JPH10288293A - 断熱管 - Google Patents

断熱管

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Publication number
JPH10288293A
JPH10288293A JP9110188A JP11018897A JPH10288293A JP H10288293 A JPH10288293 A JP H10288293A JP 9110188 A JP9110188 A JP 9110188A JP 11018897 A JP11018897 A JP 11018897A JP H10288293 A JPH10288293 A JP H10288293A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
spacer
pipe
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP9110188A
Other languages
English (en)
Inventor
Chizuru Suzawa
千鶴 須澤
Yoshihiro Iwata
良浩 岩田
Hideo Ishii
英雄 石井
Shoichi Honjo
昇一 本庄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP9110188A priority Critical patent/JPH10288293A/ja
Publication of JPH10288293A publication Critical patent/JPH10288293A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/12Arrangements for supporting insulation from the wall or body insulated, e.g. by means of spacers between pipe and heat-insulating material; Arrangements specially adapted for supporting insulated bodies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極低温ケーブルなどに利用される断熱管にお
いて、内外管の間の真空引きが短時間ででき、断熱材の
装着作業も容易にする。 【解決手段】 内管1と外管2との間が真空にされる断
熱管において、両管1,2の間には、同芯状に配置され
た断熱材3と、この断熱材3に接するスペーサ4とが設
けられている。スペーサ4は断熱管の長手方向に沿って
配置され、かつ周方向に複数設けられている。スペーサ
4は断熱材の溝5により位置決めされている。また、断
熱材3は、断熱層を積層したもので、各断熱層が部分的
に一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は極低温ケーブル,冷
媒輸送路などの断熱に使用する断熱管に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内管と外管との間を真空にする従来の断
熱管として次のものが知られている。 内管の外周に断熱材を巻回し、さらに断熱材の外周に
紐状のスペーサを螺旋状に巻回したもの(特願平7-3488
81号)。 内管の外周に断熱反射板と紐状のヘリカルスペーサを
多重に巻回したもの(実開昭48-21168号公報)。 この種の断熱管の断熱材には複数(通常10〜40層)の断
熱層を積層したものが一般に用いられ、各断熱層を1枚
づつ内管の外周に巻回して断熱層を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構造の
断熱管では、真空引きする際、紐状のスペーサが長手方
向の空間を分断するため排気抵抗が大きい。すなわち、
断熱材やスペーサと内外管のわずかな間を利用して真空
引きしなければならないため、断熱管の長手方向に連続
する空間が極めて狭く、真空引きに時間を要する。
【0004】また、積層断熱材は断熱層を1枚ずつ巻回
するために、巻回作業に時間を要するという問題があっ
た。従って、本発明の主目的は、真空引きが短時間でで
き、断熱材の配置が容易にできる断熱管を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明断熱管は、内管と
外管との間が真空にされる断熱管において、前記両管の
間には、同芯状に配置された断熱材と、この断熱材に接
するスペーサとが設けられ、前記スペーサは断熱管の長
手方向に沿って配置され、かつ周方向に複数設けられた
ことを特徴とする。スペーサの形状は線状のものが好適
である。
【0006】ここで、断熱材にはスペーサを位置決めす
る溝を形成することが望ましい。また、断熱材は複数の
断熱層が積層されてなり、各断熱層同士は部分的に一体
化されていることが好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明断熱管を示すもので、(A)は縦断
面図、(B)は横断面図である。この断熱管は内管1と
外管2との間に断熱材3とスペーサ4を具える。断熱材
3は積層構造で、そのの外周には溝5が形成され、紐状
のスペーサ4はこの溝5に位置決めされて長手方向沿い
に配置されている。各構成部の詳細は次の通りである。
【0008】内管1と外管2は可撓性を確保できる波付
け管とした。もちろん波付け加工のないパイプでもよ
い。材質はアルミ合金,ステンレスなどが挙げられる。
【0009】断熱材3は本例のように断熱フィルムや編
組体などの断熱層を複数積層したものが好ましい。一般
にスーパーインシュレーションと呼ばれる積層断熱材が
挙げられる。各断熱層の材質としては、金属箔(銀箔,
アルミ箔など),低熱伝導性の樹脂フィルム(ポリエス
テルなど),この樹脂フィルムに前記金属を蒸着または
貼り合わせたものなどが挙げられる。
【0010】スペーサ4が断熱管の周方向にずれないよ
うにするには、断熱材3にスペーサ4を位置決めする溝
5を形成することが好適である。図2(A)は断熱材3
の平面図、図2(B)は断熱材3の側面図である。図示
のように、断熱材3にはその長手方向と直交する方向に
沿った溝5が複数形成されている。各溝は、図3に示す
ように、断熱材3を押し型6で局部的に圧縮して形成す
る。すなわち、プレス加工やホットプレス加工により溝
5を形成する。このとき、圧縮された箇所で各断熱層同
士を一体化する。ホットプレスによれば、断熱層がポリ
エステエステルフィルムなどの場合、より強固に一体化
できる。
【0011】溝の断面形状は半円形,V形など、スペー
サ4の断面形状に応じてスペーサ4ができるだけ内管1
や外管2と接触しないような形状とする。溝5の断面形
状は押し型6の形状を変えれば任意に選択できる。溝5
のサイズは、スペーサ4を位置決めできる程度でよく、
強固に保持するようなサイズにしなくてもよい。
【0012】また、断熱材3の溝5が形成された部分
は、断熱材3の厚さ方向に貫通する孔7を適宜な間隔で
複数形成することが好ましい。この孔7は真空引きする
際の排気経路の一つとなり、真空引きの効率を一層高め
ることに寄与する。従って、溝幅W1(図2A参照)はス
ペーサ4の幅(径)よりも小さくすることがより好適で
ある。これにより、溝内にスペーサ4が落ち込んで前記
の孔7を塞ぐことを防止できる。
【0013】断熱材3の内外管1,2の間における配置
の仕方は、予め筒状に形成した断熱材を内管1の外周に
はめ込むことや、断熱材を内管1の外周に螺旋状に巻回
することが挙げられる。断熱材の溝5がその幅方向(長
手方向と直交する方向)に沿っている場合(図2A参
照)、この断熱材3を丸めて筒状に形成し、これを内管
1の外周にはめ込めば、断熱材3の溝5が断熱管の長手
方向に沿う。一方、断熱材を螺旋状に巻回する場合は、
図4(A)に示すように、断熱材3’の溝5′をその幅
方向に対して一定の角度αで形成しおく必要がある。こ
れにより、断熱材3’が巻回されたとき、溝5′が断熱
管の長手方向に沿うようにできる(図4B)。もちろ
ん、各溝5′を設ける間隔W2は、断熱材3’を巻回した
ときに溝5′が断熱管の長手方向に連続するよう、内管
1の径に合わせて適宜選択する。
【0014】積層断熱材3を用いる場合、各断熱層は前
記の溝5,5′を形成する際の圧縮により部分的に一体
化できるため、断熱層を1枚ずつ巻回する必要がなく、
積層構造に一体化された断熱材として内管1の外周に巻
回すればよい。断熱層の一体化により、機械巻きも可能
となる。断熱層を1枚ずつ巻回する場合、例えば両面ア
ルミ蒸着ポリエステルフィルム(厚さ:6μm、幅50
mm)では張力1kg程度で破断するため、機械巻きす
ることが困難である。しかし、複数の断熱層を積層構造
に一体化すれば、全体の強度が高いため機械巻きでき、
断熱層の形成時間を短縮することができる。
【0015】スペーサ4は本例のように紐状のものが好
適である。材質は低熱伝導性のものであればよく、ポリ
アミド系樹脂,フッ素樹脂,ガラス繊維,GFRPなど
が利用できる。スペーサ4の断面形状は特に限定されな
い。内管1や外管2との接触面積をできるだけ小さくで
きるよう、断面形状は円形,菱形,しずく形などが望ま
しい。断面形状の異なるスペーサ4は押し出し加工すれ
ば、ダイス孔形状を変えるだけで任意のものが作製でき
る。
【0016】スペーサ4の断面形状や断熱材の溝の断面
形状が図1とは異なる具体例を図5に示す。図5(A)
はV溝5″に菱形のスペーサ4′を組み合わせた例で、
外管2との接触部を菱形の角とすることで熱侵入を押さ
える。図5(B)は半円形の溝5にしずく形のスペーサ
4″を組み合わせた例で、これも外管2との接触部をス
ペーサ4″の角部とすることで熱侵入を最小限とする。
なお、スペーサ4の数は内管1などを外管2の中心に保
持できるよう適宜な数を選択すればよい。図1の本例で
は8本である。
【0017】スペーサ4の配置は断熱管の長手方向に実
質的に沿っていればよく、直線状に配置することはもち
ろん、スペーサ4を小さな振幅で蛇行させながら断熱管
の長手方向に沿わせてもよい。要するに、真空引きをす
る際の排気経路として長手方向に連続する空間を確保で
きればよい。スペーサ4の設置位置は、内管1と外管2
の間であればどこでもよい。すなわち、内管1と断熱
材3の間、断熱材3と外管2の間、これらの双方の
いずれでもよい。
【0018】このように、スペーサ4を断熱管の長手方
向に縦添えすることで、内管と外管の間に長手方向に連
続した空間を確保し、排気抵抗を小さくすることで真空
引きに要する時間を短縮することができる。また、積層
構造の断熱材を部分的に一体化することで、断熱材3の
機械巻きが可能となり、巻回時の作業効率を高めること
ができる。
【0019】なお、この断熱管の内管内周に超電導導体
挿入することで、断熱特性に優れた超電導ケーブルを得
ることができる。例えば、内周から順に、冷媒流路とな
るフォーマ、超電導導体、電気絶縁層、磁気シールドが
配置されたコアを形成し、このコアの外周に上記断熱管
を配置する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明断熱管によ
れば、内外間の間において長手方向に連続する空間を形
成し、真空引きに要する時間を短縮できる。
【0021】また、積層断熱材の各層を部分的に一体化
することで、断熱材の巻回作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明断熱管を示し、(A)は縦断面図、
(B)は横断面図。
【図2】積層断熱材を示し、(A)は平面図、(B)は
側面図。
【図3】断熱材に溝を形成する方法の説明図。
【図4】(A)は断熱材の平面図、(B)はA図の断熱
材を内管に螺旋状に巻回した状態を示す模式図。
【図5】スペーサと断熱材の溝との断面を示すもので、
(A)は菱形のスペーサとV溝の断面図、(B)はしず
く形のスペーサと半円状の溝の断面図。
【符号の説明】
1 内管 2 外管 3 断熱材 4 スペーサ 5 溝
フロントページの続き (72)発明者 石井 英雄 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 本庄 昇一 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管と外管との間が真空にされる断熱管
    において、 前記両管の間には、同芯状に配置された断熱材と、この
    断熱材に接するスペーサとが設けられ、 前記スペーサは断熱管の長手方向に沿って配置され、か
    つ周方向に複数設けられたことを特徴とする断熱管。
  2. 【請求項2】 断熱材にスペーサを位置決めする溝を形
    成したことを特徴とする請求項1記載の断熱管。
  3. 【請求項3】 断熱材は複数の断熱層が積層されてな
    り、各断熱層同士は部分的に一体化されていることを特
    徴とする請求項1記載の断熱管。
JP9110188A 1997-04-11 1997-04-11 断熱管 Pending JPH10288293A (ja)

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JP9110188A JPH10288293A (ja) 1997-04-11 1997-04-11 断熱管

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Cited By (7)

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