JP2023081575A - タイヤ試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ試験装置において、ホイールのハブに対する回転方向における位置ずれに抗しやすく、ホイールとハブとを固定する締結手段の破損を防止する。【解決手段】タイヤ試験装置は、走行台とホイール16とハブ13とを有し、被評価タイヤXをホイール16及びハブ13を介して回転可能に支持するタイヤ支持部と、ホイール16をハブ13に対して締結する複数の締結部材17,18とを備え、ホイール16はハブ13に取り付けられる被取付面16cにおけるタイヤ周方向の1又は複数位置においてタイヤ軸方向に凹凸となるホイール側凹凸部30aを有し、ハブ13はホイール16が取り付けられる取付面13cにおけるタイヤ周方向の1又は複数位置においてタイヤ軸方向に凹凸となるハブ側凹凸部30bを有し、ホイール側凹凸部30a及びハブ側凹凸部30bは、互いにタイヤ軸方向に当接するように相補的である当接凹凸対30を構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、タイヤ試験装置に関する。
特許文献1には、評価対象とされる被評価タイヤの走行性能の計測を行うためのタイヤ試験装置が開示されている。タイヤ試験装置は、被評価タイヤが接触する走行台と、被評価タイヤを支持するタイヤ支持部とを有している。タイヤ支持部は、被評価タイヤがリム組みされたホイールを、回転可能に支持する。一般に、このような試験装置では、ホイールの径方向中央部に設けられたハブ穴に、回転軸の一端に回転自在に取り付けられたハブが嵌め込まれ、ハブに設けられた回転軸方向に延びてリム側に突出するスタットボルトを、ホイールに設けられたボルト挿通穴に挿通させてナットを螺合することでハブとホイールとが締結されている。
特開2019-163978号公報
特許文献1に開示されているタイヤ支持の構造では、急制動時等、ホイールがハブに対して回転方向にずれる場合に、締結手段としてのボルトに破損が生じる虞があるが、ホイールのハブに対する回転ズレを防止することについての開示はない。
本発明は、タイヤ試験装置における制動及び駆動条件において、ホイールのハブに対する回転方向における位置ずれに抗しやすく、ホイールとハブとを固定する締結手段の破損が防止されるタイヤ試験装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、
被評価タイヤを接触させる走行台と、
前記被評価タイヤが外周にリム組みされるホイールと、
前記ホイールが取り付けられるハブを有し、前記被評価タイヤを前記ホイール及び前記ハブを介して回転可能に支持する、タイヤ支持部と、
前記タイヤ周方向の複数位置において、前記ホイールを前記ハブに対して締結する、複数の締結部材と
を備え、
前記ホイールは、前記ハブに取り付けられる被取付面におけるタイヤ周方向の1又は複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状でタイヤ径方向に延びる、ホイール側凹凸部を有し、
前記ハブは、前記ホイールが取り付けられる取付面におけるタイヤ周方向の1又は複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状でタイヤ径方向に延びる、ハブ側凹凸部を有し、
前記ホイール側凹凸部及び前記ハブ側凹凸部は、互いにタイヤ軸方向に当接するように相補的である当接凹凸対を構成する、タイヤ試験装置を提供する。
本発明によれば、ハブの取付面とホイールの被取付面との間に凹凸部を設けない場合に比べて、ハブとホイールとの間の接触面積を増大させることができる。これにより、ハブとホイールの間の摩擦力を増大させることができて、タイヤ試験装置における制動及び駆動条件において、ハブとホイールの回転方向における位置ずれに抗しやすく、両者を固定するボルトの破損を防止できる。
前記当接凹凸対は、
前記断面形状において、
タイヤ周方向の一方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜辺と、
タイヤ周方向の他方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第2傾斜辺と
を有してもよい。
本構成によれば、第1傾斜辺と第2傾斜辺とによって、径方向に延びる傾斜面が周方向の両側に設けられているので、タイヤの回転方向に関わらず、ハブとホイール間の摩擦力を高めることができる。
また、ハブとホイールの回転方向にずれた際に、例えば、ハブの第1傾斜辺によって形成される傾斜面と、ホイールの第1傾斜辺によって形成される傾斜面との間がタイヤ周方向に移動すると、一方の傾斜面が他方の傾斜面を上っていくようにハブとホイールとの間にずれが生じる。このとき、一方の傾斜面が他方の傾斜面を上った分、ハブとホイールとの間の厚みが増大し、厚みの増大分だけボルトが引き伸ばされて、同時に発生する弾性力によって軸力が増大する。これにより、ハブとホイールが回転方向にずれようとすることで軸力が増大し、ハブとホイールの回転方向のずれが抑制される。いわゆるノルトロックワッシャによるセルフロック効果が得られる。
前記断面形状において、
前記第1傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第1傾斜角度で傾斜しており、
前記第2傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第2傾斜角度で傾斜しており、
前記第1傾斜角度及び前記第2傾斜角度は、5°以上45°以下であってもよい。
本構成によれば、上記のセルフロック効果をより確実に得ることができる。第1傾斜角度及び第2傾斜角度がボルトのリード角、例えば、5°未満の場合、ボルトにゆるみが生じ、軸力の増大が望めない。第1傾斜角度及び第2傾斜角度を45°より大きい場合、ハブ側凹凸部とホイール側凹凸部との間の接触面積が減少し、ハブとホイール間の摩擦力が高まりにくい。
前記断面形状において、
前記第1傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第1傾斜角度で傾斜しており、
前記第2傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第2傾斜角度で傾斜しており、
前記第2傾斜角度は、前記第1傾斜角度よりも大きく設定されてもよい。
前記当接凹凸対は、タイヤ軸方向から見て、タイヤ径方向内側が外側よりもタイヤ回転方向の一方側に位置するように、螺旋状に延びていてもよい。
本構成によれば、直線状に当接凹凸対を設ける場合に比べて、径方向内側から外側にかけての距離が増大するので、接触面積が増大する。
前記当接凹凸対は、
タイヤ回転軸心を中心とする円錐状であってもよい。
本構成によれば、ハブの取付面とホイールの被取付面が傾斜面で形成されているので、取付面及び被取付面が平面で形成される場合に比べて、ハブとホイールとの間の接触面を増大させることができる。これにより、ハブとホイール間の摩擦力をより増大させることができる。
本発明の他の態様は、
被評価タイヤを接触させる走行台と、
前記被評価タイヤが外周にリム組みされるホイールと、
前記ホイールが取り付けられるハブを有し、前記被評価タイヤを前記ホイール及び前記ハブを介して回転可能に支持する、タイヤ支持部と、
タイヤ周方向の複数位置において、前記ホイールを前記ハブに対して締結する、複数の締結部材と
を備え、
前記ホイールは、前記ハブに取り付けられる被取付面に、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状を有する、ホイール側凹凸部を有し、
前記ハブは、前記ホイールが取り付けられる取付面に、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状を有する、ハブ側凹凸部を有し、
前記ホイール側凹凸部及び前記ハブ側凹凸部は、互いにタイヤ軸方向に嵌合するように相補的である嵌合凹凸対を構成する、タイヤ試験装置を提供する。
本発明によれば、ハブとホイールとをタイヤ軸方向に嵌合させることによって両者のタイヤ回転方向における回転ズレ(せん断力)に抗しやすい。より詳しくは、ハブとホイールの回転方向における回転ずれによるせん断力をボルトに加えて、嵌合凹凸対でも受け持つことができる。よって、タイヤ試験装置における制動及び駆動条件において、両者の回転方向における位置ずれに抗しやすく、両者を固定するボルトの破損が防止される。
前記嵌合凹凸対は、前記複数の締結部材の間のタイヤ周方向位置に位置することが好ましい。
本構成によれば、ボルトに作用するせん断力を嵌合凹凸対でもより受持ちやすい。
前記嵌合凹凸対は、
前記断面形状において、
タイヤ周方向の一方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜辺と、
タイヤ周方向の他方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第2傾斜辺と
を有してもよい。
本構成によれば、ハブとホイールに相補的な嵌合凹凸対を設けるのみの簡素な構造で両者を固定するボルトの破損が防止される。また、組付けの際に、第1傾斜辺と第2傾斜辺によって形成されるV字によってホイールをガイドすることができるので、ホイールをハブに組付けやすい。
前記嵌合凹凸対は、前記断面形状において、矩形状であってもよい。
本構成によれば、上述の効果と同様な効果が得られる。
本発明によれば、タイヤ試験装置における制動及び駆動条件において、ホイールのハブに対する回転方向における位置ずれに抗しやすく、ホイールとハブとを固定する締結手段の破損が防止できる。
本発明の第1実施形態に係るタイヤ試験装置の概略図。 図1のタイヤ試験装置をタイヤ軸心方向から見た概略図。 図1におけるIII-III線に沿った要部拡大断面図。 図3における矢印IV方向から見た要部拡大図。 図4におけるV-V線に沿った展開断面図。 第1変形例に係る図4におけるV-V線に沿った展開断面図。 第2変形例に係る図4におけるV-V線に沿った展開断面図。 第3変形例に係る図3における矢印IV方向から見た要部拡大図。 第4変形例に係る図1におけるIII-III線に沿った要部拡大断面図。 第2実施形態に係るタイヤ試験装置をタイヤ軸方向から見た要部拡大図。 図10におけるXI-XI線に沿った展開断面図。 第5変形例に係る図10におけるXI-XI線に沿った展開断面図。 第3実施形態に係るタイヤ試験装置をタイヤ軸方向から見た要部拡大図。 図13におけるXIV-XIV線に沿った要部拡大断面図。 他の変形例に係る図13における要部拡大図。 他の変形例に係る図4におけるV-V線に沿った展開断面図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
[第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係るタイヤ試験装置1の概略構成を示している。図1及び図2に示されるように、タイヤ試験装置1は、被評価タイヤXを所定条件の下で転動させる転動部10と、転動部10の作動を制御する制御部(図示せず)とを有している。
図1に示すように、転動部10は、走行台11と、被評価タイヤXが外周にリム組みされるホイール16と、ホイール16が取り付けられるハブ13を有し被評価タイヤXをホイール16及びハブ13を介して回転可能に支持するタイヤ支持部12と、タイヤ周方向の複数位置においてホイール16をハブ13に対して締結する複数の締結部材17,18とを有している。
走行台11は、一対のローラ14間に巻き回された帯状の無端体11aを有しており、無端体11aの外表面上に被評価タイヤXが転動する。無端体11aは、一対のローラ14の少なくとも一方を駆動させることにより一対のローラ14間を回動する。被評価タイヤXは、回動する無端体11aから駆動力が与えられて供回りすることによって、走行台11上を所望の移動速度V(無端体11aに対する相対速度)で転動する。
図2及び図3を参照すると、タイヤ支持部12は、被評価タイヤXを、タイヤ回転軸12aを介して回転可能に支持する。より詳しくは、ホイール16の径方向中央部に設けられたハブ穴16aに、回転軸12aの一端に回転可能に取り付けられたハブ13が嵌め込まれ、ハブ13に設けられた回転軸12a方向に延びて車体外側に突出するハブボルト17を、ホイール16に設けられたボルト挿通穴16bに挿通させてナット18を螺合することでハブ13とホイール16とが締結されている。
ハブ13及びホイール16には、相互の位置合わせを容易にするため、インロー嵌合構造が採用されている。インロー嵌合構造は、ハブ13の車体外側からハブ13と同軸に車体外側に向かって突設する円筒状の突起部13aの外周面と、ホイール16の中央に形成されたハブ穴16aの内周面と、が当接する構造が設けられている。
図4は、ホイール16のハブに取り付けられる被取付面16cをタイヤ軸方向(図3の矢印IV方向)から見た図である。図5に示すように、被取付面16cには、タイヤ周方向の複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となるホイール側凹凸部30aが設けられている。ハブ13のホイール16が取り付けられる取付面13cには、ホイール側凹凸部30aに対応すると共にタイヤ周方向の複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となるハブ側凹凸部30bが設けられている。
ホイール側凹凸部30a及びハブ側凹凸部30bは、互いにタイヤ軸方向に当接するように相補的である当接凹凸対30を構成する。当接凹凸対30は、タイヤ径方向の延びると共に、取付面13c及び被取付面16cの全周に亘って設けられている。
図5を参照すると、当接凹凸対30は、被取付面16cに形成された断面V字状の溝部31と、ハブ13の取付面13cに形成されると共に溝部31に対して相補的に突出する突部32を有する。当接凹凸対30は、断面形状において、タイヤ周方向の一方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜辺33と、タイヤ周方向の他方側に向かってタイヤ軸方向の他方側に傾斜する第2傾斜辺34とを有する。
溝部31は、タイヤ径方向に延びる溝底部31aと、溝底部31aからタイヤ周方向両側に向かって傾斜する一対の傾斜面31b,31cとで形成されて、全体としてV字状の断面が周方向に連続するように形成されている。本実施形態においては、一対の傾斜面31b,31cは、溝底部31a側よりもタイヤ周方向両側が車体内側(ハブ13側)に位置するように傾斜している。
第1傾斜辺33及び第2傾斜辺34は、一対の傾斜面31b,31cを径方向視における断面の一部を構成し、一対の傾斜面31b,31cのうち第1斜辺33が構成する一方側の傾斜面を第1傾斜面31b、第2斜辺34が構成する他方側の傾斜面を第2傾斜面31cという場合もある。
溝部31は、周方向に連続するので、隣接する溝部31間には、周方向一方側の第1傾斜面31bと他方側の第2傾斜面31cとによって突部31dが形成される。換言すると、ホイール側凹凸部30aは、溝部31と突部31dとが周方向に連続することで形成されている。
突部32は、タイヤ径方向に延びる頂部32aと、頂部32aからタイヤ周方向の両側に向かって傾斜する一対の傾斜面32b,32cとで形成されて、全体として逆V字形状の断面が周方向に連続するように形成されている。本実施形態においては、一対の傾斜面32b,32cは、頂部32a側よりもタイヤ周方向両側が車体外側(ホイール16側)に位置するように傾斜している。
第1傾斜辺33及び第2傾斜辺34は、一対の傾斜面31b,31cを径方向視における断面の一部を構成し、一対の傾斜面32b,32cのうち第1斜辺33が構成する一方側の傾斜面を第1傾斜面32b、第2斜辺34が構成する他方側の傾斜面を第2傾斜面32cという場合もある。
突部32は、周方向に連続するので、隣接する突部32間には、周方向一方側の第1傾斜面32bと他方側の第2傾斜面32cとによって溝部32dが形成される。換言すると、ハブ側凹凸部30bは、突部32と溝部32dとが周方向に連続することで形成されている。
ホイール側凹凸部30aとハブ側凹凸部30bとは、相補的に形成されているので、ホイール16の溝部31がハブ13の突部32に対応し、ホイール16の突部31dがハブ13の溝部32dに対応する。
図5に示すように、タイヤの軸方向に直交する平面に対する第1及び第2傾斜面31b,31c,32b,32cの傾斜角α1は、ボルト17のリード角βよりも大きく設定されている。より詳しくは、第1及び第2傾斜面31b,31c,32b,32cの傾斜角α1は、5°以上45°以下に設定されている。
図4に示すように、第1及び第2傾斜面31b,31c,32b,32cは、タイヤ径方向内側から外側に向かって面積が拡大されている。第1及び第2傾斜面31b,31c,32b,32c間の角度γ1は、10°以上20°以下に設定されている。
図5の拡大図で示すように、制動等によってハブ13とホイール16が回転方向にずれた際には、ハブ13及びホイール16の第1傾斜面31b,32bの間が周方向に移動する。この時、ハブ13及びホイール16の第1傾斜面31b,32bの角度α1はボルト17のリード角βよりも大きく設計されているため、ホイール16の第1傾斜面31bがハブ13の第1傾斜面32bを上って行くようにハブ13とホイール16との間に相対的にずれが生じる。しかし、第1傾斜面31b,32bの角度α1はリード角βを上回っているため、ボルト17が緩む前に、ボルト17が着座するハブ13とホイール16との間では、ホイール16の第1傾斜面31bがハブ13の第1傾斜面32bを上った分の厚みH11が増大し、厚みH11の増大分だけボルト17が引き伸ばされて、同時に発生する弾性力によって軸力が増大する。これにより、ハブ13とホイール16が回転方向にずれようとすることで軸力が増大し、ハブ13とホイール16の回転方向のずれが抑制される。いわゆるノルトロックワッシャによるセルフロック効果が得られる。
また、振動等によってボルト17が戻り回転を起こした時には、ハブ13とホイール16の第1傾斜面31b,32bの間が周方向に移動する。この時、ハブ13及びホイール16の第1傾斜面31b,32bの角度α1はボルト17のリード角βよりも大きく設計されているため、ホイール16の第1傾斜面31bがハブ13の第1傾斜面32bを上って行くようにハブ13とホイール16との間に相対的にずれが生じる。しかし、ホイール16及びハブ13の第1傾斜面31b,32bの角度α1はリード角βを上回っているため、ボルト17が緩む前に、ボルト17が着座するハブ13とホイール16との間では、ホイール16の第1傾斜面31bがハブ13の第1傾斜面32bを上った分の厚みH11が増大し、厚みH11の増大分だけボルト17が引き伸ばされて、同時に発生する弾性力によって軸力が増大する。これにより、ハブ13とホイール16が回転方向にずれようとすることで軸力が増大し、ボルト17の戻り回転によるハブ13とホイール16の回転方向のずれが抑制される。いわゆるノルトロックワッシャによるセルフロック効果が得られる。
ボルト17とオーバーラップするタイヤ径方向位置におけるホイール16の突部31dの幅W1は、ボルト17の径Dよりも大きく設定されている。幅W1がボルト17の径D以下の場合、ハブ13とホイール16の回転方向のずれによるボルト17の破損を抑制できない。
以上の構成によれば、当接凹凸対30を設けない場合に比べて、ハブ13とホイール16との間の接触面積を増大させることができる。これにより、ハブ13とホイール16の間の摩擦力を増大させることができて、タイヤ試験装置1における制動及び駆動条件において、ハブ13とホイール16の回転方向における位置ずれに抗しやすく、両者を固定するボルト17の破損を防止できる。
また、径方向に延びると共に周方向に連続する当接凹凸対30を設けることで、取付面13c及び被取付面16cの一部に当接凹凸対30を設ける場合に比べて、ハブ13とホイール16との間の接触面積を増大させることができる。これにより、ハブ13とホイール16間の摩擦力をより増大させることができる。第1及び第2傾斜面31b,31c,32b,32cが周方向の両側に設けられているので、タイヤの回転方向に関わらず、ハブ13とホイール16間の摩擦力を高めることができる。
第1及び前記第2傾斜角度α1は、5°以上45°以下に設定されているので、上記のセルフロック効果をより確実に得ることができる。第1及び第2傾斜角度α1がボルト17のリード角5°(下限値)未満の場合、ボルト17にゆるみが生じ、軸力の増大が望めない。第1及び第2傾斜角度α1が45°より大きい場合、ハブ側凹凸部30bとホイール側凹凸部30aとが嵌合して摩擦による効果が得られない。
第1実施形態においては、当接凹凸対30がハブ13の取付面13cとホイール16の被取付面16cの全周に亘って設けられていることを説明したが、これに限られるものではなく、当接凹凸対30は、複数のボルト17のうち隣接する一対のボルト17間に間欠的に設けられてもよい。
第1実施形態においては、第1傾斜辺33及び第2傾斜辺34の傾斜角α1が一致することを説明したが、これに限られるものではなく、図6に示される第1変形例のように、当接凹凸対40は、断面形状において、タイヤ周方向の他方側に向かってタイヤ軸方向の他方側に傾斜する第2傾斜辺44のタイヤ軸方向に直交する平面に対する第2傾斜角度α2は、タイヤ周方向の一方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜辺43の第1傾斜角度α1よりも大きく設定されていてもよい。
図7に示す第2変形例のように、当接凹凸対50は、タイヤ軸方向から見て、タイヤ径方向内側が外側よりも図7の矢印Rで示すタイヤ回転方向前方側に位置するように、放射螺旋状に形成されていてもよいし、当接凹凸対50は、タイヤ軸方向から見て、タイヤ径方向内側が外側よりも図7の矢印Rで示すタイヤ回転方向後方側に位置するように、放射螺旋状に形成されていてもよい。この構成によれば、直線状に凹凸部を設ける場合に比べて、当接凹凸対50の径方向内側から外側にかけての距離が増大するので、接触面積が増大される。
第1実施形態においては、当接凹凸対30が周方向に複数形成されていることを説明したが、これに限られるものではなく、図8に示される第3変形例のように、当接凹凸対60(ホイール側凹凸部60a、ハブ側凹凸部60b)は、タイヤ回転軸心を中心とする円錐状であってもよい。より詳しくは、ホイール16の被取付面16cをタイヤ径方向外側から内側に向かって深さが深くなる円錐状に形成した溝部61と、ハブ13の取付面13cをタイヤ径方向外側から内側に向かって突出量が大きくなる円錐状に形成した突部62とで形成されてもよい。
また、図9に示される第4変形例のように、当接凹凸対70(ホイール側凹凸部70a、ハブ側凹凸部70b)は、ハブ13の取付面13cをタイヤ径方向外側から内側に向かって深さが浅くなる円錐状に形成した溝部71と、ホイール16の被取付面16cをタイヤ径方向外側から内側に向かって突出量が大きくなる円錐状に形成した突部72とで形成されてもよい。
溝部61,71の深さH2は、例えば、8mm以上50mm以下で設定されている。深さH2が8mm未満の場合、接触面積の増大代が小さく、ハブ13とホイール16の回転方向のずれを抑制しにくく、深さH2が50mmより大きい場合は、ハブ13又はホイール16のうち溝部となる側の剛性が低下する。本構成によれば、ハブ13の取付面13cとホイール16の被取付面16cが斜面で形成されているので、ハブ13の取付面13cとホイール16の被取付面16cが平面で形成される場合に比べて、ハブ13とホイール16との間の接触面積を増大させることができる。これにより、ハブ13とホイール16間の摩擦力をより増大させることができる。
[第2実施形態]
図10は、第2実施形態に係るタイヤ試験装置のタイヤ支持部12の構成を示している。タイヤ試験装置は、第1実施形態に係るタイヤ試験装置1に対してハブ13の取付面13c及びホイール16の被取付面16cが異なっている。以下、タイヤ試験装置1と共通する構成については同じ参照符号を使用してその説明を省略する。
図10は、ホイール16のハブに取り付けられる被取付面16cをタイヤ軸方向(図3の矢印IV方向)から見た図である。図10に加えて図11を参照すると、被取付面16cには、タイヤ周方向の複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となるホイール側凹凸部80aが設けられている。ハブ13のホイール16が取り付けられる取付面13cには、ホイール側凹凸部80aに対応すると共にタイヤ周方向の複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となるハブ側凹凸部80bが設けられている。
ホイール側凹凸部80a及びハブ側凹凸部80bは、互いにタイヤ軸方向に嵌合するように相補的である嵌合凹凸対80を構成する。嵌合凹凸対80は、タイヤ径方向に延びると共に複数のボルト17のうち隣接する一対のボルト17間にそれぞれ設けられている。
図11を参照すると、嵌合凹凸対80は、被取付面16cに形成された断面V字状の溝部81と、ハブ13の取付面13cに形成されると共に溝部81に対して相補的に突出する突部82を有する。嵌合凹凸対80は、断面形状において、タイヤ周方向の一方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜辺83と、タイヤ周方向の他方側に向かってタイヤ軸方向の他方側に傾斜する第2傾斜辺84とを有する。
溝部81は、タイヤ径方向に延びる溝底部81aと、溝底部81aからタイヤ周方向両側に向かって傾斜する一対の傾斜面81b,81cとで形成されて、全体としてV字状の断面が周方向に連続するように形成されている。本実施形態においては、一対の傾斜面81b,81cは、溝底部81a側よりもタイヤ周方向両側が車体内側(ハブ13側)に位置するように傾斜している。
第1傾斜辺83及び第2傾斜辺84は、一対の傾斜面81b,81cの径方向視における断面の一部を構成し、一対の傾斜面81b,81cのうち第1斜辺83が構成する一方側の傾斜面を第1傾斜面81b、第2斜辺84が構成する他方側の傾斜面を第2傾斜面81cという場合もある。
突部82は、タイヤ径方向に延びる頂部82aと、頂部82aからタイヤ周方向の両側に向かって傾斜する一対の傾斜面82b,82cとで形成されて、全体として逆V字形状の断面が周方向に連続するように形成されている。本実施形態においては、一対の傾斜面82b,82cは、頂部82a側よりもタイヤ周方向両側が車体外側(ホイール16側)に位置するように傾斜している。
第1傾斜辺83及び第2傾斜辺84は、一対の傾斜面81b,81cを径方向視における断面の一部を構成し、一対の傾斜面82b,82cのうち第1斜辺83が構成する一方側の傾斜面を第1傾斜面82b、第2斜辺84が構成する他方側の傾斜面を第2傾斜面82cという場合もある。
れている。
ホイール側凹凸部80aとハブ側凹凸部80bとは、相補的に形成されているので、ホイール16の溝部81がハブ13の突部82に対応している。
図11に示すように、タイヤの軸方向に直交する平面に対する第1及び第2傾斜面81b,81c,82b,82cの傾斜角α3は、30°以上75°以下に設定されている。
図10に示すように、第1及び第2傾斜面81b,81c,82b,82cは、タイヤ径方向内側から外側に向かって面積が拡大されている。第1及び第2傾斜面81b,81c,82b,82c間の角度γ2は、20°以上45°以下に設定されている。
ボルト17とオーバーラップするタイヤ径方向位置における、突部82の幅(一対の傾斜面81b,81cの下端間の距離)W2は、ボルト17の径D以上かつ隣接するボルト17間の距離Lの半分以下に設定されている。幅W2がスタッドボルト径D以下の場合、ハブ13とホイール16の回転方向のずれによるボルト17の破損を抑制できない。幅W2がボルト17間の距離Lの半分より大きい場合、ホイール16の被取付部16cにおける剛性が低下する。
ボルト17とオーバーラップするタイヤ径方向位置における、突部82の高さH3は、3mm以上40mm以下に設定されることが好ましい。3mm未満の場合、当接凹凸対80の嵌合によるハブ13とホイール16の回転方向のずれに抗しにくい。40mmより大きい場合、組付け性が阻害される。突部82の高さH3は、頂部81aから傾斜面82b,82cの下端までのタイヤ軸方向の距離である。
以上の構成によれば、ハブ13とホイール16とをタイヤ軸方向に嵌合させることによって両者のタイヤ回転方向における回転ズレ(せん断力)に抗しやすい。より詳しくは、ハブ13とホイール16の回転方向における回転ずれによるせん断力をボルト17に加えて、嵌合凹凸対80でも受け持つことができる。よって、タイヤ試験装置200における制動及び駆動条件において、両者の回転方向における位置ずれに抗しやすく、両者を固定するボルト17の破損が防止される。
また、ハブ13とホイール16に相補的な嵌合凹凸対80を設けるのみの簡素な構造で両者を固定するボルト17の破損を防止できる。また、組付けの際に、V字によってホイール16をガイドすることができるので、ホイール16をハブ13に組付けやすい。
第2実施形態においては、嵌合凹凸対80は、ハブ13側が突部82となることを説明したが、これに限られるものではなく、ホイール16側がハブ13側に向かって突出する突部で形成されてもよい。この場合、ハブ13の溝部が、ホイール16の突部に相補的に嵌合するように形成されればよい。
第2実施形態において、嵌合凹凸対80は、断面V字状で形成されていることを説明したが、これに限られるものではなく、図11に仮想線で示されるように、嵌合凹凸対80は、ホイール16の被取付面16cに形成された断面矩形状であってもよい。
第2実施形態において、嵌合凹凸対80は、周方向に隣接する一対のボルト17間に1つずつ溝部81と突部82を有することを説明したが、これに限られるものではなく、図12に示される第5変形例のように、嵌合凹凸対90(ホイール側嵌合凹凸対90a及びハブ側嵌合凹凸対90b)は、周方向に隣接する一対のボルト17間に複数の溝部91及び突部92を備えてもよい。この場合、突部92の高さH4は、3mm以上15mm以下で設定され、突部92の幅W3は、3mm以上30mm以下で設定される。
[第3実施形態]
図13は、第3実施形態に係るタイヤ試験装置のタイヤ支持部12の構成を示している。タイヤ試験装置は、第1実施形態に係るタイヤ試験装置1に対してハブ13の取付面13c及びホイール16の被取付面16cが異なっている。以下、タイヤ試験装置1と共通する構成については同じ参照符号を使用してその説明を省略する。
図13は、ホイール16のハブに取り付けられる被取付面16cをタイヤ軸方向(図3の矢印IV方向)から見た図である。図13に加えて図14を参照すると、被取付面16cには、タイヤ周方向の複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となるホイール側凹凸部100aが設けられている。ハブ13のホイール16が取り付けられる取付面13cには、ホイール側凹凸部100aに対応すると共にタイヤ周方向の複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となるハブ側凹凸部100bが設けられている。
ホイール側凹凸部100a及びハブ側凹凸部100bは、互いにタイヤ軸方向に嵌合するように相補的である嵌合凹凸対100を構成する。嵌合凹凸対100は、ホイール16に設けられてタイヤ軸方向に延びる溝部101と、ハブ13に設けられると共に溝部101に嵌合する突部102とを有する。嵌合凹凸対100は、複数のボルト17のうち周方向に隣接する一対のボルト17間にそれぞれ設けられている。
嵌合凹凸対100の少なくとも一部は、ボルト17とオーバーラップする径方向位置に設けられることが好ましく、本実施形態においては、図13に示すように、嵌合凹凸対100とボルト17の径方向が一致するように設けられている。
図13に示すように、嵌合凹凸対100は、タイヤ軸方向から見て、楕円形状を有する。ボルト17とオーバーラップするタイヤ径方向位置における、突部101の径方向寸法D1は、ボルト径Dよりも大きくなるように設定されている。より詳しくは、径方向寸法D1は、16mm以上42mm以下に設定されている。突部101の周方向寸法D2は、突部101の径方向寸法D1の0.8倍以上1倍以下に設定されている。より詳しくは、周方向寸法D2は、14mm以上42mm以下に設定されている。
ボルト17とオーバーラップするタイヤ径方向位置における、突部102の高さH5は、3mm以上40mm以下に設定されることが好ましい。
以上の構成によれば、第2実施形態同様に、ハブ13とホイール16とをタイヤ軸方向に嵌合させることによって両者のタイヤ回転方向における回転ズレ(せん断力)に抗しやすい。より詳しくは、ハブ13とホイール16の回転方向における回転ずれによるせん断力をボルト17に加えて、嵌合凹凸対90でも受け持つことができる。よって、タイヤ試験装置300における制動及び駆動条件において、両者の回転方向における位置ずれに抗しやすく、両者を固定するボルト17の破損が防止される。
ハブ13とホイール16に相補的な嵌合凹凸対100を設けるのみの簡素な構造で両者を固定するボルト17の破損が防止される。嵌合凹凸対100が、ボルト17とオーバーラップする径方向位置に設けられているので、ボルト17に作用するせん断力を嵌合凹凸対100でもより受持ちやすい。
第3実施形態では、嵌合凹凸対100は、ハブ13側が突部102となることを説明したが、これに限られるものではなく、ホイール16側がハブ13側に向かって突出する突部で形成されてもよい。この場合、ハブ13の溝部が、ホイール16の突部に相補的に嵌合するように形成されればよい。
第3実施形態では、嵌合凹凸対100の断面形状が矩形であることを説明したが、これに限られるものではなく、嵌合凹凸対100の断面形状は、図15(a)に示すように円弧状でもよいし、図15(b)に示すように球状でもよいし、図15(c)径方向外側に頂部を有する断面三角形状でもよいし、図15(d)径方向内側に頂部を有する断面三角形状でもよいし、図15(e)台形状であってもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態に第3実施形態を組み合わせてもよい。すなわち、図16に示すように、接触面積を拡大する当接凹凸対30にハブ13とホイール16とをタイヤ軸方向に嵌合させる嵌合凹凸対100を組み合わせてもよい。
本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
1 タイヤ試験装置
11 走行台
12 タイヤ支持部
13 ハブ
16 ホイール
17 ボルト
18 ナット
30 当接凹凸対
30a ホイール側凹凸部
30b ハブ側凹凸部
40 当接凹凸対
40a ホイール側凹凸部
40b ハブ側凹凸部
50 当接凹凸対
50a ホイール側凹凸部
50b ハブ側凹凸部
60 当接凹凸対
70 当接凹凸対
80 嵌合凹凸対
80a ホイール側凹凸部
80b ハブ側凹凸部
90 嵌合凹凸対
90a ホイール側凹凸部
90b ハブ側凹凸部
100 嵌合凹凸対
100a ホイール側凹凸部
100b ハブ側凹凸部
X 被評価タイヤ

Claims (10)

  1. 被評価タイヤを接触させる走行台と、
    前記被評価タイヤが外周にリム組みされるホイールと、
    前記ホイールが取り付けられるハブを有し、前記被評価タイヤを前記ホイール及び前記ハブを介して回転可能に支持する、タイヤ支持部と、
    前記タイヤ周方向の複数位置において、前記ホイールを前記ハブに対して締結する、複数の締結部材と
    を備え、
    前記ホイールは、前記ハブに取り付けられる被取付面におけるタイヤ周方向の1又は複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状でタイヤ径方向に延びる、ホイール側凹凸部を有し、
    前記ハブは、前記ホイールが取り付けられる取付面におけるタイヤ周方向の1又は複数位置において、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状でタイヤ径方向に延びる、ハブ側凹凸部を有し、
    前記ホイール側凹凸部及び前記ハブ側凹凸部は、互いにタイヤ軸方向に当接するように相補的である当接凹凸対を構成する、タイヤ試験装置。
  2. 前記当接凹凸対は、
    前記断面形状において、
    タイヤ周方向の一方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜辺と、
    タイヤ周方向の他方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第2傾斜辺と
    を有する、
    請求項1に記載のタイヤ試験装置。
  3. 前記断面形状において、
    前記第1傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第1傾斜角度で傾斜しており、
    前記第2傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第2傾斜角度で傾斜しており、
    前記第1傾斜角度及び前記第2傾斜角度は、5°以上45°以下である、
    請求項2に記載のタイヤ試験装置。
  4. 前記断面形状において、
    前記第1傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第1傾斜角度で傾斜しており、
    前記第2傾斜辺は、タイヤ軸方向に直交する平面に対して第2傾斜角度で傾斜しており、
    前記第2傾斜角度は、前記第1傾斜角度よりも大きく設定されている
    請求項2に記載のタイヤ試験装置。
  5. 前記当接凹凸対は、タイヤ軸方向から見て、タイヤ径方向内側が外側よりもタイヤ回転方向の一方側に位置するように、螺旋状に延びている、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ試験装置。
  6. 前記当接凹凸対は、
    タイヤ回転軸心を中心とする円錐状である、
    請求項1に記載のタイヤ試験装置。
  7. 被評価タイヤを接触させる走行台と、
    前記被評価タイヤが外周にリム組みされるホイールと、
    前記ホイールが取り付けられるハブを有し、前記被評価タイヤを前記ホイール及び前記ハブを介して回転可能に支持する、タイヤ支持部と、
    タイヤ周方向の複数位置において、前記ホイールを前記ハブに対して締結する、複数の締結部材と
    を備え、
    前記ホイールは、前記ハブに取り付けられる被取付面に、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状を有する、ホイール側凹凸部を有し、
    前記ハブは、前記ホイールが取り付けられる取付面に、タイヤ軸方向に凹凸となる所定の断面形状を有する、ハブ側凹凸部を有し、
    前記ホイール側凹凸部及び前記ハブ側凹凸部は、互いにタイヤ軸方向に嵌合するように相補的である嵌合凹凸対を構成する、タイヤ試験装置。
  8. 前記嵌合凹凸対は、前記複数の締結部材の間のタイヤ周方向位置に位置している、
    請求項7に記載のタイヤ試験装置。
  9. 前記嵌合凹凸対は、
    前記断面形状において、
    タイヤ周方向の一方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜辺と、
    タイヤ周方向の他方側に向かってタイヤ軸方向の一方側に傾斜する第2傾斜辺と
    を有する、
    請求項7又は請求項8に記載のタイヤ試験装置。
  10. 前記嵌合凹凸対は、前記断面形状において、矩形状である、
    請求項7又は請求項8に記載のタイヤ試験装置。
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