JP2023084455A - 管と容器の断熱装置と断熱方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には「管において、断熱層を構成する二重筒の間の空間に設ける断面円形の金属線材スペーサを、内管に螺旋状に巻き付ける技術」が記載されている。
また、特許文献2には「容器の周囲に、閉じた二重管を設けることにより真空槽を形成し、容器の外周に断面円形の金属製ワイヤ又は金網を巻き付けて真空層の構造を維持する技術」が記載されている。
(1)真空に耐える強度を得るには、管や容器の表面を構成する材料の強度を通常よりも向上させる必要があるため、この方法を用いるには、管や容器そのものの設計変更が必要になる場合がある。
(2)管や容器の表面を構成する材料の強度を向上させることにより、一般に製造コストが高くなるとともに、重量が増す。
(3)二重構造物の変形を防止するために「管や容器の外側(真空層の内部)に断面円形の長尺物をらせん状に巻き付ける」などの方法を用いた場合、らせん状に巻き付ける物質の重量が加算されることになる。
(4)何らかの理由により二重構造にした管や容器の表面とそれを覆う構造物で形成される密閉空間の気密性が損なわれると、断熱効果が大幅に低下する可能性がある。
(1)管や容器の構造物(表面を構成する材料)を含む二重の真空構造としないことにより、既存の管や容器がそのまま使用できる。
(2)管や容器の外側に設置するらせん状に巻き付ける断面円形の長尺物などの構造物として、内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の軽量物質を用いることにより、断熱効果が高くなるとともに、重量が軽減される。
(3)管や容器の表面を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆い、その周囲にらせん状に巻き付ける断面円形の長尺物などを設置し、さらにその周囲を表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆うという構造を用いることにより、管や容器の外周に二重の断熱層を形成することにより、断熱効果を高めることが可能となる。
(4)管や容器の表面を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆い、その周囲にらせん状に巻き付ける断面円形の長尺物などを設置し、さらにその周囲を表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆うとともに、管や容器の表面を覆った表面に凹及び、又は凸がある板状の物質と、その周囲にらせん状に巻き付ける断面円形の長尺物などの周囲を覆った表面に凹及び、又は凸がある板状の物質とで形成される空間の両端を閉じてその内部を真空にすることにより、更に断熱効果を高めることが可能となる。
単位時間あたりの移動熱量をQとすると、Qは熱伝導率(CT:Coefficient of Thermal Conductivity)、温度差(TH-TL)、伝熱面積(HS:Heat-transfer Surface)に比例し、移動距離(D:Distance)に反比例する。このため、同じ形状の管や容器において、熱伝導率CTと伝熱面積HSが同じとすると、管や容器内にある物質の温度が高いほど移動熱量Qが大きくなり、急激に温度が低下することになる。管を流れる流体や容器内の物質と周囲とに発生する熱の移動(温度低下)を防止するためには、管を流れる流体や容器内の物質と周囲との間に、熱伝導率CTの値が小さく、移動距離Dの値が大きな断熱層を形成することにより、管や容器から周囲に移動する(放出される)移動熱量Qの値を小さくすることができる。
また、管及び、又は容器内部の温度と周囲とに温度差がある場合、材料の熱による膨張及び、又は熱による収縮を考慮する必要がある。これに対応するために、材料の表面に凹及び、又は凸部を設けて、熱による膨張・収縮をこの湾曲部で吸収できる形状にするなどの方法(構造)を用いてもより。このような熱による材料の膨張・収縮に対する対応を行わないと、熱応力が発生し、接合部など強度の弱い部分が破損する可能性がある。
なお、中空で円筒状の物質の具体的な形状は円形や楕円形が一般的であるが、管や容器の表面及び断熱層の外周を覆う平板状の物質と接する面積(個体間の伝熱面積)が小さくなるような形状であれば、特に円筒状でなくともよい。
また、内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質の具体例としては、管や容器の表面温度が低い(例えば250℃未満)の場合はフッ素樹脂チューブを、管や容器の表面温度が高い(例えば250℃以上)の場合はできるだけ密度と円筒の肉厚が小さい耐熱金属を、らせん状に巻き付けるという構造(方法)を用いてもよい。
すなわち、熱の移動は分子間におけるエネルギーの伝達であるので、管や容器の表面と、管や容器の表面を覆った、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質とで構成される空間を密閉空間としてその内部を真空にすることにより、真空度に比例して密閉空間に存在する分子の数が減少するため、熱の移動量はこの空間の真空度に比例して減少する。また、熱の移動は、内部が真空の密閉空間の変形を防止するために管及び、又は容器の表面(外周部)に設置した、らせん状及び、又は連続したU字管状などの形状を持つ中空で円筒状の物質と、その内部にある大気圧以上の圧力を持つ気体の熱伝導率と移動距離及び伝熱面積に比例するため、管及び、又は容器の表面(外周部)に設置した、らせん状及び、又は連続したU字管状などの形状を持つ中空で円筒状の物質の材料として熱伝導率の小さな材料を用いるとともに、その内部を熱伝導率の小さい気体で満たすとともに、らせん状及び、又は連続したU字管状などの形状を持つ中空で円筒状の物質が、管や容器の表面及び管や容器の表面を覆った板状の物質と接触する面積を小さくする(伝熱面積を小さくする)ことによりさらに減少する。
一般に、管や容器の外周を二重構造としてその内部を真空にすることにより断熱効果が格段に向上するが、二重構造にした管や容器の表面とそれを覆う構造物が変形する可能性があるため、これを防止するためには新たな技術と方法が必要になるため、特殊な、付加価値の高い用途以外にこの方法を用いることは困難である。しかし、例えばエンジンの排気管など温度が500℃を超えるような場合は、管を流動する流体や容器内にある物質と周囲(外気)との温度差が大きくなるため、真空断熱という方法を用いることにより、効果的な断熱が可能となる。また、大気環境浄化に関する規制対応として設置されている排ガス浄化装置の触媒には高価な金属等が用いられており、それを有効に機能させるためには排気系統の温度を高く保持する必要があるため、このような場所に真空断熱を用いることは、特殊な、付加価値の高い用途といえる。
また、「内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質」の両端を閉じてその内部を密閉空間にする際に、「内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質」の内部を1気圧以上の圧力にすることにより、「管や容器の表面とそれを覆う構造物の変形を防止するための支柱の役割」という作用をより効果的に果たすことが可能となる。
内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質の例としては、金属、樹脂、石油化学系製品などが想定されるが、これらの耐熱温度は200~300℃の場合が多い。これに対し、一般に断熱材として用いられている物質には、耐熱温度が1000℃を超えるものも多く見られる。本請求項における発明はこれらの物質の長所を組み合わせることにより、その短所を補うためのものである。具体的には、管又は容器の外面を覆った、耐熱性には優れた特性を持つが柔らかいために何らかの方法で固定する必要がある断熱材を、格子状の物質又は目開き2000μm(10メッシュ)~目開き約300μm(50メッシ)のステンレス製フィルター材などの金網で固定し、この周囲に内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質を設置しることにより、管や容器の表面温度が1000℃以上であっても、まず断熱材によって温度を低下させ(熱伝導率に反比例し、移動距離に比例する温度差を大きくして=断熱材の表面温度を下げて)この外側に、内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた、又は内部が真空の、中空で円筒状の金属、樹脂、石油化学系製品などを材料とする物質を設置しることにより、熱伝導率の値が小さく、厚みを持つ(熱の移動距離が長い)断熱層を形成して、管や容器の表面から周囲への熱の移動を低減することが可能となる。
本発明に記載された方法を用いることにより、表面温度が1000℃の管や容器から周囲へ移動する熱量を低減することが可能になる。具体的には、管や容器の表面を耐熱温度が1000℃以上、熱伝導率が0.2 [W/mK] の断熱材で覆い、その周囲に内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質を、互いに密着させてらせん状に巻き付けることにより、管や容器の表面を覆った断熱材を固定し、管を流動する物質及び、又は容器内部にある物質の温度低下を防止できる。
熱力学の第2法則「熱エネルギーは温度の高いところから低いところへ流れる」により、管を流れる流体や容器内の物質の温度(TH:Temperature High)が周囲の温度(TL:Temperature Low)よりも高いと、熱量(熱エネルギー)が管や容器を構成する物質を通して周囲に移動し、管を流れる流体や容器内の物質の温度は、この熱量に比例して低下する。
単位時間あたりの移動熱量をQとすると、Qは熱伝導率(CT:Coefficient of Thermal Conductivity)、温度差(TH-TL)、伝熱面積(HS:Heat-transfer Surface)に比例し、移動距離(D:Distance)に反比例する。このため、同じ形状の管や容器において、熱伝導率、伝熱面積を同とすると、管や容器内にある高温の物質の温度THと、これに比べて低温の周囲の温度TLとの温度差が大きいほど移動熱量Qが大きくなり、管や容器内にある高温の物質の温度THが急激に低下することになる。これらのことから、管を流れる流体や容器内の物質と周囲との熱量の移動(温度低下)を防止するためには、管を流れる流体や容器内の物質と周囲との間に、熱伝導率が小さい物質の層を形成することにより(熱伝導率の値を小さくするとともに、移動距離の値を大きくする)、管や容器から周囲に移動する(放出される)熱量Qの値を低減し、管や容器内にある高温の物質の温度THの低下を防止できることが分かる。
管又は容器(1)の温度(TH)が周囲の温度(TL)よりも高いと、熱量(Q)が管又は容器から周囲に向かって移動することにより管又は容器の温度(TH)は低下する。本発明において、初期状態における管又は容器内の温度(TH)と周囲の温度(TL)及び伝熱面積(HS)が一定とすると(同じ形状の管又は容器においては)、管又は容器から外部へ移動する熱量(Q)は、図1に示す管又は容器(1)の表面と、管及び、又は容器の外周部に設置されたらせん状の内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質(2)の外周を覆う板状の物質(3)間に形成された空間の熱伝導率と、管及び、又は容器の外周部にせん状に巻き付けられた内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質によって構成される断熱層(4)の平均熱伝導率(CT)に比例し、平均厚さ(D)に反比例する。このことから、管又は容器の表面と、管及び、又は容器の外周部に設置された中空で円筒状の物質(2)の外周を覆う板状の物質(3)間に形成された空間(4)の熱伝導率と、管又は容器の外周に設置された中空で円筒状の物質(2)の平均熱伝導率をできるだけ小さくするとともに、中空で円筒状の物質(2)の直径を大きく(断熱層の平均厚さを大きく)することにより、平均の熱伝導率(CT)、移動距離(D)で構成される断熱層の能力を向上し、管又は容器(1)から周囲への移動熱量Qの値が小さくなり、管又は容器内の温度低下を低減できることが分かる。
図1の構造とするには、管及び、又は容器が他の構造物に接続される前に予め、内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質(2)、管及び、又は容器の外周部にらせん状に設置された物質の外周を覆う板状の物質(3)を設置しておき、気体又は真空の断熱層(4)を構成しておく必要があるため、既に外部の構造物と接続されている管や容器に、図1に示す構造の断熱装置を設置することは困難である。
これに対し、図2に示すように、内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質を管及び、又は容器の外周部に連続したU字管状などの形状にして設置することにより、図1に示した断熱装置と断熱方法の構造と機能を残した状態で2分割し、これを既存の管や容器の外周部に設置して、ボルト・ナットなどにより結合することにより、既存の管や容器にも設置可能となる。
管及び、又は容器の外周を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質(7)で覆い、その板状の物質の外周部に、内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質(2)を設置し、管及び、又は容器の外周部に設置した円筒状の物質(2)の外周を表面に凹及び、又は凸がある板状の物質(3)で覆うという構造として、管及び、又は容器の外周部に、管及び、又は容器の表面と、その外周を覆っている板状の物質との間に形成される大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた空間によって形成される断熱層(4)と中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層、管及び、又は容器の外周を覆っている表面に凹及び、又は凸がある板状の物質(7)と、管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に設置した円筒状の物質の外周を覆っている表面に凹及び、又は凸がある板状の物質(3)との間に形成される絶対真空に近い気体の断熱層を形成することにより、平均の熱伝導率(CT)、移動距離(D)で構成される断熱層の能力を向上し、管を流動する物質及び、又は容器内部にある物質が保有する熱量が、温度が高い管及び、又は容器の表面から、温度が低い周囲へ移動することにより、管を流動する物質及び、又は容器内部にある物質の温度が低下するのを防止できる。
図3に示すような構造とするには、管及び、又は容器が他の構造物に接続される前に予め、管及び、又は容器の外周を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質(7)で覆い、その板状の物質の外周部に、内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質(2)、管及び、又は容器の外周部にらせん状に設置された物質の外周を覆う板状の物質(3)を設置しておき、気体又は真空の断熱層(4)を構成しておく必要があるため、既に外部の構造物と接続されている管や容器に、図3に示す構造の断熱装置を設置することは困難である。
これに対し、図4に示すように、内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質を管及び、又は容器の外周部に連続したU字管状などの形状にして設置することにより、図3に示した断熱装置と断熱方法の構造と機能を残した状態で2分割し、これを既存の管や容器の外周部に設置して、ボルト・ナットなどにより結合することにより、既存の管や容器にも設置可能となる。
2.内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質
3.管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に
設置された物質の外周を覆う板状の物質
4.気体又は真空の断熱層
5.内部が大気圧以上の圧力を持つ気体で満たされた中空で円筒状の物質の位置を
定めるための突起物
6.90°エルボ
7.管及び、又は容器の外周を覆う表面に凹及び、又は凸がある板状の物質
8.空気の断熱層
Q :移動熱量
CT:熱伝導率
TH:管や容器内の温度
TL:周囲の温度
D :断熱層の平均厚さ
Claims (8)
- 内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を、管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に設置し、その外周を板状の物質で覆うという構造にして、管及び、又は容器の外周部に、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層と、管及び、又は容器の表面と管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に設置された円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される空気の断熱層により、管を流動する物質及び、又は容器内部にある物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を備えることを特徴とする、管及び容器の断熱装置。
- 内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を、管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に設置し、その外周を板状の物質で覆うという方法を用いることにより、管及び、又は容器の外周部に、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層と、管及び、又は容器の表面と管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に設置された円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される空気の断熱層を形成し、管を流動する物質及び、又は容器内部にある物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を持たせることができることを特徴とする、管及び容器の断熱方法。
- 内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を、管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に設置し、その外周を板状の物質で覆い、管及び、又は容器の表面と中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質によって形成される空間の両端を閉じて密閉空間とし、管及び、又は容器の表面と両端が閉じられた板状の物質との間に形成された密閉空間を真空にすることにより、管及び、又は容器の外周部に、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層と、管及び、又は容器の表面と中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される真空断熱層により、管を流動する物質及び、又は容器内部にある物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を備えることを特徴とする、請求項1に記載された管及び容器の断熱装置。
- 内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を、管及び、又は容器の外周部にらせん状及び、又は連続したU字管状などの形状に設置し、その外周を板状の物質で覆い、管及び、又は容器の表面と中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質によって形成される空間の両端を閉じて密閉空間とし、管及び、又は容器の表面と両端が閉じられた板状の物質との間に形成された密閉空間を真空にするという方法を用いることにより、管及び、又は容器の外周部に、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層と、管及び、又は容器の表面と中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される真空断熱層を形成し、管を流動する物質及び、又は容器内部にある物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を持たせることができることを特徴とする、請求項1に記載された管及び容器の断熱方法。
- 管及び、又は容器の外周を板状の物質で覆い、その板状の物質の外周部に、内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を設置し、その外周を板状の物質で覆うという構造として、管及び、又は容器の外周部に、管及び、又は容器の表面とその外周を覆っている板状の物質との間に形成される断熱層、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層、管及び、又は容器の表面を覆っている板状の物質とその外周部に設置された中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される空気の断熱層を形成することにより、管を流動する物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を備えることを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載された管及び容器の断熱装置。
- 管及び、又は容器の外周を板状の物質で覆い、その板状の物質の外周部に、内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を設置し、その外周を板状の物質で覆うという方法を用いることにより、管及び、又は容器の外周部に、管及び、又は容器の表面とその外周を覆っている板状の物質との間に形成される断熱層、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層、管及び、又は容器の表面を覆っている板状の物質とその外周部に設置された中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される空気の断熱層を形成し、管を流動する物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を持たせることができることを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載された管及び容器の断熱方法。
- 管及び、又は容器の外周を板状の物質で覆い、その板状の物質の外周部に内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を設置し、その外周を板状の物質で覆うとともに、管及び、又は容器の外周を覆っている板状の物質と、その外周部に設置された中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質によって形成される空間の両端を閉じて密閉空間とし、この密閉空間を真空にすることにより、管及び、又は容器の外周部に、管及び、又は容器の表面とその外周を覆っている板状の物質との間に形成される断熱層、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層、管及び、又は容器の表面を覆っている板状の物質とその外周部に設置された中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される真空断熱層を形成し、管を流動する物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を備えることを特徴とする、請求項1、請求項3又は請求項5に記載された管及び容器の断熱装置。
- 管及び、又は容器の外周を板状の物質で覆い、その板状の物質の外周部に内部が気体で満たされた中空で円筒状の物質を設置し、その外周を板状の物質で覆うとともに、管及び、又は容器の外周を覆っている板状の物質と、その外周部に設置された中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質によって形成される空間の両端を閉じて密閉空間とし、この密閉空間を真空にするという方法を用いることにより、管及び、又は容器の外周部に、管及び、又は容器の表面とその外周を覆っている板状の物質との間に形成される断熱層、中空で円筒状の物質とその内部にある気体で構成される断熱層、管及び、又は容器の表面を覆っている板状の物質とその外周部に設置された中空で円筒状の物質の外周を覆っている板状の物質との間に形成される真空断熱層を形成し、管を流動する物質と周囲との熱の移動を防止できるという機能を持たせることができることを特徴とする、請求項2、請求項4又は請求項6に記載された管及び容器の断熱方法。
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