JP2023091350A - テープ貼着装置およびテープ貼着方法 - Google Patents

テープ貼着装置およびテープ貼着方法 Download PDF

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貴 内保
Takashi Uchiho
良信 齋藤
Yoshinobu Saito
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Abstract

【課題】テープにシワが生じることなくフレームにテープを貼着することができると共に、時間経過に伴ってフレームからテープが剥がれてしまうのを防止することができるテープ貼着装置を提供する。【解決手段】テープ貼着装置2は、フレームFを支持するフレーム支持テーブル4と、フレーム支持テーブル4を昇降する昇降手段6、テープ貼着手段8と、制御手段とを備える。フレーム支持テーブル4には加熱手段Hが配設され、加熱手段Hはフレーム支持テーブル4に支持されたフレームFを加熱する。制御手段は、押圧ローラ18を押圧位置に位置づけてテープTにテンションを加えてフレームFの一端にテープTを貼着し、押圧ローラ18をフレームFの他端に向けて移動させると共に押圧ローラ18の移動に同期してフレーム支持テーブル4を上昇させてテープTに加わるテンションを一定に保つ。【選択図】図3

Description

本発明は、ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームにテープを貼着するテープ貼着装置およびテープ貼着方法に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画されたデバイス領域と、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とが表面に形成されたウエーハは、裏面が研削されて所望の厚みに形成された後、ダイシング装置、レーザー加工装置によって個々のデバイスチップに分割され、分割された各デバイスチップは携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
本出願人は、研削されたウエーハの搬送を容易にするために、外周余剰領域に対応する裏面にリング状の補強部を残存させ所定の加工を施した後、ウエーハの裏面にダイシングテープを貼着すると共にフレームでウエーハを支持し、ウエーハからリング状の補強部を除去する技術を提案した(たとえば特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に開示されている技術においては、外周余剰領域に対応する裏面にリング状の補強部が凸状に形成されたウエーハの裏面にダイシングテープを貼着してフレームと一体にする作業が困難であると共に、リング状の補強部を切断してウエーハから除去することが困難であり生産性が悪いという問題があった。
そこで、本出願人は、外周余剰領域に対応する裏面にリング状の補強部が凸状に形成されたウエーハから凸状の補強部を除去する加工装置を開発し、2020年7月17日に特許出願をした(特願2020-123201号)。
この加工装置は、
複数のウエーハが収容されたウエーハカセットが載置されるウエーハカセットテーブルと、
ウエーハカセットテーブルに載置されたウエーハカセットからウエーハを搬出するウエーハ搬出手段と、
ウエーハ搬出手段によって搬出されたウエーハの表面側を支持するウエーハテーブルと、
ウエーハを収容する開口部が形成されたリング状のフレームを複数収容するフレーム収容手段と、
フレーム収容手段からフレームを搬出するフレーム搬出手段と、
フレーム搬出手段によって搬出されたフレームを支持するフレームテーブルと、
フレームテーブルの上方に配設されフレームにテープを貼着するテープ貼着手段と、
テープが貼着されたフレームをウエーハテーブルまで搬送しウエーハテーブルに支持されたウエーハの裏面にフレームの開口部を位置づけてテープ付フレームをウエーハテーブルに載置するテープ付フレーム搬送手段と、
テープ付フレームのテープをウエーハの裏面に圧着するテープ圧着手段と、
テープ圧着手段によってテープ付フレームのテープとウエーハの裏面とが圧着されたフレームユニットをウエーハテーブルから搬出するフレームユニット搬出手段と、
フレームユニット搬出手段によって搬出されたフレームユニットのウエーハからリング状の補強部を切断し除去する補強部除去手段と、
リング状の補強部が除去されたリング無しユニットを補強部除去手段から搬出するリング無しユニット搬出手段と、
リング無しユニット搬出手段によって搬出されたリング無しユニットを収容するフレームカセットが載置されるフレームカセットテーブルと、を含む。
特開2010-62375号公報
しかし、フレームにテープを貼着してから数時間程度経過すると、フレームからテープが剥がれてしまい、ウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程、デバイスチップのピックアップ工程等において支障をきたすという問題がある。
また、テープにテンションを加えずに、テープをフレームに貼着すると、時間経過に伴うテープの剥がれを抑制できるものの、フレームに貼着したテープにシワが生じ、分割工程やピックアップ工程において支障をきたすという問題がある。
本発明の課題は、テープにシワを生じさせることなくフレームにテープを貼着することができると共に、時間経過に伴ってフレームからテープが剥がれてしまうのを防止することができるテープ貼着装置およびテープ貼着方法を提供することである。
本発明によれば、上記課題を解決する以下のテープ貼着装置が提供される。すなわち、
「ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームにテープを貼着するテープ貼着装置であって、
フレームを支持するフレーム支持テーブルと、該フレーム支持テーブルを昇降する昇降手段と、該フレーム支持テーブルに対向して配設されたテープ貼着手段と、制御手段と、を少なくとも備え、
該テープ貼着手段は、テープを送り出すテープ送り出し部と、使用済みのテープを巻き取るテープ巻き取り部と、該テープ送り出し部と該テープ巻き取り部との間に配設され送り出されたテープを該フレーム支持テーブルに支持されたフレームの一端から他端に向けて押圧しながら移動して貼着する押圧ローラと、を備え、
該フレーム支持テーブルには加熱手段が配設され、該加熱手段は該フレーム支持テーブルに支持されたフレームを加熱し、
該制御手段は、該押圧ローラを押圧位置に位置づけてテープにテンションを加えてフレームの一端にテープを貼着し、該押圧ローラをフレームの他端に向けて移動させると共に該押圧ローラの移動に同期して該フレーム支持テーブルを上昇させてテープに加わるテンションを一定に保つテープ貼着装置」が提供される。
好ましくは、該押圧ローラを該押圧位置に位置づけた際、テープは該押圧ローラから該テープ巻き取り部に向かって仰角をなし、該仰角が一定になるように該押圧ローラの移動に同期して該フレーム支持テーブルを上昇させる。該テープ貼着手段は、フレームに当接して回動しテープを切断するカッターを備えるのが好適である。該加熱手段によるフレームの加熱温度は50~70度でよい。
また、本発明によれば、上記課題を解決する以下のテープ貼着方法が提供される。すなわち、
「ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームにテープを貼着するテープ貼着方法であって、
フレームを支持するフレーム支持テーブルにフレームを載置する載置工程と、
フレームを加熱してテープをフレームに貼着するテープ貼着工程と、
を含むテープ貼着方法」である。
フレームの加熱温度は50~70度であるのが望ましい。
本発明によれば、テープにシワを生じさせることなくフレームにテープを貼着することができると共に、時間経過に伴ってフレームからテープが剥がれてしまうのを防止することができる。したがって、ウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程、デバイスチップのピックアップ工程等において支障をきたすことがない。
本発明に従って構成されたテープ貼着装置の斜視図。 図1に示すテープ貼着装置の模式図。 押圧ローラを押圧位置に位置づけて、フレームの一端にテープを貼着した状態を示す模式図。 図3に示す状態から押圧ローラを移動させた状態を示す模式図。 図4に示す状態から押圧ローラをさらに移動させた状態を示す模式図。 (a)補強部ありウエーハの斜視図、(b)補強部なしウエーハの斜視図。 (a)図6(a)に示す補強部ありウエーハの裏面をテープ付フレームのテープに貼着した状態を示す斜視図、(b)図6(a)に示す補強部ありウエーハの表面をテープ付フレームのテープに貼着した状態を示す斜視図。 (a)図6(b)に示す補強部なしウエーハの裏面をテープ付フレームのテープに貼着した状態を示す斜視図、(b)図6(b)に示す補強部なしウエーハの表面をテープ付フレームのテープに貼着した状態を示す斜視図。
以下、本発明に係るテープ貼着装置およびテープ貼着方法の好適実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(テープ貼着装置2)
まず、テープ貼着装置から説明すると、図1において全体を符号2で示すテープ貼着装置は、フレームFを支持するフレーム支持テーブル4と、フレーム支持テーブル4を昇降する昇降手段6と、フレーム支持テーブル4に対向して配設されたテープ貼着手段8と、制御手段10とを少なくとも備える。
(フレーム支持テーブル4)
フレーム支持テーブル4は、ガイド部材12に昇降自在に支持されている。図2に示すとおり、フレーム支持テーブル4には加熱手段Hが配設されている。加熱手段Hは、フレームFのサイズに対応した環状に形成されており、フレーム支持テーブル4に支持されたフレームFを均一に加熱するようになっている。加熱手段HによるフレームFの加熱温度は、常温におけるテープTの粘着性と比較して、テープTの粘着性を高めることができる程度の温度(たとえば、50~70度)であるのが好適である。
(昇降手段6)
昇降手段6は、ガイド部材12に設けられており、たとえば、フレーム支持テーブル4に連結され上下方向に延びるボールねじと、このボールねじを回転させるモータとを有する構成でよい。そして、昇降手段6は、ガイド部材12に沿ってフレーム支持テーブル4を昇降させる。
(テープ貼着手段8)
テープ貼着手段8は、テープTを送り出すテープ送り出し部14と、使用済みのテープTを巻き取るテープ巻き取り部16と、テープ送り出し部14とテープ巻き取り部16との間に配設され、送り出されたテープTをフレーム支持テーブル4に支持されたフレームFの一端から他端に向けて押圧しながら移動して貼着する押圧ローラ18とを備える。
(テープ貼着手段8のテープ送り出し部14)
テープ送り出し部14は、使用前のテープTが円筒状に巻かれたロールテープRを支持する支持ローラ20と、支持ローラ20の下方に配置された送り出しローラ22と、送り出しローラ22を回転させるモータ(図示していない。)と、送り出しローラ22の回転に伴って回転する従動ローラ24とを含む。
テープ送り出し部14は、モータによって送り出しローラ22と共に従動ローラ24を回転させることによって、送り出しローラ22と従動ローラ24とで挟み込んだテープTをロールテープRから送り出すようになっている。また、送り出しローラ22と従動ローラ24との間を通過したテープTからは剥離紙Pが剥離され、剥離された剥離紙Pは、剥離紙ローラ26に巻き取られて回収される。
(テープ貼着手段8のテープ巻き取り部16)
テープ巻き取り部16は、使用済みのテープTを巻き取る巻き取りローラ28と、巻き取りローラ28を回転させるモータ(図示していない。)と、送り出しローラ22と巻き取りローラ28との間に設置された一対のガイドローラ30とを含む。
テープ巻き取り部16においては、モータによって巻き取りローラ28を回転させることにより、フレームFに貼り付けた部分に当たる円形の開口部T(図1参照)が形成された使用済みのテープTを、一対のガイドローラ30によってガイドしつつ、巻き取りローラ28によって巻き取るようになっている。
(テープ貼着手段8の押圧ローラ18)
図2および図3を参照して説明すると、押圧ローラ18は、押圧ローラ位置づけ手段(図示していない)によって昇降されるようになっており、図2に示す上側待機位置と、図3に示す下側押圧位置とに位置づけられる。また、押圧ローラ18は、下側押圧位置に位置づけられた状態で、図示していない押圧ローラ移動手段によってY軸方向に移動させられるようになっている。
なお、Y軸方向は、図1に矢印Yで示す方向である。また、図1に矢印Xで示すX軸方向はY軸方向に直交する方向であり、図1に矢印Zで示すZ軸方向はX軸方向およびY軸方向に直交する上下方向である。X軸方向およびY軸方向が規定するXY平面は実質上水平である。
(テープ貼着手段8の切断機構32)
図1に示すとおり、図示の実施形態のテープ貼着手段8は、さらに、フレームFに当接して回動しテープTを切断するカッター44を含む切断機構32を備えている。切断機構32は、Z軸方向に延びるZ軸ガイド部材34と、Z軸方向に移動自在にZ軸ガイド部材34に支持されたZ軸可動部材36と、Z軸可動部材36をZ軸方向に移動させるZ軸送り手段(図示していない。)とを含む。Z軸送り手段は、Z軸可動部材36に連結されZ軸方向に延びるボールねじと、このボールねじを回転させるモータとを有する構成でよい。
また、切断機構32は、Z軸可動部材36の先端下面に固定されたモータ38と、Z軸方向に延びる軸線を中心としてモータ38によって回転されるアーム片40とを含む。アーム片40の下面には、互いに間隔をおいて第一・第二の垂下片42a、42bが付設されている。第一の垂下片42aには、Z軸方向と直交する軸線を中心として回転自在に円形のカッター44が支持され、第二の垂下片42bには、Z軸方向と直交する軸線を中心として回転自在に押さえローラ46が支持されている。
(制御手段10)
制御手段10は、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)と、演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)とを有するコンピュータから構成されている。そして、制御手段10は、昇降手段6、テープ貼着手段8および加熱手段Hの作動を制御するようになっている。
(フレームF)
図1に示すとおり、テープTが貼着されるフレームFは、環状であり、ウエーハを収容する円形の開口部Faを中央に備えている。
(テープT)
テープTは、片面に粘着層(糊層)が設けられた粘着テープである。テープTの粘着面には剥離紙Pが付設されている。
次に、テープ貼着方法について説明する。図示の実施形態では、上述のテープ貼着装置2を用いて、フレームFにテープTを貼着する方法について説明する。
まず、フレーム支持テーブル4にフレームFを載せる前に、フレームFを受け取り可能な位置(たとえば、図1ないし図2に示す位置)にフレーム支持テーブル4を位置づけると共に、押圧ローラ18を上側待機位置に位置づける。
また、ロールテープRからテープTを送り出し、剥離紙Pを剥離したテープTを弛ませることなく張った状態で、フレーム支持テーブル4の上方に位置づける。この際、フレーム支持テーブル4の上方に位置するテープTの粘着面を下に向ける。
(載置工程)
次いで、フレームFを支持するフレーム支持テーブル4にフレームFを載置する載置工程を実施する。
(テープ貼着工程)
載置工程を実施した後、フレームFを加熱してテープTをフレームFに貼着するテープ貼着工程を実施する。
テープ貼着工程においては、まず、加熱手段Hを作動させ、フレーム支持テーブル4上のフレームFを加熱する。フレームFの加熱温度は、フレームFにテープTが貼着される際にテープTの粘着性を高めることができる程度の温度(たとえば、50~70度)にする。
次いで、昇降手段6および押圧ローラ位置づけ手段を作動させ、図3に示すとおり、フレーム支持テーブル4を貼着開始位置に位置づけると共に、押圧ローラ18を下側押圧位置に位置づけて、テープTにテンションを加えてフレームFの一端にテープTを貼着する。
上記のように、フレーム支持テーブル4を貼着開始位置に位置づけると共に、押圧ローラ18を押圧位置に位置づけた際には、図3に示すとおり、テープTは、押圧ローラ18からテープ巻き取り部16の下側のガイドローラ30に向かって仰角αをなす。
次いで、押圧ローラ18でテープTをフレームFに押し付けながら、押圧ローラ18をフレームFの他端に向けてY軸方向に移動させる。押圧ローラ18を移動させる際は、押圧ローラ18の移動に同期してフレーム支持テーブル4を上昇させることにより、テープTに加わるテンションを一定に保つのが重要である。具体的には、図4および図5に示すとおり、仰角αが一定となるように、押圧ローラ18の移動に同期してフレーム支持テーブル4が次第に上昇するように制御手段10によって制御する。
これによって、均一なテンションをテープTに加えた状態でテープTをフレームFに貼着することができるので、テープTにシワを生じさせることなくフレームFにテープTを貼着することができる。
また、図示の実施形態では、加熱手段HでフレームFを加熱するので、フレームFに貼着されるテープTの粘着性を高めることができ、時間経過に伴ってフレームFからテープTが剥がれてしまうのを防止することができる。
テープTをフレームFに貼着した後、テープ貼着手段8の切断機構32のカッター44および押さえローラ46を下降させ、フレームF上のテープTにカッター44を押し当てると共に、押さえローラ46でテープTの上からフレームFを押さえる。次いで、モータ38によってアーム片40を回転させ、カッター44および押さえローラ46をフレームFに沿って円を描くように移動させる。これによって、フレームFの外周にはみ出したテープTをフレームFに沿って切断することができる。
また、押さえローラ46でテープTの上からフレームFを押さえているので、テープTを切断している際にフレームFやテープTの位置ずれが防止される。なお、円形の開口部Tが形成された使用済みのテープTは、テープ巻き取り部16によって巻き取られる。
このようにしてフレームFにテープTを貼着した後は、フレームFにテープTが貼着されたテープ付フレームFを搬送可能な位置までフレーム支持テーブル4を下降させた後、テープ付フレームFの開口部Faをウエーハに位置づけてテープ付フレームFのテープTにウエーハを貼着する装置(図示していない。)まで、テープ付フレーム搬送手段(図示していない。)によってテープ付フレームFを搬送する。テープ付フレームFのテープTに貼着するウエーハとしては、たとえば図6に示すウエーハ50、50’を挙げることができる。
図6(a)に示すウエーハ50の表面50aは、IC、LSI等の複数のデバイス52が格子状の分割予定ライン54によって区画されたデバイス領域56と、デバイス領域56を囲繞する外周余剰領域58とが形成されている。図6(a)では、便宜的にデバイス領域56と外周余剰領域58との境界60を二点鎖線で示しているが、実際には境界60を示す線は存在しない。
ウエーハ50の裏面50b側には、外周余剰領域58にリング状の補強部62が凸状に形成されており、外周余剰領域58の厚みはデバイス領域56の厚みよりも大きくなっている。また、テープ付フレームFのテープTに貼着するウエーハは、図6(b)に示すウエーハ50’のように、リング状の補強部が裏面50b’に設けられていないものであってもよい。
テープ付フレームFのテープTにウエーハ50を貼着する際は、図7(a)に示すように、ウエーハ50の裏面50bをテープTに貼着してもよく、あるいは、図7(b)に示すように、ウエーハ50の表面50aをテープTに貼着してもよい。また、リング状の補強部がないウエーハ50’をテープTに貼着する際も、図8(a)に示すように、ウエーハ50’の裏面50b’をテープTに貼着してもよく、あるいは、図8(b)に示すように、ウエーハ50’の表面50a’をテープTに貼着してもよい。
以上のとおりであり、図示の実施形態においては、均一なテンションをテープTに加えた状態でテープTをフレームFに貼着することができるので、テープTにシワを生じさせることなくフレームFにテープTを貼着することができる。
また、図示の実施形態では、加熱手段HでフレームFを加熱するので、フレームFに貼着されるテープTの粘着性を高めることができ、時間経過に伴ってフレームFからテープTが剥がれてしまうのを防止することができる。したがって、ウエーハ50を個々のデバイス52に分割する分割工程、デバイスチップのピックアップ工程等において支障をきたすことがない。
2:テープ貼着装置
4:フレーム支持テーブル
6:昇降手段
8:テープ貼着手段
10:制御手段
14:テープ送り出し部
16:テープ巻き取り部
18:押圧ローラ
44:カッター
50:ウエーハ
F:フレーム
Fa:フレームの開口部
T:テープ
α:仰角
H:加熱手段

Claims (6)

  1. ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームにテープを貼着するテープ貼着装置であって、
    フレームを支持するフレーム支持テーブルと、該フレーム支持テーブルを昇降する昇降手段と、該フレーム支持テーブルに対向して配設されたテープ貼着手段と、制御手段と、を少なくとも備え、
    該テープ貼着手段は、テープを送り出すテープ送り出し部と、使用済みのテープを巻き取るテープ巻き取り部と、該テープ送り出し部と該テープ巻き取り部との間に配設され送り出されたテープを該フレーム支持テーブルに支持されたフレームの一端から他端に向けて押圧しながら移動して貼着する押圧ローラと、を備え、
    該フレーム支持テーブルには加熱手段が配設され、該加熱手段は該フレーム支持テーブルに支持されたフレームを加熱し、
    該制御手段は、該押圧ローラを押圧位置に位置づけてテープにテンションを加えてフレームの一端にテープを貼着し、該押圧ローラをフレームの他端に向けて移動させると共に該押圧ローラの移動に同期して該フレーム支持テーブルを上昇させてテープに加わるテンションを一定に保つテープ貼着装置。
  2. 該押圧ローラを該押圧位置に位置づけた際、テープは該押圧ローラから該テープ巻き取り部に向かって仰角をなし、該仰角が一定になるように該押圧ローラの移動に同期して該フレーム支持テーブルを上昇させる請求項1記載のテープ貼着装置。
  3. 該テープ貼着手段は、フレームに当接して回動しテープを切断するカッターを備える請求項1記載のテープ貼着装置。
  4. 該加熱手段によるフレームの加熱温度は50~70度である請求項1記載のテープ貼着装置。
  5. ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームにテープを貼着するテープ貼着方法であって、
    フレームを支持するフレーム支持テーブルにフレームを載置する載置工程と、
    フレームを加熱してテープをフレームに貼着するテープ貼着工程と、
    を含むテープ貼着方法。
  6. フレームの加熱温度は50~70度である請求項5記載のテープ貼着方法。
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