JP2023069491A - 搬送システム - Google Patents

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隆志 江口
Takashi Eguchi
大樹 伊藤
Daiki Ito
雅弘 田坂
Masahiro Tasaka
雄史 小川
Yushi Ogawa
元晴 後藤
Motoharu Goto
昭充 舩越
Akimitsu Funakoshi
達一郎 長井
Tatsuichiro Nagai
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Abstract

【課題】自動運転フォークリフトの待機場所に自律走行搬送ロボットを到達させた状態で、当該自律走行搬送ロボット上の架台上に積み重ねられるパレットを、前記自動運転フォークリフトで持ち上げ可能な位置に速やかに配置可能とする。【解決手段】搬送システムの管理装置10は、複数のパレット3A~3Dが積み重ねられた架台4を搭載した自律走行搬送ロボット2が目的地(前記待機場所)に到達したときに、測定装置20により自律走行搬送ロボット2上のパレット3A~3Dの位置ならびに自動運転フォークリフト5のフォーク51の位置を測定させる処理と、測定装置20の出力に基づいてフォーク51に対するフォークポケット32の位置ずれの有無を判定し、位置ずれがあると判定した場合に、当該位置ずれを自律走行搬送ロボット2により修正させる処理と、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送システムに関する。
特許文献1の段落0009には、注文に応答して、在庫品目が保管される在庫ホルダを無人ロボット駆動装置によってワークステーションまたは他のエリアに移動するということが記載されている。
特許文献1の段落0012,0039には、地域間または施設間の積荷輸送装置(トラックまたは他の道路ベース車両など)を用いて、第一の在庫領域または施設から第二の在庫領域または施設に在庫品目を輸送するということが記載されている。
上記特許文献1の段落0033には、在庫ホルダは土台部と保管部を含み、前記保管部は前記土台部から分離させてフォークリフトで持ち上げることができるということが記載されている。
上記特許文献1の段落0044,0051には、人間のオペレータがフォークリフトまたは他のユーザ操作リフトを使用して前記積荷輸送装置から在庫ホルダを取り外し、この在庫ホルダを前記積荷輸送装置に隣接する積載ドックに載置するということが記載されている。
上記特許文献1の段落0053,0054には、前記無人ロボット駆動装置を用いて在庫ホルダを前記積荷輸送装置のベッド上または貨物エリア内に積載するとき、マットの基準マークをポジショニングセンサで感知して行うということが記載されている。
特許第6302075号(特表2016-533999号公報)
上記特許文献1には、前記無人ロボット駆動装置を停止位置で前後左右ならびに角度を微調整できるとは記載されていない。
そのため、上記特許文献1では、例えば前記停止した無人ロボット駆動装置に搭載する在庫ホルダがフォークリフトに対して位置ずれしている場合、この位置ずれを前記フォークリフトのオペレータが目視確認しながら前記フォークリフトを操作して細かく修正する必要がある。
その結果、前記停止した前記無人ロボット駆動装置に搭載する在庫ホルダを別の場所にフォークリフトで積み替えるときの作業に手間がかかるなど、効率が悪いことが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、自動運転フォークリフトの待機場所に自律走行搬送ロボットを到達させた状態で、当該自律走行搬送ロボット上の架台上に積み重ねられるパレットを、前記自動運転フォークリフトで持ち上げ可能な位置に正確かつ迅速に配置可能とする搬送システムの提供を目的としている。
本発明に係る搬送システムは、積み荷が収納される複数のパレットと、複数のパレットが上下方向に積み重ねられる架台と、この架台の下空間に潜り込んで当該架台を持ち上げた状態で走行する自律走行搬送ロボットと、前記パレットを搬送する目的地の近傍に待機されかつ前記目的地に到達した自律走行搬送ロボットから必要なパレットを持ち上げて運ぶ自動運転フォークリフトと、前記目的地に到達したときの自律走行搬送ロボット上のパレットの位置を測定する測定装置と、下記処理を実行する管理装置と、を含み、前記パレットの底部には、前記自動運転フォークリフトのフォークが差し込まれるフォークポケットが設けられており、前記自律走行搬送ロボットは、前記架台を上昇、下降させるための昇降テーブルと、前進、後進、横行、回転させるための駆動力を発生する駆動輪と、を備えており、前記管理装置は、前記複数のパレットが積み重ねられた架台を搭載した前記自律走行搬送ロボットが前記目的地に到達したときに、前記測定装置により自律走行搬送ロボット上のパレットの位置ならびに前記フォークの位置を測定させる処理と、前記測定装置の出力に基づいて前記フォークに対する前記フォークポケットの位置ずれの有無を判定し、前記位置ずれがあると判定した場合に前記自律走行搬送ロボットにより前記位置ずれを修正させる処理と、を実行することを特徴としている。
この構成では、前記測定装置の出力に基づいて前記目的地で停止された自律走行搬送ロボット上で前記パレットのフォークポケットが前記自動運転フォークリフトのフォークに対して位置ずれしていると判定した場合、当該位置ずれを前記自律走行搬送ロボットにより修正するようにしている。
これにより、前記目的地で停止された前記自律走行搬送ロボット上に搭載されている架台上の任意のパレットのフォークポケットに前記自動運転フォークリフトのフォークを迅速かつ正確に差し込むことが可能になる。
そのため、前記目的地で前記自律走行搬送ロボットを停止させてから当該自律走行搬送ロボット上の任意のパレットを前記自動運転フォークリフトにより持ち上げるまでの作業を速やかに行うことが可能になる。
ところで、前記自動運転フォークリフトは、前記目的地に到達している自律走行搬送ロボットの架台上から必要数のパレットを持ち上げて運ぶ処理を実行する構成とすることができる。
また、前記自律走行搬送ロボットは、その車体の前側に設置される前従動輪と、また、前記車体の後側に設置される後従動輪と、前記車体の前後方向の中間で左側に設けられる左駆動輪と、前記車体の前後方向の中間で右側に設置される右駆動輪と、前記左駆動輪および前記右駆動輪を個別に駆動するモータと、前記左駆動輪および前記右駆動輪の回転方向、回転角度ならびに回転数などを個別に検出するエンコーダと、前記管理装置から入力される目的地情報、持ち上げ対象となるパレット情報ならびに前記位置ずれ情報に基づいて前記左駆動輪および前記右駆動輪を制御する制御装置と、を備えた構成とすることができる。
本発明によれば、自動運転フォークリフトの待機場所に自律走行搬送ロボットを到達させた状態で、当該自律走行搬送ロボット上の架台上に積み重ねられるパレットを、前記自動運転フォークリフトで持ち上げ可能な位置に正確かつ迅速に配置可能とする搬送システムを提供することができる。
本発明に係る搬送システムの一実施形態を示す側面図である。 自律走行搬送ロボットの構成や形状を示す平面図である。 パレットおよび架台を搭載した自律走行搬送ロボットの平面図である。 搬送システムの概略構成を示すブロック図である。 自律走行搬送ロボットの概略構成を示すブロック図である。 目的地に到達した自律走行搬送ロボット上のパレットを自動運転フォークリフトで持ち上げて引き離すときの様子を示す側面図である。 図6の状態から自動運転フォークリフトで持ち上げたパレットを他の自律走行搬送ロボット上の架台に接近させるときの様子を示す側面図である。 図7の状態から自動運転フォークリフトで持ち上げたパレットを他の自律走行搬送ロボット上の架台上に搭載させるときの様子を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図8に本発明の一実施形態を示している。図中、1は移動路、2は自律走行搬送ロボット(AMR:Autonomous Mobile Robotの略称)、3A~3Dはパレット、4は架台、5は自動運転フォークリフト(AGF:Automated Guided Forkliftの略称)である。
移動路1は、自律走行搬送ロボット2を走行させるための軌道であって、例えば倉庫や工場などの構内の床、あるいは私有地の野外道路などとされる。
この移動路1には、図示していないが、自律走行搬送ロボット2の走行経路のガイドとするためのガイドマーカ(QRコードなど)が碁盤目状に設置されている。
自律走行搬送ロボット2は、後で詳細に説明するが、公知のように、軌道、誘導体、人の操縦などがなくてもコンピュータにより所定のプログラムに従って自律走行することにより、積み荷(図示省略)を収納したパレット3A~3Dを目的地(自動運転フォークリフト5の待機場所)に搬送する機能を有する無人搬送車である。
なお、前記積み荷は、人以外の物品であって、パレット3A~3D内に収納可能な大きさや形状とされている。
パレット3A~3Dは、上下方向に沿う4つの支柱(符号省略)間に底壁および側壁(符号省略)を組み付けた構成であって、上部開口から前記不図示の積み荷を非脱落状態に収納されるように構成されている。
このパレット3A~3Dの前記底壁の四隅には、脚31が下向きに突出するように設けられていて、前記底壁の下部(底部)には、フォークポケット32が設けられている。
フォークポケット32は、パレット3A~3Dの各脚31の存在によって前記底壁の下部(底部)に設けられる空間であって、自動運転フォークリフト5のフォーク51を差し込むことが可能な大きさに設定されている。
このようなパレット3A~3Dは、それらを上下方向に積み重ねたときに、各脚31の下端が前記各支柱の上端にそれぞれ係止されることにより、それぞれが互いに横方向(パレット3A~3DのX軸方向およびY軸方向)に非分離に位置決めされるように構成され
ている。
但し、パレット3A~3Dそれぞれを上下方向に積み重ねやすくするために、前記係止部分それぞれには横方向に僅かなクリアランスが設けられるようになっている。
架台4は、平面視が矩形に形成された板状の胴部41の四隅に脚部42が下向きに延出するように設けられた構成になっている。
なお、架台4の胴部41の下面における中心位置には、架台4を自律走行搬送ロボット2の昇降テーブル22上に搭載する目印となる下部マーカ(図示省略)が貼り付けられている。一方、自律走行搬送ロボット2の車体21の上面における中心P位置には、前記下部マーカを認識するための上部カメラ7(図5参照)が設けられている。
そして、自律走行搬送ロボット2上に架台4を搭載する際、自律走行搬送ロボット2の制御装置28が下部カメラ6の検出出力により自律走行搬送ロボット2を架台4の下に潜り込ませて、自律走行搬送ロボット2の制御装置28が上部カメラ7の検出出力により前記不図示の下部マーカを認識した位置で自律走行搬送ロボット2を停止させて昇降テーブル22を上昇させるようにしている。これにより、昇降テーブル22上に架台4をバランス良く、つまり傾いたり揺れたりしないように搭載できるようになる。
自動運転フォークリフト5は、管理装置10からの入力情報に従ってパレット3A~3Dのうちの要求されるものを持ち上げて運ぶ動作を無人で行うものであって、パレット3A~3Dのフォークポケット32に差し込まれるフォーク51が設けられている。
このフォーク51は、支柱52に沿って上昇、下降されるようになっている。この支柱52は、自動運転フォークリフト5の土台に前後方向に変位可能に設置されている。
また、自動運転フォークリフト5は、その車台の前下側に従動輪(符号省略)が設けられていて、前記車台の後下側に駆動輪(符号省略)が設けられており、前記駆動輪が自動操舵装置(図示省略)により操舵されるように構成されている。
次に、自律走行搬送ロボット2を詳細に説明する。
自律走行搬送ロボット2は、図1および図2に示すように、車体21、昇降テーブル22、前従動輪23、後従動輪24、左駆動輪25、右駆動輪26、LiDARセンサ27a,27b、制御装置28などを備えている。
車体21は、例えば図2に示すように、平面視で略矩形で前後が円弧状に形成されている。
この車体21の下面における中心P位置には、下部カメラ6(図5参照)が設置されている。この下部カメラ6は、移動路1に設置される前記ガイドマーカを認識するために設けられている。
なお、図2および図3に示すように、車体21の前後方向をX軸、車体21の左右方向をY軸、自律走行搬送ロボット2の中心(P参照)からの首振り角度(向き)をθにしている。
昇降テーブル22は、図2に示すように、平面視で輪状に形成されており、車体21に上昇または下降可能に設けられている。この昇降テーブル22上に架台4が搭載されるよ
うになっている。
前従動輪23および後従動輪24は、それぞれ左右2つの車輪を一組とした構成であって、自由に回動(正回転、逆回転)可能な状態に支持されている。
前従動輪23は車体21の前側に設置されており、また、後従動輪24は車体21の後側に設置されている。
左駆動輪25は車体21の前後方向の中間で左側に設けられており、また、右駆動輪26は車体21の前後方向の中間で右側に設置されている。
左駆動輪25および右駆動輪26は、それぞれ1つの車輪であって、それぞれ別々のモータ25a,26a(図5参照)により独立して駆動される差動駆動タイプとされている。
そして、車体21の下面において左駆動輪25および右駆動輪26の各近傍には、エンコーダ25b,26bが設けられている。
このエンコーダ25b,26bは、左駆動輪25および右駆動輪26の回転方向、回転角度ならびに回転数などを個別に検出するものである。
LiDARセンサ27a,27bは、公知のように、レーザー光を使って離れた場所にある物体の形状や距離を測定するものであって、車体21の前側と後側とにおける左右方向の中間に設けられている。
エンコーダ25b,26bおよびLiDARセンサ27a,27bの検出出力は、自律走行搬送ロボット2を自律走行させるときや、前記目的地でのパレット3A~3Dの位置ずれを修正するときに利用される。
制御装置28は、自律走行搬送ロボット2の各種動作を制御するコンピュータであって、例えば外部に配置される管理装置10と相互通信することが可能になっている。
管理装置10は、図4に示すように、自律走行搬送ロボット2や自動運転フォークリフト5の動作を制御するコンピュータである。
この管理装置10は、例えば積み荷(在庫品目)を収納したパレット3A~3Dを搬送する目的地(自動運転フォークリフト5の待機場所)の情報、ならびに下記する位置ずれの情報を自律走行搬送ロボット2の制御装置28に入力する処理と、前記目的地において自動運転フォークリフト5で持ち上げる対象となるパレット(3A~3D)の情報を自動運転フォークリフト5の制御装置(図示省略)に入力する処理と、パレット3A~3Dの存在場所を逐一更新して記憶する処理と、を少なくとも実行する。
また、この管理装置10は、前記目的地に到達したときに自律走行搬送ロボット2上のパレット3A~3Dのフォークポケット32の位置、ならびに自動運転フォークリフト5のフォーク51の位置を測定装置20により測定させる処理を実行する。
測定装置20は、例えば監視カメラや各種の計測センサを含む構成とされ、測定信号を管理装置10に出力する。
なお、測定装置20の監視カメラは、図1に示すように、移動路1の上方空間に設置さ
れ、前記目的地に到達したパレット3A~3Dや自動運転フォークリフト5のフォーク51を撮影する。また、測定装置20の計測センサは、図示していないが、自動運転フォークリフト5の周辺および自律走行搬送ロボット2の到達位置の周辺に複数設置されている。
そして、管理装置10は、前記目的地に到達したパレット3A~3Dのフォークポケット32に自動運転フォークリフト5のフォーク51を差し込むために、測定装置20の出力に基づいてフォーク51に対するフォークポケット32の位置ずれの有無を判定し、位置ずれがあると判定した場合に自律走行搬送ロボット2により前記位置ずれを修正させる処理を実行する。
なお、自律走行搬送ロボット2の制御装置28は、管理装置10から入力される前記位置ずれの情報に応じて当該位置ずれを修正するように左駆動輪25および右駆動輪26を制御する処理を実行する。
例えば管理装置10は、測定装置20の監視カメラおよび不図示の計測センサの出力に基づいて、パレット3A~3Dの外周部の所定位置(例えば図3の測定ポイントX1~X6参照)の座標を認識するとともに、自動運転フォークリフト5のフォーク51の外周部の所定位置の座標を認識し、フォーク51の位置や向きとフォークポケット32の位置や向きとを対比することにより、フォーク51に対するフォークポケット32の位置ずれの有無を判定する。
次に、図6から図8を参照して、自律走行搬送ロボット2上のパレット3A~3Dを他の自律走行搬送ロボット2nに積み替える際の手順を説明する。なお、図6から図8では、各部の構成や形状などを簡略化して記載している。
この実施形態では、図示していないが、移動路1の所定位置に、それぞれ積み荷を収納した4つのパレット3A~3Dが上下方向に積み重ねられた架台4が配置されていることとする。
管理装置10は、前記した4つのパレット3A~3Dが積み重ねられた架台4を引き取る引き取り場所の情報、前記引き取った4つのパレット3A~3Dを搬送する目的地(自動運転フォークリフト5の待機場所)の情報などを自律走行搬送ロボット2の制御装置28に入力する一方、前記目的地において自動運転フォークリフト5で持ち上げる対象となるパレット(4つのパレット3A~3Dのうち下から2段目より上の3つのパレット3B~3D)の情報などを自動運転フォークリフト5の制御装置(図示省略)に入力する。
まず、自律走行搬送ロボット2の制御装置28は、前記引き取り場所の情報に基づいて、前記4つのパレット3A~3Dが上下方向に積み重ねられた架台4の配置場所に自律走行搬送ロボット2を到達させるように制御する。
この自律走行搬送ロボット2が前記引き取り場所に到達すると、架台4の下側に自律走行搬送ロボット2を潜り込ませてから、この自律走行搬送ロボット2の昇降テーブル22を上昇させることにより架台4を持ち上げて車体21上に搭載する。
この後、自律走行搬送ロボット2の制御装置28は、前記目的地の情報に基づいて、自律走行搬送ロボット2を前記目的地に到達させるように制御する。
前記自律走行搬送ロボット2の自律走行は、制御装置28が移動路1上に設置されている複数のガイドマーカ(図示省略)を自律走行搬送ロボット2に設置されている下部カメ
ラ6で逐一認識するとともに、当該認識した結果に基づいて、自律走行搬送ロボット2の実際の移動経路が移動経路から外れていないかを確認するようにしている。
このように、制御装置28は、自律走行搬送ロボット2の自律走行時に移動経路を確認していることにより、自律走行搬送ロボット2の走行を正確に制御するようにしている。
このようにして、自律走行搬送ロボット2が前記目的地に到達することにより停止すると、自律走行搬送ロボット2の昇降テーブル22を下降させることにより、架台4の脚部イ42を移動路1上に当接させるとともに、昇降テーブル22を架台4から離す。
この後、自動運転フォークリフト5の制御装置(図示省略)は、前記持ち上げ対象となる3つのパレット3B~3Dの情報に基づいて、前記目的地に到達した自律走行搬送ロボット2上の3つのパレット3B~3Dを、図7に示す他の自律走行搬送ロボット2n上の架台4n上に積み替える処理を実行する。
具体的に、図6に示すように、前記目的地に到達した自律走行搬送ロボット2上から持ち上げ対象となる3つのパレット3B~3Dを、自動運転フォークリフト5で持ち上げてから、自動運転フォークリフト5を後進させることにより架台4から引き離す。
この後、図7に示すように、3つのパレット3B~3Dを持ち上げている自動運転フォークリフト5を、前記目的地に到達した架台4とは別の架台4nが配置されている場所に移動させる。
引き続いて、図8に示すように、3つのパレット3B~3Dを持ち上げている自動運転フォークリフト5を前進させることにより架台4nに接近するとともに、自動運転フォークリフト5の支柱52をフォーク51と共に前方へスライドさせることによりフォーク51上の3つのパレット3B~3Dを架台4nの上に配置してから、フォーク51を下降させることにより架台4n上に3つのパレット3B~3Dを積載する。
ところで、前記目的地に到達した自律走行搬送ロボット2上から持ち上げ対象となる3つのパレット3B~3Dを、自動運転フォークリフト5のフォーク51で持ち上げる過程では、管理装置10が測定装置20によりフォーク51に対する下から2段目のパレット3Bのフォークポケット32の位置ずれを測定させる。
ちなみに、架台4は自律走行搬送ロボット2の昇降テーブル22の中心P位置に搭載するようにしていて、自律走行搬送ロボット2の制御装置28は、移動路1上に設置されるガイドマーカ(図示省略)を下部カメラ6で検出することにより前記目的地で停止するようにしているから、前記目的地において自律走行搬送ロボット2および架台4がX軸方向およびY軸方向に正確に位置決めされていることになるものの、自律走行搬送ロボット2の制御装置28は、前記目的地において自動運転フォークリフト5のフォーク51に対する自律走行搬送ロボット2および架台4の向きθを認識するようにはなっていない。
また、自律走行搬送ロボット2の制御装置28は、架台4上のパレット3A~3DのX軸方向位置、Y軸方向位置、向きθを認識するようにはなっていない。
さらに、4つのパレット3A~3Dそれぞれの脚31の下端が支柱(符号省略)の上端に係止されることによって位置決めされているものの、前記係止部分それぞれに横方向(パレット3A~3DのX軸方向およびY軸方向)に僅かなクリアランスが設けられている。
これらのことから、前記目的地において自動運転フォークリフト5のフォーク51に対する下から2段目のパレット3Bのフォークポケット32の位置がずれることが起こりうる。
そこで、管理装置10は、測定装置20の出力に基づいてフォーク51に対する下から2段目のパレット3Bのフォークポケット32の位置ずれの有無を判定するとともに、位置ずれがあると判定した場合に、前記位置ずれを修正するための情報を自律走行搬送ロボット2の制御装置28に入力する。
制御装置28は、前記位置ずれを修正するように、自律走行搬送ロボット2の左駆動輪25および右駆動輪26を制御する。この制御装置28による修正作業は、管理装置10により検出する測定装置20の出力を利用する。
なお、左駆動輪25および右駆動輪26は、独立して駆動されることにより自律走行搬送ロボット2を前進、後進、横行、回転させるための駆動力を発生するものであって、自律走行搬送ロボット2の向きθの制御が容易な構成である。
そのため、前記位置ずれを自律走行搬送ロボット2で修正する場合の方が、前記位置ずれを自動運転フォークリフト5で修正する場合に比べると、簡単かつ迅速に行うことが可能になる。
以上説明したように本発明を適用した実施形態によれば、前記目的地で停止された自律走行搬送ロボット2上に搭載されている架台4上の任意のパレット3A~3Dのフォークポケット32に自動運転フォークリフト5のフォーク51を迅速かつ正確に差し込むことが可能になる。
そのため、前記目的地で自律走行搬送ロボット2を停止させてから当該自律走行搬送ロボット2上の任意のパレット3A~3Dを自動運転フォークリフト5により持ち上げるまでの作業を速やかに行うことが可能になる。
したがって、例えば自律走行搬送ロボット2上のパレット3A~3Dを自動運転フォークリフト5により他の自律走行搬送ロボット2nに積み替える場合に、その積み替え作業時間を短縮するうえで有利になる。
なお、本発明は、上記実施形態で説明した構成は一例であって、それのみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、自律走行搬送ロボット2の構成や車体21の外形などについても特に限定されるものではない。
(2)上記実施形態では、架台4にパレット3Aを係止して位置決めするように構成していない例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、図示していないが、架台4にパレット3Aを係止して位置決めするように構成することが可能である。
本発明は、搬送システムに好適に利用することが可能である。
1 移動路
2 自律走行搬送ロボット
2n 他の自律走行搬送ロボット
21 車体
22 昇降テーブル
23 前従動輪
24 後従動輪
25 左駆動輪
25a モータ
25b エンコーダ
26 右駆動輪
26a モータ
26b エンコーダ
27a,27b LiDARセンサ
28 制御装置
28a インターフェース
3A~3D パレット
31 脚
32 フォークポケット
4 架台
41 胴部
42 脚部
4n 他の架台
5 自動運転フォークリフト
51 フォーク
52 支柱
6 下部カメラ
7 上部カメラ
10 管理装置
20 測定装置
P 昇降テーブルの中心
X1~X6 測定ポイント

Claims (1)

  1. 積み荷が収納される複数のパレットと、複数のパレットが上下方向に積み重ねられる架台と、この架台の下空間に潜り込んで当該架台を持ち上げた状態で走行する自律走行搬送ロボットと、前記パレットを搬送する目的地の近傍に待機されかつ前記目的地に到達した自律走行搬送ロボットから必要なパレットを持ち上げて運ぶ自動運転フォークリフトと、前記目的地に到達したときの自律走行搬送ロボット上のパレットの位置を測定する測定装置と、下記処理を実行する管理装置と、を含み、
    前記パレットの底部には、前記自動運転フォークリフトのフォークが差し込まれるフォークポケットが設けられており、
    前記自律走行搬送ロボットは、前記架台を上昇、下降させるための昇降テーブルと、前進、後進、横行、回転させるための駆動力を発生する駆動輪と、を備えており、
    前記管理装置は、前記複数のパレットが積み重ねられた架台を搭載した前記自律走行搬送ロボットが前記目的地に到達したときに、前記測定装置により自律走行搬送ロボット上のパレットの位置ならびに前記フォークの位置を測定させる処理と、
    前記測定装置の出力に基づいて前記フォークに対する前記フォークポケットの位置ずれの有無を判定し、位置ずれがあると判定した場合に、当該位置ずれを前記自律走行搬送ロボットにより修正させる処理と、を実行することを特徴とする搬送システム。
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