JP2023087899A - スピンドルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】スピンドルに加工屑が固着することを防止する。【解決手段】スピンドル44が回転すると、その第2円板部77の外側面に形成されている螺旋溝90により、筒状隙間88に下方向の螺旋気流が発生する。このため、この螺旋気流によって、筒状隙間88内に導入された排気エアをかき乱すことができるので、筒状隙間88内の全域に、エアベアリング85から排気された排気エアを行き渡らせることが可能になる。すなわち、筒状隙間88に間隔の狭い部分があったとしても、筒状隙間88内を周回しながら下方に流れる螺旋気流によって、筒状隙間88の全域に、エアベアリング85から排気された排気エアを通すことができる。このため、筒状隙間88の内部に研削廃液の噴霧が進入することを防止できるので、第2円板部77の外側面および筒カバー66の内面に研削廃液中の加工屑が固着することを防止することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、スピンドルユニットに関する。
ウェーハを研削する研削装置では、チャックテーブルが保持したウェーハを、環状の研削砥石で研削している。環状の研削砥石は、スピンドルの先端に装着されている。スピンドルを回転させることで、研削砥石が回転される。
スピンドルは、エアベアリングを介してスピンドルを囲むケーシングによって、回転可能に支持されている。エアベアリングは、スピンドルの外側面とケーシングの内側面との隙間にエアを供給することによって形成される。
また、スピンドルは、ケーシングの下端部から下方に延出されており、先端に、研削砥石が環状に配置された研削ホイールを装着するためのマウントが連結されている。そして、ケーシングの下端から延出しているスピンドルの側面は、カバーで覆われている。
なお、研削加工中では、カバーの下端は加工室内に入っている。しかし、スピンドルの外側面とカバーの内側面との間の筒状隙間を、エアベアリングから排気された排気エアが通り、加工室内に排出される。この排気エアが筒状隙間を満たし、加工室内で発生する加工屑を含む噴霧がエアベアリングに入ることを抑制している。
しかし、スピンドルとカバーとの間の筒状隙間が均一な厚みになっていないなどの理由から、筒状隙間内の一部分だけに排気エアが流れている。そのため、筒状隙間における排気エアが流れていない部分に加工屑を含む噴霧が進入して、加工屑が排気エアによって乾燥し、スピンドルまたはカバーに固着して、筒状隙間に加工屑が固着された際に、スピンドルが回転しにくくなるという問題が生じる。
そのため、特許文献1に開示の技術では、筒状隙間に、円環状の狭い部分を設けている。この構成では、筒状隙間から下方に噴出される排気エアが、スピンドルの外側面全域に円状に行きわたる。
特開2021-024035号公報
しかし、特許文献1の技術では、筒状隙間から下方に噴出される排気エアの勢いが均一ではないため、筒状隙間に噴霧が進入した場合に、筒状隙間に入った噴霧の水を排気エアによって掃き出せる部分と、掃き出せない部分とができてしまい、掃き出せない部分に加工屑が固着することがある。
したがって、本発明の目的は、スピンドルユニットにおける研削砥石を先端に装着したスピンドルに加工屑が固着することを防止することにある。
本発明のスピンドルユニット(本スピンドルユニット)は、加工具を装着するためのマウントが下端に連結されているスピンドルと、該スピンドルの外側面を囲繞する、エアベアリングによって該スピンドルを回転可能に支持するケーシングと、を備えるスピンドルユニットであって、該スピンドルは、該ケーシングの下端から下方に延出されており、該スピンドルの下端に該マウントが連結されており、該ケーシングの下端と該マウントとの間で該スピンドルの外側面を囲って筒状隙間を形成する筒カバーと、該ケーシングの下端と該マウントとの間の該スピンドルの外側面に配置され、該筒状隙間に下方向の螺旋気流を発生させる螺旋気流発生部と、を備える。
本スピンドルユニットでは、該螺旋気流発生部は、該スピンドルの外側面に形成された螺旋状の溝であってもよい。
本スピンドルユニットでは、該螺旋気流発生部は、該スピンドルの外側面に貼着された螺旋状模様のシールであってもよい。
本スピンドルユニットは、該筒状隙間に水を供給する水供給部を備えてもよい。
本スピンドルユニットでは、ケーシングの下端とマウントとの間のスピンドルの外側面に、螺旋気流発生部が配置されている。したがって、スピンドルの回転に伴って、螺旋気流発生部により、スピンドルの外側面と筒カバーとの間の筒状隙間に、下方向の螺旋気流が発生する。
このため、この螺旋気流によって、エアベアリングから筒状隙間内に導入された排気エアをかき乱すことができるので、筒状隙間内の全域に、エアベアリングから排気された排気エアを行き渡らせることが可能になる。すなわち、筒状隙間に間隔の狭い部分があったとしても、筒状隙間内を周回しながら下方に流れる螺旋気流によって、筒状隙間の全域にエアベアリングから排気された排気エアを通して、筒状隙間の下端から排気エアを排気することができる。
このため、本スピンドルユニットでは、このような排気エアの流れによって、筒状隙間の下端から筒状隙間の内部に加工屑を含む研削廃液の噴霧が進入することを防止することが可能となっている。したがって、筒状隙間において、スピンドルの外側面および筒カバーの内面に研削廃液中の加工屑が固着することを、良好に防止することができる。このため、スピンドルが回転しにくくなることを防止することが可能となるとともに、スピンドルおよび筒カバーを清掃する必要性を低減することができる。
実施形態にかかる研削装置の斜視図である。 研削機構の構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる研削装置1は、被研削物としてのウェーハ100を研削するための装置である。ウェーハ100は、たとえば半導体ウェーハである。図1においては下方を向いているウェーハ100の表面101は、複数のデバイスを保持しており、保護テープ103が貼着されることによって保護されている。ウェーハ100の裏面102は、研削加工が施される被研削面となる。
研削装置1は、直方体状の基台10、および、上方に延びるコラム11を備えている。
基台10の上面側には、開口部13が設けられている。そして、開口部13内には、チャックテーブル20が配置されている。チャックテーブル20は、ウェーハ100を保持する保持面21を備えている。
チャックテーブル20の保持面21は、ポーラス材からなり、吸引源(図示せず)に連通されることにより、ウェーハ100を吸引保持する。すなわち、チャックテーブル20は、保持面21によってウェーハ100を保持する。
また、チャックテーブル20は、下方に設けられた図示しない支持部材により、保持面21によってウェーハ100を保持した状態で、保持面21の中心を通りZ軸方向に延在するテーブル中心軸を中心として回転可能である。したがって、ウェーハ100は、保持面21に保持されて保持面21の中心を回転軸として回転される。
チャックテーブル20の周囲には、チャックテーブル20とともにY軸方向に沿って移動するカバー板23が設けられている。また、カバー板23には、Y軸方向に伸縮する蛇腹カバー12が連結されている。そして、チャックテーブル20の下方には、図示しないY軸方向移動機構が配設されている。Y軸方向移動機構は、チャックテーブル20をY軸方向に沿って移動させる。
本実施形態では、チャックテーブル20は、保持面21にウェーハ100を保持させるための-Y方向側の載置位置と、ウェーハ100が研削される+Y方向側の研削位置との間を、Y軸方向移動機構によって、Y軸方向に沿って移動される。
また、図1に示すように、基台10上の+Y方向側には、コラム11が立設されている。コラム11には、ウェーハ100を研削する研削機構40、および、研削送り機構30が設けられている。
研削送り機構30は、チャックテーブル20に対して、研削機構40をZ軸方向に移動させるように構成されている。
研削送り機構30は、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール31、このZ軸ガイドレール31上をスライドするZ軸移動テーブル33、Z軸ガイドレール31と平行なZ軸ボールネジ32、Z軸モータ34、および、Z軸移動テーブル33に取り付けられた支持ケース36を備えている。支持ケース36は、研削機構40を支持している。
Z軸移動テーブル33は、Z軸ガイドレール31にスライド可能に設置されている。Z軸移動テーブル33には、図示しないナット部が固定されている。このナット部には、Z軸ボールネジ32が螺合されている。Z軸モータ34は、Z軸ボールネジ32の一端部に連結されている。
研削送り機構30では、Z軸モータ34がZ軸ボールネジ32を回転させることにより、Z軸移動テーブル33が、Z軸ガイドレール31に沿って、Z軸方向に移動する。これにより、Z軸移動テーブル33に取り付けられた支持ケース36、および、支持ケース36に支持された研削機構40が、Z軸移動テーブル33とともにZ軸方向に移動する。
研削機構40は、いわゆるエアスピンドルユニットとしてのスピンドルユニット42、スピンドルユニット42の下端に取り付けられたマウント45、および、研削砥石48を有する研削ホイール46を備えている。研削機構40の構成については後述する。
チャックテーブル20に隣接する位置には、厚み測定器55が配設されている。厚み測定器55は、研削中に、ウェーハ100の厚みを、たとえば接触式にて測定することができる。すなわち、厚み測定器55は、チャックテーブル20の保持面21およびウェーハ100に、それぞれ、接触子56および接触子57を接触させる。これにより、厚み測定器55は、チャックテーブル20の保持面21の高さおよびウェーハ100の高さを求め、これらの高さの差分に基づいて、ウェーハ100の厚みを測定することができる。
また、コラム15には、研削機構40の高さ位置を測定するためのリニアスケール51が配設されている。リニアスケール51は、Z軸移動テーブル33に設けられ、Z軸移動テーブル33とともにZ軸方向に移動する読取部52、および、Z軸ガイドレール31の表面に設けられたスケール部53を含んでいる。読取部52が、スケール部53の目盛りを読み取ることで、研削機構40の高さ位置が測定される。
また、研削装置1は、研削装置1の各構成要素を制御する制御部50を備えている。制御部50は、上述した研削装置1の各構成要素を制御して、ウェーハ100に対する研削加工を実施する。
次に、本実施形態の研削機構40について、より詳細に説明する。
図2に示すように、研削機構40のスピンドルユニット42は、直立姿勢のスピンドル44、スピンドル44を覆っており、スピンドル44を支持するケーシング43、スピンドル44の下端部分を覆う筒カバー66、および、スピンドル44を回転駆動するスピンドルモータ71を備えている。
スピンドル44は、Z軸方向に延びている。スピンドル44の中間部分には、大径の第1円板部76が形成されている。また、スピンドル44の下端部分にも、大径の第2円板部77が形成されている。
スピンドル44の上端には、スピンドルモータ71が連結されている。スピンドルモータ71は、スピンドル44の上端部分に設けられたロータ72と、ステータ73とを有している。ステータ73は、冷却ジャケット74を介して、ケーシング43の内周面に設けられている。冷却ジャケット74内には、多数の冷却水路75が形成されている。これらの冷却水路75によって、スピンドルモータ71が冷却される。
ケーシング43は、スピンドル44の外側面を囲繞し、エアベアリングによってスピンドル44を回転自在に支持するように構成されている。
ケーシング43は、その下端部分に、環状部78を備えている。環状部78は、スピンドル44の第1円板部76と第2円板部77との間に入り込むように、かつ、小径部49、第1円板部76および第2円板部77と環状部78との間に僅かな隙間のエアベアリング85が形成可能に、ケーシング43に設けられている。なお、小径部49は、スピンドル44における第1円板部76と第2円板部77との間の、比較的に径の小さい円柱部分である。
また、ケーシング43は、エア供給源80に接続されたエア供給路82、および、複数のエア噴出口79を備えている。エア供給路82は、環状部78を含むケーシング43内に延びるように形成されている。エア噴出口79は、環状部78に、スピンドル44の小径部49、第1円板部76および第2円板部77と対向するように設けられており、エア供給路82に接続されている。
スピンドル44は、このケーシング43の下端から下方に延出されている。スピンドル44の下端には、加工具を装着するための上述したマウント45が連結されている。マウント45には、加工具としての研削ホイール46が装着されている。研削ホイール46は、外径がマウント45の外径と略同径を有するように形成されている。研削ホイール46は、金属材料から形成された円環状のホイール基台(環状基台)47を含む。ホイール基台47の下面には、全周にわたって、研削砥石48が固定されている。
研削砥石48は、たとえば、ダイヤモンド砥粒を、メタルボンドあるいはレジンボンド等の結合剤で固めることによって形成される。研削砥石48は、チャックテーブル20に保持されたウェーハ100の裏面102を研削する(図1参照)。
筒カバー66は、ケーシング43の下端に設けられている。また、筒カバー66の下端は、マウント45とは離接されている。そして、筒カバー66は、ケーシング43の下端とマウント45との間で、スピンドル44の外側面を囲って、筒状隙間88を形成している。
すなわち、筒カバー66は、ケーシング43の下端から突出しているスピンドル44の下端部分である第2円板部77を囲繞し、この第2円板部77と筒カバー66との間に筒状隙間88が形成されるように、ケーシング43の下端に配置されている。筒状隙間88は、スピンドル44の第2円板部77と筒カバー66との間で、ケーシング43の下端からZ軸方向に延びる筒状の隙間であり、その上端が上述したエアベアリング85に連通されるとともに、下端が外部に開放されている。
また、ケーシング43の下端とマウント45との間におけるスピンドル44の外側面、すなわち、スピンドル44の第2円板部77の外側面には、螺旋状の溝である螺旋溝90が形成されている。螺旋溝90は、スピンドル44が研削加工のために図2に示す矢印301の方向に回転したときに、筒状隙間88内に下方向の螺旋気流を発生させるように、第2円板部77の外側面に形成されている。したがって、螺旋溝90は、筒状隙間88に下方向の螺旋気流を発生させる螺旋気流発生部として機能する。
このような構成を有する研削装置1では、ウェーハ100に対する研削加工の際、制御部50の制御により、スピンドルモータ71によって、矢印301に示すようにスピンドル44を回転させる。これにより、スピンドル44とともに回転する研削ホイール46の研削砥石48によって、ウェーハ100が研削加工される(図1参照)。
また、ウェーハ100に対する研削加工の際、制御部50は、図2に示したエア供給源80からエア供給路82に対してエアを供給することにより、スピンドルユニット42のケーシング43の環状部78のエア噴出口79から、スピンドル44の小径部49、第1円板部76および第2円板部77に向けて、矢印201に示すように、高圧のエアを噴出させる。
このように、高圧のエアが、スピンドル44における小径部49、第1円板部76および第2円板部77の外面に噴射されることにより、これらとケーシング43の環状部78との間にエアベアリング85が形成され、スピンドル44が、ケーシング43に対して、エアを介して浮動支持される。すなわち、スピンドル44が、ケーシング43と非接触の状態で、ケーシング43によって回転可能に支持される。
また、エアベアリング85を形成しているエアの一部は、スピンドルモータ71を空冷しながら、スピンドルユニット42の上方の排気口41から排気される。一方、エアベアリング85を形成しているエアの他の一部は、ケーシング43の下端に配置された筒状隙間88に導入され、筒状隙間88の下端から排気される。
また、研削加工の際、図示しない研削水供給源から、研削水が、たとえばスピンドル44に設けられた流路を介して、ウェーハ100と研削砥石48との接点に供給される。このため、研削加工では、研削砥石48がウェーハ100を研削することによって、研削屑等の加工屑を含む研削廃液の噴霧が生成される。
これに関し、本実施形態にかかるスピンドルユニット42では、図2に示したように、スピンドル44における第2円板部77の外側面に、螺旋気流発生部としての上述した螺旋溝90が配置されている。したがって、スピンドル44の回転に伴って、螺旋溝90により、第2円板部77の外側面と筒カバー66との間の隙間である筒状隙間88に、下方向の螺旋気流が発生する。
このため、この螺旋気流によって、エアベアリング85から筒状隙間88内に導入された排気エアをかき乱すことができるので、筒状隙間88内の全域に、エアベアリング85から排気された排気エアを行き渡らせることが可能になる。すなわち、筒状隙間88に間隔の狭い部分があったとしても、筒状隙間88内を周回しながら下方に流れる螺旋気流によって、筒状隙間88の全域にエアベアリング85から排気された排気エアを通して、筒状隙間88の下端から排気エアを排気することができる。
このため、本実施形態では、このような排気エアの流れによって、筒状隙間88の下端から筒状隙間88の内部に加工屑を含む研削廃液の噴霧が進入することを防止することが可能となっている。
したがって、本実施形態では、筒状隙間88において、スピンドル44における第2円板部77の外側面および筒カバー66の内面に研削廃液中の加工屑が固着(乾燥付着)することを、良好に防止することができる。このため、スピンドル44が回転しにくくなることを防止することが可能となるとともに、第2円板部77および筒カバー66を清掃する必要性を低減することができる。
なお、エアベアリング85から筒状隙間88に排気エアが導入されると、スピンドル44の螺旋溝90によって螺旋気流が形成されることにより、スピンドル44が回転力を受ける。このため、スピンドルユニット42は、スピンドル44の回転を停止するための、電磁ブレーキなどの停止装置を有していてもよい。この場合、制御部50は、たとえば、スピンドル44の回転を停止させておく場合には、停止装置を用いてスピンドル44の回転を止めて停止状態を維持する一方、スピンドルモータ71によってスピンドル44を回転させる際には、スピンドル44が回転可能なように、停止装置を解除する。
また、上述の実施形態では、螺旋気流発生部として、スピンドル44における第2円板部77の外側面に形成された螺旋溝90を用いている。これに関し、螺旋溝90に代えて、螺旋気流発生部として、スピンドル44の外側面である第2円板部77の外側面に貼着された螺旋状模様のシールを用いてもよい。螺旋状模様は、たとえば、立体的な螺旋状の模様(螺旋状の溝、あるいは、螺旋状のドット)である。
この構成でも、螺旋状模様のシールにより、スピンドル44の回転に伴って、筒状隙間88に導入された排気エアをかき乱し筒状隙間88に下方向の螺旋気流を発生させることができるので、筒状隙間88に研削廃液の噴霧が進入することを防止することが可能となる。
また、本実施形態では、図2に示すように、スピンドルユニット42は、筒状隙間88に水を供給するための水供給部としての水供給口95を備えていてもよい。この水供給口95は、筒カバー66に設けられた開口部であり、水供給路97を介して、水供給源96に接続されている。
この構成では、制御部50は、ウェーハ100に対する研削加工の際、水供給源96から水供給路97に対して水を供給することにより、筒カバー66に形成された水供給口95から、筒状隙間88に向けて水を供給する。
これにより、筒状隙間88に形成される螺旋気流に、水を混入させることができる。すなわち、この構成では、水と排気エアとの混合物である二流体からなる螺旋気流を筒状隙間88に発生させることができる。したがって、筒状隙間88の下端から筒状隙間88に、加工屑を含む研削廃液の噴霧が進入することを、より良好に防止することが可能となる。
また、本実施形態の研削装置は、図1に示すような装置構成に限定されず、たとえば、カセットに対するウェーハの搬出および搬入、研削加工、研磨加工および洗浄加工等の一連の加工が全自動で実施される、フルオートタイプの加工装置であってもよい。
また、本実施形態に示したスピンドルユニット42は、研磨装置に適用されることも可能である。この場合、スピンドルユニット42は、研削ホイール46に代えて、研磨ホイールを備える。
1:研削装置、10:基台、11:コラム、12:蛇腹カバー、13:開口部、
15:コラム、20:チャックテーブル、21:保持面、23:カバー板、
30:研削送り機構、31:Z軸ガイドレール、32:Z軸ボールネジ、
33:Z軸移動テーブル、34:Z軸モータ、36:支持ケース、
40:研削機構、42:スピンドルユニット、43:ケーシング、
44:スピンドル、45:マウント、46:研削ホイール、47:ホイール基台、
48:研削砥石、49:小径部、50:制御部、51:リニアスケール、
52:読取部、53:スケール部、55:厚み測定器、56:接触子、
57:接触子、66:筒カバー、71:スピンドルモータ、72:ロータ、
73:ステータ、74:冷却ジャケット、75:冷却水路、76:第1円板部、
77:第2円板部、78:環状部、79:エア噴出口、80:エア供給源、
82:エア供給路、85:エアベアリング、88:筒状隙間、90:螺旋溝、
95:水供給口、96:水供給源、97:水供給路、
100:ウェーハ、101:表面、102:裏面、103:保護テープ

Claims (4)

  1. 加工具を装着するためのマウントが下端に連結されているスピンドルと、該スピンドルの外側面を囲繞する、エアベアリングによって該スピンドルを回転可能に支持するケーシングと、を備えるスピンドルユニットであって、
    該スピンドルは、該ケーシングの下端から下方に延出されており、該スピンドルの下端に該マウントが連結されており、
    該ケーシングの下端と該マウントとの間で該スピンドルの外側面を囲って筒状隙間を形成する筒カバーと、
    該ケーシングの下端と該マウントとの間の該スピンドルの外側面に配置され、該筒状隙間に下方向の螺旋気流を発生させる螺旋気流発生部と、
    を備えるスピンドルユニット。
  2. 該螺旋気流発生部は、該スピンドルの外側面に形成された螺旋状の溝である、
    請求項1記載のスピンドルユニット。
  3. 該螺旋気流発生部は、該スピンドルの外側面に貼着された螺旋状模様のシールである、
    請求項1記載のスピンドルユニット。
  4. 該筒状隙間に水を供給する水供給部を備える、
    請求項1記載のスピンドルユニット。
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