JP2023067354A - 車両構造 - Google Patents

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宜孝 ▲くわ▼原
Nobutaka Kuwahara
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】衝撃でアームレストなどのカバー部材が外れた際、そのカバー部材の裏面側の突起などで乗員が負傷するのを防止することのできる車両構造の提供。【解決手段】ドアトリム1に上方に開口する開口部3を形成する。開口部3を押し潰すようにして衝撃荷重2を吸収する。開口部3をアームレスト4で覆う。開口部3に屈曲プレート5を架け渡す。屈曲プレート5を開口中心6に対して乗員側とは反対側に頂点7を有する山形に形成する。衝撃を受けた際、開口部3の押し潰しによって屈曲プレート5が屈曲する。屈曲プレート5がアームレスト4を跳ね上げる。アームレスト4が衝撃吸収の妨げになるのを阻止する。アームレスト4が裏面側を乗員側とは反対側に向けるように回動する。開口部3から外れたアームレスト4の裏面側が乗員に接触することはない。【選択図】 図2

Description

本発明は、車室内の乗員に対向する位置に設けられたドアトリムなどに、乗員に向かう方向に対して交差する向きに開口する開口部が形成されると共に、この開口部がアームレストなどで覆われた車両構造に関するものである。
一般に、車両の側壁パネルの車室内側には、ドアトリムなどの自動車用内装部品が装着され、車室内の美観を高めると共に、アームレストなどを保持しつつ、側突時などには、その変形や破断により、車両に加わる衝撃荷重を吸収して乗員を保護するようにしている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、ドアトリムに開口を形成してアームレストを取り付けつつ、側突時には、開口に配置した屈曲プレートを上方に屈曲させてアームレストを跳ね上げることにより、アームレストが衝撃吸収の妨げになるのを阻止して、ドアトリムで衝撃荷重を効果的に吸収するようにしている。
特開2010-126050号公報(段落0008、0013)
ところで、図4(a)に示すように、アームレスト101の裏面側には、このアームレスト101をドアトリム102の開口103に取り付けるための爪104や突片105などを形成されることが多い。この場合、図4(b)に示すように、アームレスト101が外れることにより、衝撃荷重106を効果的に吸収することができるものの、外れたアームレスト101の裏面側が乗員方向を向くことにより、その爪104や突片105などが乗員を負傷させるおそれがある。
本発明は、衝撃でアームレストなどのカバー部材が外れた際、そのカバー部材の裏面側の突起などで乗員が負傷するのを防止することのできる車両構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両構造は、車室内の乗員に対向する位置に樹脂部材を設け、樹脂部材に、乗員に向かう方向に対して交差する向きに開口する開口部を形成すると共に、この開口部をカバー部材で覆ったものであり、開口部に、乗員に向かう方向に沿って架け渡されて開口部の押し潰しによって屈曲する屈曲プレートを設け、この屈曲プレートを、カバー部材で覆うと共に、開口中心に対して乗員側とは反対側に頂点を有する山形に形成したものである。
上記構成によれば、乗員に対向する位置の樹脂部材に、乗員方向に対して交差する方向に開口する開口部を形成するので、この開口部を押し潰すようにして、乗員に向かう衝撃荷重を吸収することができる。さらに、開口部にその押し潰しによって屈曲する屈曲プレートを架け渡すので、衝撃を受けた際、開口部を覆うカバー部材を跳ね上げて、カバー部材が衝撃吸収の妨げになるのを阻止することができる。
しかも、屈曲プレートを開口中心に対して乗員側とは反対側に頂点を有する山形に形成するので、カバー部材を跳ね上げる際、その裏面側を乗員側とは反対側に向けるように回動させることができ、開口部から外れたカバー部材の裏面側が乗員に接触するのを防止することができる。
また、開口部のうちの乗員側部分に開口側係合部を形成すると共に、カバー部材のうちの乗員側部分にカバー側係合部を形成し、開口側係合部及びカバー側係合部を、開口部へのカバー部材の装着状態で互いに離間し、かつ開口部の押し潰しによるカバー部材の回転変位によって係合する位置に設定するようにしてもよい。
この構成によると、開口部の押し潰しによってカバー部材が回転変位する際、開口部及びカバー部材の乗員側部分に形成した開口側係合部及びカバー側係合部が係合するので、跳ね上がったカバー部材が車室内に飛び出すのを規制することができる。これにより、カバー部材で乗員が負傷するのをより確実に防止することができ、しかも、開口部へのカバー部材の装着状態では、開口側係合部及びカバー側係合部を互いに離間する位置に設定するので、開口部にカバー部材を容易に取り付けることができる。
以上のとおり、本発明によると、ドアトリムなどの樹脂部材に開口部を形成して、この開口部をアームレストなどのカバー部材で覆うと共に、開口部にその押し潰しによって屈曲する屈曲プレートを架け渡し、その屈曲プレートを開口中心に対して乗員側とは反対側に頂点を有する山形に形成するようにしている。
これにより、衝撃を受けた際、開口部を押し潰すようにして、乗員に向かう衝撃荷重をドアトリムなどの樹脂部材で吸収すると共に、アームレストなどのカバー部材をその裏面側を乗員側とは反対側に向けるように跳ね上げて、衝撃吸収の妨げになるのを阻止しつつ、カバー部材の裏面側の突起などで乗員が負傷するのを防止することができる。
本発明に係る車両構造に装備されるドアトリムを示す図で、(a)はドアトリムの斜視図、(b)はアームレストの一部を透視して内部構造を示す要部斜視図 図1(b)のA-A断面図 衝撃荷重を受けたドアトリムの断面図 従来のドアトリムを示す図で、(a)は通常時の断面図、(b)は衝撃荷重を受けたときの断面図
以下、本発明に係る車両構造を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
図1~図3に示すように、本発明に係る車両構造は、車両の側壁パネルの車室内側にドアトリム1を装着して、各種操作ボタンや収納スペースを配置しつつ車室内の美観を高めると共に、車両側部に衝撃荷重2を受けたときに、ドアトリム1が変形して衝撃荷重2を吸収し、ドアトリム1に対向する位置の乗員を保護するようにしたものであり、そのドアトリム1に、車幅方向と交差する上方に開口する開口部3を形成して、これをカバー部材としてのアームレスト4で覆うと共に、開口部3に、その押し潰しによって上方に屈曲する屈曲プレート5を車幅方向に架け渡すように設け、さらに、屈曲プレート5を開口中心6に対して乗員側とは反対側に頂点7を有する山形に形成したものである。
開口部3は、ドアトリム1の後方部分に形成され、この開口部3を車幅方向に押し潰すようにして、ドアトリム1で衝撃荷重2を吸収するようになっている。開口部3の内周縁には鍔8が形成され、この鍔8に、開口部3にアームレスト4を取り付けるための複数の突起挿入穴9が形成されている。鍔8のうちの乗員側部分の前後方向で中央付近には、屈曲プレート5の乗員側の端部を支持する支持壁10が立ち上げられ、この支持壁10に、衝撃荷重2を受けた際にアームレスト4に係合するための開口側係合部としての係合穴11が形成されている。
アームレスト4は、上板12の周縁に下方に突出する縁片13が形成された凹形状とされ、その上板12に、開口部3の突起挿入穴9に挿入してアームレスト4を取り付けるための複数の突起14が下向きに突設されている。縁片13のうちの乗員側部分には、カバー側係合部としての係合爪15が開口部3の係合穴11に向けて水平方向に突設されている。係合爪15は、開口部3へのアームレスト4の装着状態で、開口部3の係合穴11から離間し、衝撃荷重2を受けた際に、開口部3の係合穴11に係合するように位置関係を設定されている。
屈曲プレート5は、開口部3の支持壁10と乗員側とは反対側の鍔8との間に、車幅方向に架け渡すように形成され、衝撃荷重2が作用した際、屈曲プレート5がその頂点7が上方に変位するように屈曲してアームレスト4を跳ね上げ、アームレスト4が衝撃吸収の妨げになるのを阻止するようになっている。
屈曲プレート5の頂点7は、開口部3の車幅方向における開口幅(B)の中央に設定される開口中心6に対して、乗員側とは反対側に位置し、衝撃荷重2で開口部3が押し潰された際、アームレスト4をその裏面を乗員側とは反対側に向けるように回転変位させる。この回転変位により、縁片13及び突起14が突出する裏面が乗員側に向くのを阻止すると共に、開口部3の係合穴11にアームレスト4の係合爪15が係合し、開口部3から脱落したアームレスト4で乗員が負傷するのを防止する。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、開口部3は、乗員に向かって衝撃荷重2が作用する方向と交差する方向に開口するものであればよく、上方に開口する代わりに、適宜、車幅方向や下方、車両前後方向に開口させることもでき、その際、屈曲プレート5は、車幅方向や車両前後方向など、適宜、衝撃荷重2が作用する方向に沿って架け渡せばよい。
また、係合穴11及び係合爪15は、互いに近接する位置に形成するのが好ましいが、衝撃荷重2を受けた際、アームレスト4の回転変位に伴う係合爪15の軌跡上に係合穴11があればよく、必ずしも係合穴11及び係合爪15を近接させる必要はない。また、係合穴11及び係合爪15は、少なくとも1つあればよく、適宜、複数の係合穴11及び係合爪15を設けてもよい。また、係合穴11及び係合爪15に代えて、挿入穴及び挿入突起などの互いに係合可能な部材を採用することもできる。また、係合穴11及び係合爪15は、屈曲プレート5と車両前後方向の位置を合わせるのが好適であるが、車両前後方向の位置を互いにずらすようにしてもよい。
また、乗員に面する樹脂部材であれば、ドアトリム1の代わりに、インストルメントパネルやピラートリムなどに本発明の構成を採用することもできる。
1 ドアトリム
2 衝撃荷重
3 開口部
4 アームレスト
5 屈曲プレート
6 開口中心
7 頂点
8 鍔
9 突起挿入穴
10 支持壁
11 係合穴
12 上板
13 縁片
14 突起
15 係合爪
B 開口幅

Claims (2)

  1. 車室内の乗員に対向する位置に樹脂部材が設けられ、該樹脂部材に、乗員に向かう方向に対して交差する向きに開口する開口部が形成されると共に、該開口部がカバー部材で覆われた車両構造において、
    前記開口部に、乗員に向かう方向に沿って架け渡されて開口部の押し潰しによって屈曲する屈曲プレートが設けられ、該屈曲プレートは、前記カバー部材で覆われると共に、開口中心に対して乗員側とは反対側に頂点を有する山形に形成されたことを特徴とする車両構造。
  2. 前記開口部のうちの乗員側部分に開口側係合部が形成されると共に、前記カバー部材のうちの乗員側部分にカバー側係合部が形成され、前記開口側係合部及び前記カバー側係合部は、開口部へのカバー部材の装着状態で互いに離間し、かつ開口部の押し潰しによるカバー部材の回転変位によって係合する位置に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
JP2021178499A 2021-11-01 2021-11-01 車両構造 Pending JP2023067354A (ja)

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