
6,16,16をそれぞれ回転自在に支持させ、
前記スプロケツト軸15a,15aに上下入力ス
プロケツト20,20及び出力スプロケツト21
及びチエン22を介し連動連結するブレーキ付モ
ータ23の駆動でもつて各チエン17a,17
b,17c,17dを回転させるように構成して
いる。
また、左右に並設する上下各1組のチエン17
a,17b,17c,17dに上下チエン取付金
具24a,24b及び枢支支点軸25a,25b
を介し垂直状に左右のプツシヤー26,27を支
持させ、上下各1組のチエン17a,17b,1
7c,17dの回転時左右のプツシヤー26,2
7を垂直姿勢を維持させた状態で移動させるよう
に構成している。
a,17b,17c,17dに上下チエン取付金
具24a,24b及び枢支支点軸25a,25b
を介し垂直状に左右のプツシヤー26,27を支
持させ、上下各1組のチエン17a,17b,1
7c,17dの回転時左右のプツシヤー26,2
7を垂直姿勢を維持させた状態で移動させるよう
に構成している。
さらに前記左右プツシヤー26,27の下端に
は対向状に横フレーム26a,27aを延設さ
せ、該フレーム26a,27aに等間隔に押圧操
作板28…をクシ状に一体固設し、前記プツシヤ
ー26,27の移動時押圧作用板28を育苗箱9
の背部に当接させて前方に強制押出しするように
構成する一方、左右一側のプツシヤー26の押圧
作用板28が送り工程のとき他側のプツシヤー2
7の押圧作用板28が戻り工程となるように対称
にチエン17a,17b,17c,17dにプツ
シヤー26,27をそれぞれ支持させている。
は対向状に横フレーム26a,27aを延設さ
せ、該フレーム26a,27aに等間隔に押圧操
作板28…をクシ状に一体固設し、前記プツシヤ
ー26,27の移動時押圧作用板28を育苗箱9
の背部に当接させて前方に強制押出しするように
構成する一方、左右一側のプツシヤー26の押圧
作用板28が送り工程のとき他側のプツシヤー2
7の押圧作用板28が戻り工程となるように対称
にチエン17a,17b,17c,17dにプツ
シヤー26,27をそれぞれ支持させている。
上記から明らかなように、プツシヤー26,2
7を設けて育苗箱9を押移動させる育苗箱の自動
収納装置において、上下に略平行に張設させる一
対のエンドレスチエン17a,17b,17c,
17dを左右に二組設け、下端部を育苗箱9に当
接させるプツシヤー26,27の中間部と上端部
を上下の各エンドレスチエン17a〜17dに軸
25a,25bを介して連結させ、略垂直姿勢を
維持するプツシヤー26,27が側面視で略四角
形の軌跡上を移動するように構成すると共に、左
右のプツシヤー26,27の一方を送り工程に、
もう一方を戻り工程に略対称に位置させ、左右の
プツシヤー26,27が育苗箱9押移動を交互に
行うように構成している。
7を設けて育苗箱9を押移動させる育苗箱の自動
収納装置において、上下に略平行に張設させる一
対のエンドレスチエン17a,17b,17c,
17dを左右に二組設け、下端部を育苗箱9に当
接させるプツシヤー26,27の中間部と上端部
を上下の各エンドレスチエン17a〜17dに軸
25a,25bを介して連結させ、略垂直姿勢を
維持するプツシヤー26,27が側面視で略四角
形の軌跡上を移動するように構成すると共に、左
右のプツシヤー26,27の一方を送り工程に、
もう一方を戻り工程に略対称に位置させ、左右の
プツシヤー26,27が育苗箱9押移動を交互に
行うように構成している。
ところで、前記自動収納装置13はモータ29
に駆動によつて昇降動作するリフター30上部に
一体的に設けたもので、前記リフター30は収納
装置13の下方に臨ませる左右1組のエンドレス
チエンコンベア31a,31b,31c,31d
に対向状に育苗箱保持板31…を固定支持させ、
前記コンベア12によつて排出される播種済みの
育苗箱9を左右の前記保持板31でもつてチエン
コンベア31a,31b,31c,31dの送り
上端の押出し位置まで揚上させ、所定の押出し位
置に至つたときそのコンベア31a,31b,3
1c,31dの駆動を停止させ、而る後前記プツ
シヤー26,27でもつて積重ね機構14,14
側に育苗箱9を押出して、該積重ね機構14にお
ける育苗箱保持板14aに多段に育苗箱を順次積
重ねていくように構成している。
に駆動によつて昇降動作するリフター30上部に
一体的に設けたもので、前記リフター30は収納
装置13の下方に臨ませる左右1組のエンドレス
チエンコンベア31a,31b,31c,31d
に対向状に育苗箱保持板31…を固定支持させ、
前記コンベア12によつて排出される播種済みの
育苗箱9を左右の前記保持板31でもつてチエン
コンベア31a,31b,31c,31dの送り
上端の押出し位置まで揚上させ、所定の押出し位
置に至つたときそのコンベア31a,31b,3
1c,31dの駆動を停止させ、而る後前記プツ
シヤー26,27でもつて積重ね機構14,14
側に育苗箱9を押出して、該積重ね機構14にお
ける育苗箱保持板14aに多段に育苗箱を順次積
重ねていくように構成している。
なお、32は前記プツシヤー26,27の内側
面に設けるガイドローラであり、プツシヤー2
6,27の送り及び戻り行程時前記中央フレーム
18aに支持する上下ガイド板32a,32bに
沿わせ移動案内させるように設けたものである。
面に設けるガイドローラであり、プツシヤー2
6,27の送り及び戻り行程時前記中央フレーム
18aに支持する上下ガイド板32a,32bに
沿わせ移動案内させるように設けたものである。
また第5図に示す如く、前記プツシヤー26,
27を各チエン17a,17b,17c,17d
に支持する枢支支点軸25a,25bはチエン1
7a,17b,17c,17dの回転軌跡Lより
内周側で小さく回転軌跡lを描く如く、チエン1
7a,17b,17c,17d内周中心に向け一
定寸法進入させた状態でチエン取付金具24a,
24bに取付けていて、このプツシヤー26,2
7での送り或いは戻り行程始端及び終端における
軌跡l上での円周半径を小さなものとさせること
によつてプツシヤー26,27の移動スピードを
減速するように構成したものである。
27を各チエン17a,17b,17c,17d
に支持する枢支支点軸25a,25bはチエン1
7a,17b,17c,17dの回転軌跡Lより
内周側で小さく回転軌跡lを描く如く、チエン1
7a,17b,17c,17d内周中心に向け一
定寸法進入させた状態でチエン取付金具24a,
24bに取付けていて、このプツシヤー26,2
7での送り或いは戻り行程始端及び終端における
軌跡l上での円周半径を小さなものとさせること
によつてプツシヤー26,27の移動スピードを
減速するように構成したものである。
本実施例は上記の如く構成したものであり、第
5図乃至第6図にも示す如く前記プツシヤー2
6,27は前記支点軸25a,25bの回転軌跡
Lに沿う往復運動を繰返すもので、回転軌跡Lの
略180度対称位置に取付けられる関係にあつて、
第5図に示す如く一方のプツシヤー26が送り行
程の始端にあるとき他方のプツシヤー27が戻り
行程の始端にあり、第6図に示す如く一方のプツ
シヤー26が送り行程中にあるとき他方のプツシ
ヤー27は戻り行程にある。而して第5図に示す
如き状態のとき前記保持板31の上動でもつて育
苗箱9はその押出し位置に至つて待機し、次にチ
エン17a,17b,17c,17dが回転し前
記プツシヤー26が送り行程となるチエン17
a,17bの下位張り側を移動するときこの下端
でもつて育苗箱9の背部を押圧して前方に押出す
もので、送り行程の終端に至つて戻り行程に移行
するとき、前記スプロケツト軸15aを中心した
軌道l上での円周直径分プツシヤー26が上動し
育苗箱9との干渉が回避され、チエン17a,1
7b,17c,17dの1回転中にあつては育苗
箱9の押出し操作が支障なく2回行われるもので
ある。また前記プツシヤー26,27の送り或い
は戻り行程での始端及び終端近傍にあつてはチエ
ン17a〜17dの移動円周軌跡Lより内周で移
動するため減速すると共に、その最始端及び終端
位置では速度が零となるもので、このような条件
下のとき育苗箱9にプツシヤー26,27を当接
させるものであるから、プツシヤー26,27当
接時の衝撃が解消され育苗箱9内での土の片寄り
などが未然に防止される。さらに育苗箱9の押出
し作業中にあつては前記作用板28がクシ状に形
成されているため土の付着など少なく所定位置へ
の正確な押出しが行える。
5図乃至第6図にも示す如く前記プツシヤー2
6,27は前記支点軸25a,25bの回転軌跡
Lに沿う往復運動を繰返すもので、回転軌跡Lの
略180度対称位置に取付けられる関係にあつて、
第5図に示す如く一方のプツシヤー26が送り行
程の始端にあるとき他方のプツシヤー27が戻り
行程の始端にあり、第6図に示す如く一方のプツ
シヤー26が送り行程中にあるとき他方のプツシ
ヤー27は戻り行程にある。而して第5図に示す
如き状態のとき前記保持板31の上動でもつて育
苗箱9はその押出し位置に至つて待機し、次にチ
エン17a,17b,17c,17dが回転し前
記プツシヤー26が送り行程となるチエン17
a,17bの下位張り側を移動するときこの下端
でもつて育苗箱9の背部を押圧して前方に押出す
もので、送り行程の終端に至つて戻り行程に移行
するとき、前記スプロケツト軸15aを中心した
軌道l上での円周直径分プツシヤー26が上動し
育苗箱9との干渉が回避され、チエン17a,1
7b,17c,17dの1回転中にあつては育苗
箱9の押出し操作が支障なく2回行われるもので
ある。また前記プツシヤー26,27の送り或い
は戻り行程での始端及び終端近傍にあつてはチエ
ン17a〜17dの移動円周軌跡Lより内周で移
動するため減速すると共に、その最始端及び終端
位置では速度が零となるもので、このような条件
下のとき育苗箱9にプツシヤー26,27を当接
させるものであるから、プツシヤー26,27当
接時の衝撃が解消され育苗箱9内での土の片寄り
などが未然に防止される。さらに育苗箱9の押出
し作業中にあつては前記作用板28がクシ状に形
成されているため土の付着など少なく所定位置へ
の正確な押出しが行える。
なお、前記リフター30の昇降動作は第5図の
如くプツシヤー26,27が送り及び戻り行程の
両端で定位置停止状態のとき行われるもので、構
造はこの他油圧シリンダ方式によるものなど何れ
でも良い。
如くプツシヤー26,27が送り及び戻り行程の
両端で定位置停止状態のとき行われるもので、構
造はこの他油圧シリンダ方式によるものなど何れ
でも良い。
「考案の効果」
以上実施例から明らかなように本考案は、プツ
シヤー26,27を設けて育苗箱9を押移動させ
る育苗箱の自動収納装置において、上下に略平行
に張設させる一対のエンドレスチエン17a,1
7b,17c,17dを左右に二組設け、下端部
を育苗箱9に当接させるプツシヤー26,27の
中間部と上端部を上下の各エンドレスチエン17
a〜17dに軸25a,25bを介して連結さ
せ、略垂直姿勢を維持するプツシヤー26,27
が側面視で略四角形の軌跡上を移動するように構
成すると共に、左右のプツシヤー26,27の一
方を送り行程に、もう一方を戻り行程に略対称に
位置させ、左右のプツシヤー26,27が育苗箱
9押移動を交互に行うように構成したもので、プ
ツシヤー26,27が略四角形軌跡上を移動かす
るから、育苗箱9押移動の開始及び終了位置で押
移動速度が略零となり、育苗箱9内部の土が慣性
で片寄るのを容易に防止でき、育苗箱9の押移動
速度の高速化などを容易に図ることができると共
に、二組の左右プツシヤー26,27によつて育
苗箱9を交互に押移動させるから、育苗箱9押移
動の休止時間を容易に短縮でき、かつエンドレス
チエン17a〜17dの張設距離を短縮でき、ま
たプツシヤー26,27をエンドレスチエン17
a〜17dの下方にだけ突出させるから、上下幅
寸法の縮少並びにプツシヤー26,27取付け構
造の強度向上及び簡略化なども容易に行うことが
できるものである。
シヤー26,27を設けて育苗箱9を押移動させ
る育苗箱の自動収納装置において、上下に略平行
に張設させる一対のエンドレスチエン17a,1
7b,17c,17dを左右に二組設け、下端部
を育苗箱9に当接させるプツシヤー26,27の
中間部と上端部を上下の各エンドレスチエン17
a〜17dに軸25a,25bを介して連結さ
せ、略垂直姿勢を維持するプツシヤー26,27
が側面視で略四角形の軌跡上を移動するように構
成すると共に、左右のプツシヤー26,27の一
方を送り行程に、もう一方を戻り行程に略対称に
位置させ、左右のプツシヤー26,27が育苗箱
9押移動を交互に行うように構成したもので、プ
ツシヤー26,27が略四角形軌跡上を移動かす
るから、育苗箱9押移動の開始及び終了位置で押
移動速度が略零となり、育苗箱9内部の土が慣性
で片寄るのを容易に防止でき、育苗箱9の押移動
速度の高速化などを容易に図ることができると共
に、二組の左右プツシヤー26,27によつて育
苗箱9を交互に押移動させるから、育苗箱9押移
動の休止時間を容易に短縮でき、かつエンドレス
チエン17a〜17dの張設距離を短縮でき、ま
たプツシヤー26,27をエンドレスチエン17
a〜17dの下方にだけ突出させるから、上下幅
寸法の縮少並びにプツシヤー26,27取付け構
造の強度向上及び簡略化なども容易に行うことが
できるものである。
第1図は育苗箱自動収納装置の側面説明図、第
2図は播種装置部の説明図、第3図は第1図の平
面説明図、第4図は同背面説明図、第5図乃至第
6図は要部の動作説明図である。 9……育苗箱、17a,17b,17c,17
d……エンドレスチエン、25a,25b……
軸、26,27……プツシヤー。
2図は播種装置部の説明図、第3図は第1図の平
面説明図、第4図は同背面説明図、第5図乃至第
6図は要部の動作説明図である。 9……育苗箱、17a,17b,17c,17
d……エンドレスチエン、25a,25b……
軸、26,27……プツシヤー。
Claims (1)
- プツシヤー26,27を設けて育苗箱9を押移
動させる育苗箱の自動収納装置において、上下に
略平行に張設させる一対のエンドレスチエン17
a,17b,17c,17dを左右に二組設け、
下端部を育苗箱9に当接させるプツシヤー26,
27の中間部と上端部を上下の各エンドレスチエ
ン17a〜17dに軸25a,25bを介して連
結させ、略垂直姿勢を維持するプツシヤー26,
27が側面視で略四角形の軌跡上を移動するよう
に構成すると共に、左右のプツシヤー26,27
の一方を送り工程に、もう一方を戻り工程に略対
称に位置させ、左右のプツシヤー26,27が育
苗箱9押移動を交互に行うように構成したことを
特徴とする育苗箱の自動収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987059667U JPH0540009Y2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987059667U JPH0540009Y2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63175625U JPS63175625U (ja) | 1988-11-15 |
JPH0540009Y2 true JPH0540009Y2 (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=30891371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987059667U Expired - Lifetime JPH0540009Y2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540009Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5741421A (en) * | 1980-08-23 | 1982-03-08 | Suzuki Motor Co Ltd | Combustion chamber structure of internal combustion engine |
JPS6256529B2 (ja) * | 1979-09-04 | 1987-11-26 | Abercom Africa Ltd |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256529U (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-08 |
-
1987
- 1987-04-20 JP JP1987059667U patent/JPH0540009Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256529B2 (ja) * | 1979-09-04 | 1987-11-26 | Abercom Africa Ltd | |
JPS5741421A (en) * | 1980-08-23 | 1982-03-08 | Suzuki Motor Co Ltd | Combustion chamber structure of internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63175625U (ja) | 1988-11-15 |
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