JP2023092331A - レーザ溶接方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)第1の母材と第2の母材との重なった部分において、前記第1の母材または前記第2の母材の側からレーザを照射する連続溶接により、所定の第1位置から所定の第2位置まで溶接ビードを形成することで、前記第1の母材と前記第2の母材とを重ね継手溶接するレーザ溶接方法において、前記第1位置よりも前記連続溶接の進行方向において手前側の所定の始点から、前記第2位置よりも前記連続溶接の進行方向において奥側の所定の終点まで前記連続溶接を行うことで、前記始点から前記終点までの加工前溶接ビードを形成し、前記第1の母材および前記第2の母材を、厚み方向に貫通するとともに、前記加工前溶接ビードの前記始点の側の第1端部を取り除く第1の略円形穴と、前記第1の母材および前記第2の母材を、厚み方向に貫通するとともに、前記加工前溶接ビードの前記終点の側の第2端部を取り除く第2の略円形穴と、を設けること、前記加工前溶接ビードは、前記第1端部および前記第2端部が取り除かれることで、前記第1位置から前記第2位置までの前記溶接ビードになること、を特徴とする。なお、所定の第1位置および所定の第2位置とは、第1の母材と第2の母材の接合部分の強度確保に必要な溶接長(溶接ビードの長さ)を得るために、任意に定められる位置である。また、略円形穴とは、例えば、丸穴や楕円状の穴であり、穴の内周に角部がないものを意味する。
本発明に係るレーザ溶接方法の第1の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、第1の母材1と第2の母材2とを、本実施形態に係るレーザ溶接方法を用いて接合した状態を示す図である。図2は、図1のA-A断面図である。
(1)第1の母材1と第2の母材2との重なった部分において、第1の母材1または第2の母材2の側からレーザを照射する連続溶接により、所定の第1位置6から所定の第2位置7まで溶接ビード3を形成することで、第1の母材1と第2の母材2とを重ね継手溶接するレーザ溶接方法において、第1位置6よりも連続溶接の進行方向(矢印Y)において手前側の所定の始点8から、第2位置7よりも連続溶接の進行方向(矢印Y)において奥側の所定の終点9まで連続溶接を行うことで、始点8から終点9までの加工前溶接ビード13を形成し、第1の母材1および第2の母材2を、厚み方向に貫通するとともに、加工前溶接ビード13の始点8の側の第1端部131を取り除く第1の略円形穴(例えば、第1の丸穴4)と、第1の母材1および第2の母材2を、厚み方向に貫通するとともに、加工前溶接ビード13の終点9の側の第2端部132を取り除く第2の略円形穴(例えば、第2の丸穴5)と、を設けること、加工前溶接ビード13は、第1端部131および第2端部132が取り除かれることで、第1位置6から第2位置7までの溶接ビード3になること、を特徴とする。なお、所定の第1位置6および所定の第2位置7とは、第1の母材1と第2の母材2の接合部分の強度確保に必要な溶接長L11(溶接ビード3の長さ)を得るために、任意に定められる位置である。
次に、第2の実施形態について、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。上に説明した第1の実施形態における第1の母材1および第2の母材2は、平板状の部材として説明している。第1の母材1および第2の母材2が平板状の部材である場合に、接合された第1の母材1と第2の母材2に対し、連続溶接の進行方向(矢印Y)と平行な方向において、相互に異なる方向に引張力(矢印F11,F12(図4参照))が働くと、第1の母材1および第2の母材2には、接合された部分を中心に、曲げモーメントが働く。これにより、第1の母材1および第2の母材2は、曲がろうとし、溶接ビード3に荷重が負荷されるおそれがある。そこで、第1の母材1および第2の母材2を平板状とするのではなく、図7に示すように、第1の母材1および第2の母材2に対し、連続溶接の進行方向(矢印Y)に対して平行に延伸するリブ11,12を設けることとしても良い。
(2)(1)に記載のレーザ溶接方法において、第1の母材1Aおよび第2の母材2Aのそれぞれは、連続溶接の進行方向(矢印Y)に対して平行に延伸するリブ11,12を、少なくとも1つ備えること、を特徴とする。
1A 第1の母材
2 第2の母材
2A 第2の母材
3 溶接ビード
4 第1の丸穴(第1の略円形穴の一例)
5 第2の丸穴(第2の略円形穴の一例)
6 第1位置
7 第2位置
8 始点
9 終点
13 加工前溶接ビード
131 第1端部
132 第2端部
(1)第1の母材と第2の母材との重なった部分において、前記第1の母材または前記第2の母材の側からレーザを照射する連続溶接により、所定の第1位置から所定の第2位置まで溶接ビードを形成することで、前記第1の母材と前記第2の母材とを重ね継手溶接するレーザ溶接方法において、前記第1位置よりも前記連続溶接の進行方向において手前側の所定の始点から、前記第2位置よりも前記連続溶接の進行方向において奥側の所定の終点まで前記連続溶接を行うことで、前記始点から前記終点までの加工前溶接ビードを形成し、前記第1の母材および前記第2の母材を、厚み方向に貫通するとともに、前記加工前溶接ビードの前記始点の側の第1端部を取り除く第1の略円形穴と、前記第1の母材および前記第2の母材を、厚み方向に貫通するとともに、前記加工前溶接ビードの前記終点の側の第2端部を取り除く第2の略円形穴と、を設けること、加工前溶接ビードは、第1の略円形穴により第1端部が取り除かれ、かつ、第2の略円形穴により第2端部が取り除かれることで、加工前溶接ビードの連続溶接の進行方向の両端部の先細り部が全て取り除かれ、第1位置から第2位置までの前記溶接ビードになること、第1の母材と第2の母材に負荷される荷重の方向と前記連続溶接の進行方向とが平行であること、を特徴とする。なお、所定の第1位置および所定の第2位置とは、第1の母材と第2の母材の接合部分の強度確保に必要な溶接長(溶接ビードの長さ)を得るために、任意に定められる位置である。また、略円形穴とは、例えば、丸穴や楕円状の穴であり、穴の内周に角部がないものを意味する。
Claims (3)
- 第1の母材と第2の母材との重なった部分において、前記第1の母材または前記第2の母材の側からレーザを照射する連続溶接により、所定の第1位置から所定の第2位置まで溶接ビードを形成することで、前記第1の母材と前記第2の母材とを重ね継手溶接するレーザ溶接方法において、
前記第1位置よりも前記連続溶接の進行方向において手前側の所定の始点から、前記第2位置よりも前記連続溶接の進行方向において奥側の所定の終点まで前記連続溶接を行うことで、前記始点から前記終点までの加工前溶接ビードを形成し、
前記第1の母材および前記第2の母材を、厚み方向に貫通するとともに、前記加工前溶接ビードの前記始点の側の第1端部を取り除く第1の略円形穴と、前記第1の母材および前記第2の母材を、厚み方向に貫通するとともに、前記加工前溶接ビードの前記終点の側の第2端部を取り除く第2の略円形穴と、を設けること、
前記加工前溶接ビードは、前記第1端部および前記第2端部が取り除かれることで、前記第1位置から前記第2位置までの前記溶接ビードになること、
を特徴とするレーザ溶接方法。 - 請求項1に記載のレーザ溶接方法において、
前記第1の母材および前記第2の母材のそれぞれは、前記連続溶接の進行方向に対して平行に延伸するリブを、少なくとも1つ備えること、
を特徴とするレーザ溶接方法。 - 請求項2に記載のレーザ溶接方法において、
前記第1の母材および前記第2の母材のそれぞれは、前記連続溶接の進行方向に直交する方向の両端部に、前記リブを備え、断面コの字形に形成されていること、
を特徴とするレーザ溶接方法。
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JP2010110793A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Nissan Motor Co Ltd | 線状溶接部応力緩和構造 |
JP2010158717A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-07-22 | Nippon Steel Corp | 高強度薄鋼板のレーザ重ね溶接継手及びその製造方法 |
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