JP2023067200A - ショベル - Google Patents

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岳志 大野
Takashi Ono
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Abstract

【課題】安全性を向上させる。【解決手段】本開示の一実施形態に係るショベルは、従動車輪と、従動車輪を前後方向に移動可能に支持する緩衝装置と、従動車輪の軸を支持する前端部と、を含む下部走行体と、下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、を備えるショベルであって、前端部は、緩衝装置によって緊張状態が維持されているクローラベルトを構成するシュープレートを連結するトラックリンクの両端側にガイド部材を有し、ガイド部材の各々は、トラックリンクの左右方向への移動を制限するよう、トラックリンクが存在する内側に屈曲している。【選択図】図4

Description

本開示は、ショベルに関する。
従来、履帯式走行車両のフレームには緩衝装置が収納されている(例えば特許文献1参照)。緩衝装置は従動車輪と接続されている。緩衝装置は、履帯の張りを調整するための装置であり、シリンダチューブとピストンロッドとによって囲まれた容積室にグリースを注入することによって、従動車輪との間の距離が伸びるように構成されている。緩衝装置及び従動車輪を組み合わせた構成は、フレームの前端部に設けられた受け入れ部から収納される。
特開2021-142822号公報
近年、緩衝装置を短縮化したいという要望がある。この場合、当該緩衝装置の短縮化を実現しつつ性能を維持するためには、緩衝装置の径を大きくする必要がある。緩衝装置の径が大きくする場合、緩衝装置を収納するための前端部の形状も変更する必要がある。また、前端部は、クローラベルトを構成するシュープレート等をガイドする機能も有する。このため、前端部は、緩衝装置の収納機能と、当該シュープレート等をガイドする機能とを、両立できるような形状を実現することが好ましい。
そこで、上記課題に鑑み、前端部の形状を変更することで、緩衝装置を収納可能にすると共に、クローラベルトの脱輪を抑制して、安全性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態に係るショベルは、従動車輪と、従動車輪を前後方向に移動可能に支持する緩衝装置と、従動車輪の軸を支持する前端部と、を含む下部走行体と、下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、を備えるショベルであって、前端部は、緩衝装置によって緊張状態が維持されているクローラベルトを構成するシュープレートを連結するトラックリンクの両端側にガイド部材を有し、ガイド部材の各々は、トラックリンクの左右方向への移動を制限するよう、トラックリンクが存在する内側に屈曲している。
上述の実施形態によれば、安全性を向上させる技術を提供することを目的とする。
図1は、実施形態に係る建設機械の一例であるショベル(掘削機)を示す側面図である。 図2は、実施形態に係るショベルの下部走行体に設けられたフレームの斜視図である。 図3は、実施形態に係る緩衝装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るサイドフロントの外観を示した斜視図である。 図5は、実施形態に係るサイドフロントFCLの正面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態に係るショベル100について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
なお、以下の説明において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに垂直な軸である。X軸は、ショベル100の前後軸に対応し、ショベル100の前方がX軸の正方向に対応し、ショベル100の後方がX軸の負方向に対応する。Y軸は、ショベル100の左右軸に対応し、ショベル100の左方がY軸の正方向に対応し、ショベル100の右方がY軸の負方向に対応する。Z軸は、ショベル100の旋回軸に対応し、ショベル100の上方がZ軸の正方向に対応し、ショベル100の下方がZ軸の負方向に対応する。図1の例では、X軸及びY軸は水平方向に延び、Z軸は鉛直方向に延びる。
まず図1を参照してショベル100の概略を説明する。図1は、ショベル100の側面図である。
ショベル100はクローラ式の下部走行体1を備えている。下部走行体1には旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回可能に搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはバケット6が取り付けられている。ブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントの一例である掘削アタッチメントを構成している。ブーム4は、ブームシリンダ7により駆動される。アーム5は、アームシリンダ8により駆動される。バケット6は、バケットシリンダ9により駆動される。上部旋回体3にはエンジン11等の動力源が搭載されている。また、上部旋回体3にはキャビン10が設置されている。
下部走行体1は、主に、フレーム12、クローラベルト13、キャリアローラ14、トラックローラ15、走行用油圧モータ16、及び従動車輪17等で構成されている。
フレーム12は、下部走行体1の骨格を形成する部材である。キャリアローラ14、トラックローラ15、走行用油圧モータ16、及び従動車輪17は、フレーム12に取り付けられている。
クローラベルト13は、走行用油圧モータ16によって回転駆動される無限軌道(履帯)である。クローラベルト13は、走行用油圧モータ16の回転軸に結合された駆動スプロケット(図示せず。)、及び、従動車輪17のそれぞれと噛み合っている。
キャリアローラ14は、フレーム12の上側(+Z側)でフレーム12とクローラベルト13との間に配置される従動ローラである。トラックローラ15は、フレーム12の下側(-Z側)でフレーム12とクローラベルト13との間に配置される従動ローラである。
走行用油圧モータ16は、フレーム12の後端部(-X側端部)に取り付けられている。下部走行体1は、走行用油圧モータ16によって駆動される。
従動車輪17は、フレーム12の前端(+X側端部)に取り付けられている。そのため、従動車輪17は、フロントアイドラとも称される。従動車輪17は、緩衝装置50(図2参照。)を介してフレーム12に取り付けられる。これにより、従動車輪17は、緩衝装置50によって前後方向(X軸方向)に移動可能に支持される。
緩衝装置50は、クローラベルト13の張りを調整できるように構成されている。本実施形態では、緩衝装置50は、クローラベルト13の緊張状態を適切なレベルで維持できるように、フレーム12とクローラベルト13との間に配置されている。クローラベルト13の緊張状態は、例えば、クローラベルト13の内側、すなわち、フレーム12とクローラベルト13との間に石等の異物が挟まった場合に高まる。クローラベルト13の周長が拡大しようとするためである。この場合、ショベル100は、緩衝装置50によって従動車輪17を後方に移動させることで、クローラベルト13の緊張状態を緩和でき、クローラベルト13の緊張状態が過度に高まるのを防止できる。
また、ショベル100は、下部走行体1の前端が岩等の障害物と接触した場合に、緩衝装置50によって従動車輪17を後方に移動させることで、その衝撃を緩和することができる。
図2は、フレーム12の斜視図である。フレーム12は、図2に示すように、旋回機構2と連結される中央フレーム部12Cと、中央フレーム部12Cの+Y側に結合される左フレーム部12Lと、中央フレーム部12Cの-Y側に結合される右フレーム部12Rとを有する。
具体的には、図2に示すように、従動車輪17は、左従動車輪17L及び右従動車輪17Rを含み、緩衝装置50は、左緩衝装置50L及び右緩衝装置50Rを含む。そして、
左従動車輪17Lは、左緩衝装置50Lを介して左フレーム部12Lの前端に取り付けられ、右従動車輪17Rは、右緩衝装置50Rを介して右フレーム部12Rの前端に取り付けられる。
クローラベルト13は、左クローラベルト13L及び右クローラベルト13Rを含み、キャリアローラ14は、左キャリアローラ14L及び右キャリアローラ14Rを含み、トラックローラ15は、左トラックローラ15L及び右トラックローラ15Rを含み、走行用油圧モータ16は、左走行用油圧モータ16L及び右走行用油圧モータ16Rを含む。なお、図1では、右クローラベルト13R、右キャリアローラ14R、右トラックローラ15R、及び右走行用油圧モータ16Rは、不可視となっている。
この構成により、図1において走行用油圧モータ16が反時計回りに回転するとクローラベルト13も反時計回りに回転してショベル100は前進する。反対に、走行用油圧モータ16が時計回りに回転するとクローラベルト13も時計回りに回転してショベル100は後退する。
次に、図2を参照し、フレーム12の詳細について説明する。以下の説明は、左フレーム部12Lに関するが、右フレーム部12Rにも同様に適用される。
左フレーム部12Lには、前側ステップFST及び後側ステップRSTが設けられている。前側ステップFST及び後側ステップRSTは、典型的には、作業者がキャビン10に乗り降りする際に足場として利用される。
また、左フレーム部12Lには、左キャリアローラ14Lを取り付けるための前側台座FPD及び後側台座RPDが設けられている。前側台座FPDの外側(+Y側)には、前側開口FOPが形成され、後側台座RPDの外側(+Y側)には、後側開口ROPが形成されている。
前側開口FOPは、前側台座FPDの外側において、左フレーム部12Lの上面に土砂が堆積するのを防止するために形成されている。すなわち、前側開口FOPは、回転する左クローラベルト13Lに引き込まれて前側の左キャリアローラ14Lに当たった土砂が、左フレーム部12Lの上面に留まることなく、地面に落ちるように形成されている。
同様に、後側開口ROPは、後側台座RPDの外側において、左フレーム部12Lの上面に土砂が堆積するのを防止するために形成されている。すなわち、後側開口ROPは、回転する左クローラベルト13Lに引き込まれて後側の左キャリアローラ14Lに当たった土砂が、左フレーム部12Lの上面に留まることなく、地面に落ちるように形成されている。
なお、左フレーム部12Lの上面は、土砂が堆積しないよう、内側(-Y側)よりも外側(+Y側)が低くなるように傾斜している。すなわち、左フレーム部12Lは、左フレーム部12Lの上面にある土砂が左フレーム部12Lの外側に滑り落ちるように構成されている。
更に、左フレーム部12Lには、前端壁FEWより前側(+X側)の端部に、サイドフロントFCL(前端部の一例)が設けられている。サイドフロントFCLは、前端壁FEWに溶接されており、受け入れ部RCが設けられている。
受け入れ部RCには、左従動車輪17Lとヨーク54と軸受部SHと左緩衝装置50Lとを組み合わせた構成を、受け入れて支持することができるように形成されている。
ヨーク54から+X側に、内腕部58Iと外腕部58Oとに分かれている。内腕部58I及び外腕部58Oは、軸受部SHに接続され、軸受部SHを支持する。軸受部SHは、左従動車輪17Lの回転軸を支持するように左従動車輪17Lの両側に取り付けられている。なお、軸受部SHは、ハブユニットとも称される。
そして、受け入れ部RCは、左従動車輪17Lの両側に取り付けられている軸受部SHを受け入れて支持するように構成されている。図2に示す例では、サイドフロントFCL(前端部の一例)は、X軸方向において軸受部SHが摺動可能となるように軸受部SHを支持するガイドレール構造を有する。
次に、図3を参照し、緩衝装置50の詳細について説明する。図3は、緩衝装置50の構成例を示す図である。図3は、左フレーム部12Lの前端部に取り付けられた左緩衝装置50Lの断面図である。図3は、図2に示す一点鎖線L1を含むXZ平面における断面を+Y側から見たときの図に相当する。但し、図3では、明瞭化のため、左フレーム部12L及び左緩衝装置50L(ピストンロッド51を除く。)のみが断面で表され、左キャリアローラ14L、左トラックローラ15L、左従動車輪17L、ピストンロッド51、及び軸受部SHは、断面で表されていない。
左緩衝装置50Lは、主に、ピストンロッド51、シリンダチューブ52、ねじ付きロッド53、ヨーク54、スプリング55、溝付きナット56、及びスプリングピン57によって構成されている。そして、左緩衝装置50Lの大部分は、左フレーム部12Lの前端壁FEWと左フレーム部12L内に設けられた隔壁PWとの間の空間に収容されている。
ピストンロッド51、シリンダチューブ52、及びねじ付きロッド53のそれぞれは、容積室VCを区切るための部材である。容積室VCは、グリース等の流体が収容される室である。左緩衝装置50Lの前後方向(X軸方向)における長さは、容積室VCの体積を大きくすることによって、すなわち、容積室VCに収容される流体の量を大きくすることによって伸張される。
図3に示す例では、容積室VCは、ピストンロッド51の前端面(+X側の端面)と、シリンダチューブ52の内周面と、ねじ付きロッド53の後端面(-X側の端面)とによって区切られた円柱状の空間である。
ピストンロッド51は、後端面(-X側の端面)が、左フレーム部12Lの内部に設けられた隔壁PWと接触するように構成されている。ピストンロッド51は、容積室VCに流体が流入することによって容積室VCが拡張するときであっても、隔壁PWと接触した状態が維持されるように構成されている。
シリンダチューブ52は、容積室VCに流体が流入することによって容積室VCが拡張する際に、ピストンロッド51の円周面上を摺動して前方(+X方向)に移動できるように構成されている。
ねじ付きロッド53は、シリンダチューブ52の前側(+X側)の開口を塞ぐように構成されている。そして、ねじ付きロッド53は、容積室VCに流体が流入することによって容積室VCが拡張する際に、シリンダチューブ52と共に前方(+X方向)に移動できるように構成されている。
ヨーク54は、左従動車輪17Lが後方(-X方向)に移動できるように左従動車輪17Lを支持するように構成されている。図2、図3に示される例では、ヨーク54から分かれた内腕部58I及び外腕部58Oが、左従動車輪17Lの回転軸を支持する軸受部SHに固定されている。
スプリング55は、ヨーク54が後方(-X方向)に移動したときにヨーク54を前方(+X方向)に押し戻す反発力を発生させるように構成されている。
溝付きナット56は、ねじ付きロッド53に関するヨーク54の前方(+X方向)への相対移動を制限するように構成されている。
図3に示す例では、ねじ付きロッド53は、円柱状の前端部(+X側の端部)の円周面に雄ネジを有するように構成されている。この円柱状の前端部は、ヨーク54の後端面に形成された貫通孔に挿通され、且つ、ヨーク54の内部に形成された円柱状の空間内に突出するように構成されている。溝付きナット56は、この空間内に突出した前端部に螺合される。
スプリングピン57は、ねじ付きロッド53に対する溝付きナット56の回転を防止するための部材である。図3に示す例では、スプリングピン57は、溝付きナット56の先端部に形成された溝を通り、ねじ付きロッド53の前端部に形成された貫通孔に挿通される。この貫通孔は、円柱状の前端部の中心軸に垂直な方向に延びるように形成されている。
次に、図3を参照し、グリースニップル51Nについて説明する。グリースニップル51Nは、容積室VCに収容される流体の一例であるグリースを注入するための流体注入機構の一例である。
ピストンロッド51には、ピストンロッド51の中心軸に平行に延びる給脂路51Tが形成されている。そのため、不図示のグリースガン等からグリースニップル51Nを通じて注入されるグリースは、グリースニップル51N及び給脂路51Tを通って容積室VCに流入し、容積室VCを+X方向に拡張させ、左従動車輪17Lをクローラベルト13の内面に押し付けることができる。
クローラベルト13の張りを点検する作業者は、例えば、所定値を上回るクローラベルト13の弛み量を検知した場合、グリースニップル51Nを通じて容積室VCにグリースを追加的に注入することにより、弛み量を所定値以下に調整できる。
次に、左フレーム部12Lの内部で左緩衝装置50Lを支持する支持構造SPについて説明する。
支持構造SPは、左フレーム部12Lの内壁に溶接された部材であり、シリンダチューブ52のフランジ部52Fと接触して左緩衝装置50Lを支持するように構成されている。
具体的には、支持構造SPは、略L字状の断面を有する一対の金属板で構成されている。シリンダチューブ52のフランジ部52Fは、作業者が左緩衝装置50Lを左フレーム部12L内に取り付ける際に、支持構造SP上を摺動できるように構成されている。
また、隔壁PWは、図3に示すように、前側の左キャリアローラ14Lの真下に形成されている前側開口FOPよりも前側(+X側)に配置されている。この配置により、左クローラベルト13Lによって運ばれ、前側の左キャリアローラ14Lに当たった土砂は、前側開口FOPを通って下に落ちる場合であっても、左緩衝装置50Lの上に堆積しない。すなわち、これらの土砂は、左緩衝装置50Lの上に堆積することなく、左フレーム部12Lの下面に形成された開口を通って地面に落ちる。そのため、この配置は、前側の左キャリアローラ14Lの真下において、左フレーム部12Lに土砂が堆積してしまうのを防止できる。
次に、図4及び図5を参照し、サイドフロントFCL(前端部の一例)の詳細について説明する。図4は、実施形態に係るサイドフロントFCLの外観を示した斜視図である。図5は、実施形態に係るサイドフロントFCLの正面図である。
図5に示されるように、前端壁FEWには、通し穴H1が形成されている。通し穴H1は、緩衝装置50の通し穴H11と、外腕部58Oの通し穴H12と、内腕部58Iの通し穴H13と、を含む。
つまり、前端壁FEWには、緩衝装置50を、隔壁より-X側に移動させるための緩衝装置50の通し穴H11が形成されている。また、(前端壁FEWより+X側の)軸受部SHと(前端壁FEWより―X側の)ヨーク54とを接続する外腕部58Oを配置するための、通し穴H12が形成されている。さらに、(前端壁FEWより+X側の)軸受部SHと(前端壁FEWより―X側の)ヨーク54とを接続する内腕部58Iが通るための、通し穴H13が形成されている。
サイドフロントFCLは、受け入れ部RCを基準に、内上側(+Y側及び+Z側)に軸受けガイド部SG1が設けられ、内下側(+Y側及び―Z側)に軸受けガイド部SG3が設けられている。
内上側(右上側、+Y側及び+Z側)の軸受けガイド部SG1は、例えば、L型鋼にて形成され、X軸方向に延伸している。軸受けガイド部SG1の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接されている。軸受けガイド部SG1の+Y側の辺は、内側面板ICPに溶接され、+Z側の辺も内側面板ICPに溶接されている。また、軸受けガイド部SG1の下面は、軸受部SHを支持する。軸受けガイド部SG1の外端(-Y側の端面)は、通し穴H13の(ショベル100の中心を基準とした)内端(+Y側の端部)よりも外側(-Y側)に配置されている。
内下側(右下側、+Y側及び―Z側)の軸受けガイド部SG3は、幅(左右)方向(Y軸方向)の辺が短く、前後方向(X軸方向)の辺が長い長方形の金属板として形成されている。軸受けガイド部SG3の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接され、軸受けガイド部SG3の+Y側の辺は、内側面板ICPに溶接される。また、軸受けガイド部SG3の上面は、軸受部SHが摺動可能となるように軸受部SHを支持するガイドレール構造を有してもよい。
そして、軸受けガイド部SG1の下面と、軸受けガイド部SG3の上面と、の間の距離は、軸受部SHのZ軸方向の長さに応じて定められる。
さらに、サイドフロントFCLは、受け入れ部RCを基準に、外上側(-Y側及び+Z側)に軸受けガイド部SG2が設けられ、外下側(-Y側及び―Z側)に軸受けガイド部SG4が設けられている。
外上側(左上側、-Y側及び+Z側)の軸受けガイド部SG2は、例えば、L型鋼にて形成され、X軸方向に延伸している。軸受けガイド部SG2の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接されている。軸受けガイド部SG2の―Y側の辺は、外側面板OCPに溶接され、+Z側の辺も外側面板OCPに溶接されている。また、軸受けガイド部SG2の下面は、軸受部SHを支持する。軸受けガイド部SG2の内端(+Y側の端面)は、通し穴H12の外端(-Y側の端部)よりも内側(+Y側)に配置されている。
外下側(左下側、-Y側及び―Z側)の軸受けガイド部SG4は、幅方向(Y軸方向)の辺が短く、前後方向(X軸方向)の辺が長い長方形の金属板として形成されている。軸受けガイド部SG4の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接され、軸受けガイド部SG4の―Y側の辺は、外側面板OCPに溶接される。また、軸受けガイド部SG4の上面は、軸受部SHが摺動可能となるように軸受部SHを支持するガイドレール構造を有してもよい。
軸受けガイド部SG1、SG2の下端(-Z側の端面)は、通し穴H1の上端(+Z側の端部)よりも下側(-Z軸方向)に配置されている。また、軸受けガイド部SG2の下面と、軸受けガイド部SG4の上面と、の間の距離は、軸受部SHのZ軸方向の長さに応じて定められる。
軸受けガイド部SG3の下面には、内側(+Y側)のフロントガードFG1が溶接されている。また、軸受けガイド部SG4の下面には、外側(-Y側)のフロントガードFG2が溶接されている。
内側のフロントガードFG1(ガイド部材の一例)、及び外側のフロントガードFG2(ガイド部材の一例)は、X軸方向及びZ軸方向に延伸している金属板である。
上述したように、軸受けガイド部SG1~SG4は、緩衝装置50が通れるように配置されている。このため、軸受けガイド部SG3、SG4に溶接された、フロントガードFG1、FG2の間の上端側の幅は、緩衝装置50の径に対応した長さとなる。
一方、内側のフロントガードFG1、及び外側のフロントガードFG2は、クローラベルト13が外れないように、クローラベルト13に関する構成を案内する必要がある。
クローラベルト13は、複数のシュープレート13Sを有する。シュープレート13Sの上部には、トラックリンク13Tが設けられている。そして、シュープレート13Sの各々に設けられたトラックリンク13T間をリンクピン13Pで連結する。これにより、シュープレート13Sをエンドレス状態に形成できる。
そして、本実施形態の内側のフロントガードFG1、及び外側のフロントガードFG2は、クローラベルト13が、図示しないトラックローラ15又は従動車輪17から外れないように、トラックリンク13Tの両端側に形成される。なお、本実施形態に係るフロントガードFG1、及びフロントガードFG2は、通常から、トラックリンク13Tに接触するように配置するものではない。フロントガードFG1、及びフロントガードFG2は、通常はトラックリンク13Tに非接触であって、トラックリンク13Tが左右方向(Y軸方向)にずれて外れなそうな場合に限り、トラックリンク13Tに接触して、外れないように支持できればよい。
このように、フロントガードFG1の下端側と、外側のフロントガードFG2の下端側との間の幅は、トラックリンク13Tの両端及びリンクピン13Pに応じた距離にする。具体的には、トラックリンク13Tの両端及びリンクピン13Pのうちいずれか長い方に、左右の各々に設ける実施態様に応じた隙間を加算した距離とする。
下端部の幅を上述した距離にするために、フロントガードFG1及びフロントガードFG2の各々は、トラックリンク13Tの両端及びリンクピン13Pが存在する内側に屈曲している。
具体的には、フロントガードFG1は、溶接されている上端部から下方向(-Z軸方向)に延伸している際に、屈曲部C11で―Y側に折れ、屈曲部C12で+Y側に折れた後、再び下方向(-Z軸方向)に延伸している。フロントガードFG1の上端(+Z側の端部)は、通し穴H13の内端(+Y側の端部)よりも外側(-Y側)に配置されている。屈曲部C11及び屈曲部C12の折れ角は、任意の角度でよく、トラックリンク13Tの両端及びリンクピン13Pに応じた距離に対応するように定められる。
フロントガードFG2は、溶接されている上端部から下方向(-Z軸方向)に延伸している際に、屈曲部C21で+Y側に折れ、屈曲部C22で―Y側に折れた後、再び下方向(-Z軸方向)に延伸している。フロントガードFG2の上端(+Z側の端部)は、通し穴H12の外端(-Y側の端部)よりも内側(+Y側)に配置されている。屈曲部C21及び屈曲部C22の折れ角は、任意の角度でよく、トラックリンク13Tの両端及びリンクピン13Pに応じた距離に対応するように定められる。
フロントガードFG1、FG2の上端(+Z側の端部)は、通し穴H1の下端よりも上側(+Z側)に配置されている。さらに、フロントガードFG1及びフロントガードFG2の間には、下側開き防止部材GP2が設けられている。
下側開き防止部材GP2(第1開き防止部材の一例)は、緩衝装置50を挿入するために設けられた通し穴H1より下方に設けられ、フロントガードFG1及びフロントガードFG2を支持する。下側開き防止部材GP2は、X軸方向及びY軸方向に延伸している金属板であって、フロントガードFG1及びフロントガードFG2に接している部分が、Y軸方向の中央近傍の部分と比べて、X軸方向に長く形成されている。
そして、下側開き防止部材GP2は、+Y側の辺がフロントガードFG1に溶接され、-Y側の辺がフロントガードFG2に溶接されている。さらに、下側開き防止部材GP2の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接されている。当該構成によって、下側開き防止部材GP2は、フロントガードFG1、FG2の間が開かないように支持できる。
サイドフロントFCLの右側の内側面板ICPは、サイドフロントFCLの側面の一方を覆うように形成されている。内側面板ICPは、上面と側面とで形成されている。内側面板ICPの上面と側面との間の角部は、任意の曲率を有する。内側面板ICPの上面及び側面の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接される。内側面板ICPの上面の―Z側には、軸受けガイド部SG1の+Z側の辺が溶接される。また、内側面板ICPの側面の―Y側には、軸受けガイド部SG1の+Y側の辺が溶接される。また、内側面板ICPの側面の―Y側のうち、軸受けガイド部SG1が溶接された位置より下方(―Z軸方向)に、軸受けガイド部SG3の+Y側の辺が溶接される。内側面板ICPの側面のうち、軸受けガイド部SG3が溶接された位置より下方において、内側面板ICPの側面は、フロントガードFG1を支持するように-Y側に折れている。そして、内側面板ICPの-Y側に折れた箇所より下方(―Z軸方向)の辺が、フロントガードFG2の内側(+Y側)の面で溶接される。これにより、内側面板ICPは、フロントガードFG1が内側(+Y側)に開かないように支持できる。
サイドフロントFCLの左側の外側面板OCPは、サイドフロントFCLの側面の他方を覆うように形成されている。外側面板OCPは、上面と側面とで形成されている。外側面板OCPの上面と側面との間の角部は、任意の曲率を有する。外側面板OCPの上面及び側面の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接される。外側面板OCPの上面の―Z側には、軸受けガイド部SG2の+Z側の辺が溶接される。また、外側面板OCPの側面の+Y側には、軸受けガイド部SG2の-Y側の辺が溶接される。また、外側面板OCPの側面の+Y側のうち、軸受けガイド部SG2が溶接された位置より下方(―Z軸方向)に、軸受けガイド部SG4の-Y側の辺が溶接される。外側面板OCPの側面のうち、軸受けガイド部SG4が溶接された位置より下方において、外側面板OCPの側面は、フロントガードFG2を支持するように+Y側に折れている。そして、外側面板OCPの+Y側に折れた箇所より下方(―Z軸方向)の辺が、フロントガードFG2の外側(-Y側)の面で溶接される。これにより、外側面板OCPは、フロントガードFG2が外側(-Y側)に開かないように支持できる。
上側開き防止部材GP1(第2開き防止部材の一例)は、緩衝装置50を挿入するために設けられた通し穴H1より上方に設けられ、外側面板OCP及び内側面板ICPを支持する。上側開き防止部材GP1は、X軸方向及びY軸方向に延伸している金属板であって、外側面板OCP及び内側面板ICPに接する部分が、外側面板OCP及び内側面板ICPに接していない部分と比べて、X軸方向に長くなるように形成されている。
そして、上側開き防止部材GP1は、外側面板OCPの上面及び内側面板ICPの上面の各々で溶接されている。さらに、上側開き防止部材GP1の―X側の辺は、前端壁FEWに溶接されている。当該構成によって、上側開き防止部材GP1は、外側面板OCP及び内側面板ICPの間が開かないように支持できる。
上側開き防止部材GP1は、外側面板OCP及び内側面板ICPの間を開かないように支持しているため、外側面板OCP及び内側面板ICPに溶接されている、フロントガードFG1、FG2も開かないように支持できる。
本実施形態においては、前側の左キャリアローラ14Lに当たった土砂が、前側開口FOPを通って下に落ちる場合に、緩衝装置50の上に土砂が堆積しないよう、緩衝装置50の長さを短くしている。このように、緩衝装置50の長さを短くし、緩衝装置50としての性能を維持するために、緩衝装置50の径が従来と比べて大きくしている。
サイドフロントFCLは、緩衝装置50を収納できるような構成とした上で、トラックリンク13Tが外れないような構成にすることが望ましい。そこで、サイドフロントFCLに設けられたフロントガード(ガイド部材の一例)FG1、FG2の各々を、トラックリンク13Tが存在する内側に屈曲するように構成した。
つまり、本実施形態では、収納する緩衝装置50のサイズに応じて、フロントガード(ガイド部材の一例)FG1、FG2の各々の屈曲させる角度を設定することで、緩衝装置50のサイズにかかわらず収納可能できる。
フロントガード(ガイド部材の一例)FG1、FG2の各々を、トラックリンク13Tが存在する内側に屈曲するように構成したことで、クローラベルト13がトラックローラ15又は従動車輪17から外れることを抑制できる。したがって、本実施形態に係るショベルの安全性の向上を図ることができる。
このように、本実施形態においては、サイドフロントFCLのフロントガード(ガイド部材の一例)FG1、FG2の形状によって、緩衝装置50を収納可能にすると共に、クローラベルト13の脱輪を抑制して、安全性を向上させることができる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 ショベル
1 下部走行体
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 フレーム
12L 左フレーム部
12C 中央フレーム部
12R 右フレーム部
13 クローラベルト
13S シュープレート
13T トラックリンク
13P リンクピン
14 キャリアローラ
15 トラックローラ
16 走行用油圧モータ
17 従動車輪
50 緩衝装置
50L 左緩衝装置
50R 右緩衝装置
51 ピストンロッド
52 シリンダチューブ
54 ヨーク
55 スプリング
58O 外腕部
58I 内腕部
FCL サイドフロント
FEW 前端壁
H1 通し穴
SG1~SG4 軸受けガイド部
FG1、FG2 フロントガード
ICP 内側面板
OCP 外側面板
GP1 上側開き防止部材
GP2 下側開き防止部材

Claims (4)

  1. 従動車輪と、前記従動車輪を前後方向に移動可能に支持する緩衝装置と、前記従動車輪の軸を支持する前端部と、を含む下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、を備えるショベルであって、
    前記前端部は、前記緩衝装置によって緊張状態が維持されているクローラベルトを構成するシュープレートを連結するトラックリンクの両端側にガイド部材を有し、
    前記ガイド部材の各々は、前記トラックリンクの左右方向への移動を制限するよう、前記トラックリンクが存在する内側に屈曲している、
    ショベル。
  2. 前記ガイド部材の間の幅は、前記ガイド部材の上端側が前記緩衝装置の径に対応し、前記ガイド部材の下端側が前記トラックリンクの幅に対応している、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 前記トラックリンクの両端側に存在する前記ガイド部材の間は、前記前端部に前記緩衝装置を挿入するために設けられた穴より下方に設けられた第1開き防止部材で接続される、
    請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 前記前端部は、前記ガイド部材を外側から支持する面板を有し、
    左側の前記面板と右側の前記面板との間は、前記前端部に前記緩衝装置を挿入するために設けられた穴より上方に設けられた第2開き防止部材で接続される、
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載のショベル。
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