JP7103121B2 - プリフォーム - Google Patents

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本発明は、加温用のブロー成形プラスチックボトルを成形するためのプリフォームに関する。
従来より、射出成形またはその他の成形法により作製されたPET等からなるプリフォーム(予備成形体)を二軸延伸ブロー成形することにより、プラスチックボトルを製造することが行なわれている。このようなプラスチックボトルには各種のものが存在するが、例えば、ホットウォーマーまたは自動販売機において加温される飲料等が充填されるプラスチックボトルが挙げられる。
このような飲料等を収容するプラスチックボトルは、近年、ボトルに使用されるプラスチック材料の使用量を減らし、軽量化することが求められている。
しかしながら、プラスチックボトルの軽量化に伴い、プラスチックボトルが加温されて内部圧力が上昇した場合、プラスチックボトルの内圧が増加して膨張してプラスチックボトルが変形し、ボトルの外観を損ねたり、ボトルの起立性が維持できなくなるという問題が生じる。このため、一般にプラスチックボトルにおいては、ボトルの変形に対する耐久性を高めることが求められている。また、プリフォームをブロー成形してプラスチックボトルを作製する際に、ブロー成形性が良好であることが求められている。
特開2015-199521号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、加温適性があるプラスチックボトルをブロー成形する際の成形性を良好にすることが可能なプリフォームを提供することを目的とする。
本発明は、プラスチックボトル用のプリフォームにおいて、前記プリフォームのサポートリングを有する口部と、前記口部に連結された胴部とを備え、前記胴部は、前記口部側のサポートリング下部と、胴中部と、前記サポートリング下部と前記胴中部との間に設けられた接続部と、前記胴中部に連結された底部とを有し、前記底部は、前記胴中部の外径をD 1 としたとき、外径D 1 より細い外径からなり、前記胴中部の外径D1に対する、前記胴部の長さL1の割合は、2.0<L1/D1<2.6であり、前記接続部の外面と内面とのなす角度をAとしたとき、4.5°<A<6.5°であることを特徴とするプリフォームである。
本発明によれば、加温適性があるプラスチックボトルをブロー成形する際の成形性を良好にすることができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるプリフォームを示す正面図。 図2は、本発明の一実施の形態によるプリフォームを示す断面図。 図3は、本発明の一実施の形態によるプリフォームにより作製されるプラスチックボトルを示す正面図。 図4は、プリフォームが加熱されている状態を示す概略断面図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図4は本発明の一実施の形態を示す図である。
まず、図1および図2により本実施の形態によるプリフォームの概要について説明する。なお、本明細書中、「上」および「下」とは、それぞれプリフォーム10の底部30またはプラスチックボトル40の底部42cを鉛直方向下方に向けた状態(図1、図3)における上方および下方のことをいう。
図1に示すプラスチックボトル用プリフォーム10は、開口部15を有する口部11と、口部11に連結された胴部20とを備えている。
このうち口部11は、円筒状の口部本体12と、口部本体12の外周に設けられたねじ部13と、ねじ部13の下方に設けられたサポートリング14と、を有している。この口部本体12は、外径D3と内径D4とを有している。口部本体12の外径D3は、23mm以上27mm以下としても良く、口部本体12の内径D4は、20mm以上22mm以下としても良い。また口部11の長さL2は、例えば15mm以上25mm以下としても良い。ねじ部13は、プリフォーム10を二軸延伸ブロー成形してプラスチックボトル40(図3)を作製した後、図示しないキャップを螺合するためのものである。また、サポートリング14は、口部11の下部に設けられており、全周にわたって円環状に突設されている。サポートリング14の下方には、胴部20が連結されている。
胴部20は、サポートリング14側のサポートリング下部21と、底部30側の胴中部23と、サポートリング下部21と胴中部23との間に設けられ、サポートリング下部21側から胴中部23側とをつなぐ接続部22とを有している。
サポートリング下部21は、サポートリング14の下部に連結されており、長さL3を有している。サポートリング下部21の長さL3は、例えば1.5mm以上7mm以下としても良い。サポートリング下部21は、全体として略円筒形状であり、外径D5と内径D6とを有している。このサポートリング下部21の外径D5は、25mm以上26mm以下としても良い。また、サポートリング下部21の内径D6は、上述した口部本体12の内径D4と略同一である。なお、プリフォーム10を射出成形により作製するとき、金型から抜き取りやすくするための抜き勾配を設けるため、内径D6は、内径D4よりも若干細くなるように作られていても良い。また、胴中部23の外径D1に対する、サポートリング下部21の外径D5の割合(D5/D1)は、1.00以上1.18以下としても良い。なお胴中部23は抜き勾配のため、サポートリング下部21側よりも底部30側の胴径が若干細くなるように作られているので、胴中部23の位置によって外径が若干変化するため、胴中部23の最も下端である底部30との境界部の外径をD1とする。
接続部22は、サポートリング下部21の下部に連結されており、サポートリング下部21側から胴中部23側に向けて徐々に肉厚T3が変化する形状からなっている。接続部22の内面は、それぞれプリフォーム10の中心軸線に対して傾斜している。接続部22の水平断面は、上下方向全体にわたって円形状である。この接続部22の内径D8は、それぞれサポートリング下部21側から胴中部23側に向けて徐々に細くなっている。
また、接続部の外面と内面とのなす角度をAとしたとき、4.5°<A<6.5°であり、5.0°<A<6.0であることが好ましい。上記の範囲内であると、プリフォーム10をブロー成形してプラスチックボトルとしたとき、肉厚が薄くなりすぎず、過延伸による白化が生じる不具合を抑えることができる。この場合、角度Aが4.5°以下であると、プリフォームをブロー成形してプラスチックボトルとしたとき、プラスチックボトルの肩部の肉厚が薄くなりすぎ、底部の肉厚が厚くなりすぎてしまう。他方、角度Aが6.5°以上であると、プラスチックボトルの肩部の肉厚が厚くなりすぎ、底部の肉厚が薄くなりすぎてしまう。
また、接続部22の厚みT3は、サポートリング下部21側から胴中部23側に向けて徐々に厚くなっている。すなわち、接続部22の厚みT3は、サポートリング下部21の厚みT2から胴中部23の厚みT1まで徐々に厚くなるように変化している。
胴中部23は、接続部22の下部に連結されている。胴中部23は、全体として略円筒形状である。この胴中部23の外径D1は、22.3mm以上、26mm以下とすることが好ましく、23mm以上25.5mm以下が好ましい。外径D1は上記の範囲内であることにより、ブロー成形時にプリフォーム10が適切に延伸され、加温性能に優れるボトルを得ることができる。
また、胴中部23の厚みT1は、胴中部23の上下方向にわたって略均一であり、2.5mm以上3.8mm以下としても良い。
また、底部30は、胴中部23の下部に位置しており、全体として略半球形状である。また、底部30の最下部の厚みT4は、胴中部23の厚みT1よりも小さい方が好ましく、T1×0.55≦T4≦T1×0.9としても良い。上記関係が成立することにより、プリフォーム10をブロー成形してプラスチックボトル40を作製する際に、ブロー成形性を良好にすることができる。なお底部30は図1では略半球形状であるが、たとえば円錐形状であったり、円柱状であったり、その他の形状であっても良い。
さらに、胴部20の長さ(すなわちプリフォーム10のうちサポートリング14より下の部分の長さ)はL1であり、この長さL1は、50mm以上、58mm以下とすることが好ましい。L1は、上記の範囲内であると、ブロー成形時にプリフォーム10が適切に延伸され、加温性能に優れるボトルを得ることができる。また、胴中部23の外径D1に対する、胴部20の長さL1の割合(L1/D1)は、2.0<L1/D1<2.6であり、2.1<L1/D1<2.6であることが好ましい。上記割合(L1/D1)を上記の範囲内とすることにより、ブロー成形時にプリフォーム10が適切に延伸され、加温性能に優れるボトルを得ることができる。L1/D1を2.0を超えると、ブロー成形時の過延伸による白化が生じる不具合を抑えるを抑えることができるので好ましい。また、L1/D1を2.6未満とすると、ボトル加温時の起立性の面で好ましい。
このようなプリフォーム10の全長は、L7であり、この全長L7は、上述した長さL1とL2との合計である(L7=L1+L2)。また、プラスチックボトル40の容量に対するプリフォーム10全体の重量(プリフォーム10全体の重量/プラスチックボトル40の容量)の値は、0.030g/ml以上0.111g/ml以下であることが好ましい。
なお、プリフォーム10の主材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)を使用することが好ましく、植物由来のバイオマス系プラスチック、例えばPLA(ポリ乳酸)を用いることも可能である。あるいは、上述した各種樹脂をブレンドした樹脂を用いても良い。また、プリフォーム10は、2層以上の多層成形プリフォームとして形成することもできる。すなわち射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォーム10として形成しても良い。
次に、図3により、このようなプリフォーム10を二軸延伸ブロー成形することにより作製された、丸型のプラスチックボトルの一例について説明する。なお、上述したプリフォーム10を用いて作製されるプラスチックボトルは、これに限定されない。
図3において、プラスチックボトル40は、口部41と、口部41下方に設けられた本体部42とを備えている。さらに本体部42は、肩部42a、胴部42b、底部42cから構成されている。また口部41の下方、肩部42aの上部には、首部44が形成されている。
さらに口部41外周には、キャップを螺合するためのねじ部46(上述したプリフォーム10のねじ部13に対応する)が設けられ、口部41外周のうちねじ部46下方部分には、外方に突出する環状のサポートリング47(上述したプリフォーム10のサポートリング14に対応する)が設けられている。
胴部42bは、略円筒状であり、周囲には複数の圧力吸収パネル43が設けられている。胴部42bの圧力吸収パネル43を有さない部分の水平断面は、略円形状である。さらに、肩部42aは、略半球形状であり、この肩部42aの水平断面は略円形状であり、その面積は、首部44側から胴部42b側へ向けて徐々に大きくなっている。
このようなプラスチックボトル40は、容量(満柱容量)200ml~600mlのプラスチックボトルである。
次に、このような構成からなるプラスチックボトルの製造方法について述べる。
まず図1および図2に示すプリフォーム10を準備する。この場合、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂製ペレットを射出成形機に投入し、このペレットが射出成形機によって加熱溶融および加圧される。その後、ペレットは加圧された溶融プラスチックとなって、プリフォーム10に対応する内部形状を有する射出成形金型内に射出される。所定時間の経過後、射出成形金型内で溶融プラスチックが硬化し、プリフォーム10が形成される。その後、射出成形金型を分離し、射出成形金型内から図1および図2に示すプリフォーム10を取り出す。なお、プリフォーム10の製作は射出成形法に限定するものではなく、例えば圧縮成形法等の他の成形法であっても良い。
次に、プリフォーム10は、加熱装置によって加熱される。このとき、プリフォーム10は、口部11を下方に向けた状態で回転しながら、加熱装置によって周方向に均等に加熱される。この加熱工程におけるプリフォーム10の加熱温度は、例えば90℃~130℃としても良い。
続いて、加熱装置によって加熱されたプリフォーム10は、ブロー成形金型に送られ、このブロー成形金型を用いてプラスチックボトル40が成形される。この場合、ブロー成形金型は互いに分割された一対の胴部金型と、底部金型とからなる。これらの金型内にプリフォーム10が装着される。次に図示しないストレッチロッドにてプリフォーム10が長手方向に伸ばされ、更にプリフォーム10内に空気が圧入され、プリフォーム10に対して二軸延伸ブロー成形が施される。
このことにより、ブロー成形金型内でプリフォーム10からプラスチックボトル40が得られる。この間、胴部金型は20℃~75℃に温度調整され、底部金型は8℃~20℃に温度調整される。この際、ブロー成形金型内では、プリフォーム10が膨張され、ブロー成形金型の内面に対応する形状に賦形される。このようなブロー成形によって、図3に示すプラスチックボトル40が得られる。
次に、本実施の形態の具体的実施例を説明する。
まず、以下に挙げる7種類のプリフォーム10(実施例1~実施例2、および比較例1~比較例5)を射出成形により作製した。各プリフォーム10の胴部20の重量、胴部20の長さL1、胴中部23の外径D1、及び胴部の接続部22の外面と内面とのなす角度Aの値は、それぞれ表1に示すとおりである。なお、各プリフォーム10の口部11の形状は、外径D3が25.6mm、内径D421.7mm、長さL2が21mm、重量が5.4gであるものを用いた。
Figure 0007103121000001
〔ブロー成形性1〕
次に、各プリフォーム10について、ブロー成形性を評価した。具体的には、4種類のプリフォーム10(実施例1~実施例2、および比較例1~比較例5)をブロー成形することにより、内容量500mlの円筒形状のプラスチックボトル40(図3参照)を作製した。このプラスチックボトル40は、高さが173mmであり、最大胴径が73mmであった。
この場合、1個取りのブロー成形機(ドイツ国、SIG Corpoplast社製、LB01)を使用した。各プリフォーム10をブロー成形機に設けられた複数の棒状のヒーターL1~L5で113℃にて加熱した。なおヒーターL1~L5は、図4に示すようにプリフォーム10の高さ方向に沿って間隔を空けて配置されていた。ヒーターL1~L5の出力は、ヒーターL1が2500Wで、ヒーターL2~L5が2000Wである。
上記で得られたプラスチックボトル40の口部41及び肩部42a、胴部42b、底部42cにそれぞれ切断して分割し、それぞれの部分の重量を計測したデータである。それぞれ表2に示すとおりである。
Figure 0007103121000002
ここで、プラスチックボトルの底部重量が4.1g未満であると、ブロー成形の過延伸による白化現象が発生しやすかった。また4.9gを超えると、ブロー成形の延伸が不足するため、耐熱性が不十分となり、後述する加温耐性試験における起立保持時間が短くなることがあった。
上述したプラスチックボトルの底部重量は、4.1g~4.9gであることが好ましく、4.3g~4.7gであることが更に好ましいため、ブロー成形性の評価基準は、底部重量が4.1g~4.9gの範囲外を「不可」とし、底部重量が4.1g~4.9gの範囲内を「良」とし、底部重量が4.3g~4.7gの範囲内を「優」と設定した。
上述した実施例1~2および比較例1~5に係るプリフォームについて、ブロー成形性の結果をまとめると、表3のとおりであった。
Figure 0007103121000003
比較例3以外はブロー成形性の評価基準を満たし、実施例1~実施例2及び比較例4~比較例5は、さらに良好な結果となった。
〔ブロー成形性2〕
次に、ブロー成形性1の結果で成形性が良好であった実施例1~2のプリフォーム10と、胴部20の長さL1、胴中部23の外径D1が異なる比較例4~5のプリフォームについて、上記と異なる方法によりブロー成形性を評価した。
実施例1~2のプリフォーム10および比較例4~5のプリフォームを用いて、ブロー成形を行う際に、プラスチックボトル40の底部42cの重量が4.3~4.7gになるようにヒーターL1~L5の条件を調整した。ヒーターL1~L5による加熱時間は全て18秒である。このときのヒーターL1~L5の出力を表4に示す。
Figure 0007103121000004
実施例1~2のプリフォーム10については、ヒーターL1~L5の出力が最も高いものでも80%に抑えられたため、加熱時間を短縮するためにヒーターL1~L5の出力を高める余裕が大きかった。しかしながら、比較例4~5のプリフォームについては、最も高いヒーターL1~L5の出力は95%となり、ヒーターL1~L5の出力を高めて加熱時間を短縮する余裕が少ないことが判明した。また、各ヒーターL1~L5の出力の最大と最小の差(L1~L5のmax-min)は、実施例1~2については30%であるのに対し、比較例4~5については65%~75%と差が大きい事が判った。これは比較例4~5のプリフォームに関しては、ヒーターL1またはL2の出力の出力が低く、ヒーターL3またはL4の出力が高いためであった。このため、実施例1~2のプリフォーム10は、比較例4~5のプリフォームより、ヒーターの出力を高めて加熱時間を短縮できるので、製造効率が向上する可能性があると言えた。
〔加温耐性〕
上記で得られたプラスチックボトル40のうち、ブロー成形性1の結果で成形性が良好であった実施例1~実施例2、および比較例4~比較例5について、内容液として水を充填した後密栓した後、それぞれ75℃の湯に容器の底面から首部44の位置まで浸漬し、ボトルの起立姿勢を保持できなくなるまでの時間を計測した。このときの計測結果を表5に示す。
Figure 0007103121000005
実施例1~実施例2および比較例4~比較例5のプラスチックボトル40については、いずれも平均値が45分以上の起立姿勢を保持しており、いずれも良好であったが、実施例1~2は平均値が60分以上の起立姿勢を保持しており、より加温耐性があると言えた。
上述をまとめると、実施例1及び実施例2は、胴中部の外径D1に対する、胴部および底部の合計の長さL1の割合が、2.0<L1/D1<2.6の範囲内にあり、胴部の接続部の外面と内面とのなす角度をAとしたとき、4.5°<A<6.5°の範囲内にあるため、ブロー成形性および加温適性が良好な結果となったと言えた。
10 プリフォーム
11 口部
12 口部本体
13 ねじ部
14 サポートリング
15 開口部
20 胴部
21 サポートリング下部
22 接続部
23 胴中部
30 底部
40 プラスチックボトル

Claims (3)

  1. プラスチックボトル用のプリフォームにおいて、
    前記プリフォームのサポートリングを有する口部と、
    前記口部に連結された胴部と、
    を備え、
    前記胴部は、前記口部側のサポートリング下部と、胴中部と、前記サポートリング下部と前記胴中部との間に設けられた接続部と、前記胴中部に連結された底部とを有し、
    前記底部は、前記胴中部の外径をD 1 としたとき、外径D 1 より細い外径からなり、
    前記胴中部の外径D1に対する、前記胴部の長さL1の割合は、2.0<L1/D1<2.6であり、
    前記接続部の外面と内面とのなす角度をAとしたとき、4.5°<A<6.5°であることを特徴とするプリフォーム。
  2. 前記胴中部の外径D1は、22.3mm以上、26mm以下であることを特徴とする請求項1記載のプリフォーム。
  3. 前記胴部の長さL1は、50mm以上、58mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2のプリフォーム。
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