JPH0790918B2 - 育苗箱の搬送装置 - Google Patents

育苗箱の搬送装置

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JPH0790918B2
JPH0790918B2 JP30500688A JP30500688A JPH0790918B2 JP H0790918 B2 JPH0790918 B2 JP H0790918B2 JP 30500688 A JP30500688 A JP 30500688A JP 30500688 A JP30500688 A JP 30500688A JP H0790918 B2 JPH0790918 B2 JP H0790918B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば各農家が共同で苗を育成する共同作業
場において、階上に設けられた育苗箱の保管場所から空
の育苗箱を階下の播種機まで搬送するために使用するに
適した搬送装置に関する。
[従来の技術] 前記作業場の保管場所では、空の育苗箱が20個程度積み
重ねた状態で保管されており、階下と階上との間に設け
たチエン循環式のリフタでこの育苗箱の山を所定の高さ
まで下ろし、これを受け継いだ供給装置が、山の下側か
ら順に育苗箱を1個づつ取り出し、適当間隔で播種機の
コンベアに繰り出すようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 供給装置が育苗箱を播種機に供給する動作中であるとき
に、リフタから供給装置へ育苗箱の山の受渡しを行なう
と、育苗箱の姿勢が崩れて、育苗箱がずれた状態で播種
機に供給されたり、育苗箱が供給装置から脱落する等の
事故が生ずる原因となっていた。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成と
した。
すなわち、本発明にかかる育苗箱の搬送装置は、上方に
設けた育苗箱の保管場所から下方に設けた播種機に空の
育苗箱を搬送供給する搬送装置であって、複数個重ね合
わされた育苗箱を前記保管場所の高さから所定の高さま
で下ろす下降装置と、該所定の高さまで下ろされた育苗
箱を受止めて保持し、下側の育苗箱から順に1個づつ前
記播種機の搬送コンベア上に供給する供給装置とを備
え、供給装置が保存する育苗箱の残量が少なくなると下
降装置が作動して新たな育苗箱を供給装置に補給すると
ともに、該補給時に供給装置が下降装置からの育苗箱を
受取り保持する状態で待機するように制御する制御装置
を設けたことを特徴としている。
[作 用] 下降装置から供給装置への育苗箱の補給時に、供給装置
が下降装置からの育苗箱を受け取り保持する状態で待機
するよう制御されるので、育苗箱の受渡しが確実に行わ
れる。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明する。
第1図乃至第5図は播種プラントの1例をあらわし、建
屋の階上部に設けた育苗箱の保管場所から階下部に設け
た作業場所までの間に、搬送コンベア1,2、運び下げ用
の昇降装置3、播種コンベア4の順に接続した搬送装置
5が設置され、上記階下に設けた播種コンベア4に沿っ
て床土供給装置10、潅水装置11、播種装置12、および覆
土装置13が設けられている。また、搬送装置の終端部に
は運び上げ用の昇降装置15と段積装置16が接続して設け
られている。
搬送コンベア1は駆動式ローラコンベア、搬送コンベア
2は一定間隔でラグを取り付けたスラットコンベアであ
り、コンベア1の方がコンベア2よりも若干高くした状
態で互いに直角に接続されている。その接続部には、コ
ンベア1で送られてきた育苗箱45(図示例では複数の育
苗箱を重ね合わせた育苗箱の山45,…となっている)を
受け止めるストッパ20と、該育苗箱の山をコンベア2側
に移動させる移動装置21と、該移動装置によって移動さ
せられた育苗箱の山を受け取り、コンベア2のレベルま
で下ろす受取装置22が設けられている。また、コンベア
2の終端部には、送られてきた育苗箱の山45,…を受け
止めるストッパ24と、該育苗器の山を昇降装置(以下
「下降装置」または「下降機」と呼ぶ)3に押し込む押
込シリンダ25が設けられている。
下降装置3は、階上部に届く機枠30が階下部に立設さ
れ、該機枠に下降リフタ31と供給装置32が設けられてい
る。
下降リフタ31は、階上部から両階の中間部に至る間に機
枠の両側部に掛けられた一対のチエン34,34を備え、モ
ータ35によってそれぞれのチエンが第3図の矢印方向に
間歇的に循環移動するようになっている。これら一対の
チエンには、育苗箱45の底部を支持するラグ35,…が互
いに対応する位置に所定間隔aごとに設けられている。
一対のラグ36,36は、受取装置Iで育苗箱の山45,…を受
け取り、前記間隔a分だけ下降した待機位置IIで一旦待
機した後、再び下降を行ない、開放位置IIIで支持して
いた育苗箱の山45,…を開放する。なお、一対のラグが
待機位置IIで待機中、次の一対のラグが受取位置Iで育
苗箱の山45,…を受け取る。
供給装置32は、下降リフタ31の下側に育苗箱の搬送路3a
を挾んで上下2組のシリンダ38,38,39,39が設けられて
いる。各シリンダのロッドには、側面視L形の支持板4
0,…が固着されている。下降リフタ31から開放された育
苗箱の山45,…は一旦シリンダ38,38の支持板40,40に保
持される。そして、上下2組のシリンダが第4図に示す
動作を繰返し行なうことにより、下側の育苗箱45から順
に1個づつ播種コンベア4の始端傾斜部4aの上に落下供
給される。
すなわち、上シリンダ38,38が伸長した「閉」状態で育
苗器の山が一旦受け止められ、しかるのち下シリンダ3
9,39が伸長した「閉」状態で上シリンダ38,38が収縮し
て「開」となる。このため、上シリンダ38,38に受け止
められていた育苗器の山が下シリンダ39,39によって支
持されるようになる。ついで、上シリンダ38,38が再度
「閉」となり、下から2段目以上の育苗箱を受け止め最
下段の育苗箱のみが下シリンダ39,39に支持されるよう
になる。この状態から下シリンダ39,39が「閉」となる
と、最下段の育苗箱のみが落下してコンベア4に供給さ
れるのである。同様の動作が繰り返され、育苗箱が順次
1個づつ供給される。
この搬送装置5の制御用センサスイッチ類として次のも
のが設けられている。リミットスイッチLS11,LS12は搬
送コンベア2のストッパ24に取り付けられ、育苗箱の山
が搬送コンベア2の終端部に有るときオンになる。リミ
ットスイッチLS2は機枠30の押込シリンダ25とは反対側
に取り付けられ、育苗箱の山が受取位置Iに停止してい
る一対のラグ36,36の上に完全に押し込まれるとオンに
なる。リミットスイッチLS3は前記受取位置Iに設けら
れ、下降リフタ31が押込み待機状態にあるときはオン、
そうでないときはオフになる。リミットスイッチLS
4は、供給装置の上シリンダ38,38から一定の距離を隔て
た上方に設けられ、供給装置32が保持する育苗箱の数が
一定以上のときはオン、一定以下のときはオフになる。
リミットスイッチLS5は、一対のラグが待機位置IIで待
機中のときはオン、そうでないときはオフになる。ま
た、フォトセンサPH11,PH12は播種コンベアの始端傾斜
部4aの下側および水平部始端部4bに設けられ、始端傾斜
部および水平部始端部に育苗箱が有るとオンになる。こ
れら各センサスイッチ類の検出結果に基づき、第5図
(a),(b)にあらわされる制御が行なわれる。
搬送コンベア2で搬送されてきた育苗箱の山45,…が該
コンベアの終端部に到達すると、リミットスイッチL
S11,LS12がオンになり、搬送コンベア2が停止するとと
もに、押込シリンダ25の押込板25aが突出して受取位置
Iに停止している一対のラグ36,36の上に育苗箱の山45,
…を押し込む。育苗箱の山が完全に押し込まれてリミッ
トスイッチLS2がオンになると、押込板25aは後退する。
この間、供給装置32は、前述の供給動作を繰返し行な
い、育苗箱45を1個づつ適宜間隔で播種コンベア4の上
に供給している。
一対のラグが育苗箱の山を受取り完了後、供給装置32が
保持する育苗箱の個数が一定以下に減少してリミットス
イッチLS4がオフになると、下降リフタ31のモータ35が
起動してベルト34,34が循環移動を開始する。そして、
一定時間xが経過後、供給装置32の育苗箱供給動作が停
止する。一定時間xが経過した時点で下シリンダ39,39
が開いた状態であれば、供給動作を継続し下シリンダが
閉じてから停止する。ここで、時間xは、ラグが待機位
置IIから開放位置IIIまで移動する時間から、供給装置3
2の動作開始後播種コンベアの傾斜部4aに供給された育
苗箱がフォトセンサPH11,PH12に検出されなくなるまで
の時間を差し引いた時間である。この供給装置32が動作
を停止している間に、最初待機位置IIにあった育苗箱の
山45,…が開放位置IIIまで下降し、供給装置32が保持し
ている育苗箱の上に載置される。さらに、一定時間yが
経過後、供給装置32による育苗箱の供給動作が再開され
る。ここで、時間yは、後述する播種装置12が最高能力
で作動中の場合において待機位置IIから下降を開始した
育苗箱の山45,…が供給装置32に保持される(既に供給
装置32が保持している育苗箱の上に重なる)までに要す
る時間から、前記一定時間xを差し引いた時間である。
このように、下降リフタ31の動作と供給装置32の動作と
を連係させて制御を行なうことにより、供給装置32が育
苗箱の供給動作中は下降リフタ31から供給装置32に育苗
箱の山の引渡しが行なわれないようになっている。
下降リフタ31から供給装置32へ育苗箱の山の引渡し完了
後もベルト31,31はそのまま循環移動し、次のラグが受
取り位置Iに到達してリミットスイッチLS3がオンにな
ると、モータ35がオフになり下降リフタ31が停止する。
なお、最初受取り位置Iにあったラグは待機位置IIまで
移動している。
供給装置32によって播種コンベア4に供給された育苗箱
45は、まず床土供給装置10に運ばれ、ここで床土が投入
される。つぎに、潅水装置11によって床土上に潅水され
た後、播種装置12によって種が播かれ、その上から覆土
装置13によって覆土が被せられる。
上昇用の昇降装置(以下「上昇機」と呼ぶ)15は、播種
コンベア4の終端部に搬送されてきた播種後の育苗箱45
を所定の高さまで上昇させる装置であって、前記下降リ
フタ31と同様に構成されたチエンを下降リフタのチエン
とは逆方向に回転させるようになっている。所定の高さ
まで上昇させられた育苗箱は、ローラコンベア50によっ
て段積装置16まで搬送される。
段積装置16は、平面視方形の底面枠52a、中間桟52b′を
そなえた上面枠52b、およびこれら両枠の4隅に立設し
たコーナ支柱52c,…で機枠52を構成し、この機枠52の上
部に移送装置54が設けられ、該移送装置の下方に育苗箱
載台55(A),(B)と該育苗箱載台の昇降装置56
(A),(B)の組合せが並列にそれぞれ1組づつ設け
られている。
移送装置54は、機枠52の両側部に垂下状態で取り付けた
プーリ60,…に移送ベルト61,61をそれぞれ張架してな
り、これをモータ62で互いに逆方向に回転させるように
なっている。図中の63は伝動用の反転ベルトである。両
移送ベルトの間隔部に形成される育苗箱の移送路64には
前後2個所に停止位置A,Bが設定されており、両停止位
置に移送ベルトの張圧装置65(A),(B)が設けられ
ている。張圧装置65は、テンションローラ66,…を取り
付けた一対のローラ支持部材67,67を各々2個の挾持シ
リンダ68,…で前記育苗箱の移送路64と直交する方向に
位置調節することによって、移送ベルト61,61の対向面
の間隔およびベルトの張り具合を調節するようになって
いる。張圧装置65(A),(B)の各挾持シリンダ68,
…には、レギュレータ70で圧力調節された圧縮空気が電
磁弁71(A),(B)を経由して供給される。このた
め、一対の移送ベルト61(A),(B)が育苗箱を挾持
する圧力は常に一定で、幅方向の寸法が異なる育苗箱の
場合でも調整を行なう必要がない。また、第11図(a)
に示すように、ローラ支持部材67はピン72によって挾持
シリンダのロッド68aに上下に首振り可能に枢着されて
いるため、例えば同図(b),(c)に示すような側面
が傾斜した形状の育苗箱45′,45″も移送ベルト61,61で
挾持することができる。
さらに、育苗箱移送路64の下側には、育苗箱の落下を防
止する受体75(A),(B)がそれぞれ停止位置A,Bに
設けられている。受体75は、剛体の薄い板材をL字形に
屈曲形成した一対の受板76,76が育苗箱の移送路64の両
側に設けられており、これを開閉シリンダ77,77で移送
路64と直交する方向に移動させて両者の間隔を拡縮する
ようになっている。受板76,76が閉じたときは、その内
側端部が平面視で育苗箱と重なるように位置するので、
移送路64から育苗箱が落下しないが、開いたときは内側
端部が平面視で育苗箱から外れるので、移送路64から育
苗箱が落下可能となる。
移送路64に沿って移送されてくる育苗箱を停止位置Aま
たはBに停止させるための装置として、停止位置にスト
ッパ装置80(A),(B)が設けられている。両ストッ
パ装置80(A),(B)は、移送されてくる育苗箱の前
端部を受け止める受部材81と、これに取り付けた検出ス
イッチ82とからなる。後側のストッパ装置80(B)が機
枠に固定して設けられているのに対し、前側のストッパ
装置82(A)はソレノイド83で上下動可能に設けられて
いる。
育苗箱載台55およびその昇降装置56は次のような構成と
なっている。
移送路64の方向に所定の間隔をおいて溝形断面の一対の
案内支柱90,90が立設され、各案内支柱90の内部に昇降
体91,91が摺動自在に嵌合している。これら昇降体91,91
には、上下に対向する挾持ローラ92,…を有する挾持枠9
3,93がそれぞれ一体に設けられている。昇降体91は、上
面枠52bに設けたモータ95で駆動される回転軸96に止着
したスプロケット97に巻き掛けたチエン99の一方の端部
に取り付けられており、モータ95を回転させることによ
り昇降する。図中の100はチエンの他方の端部に取り付
けられている釣合用の重錘である。
育苗箱載台55は第8図において右端部分がフォーク状の
載置部55aとなった板状の台で、前記一対の挾持枠93,93
の上下のローラ92,…によって挾持された状態で支持さ
れている。また、育苗箱載台55の下方には水平移動用の
エアシリンダ102が横設されている。育苗箱載台55が最
下位に下降した時、該育苗箱載台の下面後端部に設けら
れている係合部103がこのエアシリンダのピストンロッ
ド先端部に係合するようになっている。このエアシリン
ダ102は、育苗箱載台55の下面に設けられている突起105
が当接したことを検知してバルブ切替用ソレノイドを作
動する停止スイッチ106,107によって収縮が2段階に制
御される。
昇降装置56は育苗箱積替え用の下降装置を兼ね、次の各
スイッチによって昇降制御が行なわれる。上限スイッチ
110は、育苗箱載台55の上限位置を決めるもので、前記
昇降体91の上端部が当接すると前記モータ95の回転が停
止される。下限スイッチ111は、育苗箱載台55の下限位
置を決めるもので、所定数の育苗箱が積み重ねられて育
苗箱載台55の下端部が当接すると前記と同様にモータ95
の回転が停止される。また、積替えスイッチ112は、育
苗箱載台55に積み重ねられた育苗箱を発芽台車115に積
み替えるためのもので、発芽台車115の積込み位置まで
水平移動させた育苗箱載台55をこのスイッチに当接する
まで若干量下降させる。
なお、発芽台車115は段積装置16の側部に敷設したレー
ル116に沿って移動可能に設けられている。発芽台車55
は育苗箱を前後および左右に2列づつ積み込むことので
きるスペースを有し、上面には支持台117がレール方向
の前後に2列づつ設けられている。
つぎに、第13図は段積装置16の制御機構をあらわすブロ
ック図であって、各検出器、スイッチからの検出信号が
CPU120に入力され、これを処理することにより各モー
タ、エアシリンダ、ソレノイド等に出力指令が出され
る。以下に、その作用について説明する。
ローラコンベア50で搬送されてきた育苗箱45は移送装置
54に引き継がれる。育苗箱45は張圧装置65(A)によっ
て互いの間隔が狭められた一対の移送ベルト61(A),
(B)に挾持されながらさらにで示す移送方向に移送
される。なお、このとき育苗箱45の下面左右両端部は受
体75(A)の一対の受板76,76によって保持されてい
る。最初の工程では、ソレノイド83が励磁されておらず
ストッパ装置80(A)が下降しているので、育苗箱45は
受部材81によって停止位置Aに停止される。同時に検出
スイッチ82が入って、スライドシリンダ77,77が伸張す
ることにより受板76,76が開くとともに、張圧装置65
(A)の電磁弁71(A)が閉じて移送ベルト61,61が育
苗箱45を開放する。このとき昇降装置56(A)は昇降体
91,91が最上部に上昇した状態にあり、育苗箱載台55
(A)は停止位置Aの直下の前記上限位置に位置してい
るので、育苗箱45は育苗箱載台55(A)の上に載置され
る。次いで、モータ95(A)が一定量回転し、育苗箱載
台55(A)を育苗箱の厚み(上下幅)分だけ下降させ
る。この動作中にスライドシリンダ77,77が伸張して受
体75(A)は元の閉じた状態に戻る。
引き続き送られてくる第2番目の育苗箱も、同様に移送
ベルト61,61で停止位置Aまで移送され、育苗箱載台55
(A)に移し替えられるが、育苗箱載台55(A)はすで
に第1番目の育苗箱が載置されているので、第2番目の
育苗箱は第1番目の育苗箱の上に積み重ねられる。以下
同様にして順次育苗箱が積み重ねられてゆく。
所定数の育苗箱が積み重ねられて育苗箱載台55(A)が
下限位置まで下降すると、これが下限スイッチ111
(A)に検出され、ストッパ装置80(A)のソレノイド
83が励磁される。今度はストッパ装置80(A)が上昇し
た状態となるので、以後送られてくる育苗箱は停止位置
Aを通過して停止位置Bまで移送される。以下、前回の
場合と同様に、ストッパ装置80(B)の働きで育苗箱を
停止位置Bに停止させるとともに、受体75(B)、張圧
装置65(B)、昇降装置56(B)が前記所定の動作を行
ない、育苗箱載台55(B)に育苗箱45,…が積み重ねら
れてゆく。
後側の育苗箱載台55(B)に育苗箱が積み重ねられてい
る間に、前側の育苗箱載台55(A)は次の動作を行な
う。すなわち、下限スイッチ111(A)の検出信号によ
って水平移動用エアシリンダ102(A)が収縮を行な
い、該エアシリンダのピストンロッドと係合部103で係
合した育苗箱載台55(A)は発芽台車115の方向に移動
する。発芽台車115が空のときは停止スイッチ106が作用
するようになっているので、育苗箱載台55(A)は台車
115の後部左側の積込み位置(図においてで示す)ま
で移動させられ、ここで停止する。つぎにモータ95
(A)が起動して、育苗箱載台55(A)を積替えスイッ
チ112(A)に当接するまで若干量だけ下降させ、育苗
箱45,…を支持台117に載せ替える。この後エアシリンダ
102(A)が伸長し、育苗箱載台55(A)は元の位置に
戻る。
後側の育苗箱載台55(B)に所定数の育苗箱45,…が積
み重ねられると、下限スイッチ111(B)がこれを検出
して、電磁弁71(A)が「閉」で電磁弁71(B)が
「開」となるように切り替える。したがって、以後送ら
れてくる育苗箱は停止位置Aに停止され、再び前側の育
苗箱載台55(A)に積み重ねられてゆく。この間に、エ
アシリンダ102(B)および昇降装置56(B)が作動し
て、育苗箱育苗箱載台55(B)に積み重ねられた育苗箱
76,…を発芽台車115の前部左側の積込み位置(図におい
てで示す)に載せ替える。
引き続き、育苗箱は前後の各育苗箱載台55(A),
(B)に順次積み重ねられるが、今度は停止スイッチ11
6が作用するようになっているので、積み重ねられた育
苗箱45,…は発芽台車115の右側の積込み位置,に積
み込まれる。
所定数づつの育苗箱が発芽台車115に前後左右に2列づ
つ積み込まれると発芽台車115は発芽室に運ばれ、代り
に空の発芽台車が定位置に運ばれてくる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明にかかる育苗箱の搬送
装置は、下降装置と供給装置とを互いに連係して制御す
ることにより、下降装置から供給装置への育苗箱の山の
受渡しを常に正確に行なうことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を施した播種プラントの全体平面図、第
2図、第3図は搬送装置の要部の正面図と側面図、第4
図および第5図(a),(b)は搬送装置の動作をあら
わすフローチャートである。また、第6図は段積装置の
正面図、第7図はその平面図、第8図はその側面図、第
9図および第10図(a),(b),(c)はその要部の
平面図と側面図、第11図(a),(b),(c)は異な
る形状の育苗箱を使用した場合の説明図、第12図
(a),(b)はストッパ装置の説明図、第13図は段積
装置の制御系統のブロック図、第14図はその動作のフロ
ーチャートである。 3……下降機、5……搬送装置、12……播種装置、16…
…段積み装置、31……下降リフタ、32……供給装置、34
……チエン、45……育苗箱、61……移送ベルト、68……
挾持シリンダ、70……レギュレータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に設けた育苗箱の保管場所から下方に
    設けた播種機に空の育苗箱を搬送供給する搬送装置であ
    って、複数個重ね合わされた育苗箱を前記保管場所の高
    さから所定の高さまで下ろす下降装置と、該所定の高さ
    まで下ろされた育苗箱を受止めて保存し、下側の育苗箱
    から順に1個づつ前記播種機の搬送コンベア上に供給す
    る供給装置とを備え、供給装置が保存する育苗箱の残量
    が少なくなると下降装置が作動して新たな育苗箱を供給
    装置に補給するとともに、該補給時に供給装置が下降装
    置からの育苗箱を受取り保持する状態で待機するように
    制御する制御装置を設けたことを特徴とする育苗箱の搬
    送装置。
JP30500688A 1988-11-30 1988-11-30 育苗箱の搬送装置 Expired - Fee Related JPH0790918B2 (ja)

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