JP2023088413A - 収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤を使用せずとも組み立て可能な収納箱を提供すること。【解決手段】底面部、並びに、前記底面部の対向する両側端に連設される第1の主側面部及び第2の主側面部を備える収納箱であって、前記第1の主側面部が折り曲げ線を備えており、前記第1の主側面部が前記折り曲げ線に沿って折り曲げられて空隙を形成しており、前記第2の主側面部の対向する両側端に第1の副側面部及び第2の副側面部が連設されており、前記第1の副側面部の側端及び下端が第1の挿入片及び第1の下パネルをそれぞれ備えており、前記第2の副側面部の側端及び下端が第2の挿入片及び第2の下パネルをそれぞれ備えており、前記第1の挿入片及び第2の挿入片が前記空隙に挿入されており、前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが前記第1の主側面部の先端部の位置を固定可能である、収納箱。【選択図】図1

Description

本発明は、文書等を収納して長期保管するために好適な収納箱に関する。
各種の物品の収納のために、一部が開口する箱本体を備える収納箱が利用されている(特許文献1)。
そのような収納箱は、例えば、単一のシートの形状であるブランクシートとして利用者に提供され、利用者において組み立てられて使用に供される。そして、ブランクシートの組み立てには糊等の接着剤が汎用されている。
特許第2776254号公報
しかし、接着剤を使用して組み立てられた収納箱を使用して物品の長期保存を行う場合、接着剤から揮散する有機溶媒等が物品を汚染するおそれがある。また、組み立て時に接着剤が手に付着する等して作業性が悪化し、更に、使用後の収納箱の解体も困難となる。
本発明は、接着剤を使用せずとも組み立て可能な収納箱を提供することを目的とする。
鋭意検討の結果、本発明者は、収納箱の組み立て方を工夫することにより上記目的が達成可能であることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、
底面部、並びに、
前記底面部の対向する両側端に連設される第1の主側面部及び第2の主側面部
を備える収納箱であって、
前記第1の主側面部が折り曲げ線を備えており、
前記第1の主側面部が前記折り曲げ線に沿って折り曲げられて空隙を形成しており、
前記第2の主側面部の対向する両側端に第1の副側面部及び第2の副側面部が連設されており、
前記第1の副側面部の側端及び下端が第1の挿入片及び第1の下パネルをそれぞれ備えており、
前記第2の副側面部の側端及び下端が第2の挿入片及び第2の下パネルをそれぞれ備えており、
前記第1の挿入片及び第2の挿入片が前記空隙に挿入されており、
前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが前記第1の主側面部の先端部の位置を固定可能である、収納箱である。
前記底面部、前記第1の主側面部、前記第2の主側面部、前記第1の副側面部、及び、前記第2の副側面部が矩形であることが好ましい。
前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが前記底面部に接触可能であることが好ましい。
前記第1の下パネルの最大幅及び前記第2の下パネルの最大幅が前記第1の主側面部と前記第2の主側面部の間隔に等しいことが好ましい。
前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが矩形であることが好ましい。
前記第2の主側面部の先端に蓋部が連設されていることが好ましい。
前記折り曲げ線の一部が開口を備えており、
前記蓋部の少なくとも一部が前記開口に挿入可能であることが好ましい。
前記第1の副側面部の上端が第1の上パネルを備えており、
前記第2の副側面部の上端が第2の上パネルを備えており、
前記第1の上パネル及び前記第2の上パネルが前記蓋部に接触可能であることが好ましい。
本発明の収納箱には接着剤が使用されていないことが好ましい。
本発明の収納箱は単一のシートからなることが好ましい。
本発明の収納箱は中性紙又は弱アルカリ性紙を含むことがより好ましい。
本発明の収納箱は文書保管用であることが好ましい。
本発明の収納箱は、接着剤を使用して組み立ててもよいが、接着剤を使用せずとも組み立て可能である。
したがって、本発明の収納箱は、接着剤から揮散する有機溶媒等が収納物品を汚染するおそれを低減乃至回避することができる。
また、本発明の収納箱の組み立て時に接着剤が手に付着する等して作業性が悪化するおそれを低減乃至回避することができ、また、使用後の収納箱の解体も容易とすることができる。
本発明の収納箱は文書等の長期保存に好適である。
更に、本発明の収納箱の副側面部を構成するシートが単層である場合は、副側面部の厚みが抑制されるので、副側面部が複数層からなる場合に比べて、収納部の容積が拡大し、より大きなサイズの物品を収納することができる。
本発明の収納箱の一実施形態の展開図。 本発明の収納箱の一実施形態の組み立て方法を示す上面図。 本発明の収納箱の一実施形態の組み立て方法を示す上面図。 本発明の収納箱の一実施形態の組み立て方法を示す上面図。 本発明の収納箱の一実施形態の組み立て方法を示す断面図。 本発明の収納箱の一実施形態の組み立て方法を示す断面面図。 本発明の収納箱の一実施形態の組み立て方法を示す上面図。 本発明の収納箱の一実施形態の組み立て方法を示す透視図。
本発明の収納箱は、
底面部、並びに、
前記底面部の対向する両側端に連設される第1の主側面部及び第2の主側面部
を備える収納箱であって、
前記第1の主側面部が折り曲げ線を備えており、
前記第1の主側面部が前記折り曲げ線に沿って折り曲げられて空隙を形成しており、
前記第2の主側面部の対向する両側端に第1の副側面部及び第2の副側面部が連設されており、
前記第1の副側面部の側端及び下端が第1の挿入片及び第1の下パネルをそれぞれ備えており、
前記第2の副側面部の側端及び下端が第2の挿入片及び第2の下パネルをそれぞれ備えており、
前記第1の挿入片及び第2の挿入片が前記空隙に挿入されており、
前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが前記第1の主側面部の先端部の位置を固定可能である。
前記第1の主側面部の先端部が前記底面部の近傍に達することが好ましく、前記第1の主側面部の先端部が前記底面部に接触可能であることがより好ましい。
図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について、具体的に説明する。図1は、本発明の収納箱の一実施形態の展開図である。
図1に示す態様では、本発明の収納箱は単一のシート1からなる。図1に示す態様では本発明の収納箱は略直方体の形状である。
シート1の材質は特に限定されるものではなく、各種の紙、段ボール、樹脂又はこれらの複合体等とすることができる。シート1としては、折り曲げ性等の点では紙又は段ボールが好ましく、緩衝性等の点では段ボールがより好ましい。
紙はセルロース繊維を含む。セルロース繊維に限定はなく公知のものを使用可能であるが、例えば、セルロース繊維として、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)等の木材漂白化学パルプ、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)等の木材未漂白パルプを用いることが可能であり、必要に応じて、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミカルサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ;麻、竹、藁、ケナフ、三椏、楮、木綿等の非木材パルプ等を用いることができる。セルロース繊維は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、セルロース繊維は再生セルロース繊維及び古紙パルプでないことが好ましい。
段ボールは、紙製の波状の中芯と紙製のライナーとを両面コルゲート加工したものが好ましい。中芯及びライナーを構成する紙としては上記のものを使用することができる。
シート1は中性紙又は弱アルカリ性紙を含むことが好ましい。これにより、本発明の収納箱の長期使用によりシート1から酸性物質が発生し、文書等の収納物を汚染乃至劣化させることを低減乃至回避することができる。したがって、本発明の収納箱を文書等の長期保存に好適に使用することができる。
なお、本発明の収納箱は単一のシートから構成されていなくてもよく、複数のシートから構成されていてもよい。本発明の収納箱が複数のシートから構成される場合は、当該シートの少なくとも1つが中性紙又は弱アルカリ性紙を含むことが好ましく、当該シートの全てが中性紙又は弱アルカリ性紙を含むことがより好ましい。
中性紙又は弱アルカリ性紙としては、JIS P-8133「紙、板紙及びパルプ-水抽出液pHの試験方法」に基づいて測定した冷水抽出pH値が6.0以上のものが好ましく、冷水抽出pH値が6.5~10.0のものがより好ましい。
中性紙又は弱アルカリ性紙は塩基性粉体を含むことが好ましい。塩基性粉体としては、特には限定されるものではないが、炭酸カルシウム(重質、軽質の区別なし)、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等が好ましい。
図1に示す展開図のシート1としては、中性紙又は弱アルカリ性紙を含む段ボールからなるブランクシートが好ましい。
図1に示すシート1は、収納箱の底面を構成する底面部11、収納箱の側面の1つを構成する第1の主側面部12、収納箱の側面の1つを構成する第2の主側面部13を備えており、第1の主側面部12及び第2の主側面部13は底面部11の対向する側端11a及び側端11bにそれぞれに連設されている。
本発明の収納箱では、底面部の形状は特には限定されないが、矩形であることが好ましい。図1に示す例では、底面部11の形状は略長方形である。
第1の主側面部12は、折り曲げ線12aを備えており、折り曲げ線12aによって外側面部12A及び内側面部12Bに分割されている。折り曲げ線の12aの位置は特には限定されるものではないが、折り曲げ線12aに沿って第1の主側面部12を折り曲げ後に、第1の主側面部12の先端部12bが底面部11の近傍に達する位置が好ましく、第1の主側面部12の先端部12bが底面部11に接触可能となる位置がより好ましい。なお、先端部12bの少なくとも一部が底面部11の近傍に達するのが好ましく、底面部11に接触可能となるのがより好ましい。そして、先端部12bの全体が底面部11の近傍に達するのが更により好ましく、底面部11に接触可能となるのが特に好ましい。折り曲げ線12aは曲線でも直線でもよいが直線が好ましく、底面部11の側端11aと略平行であることがより好ましい。
図1に示す例では、折り曲げ線12aの一部はスリットに加工されており、図示を省略する差込口を形成している。
第2の主側面部13の対向する側端13a及び側端13bには、収納箱の側面の1つを構成する第1の副側面部14及び収納箱の側面の1つを構成する第2の副側面部15がそれぞれ連設されている。
第1の副側面部14の側端14aには略台形状の第1の挿入片16が連設されており、第1の副側面部14の下端14bには第1の下パネル17が連設されている。したがって、第1の副側面部14の側端14a及び下端14bが第1の挿入片16及び第1の下パネル17をそれぞれ備えている。
同様に、第2の副側面部15の側端15aには略台形状の第2の挿入片18が連設されており、第2の副側面部15の下端15bには第2の下パネル19が連設されている。したがって、第2の副側面部15の側端15a及び下端15bが第2の挿入片18及び第2の下パネル19をそれぞれ備えている。
本発明の収納箱では、第1の主側面部、第2の主側面部、第1の副側面部及び第2の副側面部の形状は限定されないが、第1の主側面部、第2の主側面部、第1の副側面部及び第2の副側面部が矩形であることが好ましい。また、第1の主側面部及び第2の主側面部が略同一の形状であることがより好ましく、第1の副側面部及び第2の副側面部が略同一の形状であることがより好ましい。図1に示す例では、第1の主側面部12及び第2の主側面部13が略同一の略長方形であり、第1の副側面部14及び第2の副側面部15が略同一の略長方形である。
また、本発明の収納箱では、第1の下パネル及び第2の下パネルの形状は限定されないが、
第1の下パネル及び第2の下パネルが矩形であることが好ましい。また、第1の下パネル及び第2の下パネルが略同一の形状であることがより好ましい。図1に示す例では、第1の下パネル17及び第2の下パネル19は略同一の略長方形である。
図1に示すシート1では、第2の主側面部13の上端(先端)に蓋部20が連設されている。蓋部20は略台形状の差込片21を備えている。
更に、第1の副側面部14の上端14cには第1の上パネル22が連設されており、第2の副側面部15の上端15cには第2の上パネル23が連設されている。したがって、第1の副側面部14の上端14cは第1の上パネル22を備えており、第2の副側面部15の上端15cは第2の上パネル23を備えている。
本発明の収納箱では、第1の上パネル及び第2の上パネルの形状は限定されないが、第1の上パネル及び第2の上パネルが矩形であることが好ましい。また、第1の上パネル及び第2の上パネルが略同一の形状であることがより好ましい。図1に示す例では、第1の上パネル22及び第2の上パネル23は略同一の略長方形である。
第1の下パネル17及び第2の下パネル19は底面部11とは連接しておらず、また、第1の上パネル22及び第2の上パネル23は蓋部20とは連接していない。
本発明の一実施形態では、図1に示す展開図の単一のシート1を所定の方式で折り曲げて組み立てることにより収納箱を作製することができる。
図2~図8は図1に示す展開図の単一のシートを所定の方式で折り曲げて本発明の一実施形態の収納箱を組み立てる方法を示す図である。
図1に示す展開図のシート1を用いて収納箱を組み立てるためには、まず、図2に示すように、第1の主側面部12に存在する折り曲げ線12aに沿って第1の主側面部12を折り曲げて、第1の主側面部12の先端部12bが底面部11の近傍に達し、好ましくは、底面部11に接触可能となるようにする。これにより、第1の主側面部12の外側面部12A及び内側面部12Bは重ねられ、両者の間に図2における図示を省略する空隙が形成される。
次に、図3に示すように、第1の副側面部14の下端14bを折り曲げて第1の下パネル17を第1の副側面部14に重ねる。同様に、第2の副側面部15の下端15bを折り曲げて第2の下パネル19を第2の副側面部15に重ねる。
そして、図4~図6に示すように、底面部11の対向する両側端11a及び11bに沿ってシート1を折り曲げて第1の主側面部12及び第2の主側面部13を鉛直方向に立てる。これにより、折り曲げられた第1の主側面部12のうち、外側面部12Aは収納箱の外表面を構成し、内側面部12Bに収納箱の内表面を構成することができる。図5及び図6は図3及び図4のIV-IV線に沿って図3及び図4の左側から見た断面図である。なお、図5及び図6における12Cは外側面部12A及び内側面部12Bの間に形成される上記空隙である。
次に、図7に示すように、第1の挿入片16及び第2の挿入片18を図示を省略する空隙(図5及び図6に記載の12C)に挿入する。第1の挿入片16及び第2の挿入片18を空隙に挿入することにより、第1の副側面部14及び第2の副側面部15が第1の主側面部と連結する。これにより、接着剤を使用せずとも、一方が開口した箱本体が形成される。箱本体の内部は収納部となり、各種の物体を収納可能である。
図示の例では、第1の副側面部14及び第2の副側面部15を構成するシートが単層なので、第1の副側面部14及び第2の副側面部15の厚みが抑制される。したがって、第1の副側面部14及び第2の副側面部15が複数層からなる場合に比べて、収納部の容積が拡大し、より大きなサイズの物品を収納することができる。したがって、例えば、収納する文書の大きさに困ることがない。
そして、図8に示すように、第1の副側面部14に重ねられていた第1の下パネル17及び第2の副側面部15に重ねられていた第2の下パネル19を、それぞれ、下端14b及び下端15bを軸として回動させる。第1の下パネル17及び第2の下パネル19が底面部11に接触可能であることが好ましい。
下端14b及び下端15bをそれぞれ軸とする第1の下パネル17及び第2の下パネル19の回動を円滑とするために、第1の主側面部12の内側面部12Bを手等で押して外側面部12Aに押し付けて回動のための空間を確保することが好ましい。
第1の下パネル17及び第2の下パネル19が下端14b及び下端15bをそれぞれ軸として回動することにより、第1の下パネル17及び第2の下パネル19から図8において図示を省略する第1の主側面部12を内側から外側に押し広げるように力が加わり、第1の主側面部12が固定(ロック)され、第1の主側面部12の先端部12bの位置が固定(ロック)される。
すなわち、第1の下パネル17及び第2の下パネル19から図8において図示を省略する第1の主側面部12を内側から外側に押し広げるように力が加わることによって、第1の主側面部12の内側面部12Bが外側面部12Aに押し付けられ、接着剤を使用せずとも、第1の挿入片16及び第2の挿入片18が第1の主側面部12の外側面部12Aと内側面部12Bとの間の空隙12C内にしっかりと固定される。
第1の下パネル17及び第2の下パネル19が第1の主側面部12を押し広げる位置は第1の主側面部12の先端部12bの近傍が好ましい。
このように、第1の下パネル17及び第2の下パネル19の回動により、第1の主側面部12(特に先端部12b)の固定を行い、それにより、第1の挿入片16及び第2の挿入片18の固定をも行うことができる。これにより、収納箱の形状を固定することができる。
本発明では、組み立て自体によって形状固定を行うことにより、接着剤を使用せずに、一方の面が開口している収納箱を作製することができる。
収納箱の形態では、第1の下パネル17の最大幅及び第2の下パネル19の最大幅が第1の主側面部12と第2の主側面部13の間隔(内寸法)に等しいことが好ましい。これにより、第1の下パネル17及び第2の下パネル19が第1の主側面部12の内側面部12Bを外側面部12Aに押し付ける効果を高めることができる。
第1の主側面部12、特にその先端部12bの固定(ロック)の効果をより高めるためには、図示するように、第1の下パネル17及び第2の下パネル19の形状を矩形とすることにより、第1の下パネル17及び第2の下パネル19の全ての幅を第1の主側面部12と第2の主側面部13の間隔(内寸法)に等しくすることがより好ましい。
図1に示す例では、第1の上パネル22及び第2の上パネル23を内フラップとして、また、蓋部20を外フラップとして収納箱の開口を塞ぐことができる。第1の上パネル22及び第2の上パネル23が蓋部20に接触可能であることが好ましい。
更に、図1に示す例では、差込片21を折り曲げ線12aに形成されているスリットに挿入可能であり、差込片21を折り曲げ線12aに形成されているスリットに差し込むことで収納箱の開口をしっかりと塞ぐことができる。
なお、図1に示す例により得られる収納箱は第1の上パネル22、第2の上パネル23及び蓋部20を備えるが、収納箱の開口を塞ぐ必要がない場合は、第1の上パネル22、第2の上パネル23及び蓋部20を設けなくてもよい。
このように、単一のシートを組み立てることにより、接着剤を使用せずに、本発明の収納箱を組み立てることができる。
したがって、本発明の収納箱は、接着剤から揮散する有機溶媒等が収納物品を汚染するおそれを低減乃至回避することができる。また、本発明の収納箱の組み立て時に接着剤が手に付着する等して作業性が悪化するおそれを低減乃至回避することができ、また、使用後の収納箱の解体も容易とすることができる。
なお、必要に応じて、ステープル等を使用して収納箱の強度を補強してもよい。また、例えば、有機溶媒の揮散等がなく収納物品を汚染するおそれがないタイプの接着剤を少量使用して収納箱を組み立ててもよい。
本発明の収納箱は各種の物体の保管に好適に使用可能である。
本発明の収納箱は、長期保存が求められる、古文書、書籍等の文書、並びに、古写真、発掘物等の歴史資料の保存に特に好適に使用することができる。
1 シート
11 底面部、12 第1の主側面部、13 第2の主側面部
14 第1の副側面部、15 第2の副側面部
16 第1の挿入片、17 第1の下パネル
18 第2の挿入片、19 第2の下パネル
20 蓋部、21 差込片
22 第1の上パネル、23 第2の上パネル

Claims (12)

  1. 底面部、並びに、
    前記底面部の対向する両側端に連設される第1の主側面部及び第2の主側面部
    を備える収納箱であって、
    前記第1の主側面部が折り曲げ線を備えており、
    前記第1の主側面部が前記折り曲げ線に沿って折り曲げられて空隙を形成しており、
    前記第2の主側面部の対向する両側端に第1の副側面部及び第2の副側面部が連設されており、
    前記第1の副側面部の側端及び下端が第1の挿入片及び第1の下パネルをそれぞれ備えており、
    前記第2の副側面部の側端及び下端が第2の挿入片及び第2の下パネルをそれぞれ備えており、
    前記第1の挿入片及び第2の挿入片が前記空隙に挿入されており、
    前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが前記第1の主側面部の先端部の位置を固定可能である、収納箱。
  2. 前記底面部、前記第1の主側面部、前記第2の主側面部、前記第1の副側面部、及び、前記第2の副側面部が矩形である、請求項1記載の収納箱。
  3. 前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが前記底面部に接触可能な、請求項1又は2記載の収納箱。
  4. 前記第1の下パネルの最大幅及び前記第2の下パネルの最大幅が前記第1の主側面部と前記第2の主側面部の間隔に等しい、請求項1乃至3のいずれかに記載の収納箱。
  5. 前記第1の下パネル及び前記第2の下パネルが矩形である、請求項1乃至4のいずれかに記載の収納箱。
  6. 前記第2の主側面部の先端に蓋部が連設されている、請求項1乃至5のいずれかに記載の収納箱。
  7. 前記折り曲げ線の一部が開口を備えており、
    前記蓋部の少なくとも一部が前記開口に挿入可能である、請求項6記載の収納箱。
  8. 前記第1の副側面部の上端が第1の上パネルを備えており、
    前記第2の副側面部の上端が第2の上パネルを備えており、
    前記第1の上パネル及び前記第2の上パネルが前記蓋部に接触可能である、請求項6又は7記載の収納箱。
  9. 接着剤が使用されていない、請求項1乃至8のいずれかに記載の収納箱。
  10. 単一のシートからなる、請求項1乃至9のいずれかに記載の収納箱。
  11. 中性紙又は弱アルカリ性紙を含む、請求項1乃至10のいずれかに記載の収納箱。
  12. 文書保管用の、請求項1乃至11のいずれかに記載の収納箱。
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