JP2023068614A - 組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置 - Google Patents

組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置 Download PDF

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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/02Foundation pits
    • E02D17/04Bordering surfacing or stiffening the sides of foundation pits

Abstract

【課題】本発明は、組立式の地中連続壁体を、所望の深さに応じて、壁体を鉛直上下方向に溶接で接合する際、溶接する壁体を吊り上げる前に、地中に埋設する壁体を固定することで、溶接を容易にする摺動式の吊上装置を提供する。【解決手段】組立式の地中連続壁体の摺動式吊上装置は、摺動ブロックに、壁体を牽引する引き板を配置したあと、第2モーターを駆動して第2巻上車を回転させ、第1引綱を緩めることで、摺動ブロックが収められたスライドフレームを、ガイドフレームに沿って下降させ、壁体を、壁体の支持ブロックがスリットにひっかかるように支持した状態で、別の壁体を連結させて溶接し、溶接後、支持スライドをスライドさせ、支持スライドのスリットに、壁体の支持ブロックを通過させることで、連結させた壁体を地中に下降させることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、地中に埋設する連続壁体による施工の技術分野に属し、特に、組立式の連続壁体を吊り上げる摺動式吊上装置に関するものである。
プレキャストによる組立式の地中連続壁体を用いた施工は、鉄筋が埋め込まれたコンクリート製のプレキャスト壁体を地中に埋設し、連続壁体を形成する工法である。
従来の地中連続壁体工法と比較して、占有面積が小さく、適応性が高く、工期が短く、環境に優しいという利点がある。
プレキャストによる組立式の地中連続壁体を用いた工法の施工手順は、機械で地盤を切削、掘削し、所望の深さに応じて、溶接で鉛直上下方向に接合した壁体を、クレーン装置で吊り上げながら所定の位置まで運んで地中に埋設する。
このとき、壁体は、縦糸と横糸で垂直精度を確認、校正し、固定具で固定して垂直に仕上げる。
さらに、対角管を接続して上下方向の壁体をしっかりと溶接したのち、左右の壁体を順番に埋設していく。
従来の地中連続壁体の施工法に比べて、組立式のプレキャスト壁体による地中連続壁体は、止水、保水機能をもつ恒久構造物として機能するため、工期が短縮され、スラリーが発生しないことから、建設コストを削減できる。
しかし、この工法には、次の問題がある。
施工中は、常に、壁体を吊上装置で吊り上げておく必要があるため、吊上装置の損傷が大きい。
特に、所望の深さに応じて、壁体を鉛直上下方向に溶接で接合する際、溶接する壁体を吊り上げる前に、地中に埋設する壁体を固定しておく必要があるのだが、この壁体は、支持棒によって人為的に支持することが行われており、溶接が完了した後も、支持棒を人為的に取り外す作業が必要であったため、危険を伴うものであった。
ところで、特許文献1には、複数のH形鋼のフランジ同士に幅止めプレートを溶接するに際し、クレーン等により複数のH形鋼をウェブ面同士が対向する並列状態で吊り上げて行う地中連続壁体形成工法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明も、作業員が作業用デッキ上に立ってクレーンのフックを用いて吊り上げ可能な状態にセットする作業をし、危険を回避する手段は開示されていない。
特開2003-027480号公報
そこで、本発明は、従来の問題を解決するため、組立式の地中連続壁体を、所望の深さに応じて、壁体を鉛直上下方向に溶接で接合する際、溶接する壁体を吊り上げる前に、地中に埋設する壁体を固定することで、溶接を容易にする摺動式の吊上装置を提供する。
従来技術における問題点を解決するために、本発明は、以下の技術的な解決策を講じている。
なお、本発明の説明において、「内」、「下」、「上」など方位と位置関係を指示する用語は、図面に示される方位や作業中によく置く方位、位置関係に基づくものである。
また、方向または位置関係は、本発明を説明し、説明を簡略化するためのものであり、参照されるデバイスまたは要素が特定の方向を有し、特定の方向で構築または操作されなければならないことを示したり示唆したりするものではない。
さらに、「第1」、「第2」などの用語は、説明を区別するためにのみ使用され、相対的な重要性を示したり、暗示することを意味するものではない。
本発明にかかる組立式の地中連続壁体の摺動式吊上装置は、
地盤上に設置されるベースブラケット、
ベースブラケット上に設置されるベース、
ベース上に立設し、吊持する壁体を昇降させるガイドフレーム、
ガイドフレームを地盤上で安定させる引張り固定機構、
ガイドフレームに沿って、吊持する壁体とともに、鉛直上下方向に昇降する昇降機構、
からなり、
引張り固定機構は、
地盤上に固定された4方からガイドフレームを支持する第1牽引ロープ、
からなり、
昇降機構は、
ガイドフレームに沿って鉛直上下方向に昇降するスライドフレーム、
スライドフレームに一端が固定された第1引綱、
第1引綱が巻き付けられた第2巻上車、
第2巻上車を回転させる第2モーター、
スライドフレームを貫通する第1ねじが出力軸に取り付けられた第3モーター、
スライドフレーム内に配置され、第1ねじの軸方向を摺動する取付スライダー、
第1ねじに直交する方向に、スライドフレームを貫通する第2ねじが出力軸に取り付けられた第4モーター、
スライドフレーム内に、取付スライダーに隣接して配置され、壁体を牽引する引き板を吊持した状態で、第2ねじの軸方向を摺動する摺動ブロック、
からなり、
ベースは、
引き板が牽引する壁体が挿通する貫通孔と、貫通孔と連通する空洞の取付溝とが形成され、
取付溝には、長手方向にスリットが形成された支持スライド、
が収められており、
支持スライドは、
スリットに、壁体に形成された支持ブロックが通過できる大きさの回避溝が形成され、
側面に、一端が支持スライドに接続し、他端が壁体に接続され、壁体に引っ張られることで支持スライドをスライドさせる第5引綱、
第5引綱が接続された側面の取付溝の内壁との間に、第5引綱が接続された壁体に引っ張られてスライドする支持スライドを元の位置に戻すスプリング、ダンピングロッド、
が取り付けられている
構成において、
摺動ブロックに、壁体を牽引する引き板を配置したあと、
第2モーターを駆動して第2巻上車を回転させ、第1引綱を緩めることで、摺動ブロックが収められたスライドフレームを、ガイドフレームに沿って下降させ、
壁体を、壁体の支持ブロックがスリットにひっかかるように支持した状態で、
別の壁体を連結させて溶接し、
溶接後、支持スライドをスライドさせ、支持スライドのスリットに、壁体の支持ブロックを通過させることで、連結させた壁体を地中に下降させることができる
ことを特徴とする。
本発明の有益な効果は、次のとおりである。
1)壁体は、壁体の支持ブロックが2本の支持棒にひっかかるようにして、2本の支持棒に安定的に挟持されるため、溶接作業を安全、確実に行うことができる。
2)壁体を、2つのモーターの駆動による簡易な構成によって、前後左右方向に位置調整を行うことができ、壁体同士の正確な連結を可能にする。
3)昇降機構に開口部(第1開放領域及び第2切欠部)が形成されていることによって、壁体を、本発明にかかる摺動式の吊上装置の側方から、支持摺動板に配置させることができ、吊上装置の上まで牽引する必要がないため、省力化、安全性を保証できる。
4)壁体を支持摺動板に配置した後は、連結プレートごと引き板を取り外すことで、昇降機構は、次に連結する壁体の牽引に備えることができ、作業効率が向上すると同時に昇降機構の損傷率が下がり、昇降機構の使用寿命が長くなる。
5)組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置は、4本の牽引ロープで固定されているため、安定して作業を行うことができる。
6)溶接により連結した下側の壁体を地中に埋設したあと、ベースに収められた支持スライドが、スプリングとダンピングロッドの構成により、自動的に、溶接により連結した上側の壁体の下降を防ぎ、安定的に支持するため、溶接により連結した全ての壁体を地中に埋設してしまうことがなく、人為的なミスを防ぐことができる。
装置全体の外観を示す概略斜視図 ガイドフレームの最上部の外観を示す概略斜視図(左)と図1の第1モーター部分の構成を示す拡大図 昇降機構の外観を示す概略斜視図(左上)、第2モーター部分の設置状態を示す概略斜視図(左下)、ガイドフレームに壁体を設置した状態を示す概略斜視図(右図) 第2モーターが設置されたガイドフレームの背面側を示す概略斜視図(左)、第1ガイドホイールと第2支持体の構成を示す模式図(右上)、第2モーターと第2巻上車と第1支持体の構成を示す模式図(右下) 昇降機構の構成を示す概略斜視図 昇降機構を構成するスライドフレームの外観を示す概略斜視図(左上)、摺動ブロックの外観を示す概略斜視図(下)、取付スライダーの外観を示す概略斜視図(右上) 昇降機構に壁体を牽引する引き板を配置した状態の外観を示す概略斜視図(左)、左図を側方から見た概略側面図(右) 壁体を牽引する引き板の外観を示す概略斜視図(左)と引き板部分の構成を示す拡大図(右) 壁体を配置する正面側のガイドフレームの外観を示す概略斜視図 支持スライドが収められたベースの外観を示す概略斜視図(上)、支持スライドが収められたベースの内部構造を示す概略透視図(下) ベースの内部構造を示す概略透視図(上)、支持スライドの構成を示す概略斜視図(下)
本発明の具体的な実施形態を、図面をもとに詳細に説明する。
本実施例にかかる組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置は、図1に示すように、昇降機構2、ガイドフレーム3、ベースブラケット5、ベース4、引張り固定機構1を有する。
ベースブラケット5は、接地面に設置される。
ベースブラケット5の天面には、図10のベース4が着脱可能に取り付けられ、その上にガイドフレーム3が立設する。
ガイドフレーム3には、昇降機構2が鉛直上下方向にスライド可能に取り付けられている。
引張り固定機構1は、第1牽引ロープ8、第1巻上車9、第2牽引ロープ10、第1モーター11を有する。
ガイドフレーム3の上端部分3か所には、支持ラグ6が取り付けられている。
3本の第1牽引ロープ8の先端には、それぞれ第1フック7が取り付けられ、第1フック7は、3か所の支持ラグ6に引っかけられている。
3本の第1牽引ロープ8のうち、2本の第1牽引ロープ8は、図1に示すように、第1フック7が取り付けられた反対側の先端部分において、接地面上に固定されている。
2本の第1牽引ロープ8の接地面上の固定位置は、適宜調節できる。
そのため、ガイドフレーム3は、第1牽引ロープ8によって支持される。
接地面上に2つの第1モーター11が設置されており、それぞれの第1モーター11の出力軸には、第1巻上車9が取り付けられている。
2つの第1巻上車9のうち、ベースブラケット5から遠い第1巻上車9には、3本の第1牽引ロープ8のうちの残りの1本の第1牽引ロープ8が巻き付けられている。
第1牽引ロープ8が巻き付けられていない、もう1つの第1巻上車9には、第2牽引ロープ10が巻き付けられている。
この第2牽引ロープ10の端部は、第1巻上車9に巻き付けられている第1牽引ロープ8に接続されている。
第2牽引ロープ10が接続された第1牽引ロープ8の、第2牽引ロープ10と、第1巻上車9に巻き付けられている第1牽引ロープ8との接続点から、当該第1牽引ロープ8から支持ラグ6までの長さは、当該支持ラグ6から接地面までの距離と同じである。
なお、第1巻上車9に巻き付けられている第1牽引ロープ8は、図示しない牽引装置による壁体45の昇降機構2への配置のための牽引作業を邪魔しないような現場では、他の3本の第1牽引ロープ8と同様、第1モーター11の構成を省略して、直接地盤上に固定することもできる。
その場合、本発明にかかる組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置は、地盤上に固定された、四方に延びる第1牽引ロープ8によって支持されることになる。
ガイドフレーム3は、図4右上図に示す2つの第2支持体18が、図3左図に示すように、上端部分に取り付けられている。
それぞれの第2支持体18には、図4右上図に示すように、2本の第1引綱12をガイドするための第1ガイドホイール17が取り付けられている。
第1引綱12の先端は、図3左図に示すとおり、スライドフレーム13に固定されており、後記する第2モーター15の駆動によって、スライドフレーム13を引き上げたり、下降させたりする。
ガイドフレーム3は、図9に示すように、2箇所に、第3ガイド溝44が形成されている。
スライドフレーム13は、図6に示すように、第1ガイド部23が形成されており、第1ガイド部23は、第3ガイド溝44に嵌合する。
そのため、スライドフレーム13は、第1ガイド部23が嵌合する第3ガイド溝44に沿って、ガイドフレーム3を鉛直上下方向に昇降する。
ガイドフレーム3には、昇降機構2がスライド可能に取り付けられている。
昇降機構2は、図5及び図6に示すように、第3モーター19、スライドフレーム13、取付スライダー20、摺動ブロック22、第4モーター21、第1ねじ27、第2ねじ30を有する。
スライドフレーム13は、図5に示すように、1か所の側面が開口しており、内壁面に第1ガイド溝24が形成されている。
スライドフレーム13には、図5に示すように、長径方向に、第1ねじ27が挿通されており、第1ねじ27の端部は、スライドフレーム13に隣接して位置する第3モーター19の出力軸に取り付けられている。
第1ねじ27は、スライドフレーム13内に配置されている取付スライダー20を貫通するように取り付けられている。
第1ねじ27が回転することで、取付スライダー20は第1ねじ27の軸方向を摺動する。
取付スライダー20は、貫通する第1ねじ27付近の側面部分に第2ガイド部26が形成されており、第2ガイド部26はスライドフレーム13の第1ガイド溝24に嵌合する。
取付スライダー20は、図6右上図に示すように、1か所の側面に第2ガイド溝28が形成されている。
スライドフレーム13には、図6下図に示すように、第2ねじ30が挿通されており、第2ねじ30の端部は、スライドフレーム13に隣接して位置する第4モーター21の出力軸に取り付けられている。
第2ねじ30は、スライドフレーム13内に配置されている摺動ブロック22を貫通するように取り付けられている。
第2ねじ30が回転することで、摺動ブロック22は第2ねじ30の軸方向を摺動する。
摺動ブロック22は、図6下図に示すように、貫通する第2ねじ30付近の側面部分に第3ガイド部31が形成されており、第3ガイド部31は取付スライダー20の第2ガイド溝28に嵌合する。
スライドフレーム13は、図6左上図に示すように、1か所の側面に、長径方向に回避孔25が形成されている。
回避孔25には、支持板29が嵌め込まれており、支持板29には、第4モーター21が載置されている。
そのため、第4モーター21は、取付スライダー20が第1ねじ27の軸方向に摺動する動きに合わせて、回避孔25に沿って摺動する。
摺動ブロック22は、図5に示すように、1か所の側面が開口しており、内壁面には支持溝32が形成されている。
支持溝32には、壁体45を牽引する引き板34が嵌合する。
第1ねじ27と第2ねじ30は、直交する方向に配置されている。
そのため、第3モーター19が駆動すると、第3モーター19の出力軸に接続する第1ねじ27を回転させ、第1ねじ27が回転することで、取付スライダー20が第1ねじ27の軸方向を摺動する。
さらに、第4モーター21が駆動すると、第4モーター21の出力軸に接続する第2ねじ30を回転させ、第2ねじ30が回転することで、摺動ブロック22が第2ねじ30の軸方向を摺動する。
このように、各モーターの駆動により、スライドフレーム13内に配置される摺動ブロック22の位置を調整できる。
その結果、摺動ブロック22の支持溝32に嵌合する引き板34が牽引する壁体45の位置を、2軸方向によって調整でき、壁体45を、支持スライド47の隙間に挿入したり、溶接する壁体45同士の位置合わせが容易になる。
引き板34は、図8に示すように、上端面に連結プレート67が取り付けられ、その上に、2つの第1連結ラグ33が取り付けられ、それぞれの第1連結ラグ33には第3引綱37が繋げられている。
2本の第3引綱37は、上方で1本の第2引綱36にまとめられ、第2引綱36は、図示しない牽引装置によって牽引される。
2本の第3引綱37は、それぞれ下方に第2フック35が固定されており、それぞれの第2フック35は、第1連結ラグ33に引っかけられている。
壁体45は、図8に示すように、上端面に取り付けられた連結プレート42上に、2つの第2連結ラグ40が取り付けられ、それぞれの第2連結ラグ40の穴には、第4引綱41が通されている。
第4引綱41は、引き板34の底面に固定されている。
ベースブラケット5は、図4に示すように、第2モーター15が設置されている。
第2モーター15の出力軸には、2つの第2巻上車14が取り付けられている。
第2巻上車14は、第1支持体16によってガイドフレーム3に取り付けられている。
第2巻上車14は、それぞれ第1引綱12が巻かれており、第1引綱12の先端は、図3左図に示すとおり、スライドフレーム13に固定されている。
第2モーター15を駆動させると、2つの第2巻上車14が回転し、第1引綱12は、引っ張られて緊張状態になったり、たるんで弛緩状態になったりする。
第1引綱12が緊張状態になっても第2モーター15を駆動させると、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13が引き上げられ、摺動ブロック22によって吊持された引き板34が牽引する壁体45は、ガイドフレーム3に沿って上昇する。
反対に、壁体45を牽引する引き板34を、摺動ブロック22によって吊持した状態で第1引綱12を弛緩状態にすると、摺動ブロック22は、壁体45の重力で、壁体45と共に、ガイドフレーム3に沿って下降する。
壁体45は、ベース4に取り付けられている支持スライド47に形成されているスリット54に挿通されるが、図8に示すように、平板面に支持ブロック43が形成されている。
そのため、壁体45を牽引する引き板34を、摺動ブロック22に配置した後、壁体45を、摺動ブロック22及びスライドフレーム13と共に、ガイドフレーム3に沿って下降させると、壁体45は、支持スライド47のスリット54を通過しながら、支持ブロック43が支持スライド47に引っかかる位置で、下降が停止する。
これによって、壁体45は、支持ブロック43が支持スライド47に引っかかる位置で、支持スライド47のスリット54に挟まった状態で、安定して支持される。
そして、支持ブロック43が支持スライド47に引っかかる位置で、支持スライド47のスリット54に挟まった状態で支持された壁体45の上から、別の壁体45を載せて連結させる
このとき、支持スライド47に挟持された状態で支持された壁体45の上に、別の壁体45を載せるには、連結プレート42、第2連結ラグ40、第4引綱41、引き板34、第1連結ラグ33が邪魔になるが、これらは、連結プレート42ごと取り外すことができる。
これにより、支持スライド47に挟持された状態で支持された壁体45の上端面をフラットにして、別の壁体45に溶接しやすくできる。
その後、鉛直上下方向に連結した状態の壁体45同士の連結箇所を溶接する。
このようにして、地中に埋設する連続壁体を、埋設する深さに合わせて、鉛直上下方向に安全に溶接して連結させることができる。
ベース4は、図11上図に示すように、中央に四角形の貫通孔50が形成されており、この貫通孔50には、空洞に形成された取付溝52が連通している。
取付溝52には、図11下図に示すように、支持スライド47が配置されている。
支持スライド47と、取付溝52の内壁面との隙間には、図11下図に示すように、スプリング56及びダンピングロッド55が取り付けられている。
支持スライド47には、第5引綱48が取り付けられている。
ベース4には、図11上図に示すように、ロープ孔51が形成されており、ロープ孔51には、図10下図に示すように、支持スライド47に取り付けられている第5引綱48が挿通されている。
ベース4の側面には、図10下図及び図11上図に示すように、第5引綱48をガイドする第2ガイドホイール49が固定されている。
ロープ孔51を挿通する第5引綱48は、第2ガイドホイール49を経由して鉛直上方向に引っ張られる。
壁体45を溶接によって連結した後は、壁体45を、支持スライド47のスリット54を通過させて、地中に沈降させる。
第5引綱48は、その上端側を、壁体45の上方部分に固定する。
この状態で第2モーター15を駆動し、2つの第2巻上車14を逆回転させる。
第2巻上車14が逆回転すると、第1引綱12が引っ張られ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13が、摺動ブロック22及び壁体45を牽引する引き板34とともに、上方に持ち上げられる。
その結果、壁体45が上方に持ち上げられ、壁体45に固定された第5引綱48が鉛直上方向に引っ張られる。
第5引綱48が鉛直上方向に引っ張られると、第5引綱48が固定されている支持スライド47が、図11下図の右側に引っ張られる。
すると、引っ張られた支持スライド47が、ベース4の貫通孔50の1対の側面に形成された取付溝52内を、図11下図の右側に摺動する。
その結果、支持スライド47のスリット54内に形成された図11の回避溝53の位置が、図11下図の右側に移動する。
このとき、支持スライド47に引っかかっていた壁体45の支持ブロック43が、支持スライド47のスリット54内に形成された回避溝53を通過し、壁体45は、地中に向かって沈降する。
壁体45が、支持スライド47のスリット54を完全に通過して、地中に埋設されると、支持スライド47は、図11下図に示すスプリング56の弾性力によって、元の位置(図11下図の左側)に戻るように摺動する。
このとき、ダンピングロッド55の減衰効果によって、支持スライド47は、ゆっくり摺動し、壁体45を支持していた状態の位置に戻る。
スライドフレーム13には、図5に示すように、1か所の側面が開口している。
また、スライドフレーム13内に配置される摺動ブロック22も、図5に示すように、1か所の側面が開口している。
この2つの開口部分は、壁体45を牽引するための引き板34と壁体45とを繋ぐ第4引綱41を通過させるためのものである。
そのため、壁体45を牽引した状態の引き板34を、摺動ブロック22の支持溝32に配置する際、引き板34を壁体45ごと、昇降機構2の最上部まで吊り上げる必要がない。
つまり、スライドフレーム13及び摺動ブロック22のそれぞれの側面が開口していることで、壁体45を牽引する第4引綱41を、昇降機構2の側方からスライドフレーム13内に収め、引き板34と壁体45を摺動ブロック22に配置できる。
そのため、これまで必要であった、壁体45を昇降機構2の最上部まで吊り上げて設置するための作業が不要になり、その作業のために使用する機械や人件費を削減することができる。
壁体45を牽引する引き板34を摺動ブロック22の支持溝32に配置した後は、第3引綱37を引き板34から取り外すことができる。
取り外した後の第3引綱37は、別の壁体45を吊り上げるため、別の壁体45を牽引する引き板34に取り付ける。
これにより、作業効率が向上するとともに、本実施例にかかる組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置の損傷率が低下し、当該吊上装置の耐用年数が長くなる。
本実施例にかかる組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置の使用方法は、次のとおりである。
接地面上に、ベースブラケット5、ベース4、ガイドフレーム3を設置する。
ガイドフレーム3に、地盤上に固定した第1牽引ロープ8を取り付け、設置状態を安定させる。
4本の第1牽引ロープ8のうち、1本の第1牽引ロープ8は、ベースブラケット4から遠い位置に設置されている第1モーター11の出力軸に取り付けられている第1巻上車9に巻き付けられている。
ベースブラケット4から近い位置に設置されている第1モーター11の出力軸に取り付けられている第1巻上車9には、第2牽引ロープ10が巻き付けられている。
第2牽引ロープ10は、第1牽引ロープ8に接続されている。
このときの、第1牽引ロープ8の、第2牽引ロープ10が接続された箇所までの長さと、地盤上からガイドフレーム3の最上部までの高さは、同じである。
最初に地中に埋設する1番目の壁体45に、連結プレート42、第4引綱41、引き板34を取り付ける。
1番目の壁体45とともに、1番目の壁体45を牽引する引き板34を、図示しない牽引装置によって吊り上げる。
1番目の壁体45を牽引する引き板34を、図示しない牽引装置によって、昇降機構2のスライドフレーム13内に配置されている摺動ブロック22の支持溝32に嵌合するように配置させる。
このとき、第1牽引ロープ8が邪魔になれば、第1モーター11を駆動し、第1モーター11の出力軸に取り付けられている第1巻上車9を回転させ、一方では第2牽引ロープ10を巻き取り、他方では第2牽引ロープ10が接続されている第1牽引ロープ8を緩ませ、第2牽引ロープ10が接続されている第1牽引ロープ8をベースブラケット4から近い位置に設置されている第1モーター11付近に近づける。
これにより、ベースブラケット4から遠い位置に設置されている第1モーター11の出力軸に取り付けられている第1巻上車9に巻き付けられている第1牽引ロープ8が、組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置の近くで弛んだ状態になり、1番目の壁体5の牽引を邪魔しないようにできる。
図示しない牽引装置によって、1番目の壁体45を牽引する引き板34を摺動ブロック22の支持溝32に嵌合するように配置させたら、引き板34に取り付けてある第3引綱37を、引き板34から手動で取り外す。
このとき、1番目の壁体45を牽引する引き板34を吊持する摺動ブロック22は、スライドフレーム13によって支持されており、スライドフレーム13は、取り付けられている第1引綱12に引っ張られた状態で、昇降機構2の最上部の位置を維持する。
第4モーター21と第3モーター19を駆動し、それぞれの出力軸に接続する第2ねじ30と第1ねじ27を回転させると、摺動ブロック22と取付スライダー20が各ねじの軸方向を摺動する。
これにより、スライドフレーム13内に配置される摺動ブロック22の位置を、前後左右方向にスライド調整できる。
このスライド調整は、1番目の壁体45を下降させた後にすることもでき、その場合、スライドフレーム13が昇降機構2の最上部に位置しているときは省略できる。
第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を回転させて、第1引綱12を緩ませる。
そうすると、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13が、1番目の壁体45の重力で、1番目の壁体45と共に、ガイドフレーム3に沿って下降する。
1番目の壁体45の下端部が、ベース4近くまで下降したとき、ベース4に収められている支持スライド47のスリット54を挿通するように、スライドフレーム13内の摺動ブロック22の位置を、前後左右方向にスライド調整させる。
このスライド調整により、1番目の壁体45を牽引する引き板34の位置を前後左右方向に調整して、1番目の壁体45の位置を前後左右方向に調整することになる。
1番目の壁体45の下端部を支持スライド47のスリット54に挿通させたあと、さらに1番目の壁体45を下降させると、1番目の壁体45の支持ブロック43が、支持スライド47にひっかかる。
そのタイミングで、第2モーター15の駆動を停止し、1番目の壁体45の下降を停止させる。
そして、1番目の壁体45から、引き板34とともに連結プレート42を取り外す。
これにより、1番目の壁体45の上端面をフラットにして、2番目の壁体45に溶接しやすくできる。
第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を逆回転させ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13を、ガイドフレーム3に沿って、昇降機構2の最上部まで上昇させる。
次に、2番目の壁体45に、連結プレート42、第4引綱41、引き板34を取り付ける。
2番目の壁体45とともに、2番目の壁体45を牽引する引き板34を、図示しない牽引装置によって吊り上げる。
2番目の壁体45を牽引する引き板34を、図示しない牽引装置によって、昇降機構2のスライドフレーム13内に配置されている摺動ブロック22の支持溝43に嵌合するように配置させる。
このとき、第1牽引ロープ8が邪魔になれば、第1モーター11を駆動し、第1モーター11の出力軸に取り付けられている第1巻上車9を回転させ、一方では第2牽引ロープ10を巻き取り、他方では第2牽引ロープ10が接続されている第1牽引ロープ8を緩ませ、第2牽引ロープ10が接続されている第1牽引ロープ8をベースブラケット4から近い位置に設置されている第1モーター11付近に近づける。
これにより、ベースブラケット4から遠い位置に設置されている第1モーター11の出力軸に取り付けられている第1巻上車9に巻き付けられている第1牽引ロープ8が、組立式地中連続壁体の摺動式吊上装置の近くで弛んだ状態になり、2番目の壁体5の牽引を邪魔しないようにできる。
図示しない牽引装置によって、2番目の壁体45を牽引する引き板34を摺動ブロック22の支持溝43に嵌合するように配置させたら、引き板34に取り付けてある第3引綱37を、引き板34から手動で取り外す。
このとき、2番目の壁体45を牽引する引き板34を吊持する摺動ブロック22は、スライドフレーム13によって支持されており、スライドフレーム13は、取り付けられている第1引綱12に引っ張られた状態で、昇降機構2の最上部の位置を維持する。
第4モーター21と第3モーター19を駆動し、それぞれの出力軸に接続する第2ねじ30と第1ねじ27を回転させると、摺動ブロック22と取付スライダー20が各ねじの軸方向を摺動する。
これにより、スライドフレーム13内に配置される摺動ブロック22の位置を、前後左右方向にスライド調整できる。
このスライド調整は、2番目の壁体45を下降させた後にすることもでき、その場合、スライドフレーム13が昇降機構2の最上部に位置しているときは省略できる。
第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を回転させて、第1引綱12を緩ませる。
そうすると、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13が、2番目の壁体45の重力で、2番目の壁体45と共に、ガイドフレーム3に沿って下降する。
2番目の壁体45の下端部が、1番目の壁体45の上端部に近づいたとき、スライドフレーム13内に配置される摺動ブロック22の位置を、前後左右方向にスライド調整する。
このスライド調整により、2番目の壁体45を牽引する引き板34の位置を前後左右方向に調整し、2番目の壁体45の位置を前後左右方向に調整しながら、2番目の壁体45と1番目の壁体45の連結位置を調整できる。
さらに2番目の壁体45を下降させると、2番目の壁体45を、支持スライド47のスリット54に挟まれた状態で支持されている1番目の壁体45の上に載置させることができる。
2番目の壁体45が、1番目の壁体45に完全に載置されたら、第2モーター15の駆動を停止し、2番目の壁体45の下降を停止させる。
そして、2番目の壁体45と、1番目の壁体45の連結箇所を、溶接機によって溶接する。
溶接が終わったら、ベース4から延びる第5引綱48の上端を、1番目の壁体45に取り付ける。
第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を逆回転させ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13を、ガイドフレーム3に沿って、少しだけ上昇させる。
その結果、溶接で連結された2番目の壁体45と1番目の壁体45が上方に持ち上げられ、1番目の壁体45に固定された第5引綱48が鉛直上方向に引っ張られる。
第5引綱48が鉛直上方向に引っ張られると、第5引綱48が固定されている支持スライド47が、図11下図の右側に引っ張られ、引っ張られた支持スライド47が、ベース4の貫通孔50の1対の側面に形成された取付溝52内を、図11下図の右側に摺動する。
その結果、支持スライド47のスリット54内に形成された図11の回避溝53の位置が、1番目の壁体45の支持ブロック43の位置まで、図11下図の右側に移動する。
そして、第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を回転させ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13を、1番目及び2番目の壁体45の重力で、ガイドフレーム3に沿って下降させ、1番目の壁体45を地中に向かって沈降させる。
1番目の壁体45が、支持スライド47のスリット54を完全に通過して、地中に向かって沈降している間、支持スライド47は、図11下図に示す第2スプリング56の弾性力によって、図11下図の左側に移動する。
そのため、2番目の壁体45は、支持スライド47のスリット54を通過することができず、2番目の壁体45の支持ブロック43が、支持スライド47のスリット54にひっかかり、支持された状態になる。
2番目の壁体45も、そのまま地中に埋設するときは、ベース4から延びる第5引綱48の上端を、2番目の壁体45に取り付ける。
第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を逆回転させ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13を、ガイドフレーム3に沿って、少しだけ上昇させる。
その結果、溶接で連結された2番目及び1番目の壁体45が上方に持ち上げられ、2番目の壁体45に固定された第5引綱48が鉛直上方向に引っ張られる。
第5引綱48が鉛直上方向に引っ張られると、第5引綱48が固定されている支持スライド47が、図11下図の右側に引っ張られ、引っ張られた支持スライド47が、ベース4の貫通孔50の1対の側面に形成された取付溝52内を、図11下図の右側に摺動する。
その結果、支持スライド47のスリット54内に形成された図11の回避溝53の位置が、2番目の壁体45の支持ブロック43の位置まで、図11下図の右側に移動する。
そして、第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を回転させ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13を、1番目及び2番目の壁体45の重力で、ガイドフレーム3に沿って下降させ、2番目の壁体45も地中に向かって沈降させる。
2番目の壁体45が、支持スライド47のスリット54を完全に通過して、地中に向かって沈降している間、支持スライド47は、図11下図に示す第2スプリング56の弾性力によって、図11下図の左側に移動する。
そして、地中に埋設した2番目の壁体45から、引き板34とともに連結プレート42を取り外す。
第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を逆回転させ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13を、ガイドフレーム3に沿って、昇降機構2の最上部まで上昇させる。
これで、本実施例にかかる組立式地中連続壁体の挟込式吊上装置の使用は終了する。
しかし、溶接で連結した1番目と2番目の壁体45の長さが、所望の深さに足りなければ、2番目の壁体45に、さらに3番目の壁体45を連結させる必要がある。
その場合、2番目の壁体45の支持ブロック43が、支持スライド47にひっかかって支持された状態にあるとき、第2モーター15の駆動を停止し、2番目の壁体45の下降を停止させる。
そして、2番目の壁体45から、引き板34とともに連結プレート42を取り外す。
これにより、2番目の壁体45の上端面をフラットにして、3番目の壁体45に溶接しやすくできる。
第2モーター15を駆動し、第2巻上車14を逆回転させ、第1引綱12が固定されているスライドフレーム13を、ガイドフレーム3に沿って、昇降機構2の最上部まで上昇させる。
2番目の壁体45に連結する3番目の壁体45に、連結プレート42、第4引綱41、引き板34を取り付ける。
3番目の壁体45とともに、3番目の壁体45を牽引する引き板34を、図示しない牽引装置によって吊り上げる。
3番目の壁体45を牽引する引き板34を、図示しない牽引装置によって、昇降機構2のスライドフレーム13内に配置されている摺動ブロック22の支持溝43に嵌合するように配置させる。
これ以降は、溶接で連結した壁体45の長さが、所望の深さを満たすまで、上記した行程を繰り返す。
なお、壁体45の側面に形成された凹部39と凸部38は、隣接する壁体45同士の位置合わせを容易にし、確実に嵌合させる役割を果たす。
1 引張り固定機構
2 昇降機構
3 ガイドフレーム
4 ベース
5 ベースブラケット
6 支持ラグ
7 第1フック
8 第1牽引ロープ
9 第1巻上車
10 第2牽引ロープ
11 第1モーター
12 第1引綱
13 スライドフレーム
14 第2巻上車
15 第2モーター
16 第1支持体
17 第1ガイドホイール
18 第2支持体
19 第3モーター
20 取付スライダー
21 第4モーター
22 摺動ブロック
23 第1ガイド部
24 第1ガイド溝
25 回避孔
26 第2ガイド部
27 第1ねじ
28 第2ガイド溝
29 支持板
30 第2ねじ
31 第3ガイド部
32 支持溝
33 第1連結ラグ
34 引き板
35 第2フック
36 第2引綱
37 第3引綱
38 壁体の凸部
39 壁体の凹部
40 第2連結ラグ
41 第4引綱
42 連結プレート
43 支持ブロック
44 第3ガイド溝
45 壁体
47 支持スライド
48 第5引綱
49 第2ガイドホイール
50 貫通孔
51 ロープ孔
52 取付溝
53 回避溝
54 スリット
55 ダンピングロッド
56 スプリング

Claims (3)

  1. 地盤上に設置されるベースブラケット、
    ベースブラケット上に設置されるベース、
    ベース上に立設し、吊持する壁体を昇降させるガイドフレーム、
    ガイドフレームを地盤上で安定させる引張り固定機構、
    ガイドフレームに沿って、吊持する壁体とともに、鉛直上下方向に昇降する昇降機構、
    からなり、

    引張り固定機構は、
    地盤上に固定された4方からガイドフレームを支持する第1牽引ロープ、
    からなり、

    昇降機構は、
    ガイドフレームに沿って鉛直上下方向に昇降するスライドフレーム、
    スライドフレームに一端が固定された第1引綱、
    第1引綱が巻き付けられた第2巻上車、
    第2巻上車を回転させる第2モーター、
    スライドフレームを貫通する第1ねじが出力軸に取り付けられた第3モーター、
    スライドフレーム内に配置され、第1ねじの軸方向を摺動する取付スライダー、
    第1ねじに直交する方向に、スライドフレームを貫通する第2ねじが出力軸に取り付けられた第4モーター、
    スライドフレーム内に、取付スライダーに隣接して配置され、壁体を牽引する引き板を吊持した状態で、第2ねじの軸方向を摺動する摺動ブロック、
    からなり、

    ベースは、
    引き板が牽引する壁体が挿通する貫通孔と、貫通孔と連通する空洞の取付溝とが形成され、
    取付溝には、長手方向にスリットが形成された支持スライド、
    が収められており、

    支持スライドは、
    スリットに、壁体に形成された支持ブロックが通過できる大きさの回避溝が形成され、
    側面に、一端が支持スライドに接続し、他端が壁体に接続され、壁体に引っ張られることで支持スライドをスライドさせる第5引綱、
    第5引綱が接続された側面の取付溝の内壁との間に、第5引綱が接続された壁体に引っ張られてスライドする支持スライドを元の位置に戻すスプリング、ダンピングロッド、
    が取り付けられている

    構成において、

    摺動ブロックに、壁体を牽引する引き板を配置したあと、
    第2モーターを駆動して第2巻上車を回転させ、第1引綱を緩めることで、摺動ブロックが収められたスライドフレームを、ガイドフレームに沿って下降させ、
    壁体を、壁体の支持ブロックがスリットにひっかかるように支持した状態で、
    別の壁体を連結させて溶接し、
    溶接後、支持スライドをスライドさせ、支持スライドのスリットに、壁体の支持ブロックを通過させることで、連結させた壁体を地中に下降させることができる
    ことを特徴とする組立式の地中連続壁体の摺動式吊上装置。

  2. 地盤上に設置されるベースブラケット、
    ベースブラケット上に設置されるベース、
    ベース上に立設し、吊持する壁体を昇降させるガイドフレーム、
    ガイドフレームを地盤上で安定させる引張り固定機構、
    ガイドフレームに沿って、吊持する壁体とともに、鉛直上下方向に昇降する昇降機構、
    からなり、

    引張り固定機構は、
    地盤上に固定された4方からガイドフレームを支持する第1牽引ロープ、
    4方から支持する第1牽引ロープのうちの1本が巻き付けられる第1巻上車、
    第1巻上車を出力軸に取り付ける第1モーター、
    当該1本の第1牽引ロープに接続された第2牽引ロープ、
    第2牽引ロープが巻き付けられる別の第1巻上車、
    当該別の第1巻上車を出力軸に取り付ける別の第1モーター、
    からなり、

    昇降機構は、
    ガイドフレームに沿って鉛直上下方向に昇降するスライドフレーム、
    スライドフレームに一端が固定された第1引綱、
    第1引綱が巻き付けられた第2巻上車、
    第2巻上車を回転させる第2モーター、
    スライドフレームを貫通する第1ねじが出力軸に取り付けられた第3モーター、
    スライドフレーム内に配置され、第1ねじの軸方向を摺動する取付スライダー、
    第1ねじに直交する方向に、スライドフレームを貫通する第2ねじが出力軸に取り付けられた第4モーター、
    スライドフレーム内に、取付スライダーに隣接して配置され、壁体を牽引する引き板を吊持した状態で、第2ねじの軸方向を摺動する摺動ブロック、
    からなり、

    ベースは、
    引き板が牽引する壁体が挿通する貫通孔と、貫通孔と連通する空洞の取付溝とが形成され、
    取付溝には、長手方向にスリットが形成された支持スライド、
    が収められており、

    支持スライドは、
    スリットに、壁体に形成された支持ブロックが通過できる大きさの回避溝が形成され、
    側面に、一端が支持スライドに接続し、他端が壁体に接続され、壁体に引っ張られることで支持スライドをスライドさせる第5引綱、
    第5引綱が接続された側面の取付溝の内壁との間に、第5引綱が接続された壁体に引っ張られてスライドする支持スライドを元の位置に戻すスプリング、ダンピングロッド、
    が取り付けられている

    構成において、

    摺動ブロックに、壁体を牽引する引き板を配置したあと、
    第2モーターを駆動して第2巻上車を回転させ、第1引綱を緩めることで、摺動ブロックが収められたスライドフレームを、ガイドフレームに沿って下降させ、
    壁体を、壁体の支持ブロックがスリットにひっかかるように支持した状態で、
    別の壁体を連結させて溶接し、
    溶接後、支持スライドをスライドさせ、支持スライドのスリットに、壁体の支持ブロックを通過させることで、連結させた壁体を地中に下降させることができる
    ことを特徴とする組立式の地中連続壁体の摺動式吊上装置。

  3. 地盤上に設置されるベースブラケット、
    ベースブラケット上に設置されるベース、
    ベース上に立設し、吊持する壁体を昇降させるガイドフレーム、
    ガイドフレームを地盤上で安定させる引張り固定機構、
    ガイドフレームに沿って、吊持する壁体とともに、鉛直上下方向に昇降する昇降機構、
    からなり、

    引張り固定機構は、
    地盤上に固定された4方からガイドフレームを支持する第1牽引ロープ、
    4方から支持する第1牽引ロープのうちの1本が巻き付けられる第1巻上車、
    第1巻上車を出力軸に取り付ける第1モーター、
    当該1本の第1牽引ロープに接続された第2牽引ロープ、
    第2牽引ロープが巻き付けられる別の第1巻上車、
    当該別の第1巻上車を出力軸に取り付ける別の第1モーター、
    からなり、

    昇降機構は、
    ガイドフレームに沿って鉛直上下方向に昇降する、1の側面が開口した形状のスライドフレーム、
    スライドフレームに一端が固定された第1引綱、
    第1引綱が巻き付けられた第2巻上車、
    第2巻上車を回転させる第2モーター、
    スライドフレームを貫通する第1ねじが出力軸に取り付けられた第3モーター、
    スライドフレーム内に配置され、第1ねじの軸方向を摺動する取付スライダー、
    第1ねじに直交する方向に、スライドフレームを貫通する第2ねじが出力軸に取り付けられた第4モーター、
    スライドフレーム内に、取付スライダーに隣接して配置され、壁体を牽引する引き板を吊持した状態で、第2ねじの軸方向を摺動する、スライドフレームと同じ側面が開口した形状の摺動ブロック、
    からなり、

    ベースは、
    引き板が牽引する壁体が挿通する貫通孔と、貫通孔と連通する空洞の取付溝とが形成され、
    取付溝には、長手方向にスリットが形成された支持スライド、
    が収められており、

    支持スライドは、
    スリットに、壁体に形成された支持ブロックが通過できる大きさの回避溝が形成され、
    側面に、一端が支持スライドに接続し、他端が壁体に接続され、壁体に引っ張られることで支持スライドをスライドさせる第5引綱、
    第5引綱が接続された側面の取付溝の内壁との間に、第5引綱が接続された壁体に引っ張られてスライドする支持スライドを元の位置に戻すスプリング、ダンピングロッド、
    が取り付けられている

    構成において、

    摺動ブロックに、壁体を牽引する引き板を配置したあと、
    第2モーターを駆動して第2巻上車を回転させ、第1引綱を緩めることで、摺動ブロックが収められたスライドフレームを、ガイドフレームに沿って下降させ、
    壁体を、壁体の支持ブロックがスリットにひっかかるように支持した状態で、
    別の壁体を連結させて溶接し、
    溶接後、支持スライドをスライドさせ、支持スライドのスリットに、壁体の支持ブロックを通過させることで、連結させた壁体を地中に下降させることができる
    ことを特徴とする組立式の地中連続壁体の摺動式吊上装置。


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