JP2023096770A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる用紙搬送経路上の各々に存在する用紙を検出する構成を共通化し、かつ、紙詰まりが発生した際にいずれの用紙搬送経路から用紙を取り除けばよいかを示唆することができる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置(1)はCPUを備え、CPUは、用紙搬送が実行されていないときに第1検出信号が入力されると、第2画像を第1画像よりも優先して表示部に表示させ、第1画像は、給紙トレイ(11)から第1位置(P1)に存在する用紙(PP)を取り除くことを示唆する画像であり、第2画像は、再搬送経路(R2)上の第2位置(P2)に存在する用紙(PP)を取り除くことを示唆する画像である。【選択図】図1

Description

本開示は、印刷装置に関する。
特許文献1には、用紙搬送経路上で搬送方向に搬送される用紙を検出するセンサと、当該用紙搬送経路とは異なる用紙搬送経路上で当該搬送方向とは異なる搬送方向に搬送される用紙を検出するセンサと、を備える画像形成装置が記載されている。
特開2012-206832号公報
本開示の一態様は、異なる用紙搬送経路上の各々に存在する用紙を検出する構成を共通化し、かつ、紙詰まりが発生した際にいずれの用紙搬送経路から用紙を取り除けばよいかを示唆することができる印刷装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る印刷装置は、給紙部と、印刷部と、再搬送部と、検出部と、制御部と、表示部とを備え、前記給紙部は、用紙が収容される給紙トレイを有し、前記印刷部は、前記給紙部から搬送経路に沿って搬送された用紙に画像を印刷し、前記再搬送部は、前記印刷部によって画像が印刷された用紙を前記搬送経路とは異なる再搬送経路に沿って前記印刷部に搬送し、前記検出部は、前記検出部が前記搬送経路上の第1位置に存在する用紙を検出した場合、及び前記検出部が前記再搬送経路上の第2位置に存在する用紙を検出した場合のいずれであっても、前記制御部に第1検出信号を出力し、前記制御部は、用紙搬送が実行されていないときに前記第1検出信号が入力されると、第2画像を第1画像よりも優先して前記表示部に表示させ、前記第1画像は、前記給紙トレイから前記第1位置に存在する用紙を取り除くことを示唆する画像であり、前記第2画像は、前記再搬送経路上の前記第2位置に存在する用紙を取り除くことを示唆する画像であるように構成されている。
上記構成において、紙詰まりが発生して搬送経路上の第1位置に用紙が存在する場合、検出部は第1検出信号を制御部に出力する。また、紙詰まりが発生して再搬送経路上の第2位置に用紙が存在する場合にも、検出部は制御部に第1検出信号を出力する。すなわち、上記構成によれば、用紙が第1位置に存在する場合に第1検出信号を出力するための検出部の構成と用紙が第2位置に存在する場合に第1検出信号を出力するための検出部の構成とを共通化している。
ここで、検出部が制御部に第1検出信号を出力した場合、用紙は第1位置及び第2位置のいずれかに存在することになるため、いずれの位置から用紙を取り除くかをユーザに示すことが好ましい。上記構成によれば、検出部が第1検出信号を制御部に出力した場合、第2画像を第1画像よりも優先して表示部に表示させ、ユーザにまずは再搬送経路上の第2位置に存在する用紙を取り除くことを示唆する。
上記構成は、用紙が第1位置よりも第2位置に用紙が存在する可能性が高い場合には、ユーザの手間を減らすことができるという顕著な効果を奏する。
本開示の一態様によれば、異なる用紙搬送経路上の各々に存在する用紙を検出する構成を共通化し、かつ、紙詰まりが発生した際にいずれの用紙搬送経路から用紙を取り除けばよいかを示唆することができる印刷装置を提供することができる。
(A)は、印刷装置の内部構成を示し、再搬送経路に紙詰まりが発生した場合を示す断面図である。(B)は、(A)に示す印刷装置の変形例である印刷装置の内部構成を示し、搬送経路に紙詰まりが発生した場合を示す断面図である。 図1の(A)に示す印刷装置において、搬送経路に紙詰まりが発生した場合を示す断面図である。 図1の(A)に示す印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 図3に示す印刷装置が備える検出部の構成を示す模式図である。 図4に示す検出部の回路構成を示す回路図である。 図4に示す検出部が備える第1センサの構成を示す模式図である。 図1の(A)に示す印刷装置における両面印刷の処理内容を示すフローチャートである。 図1の(A)及び図2に示す印刷装置における起動時の処理内容を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、図1の(A)に示す印刷装置が備える表示部が表示する第2画像を示す図である。(C)は、図1の(A)に示す印刷装置が備える表示部が表示する第1画像を示す図である。
<印刷装置1の構成>
図1の(A)は、印刷装置1の内部構成を示し、再搬送経路R2に紙詰まりが発生した場合を示す断面図である。図1の(B)は、図1の(A)に示す印刷装置1の変形例である印刷装置1Aの内部構成を示し、搬送経路R1に紙詰まりが発生した場合を示す断面図である。図2は、図1の(A)に示す印刷装置1において、搬送経路R1に紙詰まりが発生した場合を示す断面図である。図3は、図1の(A)に示す印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図1の(A)及び図3に示すように、印刷装置1は、給紙部10と、印刷部20と、再搬送部30と、検出部40と、搬送部50と、ベルトユニット60と、手差しトレイ70と、表示部80と、開閉センサ90と、センサ91と、を備える。
給紙部10は、給紙トレイ11と、ピックアップローラ12と、給紙ローラ13と、を有する。給紙トレイ11には用紙PPが収容される。給紙トレイ11は、図1の(A)において左方向に引き出し可能である。当該左方向は、分岐地点SP1から印刷部20に向かう方向である。ユーザは、給紙トレイ11を引き出して、搬送経路R1に発生した紙詰まりを解消できる。
搬送経路R1は、給紙部10の給紙トレイ11から印刷部20を経由して排紙トレイ54まで至る経路であるとともに、第1搬送方向D1に用紙PPが搬送される経路である。第1搬送方向D1は、給紙トレイ11から印刷部20を経由して排紙トレイ54に向かう方向である。
ピックアップローラ12は、給紙トレイ11に収容された用紙PPを給紙ローラ13に搬送する。給紙ローラ13は、ピックアップローラ12から搬送された用紙PPをレジストローラ51に搬送する。レジストローラ51は、合流地点SP2と印刷部20との間に配置されており、給紙ローラ13もしくは第2再搬送ローラ34から搬送された用紙PP、または、手差しトレイ70から挿入された用紙PPを印刷部20に搬送する。
印刷部20は、給紙部10の給紙ローラ13から搬送経路R1に沿って搬送された用紙PPに画像を印刷する。印刷部20は、感光体21Y,21M,21C,21Kと、露光部22Y,22M,22C,22Kと、現像部23Y,23M,23C,23Kと、定着部24と、を有する。
感光体21Y,21M,21C,21Kはそれぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体である。露光部22Y,22M,22C,22Kはそれぞれ、感光体21Y,21M,21C,21Kを露光する。現像部23Y,23M,23C,23Kはそれぞれ、感光体21Y,21M,21C,21Kに現像剤を供給して現像する。定着部24は、図示しないヒータを有し、画像が印刷された用紙PPを搬送しつつ、ヒータによって現像剤を用紙PPに熱定着させる。
再搬送部30は、印刷部20によって画像が印刷された用紙PPを再搬送経路R2に沿って再び印刷部20に搬送する。再搬送経路R2は、印刷部20よりも第1搬送方向D1の下流にある分岐地点SP1で搬送経路R1から分岐し、印刷部20よりも第1搬送方向D1の上流にある合流地点SP2で搬送経路R1に合流する。また、再搬送経路R2は、第1搬送方向D1とは異なる第2搬送方向D2に用紙PPが搬送される経路であり、搬送経路R1とは異なる経路である。第2搬送方向D2は、分岐地点SP1から両面印刷用トレイ31を経由して合流地点SP2に向かう方向である。
分岐地点SP1は、搬送経路R1において定着後ローラ52と中間ローラ32との間に位置する。合流地点SP2は、搬送経路R1において給紙ローラ13とレジストローラ51との間に位置する。また、合流地点SP2は、給紙トレイ11と印刷部20との間において搬送経路R1と再搬送経路R2とが合流する地点である。
再搬送部30は、両面印刷用トレイ31と、中間ローラ32と、第1再搬送ローラ33と、第2再搬送ローラ34と、を有する。両面印刷用トレイ31は、再搬送経路R2に発生した紙詰まりを解消するためのものであり、図1の(A)において右方向に引き出し可能である。当該右方向は、印刷部20から分岐地点SP1に向かう方向である。
中間ローラ32は、定着後ローラ52から搬送された用紙PPを、排紙ローラ53または第1再搬送ローラ33に搬送する。これにより、両面印刷用トレイ31には印刷部20によって画像が印刷された用紙PPが収容される。第1再搬送ローラ33は、中間ローラ32から搬送された用紙PPを第2再搬送ローラ34に搬送する。第2再搬送ローラ34は、第1再搬送ローラ33から搬送された用紙PPをレジストローラ51に搬送する。これにより、画像が印刷された用紙PPは、両面印刷用トレイ31を経由して、印刷部20に搬送される。
搬送部50は、レジストローラ51と、定着後ローラ52と、排紙ローラ53と、排紙トレイ54と、を有する。排紙トレイ54には、排紙ローラ53から排紙された用紙PPが載置される。定着後ローラ52は、定着部24によって画像が定着された用紙PPを中間ローラ32に搬送する。排紙ローラ53は、中間ローラ32から搬送された用紙PPを排紙トレイ54に排紙する。
ベルトユニット60は、環状のベルト61が、駆動ローラ62と従動ローラ63との間に架け渡された構成になっている。手差しトレイ70は、ユーザが手で用紙PPを挿入可能なトレイである。表示部80は、印刷装置1の処理内容等を表示する。開閉センサ90は、両面印刷用トレイ31の開閉操作を検出する。
センサ91は、搬送経路R1においてレジストローラ51の近傍の第4位置P4に存在する用紙PPを検出する。第4位置P4は、搬送経路R1上におけるレジストローラ51と印刷部20との間の位置である。
<印刷装置1Aの構成>
印刷装置1Aは、印刷装置1に比べて、給紙部10が、給紙トレイ11Aと、ピックアップローラ12Aと、をさらに有する点が異なる。給紙トレイ11Aには用紙PPが収容される。給紙トレイ11Aは、図1の(B)において左方向に引き出し可能である。ユーザは、給紙トレイ11Aを引き出して、搬送経路R1に発生した紙詰まりを解消できる。ピックアップローラ12Aは、給紙トレイ11Aに収容された用紙PPを給紙ローラ13に搬送する。給紙ローラ13は、ピックアップローラ12Aから搬送された用紙PPをレジストローラ51に搬送する。
<印刷装置1の電気的構成>
図3に示すように、印刷装置1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略)2と、ROM4と、RAM5と、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memoryの略)6と、を備える。
ASIC2はCPU3を有する。CPU3は、ROM4から読み出したプログラムにしたがって処理を行い、その処理の結果をRAM5またはNVRAM6に記憶させながら、印刷装置1の各部を制御する。CPU3は制御部の一例である。ASIC2は、給紙部10と、印刷部20と、再搬送部30と、検出部40と、搬送部50と、表示部80と、ROM4と、RAM5と、NVRAM6と、電気的に接続されている。
ROM4には、各種のプログラムが記憶されており、各種のプログラムには、例えば、印刷装置1の各部を制御するためのプログラムが含まれる。ROM4は不揮発性メモリの一例である。RAM5は、CPU3が各種のプログラムを実行する際の作業領域及びデータの一時的な記憶領域として利用される揮発性メモリの一例である。NVRAM6は、書き換え可能な不揮発性メモリの一例である。
プログラムが記憶される媒体の一例は、印刷装置1に内蔵されるROM4、RAM5、HDD等に限らず、CPU3が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記憶媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
<検出部40の構成>
図4の(A)は、図3に示す印刷装置1が備える検出部40の構成を示す模式図である。図4の(B)に示す構成は、図4の(A)に示す構成の変形例である。図4の(A)に示すように、検出部40は、第1センサ41と、第2センサ42と、第3センサ43と、コネクタ44と、基板45と、を有し、用紙PPの存在を検出する。第1センサ41、第2センサ42、第3センサ43及びコネクタ44は、基板45上に設けられている。
図1の(A)に示すように、第1センサ41は、搬送経路R1において給紙ローラ13の近傍の第1位置P1に存在する用紙PPを検出する。第1位置P1は、給紙部10の給紙トレイ11とレジストローラ51との間の位置である。第2センサ42は、再搬送経路R2の第2位置P2に存在する用紙PPを検出する。第2位置P2は、第2再搬送ローラ34と合流地点SP2との間の位置である。
なお、印刷装置1では、第1位置P1とレジストローラ51との間の距離と、第2位置P2とレジストローラ51との間の距離と、が異なる。第3センサ43は、搬送経路R1において給紙トレイ11の近傍の第3位置P3に存在する用紙PPを検出する。第3位置P3は、搬送経路R1上における給紙トレイ11と第1位置P1との間の位置である。また、第3センサ43は、給紙トレイ11の開閉操作も検出する。
コネクタ44は、第1出力端子44Aと、第2出力端子44Bと、を有する。第1出力端子44Aは、第1センサ41と第1配線W1で接続され、第2センサ42と第2配線W2で接続される。第2出力端子44Bは、第1出力端子44Aとは別体であり、第3センサ43と第3配線W3で接続される。第1配線W1、第2配線W2及び第3配線W3は、基板45上に形成された配線パターンである。
印刷装置1において、第1センサ41及び第2センサ42が用紙PPの存在を同時に検出することはないため、第1センサ41による検出及び第2センサ42による検出を第1出力端子44Aで共有することができる。これにより、第1センサ41からの第1配線W1と、第2センサ42からの第2配線W2と、を第1出力端子44Aでまとめることができるので、検出部40のコネクタ44に接続される配線の本数を減らすことができる。
また、第1出力端子44A及び第2出力端子44Bは、基板45の外部においてASIC2と接続される。具体的には、第1出力端子44Aは外部配線W4でASIC2の第1入力ポートと接続されており、第2出力端子44Bは外部配線W5でASIC2の第2入力ポートと接続されている。
なお、第1配線W1及び第2配線W2は、第1センサ41及び第2センサ42と、第1出力端子44Aと、の間の途中で互いに接続されているが、これに限定されない。図4の(B)に示すように、第1配線W1及び第2配線W2は、第1センサ41及び第2センサ42と、第1出力端子44Aと、の間の途中で互いに接続されなくてもよい。この場合、第1配線W1及び第2配線W2は、第1出力端子44Aと直接接続される。
また、印刷装置1Aが備える検出部40は、図1の(B)に示すセンサ43Aをさらに備える。センサ43Aは、基板45上に設けられている。センサ43Aは、搬送経路R1において給紙トレイ11Aの近傍の位置PA3に存在する用紙PPを検出する。第3センサ43及びセンサ43Aは第3センサの一例であり、第3位置P3及び位置PA3は第3位置の一例である。
<検出部40の回路構成>
図5は、図4に示す検出部40の回路構成を示す回路図である。図5に示すように、第1センサ41は、第1フォトトランジスタT1及び第1発光ダイオードLD1を有し、第2センサ42は、第2フォトトランジスタT2及び第2発光ダイオードLD2を有する。第3センサ43は、第3フォトトランジスタT3及び第3発光ダイオードLD3を有する。
第1フォトトランジスタT1のコレクタは、第1トランジスタT4のベースと接続される。第1トランジスタT4のコレクタは、コネクタ44の端子に接続される。第1トランジスタT4は、第2フォトトランジスタT2から出力される信号が第1フォトトランジスタT1に流れないようにするためのものである。
第2フォトトランジスタT2のコレクタは、第2トランジスタT5のベースと接続される。第2トランジスタT5のコレクタは、コネクタ44の端子に接続される。第2トランジスタT5は、第1フォトトランジスタT1から出力される信号が第2フォトトランジスタT2に流れないようにするためのものである。
第1フォトトランジスタT1のコレクタ及び第2フォトトランジスタT2のコレクタは、印刷装置1が備える電源VCCに接続される。第1発光ダイオードLD1のアノード及び第2発光ダイオードLD2のアノードは、電源VCCに接続される。第1フォトトランジスタT1のエミッタは、第1発光ダイオードLD1のカソードに接続され、第2フォトトランジスタT2のエミッタは、第2発光ダイオードLD2のカソードに接続される。
第3フォトトランジスタT3のコレクタは、コネクタ44の端子に接続され、第3フォトトランジスタT3のエミッタは、第3発光ダイオードLD3のカソードに接続される。第3発光ダイオードLD3のアノードは、電源VCCに接続される。
<第1センサ41の構成>
図6は、図4に示す検出部40が備える第1センサ41の構成を示す模式図である。図6の(A)は、用紙PPの搬送方向及び上下方向に直交する方向から見た第1センサ41の構成を示す。図6の(B)は、用紙PPの搬送方向とは反対方向から見た第1センサ41の構成を示す。
図6の(A)に示すように、第1センサ41は、回動体41Aと、回転軸41Bと、遮光板41Cと、を有する。回動体41A及び遮光板41Cは、回転軸41Bに固定されている。用紙PPが回動体41Aと接触していない状態では、図6の(B)に示すように、第1発光ダイオードLD1と第1フォトトランジスタT1との間に遮光板41Cが配置される。このとき、第1発光ダイオードLD1から出射される光は、遮光板41Cによって遮られる。
用紙PPが回動体41Aと接触すると、回動体41Aが回動し、回動体41Aの回転に伴い遮光板41Cも回動する。このとき、遮光板41Cの位置が変更され、第1フォトトランジスタT1は、第1発光ダイオードLD1から出射される光を受光する。これにより、第1フォトトランジスタT1から第1出力端子44Aを経由して、用紙PPの存在を示す検出信号が出力される。
以降、用紙PPの存在を示す信号については検出信号と称する。また、第1出力端子44Aから出力される検出信号を第1検出信号と称し、第2出力端子44Bから出力される検出信号を第2検出信号と称する。第1検出信号と第2検出信号とは互いに異なる信号である。
用紙PPが回動体41Aと接触しない状態になると、回動体41Aは再び元の位置に戻る。遮光板41Cも回動体41Aの回転に合わせて元の位置に戻る。第2センサ42、第3センサ43及びセンサ91の構成についても、図6に示す第1センサ41の構成と同様である。なお、印刷装置1Aが備える検出部40のセンサ43Aの構成についても、図6に示す第1センサ41の構成と同様である。
<図7及び図8に示す印刷装置1の処理について>
以下の処理は、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU3の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判定」、「出力」、「確認」、「待機」、「継続」、「停止」等の処理は、CPU3の処理を表している。CPU3による処理は、OSのAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。
<印刷装置1における両面印刷の処理>
図7は、図1の(A)に示す印刷装置1における両面印刷の処理内容を示すフローチャートである。図7に示す処理は、印刷装置1の電源がオンされている状態で、印刷装置1がPC等の外部機器から印刷ジョブを受信した場合にCPU3によって実行される処理である。また、図7に示す処理は、印刷装置1に紙詰まりが発生していない状態で実行される処理である。
図7に示すように、まず、CPU3は、印刷対象が用紙PPの1面目であるか否かを判定する(S1:Sはステップの略である)。具体的には、CPU3は、S1の直前に、搬送経路R1から再搬送経路R2への用紙PPの搬送を開始させる制御信号を再搬送部30に出力していない場合、印刷対象が用紙の1面目であると判定する。CPU3は、当該制御信号を再搬送部30に出力した場合、印刷対象が用紙PPの2面目であると判定する。
CPU3は、印刷対象が用紙PPの1面目であると判定した場合(S1でYES)、給紙トレイ11からの用紙PPの搬送を開始させる制御信号を給紙部10に出力する。給紙部10は、ピックアップローラ12を回転させて給紙トレイ11から用紙PPを給紙する(S2)。なお、印刷装置1Aの場合、CPU3は、給紙トレイ11Aからの用紙PPの搬送を開始させる制御信号を給紙部10に出力することがある。このとき、給紙部10は、ピックアップローラ12Aを回転させて給紙トレイ11Aから用紙PPを給紙する。
一方、CPU3は、印刷対象が用紙PPの2面目であると判定した場合(S1でNO)、搬送経路R1から再搬送経路R2への用紙の搬送を開始させる制御信号を再搬送部30に出力する。再搬送部30は、第1再搬送ローラ33及び第2再搬送ローラ34を順に回転させて、印刷部20によって1面に画像が印刷された用紙PPを再搬送経路R2に沿って再び印刷部20に搬送する。これにより、両面印刷用トレイ31から用紙PPが給紙される(S3)。
CPU3は、S1でNOの場合において制御信号を再搬送部30に出力した後、第2センサ42のフラグをRAM5に記憶する(S4)。S2またはS4の後、CPU3は、CPU3に第1出力端子44Aから第1検出信号が入力されたか否かを確認する(S5)。CPU3に、第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力されていない場合(S5でNO)、CPU3は、S5でCPU3に第1検出信号が入力されるまで待機する。
一方、CPU3に、第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力された場合(S5でYES)を考える。この場合、第1センサ41が搬送経路R1上の第1位置P1に存在する用紙PPを検出した場合、及び第2センサ42が再搬送経路R2上の第2位置P2に存在する用紙PPを検出した場合のいずれであっても、第1出力端子44AからCPU3に第1検出信号が出力される。
より詳細には、第1センサ41は、第1位置P1に存在する用紙PPを検出すると検出信号を第1出力端子44Aに出力する。また、第2センサ42は、第2位置P2に存在する用紙PPを検出すると検出信号を第1出力端子44Aに出力する。
ここで、用紙PPは、第1位置P1及び第2位置P2に同時に存在することがないため、第1センサ41及び第2センサ42は、用紙PPの存在を同時に検出することはない。つまり、第1センサ41及び第2センサ42は、各々の検出信号を第1出力端子44Aに同時に出力することはない。よって、第1出力端子44Aから出力される第1検出信号は、第1センサ41から出力された検出信号と、第2センサ42から出力された検出信号と、のいずれかになる。
また、CPU3は、第2センサ42のフラグがRAM5に記憶されているか否かを確認する(S6)。CPU3は、第2センサ42のフラグがRAM5に記憶されていることを確認した場合(S6でYES)、第2位置P2において用紙PPが存在すると判定する(S7)。
つまり、CPU3は、搬送経路R1から再搬送経路R2への用紙PPの搬送を開始させる制御信号を再搬送部30に出力した後、第1検出信号が入力された場合、第2位置P2において用紙PPが存在すると判定する。CPU3は、S7の時点から第2所定時間の間、待機する(S8)。CPU3は、S7の時点から第2所定時間が経過すると、S11に移る。
一方、CPU3は、第2センサ42のフラグがRAM5に記憶されていないことを確認した場合(S6でNO)、第1位置P1において用紙PPが存在すると判定する(S9)。つまり、CPU3は、給紙トレイ11からの用紙PPの搬送を開始させる制御信号を給紙部10に出力した後、第1検出信号が入力された場合、第1位置P1において用紙PPが存在すると判定する。
このように、CPU3は、検出部40の第1出力端子44Aから第1検出信号が入力されたとき、給紙部10及び再搬送部30の直前の動作に応じて、第1位置P1または第2位置P2のいずれに用紙PPが存在するかを判定することができる。CPU3は、S9の時点から、第2所定時間とは異なる第1所定時間の間、待機する(S10)。CPU3は、S9の時点から第1所定時間が経過すると、S11に移る。
CPU3は、レジストローラ51を回転させる制御信号を搬送部50に出力する。搬送部50は、レジストローラ51を回転させて用紙PPを印刷部20に搬送する(S11)。S8、S10及びS11の通り、CPU3は、第1位置P1において用紙PPが存在すると判定した場合と、第2位置P2において用紙PPが存在すると判定した場合とで、レジストローラ51を回転させる制御信号を搬送部50に出力するタイミングを変更する。つまり、これら2つの場合で、CPU3が用紙PPの存在を判定した時点から、CPU3がレジストローラ51を回転させる制御信号を搬送部50に出力するまでの時間が異なる。
これにより、第1位置P1とレジストローラ51との間の距離と、第2位置P2とレジストローラ51との間の距離と、が異なる場合においても、搬送部50は適切なタイミングでレジストローラ51を回転させることができる。
CPU3は、レジストローラ51を回転させる制御信号を搬送部50に出力した後、S5と同様に、CPU3に第1出力端子44Aから第1検出信号が入力されたか否かを確認する(S12)。CPU3に第1出力端子44Aから第1検出信号が入力されていない場合(S12でNO)、CPU3は、S12でCPU3に第1検出信号が入力されるまで待機する。CPU3に第1出力端子44Aから第1検出信号が入力された場合(S12でYES)、CPU3は、第2センサ42のフラグがRAM5に記憶されているか否かを確認する(S13)。
CPU3は、第2センサ42のフラグがRAM5に記憶されていることを確認した場合(S13でYES)、第2センサ42のフラグをRAM5から削除する(S14)。S14により、印刷装置1における両面印刷の処理が終了する。
一方、CPU3は、第2センサ42のフラグがRAM5に記憶されていないことを確認した場合(S13でNO)、搬送経路R1から再搬送経路R2への用紙PPの搬送を開始させる制御信号を再搬送部30に出力する。再搬送部30は、中間ローラ32を回転させて搬送経路R1から再搬送経路R2へ用紙PPを搬送する(S15)。このとき、画像が印刷された用紙PPは、再搬送経路R2に沿って再び印刷部20に搬送される。その搬送の際、用紙PPは両面印刷用トレイ31を経由する。S15の後、S1に戻る。
<印刷装置1における起動時の処理>
図8は、図1の(A)及び図2に示す印刷装置1における起動時の処理内容を示すフローチャートである。図8に示す処理は、印刷装置1の電源がオンされている状態で印刷装置1の電源がオフされ、再びオンされた場合にCPU3によって実行される処理である。また、図1及び図2に示す用紙PPの長辺は、第3位置P3から第1位置P1までの搬送経路R1上における距離よりも長い。
図8に示すように、印刷装置1の電源がオンされると(S21)、CPU3は、RAM5に記憶されている切り替えフラグを削除する(S22)。CPU3による制御において、印刷装置1の電源がオンされた時の切り替えフラグの初期値は不定であるため、S22でCPU3は、切り替えフラグを削除する。印刷装置1の電源がオンされた時に切り替えフラグが削除されていることが前提である場合、CPU3はS22の処理を実行しなくてもよい。
S21で印刷装置1の電源がオンされたタイミングでは、CPU3は、図7のS2、S3、S11及びS15の用紙搬送を実行していない。CPU3は、RAM5に記憶されている切り替えフラグを削除した後、図7のS5と同様に、CPU3に第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力されたか否かを確認する(S23)。
CPU3に、第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力されていない場合(S23でNO)、CPU3は、用紙PPの印刷が可能な印刷待機状態に遷移する(S24)。一方、CPU3に、第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力された場合(S23でYES)、CPU3は、CPU3に第2出力端子44Bから出力される第2検出信号が入力されたか否かを確認する(S25)。以下にS23でYESとなる場合について説明する。
紙詰まりが発生して搬送経路R1上の第1位置P1に用紙PPが存在する場合、検出部40は第1検出信号をCPU3に出力する。また、紙詰まりが発生して再搬送経路R2上の第2位置P2に用紙PPが存在する場合にも、検出部40はCPU3に第1検出信号を出力する。
すなわち、用紙PPが第1位置P1に存在する場合に第1検出信号を出力するための検出部40の構成と用紙PPが第2位置P2に存在する場合に第1検出信号を出力するための検出部40の構成とを共通化している。より具体的には、第1センサ41の検出信号と第2センサ42の検出信号はいずれも第1出力端子44AからCPU3に出力されるので、CPU3に第1センサ41の検出信号及び第2センサ42の検出信号を出力するための出力端子を共通化することができる。
ここで、S21において印刷装置1の電源がオンされたタイミングですぐに用紙搬送が行われることはない。このため、電源オンのタイミングで検出部40により用紙PPが検出されることは無いのが通常である。しかし、S23でYESの場合のように、電源オンのタイミングでCPU3に第1検出信号が入力されたのであれば、電源オフのタイミングで既に紙詰まりが発生しており、電源オフのタイミングでも検出部40により用紙PPが検出されていたものと考えられる。
印刷装置1の電源がオンされる度に、S23においてCPU3は第1検出信号の入力有無を確認する。このため、紙詰まりの発生後に印刷装置1の電源が一旦オフされた後、再びオンされた場合でも、電源オンのタイミングでCPU3により検出部40からの第1検出信号の入力が確認されることになる。
なお、S23でYESの場合、CPU3は、CPU3にセンサ91から出力される第3検出信号が入力されたか否かを確認してもよい。CPU3にセンサ91から出力される第3検出信号が入力された場合、第3画像を表示させる制御信号を表示部80に出力する。表示部80は、第3画像を表示する。CPU3にセンサ91から出力される第3検出信号が入力されていない場合、CPU3はS25に移る。
センサ91は、第4位置P4に存在する用紙PPを検出すると、CPU3に第3検出信号を出力する。第3画像は、ユーザに対して印刷装置1の上側のカバーを開くことを示唆する画像である。また、第3画像は、第4位置P4に存在する用紙PPを取り除くことを示唆する画像である。
CPU3に第2出力端子44Bから出力される第2検出信号が入力されている場合(S25でYES)、CPU3は、RAM5に記憶されている切り替えフラグを削除する(S31)。CPU3は、RAM5に記憶されている切り替えフラグを削除した後、S32に移る。以下にS23でYESとなり、S25でYESとなる場合について説明する。
S21の前に、例えば、印刷装置1が図7のS2を実行している途中で印刷装置1の電源がオフされ、再びオンされた場合、印刷装置1の状態は、図2に示す状態となることがある。この状態において、紙詰まりが発生して第1位置P1に用紙PPが存在するため、第1出力端子44AからCPU3に第1検出信号が出力される。また、第3位置P3にも用紙PPが存在するため、第3センサ43は、第3位置P3に存在する用紙PPを検出して、第2検出信号を第2出力端子44Bを介してCPU3に出力する。
このように、第1位置P1に存在する用紙PPが第3位置P3にも存在することはあるものの、第2位置P2に存在する用紙PPが第3位置P3に存在することはない。よって、CPU3に、第1出力端子44Aから第1検出信号が入力されるとともに、第2出力端子44Bから第2検出信号が入力される場合、第1位置P1に用紙PPが存在する。
なお、図1の(B)に示す印刷装置1Aの場合、S25に関し、センサ43Aは、位置PA3に存在する用紙PPを検出すると、第2検出信号を出力端子を介してCPU3に出力する。当該出力端子は、第1出力端子44A及び第2出力端子44Bとは別の出力端子であり、第2出力端子の一例である。
ここで、用紙PPは、第3位置P3及び位置PA3に同時に存在することがないため、第3センサ43及びセンサ43Aは、用紙PPの存在を同時に検出することはない。つまり、第3センサ43及びセンサ43Aは、各々の検出信号をCPU3に同時に出力することはない。よって、第2検出信号は、第3センサ43から出力された検出信号と、センサ43Aから出力された検出信号と、のいずれかになる。
一方、CPU3に、第2出力端子44Bから出力される第2検出信号が入力されていない場合(S25でNO)、CPU3は、RAM5に切り替えフラグが記憶されているか否かを確認する(S26)。以下にS23でYESとなり、S25でNOとなる場合について説明する。
例えば、印刷装置1が図7のS15を実行している途中で印刷装置1の電源がオフされ、再びオンされた場合、印刷装置1の状態は、図1の(A)に示す状態となることがある。この状態において、紙詰まりが発生して第2位置P2に用紙PPが存在するため、第1出力端子44AからCPU3に第1検出信号が出力される。また、第3位置P3に用紙PPが存在しないため、第3センサ43は、CPU3に第2検出信号を出力しない。
このように、第2位置P2に存在する用紙PPは第3位置P3に存在することはない。ここで、上述したように、CPU3に第1検出信号が入力され、第2検出信号が入力される場合、第1位置P1に用紙PPが存在する。このため、CPU3に、第2検出信号が入力されず、第1検出信号のみがCPU3に入力される場合、第2位置P2に用紙PPが存在する。
また、印刷装置1Aの場合、例えば、印刷装置1Aが図7のS2を実行している途中で印刷装置1の電源がオフされ、再びオンされた場合、印刷装置1Aの状態は、図1の(B)に示す状態となることがある。この状態において、第1位置P1に用紙PPが存在するため、第1出力端子44AからCPU3に第1検出信号が出力され、第3位置P3及び位置PA3に用紙PPが存在しないため、第3センサ43及びセンサ43Aは、CPU3に第2検出信号を出力しない。
さらに、印刷装置1Aにおいて、用紙PPの長辺が、位置PA3から第1位置P1までの搬送経路R1上における距離よりも短い場合、位置PA3に用紙PPが存在せず、かつ、第1位置P1に用紙PPが存在することが起こり得る。
このとき、S23でYESとなり、S25でNOとなる。この場合が起こり得るのは、用紙PPが給紙トレイ11Aから給紙され、用紙PPのサイズが特定のサイズであり、用紙PPが特定の位置に存在するときである。このため、S25でNOの場合において、用紙PPが第1位置P1に存在する可能性は、用紙PPが第2位置P2に存在する可能性よりも低い。印刷装置1Aにおいて、S23でYESとなり、S25でNOとなる場合、用紙PPは、第1位置P1に存在する可能性があり、第2位置P2に存在する可能性もある。
CPU3は、RAM5に切り替えフラグが記憶されていないことを確認した場合(S26でNO)、RAM5に切り替えフラグを記憶する(S27)。ここで、S22においてCPU3はRAM5に記憶されている切り替えフラグを削除している。このため、S25でCPU3がCPU3に第2検出信号が入力されたことを確認しない限り、まず、S26でRAM5に切り替えフラグが記憶されていないことを確認する。
CPU3は、RAM5に切り替えフラグを記憶した後、図9の(A)及び(B)に示す第2画像I2及びI3を表示させる制御信号を表示部80に出力する。表示部80は、第2画像I2及びI3を表示する(S28)。図9の(A)及び(B)に示すように、第2画像I2及びI3は、再搬送経路R2上の第2位置P2に存在する用紙PPを取り除くことを示唆する画像である。
具体的には、第2画像I2は、ユーザに対して印刷装置1から両面印刷用トレイ31を引き出す、つまり、図1の(A)において右方向に両面印刷用トレイ31を引き出すことを示唆する画像である。第2画像I3は、ユーザに対して印刷装置1から引き出された両面印刷用トレイ31から用紙PPを取り除くことを示唆する画像である。
CPU3は、第2画像I2及びI3を表示させる制御信号を表示部80に出力した後、印刷装置1の動作が停止している状態を維持する(S29)。このとき、CPU3は、印刷装置1の動作として、給紙部10、印刷部20、再搬送部30及び搬送部50等の動作が停止している状態を維持する。なお、印刷装置1は、印刷装置1の電源がオンされた時の初期動作として再搬送部30及び搬送部50等を少しだけ動作させ、それらの動作確認を行う仕様を備えていてもよい。印刷装置1が当該仕様を備える場合、CPU3は、S21で印刷装置1の電源がオンされた時に再搬送部30及び搬送部50等を一旦動作させるが、S29で再搬送部30及び搬送部50等の動作を停止させる。
そして、CPU3は、開閉センサ90から、両面印刷用トレイ31の開閉操作の検出を示す開閉検出信号が入力されたか否かを確認する(S30)。開閉検出信号は、第2画像I2及びI3の示唆に関連する操作の検出を示す信号である。
CPU3に開閉検出信号が入力されていない場合(S30でNO)、CPU3は、S30でCPU3に開閉検出信号が入力されるまで待機する。ユーザにより両面印刷用トレイ31の開閉操作が行われていない場合、開閉センサ90は、開閉検出信号をCPU3に出力しない。
CPU3に開閉検出信号が入力された場合(S30でYES)、CPU3は、S23に戻って、CPU3に第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力されたか否かを再び確認する。ユーザにより両面印刷用トレイ31の開閉操作が行われた場合、開閉センサ90は、当該開閉操作を検出し、開閉検出信号をCPU3に出力する。
CPU3に開閉センサ90から開閉検出信号が入力されたということは、換言すると、両面印刷用トレイ31から用紙PPを取り除く操作がされたということである。このため、S30でYESであることは、両面印刷用トレイ31から用紙PPを取り除くための操作が実行されたことであるといえる。よって、CPU3が開閉センサ90からの開閉検出信号の入力の有無を確認することは、CPU3が両面印刷用トレイ31から用紙PPを取り除くための操作が実行されたか否かを判定することであると見なすことができる。
また、例えば、印刷装置1の状態が図1の(A)に示す状態であり、再搬送経路R2上において紙詰まりが発生した場合、ユーザは両面印刷用トレイ31から用紙PPを取り除くことができる。なお、ユーザが両面印刷用トレイ31から用紙PPを取り除いたか否かに関わらず、ユーザにより両面印刷用トレイ31の開閉操作が行われた場合、開閉センサ90は開閉検出信号をCPU3に出力する。
一方、CPU3が、RAM5に切り替えフラグが記憶されていることを確認した場合(S26でYES)を考える。この場合、印刷装置1の状態は、S27でCPU3がRAM5に切り替えフラグを既に記憶し、S28で第2画像I2及びI3を表示部80に表示させた後の状態である。
この状態において、ユーザは表示部80に表示された第2画像I2及びI3の示唆に従って、再搬送経路R2上の第2位置P2に存在する用紙PPを取り除こうとする筈である。ここで、用紙PPが第2位置P2には存在せず、第1位置P1に存在した場合には、ユーザは用紙PPを取り除くことはできない。
また、用紙PPが第1位置P1に存在した場合、CPU3に開閉検出信号が入力されたとしても(S30でYES)、第1検出信号がCPU3に入力され続けることになる。つまり、CPU3はS30からS23に戻り、第1検出信号が入力されていることを確認する(S23でYES)。そして、CPU3に第2検出信号が入力されていないことを確認したものとする(S25でNO)。この場合において、CPU3は、RAM5に切り替えフラグが記憶されていることを確認する。
そして、S31においてCPU3は、RAM5に記憶されている切り替えフラグを削除する。CPU3は、RAM5に記憶されている切り替えフラグを削除した後、図9の(C)に示す第1画像I1を表示させる制御信号を表示部80に出力する。表示部80は、第1画像I1を表示する(S32)。
図9の(C)に示すように、第1画像I1は、給紙トレイ11から第1位置P1に存在する用紙PPを取り除くことを示唆する画像である。具体的には、第1画像I1は、ユーザに対して印刷装置1から給紙トレイ11を引き出す、つまり、図1の(A)において左方向に給紙トレイ11を引き出すことを示唆する画像である。また、第1画像I1は、印刷装置1から引き出された給紙トレイ11から用紙PPを取り除くことを示唆する画像である。
なお、印刷装置1Aにおいて、紙詰まりが発生して搬送経路R1上の第1位置P1に用紙PPが存在する場合を考える。この場合、S32においてCPU3は、給紙トレイ11Aから第1位置P1に存在する用紙PPを取り除くことを示唆する画像ではなく、第1画像I1を表示部80に表示させる。
S26でYESの場合及びS32の通り、S25でCPU3がCPU3に第2検出信号が入力されたことを確認しない限り、CPU3は、第2画像I2及びI3を表示部80に表示させ、その後に、第1画像I1を表示部80に表示させる。これにより、例えば、用紙PPが第2位置P2には存在せず、第1位置P1に存在した場合、CPU3は、ユーザに供給トレイである給紙トレイ11から用紙PPを取り除くことを示唆することができる。
CPU3は、開閉検出信号が入力されても(S30でYES)、第1検出信号が入力されると(S23でYES)、S32で第1画像I1を表示部80に表示させる。それゆえ、CPU3は、ユーザに供給トレイである給紙トレイ11から用紙PPを取り除くことを示唆することができる。
以上のように、S21で印刷装置1の電源がオンされると、CPU3は、S32において第1画像I1を表示部80に表示させるよりも先に、第2画像I2及びI3を第1画像I1よりも優先して表示部80に表示させることができる。
一方、S25でCPU3がCPU3に第2検出信号が入力されたことを確認した場合、CPU3は、第2画像I2及びI3を優先することなく、S32において第1画像I1を表示部80に表示させることができる。このため、両面印刷用トレイ31から第2位置P2に存在する用紙PPを取り除くための操作をユーザにさせる必要が無くなる。すなわち、ユーザの手間を減らすことができる。
CPU3は、第1画像I1を表示させる制御信号を表示部80に出力した後、S29と同様に、印刷装置1の動作が停止している状態を維持する(S33)。そして、CPU3は、CPU3に第2出力端子44Bから出力される第2検出信号が入力されたか否かを確認する(S34)。
CPU3に、第2出力端子44Bから出力される第2検出信号が入力されていない場合(S34でNO)、CPU3は、S34でCPU3に第2検出信号が入力されるまで待機する。ユーザにより給紙トレイ11の開閉操作が行われていない場合、第3センサ43は、CPU3に第2検出信号を出力しない。
CPU3に、第2出力端子44Bから出力される第2検出信号が入力された場合(S34でYES)、CPU3は、S23に戻って、CPU3に第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力されたか否かを再び確認する。ユーザにより給紙トレイ11の開閉操作が行われた場合、第3センサ43は、CPU3に第2検出信号を出力する。
このとき、CPU3に第1検出信号が入力され(S23でYES)、CPU3に第2検出信号が入力されない場合(S25でNO)を考える。この場合、S31でCPU3はRAM5に記憶されている切り替えフラグを削除しているため、CPU3は、RAM5に切り替えフラグが記憶されていないことを確認する(S26でNO)。そして、S28でCPU3は第2画像I2及びI3を表示部80に表示させる。このように、CPU3は、第1画像I1と第2画像I2及びI3とを表示部80に交互に表示させる。
また、S34でCPU3に第2検出信号が入力されたということは、換言すると、給紙トレイ11から用紙PPを取り除く操作がされたということである。このため、S34でYESであることは、給紙トレイ11から用紙PPを取り除くための操作が実行されたことであるといえる。よって、CPU3が第2出力端子44Bからの第2検出信号の入力の有無を確認することは、CPU3が給紙トレイ11から用紙PPを取り除くための操作が実行されたか否かを判定することであると見なすことができる。
<実施形態の効果>
S23で、検出部40がCPU3に第1検出信号を出力した場合、用紙PPは第1位置P1及び第2位置P2のいずれかに存在することになるため、いずれの位置から用紙PPを取り除くかをユーザに示すことが好ましい。検出部40が第1検出信号をCPU3に出力した場合(S23でYES)、S26でCPU3はRAM5に切り替えフラグが記憶されているか否かを確認する。
これにより、S28においてCPU3は、第2画像I2及びI3を第1画像I1よりも優先して表示部80に表示させる。よって、CPU3は、ユーザにまずは再搬送経路R2上の第2位置P2に存在する用紙PPを取り除くことを示唆する。上記構成は、用紙PPが第1位置P1よりも第2位置P2に用紙PPが存在する可能性が高い場合には、ユーザの手間を減らすことができるという顕著な効果を奏する。
また、図7に示す処理のように、印刷装置1の電源がオンされている状態で、印刷装置1が用紙PPを搬送中であれば、用紙PPの位置を各センサにより管理できる。しかし、印刷装置1の電源がオフされて再びオンされたタイミングでは、用紙PPの位置を管理できない。このような場合に、上記構成は特に顕著な効果を奏する。
<印刷装置1Aの位置PA3について>
図1の(B)に示す印刷装置1Aにおいて、位置PA3から第1位置P1までの搬送経路R1上における距離は、A4サイズの用紙の長辺よりも短い距離であることが好ましい。なお、図1の(A)に示す印刷装置1において、第3位置P3から第1位置P1までの搬送経路R1上における距離は、位置PA3から第1位置P1までの搬送経路R1上における距離よりも短い。
これにより、A4サイズの用紙が給紙トレイ11Aから第1搬送方向D1に給紙される場合、用紙の先端が第1位置P1に到達した時点で、用紙の後端は位置PA3よりも第1搬送方向D1の上流に位置する。つまり、第1位置P1に存在する用紙が位置PA3にも存在することになる。これにより、第1位置P1に存在する用紙が位置PA3には存在しないことを防ぐことができる。
よって、A4サイズの用紙が給紙トレイ11Aから給紙されたとき、CPU3に第2検出信号が入力されるため(S25でYES)、CPU3は、第1画像I1を表示部80にすぐに表示させることができる。逆に、CPU3に第2検出信号が入力されない場合(S25でNO)、用紙は第2位置P2に存在する可能性が高い。また、印刷装置1AではA4サイズの用紙が利用されることが多い。このように、第2検出信号がCPU3に入力されない場合における、用紙が第2位置P2に存在する可能性を高めることができる。
また、位置PA3から、搬送される用紙の先端がレジストローラ51に当接する位置までの搬送経路R1上における距離は、A4サイズの用紙の長辺よりも短い距離であることが好ましい。
これにより、A4サイズの用紙が給紙トレイ11Aから第1搬送方向D1に給紙される場合、用紙の先端がレジストローラ51に当接した時点で、用紙の後端は位置PA3よりも第1搬送方向D1の上流に位置する。この場合、第1位置P1は、給紙トレイ11とレジストローラ51との間の位置であるため、第1位置P1に存在する用紙が位置PA3にも存在することになる。
よって、用紙の先端がレジストローラ51に当接した時点で、第1位置P1に存在する用紙が位置PA3には存在しないことを防ぐことができる。したがって、上述と同様に、用紙が第2位置P2に存在する可能性を高めることができる。
さらに、位置PA3から第4位置P4までの搬送経路R1上における距離は、A4サイズの用紙の長辺よりも短い距離である。これにより、A4サイズの用紙が給紙トレイ11Aから第1搬送方向D1に給紙される場合、用紙の先端が第4位置P4に到達した時点で、用紙の後端は位置PA3よりも第1搬送方向D1の上流に位置する。この場合、用紙が第1位置P1にも存在することになる。つまり、用紙の先端が第4位置P4に到達する直前では、用紙は第1位置P1及び位置PA3に存在することになる。
よって、第1位置P1に存在する用紙が位置PA3及び第4位置P4のいずれにも存在しないことを防ぐことができる。このため、第1位置P1に存在する用紙は、位置PA3及び第4位置P4のいずれかには存在するため、S23でYESとなり、CPU3には第2検出信号及び第3検出信号のいずれかが入力される。したがって、CPU3に第2検出信号が入力された場合、CPU3は、第1画像I1を表示部80にすぐに表示させることができ、CPU3に第3検出信号が入力された場合、CPU3は、第3画像を表示部80にすぐに表示させることができる。
<第1変形例>
なお、「CPU3が、第2画像I2及びI3を第1画像I1よりも優先して表示部80に表示させる」の「優先して表示部80に表示させる」に含まれる態様としては、以下の(1)及び(2)の態様がある。(1)の態様は、表示部80に、時間的に先に第2画像I2及びI3を表示させ、後に第1画像I1を表示させる、といった時間的な先後の表示態様である。(2)の態様は、第1画像I1と第2画像I2及びI3とを表示部80に同時に表示させる場合において、以下の(a)、(b)及び(c)の表示態様を含む。
(a)の態様は、第1画像I1の表示サイズよりも第2画像I2及びI3の表示サイズを大きくする表示態様である。(b)の態様は、第1画像I1の配色よりも第2画像I2及びI3の配色を目立つようにする表示態様である。(c)の態様は、第2画像I2及びI3に「第1候補」である旨を表すコメント画像を重畳させ、第1画像I1に「第2候補」である旨を表すコメント画像を重畳させる表示態様である。
要は、「優先して表示部80に表示させる」に含まれる態様は、第1画像I1と、第2画像I2及びI3と、のうちのどちらを優先して見るべきかをユーザに伝えることができる態様であればよい。
<第2変形例>
S28においてCPU3は、第2画像I2及びI3を第1画像I1よりも優先して表示部80に表示させてもよい。例えば、CPU3は、第1画像I1並びに第2画像I2及びI3を表示させる制御信号を表示部80に出力する。表示部80は、第2画像I2及びI3の表示サイズが第1画像I1の表示サイズよりも大きくなるように、第1画像I1並びに第2画像I2及びI3を表示する。
なお、表示部80は、第1画像I1の配色よりも第2画像I2及びI3の配色を目立つようにしてもよい。また、表示部80は、第2画像I2及びI3に「第1候補」である旨を表すコメント画像を重畳させ、第1画像I1に「第2候補」である旨を表すコメント画像を重畳させてもよい。
また、S32においてCPU3は、第1画像I1を第2画像I2及びI3よりも優先して表示部80に表示させてもよい。例えば、CPU3は、第1画像I1並びに第2画像I2及びI3を表示させる制御信号を表示部80に出力する。表示部80は、第1画像I1の表示サイズが第2画像I2及びI3の表示サイズよりも大きくなるように、第1画像I1並びに第2画像I2及びI3を表示する。
なお、表示部80は、第2画像I2及びI3の配色よりも第1画像I1の配色を目立つようにしてもよい。また、表示部80は、第1画像I1に「第1候補」である旨を表すコメント画像を重畳させ、第2画像I2及びI3に「第2候補」である旨を表すコメント画像を重畳させてもよい。
<第3変形例>
図8に示す処理において、印刷装置1の電源がオンされた時点から所定時間が経過し、CPU3による図7のS2、S3、S11及びS15と同様の用紙搬送が再開されている場合を考える。この場合、CPU3は、当該用紙搬送が実行されているときにセンサ91が第4位置P4に存在する用紙PPを検出する度に、その検出結果の検出履歴をRAM5に記憶させる記憶処理を実行してもよい。CPU3は、当該記憶処理を実行していないときに、S23においてCPU3に第1出力端子44Aから出力される第1検出信号が入力されたか否かを確認する。
なお、CPU3は、センサ91に代えて、第1位置P1から第2位置P2に至る経路R3上に配置されたセンサが用紙PPを検出する度に、その検出履歴をRAM5に記憶させる記憶処理を実行してもよい。当該センサは、経路R3上に存在する用紙PPを検出する。CPU3は、搬送される用紙PPが検出される度にその検出履歴をRAM5に記憶させる。すなわち、上記検出履歴をRAM5に記憶させる記憶処理が実行されていれば、経路R3上を用紙PPが搬送されたとみなすことができる。一方、上記記憶処理が実行されていなければ、経路R3上を用紙PPが搬送されたとみなすことができない。
よって、CPU3は、上記記憶処理を実行している場合、図8に示す処理のS32以降の処理を実行しないため、用紙搬送を継続することができる。一方、CPU3は、上記記憶処理を実行していない場合、CPU3に第1検出信号が入力されると第2画像I2及びI3を第1画像I1よりも優先して表示部80に表示させる。
本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる構成についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1、1A 印刷装置
3 CPU
5 RAM
10 給紙部
11、11A 給紙トレイ
20 印刷部
30 再搬送部
31 両面印刷用トレイ
40 検出部
41 第1センサ
42 第2センサ
43 第3センサ
43A センサ
44A 第1出力端子
44B 第2出力端子
51 レジストローラ
80 表示部
90 開閉センサ
91 センサ
I1 第1画像
I2、I3 第2画像
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
P4 第4位置
PA3 位置
R1 搬送経路
R2 再搬送経路

Claims (12)

  1. 給紙部と、
    印刷部と、
    再搬送部と、
    検出部と、
    制御部と、
    表示部と
    を備え、
    前記給紙部は、用紙が収容される給紙トレイを有し、
    前記印刷部は、前記給紙部から搬送経路に沿って搬送された用紙に画像を印刷し、
    前記再搬送部は、前記印刷部によって画像が印刷された用紙を前記搬送経路とは異なる再搬送経路に沿って前記印刷部に搬送し、
    前記検出部は、前記検出部が前記搬送経路上の第1位置に存在する用紙を検出した場合、及び前記検出部が前記再搬送経路上の第2位置に存在する用紙を検出した場合のいずれであっても、前記制御部に第1検出信号を出力し、
    前記制御部は、用紙搬送が実行されていないときに前記第1検出信号が入力されると、第2画像を第1画像よりも優先して前記表示部に表示させ、前記第1画像は、前記給紙トレイから前記第1位置に存在する用紙を取り除くことを示唆する画像であり、前記第2画像は、前記再搬送経路上の前記第2位置に存在する用紙を取り除くことを示唆する画像であるように構成されている、印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記印刷装置の電源がオンされると、前記検出部から出力される前記第1検出信号が入力されたか否かを確認するように構成されている、請求項1に記載の印刷装置。
  3. メモリと、
    センサと
    をさらに備え、
    前記センサは、前記第1位置から前記第2位置に至る経路上に存在する用紙を検出し、
    前記制御部は、用紙搬送が実行されているときに前記センサが前記経路上に存在する用紙を検出する度に、その検出履歴を前記メモリに記憶させる記憶処理を実行しており、
    前記制御部は、前記記憶処理を実行していないときに、前記検出部から出力される前記第1検出信号が入力されたか否かを確認するように構成されている、請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記第2画像を前記表示部に表示させ、その後に、前記第1画像を前記表示部に表示させるように構成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記第2画像を前記表示部に表示させた後において、前記第2画像の示唆に関連する操作の検出を示す信号が入力され、かつ、前記制御部に前記第1検出信号が入力されると、前記第1画像を前記表示部に表示させるように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記再搬送部は、前記印刷部によって画像が印刷された用紙が収容される両面印刷用トレイを有し、
    前記画像が印刷された用紙は、前記両面印刷用トレイを経由して、前記印刷部に搬送されるように構成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 開閉センサを更に備え、
    前記開閉センサは、前記両面印刷用トレイの開閉操作を検出すると、前記両面印刷用トレイの開閉操作の検出を示す開閉検出信号を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、前記開閉センサから前記開閉検出信号が入力されると、前記両面印刷用トレイから用紙を取り除くための操作が実行されたと判定するように構成されている、請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記検出部は、第1センサ、第2センサ及び第1出力端子を有し、
    前記第1センサは、前記第1位置に存在する用紙を検出すると前記第1検出信号を前記第1出力端子を介して前記制御部に出力し、
    前記第2センサは、前記第2位置に存在する用紙を検出すると前記第1検出信号を前記第1出力端子を介して前記制御部に出力するように構成されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記検出部は、第3センサ及び前記第1出力端子とは別体である第2出力端子をさらに有し、
    前記第3センサは、第3位置に存在する用紙を検出すると、前記第1検出信号とは異なる第2検出信号を前記第2出力端子を介して前記制御部に出力し、前記第3位置は、前記搬送経路上における前記給紙トレイと前記第1位置との間の位置であるように構成されている、請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記第3位置から前記第1位置までの前記搬送経路上における距離は、A4サイズの用紙の長辺よりも短い距離である、請求項9に記載の印刷装置。
  11. レジストローラをさらに備え、
    前記第3位置から、搬送される用紙の先端が前記レジストローラに当接する位置までの前記搬送経路上における距離は、A4サイズの用紙の長辺よりも短い距離である、請求項9に記載の印刷装置。
  12. レジストローラをさらに備え、
    第4位置は、前記搬送経路上における前記レジストローラと前記印刷部との間の位置であり、
    前記第3位置から前記第4位置までの前記搬送経路上における距離は、A4サイズの用紙の長辺よりも短い距離である、請求項9に記載の印刷装置。
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