JP2023090141A - 端面塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワーク基板の端面上に所望する形状で流動体を固化させることができる端面塗布装置を提供する。
【解決手段】端面塗布装置100は、ワーク保持具101、流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115をそれぞれ備えている。ワーク保持具101は、ワーク基板90を水平状態でかつ塗布端面92aを張り出した状態で保持する保持面102を備えている。流動体吐出具110は、ワーク基板90の塗布端面92aに流動体94を吐出するノズル111を備えている。エア吹付け具112は、塗布端面92aに塗布された流動体94に空気を吹き付けて形状を変化させるための空気を噴射するノズル113を備えている。流動体定着装置115は、塗布端面92aに塗布された流動体94を固化させるための紫外線を照射する。
【選択図】 図1
【解決手段】端面塗布装置100は、ワーク保持具101、流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115をそれぞれ備えている。ワーク保持具101は、ワーク基板90を水平状態でかつ塗布端面92aを張り出した状態で保持する保持面102を備えている。流動体吐出具110は、ワーク基板90の塗布端面92aに流動体94を吐出するノズル111を備えている。エア吹付け具112は、塗布端面92aに塗布された流動体94に空気を吹き付けて形状を変化させるための空気を噴射するノズル113を備えている。流動体定着装置115は、塗布端面92aに塗布された流動体94を固化させるための紫外線を照射する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、板状に形成された基板の端面に流動体を塗布する端面塗布装置に関する。
従来から、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、液晶テレビおよび有機EL表示装置などのプリント基板または液晶ディスプレイを構成する薄板状の基板においては、基板の割れや欠けを防止するために基板の端面に樹脂材からなる保護層が形成されている。例えば、下記特許文献1には、板状に形成された静電容量型タッチパネルを構成するガラス基板の端面に紫外線硬化樹脂を吐出して保護層を形成する工程が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された保護層の形成工程においては、端面に付着した流動体が表面張力によって凸状の曲面状に盛り上がった状態で固化するため、保護層の膜厚を一定に形成するなど保護層を所望する形状に形成することができないという問題がある。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、ワーク基板の端面上に所望する形状で流動体を固化させることができる端面塗布装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、板状に形成されたワーク基板の端面に流動体を塗布する端面塗布装置であって、ワーク基板を着脱自在に保持するワーク保持具と、ワーク基板における端面に流動体を吐出する流動体吐出具と、端面に付着した流動体に気体を吹き付けて同流動体の形を成形するエア吹付け具とを備えることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、端面塗布装置は、エア吹付け具がワーク基板の端面に付着した流動体に気体を吹き付けて同流動体の形を成形しているため、ワーク基板の端面上に所望する形状で流動体を固化させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記端面塗布装置において、さらに、流動体吐出具をワーク保持具に保持されたワーク基板の端面に沿って相対的に変位させる可動キャリッジ装置を備え、エア吹付け具は、可動キャリッジ装置に設けられていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、端面塗布装置は、エア吹付け具が流動体吐出具を変位させる可動キャリッジ装置に設けられているため、エア吹付け具のための変位装置が不要となり装置構成を簡単化することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記端面塗布装置において、エア吹付け具は、流動体を吐出しながらワーク基板の端面に沿って相対的に変位する流動体吐出具に対して変位方向の下流側に配置されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、端面塗布装置は、エア吹付け具が流動体を吐出しながらワーク基板の端面に沿って相対的に変位する流動体吐出具に対して変位方向の下流側に配置されているため、端面に塗布した流動体に直ちに気体を吹き付けて成形することができタクトタイムを短縮化することもできる。
また、本発明の他の特徴は、前記端面塗布装置において、さらに、端面に付着した流動体を固化させるための流動体定着装置を備えており、流動体定着装置は、可動キャリッジ装置におけるエア吹付け具の変位方向の下流側に配置されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、端面塗布装置は、可動キャリッジ装置におけるエア吹付け具の変位方向の下流側に流動体を固化させるための流動体定着装置が設けられているため、端面上で形を整えた流動体を直ちに固化することができ成形精度を向上させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記端面塗布装置において、エア吹付け具は、端面の端部よりも内側の位置で気体の吹付けを開始することにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、端面塗布装置は、エア吹付け具がワーク基板の端面の端部よりも内側の位置で気体の吹付けを開始するため、ワーク基板の端面の端部部分に付着している流動体が端部からはみ出して同端部から離脱して周囲に飛散したり、この端部に隣接する端部に回り込んで付着したりすることを防止することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記端面塗布装置において、エア吹付け具は、端面に付着した流動体を同端面に隣接する板面または端面にまで塗り広げることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、端面塗布装置は、エア吹付け具がワーク基板の端面に付着した流動体を同端面に隣接する板面または端面にまで塗り広げるため、端面の角部を含めた領域を流動体で覆う塗布処理を効率的に行うことができる。
以下、本発明に係る端面塗布装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る端面塗布装置100の外観構成の概略を模式的に示す側面図である。また、図2は、図1に示す端面塗布装置100の外観構成の概略を模式的に示す平面図である。図3は、図1に示す端面塗布装置100の外観構成の概略を模式的に示す正面図である。図4は、図1に示す端面塗布装置100の作動を制御するための制御システムのブロック図である。なお、本明細書において参照する図は、本発明の理解を容易するために一部の構成要素を誇張して表すなど模式的に示している。
この端面塗布装置100は、板状に形成されたワーク基板90の端面92に保護層93を形成するために原料となる樹脂製の流動体94を塗布するための機械装置である。
(ワーク基板90の説明)
まず、本発明に係る端面塗布装置100を説明する前に、この端面塗布装置100の加工対象であるワーク基板90について説明する。このワーク基板90は、スマートフォンタブレット端末装置などの携帯端末装置内に組み込まれる電気回路または電気回路が形成されたプリント基板である。この場合、ワーク基板90の厚さは、概ね0.1mm~1.0mmに形成されている。本実施形態においては、ワーク基板90は、アルミニウム材または銅材を基材として、長辺が130mm、短辺が70mm、厚さが0.5mmの平面視で略長方形状に形成されている。なお、ワーク基板90の大きさまたは形状は、ワーク基板90の仕様に応じて適宜決定されるものであり、本実施形態に限定されるものでないことは当然である。
まず、本発明に係る端面塗布装置100を説明する前に、この端面塗布装置100の加工対象であるワーク基板90について説明する。このワーク基板90は、スマートフォンタブレット端末装置などの携帯端末装置内に組み込まれる電気回路または電気回路が形成されたプリント基板である。この場合、ワーク基板90の厚さは、概ね0.1mm~1.0mmに形成されている。本実施形態においては、ワーク基板90は、アルミニウム材または銅材を基材として、長辺が130mm、短辺が70mm、厚さが0.5mmの平面視で略長方形状に形成されている。なお、ワーク基板90の大きさまたは形状は、ワーク基板90の仕様に応じて適宜決定されるものであり、本実施形態に限定されるものでないことは当然である。
このワーク基板90は、板面91が平坦に形成されるとともに板面91の四方の端面92に端面塗布装置100によって保護層93が形成される。保護層93は、図5に示すように、ワーク基板90の汚損を防止するために端面92上に形成される固体または半固体状の樹脂層である。この保護層93は、50μm~1mmの範囲の厚さで形成される。また、流動体94は、固体または半固体状の保護層93の原料となる流動性を有する未硬化の樹脂材である。流動体94としては、アクリル系、エポキシ系、エンチオール系およびポリエンーポリチオールの各種樹脂材を用いることができる。なお、図2においては、ワーク基板90を二点鎖線で示している。
(端面塗布装置100の構成)
端面塗布装置100は、ワーク保持具101を備えている。ワーク保持具101は、加工対象である1枚のワーク基板90を着脱自在に保持する装置であり、ワーク基板90の板面91を保持する平面状の保持面102を備えている。保持面102は、ワーク基板90の板面91を負圧によって吸着するための部分であり、空気を吸引して負圧を発生させるための複数の孔部が形成されている。これらの孔部には、後述する制御装置130によって作動制御されて空気を吸引する吸引ポンプ103がそれぞれ接続されている。なお、図1においては、負圧を生じさせる孔部を破線で示しているが、図2および図3においては同孔部の図示を省略している。
端面塗布装置100は、ワーク保持具101を備えている。ワーク保持具101は、加工対象である1枚のワーク基板90を着脱自在に保持する装置であり、ワーク基板90の板面91を保持する平面状の保持面102を備えている。保持面102は、ワーク基板90の板面91を負圧によって吸着するための部分であり、空気を吸引して負圧を発生させるための複数の孔部が形成されている。これらの孔部には、後述する制御装置130によって作動制御されて空気を吸引する吸引ポンプ103がそれぞれ接続されている。なお、図1においては、負圧を生じさせる孔部を破線で示しているが、図2および図3においては同孔部の図示を省略している。
この保持面102は、平面視においてワーク基板90の大きさよりも小さい形状(本実施形態においては、長方形状)に形成されており、ワーク基板90の端面92が保持面102の外周部(4辺)から張り出すように構成されている。このワーク保持具101は、端面塗布装置100におけるベース台104上に固定的に設けられている。
ベース台104は、主として、ワーク保持具101および可動キャリッジ装置120をそれぞれ支持するための部品であり、鉄などの金属材料を板状に形成して構成されている。このベース台104は、端面塗布装置100における図示しない支持フレーム上に固定的に支持されている。すなわち、ワーク保持具101は、保持面102が水平になる姿勢でベース台104上に取り付けられている。このワーク保持具101の上方には、ワーク搬送装置105が設けられている。
ワーク搬送装置105は、ワーク基板90を着脱自在に保持してワーク保持具101の保持面102上に設置、撤去または向きの変更をするための機械装置である。このワーク搬送装置105は、図示しない吸引ポンプが発生させる負圧によってワーク基板90の板面91を吸着することでワーク基板90を着脱自在に保持するハンド部105aを備えるとともに、このハンド部105aの位置または向きを変化させる図示しないハンド部可動機構を備えている。
この場合、ハンド部可動機構は、ワーク保持具101に保持されているワーク基板90の4つの端面92のうちで流動体94の塗布作業が行われる1つの塗布端面92aに対する前記流動体94の塗布方向(つまり、塗布端面92aが延びる方向)であるX軸方向、このX軸方向および塗布端面92aにそれぞれ直交する方向(塗布端面92aに接近または離隔する方向)であるY軸方向、およびこれらX軸方向およびY軸方向にそれぞれ直交する方向(板面91に接近または離隔する方向)であるZ軸方向からなる直交3軸方向にワーク基板90を変位させることができる。また、ハンド部可動機構は、Z軸方向周りにワーク基板90を回動させて向きを変えることができる。
このワーク搬送装置105は、端面塗布装置100における前記した図示しない支持フレームによって支持されており、制御装置130によって作動が制御される。一方、ワーク保持具101に保持されたワーク基板90の塗布端面92aに対向する位置には、流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115がそれぞれ設けられている。
流動体吐出具110は、ワーク保持具101に保持されたワーク基板90の塗布端面92aに流動体94を吐出するための機械装置である。具体的には、流動体吐出具110は、主として、流動体94を吐出するノズル111と、ノズル111に流動体94を送るシリンジポンプなどからなる送液ポンプ(図示せず)とを備えて構成されている。ノズル111は、ワーク保持具101に保持されたワーク基板90の塗布端面92aに吐出口を対向させた姿勢で可動キャリッジ装置120に支持されている。この流動体吐出具110は、制御装置130によって作動が制御される。なお、流動体吐出具110は、流動体94の液滴を塗布端面92aに向かって飛翔させて付着させるタイプでもよいし、塗布端面92aに飛翔させることなく直接塗布して付着させるタイプでもよい。
エア吹付け具112は、ワーク基板90の塗布端面92aに塗布された流動体94に対して気体を噴射して流動体94の形状を成形するための機械装置である。具体的には、エア吹付け具112は、主として、流動体94を吐出するノズル113と、ノズル113の図示Z軸方向の位置を調整する台座114と、ノズル113に空気を送るエアコンプレッサ(図示せず)とをそれぞれ備えて構成されている。このエア吹付け具112は、エアコンプレッサが制御装置130によって作動が制御される。
ノズル113は、ワーク保持具101に保持されたワーク基板90の塗布端面92aに吐出口113aを対向させた姿勢で台座114を介して可動キャリッジ装置120に支持されている。この場合、ノズル113は、空気を噴出する吐出口113aが塗布端面92aの図示Z軸方向の幅である厚さ方向の中心部分に対向するように全体として水平な姿勢で配置されている。また、ノズル113の吐出口113aの内径は、塗布端面92aの図示Z軸方向の幅である厚さ以下の大きさに形成されている。このノズル113は、吐出口113aから噴射される空気量が制御装置130によるエアコンプレッサの作動制御によって調整される。
台座114は、ノズル113を支持するテーブルが図示Z軸方向に昇降自在に構成されている。この場合、台座114におけるテーブルの図示Z軸方向の位置は、作業者による調整ノブ114aを回動操作によって調整することができる。
流動体定着装置115は、ワーク基板90の塗布端面92aに塗布された流動体94を硬化させて塗布端面92aに定着されるための機械装置である。具体的には、流動体定着装置115は、流動体94を硬化させることができる紫外線を発する紫外線照射装置によって構成されている。この流動体定着装置115は、ワーク保持具101に保持されたワーク基板90の塗布端面92aに紫外線発光面を対向させた姿勢で可動キャリッジ装置120に支持されている。この流動体定着装置115は、制御装置130によって作動が制御される。
可動キャリッジ装置120は、ワーク保持具101に保持されたワーク基板90の塗布端面92aの形成方向(図示X軸方向)に沿って流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115をそれぞれ往復変位させるための機械装置である。具体的には、可動キャリッジ装置120は、流動体吐出具110,エア吹付け具112および流動体定着装置115を載置して図示X軸方向に往復変位する板状のスライダー121を有したリニアスライド機構によって構成されている。この場合、リニアスライド機構を駆動する電動モータは制御装置130によって作動が制御される。
この可動キャリッジ装置120は、スライダー121が図示X軸方向に往復変位するようにベース台104上に固定的に取り付けられている。すなわち、流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115は、可動キャリッジ装置120によって一体的に図示X軸方向に往復変位する。なお、可動キャリッジ装置120は、リニアスライド機構に代えて送りネジ機構などの他の機構で構成することもできる。
制御装置130は、マイクロコンピュータによって構成されており、吸引ポンプ103、ワーク搬送装置105、流動体吐出具110、エア吹付け具112、流動体定着装置115および可動キャリッジ装置120の各作動をそれぞれ制御する。この制御装置130は、作業者からの指示を入力するとともに制御装置130の作動状態を表示するための液晶のタッチディスプレイからなる操作パネル131を備えている。
なお、端面塗布装置100は、電源から導入した電力を吸引ポンプ103、ワーク搬送装置105、流動体吐出具110、エア吹付け具112、流動体定着装置115、可動キャリッジ装置120および制御装置130などの各種電気機器に供給するための電源部のほか、これらの構成機器をそれぞれ包囲する外装カバーなどを有しているが、これらについては、本発明に直接関わらないため、その説明は省略する。
(端面塗布装置100の作動)
次に、このように構成された端面塗布装置100の作動につい説明する。まず、端面塗布装置100を用いてワーク基板90の端面92に流動体94を塗布して端面92上に保護層93を形成する作業者は、端面塗布装置100における図示しない電源スイッチをONにすることにより制御装置130を起動させる。これにより、制御装置130は、ROMなどの記憶装置に予め記憶された制御プログラムを実行することによって作動を開始して作業者からの指示を待つ待機状態となる。
次に、このように構成された端面塗布装置100の作動につい説明する。まず、端面塗布装置100を用いてワーク基板90の端面92に流動体94を塗布して端面92上に保護層93を形成する作業者は、端面塗布装置100における図示しない電源スイッチをONにすることにより制御装置130を起動させる。これにより、制御装置130は、ROMなどの記憶装置に予め記憶された制御プログラムを実行することによって作動を開始して作業者からの指示を待つ待機状態となる。
次に、作業者は、流動体94の塗布対象となるワーク基板90の準備を行う。具体的には、作業者は、流動体94の塗布対象となる複数のワーク基板90を端面塗布装置100の近傍に設けられるワーク基板90を一時的に貯めておくためのストックスペース(図示せず)に配置する。なお、ワーク基板90は、予め前工程でカッターなどの切削工具を用いて所定の形状に切断された後、端面92がブラシなどの研削工具を用いて研磨加工されている。
次に、作業者は、ワーク基板90の端面92上に流動体94を塗布する塗布作業を開始する。具体的には、作業者は、制御装置130に対して操作パネル131を介して流動体94の塗布作業の開始を指示する。この指示に応答して制御装置130は、図示しない流動体塗布プログラムを実行してワーク基板90の端面92に対して流動体94の塗布作業を開始する。
具体的には、制御装置130は、可動キャリッジ装置120の作動を制御して流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115をそれぞれ載置するスライダー121をワーク基板90の塗布端面92aにおける流動体94の塗布開始位置に位置決めする。本実施形態においては、制御装置130は、図2における二点鎖線で示すように、スライダー121を図示X軸方向における最右端の位置に位置決めさせる。また、制御装置130は、流動体定着装置115の作動を開始させて紫外線を発光させる。
次に、制御装置130は、ワーク搬送装置105の作動を制御してストックスペースに配置されているワーク基板90を把持してワーク保持具101の保持面102上に配置する。この場合、ワーク基板90は、4つの端面92のうちの1つの端面92を塗布端面92aとして流動体吐出具110に対向するとともに図示X軸方向に平行な向きで配置される。また、この場合、ワーク基板90は、塗布端面92aが保持面102の端部から張り出した状態で配置される。なお、ワーク基板90は、作業者の手作業によってワーク保持具101上に配置されてもよいことは当然である。
次に、制御装置130は、吸引ポンプ103を作動させることにより保持面102上に負圧を発生させてワーク基板90を保持させる。これにより、ワーク基板90は、ワーク保持具101における保持面102上に水平状態で固定的に保持される(図1参照)。
次に、制御装置130は、図2における二点鎖線の矢印で示すように、可動キャリッジ装置120の作動を制御して流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115をそれぞれ塗布端面92aに沿って変位させる。この場合、制御装置130は、流動体吐出具110の作動を制御してノズル111から流動体94を吐出させる。これにより、ワーク基板90の塗布端面92aには、流動体94が塗布される。この場合、塗布端面92aに付着した流動体94は、図5に示すように、表面張力によって塗布端面92aの厚さ方向の中央部が図示Y軸方向に凸状に張り出した断面が円弧状の曲面に形成される。
また、制御装置130は、エア吹付け具112のノズル113が塗布端面92aにおけるスライダー121の操作方向(図示X軸方向)の2つの端部92aa,92abのうちの一方の端部92aaよりも内側の位置で同端部92aaを通過した直後のタイミングでエア吹付け具112の作動を制御してノズル113から空気を吐出させる。これにより、塗布端面92aに塗布された流動体94は、図6に示すように、凸状に盛り上がった形状が吹付けられた空気流(破線矢印参照)によって押し潰されて平坦に変形する。この場合、制御装置130は、塗布端面92aの端部92aaよりも内側の位置でノズル113から空気を吐出させているため、同端部92aaに隣接する端面92側に流動体94が流動することを防止することができる。
そして、平坦面状に変形した流動体94には、エア吹付け具112のノズル113が通り過ぎた直後に流動体定着装置115による紫外線の照射が行われる。これにより、ワーク基板90の塗布端面92aには、流動体94が塗布された後、直ちに空気の吹付けおよび紫外線の照射が順次行われることで塗布端面92a上に平坦な形状で固化して定着した保護層93が形成される。なお、エア吹付け具112から噴射される空気量は、作業者によって予め制御装置130に設定される。
次に、制御装置130は、エア吹付け具112のノズル113が塗布端面92aにおけるスライダー121の操作方向(図示X軸方向)の2つの端部92aa,92abのうちの他方の端部92abよりも内側の位置で同端部92abを通過する直前のタイミングでエア吹付け具112の作動を制御してノズル113からの空気の吐出を停止させる。これにより、制御装置130は、塗布端面92aの端部92abよりも内側の位置でノズル113からの空気の吐出を停止させているため、同端部92abに隣接する端面92側に流動体94が流動することを防止することができる。
次に、制御装置130は、塗布端面92aに流動体94の塗布および紫外線の照射を終えた場合には、可動キャリッジ装置120の作動を制御してスライダー121をワーク基板90の塗布端面92aにおける流動体94の塗布開始位置に再び位置決めする。
次に、制御装置130は、ワーク保持具101上に保持されているワーク基板90の向きを変える。具体的には、制御装置130は、吸引ポンプ103の作動を制御してワーク基板90の吸着状態を解除する。次に、制御装置130は、ワーク搬送装置105の作動を制御してワーク保持具101上のワーク基板90を保持して上方に変位させることでワーク保持具101上から離脱させるとともに、ワーク搬送装置105の作動を制御して保持しているワーク基板90の向きを90度だけ回動させる。
次に、制御装置130は、ワーク搬送装置105の作動を制御して再びワーク保持具101上に載置した後、吸引ポンプ103を作動させることにより保持面102上にワーク基板90を再び保持させる。これにより、流動体吐出具110には、同一のワーク基板90における新たな塗布端面92aが対向配置される。
なお、このワーク基板90の向きの変更過程においては、制御装置130は、流動体定着装置115の作動を一時的に停止して、紫外線が不必要な部分に照射されることを防止している。しかし、制御装置130は、ワーク基板90の向きの変更過程において、流動体定着装置115の紫外線照射状態を維持することを排除するものではない。
次に、制御装置130は、新たな塗布端面92aに対して流動体94の塗布作業を行う。この新たな塗布端面92aに対する流動体94の塗布作業は、前記した塗布作業と同じであるためその説明を省略する。すなわち、制御装置130は、1つのワーク基板90について1つの塗布端面92aに保護層93を形成するごとにワーク基板90の向きを90度ずつ変えてワーク保持具101上に配置し直すことで4つの端面92にそれぞれ保護層93の形成作業を行うことができる。
そして、制御装置130は、ワーク基板90のすべての塗布端面92aに流動体94を塗布して保護層93の形成作業を終えた場合には、吸引ポンプ103およびワーク搬送装置105の作動を制御してワーク保持具101上からワーク基板90を撤去して新たなワーク基板90をワーク保持具101上に配置して流動体94の塗布作業を行うことができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、端面塗布装置100は、エア吹付け具112がワーク基板90の塗布端面92aに付着した流動体94に気体を吹き付けて同流動体94の形を成形しているため、ワーク基板90の端面上に所望する形状で流動体94を固化させることができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、下記各変形例において、上記実施形態と同様の構成部分については同じ符号を付して、その説明を省略する。
例えば、上記実施形態においては、エア吹付け具112は、塗布端面92a上に付着した流動体94に空気を吹き付けて流動体94の表面を平坦面状に成形した。しかし、エア吹付け具112は、塗布端面92a上に付着した流動体94に空気を吹き付けて流動体94の表面を平坦面状以外の形状に成形するようにしてもよい。例えば、エア吹付け具112は、塗布端面92a上に付着した流動体94に対して上記実施形態よりも弱く空気を吹き付けることで凸状に盛り上がる流動体94の表面の高さを低くした凸状の曲面形状に形成することができる。
また、例えば、エア吹付け具112は、図7に示すように、塗布端面92a上に付着した流動体94に対して上記実施形態よりも強く空気を吹き付けることで流動体94の表面におけるワーク基板90の厚さ方向両側の厚さを中央部の厚さよりも厚く形成することもできる。また、例えば、エア吹付け具112は、図8に示すように、塗布端面92a上に付着した流動体94に対して上記実施形態よりも強く空気を吹き付けることで流動体94を塗布端面92aの縁部を越えて板面91の縁部分91aまで流動させて塗布端面92aと板面91との間の角部95を覆うように形成することもできる。
また、上記実施形態においては、エア吹付け具112は、吐出口113aを塗布端面92aにおける厚さ方向の中央部に対向配置して水平方向に空気を噴射するように構成した。しかし、エア吹付け具112は、吐出口113aを塗布端面92aにおける厚さ方向の中央部より上側または下側に対向配置することもできる。また、エア吹付け具112は、図9に示すように、塗布端面92aに対する空気の噴射方向が直交するのではなく傾斜するように配置することもできる。これらによれば、エア吹付け具112は、図9に示すように、塗布端面92a上に付着した流動体94を塗布端面92aにおける片方の端部を越えて塗布端面92aと板面91との間の2つの角部95のうちの一方の角部95を覆うように形成することができる。
また、上記実施形態においては、制御装置130は、エア吹付け具112のノズル113が塗布端面92aにおけるスライダー121の操作方向(図示X軸方向)の2つの端部92aa,92abのうちの一方の端部92aaよりも内側の位置で同端部92aaを通過した直後のタイミングでエア吹付け具112の作動を制御してノズル113から空気を吐出させるように構成した。これにより、端面塗布装置100は、ワーク基板90の塗布端面92aの端部部分に付着している流動体94が端部からはみ出して同端部から離脱して周囲に飛散したり、この端部に隣接する端部に回り込んで付着したりすることを防止することができる。しかし、制御装置130は、エア吹付け具112のノズル113が塗布端面92aにおけるスライダー121の操作方向(図示X軸方向)の2つの端部92aa,92abのうちの一方の端部92aaよりも外側の位置でノズル113から空気を吐出させるように構成することもできる。これによれば、端面塗布装置100は、ワーク基板90の塗布端面92aの端部部分に付着している流動体94を端部からはみ出させて同端部この端部に隣接する端部に回り込んで付着させることができる。
また、上記実施形態においては、制御装置130は、エア吹付け具112のノズル113が塗布端面92aにおけるスライダー121の操作方向(図示X軸方向)の2つの端部92aa,92abのうちの他方の端部92abよりも内側の位置で同端部92abを通過する直前のタイミングでエア吹付け具112の作動を制御してノズル113からの空気の吐出を停止させるように構成した。しかし、制御装置130は、エア吹付け具112のノズル113が塗布端面92aにおけるスライダー121の操作方向(図示X軸方向)の2つの端部92aa,92abのうちの他方の端部92abよりも外側の位置で同端部92abを通過した後のタイミングでエア吹付け具112の作動を制御してノズル113からの空気の吐出を停止させるように構成することもできる。これによれば、端面塗布装置100は、ワーク基板90の塗布端面92aの端部部分に付着している流動体94を端部からはみ出させて同端部この端部に隣接する端部に回り込んで付着させることができる。
した。
した。
また、上記実施形態においては、エア吹付け具112は、塗布端面92a上に付着した流動体94に対して空気を吹き付けるように構成した。しかし、エア吹付け具112は、塗布端面92a上に付着した流動体94に対して空気以外の気体を吹き付けるように構成することもできる。例えば、エア吹付け具112は、塗布端面92a上に付着した流動体94に対してアルゴンガスまたは窒素ガスなどの不活性ガスを吹き付けるように構成することもできる。
また、上記実施形態においては、エア吹付け具112は、吐出口113aを塗布端面92aの厚さより小さな内径に形成した。しかし、エア吹付け具112は、吐出口113aの内径を塗布端面92aの厚さと同じまたは同厚さよりも大きく形成することもできる。この場合、エア吹付け具112は、流動体94を塗布端面92a上から板面91側に流動させる場合(図8参照)には吐出口113aの内径を塗布端面92aの厚さ以上の大きさに形成しておくとよい。
また、上記実施形態においては、エア吹付け具112は、流動体吐出具110を変位させるスライダー121上に配置した。この場合、エア吹付け具112は、流動体吐出具110に対して流動体94の塗布時の変位方向の下流側に配置した。これにより端面塗布装置100は、塗布端面92aに塗布した流動体94に直ちに気体を吹き付けて成形することができタクトタイムを短縮化することもできる。しかし、エア吹付け具112は、流動体吐出具110に対して流動体塗布時の変位方向の上流側に配置することもできる。この場合、流動体定着装置115は、エア吹付け具112に対して変位方向の下流側に配置する。これによれば、制御装置130は、流動体吐出具110による流動体94の塗布端面92aへの塗布後、スライダー121の帰還時に流動体94への空気の吹付けおよび紫外線の照射によって流動体94の成形および固化を行うことができる。
また、上記実施形態においては、エア吹付け具112は、流動体吐出具110を変位させるスライダー121上に配置した。しかし、エア吹付け具112は、塗布端面92a上に塗布されて流動性を保った状態の流動体94に空気を吹き付けられるように構成されていればよい。したがって、エア吹付け具112は、流動体吐出具110を変位させるスライダー121とは別のスライダー(図示せず)上に流動体定着装置115とともに配置することもできる。この場合、制御装置130は、流動体吐出具110による塗布端面92aへの流動体94の塗布後に、エア吹付け具112および流動体定着装置115を変位させて流動体94への空気の吹付けおよび紫外線の照射によって流動体94の成形および固化を行うことができる。
また、上記実施形態においては、端面塗布装置100は、常温のワーク基板90に対して流動体94を付着させて保護層93を形成するようにした。しかし、端面塗布装置100は、ワーク基板90における少なくとも塗布端面92aを加熱した後に流動体94を塗布するように構成することもできる。
具体的には、端面塗布装置100は、図10に示すように、スライダー121上における流動体吐出具110に対して流動体94の塗布時の変位方向の上流側に塗布部加熱具140を備えている。塗布部加熱具140は、塗布端面92aに対して温風または熱風を吹き付けて塗布端面92aを加熱するための装置であり、空気を電熱線によって加熱して吹き出すブロアとこのブロアによって生成される温風または熱風を噴射させるノズル141を備えて構成されている。この塗布部加熱具140は、制御装置130によって作動が制御される。なお、塗布部加熱具140は、外気を30℃以上かつ200℃以下に加熱する。
このように構成された端面塗布装置100は、流動体吐出具110が塗布端面92aに流動体94を付着させる前に塗布端面92aを加熱する。具体的には、制御装置130は、可動キャリッジ装置120の作動を制御して塗布部加熱具140は、流動体吐出具110、エア吹付け具112および流動体定着装置115をそれぞれ塗布端面92aに沿って変位させる(図10における破線矢印参照)。この場合、制御装置130は、塗布部加熱具140の作動を制御してノズル141から温風または熱風を噴射させながら流動体吐出具110の作動を制御してノズル111から流動体94を吐出させる。これにより、ワーク基板90の塗布端面92aは、ノズル141から噴射された温風または熱風によって加熱された状態で流動体吐出具110から流動体94が塗布される。
次に、制御装置130は、エア吹付け具112の作動を制御して塗布端面92a上の流動体94に空気を吹き付けるとともに、流動体定着装置115の作動を制御して塗布端面92a上の流動体94に紫外線を照射する。この場合、塗布端面92a上の流動体94は、塗布端面92aが加熱されていることで流動性が向上しているため、エア吹付け具112から吹付けられた空気によって容易に変形して成形された状態で紫外線照射によって固化されて保護層93が形成される。なお、塗布部加熱具140は、温風または熱風以外の方法、例えば、ヒータなどをワーク基板90に直接または間接的に当てて塗布端面92aを加熱することもできる。
また、上記実施形態においては、エア吹付け具112は、常温の空気を噴射するように構成されている。しかし、エア吹付け具112は、温風または熱風を噴射するように構成することもできる。この場合、エア吹付け具112は、前記塗布部加熱具140と同様に構成することができる。これによれば、端面塗布装置100は、塗布端面92a上に塗布された流動体94を加熱することができ成形性を向上させることができる。
また、上記実施形態においては、流動体94は、紫外線によって硬化する紫外線硬化樹脂を用いた。しかし、流動体94は、紫外線以外の光線、例えば、赤外線によって硬化する樹脂であってもよい。この場合、流動体定着装置115は、紫外線照射装置に代えて赤外線照射装置で構成することができる。また、流動体94を自然効果させる場合には、流動体定着装置115は不要である。また、流動体94は、ワーク基板90の端面92を保護するための樹脂材で構成した。しかし、流動体94は、保護材以外のもの、例えば、接着剤、またはワーク基板90の端面92からの光の漏出を防ぐコーティング材などであってもよい。
また、上記実施形態においては、ワーク保持具101は、吸引ポンプ103が発生させる負圧によって保持面102に吸着するように構成した。しかし、ワーク保持具101は、ワーク基板90を着脱自在に保持できればよいため、負圧による吸着以外の保持方法、例えば、磁気による吸着または機械的なクラップ治具による保持であってもよいことは当然である。
また、上記実施形態においては、ワーク基板90の端面92は、平面状に形成されている。しかし、ワーク基板90の端面92の形状は、必ずしも1つの平面で形成されている必要はなく、端面92の縁部が面取りされていてもよいし、端面92の全体が曲面であってもよい。
また、上記実施形態においては、ワーク保持具101は、保持面102を水平方向に延びて形成した。しかし、ワーク保持具101は、ワーク基板90を保持できれば、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、ワーク保持具101は、例えば、保持面102を垂直方向に延びて形成することもできる。また、ワーク保持具101は、ワーク基板90の塗布端面92aが保持面102から張り出さない状態で保持するように構成することもできる。
また、上記実施形態においては、ワーク保持具101は、1つのワーク基板90を保持するように構成した。しかし、ワーク保持具101は、クランプなどを用いて複数のワーク基板90を積層した状態で保持するように構成することもできる。
また、上記実施形態においては、ワーク基板90は、金属材を主材するプリント基板で構成した。しかし、ワーク基板90は、流動体94の塗布対象となる板材を広く採用することができる。したがって、例えば、ワーク基板90は、ガラス材または樹脂材を主材するプリント基板のほか、ディスプレイを構成するガラス基板を採用することもできる。
90…ワーク基板、91…板面、91a…縁部分、92…端面、92a…塗布端面、92aa,92ab…塗布端面における長手方向の両端部、93…保護層、94…流動体、95…角部、
100…端面塗布装置、
101…ワーク保持具、102…保持面、103…吸引ポンプ、104…ベース台、105…ワーク搬送装置、105a…ハンド部、
110…流動体吐出具、111…ノズル、112…エア吹付け具、113…ノズル、113a…吐出口、114…台座、114a…調整ノブ、115…流動体定着装置、
120…可動キャリッジ装置、121…スライダー、
130…制御装置、131…操作パネル、
140…塗布部加熱具、141…ノズル。
100…端面塗布装置、
101…ワーク保持具、102…保持面、103…吸引ポンプ、104…ベース台、105…ワーク搬送装置、105a…ハンド部、
110…流動体吐出具、111…ノズル、112…エア吹付け具、113…ノズル、113a…吐出口、114…台座、114a…調整ノブ、115…流動体定着装置、
120…可動キャリッジ装置、121…スライダー、
130…制御装置、131…操作パネル、
140…塗布部加熱具、141…ノズル。
Claims (6)
- 板状に形成されたワーク基板の端面に流動体を塗布する端面塗布装置であって、
前記ワーク基板を着脱自在に保持するワーク保持具と、
前記ワーク基板における前記端面に前記流動体を吐出する流動体吐出具と、
前記端面に付着した前記流動体に気体を吹き付けて同流動体の形を成形するエア吹付け具とを備えることを特徴とする端面塗布装置。 - 請求項1に記載した端面塗布装置において、さらに、
前記流動体吐出具を前記ワーク保持具に保持された前記ワーク基板の端面に沿って相対的に変位させる可動キャリッジ装置を備え、
前記エア吹付け具は、
前記可動キャリッジ装置に設けられていることを特徴とする端面塗布装置。 - 請求項2に記載した端面塗布装置において、
前記エア吹付け具は、
前記流動体を吐出しながら前記ワーク基板の端面に沿って相対的に変位する前記流動体吐出具に対して変位方向の下流側に配置されていることを特徴とする端面塗布装置。 - 請求項2または請求項3に記載した端面塗布装置において、さらに、
前記端面に付着した前記流動体を固化させるための流動体定着装置を備えており、
前記流動体定着装置は、
前記可動キャリッジ装置における前記エア吹付け具の変位方向の下流側に配置されていることを特徴とする端面塗布装置。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載した端面塗布装置において、
前記エア吹付け具は、
前記端面の端部よりも内側の位置で前記気体の吹付けを開始することを特徴とする端面塗布装置。 - 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載した端面塗布装置において、
前記エア吹付け具は、
前記端面に付着した前記流動体を同端面に隣接する板面または端面にまで塗り広げることを特徴とする端面塗布装置。
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