JP2018083244A - スピンドルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】エア源の切り換えによるエアの供給の安定化を図る。
【解決手段】エアベアリングを構成するスピンドルユニット(42)は、ケーシング(51)の外壁に配設される第1の供給口(81)及び第2の供給口(82)を備える。第1の配管(84)は第1の供給口とメインエア源(93)とを接続し、第2の配管(85)は第2の供給口とサブエア源(94)とを接続する。分岐部は、第1の配管、第2の配管及び噴出口(53)に通じる第3の配管(86)を接続する。第1の配管には分岐部から第1の供給口に向かう方向へのエアの流れを遮断する第1の逆止弁(87)が配設され、第2の配管には分岐部から第2の供給口に向かう方向へのエアの流れを遮断する第2の逆止弁(88)が配設される。ケーシングではメインエア源とサブエア源とに接続し、メインエア源からのエア供給が途絶えたとしても瞬時にサブエア源からのエアを供給可能にする。
【選択図】図3

Description

本発明は、エアベアリングによってスピンドルを回転可能に支持するスピンドルユニットに関する。
研削装置等の加工装置では、スピンドルユニットによって加工具を回転させることでウエーハを加工している(例えば、特許文献1参照)。加工装置のスピンドルユニットは、ハウジングで囲繞されたスピンドルを高圧エアで支持するエアスピンドルで構成される。ハウジングの内壁にはスピンドルにエアを噴射する噴射口が設けられ、スラストベアリングとラジアルベアリングとを形成してスピンドルを回転可能に支持している。ハウジングの内部には噴射口に接続されてエアを供給する供給路が形成され、ハウジングの外壁には、供給路にエア供給源を接続するための供給口が形成されている。このようなスピンドルユニットでは、供給口からのエアの供給が途絶えると、スピンドルを支持するためのエア圧力が急激に低下し、スピンドルを齧らせて破損させる、という問題がある。
かかる問題を解消するため、加工装置に対してメインエアと予備エアとの2つのエア源を接続する構成が知られている。かかる構成では、メインエアのエア圧力が低下したら予備エアに切り換え、スピンドルがハウジングの内壁に接触しないように保護している。具体的には、メインエアと予備エアとの切り換えは、メインエアに接続される圧力スイッチが圧力低下に反応したら予備エアに切り換え、メインエアの圧力スイッチが圧量復帰に反応したら予備エアからメインエアに切り換えている。メインエア及び予備エアは加工装置の入口付近より上流側で合流され、かかる入口からスピンドルユニットのハウジング供給口に連通する1本の配管を介してスピンドルユニットに供給されている。
特開2011−83864号公報
上述した2つのエア源からエアを供給する構成では、装置の入口とハウジング供給口とを接続する配管がハウジング近くで破損した場合、破損位置の上流側における圧力スイッチは反応しない。このため、噴射口へのエアの供給が途絶えないように、メインエアから予備エアへエア源を切り換えることができなくなる、という問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、エア源の切り換えによるエアの供給の安定化を図ることができるスピンドルユニットを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様のスピンドルユニットは、加工具を装着するマウントと、マウントの中心を軸に回転するスピンドルと、スピンドルを囲繞するケーシングと、を備え、スピンドルの外壁とケーシングの内壁との間にエアを流通させラジアルエアベアリングとスラストエアベアリングとを構成しスピンドルを回転可能に支持するスピンドルユニットであって、エアは、メインエアとサブエアとの2つのエア源を接続可能とし、ケーシングは、外壁に配設されメインエア源に接続可能とする第1の供給口と、外壁に配設されサブエア源に接続する第2の供給口と、内壁に配設されラジアルエアベアリングとスラストエアベアリングとにエアを噴出する噴出口と、第1の供給口と第2の供給口と噴出口とを接続するため3方向に分岐する第1の接続口と第2の接続口と第3の接続口とを備える分岐部と、第1の供給口と第1の接続口とを接続する第1の配管と、第2の供給口と第2の接続口とを接続する第2の配管と、噴出口と第3の接続口とを接続する第3の配管と、第1の配管に配設し分岐部から第1の供給口に向かう方向へのエアの流れを遮断する第1の逆止弁と、第2の配管に配設し分岐部から第2の供給口に向かう方向へのエアの流れを遮断する第2の逆止弁と、を備え、メインエア源とサブエア源との2つのエア源に接続して、メインエア源からのエア供給が途絶えたとしても瞬時にサブエア源からのエアを供給可能にしてエアベアリングを構成可能にすることを特徴とする。
この構成によれば、スピンドルユニットを構成するケーシングの第1の供給口でメインエア源と接続され、第2の供給口でサブエア源と接続される。そして、メインエア源からのエア供給が途絶えたときに、ケーシングに備えられた第1の逆止弁によるエアの遮断で圧力低下を防止し、第2の配管、第2の逆止弁及び分岐部を経てサブエア源からのエア供給が可能となる。これにより、圧力スイッチやセンサ等による電気系統での制御を利用せず、スピンドルユニット内にて2つのエア源を機械式で切り換えることができる。これにより、従来のように加工装置の入口とケーシングとを接続する配管が破損しても、エア源をメインエアからサブエアに切り換え、エアを安定供給することが可能となる。この結果、スピンドルがケーシングの内面に接触する齧った状態になってスピンドルが破損することを防ぐことができる。
本発明によれば、スピンドルユニット内にて2つのエア源を機械式で切り換えることができ、エア源の切り換えによるエアの供給の安定化を図ることができる。
本実施の形態の研削装置の斜視図である。 本実施の形態のスピンドルユニットの断面模式図である。 本実施の形態のエア切換手段の配管系統図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態の研削装置について説明する。図1は、本実施の形態の研削装置の斜視図である。なお、以下の説明では、研削装置は、図1に示すように研削加工専用の装置構成に限定されず、例えば、研削加工、研磨加工、洗浄加工等の一連の加工が全自動で実施されるフルオートタイプの加工装置に組み込まれてもよい。
図1に示すように、研削装置1は、多数の研削砥石45を環状に並べた小型の研削ホイール44を用いて、チャックテーブル20上のウエーハWを研削するように構成されている。ウエーハWは保護テープTが貼着された状態で研削装置1に搬入され、保護テープTを介してチャックテーブル20に保持される。なお、ウエーハWは、研削対象となる板状部材であればよく、シリコン、ガリウム砒素等の半導体ウエーハでもよいし、セラミック、ガラス、サファイア等の光デバイスウエーハでもよいし、デバイスパターン形成前のアズスライスウエーハでもよい。
研削装置1の基台10の上面には、X軸方向に延在する長方形状の開口が形成され、この開口はチャックテーブル20と共に移動可能な移動板11及び蛇腹状の防水カバー12に覆われている。防水カバー12の下方には、チャックテーブル20をX軸方向に進退移動させるボールねじ式の進退手段(不図示)が設けられている。チャックテーブル20は、回転手段(不図示)に連結されており、回転手段の駆動によって回転可能に構成されている。また、チャックテーブル20の上面には、多穴質のポーラスセラミック材によってウエーハWを吸引保持する保持面21が形成されている。
基台10上のコラム15には、研削手段40をチャックテーブル20の保持面21に対してZ軸方向に研削送りする研削送り手段30が設けられている。研削送り手段30は、コラム15に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール31と、一対のガイドレール31にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル32とを有している。Z軸テーブル32の背面側には図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ33が螺合されている。ボールネジ33の一端部に連結された駆動モータ34によりボールネジ33が回転駆動されることで、研削手段40がガイドレール31に沿ってZ軸方向に移動される。
研削手段40は、ハウジング41を介してZ軸テーブル32の前面に取り付けられており、スピンドルユニット42で研削ホイール(加工具)44を中心軸回りに回転させるように構成されている。スピンドルユニット42は、いわゆるエアスピンドルであり、ケーシング51の内側で高圧エアを介してスピンドル55(図2参照)を回転可能に支持している。スピンドル55の先端にはマウント43が連結されており、マウント43の中心を軸にスピンドル55が回転する。マウント43には多数の研削砥石45が環状に配設された研削ホイール44が装着されている。研削砥石45は、ダイヤモンド砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めて形成されている。本実施の形態の研削装置1では、研削水を供給しながら、回転中の研削ホイール44をウエーハWに押し付けることで、ウエーハWが所望の厚みまで薄化される。
以下、図2を参照して、本実施の形態のスピンドルユニットについて説明する。図2は、本実施の形態のスピンドルユニットの断面模式図である。
図2に示すように、スピンドルユニット42は、直立姿勢のスピンドル55をケーシング51で囲繞して、スピンドル55の外面に対してケーシング51からエアを噴出させて、スピンドル55を回転可能に支持するエアベアリングを形成している。スピンドル55の下端(下方の端)には研削ホイール(加工具)44を装着したマウント43が連結され、スピンドル55の上端側には回転駆動源のモータ71が連結されている。モータ71は、スピンドル55の上端部分に設けられたロータ72と、冷却ジャケット73を介してケーシング51の内周面に設けられたステータ74とで構成されている。冷却ジャケット73内には多数の冷却水路75が形成されており、冷却水路75によってモータ71の発熱が抑えられている。
スピンドル55の下端部分及び中間部分には大径の円板部56、57が形成され、ケーシング51の下端部分には円板部56、57の間に入り込むように環状部52が形成されている。スピンドル55の円板部56、57とケーシング51の環状部52の間には、エアの通り路になる僅かな隙間が設けられている。ケーシング51の内壁となる環状部52の外面には多数の噴出口53が配設されるよう形成されている。各噴出口53は、後述するメインエア源93及びサブエア源94から供給される高圧エアを噴出する。噴出口53から噴出された高圧エアは、スピンドル55の外壁とケーシング51の内壁との間の僅かな隙間に流通される。
環状部52の多数の噴出口53からスピンドル55の外面に高圧エアが噴出されることで、スピンドル55がケーシング51に対して高圧エアを介して浮動支持される。これにより、ケーシング51にラジアルエアベアリングとスラストエアベアリングが形成され、ラジアルエアベアリングとスラストエアベアリングによって径方向及び軸方向でスピンドル55の外側壁が回転可能に支持される。このとき、スラストベアリングによって広い範囲でスピンドル55の円板部56、57が浮動支持されているため、スピンドル55に対してスラスト方向に作用する加工負荷が適度に分散されている。
スピンドル55とケーシング51内の高圧エアは、モータ71を空冷しながらスピンドルユニット42の上方から排気されると共に、ケーシング51の下部に設けられたスピンドルカバー77の内側を通ってスピンドルユニット42の下方から排気される。スピンドルカバー77の下部内面には、スピンドルカバー77内への研削水の進入を防止する帯状のスポンジ材78が取り付けられている。スポンジ材78によってスピンドルカバー77とスピンドル55の隙間が狭められると共に、高圧エアの排気が阻害されることなく、研削加工時の加工屑のスピンドルカバー77内への進入が抑制される。
また、スピンドル55には、研削水の流路となる貫通路58がスピンドル55の中心を鉛直方向に貫通するように形成されている。ケーシング51のジョイント62には、下方に突き出るノズル63が設けられ、ノズル63の下端は貫通路58内に入り込んでいる。ノズル63には研削水供給源(不図示)に接続されており、ノズル63から貫通路58を通じて研削水が供給される。
貫通路58の下端にはマウント43及び研削ホイール44に形成された流路65、66が連通され、貫通路58内の研削水は研削ホイール44の排水口(排出部)64から外部に排出される。このように、ノズル63によってスピンドル55の上端側から貫通路58に研削水が供給され、マウント43及び研削ホイール44の流路65、66を通り、研削ホイール44の排水口64によってスピンドル55の下方側から研削砥石45に研削水が排出される。研削加工時には研削水によって研削砥石45及びウエーハW(図1参照)が冷却されると共に、ウエーハWの上面から研削屑が研削水と共に洗い流される。
ここで、本実施の形態のケーシング51は、噴出口53に供給するエアの入口として、エア切換手段80を更に備えている。エア切換手段80は、ケーシング51に含まれる構成として一体となるものであれば、ケーシング51に直接装着される継手としたり、ブロック状の筐体を備えてケーシング51の一部を形成したりすることが例示できる。以下、図3を参照して、エア切換手段80の構成について説明する。図3は、本実施の形態のエア切換手段の配管系統図である。
図3に示すように、エア切換手段80は、第1の供給口81、第2の供給口82、3方向に分岐する分岐部83、第1の配管84、第2の配管85、第3の配管86、第1の逆止弁87及び第2の逆止弁88を備えている。
エア切換手段80において、第1の供給口81及び第2の供給口82は、ケーシング51の外面側で配管の接続等を行えるようにケーシング51の外壁に配設されている。第1の供給口81の一端は、第1の接続配管91を介してメインエア源93が接続され、第2の供給口82の一端は、第2の接続配管92を介してサブエア源94が接続されている。メインエア源93及びサブエア源94は、コンプレッサー等により構成され、それらから供給するエアの圧力を同じにしてもよいし、メインエア源93の方がサブエア源94より高圧としてもよい。また、第1の供給口81の他端は、第1の配管84の上流端側が接続され、第2の供給口82の他端は、第2の配管85の上流端側が接続されている。
第1の配管84の下流端側は、分岐部83の第1の接続口83aに接続され、第2の配管85の下流端側は、分岐部83の第2の接続口83bに接続されている。また、分岐部83の第3の接続口83cには、第3の配管86の上流端側が接続されている。第3の配管86の下流端側は、環状部52内の流路52aに接続され、この流路52aを通じて噴出口53(図2参照)に接続される。従って、第1の供給口81を通じて供給されるメインエアは、第1の配管84、分岐部83の第1接続口83aから第3接続口83c、第3の配管86、流路52aを経て噴出口53から噴出される。また、第2の供給口82を通じて供給されるサブエアは、第2の配管85、分岐部83の第2接続口83bから第3接続口83c、第3の配管86、流路52aを経て噴出口53から噴出される。
第1の逆止弁87は第1の配管84に配設され、分岐部83から第1の供給口81に向かう方向へのエアの流れを遮断する。第2の逆止弁88は第2の配管85に配設され、分岐部83から第2の供給口82に向かう方向へのエアの流れを遮断する。従って、第1の配管84及び第2の配管85では、分岐部83側のエア圧力が各供給口81、82側すなわちエア源93、94のエア圧より高圧となっても、各供給口81、82側にエアが逆流することが規制される。
続いて、2つのエア源93、94から供給されるエアの切換動作について説明する。ここでは、2つのエア源93、94の供給圧力を同一とし、研削加工中において、メインエア源93や第1の接続配管91の不具合等によってメインエア源93からのエア供給が途絶えたと仮定する。メインエア源93からのエア供給が途絶えると、メインエア源93に第1の接続配管91を介して接続される第1の供給口81及び第1の配管84でエアの圧力が低下する。一方、サブエア源94からのエアの供給は継続され、且つ、エアベアリングとしてケーシング51内が高圧になるので、第1の配管84に比べ、第2の配管85及び第3の配管86が相対的に高圧となる。従って、分岐部83を通じて第2の配管85及び第3の配管86から第1の配管84に向かってエアが流れ込もうとするが、かかるエアの流れは第1の逆止弁87で遮断される。これにより、メインエア源63からのエア供給が途絶えたとしても、第2の配管85及び第3の配管86でエアの圧力低下が生じることなく、瞬時にサブエア源94からのエア供給を継続してエアベアリングを構成可能となる。
この状態からメインエア源93からのエア供給が復帰した場合、第1の配管84のエアが高圧となって、第1の逆止弁87での遮断が解除される。これにより、メインエア源93から第1の配管84を通じたエア供給に切り換えでき、ケーシング51内にメインエアが供給されてエアベアリングを構成可能となる。
なお、サブエア源94からのエア供給が途絶えた場合であっても、上記説明に対し、作動する逆止弁が第1の逆止弁87から第2の逆止弁88に変わる点を除いて同様にエアベアリングを構成可能となる。
以上のように、本実施の形態のスピンドルユニット42は、一方のエア源93、94から供給されるエア圧力が低下しても、逆止弁86、87の作動によって他方のエア源93、94からのエア供給を維持してエアベアリングの機能を保つことができる。従って、センサや電動機器等による電気系統での制御を行わず、ケーシング51に備えられた逆止弁86、87等の構成にて2つのエア源93、94を機械式に切り換えることができる。これにより、接続配管93、94に破損等の不具合が生じても、ケーシング51内にエアスピンドルとして機能し得るエア供給を安定して継続することができる。この結果、スピンドル55とケーシング51との間のエア圧力が、スピンドル55の齧りが発生しまう圧力以下となることがなく、スピンドル55が破損することを防止することができる。
なお、上記実施の形態では、メインエアとサブエアとを同一圧力とした場合を説明したが、これらの圧力は異なっていてもよい。例を挙げると、サブエアがメインエアより低圧になる場合(例えば、サブエア0.45MPa、メインエア0.5MPa)、各逆止弁87、88の作動圧力が、これに応じて第2の逆止弁88の方が第1の逆止弁87より低圧となる。
また、本実施の形態では、スピンドルに2つの円板の間にケーシングの環状部が入り込むように形成されたが、この構成に限定されない。スピンドル及びケーシングは、スピンドルを回転可能に支持可能な構造であれば、どのように形成されてもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
また、本実施の形態では、本発明を研削装置用のスピンドルユニットに適用した構成について説明したが、エア源の切り換えによるエアの供給の安定化を図ることができる他の加工装置のスピンドルユニットに適用することも可能である。
以上説明したように、本発明は、エア源の切り換えによるエアの供給の安定化を図ることができるという効果を有し、特に、研削加工で使用されるスピンドルユニットに有用である。
42 スピンドルユニット
43 マウント
44 研削ホイール(加工具)
51 ケーシング
53 噴出口
55 スピンドル
81 第1の供給口
82 第2の供給口
83 分岐部
83a 第1の接続口
83b 第2の接続口
83c 第3の接続口
84 第1の配管
85 第2の配管
86 第3の配管
87 第1の逆止弁
88 第2の逆止弁

Claims (1)

  1. 加工具を装着するマウントと、該マウントの中心を軸に回転するスピンドルと、該スピンドルを囲繞するケーシングと、を備え、該スピンドルの外壁と該ケーシングの内壁との間にエアを流通させラジアルエアベアリングとスラストエアベアリングとを構成し該スピンドルを回転可能に支持するスピンドルユニットであって、
    該エアは、メインエアとサブエアとの2つのエア源を接続可能とし、
    該ケーシングは、
    外壁に配設されメインエア源に接続可能とする第1の供給口と、該外壁に配設されサブエア源に接続する第2の供給口と、該内壁に配設され該ラジアルエアベアリングと該スラストエアベアリングとにエアを噴出する噴出口と、該第1の供給口と該第2の供給口と該噴出口とを接続するため3方向に分岐する第1の接続口と第2の接続口と第3の接続口とを備える分岐部と、該第1の供給口と該第1の接続口とを接続する第1の配管と、該第2の供給口と該第2の接続口とを接続する第2の配管と、該噴出口と該第3の接続口とを接続する第3の配管と、該第1の配管に配設し該分岐部から該第1の供給口に向かう方向へのエアの流れを遮断する第1の逆止弁と、該第2の配管に配設し該分岐部から該第2の供給口に向かう方向へのエアの流れを遮断する第2の逆止弁と、を備え、
    該メインエア源と該サブエア源との2つのエア源に接続して、該メインエア源からのエア供給が途絶えたとしても瞬時にサブエア源からのエアを供給可能にしてエアベアリングを構成可能にするスピンドルユニット。
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