JP2023095368A - 表示装置用バックライトモジュール、及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 不良を低減することが可能な表示装置用バックライトモジュールを提供する。【解決手段】 表示装置用バックライトモジュールは、FPC11と、発光素子10と、半田40、41、43とを含む。FPC11は、ベース層30、接着層31、複数の配線32、接着層33、及び保護層34が順に積層されて構成され、複数の配線32は、それぞれが第1方向に延びる第1及び第2配線を含む。発光素子10は、FPC11に実装され、第1及び第2端子を有する。半田40は、第1配線と第1端子とを接続する。半田41は、第2配線と第2端子とを接続する。半田43は、接着層31上に配線を介して設けられ、半田40の端を通りかつ第1方向に直交する第2方向に延びる補助線を横切るように配置される。【選択図】 図9
Description
本発明は、表示装置用バックライトモジュール、及び表示装置に関する。
透過型或いは半透過型の液晶表示装置は、液晶表示パネルの裏面側にバックライトを備えている。バックライトは、光源としての発光素子、及び発光素子から出射された光を液晶表示パネルの面内に均一に照射する導光板などを備えている。発光素子は、例えば、白色LEDで構成される。
LEDは、FPCに実装される。FPCは、例えば銅箔からなる配線を含み、配線がLEDの端子まで引き回わされる。LEDの両端にある金属端子は、半田によってFPCの配線に電気的に接続されるとともに機械的に固定される。LEDに接続された半田は、FPCの最上部の保護層に設けられた開口部の形状に沿った形でFPCに付着している。
LEDをFPCに実装した状態のFPCアセンブリは、粘着材を用いて導光板に貼り付けられる。FPCアセンブリを導光板に貼り付ける工程において、FPCアセンブリの貼り付け位置が合わず、貼り付け後にFPCアセンブリを剥がす工程が発生する場合がある。このFPCアセンブリを剥がす工程において、FPCが折れ曲がり、半田と保護層との境界で配線が切断されてしまう場合がある。この場合、FPCアセンブリ、又はFPCアセンブリを備えるバックライトが不良になってしまう。
本発明は、不良を低減することが可能な表示装置用バックライトモジュール、及び表示装置を提供する。
本発明の第1態様によると、ベース層、第1接着層、複数の配線、第2接着層、及び保護層が順に積層されて構成され、前記複数の配線は、それぞれが第1方向に延びる第1及び第2配線を含む、FPCと、前記FPCに実装され、第1及び第2端子を有する発光素子と、前記第1配線と前記第1端子とを接続する第1半田と、前記第2配線と前記第2端子とを接続する第2半田と、前記第1接着層上に第3配線を介して設けられ、前記第1半田の端を通りかつ前記第1方向に直交する第2方向に延びる第1補助線を横切るように配置された第3半田とを具備する表示装置用バックライトモジュールが提供される。
本発明の第2態様によると、前記第1接着層上に第4配線を介して設けられ、前記第2半田の端を通りかつ前記第2方向に延びる第2補助線を横切るように配置された第4半田をさらに具備する、第1態様に係る表示装置用バックライトモジュールが提供される。
本発明の第3態様によると、前記保護層は、前記第1乃至第4半田を露出する開口部を有する、第2態様に係る表示装置用バックライトモジュールが提供される。
本発明の第4態様によると、前記第3及び第4半田は、島状に形成される、第2又は第3態様に係る表示装置用バックライトモジュールが提供される。
本発明の第5態様によると、前記第3半田は、前記第1半田に接続され、前記第4半田は、前記第2半田に接続される、第2又は第3態様に係る表示装置用バックライトモジュールが提供される。
本発明の第6態様によると、第1態様に記載の表示装置用バックライトモジュールを含むバックライトと、前記バックライトからの光を透過する表示パネルとを具備する表示装置が提供される。
本発明によれば、不良を低減することが可能な表示装置用バックライトモジュール、及び表示装置を提供することができる。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[1] 第1実施形態
以下に、表示装置として液晶表示装置を例に挙げて説明する。
以下に、表示装置として液晶表示装置を例に挙げて説明する。
[1-1] 液晶表示装置1の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置1の平面図である。図2は、上側ケースを除いた液晶表示装置1の平面図である。図3は、図1のA-A´線に沿った液晶表示装置1の断面図である。図4は、図1のB-B´線に沿った液晶表示装置1の断面図である。B-B´線に沿った方向がX方向、B-B´線に直交する方向(A-A´線に沿った方向)がY方向である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置1の平面図である。図2は、上側ケースを除いた液晶表示装置1の平面図である。図3は、図1のA-A´線に沿った液晶表示装置1の断面図である。図4は、図1のB-B´線に沿った液晶表示装置1の断面図である。B-B´線に沿った方向がX方向、B-B´線に直交する方向(A-A´線に沿った方向)がY方向である。
液晶表示装置1は、バックライト2、液晶表示パネル3、フレーム4、下側ケース5、及び上側ケース6を備える。
下側ケース5は、バックライト2、液晶表示パネル3、及びフレーム4を収容する。下側ケース5は、平面視において四角形を有する。平面視とは、液晶表示装置1の面内に直交する方向から見た状態を意味する。下側ケース5の内側のサイズは、フレーム4の外形と同じかそれより若干大きく設定される。下側ケース5は、例えば金属で構成される。
下側ケース5のY方向における1つの側部には、開口部5Aが設けられる。開口部5Aは、フレキシブルプリント配線板を外側に引き出すためのものである。
フレーム4は、バックライト2及び液晶表示パネル3を所望の位置に固定する。フレーム4は、四角枠形状を有する。フレーム4は、樹脂で構成される。
フレーム4は、段差4Aを有する。フレーム4のうち段差4Aより下の開口部のサイズは、バックライト2のサイズと同じか若干大きく設定され、この部分の開口部には、バックライト2がはめ込まれる。段差4Aには、液晶表示パネル3が載置される。フレーム4のうち段差4Aより上の開口部のサイズは、液晶表示パネル3のサイズと同じか若干大きく設定され、この部分の開口部には、液晶表示パネル3がはめ込まれる。
フレーム4のY方向における1つの側部には、開口部4Bが設けられる。開口部4Bは、フレキシブルプリント配線板を外側に引き出すためのものである。
上側ケース6は、下側ケース5を覆い、液晶表示パネル3を上から固定する。上側ケース6は、平面視において四角形を有する。上側ケース6の内側のサイズは、下側ケース5の外形と同じかそれより若干大きく設定される。上側ケース6は、例えば金属で構成される。
上側ケース6の上部には、液晶表示パネル3の画面を露出するための開口部6Aが設けられる。また、上側ケース6のY方向における1つの側部には、開口部6Bが設けられる。開口部6Bは、フレキシブルプリント配線板を外側に引き出すためのものである。上側ケース6と下側ケース5とは、図示せぬ固定部材によって互いに固定される。
バックライト2は、サイドライト型(エッジライト型)である。バックライト2は、光源としての複数の発光素子10、フレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)11、粘着材12、反射シート13、導光板14、拡散シート15、プリズムシート16、及びプリズムシート17を備える。反射シート13、導光板14、拡散シート15、プリズムシート16、及びプリズムシート17は、この順に積層される。反射シート13、導光板14、拡散シート15、プリズムシート16、及びプリズムシート17はそれぞれ、四角形を有する。
複数の発光素子10の各々は、白色光を発光する。発光素子10は、例えばLED(light-emitting diode)で構成される。
複数の発光素子10は、FPC11に実装される。発光素子10は、FPC11に半田を用いて接着され、FPC11内に設けられた配線に電気的に接続される。発光素子10には、FPC11を介して電源が供給される。実際の製造では、FPC11に発光素子10を実装した後、FPC11をひっくり返して発光素子10が下にくる状態で導光板14に粘着され、発光素子10及びFPC11を含むアセンブリ(図6の状態)がフレーム4に取り付けられる。発光素子10は、導光板14の側部に配置されるともに、導光板14の側部に向けて光を出射するように配置される。
FPC11は、プリント基板の一種であり、フレキシブルプリント回路基板とも呼ばれる。FPC11は、薄く柔らかい絶縁性のあるベース層と、導電性金属とを貼り合わせた基材に電気回路を形成したフィルム状のプリント基板である。FPC11の具体的な構成については後述する。
粘着材12は、FPC11と導光板14とを粘着する。また、粘着材12は、FPC11とフレーム4とを粘着する。粘着材12は、例えば両面テープで構成される。
下側ケース5上には、反射シート13が設けられる。反射シート13は、導光板14の下部から漏れた光を再度、導光板14に向けて反射する。
導光板14は、発光素子10から出射された光を液晶表示パネル3の面内に均一に照射するための光学部材である。導光板14は、アクリル樹脂やポリカーボネートなどの透光性材料で構成される。
拡散シート15は、表示画面内の光の輝度をより均一化させるためのものである。プリズムシート16、17は、出射光の配向角を調整し、正面の輝度を向上させるためのものである。
液晶表示パネル3は、基板21、22、偏光板23、24、ドライバ25、及びFPC26を備える。基板21、22間には、液晶要素が設けられる。液晶要素は、スイッチング素子、画素電極、液晶層、共通電極、及びカラーフィルタなどを含む。図3では、基板21、22間に設けられる液晶要素の図示を省略している。偏光板23は、基板21の一方の主面に積層される。偏光板24は、基板22の一方の主面に積層される。液晶表示パネル3は、透過型であってもよいし、半透過型であってもよい。
基板21のY方向の端部には、ドライバ25が配置される。基板21のY方向の長さは、基板22のY方向の長さより長く形成される。ドライバ25は、基板21のうち基板22より長い部分に配置される。ドライバ25は、液晶表示パネル3に含まれる複数の画素を駆動する回路である。ドライバ25は、IC(Integrated Circuit:集積回路)で構成される。
基板21のY方向の端部には、FPC26が設けられる。FPC26は、ドライバ25に電気的に接続される。
液晶表示パネル3は、粘着材27によってバックライト2に粘着される。具体的には、液晶表示パネル3の偏光板23は、粘着材27によってバックライト2のプリズムシート17に粘着される。粘着材27は、液晶表示パネル3の外周に沿って形成された枠形状の部分を含む。また、液晶表示パネル3の基板21は、スペーサ28及び粘着材27によってバックライト2のFPC11に粘着される。粘着材27は、FPC11のうち複数の発光素子10の配列方向に沿って延びる部分と略同じ形状を有する部分を含む。粘着材27は、例えば両面テープで構成される。スペーサ28は、樹脂で構成される。
なお、液晶表示パネル3上には、一般的にタッチパネルが設けられるが、タッチパネルの図示は省略している。
[1-2] バックライト2の具体的な構成
次に、バックライト2の具体的な構成について説明する。図5は、第1実施形態に係るバックライト2の主要部の平面図である。図5は、図2の状態から液晶表示パネル3を取り外した図である。図5では、導光板14上に設けられた拡散シート15、プリズムシート16、及びプリズムシート17の図示を省略している。
次に、バックライト2の具体的な構成について説明する。図5は、第1実施形態に係るバックライト2の主要部の平面図である。図5は、図2の状態から液晶表示パネル3を取り外した図である。図5では、導光板14上に設けられた拡散シート15、プリズムシート16、及びプリズムシート17の図示を省略している。
図6は、バックライト2を抽出した平面図である。図6は、図5の状態からバックライト2をひっくり返した図であり、発光素子10が上に来るように示した図である。図6のX´方向は、図5のX方向の反対方向である。図6では、反射シート13、拡散シート15、プリズムシート16、及びプリズムシート17の図示を省略している。本明細書では、バックライト2のうち、FPC11と、FPC11に実装された複数の発光素子10とからなる部品をバックライトモジュール2Aと呼ぶ。FPC11には、例えば5個の発光素子10が実装される。
図7は、FPC11の模式的な平面図である。図7は、FPC11の配線を中心に示しており、FPC11の保護層に形成される開口部の図示は省略している。図8は、図7のC-C´線に沿ったFPC11の断面図である。
FPC11は、複数の発光素子10が実装される部分である延在部11Aと、延在部11Aから引き出される引き出し部11Bとを有する。FPC11の延在部11Aは、X´方向に延びる部分であり、FPC11の引き出し部は、延在部11Aの一部からY方向に延びる部分である。
FPC11は、ベース層30、接着層31、複数の配線32、接着層33、及び保護層34が順に積層されて構成される。ベース層30、及び保護層34は、絶縁性の樹脂(例えばポリイミド)で構成される。配線32は、例えば銅(Cu)で構成される。接着層31は、ベース層30と配線32とを接着する機能を有する。接着層33は、配線32と保護層34とを接着する機能を有する。
複数の配線32は、配線32-1、4個の配線32-2、及び配線32-3を含む。配線32-1は、FPC11の引き出し部11Bの端から延在部11Aの端まで引き回される。4個の配線32-2は、同じ形状を有する配線であり、それぞれがX´方向に延び、X´方向に沿って一列に配置される。配線32-3は、FPC11の延在部11Aの端から引き出し部11Bの端まで引き回される。複数の配線32はそれぞれ、端部の幅が広く形成される。
複数の配線32の離れた部分にはそれぞれ、複数の発光素子10が配置される。5個の発光素子10は、複数の配線32によって直列接続される。配線32-1の端部、及び配線32-3の端部には、外部から電源が供給される。
図9は、1個の発光素子10とFPC11の一部とを抽出した平面図である。図10は、図9から発光素子10及び半田を除いた状態の図である。図11は、図9から半田を除いた状態の図である。図12は、図9のD-D´線に沿った発光素子10及びFPC11の断面図である。図13は、図9のE-E´線に沿ったFPC11の断面図である。
発光素子10は、2個の端子10A、10Bを備える。端子10Aは、半田40を用いて、1つの配線32-2に電気的に接続される。端子10Bは、半田41を用いて、1つの配線32-2に電気的に接続される。また、発光素子10は、半田40、41よって固定される。半田は、鉛及びスズの合金で構成される。半田は、例えば半田ペースト(クリーム半田ともいう)で構成される。半田は、熱で一旦溶融した後、温度の低下により凝固する。
保護層34は、発光素子10及び半田が設けられる領域に対応する開口部35を有する。開口部35は、FPC11のうち、接着層33、及び保護層34が形成されない領域である。FPC11に半田を形成しない状態において、開口部35では配線32が露出される。
平面視において半田40の左斜め上には、島状の配線42及び半田43が設けられる。配線42は、配線32と同じレベルの配線層で構成される。半田43は、配線42上に設けられ、配線42とほぼ同じ面積を有する。配線42は、FPC11に半田43を形成するための土台(下地)である。半田43は、開口部35によって露出される。
平面視において半田41の右斜め上には、島状の配線44及び半田45が設けられる。配線44は、配線32と同じレベルの配線層で構成される。半田45は、配線44上に設けられ、配線44とほぼ同じ面積を有する。配線44は、FPC11に半田45を形成するための土台である。半田45は、開口部35によって露出される。
図9に示すように、半田40の左端を通り、Y方向に延びる補助線をL1とする。半田43は、補助線L1を横切るように配置される。半田43の左端を通り、Y方向に延びる補助線をL2とする。補助線L2は、補助線L1より左に位置する。補助線L1は、開口部35の右側の端と一致する。補助線L2は、開口部35のさらに右側の端と一致する。半田は、半田の量の最適化により、保護層34の端まで満たされ、保護層34の上には乗らない状態となる。
同様に、半田41の右端を通り、Y方向に延びる補助線をL3とする。半田45は、補助線L3を横切るように配置される。半田45の右端を通り、Y方向に延びる補助線をL4とする。補助線L4は、補助線L3より右に位置する。補助線L3は、開口部35の右側の端と一致する。補助線L4は、開口部35のさらに右側の端と一致する。すなわち、開口部35は、T字状に形成される。
上記のように構成されたバックライトモジュール2Aにおいて、FPC11は、薄くて柔らかい特性を有しており、また、配線32も薄くて柔らかい特性を有している。一方、半田は、硬くてほぼ変形しない。よって、半田40と保護層34との境界、すなわち、図9の補助線L1に対応する境界では、FPC11が折れ曲がった際に、配線32が切断される可能性がある。
本実施形態では、補助線L1を横切るように半田43が配置される。半田43により、半田40と保護層34との境界ではFPC11が折れ曲がらない。よって、半田40と保護層34との境界で配線32が切断されるのを抑制できる。
同様に、半田41と保護層34との境界、すなわち、図9の補助線L3に対応する境界において、配線32が切断されるのを抑制できる。
[1-3] 第1実施形態の効果
第1実施形態では、FPC11が折れ曲がりやすい場所、すなわち発光素子10に接続された半田と保護層との境界付近に、島状の半田43、45を設けるようにしている。よって、FPC11が長手方向に折り曲げられた場合でも、発光素子10に接続された半田40、41と保護層34との境界ではFPC11が折れ曲がらない。これにより、FPC11の配線32が切断されるのを抑制できる。ひいては、バックライトモジュール2Aの不良を低減することが可能であり、またバックライトモジュール2Aを備えた液晶表示装置1の不良を低減することが可能である。
第1実施形態では、FPC11が折れ曲がりやすい場所、すなわち発光素子10に接続された半田と保護層との境界付近に、島状の半田43、45を設けるようにしている。よって、FPC11が長手方向に折り曲げられた場合でも、発光素子10に接続された半田40、41と保護層34との境界ではFPC11が折れ曲がらない。これにより、FPC11の配線32が切断されるのを抑制できる。ひいては、バックライトモジュール2Aの不良を低減することが可能であり、またバックライトモジュール2Aを備えた液晶表示装置1の不良を低減することが可能である。
[2] 第2実施形態
第2実施形態は、配線32の切断を抑制するための半田43を、発光素子10に接続された半田40対して下側に配置するようにしている。
第2実施形態は、配線32の切断を抑制するための半田43を、発光素子10に接続された半田40対して下側に配置するようにしている。
図14は、本発明の第2実施形態に係る1個の発光素子10とFPC11の一部とを抽出した平面図である。図15は、図14から発光素子10及び半田を除いた状態の図である。図16は、図14のE-E´線に沿ったFPC11の断面図である。図14のD-D´線に沿った断面図は、図12と同じである。
平面視において半田40の左斜め下には、島状の配線42及び半田43が設けられる。配線42は、配線32と同じレベルの配線層で構成される。半田43は、配線42上に設けられ、配線42とほぼ同じ面積を有する。半田43は、開口部35によって露出される。
平面視において半田41の右斜め下には、島状の配線44及び半田45が設けられる。配線44は、配線32と同じレベルの配線層で構成される。半田45は、配線44上に設けられ、配線44とほぼ同じ面積を有する。半田45は、開口部35によって露出される。
図14に示すように、半田43の左端を通る補助線L2は、半田40の左端を通る補助線L1より左に位置する。半田43は、補助線L1を横切るように配置される。
同様に、半田45の右端を通る補助線L4は、半田41の右端を通る補助線L3より右に位置する。半田45は、補助線L3を横切るように配置される。
第2実施形態においても、半田40と保護層34との境界で配線32が切断されるのを抑制できる。同様に、半田41と保護層34との境界で配線32が切断されるのを抑制できる。
[3] 第3実施形態
第3実施形態は、発光素子10の端子に接続される半田と、配線が切断されるのを抑制するための半田とを接続するようにして一体で構成するようにしている。
第3実施形態は、発光素子10の端子に接続される半田と、配線が切断されるのを抑制するための半田とを接続するようにして一体で構成するようにしている。
図17は、本発明の第3実施形態に係る1個の発光素子10とFPC11の一部とを抽出した平面図である。図18は、図17から発光素子10及び半田を除いた状態の図である。図19は、図17のE-E´線に沿ったFPC11の断面図である。図17のD-D´線に沿った断面図は、図12と同じである。
平面視において半田40の左斜め上には、半田43が設けられる。半田43は、半田40と接続される。すなわち、半田43は、L字形を有する。半田43は、半田43とほぼ同じ平面形状を有する配線42上に設けられる。半田43は、半田40の左端を通る補助線L1を横切るように配置される。
平面視において半田41の右斜め上には、半田45が設けられる。半田45は、半田41と接続される。すなわち、半田45は、L字形を有する。半田45は、半田45とほぼ同じ平面形状を有する配線44上に設けられる。半田45は、半田41の左端を通る補助線L3を横切るように配置される。
第3実施形態においても、第1実施形態と同じ効果を得ることができる。
[4] 第4実施形態
第4実施形態は、第3実施形態の変形例であり、配線の下地用の配線を加工しやすい形状にしている。
第4実施形態は、第3実施形態の変形例であり、配線の下地用の配線を加工しやすい形状にしている。
図20は、本発明の第4実施形態に係る1個の発光素子10とFPC11の一部とを抽出した平面図である。図21は、図20から発光素子10及び半田を除いた状態の図である。図20のD-D´線に沿った断面図は、図12と同じである。図19は、図20のE-E´線に沿った断面図は、図19と同じである。
半田43用の配線42は、四角形を有し、配線32-2に接続される。開口部35は、配線42の上の領域において、左側に窪む凹部を有する。半田43は、保護層34で覆われた領域に形成されないので、半田43は、半田40の左斜め上に配置されるとともに、半田40に接続される。
半田45用の配線44は、四角形を有し、配線32-2に接続される。開口部35は、配線44の上の領域において、右側に窪む凹部を有する。半田45は、半田41の右斜め上に配置されるとともに、半田41に接続される。
第4実施形態においても、第1実施形態と同じ効果を得ることができる。
上記実施形態では、発光素子10の2個の端子10A、10Bに対応して2個の半田43、45を配置する構成について示している。しかしこれに限定されるものではなく、発光素子10の1個の端子(例えば端子10A)のみに対応して1個の半田(例えば半田43)のみが配置されるように構成してもよい。この場合、半田が設けられた側で配線32が切断されるのを抑制できる。
また、上記各実施形態では、表示装置として液晶表示装置を例に挙げて説明しているが、バックライト2は、液晶表示装置以外の表示装置に適用可能である。さらに、本実施形態は、バックライト2を用いることが可能な様々な電子機器に適用可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…液晶表示装置、2…バックライト、2A…バックライトモジュール、3…液晶表示パネル、4…フレーム、5…下側ケース、6…上側ケース、10…発光素子、11…FPC、12…粘着材、13…反射シート、14…導光板、15…拡散シート、16…プリズムシート、17…プリズムシート、21…基板、22…基板、23…偏光板、24…偏光板、25…ドライバ、27…粘着材、28…スペーサ、30…ベース層、31…接着層、32…配線、33…接着層、34…保護層、35…開口部、40…半田、41…半田、42…配線、43…半田、44…配線、45…半田。
Claims (6)
- ベース層、第1接着層、複数の配線、第2接着層、及び保護層が順に積層されて構成され、前記複数の配線は、それぞれが第1方向に延びる第1及び第2配線を含む、FPC(flexible printed circuit)と、
前記FPCに実装され、第1及び第2端子を有する発光素子と、
前記第1配線と前記第1端子とを接続する第1半田と、
前記第2配線と前記第2端子とを接続する第2半田と、
前記第1接着層上に第3配線を介して設けられ、前記第1半田の端を通りかつ前記第1方向に直交する第2方向に延びる第1補助線を横切るように配置された第3半田と、
を具備する表示装置用バックライトモジュール。 - 前記第1接着層上に第4配線を介して設けられ、前記第2半田の端を通りかつ前記第2方向に延びる第2補助線を横切るように配置された第4半田をさらに具備する
請求項1に記載の表示装置用バックライトモジュール。 - 前記保護層は、前記第1乃至第4半田を露出する開口部を有する
請求項2に記載の表示装置用バックライトモジュール。 - 前記第3及び第4半田は、島状に形成される
請求項2又は3に記載の表示装置用バックライトモジュール。 - 前記第3半田は、前記第1半田に接続され、
前記第4半田は、前記第2半田に接続される
請求項2又は3に記載の表示装置用バックライトモジュール。 - 請求項1に記載の表示装置用バックライトモジュールを含むバックライトと、
前記バックライトからの光を透過する表示パネルと、
を具備する表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021211207A JP2023095368A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 表示装置用バックライトモジュール、及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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-
2021
- 2021-12-24 JP JP2021211207A patent/JP2023095368A/ja active Pending
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