JP2023077188A - 浮遊物除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】海面を漂流する膨大な量の軽石を除去する。【解決手段】例えば塵取りのようなもの(吸引海面深さを規制するための深度規制部と、吸引海面開度を規制するための開度規制部と、深度規制部と開度規制部とによって前方に構成される吸引開口と、深度規制部と開度規制部の後方に配置する軽石等吸引口と、からなる漂流軽石等取込口構造体)であって通常の塵取りの持ち手に当たる部分にある軽石等吸引口に吸引力を与えて軽石等を吸い込み処理する。【選択図】図1

Description

本発明は、海底火山などの爆発によって大量に海面で漂流する漂流軽石や、津波などによって大量に海面を漂流する漂流物を効率的に海面などの水面から回収する装置に関する発明である。
2021年、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生したとみられる大量の軽石が太平洋を漂いながら沖縄県や鹿児島県の海岸に漂着するという問題が発生した。2021年11月時点で、軽石は関東地方の沖合にも漂流すると予測され、漁船のエンジントラブルや、魚の養殖場の養殖魚が酸素不足で死ぬなど悪影響が懸念されている。漁港を管理する国や県は、漂着防止に向けた機材準備などを急いでいるが有効な軽石対策がいまだに見つかっていない。
また似たようなことは、海底火山の噴火のみならず、貨物船の座礁による積み荷の海上への散乱や、水害によるプラスチック廃棄物の海上や湖上への流出など各種の事例が想定される。
従来海や河川や湖沼での浚渫作業は主に底にたまったものを対象に行われてきた。また海面の浮遊物では座礁したタンカーなどから流出したオイルなどを回収する場合もあるが、流体なので回収が比較的容易であった。
特開2021-177053号 特願平10-232719号
特許文献1に記載の浚渫技術は海底に堆積したどろや、海底に堆積した砂利などは除去できるが海面を浮遊している軽石やプラスチックごみなどは回収できなかった。
特許文献2に記載の流出オイルの回収技術は海面の浮遊物を回収できる点で特許文献1のものと異なるが、オイルという液体に限定されている点で軽石などの海上浮遊物には適用できないという課題がある。
本件発明は、海面や湖面、川の水面などに浮遊する軽石やプラスチック類などの固体不要物を効率的かつ大規模に除去することを課題とする。
本発明は、上述した課題に鑑みて創作されたものであり、海底火山爆発等に起因する極めて大量な不要固体浮遊物を効率的かつ大規模に除去する装置や方法を提供すること目的とする。
上記目的を達成するために、第一の手段として、吸引水面深さを規制するための深度規制部と、吸引水面開度を規制するための開度規制部と、深度規制部と開度規制部とによって前方に構成される吸引開口と、深度規制部と開度規制部の後方に配置する軽石等吸引口と、からなる漂流軽石等取込口構造体を提供する。
また、第二の手段として、漂流軽石取込口構造体の深度規制部が水面下所定の位置に維持するための深度維持部をさらに有する第一の手段を基礎とした漂流軽石等取込口構造体を提供する。
さらに第三の手段として、吸引開口の前方に設けられ漂流軽石等を吸引開口に誘導するための誘導部をさらに有する前記第一の手段又は第二の手段を基礎とした漂流軽石等取込口構造体を提供する。
さらに第四の手段として、深度維持部は、深度規制部を上下方向に調節する調節手段を有する第一の手段から第四の手段請のいずれか一を基礎とした漂流軽石等取込口構造体を提供する。
またさらに、第五の手段として、第一の手段から第四の手段のいずれかの漂流軽石等取込口構造体と、漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向けて漂流軽石等を強制移動するための強制移動装置と、からなる漂流軽石等除去装置を提供する。
さらに第六の手段として、第一の手段から第四の手段のいずれかの漂流軽石等取込口構造体と、吸引装置であって、軽石等吸引口から軽石等を吸引するためのエジェクターと、エジェクターを駆動するための駆動流体ポンプと、からなる吸引装置と、からなる漂流軽石等除去装置を提供する。
さらに第七の手段として、第一の手段から第四の手段のいずれかの漂流軽石等取込口構造体と、水面に浮遊するためのフロート装置であって、漂流軽石等取込口構造体を支持するための支持部を有するフロート装置と、からなる漂流軽石等除去装置を提供する。
また第八の手段として吸引装置であって、軽石等吸引口から軽石等を吸引するためのエジェクターと、エジェクターを駆動するための駆動流体ポンプと、からなる吸引装置をさらに有する第五の手段から第七の手段のいずれかを基礎とした漂流軽石等除去装置を提供する。
さらに第九の手段として、漂流軽石等を漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向けて誘導するように配置されたシルトフェンスをさらに有する第五の手段から第八の手段のいずれか一を基礎とした漂流軽石等除去装置を提供する
また第十の手段として、吸引装置にて吸引された漂流軽石等と、海水等とを分離するためのふるい装置をさらに有する第五の手段から第九の手段のいずれか一を基礎とした漂流軽石等除去装置を提供する。
さらに第十一の手段として第一の手段から第四の手段のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体を用いて海上に浮遊する漂流軽石等を除去するステップを含む漂流軽石等の除去方法を提供する。
さらに第十一の手段として、第一の手段から第四の手段のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体の深度規制部の上面を海上に浮遊している軽石等の水面下深さよりも下にして浮遊する漂流軽石等を除去するステップを含む第十一の手段を基礎とした漂流軽石等の除去方法を提供する。
さらに第十三の手段として、第一の手段から第四の手段のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向かって間隔が徐々に狭くなるようにシルトフェンスを配置するステップをさらに含む第十一の手段又は第十二の手段を基礎とした漂流軽石等の除去方法を提供する。
なお、本発明は水面上に離散、集積する不要物を除去対象とするが、除去対象は水面上に限定されず、油面上であってもよいし、その他の液体上であってもよい。さらに、除去対象は軽石やプラスチックごみなどを対象とするがこれに限定される物でなく、木片、水生植物(例えばホテイアオイ)など各種の浮遊物が対象となる。
本発明によれば、大量に離散した、又は集積した海面上などに浮遊する軽石等の浮遊物を効率的かつ迅速に回収することができる。
実施形態1の漂流軽石等取込口構造体の斜視図である。 実施形態1の漂流軽石等取込口構造体を用いて漂流軽石等を除去する様子を横方向から見た場合の概念図である。なお、図面中では深度規制部がこの図では漂流軽石の深さよりも若干浅い部分に位置しているが、正確には漂流軽石の深さよりも十分に深い位置に位置させるのが適当である。 実施形態1の漂流軽石等取込口構造体を水面下所定の位置に維持するための構造を載置するためのフロートを示す斜視図である。 実施形態2の漂流軽石等を強制移動する強制移動装置の一例であるジェット噴流装置の斜視図である。 実施形態2の漂流軽石等除去装置を上方から観察した場合の平面概念図である。 実施形態2の漂流軽石等除去装置の漂流軽石等取込口構造体の深度規制部が、水面下所定の位置に深度維持部の一例である上下巻上パイプにて維持されている様子を横方向から観察した概念図である。 実施形態2の漂流軽石等除去装置を上方から観察した場合で、シルトフェンスを配置して漂流軽石等を漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向けて誘導している様子を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明の範囲は以下に記載する実施形態によって限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、以下に記載の実施形態に対して種々の変形や変更を施すことが可能である。
なお、「実施形態1」では主として「請求項1、2、3、4」について説明する。「実施形態2」では主として「請求項5、6、7、8、9、10」について説明する。実施形態3では主に「請求項11、12、13」について説明する。
<実施形態1 概要>
実施形態1は海面に浮遊する軽石等を除去するために使用される漂流軽石等取込口構造体であり、後述する漂流軽石等除去装置の一部として使用される構造体である。
<実施形態1の構成>
図1は本実施形態の漂流軽石等取込口構造体を示す図である。漂流軽石等取込口構造体は、深度規制部と、開度規制部と、吸引開口と、軽石等吸引口と、その他必要に応じて深度維持部、誘導部、調節手段からなる。
<漂流軽石等取込口構造体(0105):実施形態1:主に請求項1に対応>
「漂流軽石等取込口構造体(0105)」は、図2に示すように、水面上に離散するまたは集積する不要物を除去する際に不要物を取り込んで後段の処理のために送り出す機能を有する。一例としては塵取りの持ち手部分に吸引口があるような形をしている。実際に水面上で使用する場合には一台だけでなく、複数台を密接して並べて使用することも考えられる。また並べる際には横一列に並べてもよいし、前方が開いたV字型に並べてもよい。漂流軽石等取込口構造体は、可搬型でもよいし、フロートなどを岸に固定して、そのフロートに常時固定状態で配置する固定型でもよい。なお、フロート自身に推進力を持たせて水面上で自在に移動できるように構成することもできる。なお、フロートは水面上に浮力をもって浮く構造体であれば特にその種類は問わない。空洞のプラスチックのブロック体を複数組み合わせたものや、ボート、船、浮などで構わない。
<深度規制部(0101):実施形態1:主に請求項1に対応>
「深度規制部(0101)」は、吸引水面深さを規制する機能を有する。後述する軽石等吸引口は、ポンプやエジェクターなどによって前方の不要物を吸引するが、水中で吸引流が生じる範囲が広すぎると効果的に浮遊している不要物を吸引することができない。軽石や、プラスチック、水生生物などの不要物の種類によって海面下に沈んでいる深さはほぼ定められるので、ある程度の余裕を持ったうえで吸引流が生じる範囲を規制するために深度規制部が設けられる。深度規制部は、図1に示すように典型的には板状の構造物であるが、これに限定されることなくブロック状その他の形状であってもよい。
また深度規制部は、後述する開度規制部に対して相対的に上下に位置を調整できるように構成されていてもよい。例えば開度規制部の内側に複数の溝が平行に設けられていて、どの溝に深度規制部を差し込むかによって上下位置が調整されるように構成してもよい。また、モーターなどの駆動機構によって上下位置が調整されるように構成してもよい。深度規制部の幅が50センチメートルから10メートル程度まで浮遊物の離散具合や集積度、浮遊物の大きさに応じて設計することができる。板状である場合には金属製の板を利用することができる。深度規制部の長さも幅と同じように70センチメートルから2メートル程度と場合に応じて設計することができる。深度規制部の代表的な形状は幅よりも長さが長い長方形ないしは台形である。
<開度規制部(0102a、0102b):実施形態1:主に請求項1に対応>
「開度規制部(0102a、b)」は、吸引水面開度を規制する機能を有する。吸引水面開度とは、一の開度規制部(0102a)と他の開度規制部(0102b)の幅を規制する機能と、一の開度規制部(0102a)と他の開度規制部(0102b)のなす角度を規制する機能とを有する。図1の例では開度は平行となっているが、例えば前方ほど両者の幅が広くなるように逆ハの字型に構成することもできる。また開度規制部は、開度を可変に構成することもできる開度を可変にすることで浮遊物の種類に応じて開度を調整して最適化することができる。
開度の調整はマニュアルでもモーター駆動でも構わない。開度規制部は高さが30センチメートルから1メートル程度で同じく浮遊物の種類や水面下での積層深さによって最適な値を選択できる。なお、開度規制部は、水面下に深度規制部を適切な深さに配置した場合に、その上端線が水面下に沈下しないように設計、配置する必要がある。浮遊物を的確にとらえることができなくなるからである。なお、開度規制部の高さは、水面の穏やかさに応じて最適な高さがある。海や大きな湖のように波がある水面では波の高さ以上に開度規制部の高さを設ける必要がある。一旦漂流軽石等取込口構造体に取り込まれた除去対象が波にさらわれる可能性があるからである。したがって開度規制部の高さは、その日の波の高さなどに応じて調節できるように構成されていることが好ましい。
<吸引開口(0103):実施形態1:主に請求項1に対応>
「吸引開口(0103)」は、深度規制部と開口規制部とによって前方に構成される。前方とは、浮遊物である軽石等が所在する方向を言う。深度規制部と開度規制部とによって構成されることから幅は50センチメートルから10メートル、高さは30センチメートルから1メートル程度となる。なお、吸引開口には、除去対象物よりも大きな浮遊物が吸引されないように柵をもうけるように構成することもできる。さらに吸引開口の前方ないしは吸引開口近辺に浮遊物を破砕する破砕機を設けることも考えられる。後述する軽石等吸引口が吸引した浮遊物によってつまりを起こさないようにするためである。また、吸引作業の終了のために後段のパイプやホースに浮遊物などがない状態をつくるために海水等のみを通過させるための細かめの柵を開閉自在に設けたり、フィルターを保持させることができる構造を設けるなどしてもよい。
<軽石等吸引口(0104);実施形態1:主に請求項1に対応>
「軽石等吸引口(0104)」は、深度規制部と開度規制部の後方側に設けられる浮遊物の吸引口であり、これに連結されるパイプやホースを通して吸引された浮遊物が後処理のために送り出される口である。軽石等吸引口は、効率的に浮遊物が集中するように漂流軽石等取込口構造体の後部をロート状に構成しすると効率的に吸引流を生じさせることができる。また、軽石等吸引口の前方には、漂流軽石等取込口構造体を構成する箱体の上方に蓋部を設けて軽石等吸引口に大気が流入する量を減らすように構成することが好ましい。さらに、軽石等吸引口の上部を構成する内壁面は、好ましくは水面下の位置に配置することが好ましい。同じく大気の流入を少なくするためである。
したがってロート状の後部構造は、その高さも徐々に低くなるように構成することが好ましい。つまり、ロート状の後部構造は、上下間の高さが徐々に低くなるように構成することが好ましい。底面側が徐々に上昇するように構成することもできる。なお、軽石等吸引口の断面積は、10センチメートル×10センチメートル程度(矩形に限らない)から50センチメートル×50センチメートル程度(矩形に限らない)がよい。ここに接続するパイプやホースの経及び吸引対象物の大きさに応じて適宜設計できる。
<深度維持部(0601、0602):実施形態1:主に請求項2、請求項4に対応>
「深度維持部」(0601、0602)は漂流軽石等取込口構造体の深度規制部が海面下所定の位置に維持するための機能を有する。前述のように深度規制部は、水中の吸引領域深さを規制するための機能部分であり、漂流軽石等が水面下どの程度に分布しているかによってその深度規制部の配置深さを定めなければならない。したがって、深度規制部は作業時間中にその深度を維持するための機能を漂流軽石等取込口構造体は持たなければならない。
図6の例では、水面上に浮かせたフロート上に漂流軽石等取込口構造体に固定された上下巻上パイプ(0601)を固定し、この上下巻上パイプをこれに固定した巻上ロープの巻上げウインチによる巻上量で調節(調節手段)して固定巻上量として水面下に位置する漂流軽石等取込口構造体、ひいては、この深度規制部の水面下の位置を維持するように構成している。上下巻上パイプは中実であるか中空であるかは問わない。また上下巻上パイプの上下動は、巻上ロープによってするものに限定されず、上下巻上パイプの上下方向に密着した車輪を回転させることで上下動させてもよいし、その他の手段で上下動及び固定するように構成してもよい。なお深度維持部は、波の上下動が激しいような場所では波の上下動に同期して上下に動くように構成することもできる。波の高さを検知してモーター等によって上下に同期させるのである。
<誘導部(0401):実施形態1:主に請求項3に対応>
図4に示すのが誘導部を有する本実施形態の漂流軽石等取込口構造体である。誘導部は、後述するシルトフェンスとその役割は類似するが、シルトフェンスと異なる点は、物理的強制力で漂流軽石等の漂流物、浮遊物を漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に導く点である。物理的な強制力として用いる力の一例が海水等のジェット噴流である。ただし、これに限定されず、吸引開口の前部に備え浮遊物をその羽根でもって吸引開口に送り込む水車のようなものであったり、吸引開口に浮遊物を送り込むショベルカーのショベルのようなものであってもよい。誘導部は物理的に強制して軽石等の浮遊物を吸引開口に送り込むので、軽石等吸引口の吸引力に加えて漂流物、浮遊物を吸引開口に送り込む力が強くなり、効率的に漂流している軽石等を吸引開口に取り込むことができる。
図4に示すジェット噴流(0404)を用いる場合には、例えば海水中に配置したジェット海水ポンプから高圧海水を高圧ホース(0402)を介してジェットノズル(0403)に送り込み、ジェットノズルからジェット噴流(0404)を吸引開口(0405)に向かって噴射させる。ジェットノズルは軽石等の漂流物が吸引開口に至る水路を邪魔しないように配置するために漂流軽石等の浮遊物の水面下の深さと同程度からそれよりも低い位置に配置してななめ上方に位置する吸引開口めがけてジェット噴流を噴射させて漂流軽石等の存在している海面の領域に流れをを作り出すように構成することが好ましい。
なお、ジェット噴流を出すジェットノズルは複数あることが好ましい。吸引開口の幅に見合う程度の幅の帯状に流れを作り出す必要があるからである。またジェットノズルは、吸引開口に向かって集約するように扇型に配置してもよい。より広い領域から吸引開口に向かって軽石等の漂流物を集中させることができるからである。ジェットノズルの先端位置と吸引開口との距離は、20センチメートルから1メートル程度がよい。漂流物のサイズが大きくなるに応じて距離を話すことが好ましい。少なくともその距離は漂流物の平均サイズよりも大きいことが必要である。
<実施形態2>
<実施形態2 概要と構成>
実施形態2は、漂流軽石等除去装置である。漂流軽石等除去装置は、実施形態1のいずれかに記載の漂流軽石等取込口構造体をその構成の一部とする装置で、漂流軽石等取込口構造体の他に、強制移動装置、吸引装置、フロート装置、シルトフェンス、ふるい装置のいずれか一以上を備えたものである。
<強制移動装置(0702):実施形態2:主に請求項5に対応>
図7は強制移動装置(0702)と、実施形態1のいずれかに記載の漂流軽石等取込口構造体とからなる漂流軽石等除去装置である。強制移動装置と似た構成として実施形態1で述べた誘導部がある。誘導部は漂流軽石等取込口構造体の吸引開口の手前で物理的強制力で漂流物を吸引開口に送り出すものであるが、本実施形態の強制移動装置は、吸引開口の十分に手前側から軽石等の漂流物を吸引開口側に送り出すための装置である。各種の強制移動装置が考えられるが、代表的なものとしては放水銃を備えた船舶である。放水銃で漂流物を前方に位置する漂流軽石等取込口構造体に集約するように構成する。また後述するシルトフェンスを使用する場合には、シルトフェンスの領域外からシルトフェンスの領域に向けて放水銃等の強制移動装置で漂流軽石等を強制的に移動させることが考えられる。
その他にはオイルフェンスやシルトフェンスで海面に壁を作り、陸側に引き寄せる構成も考えられる。また浮を付けた地引網で陸側に軽石等の浮遊物を引き寄せることも考えられる。また漁網を使用する場合には二隻の漁船で漁網の端部を固定して漂流軽石等取込口構造体の方に寄せることも考えられる。なお、その際に後に説明するシルトフェンスを漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向けてV字型にシルトフェンスを張って、漁船はシルトフェンスの外側からシルトフェンスの内側にはった漁網を岸に向けて移動させるようにしてもよい。
<吸引装置(0703a、0703b or 0502、0503):実施形態2:主に請求項6、請求項8に対応>
図5、図7は、吸引装置と、実施形態1のいずれかに記載の漂流軽石等取込口構造体と、からなる漂流軽石等除去装置を含む図である。浮遊物のうち、軽石やプラスチック物などは、ポンプを直接的に通過させて吸引する方式を採用するとポンプの構造を傷つける恐れがある。そこで、吸引物である軽石等は直接的にポンプを通過させずにエジェクターを利用して後処理に送り込むのが適当である。そこで本実施形態の吸引装置は、軽石等吸引口から軽石等を吸引するためのエジェクターと、エジェクターを駆動するための駆動流体ポンプとからなる。駆動流体としては浮遊物が浮かぶ海水や湖水、川の水などを利用する。これは後述するふるい装置にて軽石等と分離された海水等を再利用することも考えられる。
なお、請求項6に記載の吸引装置は実施形態1のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体と組み合わせるが、請求項8に記載の吸引装置は、請求項5又は請求項7の漂流軽石等除去装置に追加されるものである。すなわち実施形態1のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体と、強制移動装置と、さらに吸引装置を備えた漂流軽石等除去装置か、実施形態1のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体と、後述するフロート装置と、さらに吸引装置を備えた漂流軽石等除去装置かである。
<フロート装置(0301、0504、0603 or 0704):実施形態2:主に請求項7に対応>
「フロート装置(台船フロートとも呼ぶ)」は、漂流軽石等取込口構造体並びにその付属物を支持するための支持部を有し、水面上に浮遊するためのものである。実施形態1の深度維持部や、誘導部、深度維持部の調節手段はこのフロート装置に支持され、設置される。フロート装置は浮力を有するものであればよく単なるプラスチック製のブロックでもよいし、ボートやいかだ、船舶であってもよい。推進力が供えられたものでもよい。また、海岸や岸壁、海底や水底などに対して固定されるための固定手段を備えていることが好ましい。
金属製の棒やロープで陸側の固定物に固定されるようにしたり、いかりを下ろして海底に固定されるように構成することが好ましい。また必要な場合には、後述するシルトフェンスを固定するためのシルトフェンス固定手段を有していることが好ましい。シルトフェンス固定手段は、シルトフェンスが吸引開口の開口左右に連結されるように機能することが好ましい。
<シルトフェンス(0705):実施形態2:主に請求項9に対応>
「シルトフェンス」は、漂流軽石等を漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向けて誘導するように配置される。軽石等ができるだけ高い収率で除去できるようにするためである。また前述の強制移動装置は、シルトフェンスで囲まれた領域に軽石等を強制移動するように構成し、活動するようにしてもよい。
<ふるい装置(0705):実施形態2:主に請求項9に対応>
「ふるい装置」は、吸引装置にて吸引され、吸引開口に連結された海水等と一緒に搬送パイプで搬送される軽石等と、海水等とを分離する機能を有する。前述のように分離された海水の一部はエジェクター駆動流体として再利用されるように構成してもよい。なお、ふるい装置で海水等から分離された軽石等は、ベッセルに投下されて、バッチ処理で搬出されるように構成することができる。ベッセル自体が交換型であってもよい。
<実施形態3>
<実施形態3 概要>
本実施形態は、漂流軽石等の除去方法に関する。
第一は、実施形態1のいずれか一以上の漂流軽石等取込口構造体を用いて海上に浮遊する漂流軽石等を除去するステップを含む漂流軽石等の除去方法である。深度規制部、例えば塵取り型の漂流軽石等取込口構造体を利用する場合には底板に該当する部分が漂流軽石等の水面下の深さよりも十分に深い位置に維持しながら軽石等吸引口につながったエジェクターなどの吸引力によってふるいに導き、海水等と分離したうえでベッセルに収容する。ベッセルは交換可能な可搬型であることが好ましく、ベッセルが軽石等で満杯になった場合には交換用のベッセルと交換して、満杯になったベッセルは運搬車にて軽石等の処理場に運搬する。
第二は、施形態1のいずれか一以上の漂流軽石等取込口構造体を用いて海上に浮遊する漂流軽石等を除去するステップを含む漂流軽石等の除去方法であって漂流軽石等取込口構造体の深度規制部の上面を海上に浮遊している軽石等の水面下深さよりも下に維持しながら軽石等を除去するステップを含むものである。軽石等の水面下の深さが変動する場合があるので、軽石等の水面下の深さを画像解析などで常時監視しながら適宜深度規制部の深さを変更しながら漂流軽石等を除去するようにする。常時監視の方法は、カメラによる画像解析の他にレーザーセンサを利用する方法もある。レーザーセンサを利用する方法とは、例えば1センチメートルおきに深さ方向に複数のレーザー光源と、そのレーザー光源からのレーザー光を受光する受光センサーを吸引開口の前方に設置してどの深さまでレーザー光が遮光されるかを測定して判断するものである。
第三は、施形態1のいずれか一以上の漂流軽石等取込口構造体を用いて海上に浮遊する漂流軽石等を除去するステップを含む漂流軽石等の除去方法であって漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向かって間隔が徐々に狭くなるようにシルトフェンスを配置するステップをさらに含むものである。本実施形態の第一並びに第二の形態と同時に実施するように構成することができる漂流軽石等の除去方法である。
0101 深度規制部
0102 開度規制部
0103 吸引開口
0104 軽石等吸引口
0105 漂流軽石等取込口構造体
0301 フロート(台船フロート)
0302 フロートに対して漂流軽石等取込口構造体を設置する位置
0112 消費金額取得ルール保持部
0401 ジェット噴流ノズル構造体
0402 ジェット噴流ノズルに高圧海水を送るパイプ
0403 ジェット噴流ノズル
0404 ジェット噴流
0405 ジェット噴流が向かう吸引開口
0501 漂流軽石等除去装置の全体像
0502 エジェクター
0503 エジェクター駆動流体用の駆動ポンプ
0504 組み合わされたフロート
0601 漂流軽石等取込口構造体(深度規制部)を上下動するための上下巻上パイプ
0602 上下巻上パイプを上下動するための巻上げウインチ
0603 フロート(台船フロート)
0604 漂流軽石等取込口構造体
0605 巻上ロープ
0701 漂流軽石等除去装置(漂流軽石浚渫装置)
0702 強制移動装置(例:放水ポンプ、フェンス、網と漁船等)
0703 吸引装置(エジェクター + エジェクター駆動流体用駆動ポンプ+電源等)
0704 フロート(台船フロート)
0705 シルトフェンス
0706 ふるい装置

Claims (13)

  1. 吸引水面深さを規制するための深度規制部と、
    吸引水面開度を規制するための開度規制部と、
    深度規制部と開度規制部とによって前方に構成される吸引開口と、
    深度規制部と開度規制部の後方に配置する軽石等吸引口と、
    からなる漂流軽石等取込口構造体。
  2. 漂流軽石等取込口構造体の深度規制部が水面下所定の位置に維持するための深度維持部をさらに有する請求項1に記載の漂流軽石等取込口構造体。
  3. 吸引開口の前方に設けられ漂流軽石等を吸引開口に誘導するための誘導部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の漂流軽石等取込口構造体。
  4. 深度維持部は、深度規制部を上下方向に調節する調節手段を有する請求項1から請求項4のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体と、
    漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向けて漂流軽石等を強制移動するための強制移動装置と、からなる漂流軽石等除去装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体と、
    吸引装置であって、
    軽石等吸引口から軽石等を吸引するためのエジェクターと、
    エジェクターを駆動するための駆動流体ポンプと、からなる吸引装置と、からなる漂流軽石等除去装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体と、
    水面に浮遊するためのフロート装置であって、
    漂流軽石等取込口構造体を支持するための支持部を有するフロート装置と、
    からなる漂流軽石等除去装置。
  8. 吸引装置であって、
    軽石等吸引口から軽石等を吸引するためのエジェクターと、
    エジェクターを駆動するための駆動流体ポンプと、からなる吸引装置をさらに有する請求項5又は、請求項7に記載の漂流軽石等除去装置。
  9. 漂流軽石等を漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向けて誘導するように配置されたシルトフェンスをさらに有する請求項5から請求項8のいずれか一に記載の漂流軽石等除去装置。
  10. 吸引装置にて吸引された漂流軽石等と、海水等とを分離するためのふるい装置をさらに有する請求項5から請求項9のいずれか一に記載の漂流軽石等除去装置。
  11. 請求項1から請求項4のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体を用いて海上に浮遊する漂流軽石等を除去するステップを含む漂流軽石等の除去方法。
  12. 請求項1から請求項4のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体の深度規制部の上面を海上に浮遊している軽石等の水面下深さよりも下にして浮遊する漂流軽石等を除去するステップを含む請求項11に記載の漂流軽石等の除去方法。
  13. 請求項1から請求項4のいずれか一に記載の漂流軽石等取込口構造体の吸引開口に向かって間隔が徐々に狭くなるようにシルトフェンスを配置するステップをさらに含む請求項11又は請求項12に記載の漂流軽石等の除去方法。
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