JP7216601B2 - 研磨装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨装置に関する。
CMP研磨では、研磨パッドにスラリーを供給しながら、ウェーハを研磨する。特許文献1および特許文献2には、CMP研磨後のウェーハを所定の厚みに仕上げるために、もしくは、所定の研磨除去量を確保するために、研磨加工の際にウェーハの厚みを非接触で測定する技術が開示されている。たとえば、研磨パッドを回転させるスピンドルに、その中心を貫通する貫通路が設けられる。この貫通路を介して測定光がウェーハに照射され、ウェーハの上面および下面のそれぞれで反射されて、2つの反射光が生じる。これらの反射光は、貫通路を通り、厚み測定器によって受光される。厚み測定器は、2つの反射光の光路差に基づいて、ウェーハの厚みを測定する。
特開2016-209951号公報 特開2018-153879号公報
しかし、研磨加工中では、ウェーハが貫通路の下端側を塞ぐことになるため、貫通路におけるエアの流れが封じられる。そのため、スラリーが噴霧になり、測定孔の上側に配設された厚み測定器を汚す可能性がある。この場合、正確な厚みを測ることが困難となる。
本発明の目的は、研磨加工中にウェーハの厚みを継続的に測定することにある。
本発明の研磨装置(本研磨装置)は、ウェーハを保持するチャックテーブルと、下端に研磨パッドを装着したスピンドルを回転させることによって、該チャックテーブルに保持された該ウェーハを該研磨パッドで研磨する研磨手段と、該研磨手段の上方に配設され、研磨加工中のウェーハの厚みを非接触で測定する厚み測定手段と、を備える研磨装置であって、該研磨パッドは、研磨面の中心に開口部としての研磨パッド開口を有し、該スピンドルは、中心を貫通し該研磨パッド開口に連通する貫通路を備え、該厚み測定手段は、該貫通路の上端に配設され、該貫通路にエアを導入するエア導入部と、該エア導入部の上端から上方に離れた位置に配置され、該エア導入部、該貫通路および該研磨パッド開口を通してウェーハに測定光を投光する投光部、および、ウェーハで反射された反射光を受光する受光部を備える厚み測定器と、を備え、該エア導入部は、該貫通路の上端部分に開口を有し、該貫通路に沿って延びるように設けられた第1管と、該第1管の外側壁との間に隙間を形成するように該第1管を囲繞するように配置され、該第1管とともに二重管を形成する第2管と、該第1管と該第2管との間の該隙間に接続されており、該隙間の上部からエアを供給するエア供給部と、該第1管と該第2管との間の該隙間の下端に設けられ、該エア供給部から供給されたエアを該貫通路内に噴射する環状エア噴射口と、該貫通路からエアの一部を排気するための排気口とを備え、該貫通路の下端をウェーハが塞いでいるウェーハの研磨加工中では、該環状エア噴射口から該貫通路に噴射されたエアが該貫通路に充満されていることにより、厚みを測定するウェーハの測定点から該測定光を遮光する遮光物質が除去され、該貫通路内の圧力が所定圧以上にならないように該排気口からエアが排気され、該環状エア噴射口から該貫通路に噴射される環状のエアの流れにより、該第1管内が負圧になり外気を該第1管内および該貫通路に導入し、該測定光の光軸上から遮光物質を除去し、該ウェーハの厚みを測定しながら研磨する。
本研磨装置では、環状エア噴射口からスピンドルの貫通路に噴射されたエアにより、第1管内が負圧になるため、外部から外気が導入される。このため、貫通路の下端をウェーハが塞いでいるウェーハの研磨加工中では、貫通路にエアが充満され、貫通路内の圧力が所定圧以上にならないように、排気口からエアが排気される。これにより、厚みを測定するウェーハの測定点から、測定光を遮光する遮光物質が、排気されるエアとともに除去される。さらに、本研磨装置では、第1管内の負圧を維持することができる。
研磨装置の構成を示す斜視図である。 スピンドルを含む研磨手段の構成を示す断面図である。 厚み測定手段の構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる研磨装置11は、ウェーハWを研磨するものであり、直方体状の基台12、および、上方に延びるコラム13を備えている。
ウェーハWは、たとえば、円形の半導体ウェーハである。図1においては下方を向いているウェーハWの表面は、複数のデバイスを保持しており、保護テープTが貼着されることによって保護されている。ウェーハWの裏面は、研磨加工が施される被加工面となる。
基台12の上面側には、開口部12aが設けられており、開口部12aを覆うように防水カバー17が配置されている。また、防水カバー17のコラム13側には、チャックテーブル18を含む保持手段15が配置されている。そして、基台12の内部には、保持手段15をY軸方向に移動させるY軸移動機構40が備えられている。
保持手段15は、ウェーハWを保持するための保持面19を有するチャックテーブル18、および、チャックテーブル18を支持する支持部材16を含んでいる。チャックテーブル18の保持面19は、図示しない吸引源に連通されている。支持部材16は、その上面にチャックテーブル18が配置されており、チャックテーブル18とともに、Y軸移動機構40により、Y軸に沿って移動する。
本実施形態では、チャックテーブル18がY軸方向に沿って移動することにより、研磨手段26の研磨パッド36が、チャックテーブル18に保持されているウェーハWを研磨する。
Y軸移動機構40は、Y軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール42、このY軸ガイドレール42上をスライドするY軸移動テーブル46、Y軸ガイドレール42と平行なY軸ボールネジ43、Y軸ボールネジ43に接続されているY軸サーボモータ44、および、これらを保持する保持台41を備えている。
Y軸移動テーブル46は、Y軸ガイドレール42にスライド可能に設置されている。Y軸移動テーブル46の下面には、図示しないナット部が固定されている。このナット部には、Y軸ボールネジ43が螺合されている。Y軸サーボモータ44は、Y軸ボールネジ43の一端部に連結されている。
Y軸移動機構40では、Y軸サーボモータ44がY軸ボールネジ43を回転させることにより、Y軸移動テーブル46が、Y軸ガイドレール42に沿って、Y軸方向に移動する。Y軸移動テーブル46には、保持手段15の支持部材16が載置されている。したがって、Y軸移動テーブル46のY軸方向への移動に伴って、チャックテーブル18を含む保持手段15が、Y軸方向に移動する。
コラム13は、基台12の後部(-X方向側)に立設されている。コラム13の前面には、ウェーハWを研磨する研磨手段26、および、研磨手段26をZ軸方向に上下動させるZ軸方向移動手段14が設けられている。
Z軸方向移動手段14は、コラム13の前方に固定された固定部25、固定部25に固定されZ軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール21、このZ軸ガイドレール21上をスライドするZ軸移動テーブル20、Z軸ガイドレール21と平行なZ軸ボールネジ22、および、Z軸サーボモータ24を備えている。
Z軸移動テーブル20は、Z軸ガイドレール21にスライド可能に設置されている。Z軸移動テーブル20の後面(裏面)には、図示しないナット部が固定されている。このナット部には、Z軸ボールネジ22が螺合されている。Z軸サーボモータ24は、Z軸ボールネジ22の一端部に連結されている。
Z軸方向移動手段14では、Z軸サーボモータ24がZ軸ボールネジ22を回転させることにより、Z軸移動テーブル20が、Z軸ガイドレール21に沿って、Z軸方向に移動する。
研磨手段26は、下端に研磨パッド36を装着したスピンドル32を回転させることによって、チャックテーブル18に保持されたウェーハWを研磨パッド36によって研磨する。
研磨手段26は、Z軸移動テーブル20の前面に取り付けられている。研磨手段26は、Z軸方向移動手段14のZ軸移動テーブル20に固定された支持構造28、支持構造28に固定されたスピンドルハウジング30、スピンドルハウジング30に保持されたスピンドル32、スピンドル32の下端に取り付けられたマウント34、および、マウント34に支持された研磨パッド36を備えている。研磨手段26は、研磨パッド36を回転可能に支持する。
支持構造28は、研磨手段26の他の部材を支持した状態で、Z軸方向移動手段14のZ軸移動テーブル20に取り付けられている。スピンドルハウジング30は、Z軸方向に延びるように支持構造28に保持されている。
図2に示すように、スピンドル32は、Z軸方向に延びており、スピンドルハウジング30に回転可能に支持されている。スピンドル32の上端側には、回転駆動源としてのモータ39が連結されている。モータ39は、スピンドル32の上端側外周面に固定されたロータ101と、ロータ101を囲繞するようにスピンドルハウジング30の内周面に固定されたステータ103とを備えている。ステータ103に所定の電圧を印加することにより、ロータ101が回転し、スピンドル32がその軸心を中心として回転する。
スピンドルハウジング30には、エア源105に接続されたエア供給路120、および、エア供給路120に接続されたエア噴出部121が設けられている。エア噴出部121は、複数のエア噴出口を備えており、スピンドルハウジング30とスピンドル32との間の隙間に、矢印Kに示すように高圧のエアを噴出する。
スピンドルハウジング30の内部に収容されたスピンドル32は、エア噴出部121から噴出される高圧エアによって、スピンドルハウジング30と非接触の状態で、スピンドルハウジング30によって回転可能に支持される。
マウント34は、円板状に形成され、スピンドル32の下端(先端)に固定されている。マウント34の下面は、研磨パッド36が取り付けられる水平方向に平行な平坦面である。
研磨パッド36は、マウント34と略同径を有するように形成されている。研磨パッド36は、円板37と、円板37の下面に接着される研磨部材38とを備えている。円板37は、図示しないボルト等によってマウント34に取り付けられている。
研磨部材38は、その下面が、ウェーハWを研磨する研磨面となっている。
図2に示すように、本実施形態では、ウェーハWは、保護テープTを介して、チャックテーブル18の保持面19に吸着保持される。研磨部材38を含む研磨パッド36は、チャックテーブル18の保持面19に保持されたウェーハWに接触した状態で、スピンドル32およびマウント34とともに回転する。これにより、このウェーハWが、研磨部材38の研磨面によって研磨される。
ここで、円板37および研磨部材38を含む研磨パッド36は、研磨面の中心に、開口部としての研磨パッド開口35を有している。
また、マウント34にも、研磨パッド開口35に対応するように、中央に、開口部としてのマウント開口34aが形成されている。マウント開口34aの直径は、たとえば13mmである。
さらに、スピンドル32には、その中心を貫通し、マウント開口34aを介して研磨パッド開口35に連通する貫通路110が形成されている。
そして、研磨手段の上方であって貫通路110の上方には、厚み測定手段51が配設されている。厚み測定手段51は、研磨加工中のウェーハWの厚みを、非接触で測定する。
図2および図3に示すように、厚み測定手段51は、スピンドル32の上端部分の近傍に設けられている。厚み測定手段51は、スピンドル32の貫通路110の上端に配設され、貫通路110にエアを導入するエア導入部61と、ウェーハWの厚みを測定する厚み測定器71とを備えている。
図3に示すように、厚み測定器71は、エア導入部61の上端から上方に離れた位置に配置されており、投光部72および受光部73を備えている。投光部72は、エア導入部61、貫通路110、マウント開口34aおよび研磨パッド開口35を通して、ウェーハWにおける厚みの測定点(研磨パッド開口35に対応する部分)に、測定光を投光する。受光部73は、ウェーハWの上面および下面で反射された2つの反射光を受光する。厚み測定器71は、2つの反射光の光路差に基づいて、ウェーハWの厚みを測定する。
エア導入部61は、スピンドル32の貫通路110に挿入されている第1管62、および、第1管62を覆うように貫通路110に挿入されている第2管63を含んでいる。すなわち、エア導入部61では、第1管62は、第2管63内に挿入されている。
第1管62は、貫通路110の上端部分に第1管開口621を有しており、貫通路110に沿って延びるように設けられている。
第2管63は、第1管62の外側壁との間に隙間64を形成するように、第1管62を囲繞するように貫通路110内に配置されている。したがって、第2管63は、第1管62とともに二重管を形成している。
また、エア導入部61は、エアを供給するためのエア供給部65、および、エアを噴出するための環状エア噴射口66を有している。
エア供給部65は、第1管62と第2管63との間の隙間64に接続されており、隙間64に、その上部からエアを供給する。
環状エア噴射口66は、第1管62と第2管63との間の隙間64の下端からなり、スピンドル32の貫通路110内に配置されている。
環状エア噴射口66は、エア供給部65から隙間64の上部に供給されたエアを、貫通路110内に、貫通路110の延びる方向に沿って下方に向けて噴射する。
さらに、エア導入部61は、貫通路110からエアの一部を排気するための排気口67を備えている。
排気口67は、スピンドル32の貫通路110の内壁と第2管63の外壁との間を、エア導入部61の外部と接続している。エア導入部61では、貫通路110内の圧力が所定圧以上にならないように、排気口67からエアが排気される。たとえば、貫通路110内の圧力が所定圧に近づいた場合に、貫通路110内のエアの一部が、排気口67から排出される。
また、研磨装置11には、研磨パッド36とウェーハWとの間にスラリーを供給する、図示しないスラリー供給部材が設けられている。研磨装置11では、このスラリーを用いたCMP(Chemical Mechanical Polishing)研磨が実施される。スラリーの供給量は、たとえば、50~70ml/minである。
このような構成を有する研磨装置11では、ウェーハWを保持したチャックテーブル18は、図示しない駆動部材によって回転する。また、研磨パッド36が、モータ39によるスピンドル32の回転に応じて回転しながら下降して、ウェーハWに接触する。これにより、ウェーハWが、研磨パッド36によって研磨される。
また、ウェーハWの研磨加工開始時において、研磨装置11では、エア供給部65から第1管62と第2管63との間の隙間64に、その上部からエアが供給される。エア供給部65によるエアの供給量は、たとえば、50L/minである。このエアは、環状エア噴射口66から、貫通路110内に、図3に矢印Aによって示すように、貫通路110の延びる方向に沿って下方に向けて噴射される。
このような環状エア噴射口66からのエアの噴射に伴い、第1管62の内部と第1管62の下端付近の貫通路110の径方向中心部分が負圧(たとえば、-165~-195Pa)になり、図2に示すような負圧領域MRが生成される。このために、第1管62の第1管開口621を介して、第1管62の内部に向けて、図3に矢印Bに示すように、外気が導入される。
このように、貫通路110内にエアが充満した状態で、研磨パッド36をウェーハWに接近させ、ウェーハWに接触した際に、研磨パッド開口35が塞がれ貫通路110内を研磨パッドに付着した研磨屑が立ち上がるのを防止している。
一方、ウェーハWの研磨加工中では、貫通路110の下端付近では、研磨パッド36がウェーハWに接触しており、研磨パッド開口35がウェーハWによって塞がれている。このため、研磨パッド36とウェーハWとの間に導入されたスラリーが噴霧状になり、研磨屑(加工屑)とともに、研磨パッド開口35およびマウント開口34aを介して貫通路110に向かって立ち上ろうとする。
ここで、上記のように、貫通路110の縦方向の中央部付近では、矢印Aおよび矢印Bで示したように外部から供給されたエアが充満しており、この負圧領域MR以外の貫通路110内は、外気よりも高圧(たとえば、20~40Pa)の加圧領域KR(図2参照)となっている。
このため、噴霧状のスラリーおよび研磨屑のような遮光物質が、貫通路110の上方に到達すること、および、貫通路110および第1管開口621を抜けて厚み測定器71に到達することが回避されている。
また、矢印Aに示すようにエア供給部65から供給されたエアは、供給されたエアの流速で、図2に矢印Dによって示すように、貫通路110およびマウント開口34aを介して研磨パッド開口35の近傍まで到達し、研磨パッド開口35の近傍の圧力を高める(たとえば、20~40Pa)。
貫通路110に供給されたエアは、図2に矢印Eによって示すように、研磨パッド開口35の近傍から、貫通路110の内壁に沿って上昇し、第2管63の外壁と貫通路110の内壁との間および排気口67を介して、図2および図3に矢印Cに示すように、貫通路110から外部に排出される。
これにより、排気されるエアとともに遮光物質を外部に排出することが可能となるので、噴霧状のスラリーおよび研磨屑のような遮光物質が、貫通路110、マウント開口34aおよび研磨パッド開口35の中央部分から除去される。
このため、厚み測定器71における投光部72からの光が、貫通路110、マウント開口34aおよび研磨パッド開口35を介して、ウェーハWの厚みの測定点に、容易に到達することができる。さらに、受光部73は、ウェーハWからの反射光を良好に受光することができる。したがって、厚み測定器71は、ウェーハWの厚みを、適切かつ継続的に測定することが可能となる。
また、貫通路110に供給されたエアの排気により、貫通路110内の加圧領域KRと負圧領域MRと第1管62内の負圧領域MRとが維持されるので、矢印Bに示した第1管開口621からの外気の導入が停止することを抑制することができる。
このようにして、研磨装置11では、ウェーハWの厚みを測定しながら、ウェーハWを研磨することが可能となる。
なお、本実施形態では、研磨装置11において、ウェーハWに対してCMP研磨が実施されている。これに限らず、ウェーハWに対する研磨は、水を用いた研磨であってもよいし、ドライ研磨であってもよい。水を用いた研磨が実施される場合、研磨装置11では、外部から供給されたエアにより、厚み測定器71の光路上から噴霧状の水および加工屑を排除することができる。また、ドライ研磨が実施される場合、外部から供給されたエアにより、厚み測定器71の光路上から加工屑を排除することができる。このため、ウェーハWの厚みを、適切かつ継続的に測定することが可能となる。
W:ウェーハ、T:保護テープ、
11:研磨装置、12:基台、13:コラム、14:Z軸方向移動手段、
15:保持手段、16:支持部材、18:チャックテーブル、19:保持面、
26:研磨手段、30:スピンドルハウジング、32:スピンドル、110:貫通路
34:マウント、34a:マウント開口、
36:研磨パッド、35:研磨パッド開口、37:円板、38:研磨部材、
51:厚み測定手段、
61:エア導入部、62:第1管、63:第2管、64:隙間、65:エア供給部、
66:環状エア噴射口、67:排気口、120:エア供給路、121:エア噴出部、621:第1管開口、
71:厚み測定器、72:投光部、73:受光部

Claims (1)

  1. ウェーハを保持するチャックテーブルと、下端に研磨パッドを装着したスピンドルを回転させることによって、該チャックテーブルに保持された該ウェーハを該研磨パッドで研磨する研磨手段と、該研磨手段の上方に配設され、研磨加工中のウェーハの厚みを非接触で測定する厚み測定手段と、を備える研磨装置であって、
    該研磨パッドは、研磨面の中心に開口部としての研磨パッド開口を有し、
    該スピンドルは、中心を貫通し該研磨パッド開口に連通する貫通路を備え、
    該厚み測定手段は、
    該貫通路の上端に配設され、該貫通路にエアを導入するエア導入部と、
    該エア導入部の上端から上方に離れた位置に配置され、該エア導入部、該貫通路および該研磨パッド開口を通してウェーハに測定光を投光する投光部、および、ウェーハで反射された反射光を受光する受光部を備える厚み測定器と、を備え、
    該エア導入部は、
    該貫通路の上端部分に開口を有し、該貫通路に沿って延びるように設けられた第1管と、
    該第1管の外側壁との間に隙間を形成するように該第1管を囲繞するように配置され、該第1管とともに二重管を形成する第2管と、
    該第1管と該第2管との間の該隙間に接続されており、該隙間の上部からエアを供給するエア供給部と、
    該第1管と該第2管との間の該隙間の下端に設けられ、該エア供給部から供給されたエアを該貫通路内に噴射する環状エア噴射口と、
    該貫通路からエアの一部を排気するための排気口とを備え、
    該貫通路の下端をウェーハが塞いでいるウェーハの研磨加工中では、該環状エア噴射口から該貫通路に噴射されたエアが該貫通路に充満されていることにより、厚みを測定するウェーハの測定点から該測定光を遮光する遮光物質が除去され、該貫通路内の圧力が所定圧以上にならないように該排気口からエアが排気され、該環状エア噴射口から該貫通路に噴射される環状のエアの流れにより、該第1管内が負圧になり外気を該第1管内および該貫通路に導入し、該測定光の光軸上から遮光物質を除去し、該ウェーハの厚みを測定しながら研磨する、
    研磨装置。
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