JP2023097150A - 合成樹脂製容器 - Google Patents

合成樹脂製容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023097150A
JP2023097150A JP2021213331A JP2021213331A JP2023097150A JP 2023097150 A JP2023097150 A JP 2023097150A JP 2021213331 A JP2021213331 A JP 2021213331A JP 2021213331 A JP2021213331 A JP 2021213331A JP 2023097150 A JP2023097150 A JP 2023097150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral wall
outer peripheral
wall
synthetic resin
resin container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021213331A
Other languages
English (en)
Inventor
哲郎 宇佐美
Tetsuro Usami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2021213331A priority Critical patent/JP2023097150A/ja
Publication of JP2023097150A publication Critical patent/JP2023097150A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】底部を薄肉化しても底落ちを抑制することが可能な合成樹脂製容器を提供することである。【解決手段】ボトル形状の合成樹脂製容器1であって、底部40が、中央部41の周囲に複数の脚部42と複数の谷部43とが周方向に交互に並べて設けられたペタロイド形状であり、それぞれの脚部42が、径方向外側を向く外周壁42a、径方向内側を向く内周壁42b、外周壁42aと内周壁42bとに連なる一対の側壁42c及び下方を向く接地壁42dを有し、それぞれの脚部42の外周壁42aに、外周壁42aに対して上方側から下方側に向けて徐々に容器外方に離間する突出壁50a、51a、52aと、突出壁50a、51a、52aの下端と外周壁42aとに連なって周方向に延びる段差壁50b、51b、52bとを備えた段部50、51、52が設けられていることを特徴とする合成樹脂製容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物の注出口となる口部と、該口部に肩部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備えたボトル形状の合成樹脂製容器に関する。
上記のようなボトル形状の合成樹脂製容器として、炭酸成分を含む飲料等を収納する用途に用いるために、底部を、中央部の周囲に複数の脚部と複数の谷部とが周方向に交互に並べて設けられたペタロイド形状として耐圧性を高めたものが知られている。
しかし、底部がペタロイド形状とされた合成樹脂製容器では、例えば炭酸成分を含む飲料等を充填し、口部をキャップで閉塞した後、熱水シャワーをかけて高温殺菌すると、合成樹脂製容器の内部が高圧となり、当該圧力によりペタロイド形状の底部に、中央部が脚部に対して相対的に下方に膨出するように変形する所謂底落ちが発生して、脚部の接地壁に対して中央部が下方に突出して合成樹脂製容器の起立性が損なわれてしまう、という問題があった。
そこで、合成樹脂材料として耐圧性、耐熱性の高いものを用いることで、上記した底落ちを抑制するようにした合成樹脂製容器が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007-084654号公報
しかし、上記の底落ちは、合成樹脂製容器を軽量化するために底部を薄肉化した場合により顕著になる傾向があり、この点でさらに改良の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、底部を薄肉化しても底落ちを抑制することが可能な合成樹脂製容器を提供することにある。
本発明の合成樹脂製容器は、内容物の注出口となる口部と、該口部に肩部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備えたボトル形状の合成樹脂製容器であって、前記底部が、軸線を中心とした中央部の周囲に複数の脚部と複数の谷部とが周方向に交互に並べて設けられたペタロイド形状であり、それぞれの脚部が、径方向外側を向く外周壁、径方向内側を向く内周壁、前記外周壁と前記内周壁とに連なる一対の側壁及び下方を向く接地壁を有し、それぞれの前記脚部の前記外周壁に、前記外周壁に対して上方側から下方側に向けて徐々に容器外方に離間する突出壁と、前記突出壁の下端と前記外周壁とに連なって周方向に延びる段差壁とを備えた段部が設けられていることを特徴とする。
本発明の合成樹脂製容器は、上記構成において、前記外周壁は、前記軸線に垂直な横断面形状が円弧状であり、
前記段部が、前記外周壁の周方向の全域に設けられているのが好ましい。
本発明の合成樹脂製容器は、上記構成において、それぞれの前記段部が、それぞれ周方向を向く一対の側面壁を有するのが好ましい。
本発明の合成樹脂製容器は、上記構成において、それぞれの前記脚部の前記外周壁に、複数の前記段部が上下方向に連ねて設けられているのが好ましい。
本発明の合成樹脂製容器は、上記構成において、最も上方側の前記段部の上下方向寸法が、上から2番目の前記段部の上下方向寸法よりも大きいのが好ましい。
本発明の合成樹脂製容器は、上記構成において、前記段部において、前記突出壁の上下方向寸法が、前記段差壁の上下方向寸法よりも大きく、前記突出壁の前記軸線に平行な直線に対する傾斜角度が、前記段差壁の前記直線に対する傾斜角度よりも小さいのが好ましい。
本発明によれば、底部を薄肉化しても底落ちを抑制することが可能な合成樹脂製容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である合成樹脂製容器の正面図である。 図1に示す合成樹脂製容器の底面図である。 図1に示す合成樹脂製容器の底部を拡大して示す図である。 図3におけるA-A線に沿う断面図である。 各段部の突出壁が軸線に対して成す角度を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明をより具体的に例示説明する。
図1~図4に示す本発明の一実施の形態である合成樹脂製容器1は、例えば炭酸飲料等の炭酸を含む液体を内容物として収容する用途に用いることができるものであり、内容物の注出口となる口部10と、口部10の下端に連なる肩部20と、口部10に肩部20を介して連なる胴部30と、胴部30の下端を閉塞する底部40とを備えたボトル形状となっている。
ここで、本明細書及び特許請求の範囲においては、「上」及び「下」は、図1に示すように合成樹脂製容器1を口部10が上方を向く正立姿勢としたときにおける「上」及び「下」を意味するものとする。また、周方向は、合成樹脂製容器1の軸線Oを中心とした周方向を意味するものとし、径方向は軸線Oに垂直な方向を意味するものとする。
合成樹脂製容器1は、ポリエチレンテレフタレート製のプリフォームを二軸延伸ブロー成形して形成されたブロー成形品であり、所謂ペットボトルと呼ばれるものである。
なお、合成樹脂製容器1は、ポリエチレンテレフタレート製に限らず、例えば延伸ポリプロピレン(OPP)等の熱可塑性を有する他の合成樹脂材料からなるプリフォームを二軸延伸ブロー成形して形成されたものとすることもできる。また、合成樹脂製容器1の製法についても、プリフォームを二軸延伸ブロー成形する方法のみならず、例えば合成樹脂材料の射出成形、押出しブロー成形などの種々の製法を採用することができる。
口部10は軸線Oを中心とした略円筒状となっており、その外周面には雄ねじ11が一体に形成されている。口部10は、合成樹脂製容器1の内部に内容物を充填した後、雄ねじ11に図示しないキャップをねじ結合することにより閉塞することができる。なお、口部10の外周面に雄ねじ11に替えてアンダーカット嵌合用の突起を設け、キャップを口部10に打栓もより装着する構成とすることもできる。
肩部20は軸線Oを中心として下方に向けて拡径するテーパー状となっており、口部10の下端に一体に連なっている。
胴部30は軸線Oを中心とした略円筒状となっている。本実施形態では、胴部30は、肩部20の下端及び底部40の上端よりも小径となっており、段差部分31を介して肩部20の下端に一体に連なるとともに段差部分32を介して底部40の上端に一体に連なっている。
なお、肩部20及び胴部30の形状は、上記に限らず種々変更可能である。
底部40は、所謂ペタロイド形状となっている。すなわち、底部40は、軸線Oを中心とした略円形の中央部41の周囲に、複数の脚部42と複数の谷部43とが周方向に交互に並べて設けられた形状となっている。中央部41は、円形の平坦面であってもよく、半球状であってもよい。それぞれの脚部42は、周方向位置が相違するのみで、互いに形状は同一であり、それぞれの谷部43は、周方向位置が相違するのみで、互いに形状は同一である。
本実施形態では、底部40は、5つの脚部42と5つの谷部43とが周方向に交互に並べて設けられた形状となっているが、底部40は、複数の脚部42と複数の谷部43とが周方向に交互に並べて設けられた形状であれば、脚部42及び谷部43の数は種々変更可能である。
それぞれの谷部43は、その底径が上方側から下方側に向けて徐々に縮小するように湾曲した形状となっている。それぞれの谷部43は、中央部41に段差なく滑らかに接続する形状であるのが好ましい。
図2に示すように、それぞれの脚部42は、径方向外側を向く外周壁42a、径方向内側を向く内周壁42b、外周壁42aと内周壁42bとに連なる一対の側壁42c及び下方を向く接地壁42dを有し、軸線Oに垂直な断面は略矩形ないし台形となっている。なお、図2においては、便宜上、1つの脚部42にのみ、外周壁42a、内周壁42b、一対の側壁42c及び接地壁42dの符号を付してある。
本実施形態では、外周壁42aは、脚部42の径方向外側を向く部分のうち、軸線Oに垂直な横断面形状が円弧状となる部分である。本実施形態では、脚部42は下方に向けて先細りの形状となっており、これに合わせて外周壁42aは、上方側から下方側に向けて徐々に周方向の幅が狭くなっている。また、外周壁42aは、上方側から下方側に向けて、徐々に軸線Oに近づくように容器内方に湾曲した形状となっている。
内周壁42bは滑らかに中央部41の外周縁に連なり、一対の側壁42cは、それぞれ外周壁42aの側縁と内周壁42bの側縁とに連なっており、外周壁42aと側壁42cとは、外周壁42aよりも強く湾曲する曲面を介して滑らかに連なっている。接地壁42dは、軸線Oに略垂直な平らな形状となっている。それぞれの脚部42の接地壁42dは互いに同一面状に配置されており、これら複数の接地壁42dにより合成樹脂製容器1の接地面が構成されている。
それぞれの脚部42の外周壁42aには、3つの段部50、51、52が上下方向に連ねて設けられている。それぞれの脚部42の外周壁42aに設けられる3つの段部50、51、52の形状、配置は互いに同一である。
図3に示すように、最も上方側に設けられる段部50は、外周壁42aに対して上方側から下方側に向けて徐々に容器外方に離間する突出壁50aと、突出壁50aの下端と外周壁42aとに連なって周方向に延びる段差壁50bと、それぞれ周方向を向く一対の側面壁50cとを備えたくさび形状となっている。
本実施形態では、段部50は外周壁42aの周方向の全域に設けられている。したがって、突出壁50aは上方側から下方側に向けて徐々に周方向の幅が狭くなるとともに軸線Oに垂直な横断面形状が円弧状であり、且つ上方側から下方側に向けて、徐々に軸線Oに近づくように容器内方に湾曲した形状となっている。
同様に、上方側から2番目に設けられる段部51は、外周壁42aに対して上方側から下方側に向けて徐々に容器外方に離間する突出壁51aと、突出壁51aの下端と外周壁42aとに連なって周方向に延びる段差壁51bと、それぞれ周方向を向く一対の側面壁51cとを備えたくさび形状となっている。
本実施形態では、段部51も外周壁42aの周方向の全域に設けられている。したがって、突出壁51aは上方側から下方側に向けて徐々に周方向の幅が狭くなるとともに軸線Oに垂直な横断面形状が円弧状であり、且つ上方側から下方側に向けて、徐々に軸線Oに近づくように容器内方に湾曲した形状となっている。突出壁51aの上端における周方向幅は、段部50の段差壁50bの周方向幅と略同一となっている。
同様に、最も下方側に設けられる段部52は、外周壁42aに対して上方側から下方側に向けて徐々に容器外方に離間する突出壁52aと、突出壁52aの下端と外周壁42aとに連なって周方向に延びる段差壁52bと、それぞれ周方向を向く一対の側面壁52cとを備えたくさび形状となっている。
本実施形態では、段部52も外周壁42aの周方向の全域に設けられている。したがって、突出壁52aは上方側から下方側に向けて徐々に周方向の幅が狭くなるとともに軸線Oに垂直な横断面形状が円弧状であり、且つ上方側から下方側に向けて、徐々に軸線Oに近づくように容器内方に湾曲した形状となっている。突出壁52aの上端における周方向幅は、段部51の段差壁51bの周方向幅と略同一となっている。
最も下方側の段部52と接地壁42dとの間には間隔が空けられている。
最も上方側に設けられる段部50の上下方向寸法は、上から2番目の段部51の上下方向寸法よりも大きくなっている。
また、図5に示すように、最も上方側に設けられる段部50の突出壁50aが軸線Oに平行、且つ段部50の上端を通る直線L1に対して成す角度αは、その下方側の段部51の突出壁51aが軸線Oに平行、且つ段部51の上端を通る直線L2に対して成す角度βよりも小さくなっており、上方側から2番目に設けられる段部51の突出壁51aが当該直線L2に対して成す角度βは、その下方側の段部52の突出壁52aが軸線Oに平行、且つ段部52の上端を通る直線L3に対して成す角度γよりも小さくなっている。
なお、各段部50、51、52の段差壁50b、51b、52bは、それぞれ容器外方側から容器内方側に向けて徐々に下方にずれるように傾斜している。
また、段部50において、突出壁50aの上下方向寸法は段差壁50bの上下方向寸法よりも大きくなっており、突出壁50aが直線L1に対して成す角度αは段差壁50bが直線L1に対して成す角度α´よりも小さくなっている。同様に、段部51において、突出壁51aの上下方向寸法は段差壁51bの上下方向寸法よりも大きくなっており、突出壁51aが直線L2に対して成す角度βは段差壁51bが直線L2に対して成す角度β´よりも小さくなっている。同様に、段部52において、突出壁52aの上下方向寸法は段差壁52bの上下方向寸法よりも大きくなっており、突出壁52aが直線L3に対して成す角度γは段差壁52bが直線L3に対して成す角度γ´よりも小さくなっている。
上記構成を有する本実施形態の合成樹脂製容器1では、例えば炭酸成分を含む飲料等が内容物として充填され、口部10がキャップで閉塞された後、熱水シャワーにより高温殺菌されることで内部が加熱によって高圧になると、底部40の中央部41が圧力によって下方に向けて膨張する。しかし、本実施形態の合成樹脂製容器1では、それぞれの脚部42の外周壁42aに段部50、51、52を設けるようにしたので、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まると、それぞれの段部50、51、52が上下方向に延びるように変形して、それぞれの脚部42が下方に向けて膨張することになる。
このように、本実施形態の合成樹脂製容器1では、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まると、底部40は、中央部41だけでなく、それぞれの脚部42も下方に向けて膨張する。これにより、本実施形態の合成樹脂製容器1では、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まった場合であっても、中央部41とともにそれぞれの脚部42も下方に向けて膨張することで、中央部41とそれぞれの脚部42の接地壁42dとの間隔を保持することができる。したがって、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まったときに、底部40に、中央部41が接地壁42dよりも下方に突出する所謂底落ちが発生することを防止して、合成樹脂製容器1の起立性を確保することができる。
特に、軽量化のために合成樹脂製容器1を薄肉化した場合であっても、底部40に所謂底落ちが発生することを効果的に防止することができる。
また、本実施形態の合成樹脂製容器1では、それぞれの脚部42の外周壁42aを、軸線Oに垂直な横断面形状が円弧状となる形状とし、それぞれの段部50、51、52を外周壁42aの周方向の全域に設けるようにしたので、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まったときに、段部50、51、52の変形によってそれぞれの脚部42が効果的に下方に向けて膨張することができるようにして、底部40に所謂底落ちが発生することをさらに効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態の合成樹脂製容器1では、それぞれの段部50、51、52を、それぞれ周方向を向いて周方向に露出する一対の側面壁50c、51c、52cを有する形状としたので、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まったときに、段部50、51、52がより容易に変形することができるようにして、底部40に所謂底落ちが発生することをさらに効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態の合成樹脂製容器1では、それぞれの脚部42の外周壁42aに、複数の段部50、51、52を上下方向に連ねて設けるようにしたので、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まったときに、複数の段部50、51、52の変形によってそれぞれの脚部42が効果的に下方に向けて膨張することができるようにして、底部40に所謂底落ちが発生することをさらに効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態の合成樹脂製容器1では、上方側の段部50の上下方向寸法を下方側の段部51の上下方向寸法よりも大きくするとともに、上方側の段部50の突出壁50aが軸線Oに平行、且つ段部50の上端を通る直線L1に対して成す角度αを下方側の段部51の突出壁51aが軸線Oに平行、且つ段部51の上端を通る直線L2に対して成す角度βよりも小さくし、上方側の段部51の突出壁51aが当該直線L2に対して成す角度βを下方側の段部52の突出壁52aが軸線Oに平行、且つ段部52の上端を通る直線L3に対して成す角度γよりも小さくするようにしたので、合成樹脂製容器1の内部の圧力が高まったときに、複数の段部50、51、52の変形によって脚部42の形状が大きく変形してしまうことを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、合成樹脂製容器1をポリエチレンテレフタレート製のブロー成形品としたので、合成樹脂製容器1を、安価で耐圧性の高いものとすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、それぞれの脚部42の外周壁42aに3つの段部50、51、52を上下方向に連ねて設けるようにしているが、それぞれの脚部42の外周壁42aに少なくとも1つの段部が設けられていれば、その数は種々変更可能である。また、それぞれの脚部42の外周壁42aに複数の段部50、51、52を設ける場合、これら複数の段部50、51、52を上下方向に連ねることなく、上下方向に間隔を空けて並べて設けるようにしてもよい。なお、それぞれの外周壁42aに設ける段部の数は、互いに同数であるのが好ましい。
また、前記実施形態では、外周壁42aを軸線Oに垂直な横断面形状が円弧状の形状とし、段部50、51、52を外周壁42aの周方向の全域に設けるようにしているが、これに限らず、外周壁42aの形状は種々変更であり、また、段部50、51、52を外周壁42aの周方向の一部にのみ設けるようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、それぞれの段部50、51、52を、それぞれ周方向を向く一対の側面壁50c、51c、52cを有する形状としたが、これに限らず、突出壁50a、51a、52aの周方向の両側辺が、それぞれ外周壁42aに滑らかに連なる形状としてもよい。
さらに、前記実施形態では、上方側の段部50の上下方向寸法を下方側の段部51の上下方向寸法よりも大きくしするとともに、上方側の段部50の突出壁50aが軸線Oに平行、且つ段部50の上端を通る直線L1に対して成す角度αを下方側の段部51の突出壁51aが軸線Oに平行、且つ段部51の上端を通る直線L2に対して成す角度βよりも小さくし、上方側の段部51の突出壁51aが当該直線L2に対して成す角度βを下方側の段部52の突出壁52aが軸線Oに平行、且つ段部52の上端を通る直線L3に対して成す角度γよりも小さくするようにしているが、これに限らず、例えばそれぞれの段部50、51、52の上下方向寸法を全て同一とし、突出壁50a、51a、52aがそれぞれ直線L1、L2、L3に対して成す角度α、β、γを全て同一とするなど、段部50、51、52の上下方向寸法及び突出壁50a、51a、52aが直線L1、L2、L3に対して成す角度α、β、γは、種々変更可能である。
1 合成樹脂製容器
10 口部
11 雄ねじ
20 肩部
30 胴部
31 段差部分
32 段差部分
40 底部
41 中央部
42 脚部
42a 外周壁
42b 内周壁
42c 側壁
42d 接地壁
43 谷部
50 段部
50a 突出壁
50b 段差壁
50c 側面壁
51 段部
51a 突出壁
51b 段差壁
51c 側面壁
52 段部
52a 突出壁
52b 段差壁
52c 側面壁
O 軸線
L1 直線
α 角度
α´ 角度
L2 直線
β 角度
β´ 角度
L3 直線
γ 角度
γ´ 角度

Claims (6)

  1. 内容物の注出口となる口部と、該口部に肩部を介して連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備えたボトル形状の合成樹脂製容器であって、
    前記底部が、軸線を中心とした中央部の周囲に複数の脚部と複数の谷部とが周方向に交互に並べて設けられたペタロイド形状であり、
    それぞれの脚部が、径方向外側を向く外周壁、径方向内側を向く内周壁、前記外周壁と前記内周壁とに連なる一対の側壁及び下方を向く接地壁を有し、
    それぞれの前記脚部の前記外周壁に、前記外周壁に対して上方側から下方側に向けて徐々に容器外方に離間する突出壁と、前記突出壁の下端と前記外周壁とに連なって周方向に延びる段差壁とを備えた段部が設けられていることを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 前記外周壁は、前記軸線に垂直な横断面形状が円弧状であり、
    前記段部が、前記外周壁の周方向の全域に設けられている、請求項1に記載の合成樹脂製容器。
  3. それぞれの前記段部が、それぞれ周方向を向く一対の側面壁を有する、請求項1または2に記載の合成樹脂製容器。
  4. それぞれの前記脚部の前記外周壁に、複数の前記段部が上下方向に連ねて設けられている、請求項1~3の何れか1項に記載の合成樹脂製容器。
  5. 最も上方側の前記段部の上下方向寸法が、上から2番目の前記段部の上下方向寸法よりも大きい、請求項4に記載の合成樹脂製容器。
  6. 前記段部において、前記突出壁の上下方向寸法が、前記段差壁の上下方向寸法よりも大きく、前記突出壁の前記軸線に平行な直線に対する傾斜角度が、前記段差壁の前記直線に対する傾斜角度よりも小さい、請求項1~5の何れか1項に記載の合成樹脂製容器。
JP2021213331A 2021-12-27 2021-12-27 合成樹脂製容器 Pending JP2023097150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021213331A JP2023097150A (ja) 2021-12-27 2021-12-27 合成樹脂製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021213331A JP2023097150A (ja) 2021-12-27 2021-12-27 合成樹脂製容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023097150A true JP2023097150A (ja) 2023-07-07

Family

ID=87005968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021213331A Pending JP2023097150A (ja) 2021-12-27 2021-12-27 合成樹脂製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023097150A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11634247B2 (en) Bottle
JP6910735B2 (ja) 合成樹脂製容器、プリフォーム、及び合成樹脂製容器の製造方法
JP6739159B2 (ja) 合成樹脂製容器およびその製造方法
JP2009154963A (ja) 樹脂製容器
US10787287B2 (en) Synthetic resin container
JP5090776B2 (ja) 扁平ボトル状陽圧容器
JP6801272B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP2023097150A (ja) 合成樹脂製容器
JP6647759B2 (ja) 合成樹脂製ブロー成形ボトル
JP7059563B2 (ja) プリフォームの製造方法
JP7003448B2 (ja) プラスチック容器
JP6773508B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP6685842B2 (ja) ブロー成形容器
JP2018150077A (ja) プラスチックボトル、及びプラスチックボトルの製造方法
KR20220031683A (ko) 프리폼, 합성 수지제 용기, 및 합성 수지제 용기의 제조 방법
JP6957978B2 (ja) プラスチック容器
JP7188550B2 (ja) プリフォーム及びプラスチックボトルの製造方法
JP4492115B2 (ja) 包装容器
JP7243436B2 (ja) 多重容器
JP7069553B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP7460280B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP2018150076A (ja) プラスチックボトル、及び充填体
JP7006101B2 (ja) プリフォーム及びプラスチックボトルの製造方法
JP7103121B2 (ja) プリフォーム
JP2010241477A (ja) 耐圧用ボトル