JP2023089299A - レーザ装置 - Google Patents

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将太 村上
Shota Murakami
浩志 中川
Hiroshi Nakagawa
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Abstract

【課題】ワイヤが溶断されにくいレーザ装置を提供する。【解決手段】2つ以上の貫通孔が設けられた基体と、2つ以上の貫通孔に挿入された2つ以上のリード端子とを有するパッケージと、パッケージに配置された、2つ以上のレーザ素子と、パッケージに配置された、導電性を有する1つ又は2つ以上の中継部材と、2つ以上のレーザ素子のうちの1つと1つの中継部材とを接続する、又は2つ以上のレーザ素子のうちの1つと2つ以上の中継部材のうちの1つとを接続する第1ワイヤと、2つ以上のリード端子のうちの1つと第1ワイヤが接続された中継部材とを接続し、第1ワイヤよりも短い第2ワイヤとを有することを特徴とするレーザ装置。【選択図】図1A

Description

本発明はレーザ装置に関する。
レーザ素子に電力を供給する方法として、レーザ素子と中継部材とをワイヤで接続し、リード端子と中継部材とを別のワイヤで接続する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2003-101085
これにより、レーザ素子とリード端子とを1つのワイヤで直接接続することなく、レーザ素子とリード端子とを電気的に接続することができる。しかしながら、特許文献1に記載のレーザ装置には、ワイヤを溶断されにくくできる余地がある。
2つ以上の貫通孔が設けられた基体と、前記2つ以上の貫通孔に挿入された2つ以上のリード端子とを有するパッケージと、前記パッケージに配置された、2つ以上のレーザ素子と、前記パッケージに配置された、導電性を有する1つ又は2つ以上の中継部材と、前記2つ以上のレーザ素子のうちの1つと前記1つの中継部材とを接続する、又は前記2つ以上のレーザ素子のうちの1つと前記2つ以上の中継部材のうちの1つとを接続する第1ワイヤと、前記2つ以上のリード端子のうちの1つと前記第1ワイヤが接続された前記中継部材とを接続し、前記第1ワイヤよりも短い第2ワイヤとを有することを特徴とするレーザ装置。
ワイヤが溶断されにくいレーザ装置を提供することができる。
実施形態に係るレーザ装置を示す模式平面図である。 図1A中のIB-IB線における模式断面図である。 図1A中の拡大図である。 実施形態に係るレーザ装置を示す模式斜視図である。 図2A中の拡大図である。 実施形態に係るレーザ装置を示す模式平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明を特定するものではない。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
[実施形態]
図1A及び図2Aに示すように、本実施形態に係るレーザ装置100では、パッケージ10の基体11に2つ以上の貫通孔が設けられており、これら2つ以上の貫通孔に2つ以上のリード端子14が挿入されている。パッケージ10には、2つ以上のレーザ素子20と、導電性を有する1つ又は2つ以上の中継部材30が配置されている。本実施形態では、レーザ素子20はサブマウント21を介してパッケージ10に配置されている。ここで、第1ワイヤ41が、2つ以上のレーザ素子20のうちの1つと、1つの中継部材30とを接続し、又は、2つ以上のレーザ素子20のうちの1つと、2つ以上の中継部材30のうちの1つとを接続している。また、第2ワイヤ42が、2つ以上のリード端子14のうちの1つと、第1ワイヤ41が接続された中継部材30とを接続している。そして、第2ワイヤ42が、第1ワイヤ41よりも短い。なお、中継部材30のうち、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42の両方が接続されているものを中継部材30aといい、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42以外のワイヤ40が接続されている中継部材30を中継部材30bという。また、レーザ素子20のうち、第1ワイヤ41により中継部材30aと接続されているレーザ素子20をレーザ素子20aといい、その他のレーザ素子20をレーザ素子20bという。
所望の部材同士を接続するためのワイヤが溶断されるときの限界電流値(以下、「溶断電流値」という。)は、ワイヤの部材、直径、長さ等の仕様に基づいて計算することができる。そして、ワイヤの直径が大きいほど溶断電流値が上がり、ワイヤの長さが短いほど溶断電流値が上がる。そこで、発明者らは、計算値と実測値との相関の確認を行うため、所望の部材同士をワイヤで接続し、ワイヤの溶断電流値を測定した。接続する部材の種類を変えて測定を行った結果、同じ仕様のワイヤを用いた場合でも、ワイヤが接続されている部材の種類によっては、ワイヤの溶断電流値が計算値よりも低くなることがわかった。これは、ワイヤが接続されている部材の温度が上昇したことにより、部材の熱がワイヤに伝わったことが主な原因と考えられる。つまり、ワイヤの溶断電流値を計算する場合、所定の電流値をワイヤに流したときの発熱量に基づき、ワイヤの温度がワイヤの融点に達するときの電流値を溶断電流値としている。しかし、ワイヤに接続されている部材の温度が上昇したことにより、部材の熱がワイヤに伝わったため、計算値より低い電流値でワイヤの温度がワイヤの融点に達したものと考えられる。
したがって、例えば、同じ仕様のワイヤを2本準備し、それぞれのワイヤに同じ電流値を流したとしても、比較的高温になりやすい部材に接続されているワイヤの方が、比較的高温になりにくい部材に接続されているワイヤよりも、溶断しやすい。
そこでさらに、本実施形態のパッケージ10において、リード端子14と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値を測定し、レーザ素子20と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値を測定した。なお、ここでも同じ仕様のワイヤ40をそれぞれの測定において用いた。その結果、リード端子14と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値が5.5Aとなり、レーザ素子20と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値が5.9Aとなった。つまり、リード端子14と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値が、レーザ素子20と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値と比較して小さくなった。これは、リード端子14がレーザ素子20と比較して高温になったことが主な原因と考えられる。つまり、本実施形態のパッケージ10のように、基体11の貫通孔にリード端子14を挿入する構造を有する場合には、リード端子14の大部分が基体11から露出している。このように露出した部分は、空気や、パッケージ10内の気体と接することになるが、これらの気体は熱伝導率が比較的低い。また、リード端子14の一部は基体11と接しているが、リード端子14と基体11とが接する面積は比較的小さいため、リード端子14の熱が基体11に放熱されにくい。また、レーザ素子20に電力を供給するために、リード端子14にコネクタ(図示せず)を接続することができるが、リード端子14とコネクタとが接する面積は比較的小さいため、リード端子14からの熱がコネクタに放熱されにくい。したがって、本実施形態のパッケージ10では、リード端子14において熱が溜まってしまい、リード端子14と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値が計算値よりも下がったと考えられる。
レーザ素子20の温度も上昇するが、レーザ素子20はサブマウント21を介して基体11に配置されている。このため、レーザ素子20からの熱は、レーザ素子20の下面の略全面でサブマウント21を介して基体11に放熱される。また、基体11の下面は平坦な面であり、その略全面をヒートシンク等(図示せず)の外部の放熱部材に熱的に接続することができる。一方で、リード端子14は基体11の側壁に設けられるため、このような放熱部材までの距離は比較的大きい。したがって、本実施形態のパッケージ10では、レーザ素子20はリード端子14と比較して、熱が溜まりにくく、高温となりにくい。この結果、レーザ素子20と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値が、リード端子14と中継部材30とを接続するワイヤ40の溶断電流値と比較して、あまり下がらなかったと考えられる。
そこで、図1A、図1C及び図2B等に示すように、本実施形態のパッケージ10では、第2ワイヤ42を第1ワイヤ41よりも短くしている。これにより、比較的高温になりやすいリード端子14からの熱により第2ワイヤ42の溶断電流値が下がったとしても、第2ワイヤ42を溶断しにくくすることができる。この結果、第2ワイヤ42の溶断によりレーザ装置100がオープンになる可能性を低減することができる。
以下、各部材について説明する。
(パッケージ)
図1A及び図2Aに示すように、パッケージ10は、2つ以上の貫通孔が設けられた基体11と、2つ以上の貫通孔に挿入された2つ以上のリード端子14とを有する。本実施形態では、基体11は、基部12と、基部12の上面に固定された枠体13とを有する。2つ以上のレーザ素子20と1つ又は2つ以上の中継部材30は、枠体13の内側において、基部12の上面に配置されている。枠体13を構成する4つの側壁のうち、対向する2つの側壁には貫通孔が設けられており、貫通孔を塞ぐようにリード端子14が挿入されている。本実施形態では、対向する2つの側壁のうち、片側の側壁に4つずつ貫通孔が設けられており、それぞれの貫通孔にリード端子14が挿入されている。基部12として、銅等を用いることができる。基部12として熱伝導率が比較的高い材料を用いることにより、レーザ素子20からの熱を放熱しやすくすることができる。枠体13として、鉄、鉄ニッケル合金等を用いることができる。このような材料の表面にメッキを施したものを用いることにより、図3に示すように、後述する蓋体50と枠体13とを溶接により固定することができる。この結果、蓋体50とパッケージ10とにより構成される空間を気密封止しやすくなる。これらの理由から、基部12と枠体13とは異なる材料により構成することが好ましい。基部12と枠体13とを同じ材料により構成してもよい。また、図2Aに示すように、枠体13は、例えば、本体部13aと、本体部13aよりも厚みが大であり、リード端子14が固定される板状部13bとを有する構造とすることができる。
リード端子14として、コバール、鉄ニッケル合金等を用いることができる。これにより、リード端子14の熱膨張係数が、リード端子14の絶縁部材として使うことができるガラスの熱膨張係数と近くなり、パッケージ10の気密封止を確保しやすくすることができる。リード端子14の長さは、5mm~12mmとすることができる。これにより、リード端子14と中継部材とを接続しやすくすることができる。リード端子14の直径は、200μm~1000μmとすることができるが、500~700μmとすることが好ましい。この範囲は、2A以上の大電流を流すのに適している。リード端子14は、例えばガラスなどの絶縁部材を介して基体11に固定されている。リード端子14と絶縁部材とが接する面積は、リード端子14の表面積のうち、5%~20%とすることができる。この範囲とすることで、リード端子14からの熱が基体11に放熱されにくくなるが、リード端子14と絶縁部材との熱膨張係数の差によりパッケージ10の気密封止が破れる可能性を低減することができる。つまり、リード端子14と絶縁部材とが接する面積を比較的小さくすることができるので、リード端子14と絶縁部材とが接する面積が比較的大きい場合と比較して、より高い温度においてもパッケージ10の気密封止を確保し続けることができる。
(レーザ素子)
図1A及び図2Aに示すように、2つ以上のレーザ素子20は、パッケージ10に配置されている。本実施形態では、レーザ素子20は、枠体13の内側において、基部12の上面に配置されている。レーザ素子20の数は、例えば4~30程度とすることができる。レーザ素子20の数が多い場合は、本実施形態のパッケージ10のように、基体11の下面を平坦な面とすることが好ましい。これにより、レーザ素子20からの熱を放熱しやすくすることができる。レーザ素子20は、例えば、行列状に配置することができる。本実施形態では、レーザ素子20は5列4行で配置されている。レーザ素子20には各種のレーザ素子を用いることができるが、本実施形態では、GaN系半導体レーザ素子を用いている。GaN系半導体レーザ素子は発振波長を例えば350nm~600nmとすることができる。GaN系半導体レーザ素子を、例えばYAG蛍光体と組み合わせる場合、GaN系半導体レーザ素子の発振波長は好ましくは430nm~460nmとすることができる。GaN系半導体レーザ素子が出射するレーザ光によって集塵が発生するため、GaN系半導体レーザ素子は、パッケージ10により気密封止されることが好ましい。一方で、この場合、気密封止空間を満たす気体は流動しにくいため、気密封止をしない場合と比較して、リード端子14からの熱の気体への放散がより弱くなると考えられる。レーザ素子20それぞれの出力は、例えば0.5W~10W、好ましくは3W~8Wとすることができる。高出力のレーザ素子20の場合には、ワイヤ40の溶断電流値近傍の電流値をワイヤ40に流すことがあるため、ワイヤ40が特に溶断しやすい。高出力のレーザ素子20とは、例えば出力が2W以上のものをいう。本実施形態では、各行に配置されたレーザ素子20が直列接続されている。2つの行に配置されたレーザ素子20を直列接続してもよい。各行のレーザ素子20に印加する電圧は、例えば5V~50V、好ましくは15V~30Vとすることができる。
レーザ素子20は、パッケージ10にジャンクションダウン実装することができる。ここでジャンクションダウン実装とは、レーザ素子20の活性層から近い側の主面を基体11の上面に実装することを指し、例えば、レーザ素子20の活性層が、レーザ素子20の厚みの半分より下側となるように実装することをいう。これにより、レーザ素子20の発熱を効果的にパッケージ10に放熱することができる。特に、本実施形態のような高出力のレーザ素子20において、発熱を効果的にパッケージ10に放熱することができる。
本実施形態では、図1Bに示すように、レーザ素子20はサブマウント21を介して基部12に配置されている。つまり、基部12の上面にサブマウント21が配置され、サブマウント21の上面にレーザ素子20が配置されている。サブマウント21としては、例えば、鉄、鉄合金、銅などの金属材料、又は上面に電気配線が形成されたAlN、SiC、SiN等を用いることができる。本実施形態ではサブマウント21としてAlNを用いている。サブマウント21の厚みとしては、例えば0.2mm~0.5mmとすることができる。サブマウント21は、下面の一辺の長さを0.5mm~2mmとすることができる。この範囲とすることで、レーザ素子20からの熱を効果的にサブマウント21を介して基部12に放熱することができる。
図3に示すように、レーザ素子20を気密封止する場合、基体11の側壁には蓋体50が溶接されるが、その蓋体50は、溶接用の金属を含む支持部50aと、その内側の透光部50bとを有する。したがって、上面視において、基体11の側壁及びその近傍には、支持部50aが配置される。支持部50aは透光部50bよりもレーザ光に対する透過率が低いため、レーザ素子20は、基体11の側壁からある程度離間した位置に配置されることが好ましい。具体的には、レーザ素子20は、上面視においてリード端子14の先端よりも内側に配置することが好ましい。上面視における基体11の内壁からレーザ素子20までの最短距離としては、2~7mm程度が挙げられる。
図1Aに示すように、リード端子14の延伸方向に沿って2つ以上のレーザ素子20を配置する場合は、レーザ素子20の共振器方向を、リード端子14の延伸方向と略直交する方向とすることが好ましい。これにより、レーザ素子20同士を電気的に接続するワイヤ40を、各レーザ素子20が出射するレーザ光を遮らない位置に配置することができる。2つ以上のレーザ素子20は、それぞれがレーザ光を出射し、レーザ光は、直接または反射部材22などを介して上方に出射される。本実施形態では、図1A、図1B及び図2Aに示すように、レーザ光を上方に反射させるための複数の反射部材22が、枠体13の内側において、基部12の上面に配置されている。反射部材22は、例えば、三角柱や四角錐台などの形状をしたガラスの斜面に反射膜を形成したものを用いることができる。このように反射膜を形成した斜面を、レーザ素子20からの光を上方に反射する反射面とすることができる。本実施形態では、2つ以上のレーザ素子20から出射された光を、各レーザ素子20に対向する複数の反射部材22で上方に反射しているが、例えば、VCSEL等のように、レーザ素子20が直接上方に光を出射する場合には、反射部材22を配置しなくてもよい。
(中継部材)
図1A及び図2Aに示すように、導電性を有する1つ又は2つ以上の中継部材30は、パッケージ10に配置されている。本実施形態では、中継部材30は、枠体13の内側において、基部12の上面に配置されている。そして、中継部材30は、リード端子14が挿入されている側壁に隣接して配置されている。換言すると、中継部材30は、レーザ素子20が配置された各行の両端に配置されている。本実施形態では、2つ以上の中継部材30がパッケージ10に配置されているが、中継部材30を1つとすることもできる。この場合、例えば、レーザ素子20を1行に配置し、上面視において、レーザ素子20が配置された行の左端に中継部材30を配置することができる。
中継部材30としては、例えば、鉄、鉄合金、銅などの金属材料、又は上面に電気配線が形成されたAlN、SiC、SiN等を用いることができる。本実施形態では中継部材30としてAlNを用いている。中継部材30の厚みとしては、例えば0.2mm~0.5mmとすることができる。中継部材30は、下面の一辺の長さを0.5mm~2mmとすることができる。
中継部材30は、ワイヤ40からの熱を基部12に放熱することができる。したがって、例えば、仕様が同じであるワイヤ40について、リード端子14と中継部材30とに接続されたときのワイヤ40の溶断電流値は、リード端子14とレーザ素子20とに接続されたときのワイヤ40の溶断電流値と比較して、高い。
中継部材30は、サブマウント21と実質的に同一であるものを用いることができる。つまり、中継部材30とサブマウント21とを、同じ材料を用いて、同じ寸法を目標値として製造することができる。これにより、部品の種類が減少するため、コストダウンが可能である。図1A及び図2Aに示すように、中継部材30は、サブマウント21から離間して配置されている。すなわち、中継部材30は、レーザ素子20が設けられるサブマウント21とは別の部材として設けることができる。これにより、ワイヤ40からの熱を、中継部材30を介して基部12に放熱しやすくすることができる。つまり、中継部材30が、レーザ素子20を実装するサブマウント21を兼ねている場合、中継部材30は、ワイヤ40からの熱だけでなく、レーザ素子20からの熱も基部12に放熱しなくてはならない。中継部材30とサブマウント21とを別の部材とすることで、中継部材30は、主としてワイヤ40からの熱を基部12に放熱することができる。したがって、中継部材30に接続されたワイヤ40の溶断電流値が低下するのを抑制することができる。中継部材30からリード端子14までの最短距離は、中継部材30からサブマウント21までの最短距離よりも短くすることができる。中継部材30とサブマウント21との最短距離は0.1~4mm程度とすることができる。中継部材30とリード端子14との最短距離は0.1~3.5mm程度とすることができる。
図1A及び図2Aに示すように、例えば、中継部材30及びサブマウント21として、上面視形状が、長手方向と短手方向を有する矩形状のものを用いることができる。この場合、中継部材30は、その長手方向がリード端子14の延伸方向と略平行である向きで配置することが好ましく、サブマウント21は、その短手方向がリード端子14の延伸方向と略平行である向きで配置することが好ましい。これにより、中継部材30からレーザ素子20の方向へ向かうワイヤ40の、中継部材30における接続位置を、レーザ素子20に近くすることができる。換言すると、中継部材30からレーザ素子20の方向へ向かうワイヤ40を短くすることができる。また、サブマウント21は、その長手方向の長さを、レーザ素子20の共振器方向に沿った長さと略同じとすることができる。レーザ素子20の上面視形状は、例えば共振器方向に沿った方向に長い矩形状であるため、サブマウント21の面積の増大を抑えるためにはそのような形状が適している。
(中継部材a、中継部材b)
本実施形態では、図1A及び図2Aに示すように、中継部材30は、ワイヤ40によりリード端子14と接続されている。ここで、上面視において、左端の列に配置された中継部材30が中継部材30aであり、右端の列に配置された中継部材30が中継部材30bである。図1Cは、図1Aのうち、中継部材aの周辺を拡大した図である。図2Bは、図2Aのうち、中継部材aの周辺を拡大した図である。図1C及び図2Bに示すように、左端の列の中継部材30aには、レーザ素子20aと中継部材30aとを接続する第1ワイヤ41が接続されている。さらに、中継部材30aには、リード端子14と、第1ワイヤ41が接続された中継部材30aとを接続する第2ワイヤ42が接続されている。一方で、図1Aに示すように、右端の列の中継部材30bには、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42とは接続されていない。つまり、中継部材30bは、ワイヤ40によりサブマウント21と接続されているため、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42は接続されていない。図1Cに示すように、1つのサブマウント21に1つのレーザ素子20を配置する場合は、サブマウント21の上面のうち一方側(例えば左側)の領域にレーザ素子20を配置し、他方側(例えば右側)の領域をワイヤボンディング領域とすることができる。これにより、レーザ装置100には、中継部材30aと中継部材30bとが配置されることになる。
本実施形態では、図1C及び図2Bに示すように、レーザ素子20aが、第1ワイヤ41で中継部材30aと接続されている。また、リード端子14が、第2ワイヤ42で中継部材30aと接続されている。そして、比較的高温となりやすいリード端子14と中継部材30aとを接続する第2ワイヤ42が、リード端子14と比較して高温となりにくいレーザ素子20aと中継部材30aとを接続する第1ワイヤ41よりも短い。この結果、第2ワイヤ42の溶断電流値を上げることができるため、レーザ装置100がオープンとなる可能性を低減することができる。図2Bに示すように、第1ワイヤ41よりも第2ワイヤ42を短くするためには、中継部材30aからレーザ素子20aまでの最短距離よりも中継部材30aからリード端子14までの最短距離の方が短くなるように、中継部材30aを配置することが好ましい。中継部材30aとレーザ素子20aとの最短距離は0.1~4mm程度とすることができる。中継部材30aとリード端子14との最短距離は0.1~3.5mm程度とすることができる。
図1Cに示すように、上面視において、第1ワイヤ41の延伸方向は、リード端子14の延伸方向と略平行であることが好ましく、第2ワイヤ42の延伸方向は、リード端子14の延伸方向と略直交することが好ましい。つまり、レーザ素子20aと中継部材30aとは、リード端子14の延伸方向と略平行に延伸する第1ワイヤ41により接続されていることが好ましい。また、リード端子14と中継部材30aとは、リード端子14の延伸方向と略直交する方向に延伸する第2ワイヤ42により接続されていることが好ましい。これにより、第2ワイヤ42を比較的短くしつつ、第2ワイヤ42をリード端子14に接続しやすくすることができる。すなわち、リード端子14における第2ワイヤ42が接続される領域と、中継部材30aにおける第2ワイヤ42が接続される領域とを、リード端子14の延伸方向と略直交する直線上に配置することができるため、第2ワイヤ42を比較的短くしつつ、第2ワイヤ42をリード端子14に接続しやすくすることができる。なお、略平行とは、厳密に平行である場合だけでなく、平行からのずれが20°以下(典型的には10°以下)である場合も含んでよい。略直交についても同様である。第2ワイヤ42は、中継部材30aの最もリード端子14側の外縁に接続することができる。これにより、第2ワイヤ42を比較的短くすることができる。
図1Cに示すように、中継部材30aは、上面視において、リード端子14の側方に配置することが好ましい。なお、リード端子14の側方とは、リード端子14の延伸方向に対して略直交する方向を指す。これにより、第2ワイヤ42の延伸方向を、上面視において、リード端子14の延伸方向に対して略直交する方向とすることができる。また、第1ワイヤ41の延伸方向をリード端子14の延伸方向に対して略平行な方向とすることができる。この場合、レーザ素子20は、その共振器方向がリード端子14の延伸方向と略直交する向きで配置することが好ましい。これにより、共振器方向に沿って複数の第1ワイヤ41を接続することができる。また、上面視においてリード端子14と重なる位置に中継部材30aを配置すると、中継部材30aの上面のうちワイヤを接続可能な領域が減少するため、リード端子14と中継部材30aとは重ならないことが好ましい。上面視におけるリード端子14と中継部材30aとの最短距離は、0.1~3.5mm程度とすることができる。
リード端子14は、レーザ素子20aからの光を遮らない程度に、レーザ素子20aから離間した位置に配置することが好ましいが、第1ワイヤ41が長くなりすぎると溶断電流の低下が懸念される。そこで、中継部材30aは、上面視においてリード端子14の先端付近に配置することが好ましい。これにより、第2ワイヤ42の延伸方向をリード端子14の延伸方向に対して略直交する方向とすることができ、且つ、第1ワイヤ41の長さの増大を抑えることができる。中継部材30aからレーザ素子20aまでの距離が大きくなるほど第1ワイヤ41が長くなるため、上面視における中継部材30aからレーザ素子20aまでの距離は、0.1~4mm程度とすることができる。また、上面視において、中継部材30aの最もレーザ素子20a側の外縁を、リード端子14の内部側の端の側方に、あるいは、その位置からのずれが2.0mm以下の位置に、配置することができる。
上面視において、中継部材30aは長手方向と短手方向とを有する矩形とすることが好ましい。そして、第1ワイヤ41の延伸方向を、中継部材30aの長手方向と略平行とし、第2ワイヤ42の延伸方向を、中継部材30aの短手方向と略平行とすることが好ましい。これにより、中継部材30aを小さくしつつ、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42とを接触しづらくすることができる。つまり、中継部材30aの上面において、第1ワイヤ41が接続される位置と、第2ワイヤ42が接続される位置とが、中継部材30aの長手方向に沿って配置されるため、第1ワイヤ41が接続される位置と、第2ワイヤ42が接続される位置とが、中継部材aの短手方向に沿って配置される場合と比較して、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42とが接触しづらい。また、中継部材30aをこのような形状とすることで、中継部材30aのうち、ワイヤ40が接続されない領域の一部を省けるため、中継部材30aを小さくすることができる。
(ワイヤ)
第2ワイヤ42の長さは、第1ワイヤ41の長さの45%~90%とすることが好ましい。これにより、第2ワイヤ42を溶断しにくくしつつ、リード端子14と中継部材aとを第2ワイヤ42で接続しやすくすることができる。
レーザ素子20aと中継部材30aとを1つの第1ワイヤ41で接続することもできるが、複数の第1ワイヤ41で接続することが好ましい。これにより、複数の第1ワイヤ41のうち一部が溶断したとしても、溶断していない第1ワイヤ41がレーザ素子20aと中継部材30aとを電気的に接続し続けることができるので、レーザ装置100がオープンになる可能性を低減することができる。複数の第1ワイヤ41のそれぞれは、長さが互いに略同一であることが好ましい。ここで、長さが略同一とは、第1ワイヤ41のそれぞれの長さの差が0.1mm以内であることを指す。これにより、複数の第1ワイヤ41の発熱量を略同一とすることができる。
図1Cに示すように、複数の第1ワイヤ41は、上面視で、レーザ素子20に、レーザ素子20の共振器長方向に沿って略等間隔に接続されていることが好ましい。これにより、レーザ素子20からの熱を略均等に第1ワイヤ41に伝えやすくすることができる。第1ワイヤ41同士の間隔は、0.1~0.4mmとすることができる。
第1ワイヤ41として、金、銅、アルミニウム等を用いることができる。第1ワイヤ41の長さは、1mm~4mmとすることが好ましい。これにより、第1ワイヤ41を安定して接続しやすくすることができる。また、溶断電流値を3A以上としやすくすることができる。第1ワイヤ41の直径は、45μm~80μmとすることが好ましい。この範囲は、大出力のレーザ素子20を接続するのに適している。
リード端子14と中継部材30aとを1つの第2ワイヤ42がで接続することもできるが、複数の第2ワイヤ42で接続することが好ましい。これにより、複数の第2ワイヤ42のうち一部が溶断したとしても、溶断していない第2ワイヤ42がリード端子14と中継部材30aとを電気的に接続し続けることができるので、レーザ装置100がオープンになる可能性を低減することができる。複数の第2ワイヤ42のそれぞれは、長さが互いに略同一であることが好ましい。ここで、長さが略同一とは、第2ワイヤ42のそれぞれの長さの差が0.1mm以内であることを指す。これにより、複数の第2ワイヤ42の発熱量を略同一とすることができる。
第2ワイヤ42として、金、銅、アルミニウム等を用いることができる。第2ワイヤ42の長さは、0.5mm~3.5mmとすることが好ましい。これにより、第2ワイヤ42を安定して接続しやすくすることができる。また、溶断電流値を3A以上としやすくすることができる。第2ワイヤ42の直径は、45μm~80μmとすることが好ましい。この範囲は、大出力のレーザ素子20を接続するのに適している。
(蓋体)
本実施形態では、図3に示すように、蓋体50が、枠体13の開口を塞ぐように枠体13の上面に固定されている。蓋体50は、支持部50aと、支持部50aに設けられた透光部50bとを有する。支持部50aとしては、例えば、鉄、ニッケル鉄合金等を用いることができる。これにより、蓋体50を枠体13に溶接しやすくすることができる。
[実施例]
図1A~図2Bに基づいて、本実施例について説明する。
本実施例では、図1A及び図2Aに示すように、8つの貫通孔が設けられた基体11と、8つの貫通孔に挿入された8つのリード端子14とを有するパッケージ10を用いた。基体11は、基部12と、基部12の上面に固定された枠体13とを有する。枠体13を構成する4つの側壁のうち、枠体13の長手方向において対向する2つの側壁に、4つずつ貫通孔が設けられ、それぞれの貫通孔にリード端子14が挿入されている。枠体13は、本体部13aと、本体部13aよりも厚みが大である板状部13bとを有する。基部12として、銅を用いた。枠体13として、鉄を用いた。基体11は、上面視において、長辺の長さを4.8cmとし、短辺の長さを2.9cmとした。リード端子14として、長さが11mmであり、直径が600μmであるコバールを用いた。リード端子14は、絶縁部材であるガラスを介して基体11に固定した。リード端子14と絶縁部材とが接する面積は、リード端子14の表面積のうち、15%とした。
図1A及び図2Aに示すように、枠体13の内側において、基部12の上面に20のレーザ素子20を配置した。レーザ素子20は、行列状に、5列4行で配置した。レーザ素子20のうち、上面視において左側の列に配置されたレーザ素子20が、レーザ素子20aである。レーザ素子20として、発振波長が455nmであるGaN系半導体レーザ素子を用いた。図1Bに示すように、レーザ素子20は、基部12の上面に、AlNからなるサブマウント21を介してジャンクションダウン実装した。サブマウント21の厚みは、0.3mmとした。サブマウント21の長辺の長さを1.5mmとし、短辺の長さを1.2mmとした。1つのレーザ素子の出力は4.8Wとした。各行に配置されたレーザ素子20を直列接続し、各行のレーザ素子20に印加する電圧は21Vとした。レーザ素子20の共振器方向は、リード端子14の延伸方向と略直交する方向とし、レーザ素子20の共振器方向とサブマウント21の長辺とを略平行とした。それぞれのレーザ素子20と対向する側には、レーザ光を上方に反射させるための、ガラスからなる反射部材22を配置した。
図1A及び図2Aに示すように、枠体13の内側において、基部12の上面にAlNからなる8の中継部材30を配置した。中継部材30は、リード端子14が挿入されている側壁に隣接して配置した。換言すると、中継部材30は、レーザ素子20が配置された各行の両端に配置した。中継部材30は、サブマウント21と離間して配置した。中継部材30のうち、上面視において左側の列に配置された中継部材30が、中継部材30aである。中継部材30aの厚みは、0.3mmとした。中継部材30aの長辺の長さを1.1mmとし、短辺の長さを0.9mmとした。図1C及び図2Bに示すように、中継部材30aは、その長手方向がリード端子14の延伸方向と略平行である向きで配置した。中継部材30aは、リード端子14の側方において、リード端子14の先端付近に配置した。中継部材30aとレーザ素子との最短距離は1.5mmとした。中継部材30aとリード端子14との最短距離は0.6mmとした。上面視における中継部材30aとレーザ素子aとの最短距離は、1.5mmとした。上面視における中継部材30aとリード端子14との最短距離は、0.8mmとした。
図1C及び図2Bに示すように、1つのレーザ素子20aと1つの中継部材aとを、金からなる4つの第1ワイヤ41で接続した。第1ワイヤ41は、上面視で、レーザ素子20aの上面において、レーザ素子20aの共振器長方向に沿って略等間隔に接続した。第1ワイヤ41それぞれの長さを1.9mmとした。第1ワイヤ41の直径は60μmとした。第1ワイヤ41の延伸方向は、上面視においてリード端子14の延伸方向と略平行とした。
図1C及び図2Bに示すように、1つのリード端子14と1つの中継部材30aとを、金からなる3つの第2ワイヤ42で接続した。第2ワイヤ42は、中継部材aの上面において、リード端子14側の外縁に接続した。第2ワイヤ42それぞれの長さを1.0mmとした。第2ワイヤ42の直径は60μmとした。第2ワイヤ42の延伸方向は、上面視においてリード端子14の延伸方向と略直交する方向とした。
ここで、本実施例において、第1ワイヤ41と第2ワイヤ42の溶断電流値を測定した。第1ワイヤ41の溶断電流値を測定する際、第1ワイヤ41が比較的容易に溶断するように、4つの第1ワイヤ41のうち3つを取り除いて、1つの第1ワイヤ41だけを残した。また、第2ワイヤ42の溶断電流値を測定する際、第2ワイヤ42が比較的容易に溶断するように、3つの第2ワイヤ42のうち2つを取り除いて、1つの第2ワイヤ42だけを残した。その結果、第1ワイヤ41の溶断電流値は5.9Aとなり、第2ワイヤ42の溶断電流値は6.5Aとなった。つまり、本実施例のパッケージ10では、レーザ素子20と比較してリード端子14において熱が溜まりやすいにも関わらず、リード端子14と中継部材30aとを接続する第2ワイヤ42の溶断電流値の方が、レーザ素子20aと中継部材30aとを接続する第1ワイヤ41の溶断電流値よりも大きくなった。これは、第2ワイヤ42の長さを第1ワイヤ41の長さよりも短くしたためであると考えられる。したがって、本実施例では、第2ワイヤ42の溶断電流値を上げることができ、第2ワイヤ42が溶断されにくいレーザ装置100を得ることができた。
本実施例と比較するために、第1ワイヤ41の長さが1.9mmであり、第2ワイヤ42の長さが1.9mmである比較例を作製した。それ以外については、本実施例と同様である。比較例において、本実施例と同様に第1ワイヤ41と第2ワイヤ42の溶断電流値を測定した結果、第1ワイヤ41の溶断電流値は5.9Aとなり、第2ワイヤ42の溶断電流値は5.5Aとなった。これは、比較例においては、レーザ素子20と比較してリード端子14において熱が溜まりやすいため、第2ワイヤ42の溶断電流値が下がったからと考えられる。このように、第2ワイヤ42を第1ワイヤ41よりも短くすることで、第2ワイヤ42の溶断電流値を上げることができるため、第2ワイヤ42が溶断されにくいレーザ装置100を得られることがわかった。
100 レーザ装置
10 パッケージ
11 基体
12 基部
13 枠体
13a 本体部
13b 板状部
14 リード端子
20 レーザ素子
20a レーザ素子
20b レーザ素子
21 サブマウント
22 反射部材
30 中継部材
30a 中継部材
30b 中継部材
40 ワイヤ
41 第1ワイヤ
42 第2ワイヤ
50 蓋体
50a 支持部
50b 透光部

Claims (10)

  1. それぞれが、導電性を有し、第1方向に並べて配置される複数の導電部材と、
    それぞれが、前記複数の導電部材のいずれかの導電部材の上面に配置される2つ以上のレーザ素子と、
    前記2つ以上のレーザ素子がそれぞれ前記導電部材を介して配置される上面を有する基部と、前記2つ以上のレーザ素子がその内側に配置される枠体と、前記枠体に設けられ前記2つ以上のレーザ素子と電気的に接続する導通部と、を有するパッケージと、
    それぞれが、前記レーザ素子と、前記レーザ素子が配置される前記導通部材の隣に配置される前記導電部材と、に接続される複数の第1ワイヤと、
    それぞれが、前記導通部と、前記導通部から最も近い位置に配置される前記導電部材と、に接続される複数の第2ワイヤと、を有し、
    前記複数の第2ワイヤの本数が、前記複数の第1ワイヤの本数よりも少ない、レーザ装置。
  2. 前記第2ワイヤは、前記第1ワイヤよりも短い、請求項1に記載のレーザ装置。
  3. 前記複数の第1ワイヤは、前記レーザ素子の共振器長方向に沿って、前記レーザ素子に接続される、請求項1又は2に記載のレーザ装置。
  4. 前記複数の第1ワイヤは、上面視で、前記共振器長方向に沿って略等間隔に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のレーザ装置。
  5. 前記2つ以上のレーザ素子はそれぞれ、上面視で、前記第1方向に関し、前記導電部材の上面の中央よりも一方側に寄せた位置に配置される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  6. 前記複数の導通部材は、前記レーザ素子が配置される第1導通部材と、前記レーザ素子が配置されない第2導通部材と、を有し、
    前記第1導通部材と前記第2導通部材は、実質的に同一の導通部材である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  7. 前記複数の導通部材は、上面視において、長手方向と短手方向を有する矩形の形状を有しており、
    上面視で、前記第1導通部材が配置される向きと前記第2導通部材が配置される向きが異なる、請求項6に記載のレーザ装置。
  8. 前記2つ以上のレーザ素子はそれぞれ、2W以上の出力で駆動される高出力のレーザ素子である、請求項1から7のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  9. 前記導通部は、前記枠体の側壁に設けられた貫通孔に挿入されるリード端子であり、
    前記リード端子は、前記導通部材と前記レーザ素子とを接続するワイヤと同じ仕様のワイヤを用いて前記導通部材と前記リード端子とを接続した場合に、当該ワイヤの溶断電流値が、前記レーザ素子と接続するワイヤの溶断電流値よりも低くなるリード端子である、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  10. 前記第1ワイヤ及び前記第2ワイヤは、同じ直径のワイヤであり、
    前記第2ワイヤの長さは、前記第1ワイヤの長さの45%~90%である、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレーザ装置。
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