JP2023038721A - 真空断熱構造を有するpm低減装置とpm低減装置を真空断熱構造にする方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】PM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するための装置と方法に関する。【解決手段】PM低減装置1の外周部を筒形の物質3で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を設置するとともにその外周を筒形の物質5で覆い、PM低減装置1の外周部を覆っている筒形の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を覆っている筒形の物質5の両端を閉じて、PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を覆っている筒形の物質5との間に形成された密閉空間を真空にすることにより、PM低減装置内部に設置されたDOCやDPF内部の温度低下を防止することができる機能を備えることを特徴とする、真空断熱構造を有するPM低減装置とPM低減装置を真空断熱構造にする方法【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するための装置と方法に関する。
PM低減装置の外周を二重構造としてその内部を真空にすることにより、断熱効果が格段に向上することはよく知られている。しかし、容器内を真空にすると二重構造にしたPM低減装置の表面とそれを覆う構造物で構成される空間の内圧が低下するため、二重構造にしたPM低減装置の表面を構成する物質とそれを覆う構造物に作用する圧力によって二重構造にしたPM低減装置の表面を構成する物質とそれを覆う構造物が変形する可能性がある。これを防止するためには二重構造にしたPM低減装置の表面とそれを覆う構造物との間に新たな構造物を挿入して、これに支柱の役割を持たせることにより、PM低減装置の表面を構成する物質とそれを覆う構造物が変形するのを防止する措置がとられている。
例えば、特許文献1には「管において、断熱層を構成する二重筒の間の空間に設ける断面円形の金属線材スペーサを、内管に螺旋状に巻き付ける技術」が記載されている。
また、特許文献2には「容器の周囲に、閉じた二重管を設けることにより真空槽を形成し、容器の外周に断面円形の金属製ワイヤ又は金網を巻き付けて真空層の構造を維持する技術」が記載されている。
例えば、特許文献1には「管において、断熱層を構成する二重筒の間の空間に設ける断面円形の金属線材スペーサを、内管に螺旋状に巻き付ける技術」が記載されている。
また、特許文献2には「容器の周囲に、閉じた二重管を設けることにより真空槽を形成し、容器の外周に断面円形の金属製ワイヤ又は金網を巻き付けて真空層の構造を維持する技術」が記載されている。
一般に、PM低減装置の外周を二重構造としてその内部を真空にすることにより断熱効果が格段に向上するが、二重構造にしたPM低減装置の表面を構成する物質とそれを覆う構造物が変形する可能性があるため、これを防止するために、特許文献に記載されているように、「PM低減装置の外側(真空層の内部)に断面円形の長尺物をらせん状に巻き付ける」などの新たな技術と方法が必要になるが、この他にも次に示すような事項を考慮する必要があるため、特殊な、付加価値の高い用途以外にこの方法を用いることは困難である。
(1)真空に耐える強度を得るには、PM低減装置の表面を構成する材料の強度を通常よりも向上させる必要があるため、この方法を用いるには、PM低減装置そのものの設計変更が必要になる場合がある。
(2)PM低減装置の表面を構成する材料の強度を向上させることにより、一般に製造コストが高くなるとともに、重量が増す。
(3)二重構造物の変形を防止するために「PM低減装置の外側(真空層の内部)に断面円形の長尺物をらせん状に巻き付ける」などの方法を用いた場合、らせん状に巻き付ける物質の重量が加算されることになる。
(1)真空に耐える強度を得るには、PM低減装置の表面を構成する材料の強度を通常よりも向上させる必要があるため、この方法を用いるには、PM低減装置そのものの設計変更が必要になる場合がある。
(2)PM低減装置の表面を構成する材料の強度を向上させることにより、一般に製造コストが高くなるとともに、重量が増す。
(3)二重構造物の変形を防止するために「PM低減装置の外側(真空層の内部)に断面円形の長尺物をらせん状に巻き付ける」などの方法を用いた場合、らせん状に巻き付ける物質の重量が加算されることになる。
そこで本発明は、下記の要素を備えた、既存のPM低減装置にも設置可能な、汎用性が高く、容積や重量の増加も比較的少ない構造を持つ真空断熱構造以外の断熱装置と、PM低減装置の設計変更をすることなく、既存のPM低減装置にも設置可能な真空断熱構造を有する断熱装置と方法を提供することを目的とする。
(1)PM低減装置の表面を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管などを設置し、さらにその周囲を表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆うという構造を用いることにより、PM低減装置の外周に二重の断熱層が形成され、断熱効果を高めることが可能となる。
(2)PM低減装置の表面を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管などを設置し、さらにその周囲を表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆うとともに、PM低減装置の表面を覆った表面に凹及び、又は凸がある板状の物質と、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管などの周囲を覆った表面に凹及び、又は凸がある板状の物質とで形成される空間の両端を閉じてその内部を圧力が1Pa以下の空気で満たすことにより、更に断熱効果を高めることが可能となる。
(1)PM低減装置の表面を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管などを設置し、さらにその周囲を表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆うという構造を用いることにより、PM低減装置の外周に二重の断熱層が形成され、断熱効果を高めることが可能となる。
(2)PM低減装置の表面を、表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管などを設置し、さらにその周囲を表面に凹及び、又は凸がある板状の物質で覆うとともに、PM低減装置の表面を覆った表面に凹及び、又は凸がある板状の物質と、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管などの周囲を覆った表面に凹及び、又は凸がある板状の物質とで形成される空間の両端を閉じてその内部を圧力が1Pa以下の空気で満たすことにより、更に断熱効果を高めることが可能となる。
熱力学の第2法則「熱エネルギーは温度の高いところから低いところへ流れる」により、管を流れる流体や容器内の物質の温度(TH:Temperature High)が周囲の温度(TL:Temperature Low)よりも高いと、熱量(熱エネルギー)がPM低減装置を構成する物質を通して周囲に移動し、PM低減装置内を流動する排ガス温度やPM低減装置を構成する物質の温度は、この熱量に比例して低下する。
単位時間あたりの移動熱量をQとすると、Qは熱伝導率(CT:Coefficient of Thermal
Conductivity)、温度差(TH-TL)、伝熱面積(HS:Heat-transfer Surface)に比例
し、移動距離(D:Distance)に反比例する。このため、同じ形状のPM低減装置におい
て、熱伝導率CTと伝熱面積HSが同じとすると、PM低減装置内にある物質の温度が高いほど移動熱量Qが大きくなり、急激に温度が低下することになる。PM低減装置内を流動する排ガスやPM低減装置を構成する物質と周囲とに発生する熱の移動(温度低下)を防止するためには、PM低減装置内を流動する排ガスやPM低減装置を構成する物質と周囲との間に、熱伝導率CTの値が小さく、移動距離Dの値が大きな断熱層を形成することにより、PM低減装置から周囲に移動する(放出される)移動熱量Qの値を小さくすることができる。
単位時間あたりの移動熱量をQとすると、Qは熱伝導率(CT:Coefficient of Thermal
Conductivity)、温度差(TH-TL)、伝熱面積(HS:Heat-transfer Surface)に比例
し、移動距離(D:Distance)に反比例する。このため、同じ形状のPM低減装置におい
て、熱伝導率CTと伝熱面積HSが同じとすると、PM低減装置内にある物質の温度が高いほど移動熱量Qが大きくなり、急激に温度が低下することになる。PM低減装置内を流動する排ガスやPM低減装置を構成する物質と周囲とに発生する熱の移動(温度低下)を防止するためには、PM低減装置内を流動する排ガスやPM低減装置を構成する物質と周囲との間に、熱伝導率CTの値が小さく、移動距離Dの値が大きな断熱層を形成することにより、PM低減装置から周囲に移動する(放出される)移動熱量Qの値を小さくすることができる。
請求項1に記載の発明は、筒状の断面形状を持った中空の物質の内部に、個体よりも熱伝導率特性に優れた気体が大気圧以上の圧力で充填されているとともに、中空の物質の周囲が耐熱特性に優れた物質で覆われているという構造を特徴とする。
筒状の断面形状を持った中空の物質としては、例えば熱伝導率の値が約0.3[W/mK]のフッ素樹脂チューブが該当する。また、一般に気体は金属やその他の材料よりも熱伝導率特性に優れているが、個体よりも熱伝導率特性に優れた本発明に適した気体としては、例えば空気や窒素がこれに該当する。気体を筒状の断面形状を持った中空の物質の内部に大気圧以上の圧力になるように充填し、その周囲を耐熱特性に優れた物質、例えば耐熱温度が約1000℃のシリカテープで覆うことにより、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管となる。
フッ素樹脂チューブは、熱伝導率の値が約0.3[W/mK]であり金属材料と比べて非常に低い値であるが、外部からの圧力に弱く、変形しやすいという特性を有している。しかし、使用に際しては内部に流体を充填した状態での最高使用圧力は0.5MPa以上であり、耐圧特性を有する。この特性を利用して、チューブの両端を閉じて内部に金属材料よりも熱伝導率特性に優れた空気や窒素などの気体を充填することにより、外部からの圧力に耐えるという特性を有することになる。これは、例えばゴム製のタイヤはそのままでは少しの外圧でも変形するが、密閉空間を形成して内部に空気又は窒素を充填することにより、数トンに達する自動車の車体を支えるとともに、走行時の衝撃等にも耐える全く異なる特性を示すようになる。この特性を、筒状の断面形状を持った中空で熱伝導率特性に優れた物質に適用することにより、素材とは大きく異なる優れた特性を有することになる。
請求項2に記載の発明は、筒状の断面形状を持った中空の物質の内部に、個体よりも熱伝導率特性に優れた気体を圧力が大気圧以上になるように充填するとともに、中空の物質の周囲を耐熱特性に優れた物質で覆うという方法を用いることを特徴とする。
この方法を筒状の断面形状を持った中空で熱伝導率特性に優れた物質に適用することにより、素材とは大きく異なる優れた特性を有することになる。
請求項3に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の間に形成される空間の両端を閉じて、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質との間に形成された密閉空間を圧力が1Pa以下の空気で満たすことにより、PM低減装置内部に設置されたDOCやDPF内部の温度低下を防止することができる機能を備えることを特徴とする。
熱の移動は、分子間におけるエネルギーの移動であるので、分子密度が小さい空気の熱伝導率を分子密度が大きい金属や他の個体材料と比較すると約3桁小さな値を示すが、その圧力を大気圧よりも低い状態(真空状態)にすることにより、更に熱伝導率の値を小さくすることができる。これまでの報告によれば、空気の圧力を1Pa以下にすることにより熱伝導率は零(ゼロ)に近い値になり、圧力をそれ以下にしても熱伝導率の値はほとんど変化しない。そこで本発明においては、密閉空間内の圧力を1Pa以下にすることにより、最も効果的な断熱空間(層)を設置できることを特徴としている。
また、PM低減装置の外周部を覆った筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周を覆う筒状の物質の間に形成される空間の両端を閉じて、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質との間に形成された密閉空間を圧力が1Pa以下の空気で満たすと、PM低減装置の外周部を覆った筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周を覆う筒状の物質の間に形成される空間は外圧により変形する可能性が高いが、これを防止するためには二重構造にした空間に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を挿入して支柱の役割を持たせることにより、PM低減装置の外周部を覆った筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周を覆う筒状の物質の間に形成される空間が変形するのを防止することができる。
また、PM低減装置の外周部を覆った筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周を覆う筒状の物質の間に形成される空間の両端を閉じて、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質との間に形成された密閉空間を圧力が1Pa以下の空気で満たすと、PM低減装置の外周部を覆った筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周を覆う筒状の物質の間に形成される空間は外圧により変形する可能性が高いが、これを防止するためには二重構造にした空間に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を挿入して支柱の役割を持たせることにより、PM低減装置の外周部を覆った筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周を覆う筒状の物質の間に形成される空間が変形するのを防止することができる。
請求項4に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の間に形成される空間の両端を閉じて、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質との間に形成された密閉空間を圧力が1Pa以下の空気で満たすという方法を用いることにより、PM低減装置内部に設置されたDOCやDPF内部の温度低下を防止することができることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質で閉じるという構造を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質で閉じるという方法を用いることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質で閉じることにより密閉空間を形成するとともに、外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置の外周部に設置された二重管構造の構造物をPM低減装置に固定することができるという構造を有することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質で閉じることにより密閉空間を形成するとともに、外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置の外周部に設置された二重管構造の構造物をPM低減装置に固定するという方法を用いることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端と、PM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置とその外周部に設置された二重管構造の構造物との間に断熱層の役割を持つ空間を形成して、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができる構造を有することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端と、PM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置とその外周部に設置された二重管構造の構造物との間に断熱層の役割を持つ空間を形成するという方法を用いることにより、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管が設置された真空の空間を有する構造物で連結することにより、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができる構造を有することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管が設置された真空の空間を有する構造物で連結するという方法を用いることにより、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができることを特徴とする。
本発明を用いることにより、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができる。
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る基本構成の例を示したものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る基本構成の例を示したものである。
自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置1には、その両端に排気管と接続するためのフランジ2が設置されている。
本発明では、PM低減装置の表面からから外部へ熱が移動することによって、DOCとDPF内部の温度が低下し、PM低減装置の性能が低下するのを防止するために、外周部を筒状の物質3で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を設置している。
また、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周部を筒状の物質5で覆うという構造を有している。
さらに、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を覆っている筒状の物質5の両端は閉じられており、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を覆っている筒状の物質5との間に形成された密閉空間は真空になっている。
このような構造とすることにより、
(1)PM低減装置1とその外周部を覆った筒状の物質3との間に空気の断熱層を形成することができる。
(2)PM低減装置を覆った筒状の物質3と、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4の外周部を覆った筒状の物質5との間に形成される真空の密閉空間による真空断熱層を形成することができる。
本発明では、PM低減装置の表面からから外部へ熱が移動することによって、DOCとDPF内部の温度が低下し、PM低減装置の性能が低下するのを防止するために、外周部を筒状の物質3で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を設置している。
また、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周部を筒状の物質5で覆うという構造を有している。
さらに、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を覆っている筒状の物質5の両端は閉じられており、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を覆っている筒状の物質5との間に形成された密閉空間は真空になっている。
このような構造とすることにより、
(1)PM低減装置1とその外周部を覆った筒状の物質3との間に空気の断熱層を形成することができる。
(2)PM低減装置を覆った筒状の物質3と、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4の外周部を覆った筒状の物質5との間に形成される真空の密閉空間による真空断熱層を形成することができる。
PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4を覆っている筒状の物質の両端5は、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質5の外側への突起を有する平板状の物質6で閉じられている。この耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質5の外側への突起は、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質3と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質5の両端を閉じることによって形成される二重管構造の構造物とPM低減装置を連結するための構造物7を固定するために用いられるため、二重管構造の構造物を支えるための強度を必要とする。
耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質5の外側への突起を有する平板状の物質6の両端とPM低減装置両端のフランジ2は、平板状の物質状又は二重構造の構造物7によって連結されている。このような構造とすることにより、PM低減装置1とPM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質3との間に形成された、熱伝導率特性に優れた空気で満たされた空間に、PM低減装置の温度低下を防止す機能を持たせることができる。
耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質5の外側への突起を有する平板状の物質6の両端とPM低減装置の両端に設置されたフランジ2を連結する二重構造の構造物8の内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置して、圧力が1Pa以下の空気で満たすことによりPM低減装置1の温度低下を防止す機能を持たせることができる。
図2(a)は、本発明の実施の形態に係る具体的な構成の例を示したものである。
(1)DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置
(2)PM低減装置の両端に設置されたフランジ
の具体的な配置例を示したものである。
(1)DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置
(2)PM低減装置の両端に設置されたフランジ
の具体的な配置例を示したものである。
図2(b)は、本発明の実施の形態に係る具体的な構成の例を示したものである。
(1)DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置
(2)PM低減装置の両端に設置されたフランジ
(3)PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質
(4)PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質の周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管
(5)耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周部を覆っている筒形の物質
の具体的な配置例を示したものである。
(1)DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置
(2)PM低減装置の両端に設置されたフランジ
(3)PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質
(4)PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質の周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管
(5)耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周部を覆っている筒形の物質
の具体的な配置例を示したものである。
図2(c)は、本発明の実施の形態に係る具体的な構成の例を示したものである。
(6)筒形の物質3と、筒形の物質5の両端を閉じて内部を密閉空間とするための、筒 型の物質5の外側への突起を有する平板状の物質の具体的な配置例を示したもの である。
(6)筒形の物質3と、筒形の物質5の両端を閉じて内部を密閉空間とするための、筒 型の物質5の外側への突起を有する平板状の物質の具体的な配置例を示したもの である。
図2(d)は、本発明の実施の形態に係る具体的な構成の例を示したものである。
(7)筒形の物質3、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4と、筒形の物質5及び筒型の物 質 5の外側への突起を有する平板状の物質6を、フランジ2に固定するため の、板状又は、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を有し、圧力が1Pa以下の 空気で満たされた密閉空間が設置された構造物の具体的な配置例を示したもので ある。
(7)筒形の物質3、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4と、筒形の物質5及び筒型の物 質 5の外側への突起を有する平板状の物質6を、フランジ2に固定するため の、板状又は、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を有し、圧力が1Pa以下の 空気で満たされた密閉空間が設置された構造物の具体的な配置例を示したもので ある。
図2(e)は、全体の概要を示したものである。
本発明は、自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するため適用可能である。
1.DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成され るPM低減装置
2.PM低減装置の両端に設置されたフランジ
3.PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質
4.PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質の周囲に設置された耐熱特性に優れた 耐圧・断熱管
5.耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周部を覆っている筒形の物質
6.筒形の物質3と、筒形の物質5の両端を閉じて内部を密閉空間とするための、筒型の 物質5の外側への突起を有する平板状の物質
7.筒形の物質3、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4と、筒形の物質5及び筒型の物質5 の外側への突起を有する平板状の物質6を、フランジ2に固定するための、板状又 は、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を有し、圧力が1Pa以下の空気で満たされ た密閉空間が設置された構造物
8.内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管が設置された真空の空間を有する構造物
2.PM低減装置の両端に設置されたフランジ
3.PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質
4.PM低減装置の外周部を覆っている筒形の物質の周囲に設置された耐熱特性に優れた 耐圧・断熱管
5.耐熱特性に優れた耐圧・断熱管の外周部を覆っている筒形の物質
6.筒形の物質3と、筒形の物質5の両端を閉じて内部を密閉空間とするための、筒型の 物質5の外側への突起を有する平板状の物質
7.筒形の物質3、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管4と、筒形の物質5及び筒型の物質5 の外側への突起を有する平板状の物質6を、フランジ2に固定するための、板状又 は、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を有し、圧力が1Pa以下の空気で満たされ た密閉空間が設置された構造物
8.内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管が設置された真空の空間を有する構造物
Claims (12)
- 筒状の断面形状を持った中空の物質の内部に、個体よりも熱伝導率特性に優れた気体が大気圧以上の圧力で充填されているとともに、中空の物質の周囲が耐熱特性に優れた物質で覆われているという構造を特徴とする、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管。
- 筒状の断面形状を持った中空の物質の内部に、個体よりも熱伝導率特性に優れた気体を圧力が大気圧以上になるように充填するとともに、中空の物質の周囲を耐熱特性に優れた物質で覆うという方法を用いることを特徴とする、筒状の断面形状を持った中空の物質を耐熱特性に優れた耐圧・断熱管にする方法。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の間に形成される空間の両端を閉じて、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質との間に形成された密閉空間を圧力が1Pa以下の空気で満たすことにより、PM低減装置内部に設置されたDOCやDPF内部の温度低下を防止することができる機能を備えることを特徴とする、請求項1に記載された、真空断熱構造を有するPM低減装置。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の間に形成される空間の両端を閉じて、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質との間に形成された密閉空間を圧力が1Pa以下の空気で満たすという方法を用いることにより、PM低減装置内部に設置されたDOCやDPF内部の温度低下を防止することができることを特徴とする、請求項1に記載された、PM低減装置を真空断熱構造にする方法。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質状の物質で閉じるという構造を有することを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載された、真空断熱構造を有するPM低減装置。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を筒状の物質で覆い、その周囲に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を設置するとともにその外周を筒状の物質で覆い、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質で閉じるという方法を用いることを特徴とする、請求項2又は請求項4に記載された、PM低減装置を真空断熱構造にする方法。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質で閉じることにより密閉空間を形成するとともに、外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置の外周部に設置された二重管構造の構造物をPM低減装置に固定することができるという構造を有することを特徴とする、請求項1,請求項3又は請求項5に記載された、真空断熱構造を有するPM低減装置。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止するために、PM低減装置の外周部を覆っている筒状の物質と、その周囲に設置された耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の両端を、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質で閉じることにより密閉空間を形成するとともに、外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置の外周部に設置された二重管構造の構造物をPM低減装置に固定するという方法を用いることを特徴とする、請求項2,請求項4又は請求項6に記載された、PM低減装置を真空断熱構造にする方法。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端と、PM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置とその外周部に設置された二重管構造の構造物との間に断熱層の役割を持つ空間を形成して、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができる構造を有することを特徴とする請求項1,請求項3、請求項5又は請求項7に記載された、真空断熱構造を有するPM低減装置。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端と、PM低減装置両端のフランジを連結する構造物を設置することにより、PM低減装置とその外周部に設置された二重管構造の構造物との間に断熱層の役割を持つ空間を形成するという方法を用いることにより、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができることを特徴とする請求項2,請求項4、請求項6又は請求項8に記載された、PM低減装置を真空断熱構造にする方法。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管が設置された真空の空間を有する構造物で連結することにより、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができる構造を有することを特徴とする請求項1,請求項3、請求項5、請求項7又は請求項9に記載された、真空断熱構造を有するPM低減装置。
- 自動車等のディーゼルエンジンに設置された、DOC(酸化触媒)とDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)から構成されるPM低減装置において、耐熱特性に優れた耐圧・断熱管を覆っている筒状の物質の外側への突起を有する平板状の物質の両端とPM低減装置両端のフランジを、内部に耐熱特性に優れた耐圧・断熱管が設置された真空の空間を有する構造物で連結するという方法を用いることにより、外部への放熱によってDOCとDPF内部の温度が低下することによるPM低減装置の性能低下を防止することができることを特徴とする請求項2,請求項4、請求項6、請求項8又は請求項10に記載された、PM低減装置を真空断熱構造にする方法。
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