JP2023066459A - 次亜塩素酸水供給装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023066459000001
【課題】電解槽内においてスケール成分の乾燥固着を抑制することが可能な次亜塩素酸水供給装置を提供する。
【解決手段】次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)は、電解質水溶液(塩化物水溶液)を電気分解して次亜塩素酸水を生成する電解槽31と、電解槽31で生成した次亜塩素酸水を装置外(空気浄化部11)へ送水する送水部(次亜塩素酸水供給部36)と、を備える。そして、電解槽31から装置外への次亜塩素酸水の送水が完了してから第一時間(例えば30秒)以内に、電解槽31に第一の電解質水溶液(塩化物水溶液)を供給して、第一の電解質水溶液によって電解槽31の電極32を浸漬した状態とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気分解によって次亜塩素酸を生成して送水する次亜塩素酸水供給装置に関するものである。
従来、この種の次亜塩素酸水供給装置において、浄化システムと連動することで次亜塩素酸を供給し、屋内に供給する空気を浄化成分(次亜塩素酸などの活性酸素種)が含まれた気液接触部材部に接触させて放出することで空間を除菌する空気調和システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、従来の次亜塩素酸水供給装置においては、電解槽内の水道水に塩化ナトリウム等の電解質を加えて電気分解を行うことで、次亜塩素酸水を生成している。
特開2009-133521号公報
しかしながら、従来の次亜塩素酸水供給装置では、次亜塩素酸の生成を停止している際には、電解槽内の次亜塩素酸水を排水し、電解槽を空の状態にするものが一般的である。このため、従来の次亜塩素酸水供給装置では、電解槽の内部が乾燥することで、水道水に含まれるカルシウムあるいはマグネシウム等のスケール成分が析出して結晶化し、電解槽におけるフロートセンサーまたはポンプインペラなどの可動部の固着あるいは電解槽からの送水路の閉塞等が発生する課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、電解槽内においてスケール成分の乾燥固着を抑制することが可能な次亜塩素酸水供給装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置は、電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成する電解槽と、電解槽で生成した次亜塩素酸水を装置外へ送水する送水部と、を備える。そして、電解槽から装置外への次亜塩素酸水の送水が完了してから第一時間以内に、電解槽に第一の電解質水溶液または第一の水を供給して、第一の電解質水溶液または第一の水によって電解槽の電極を浸漬した状態とすることを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、電解槽内においてスケール成分の乾燥固着を抑制することが可能な次亜塩素酸水供給装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る次亜塩素酸水供給装置を備えた空間浄化システムの構成を示す図である。 図2は、空気浄化制御部の構成を示すブロック図である。 図3は、電解槽の待機処理に関する処理手順を示すフローチャート図である。 図4は、変形例1に係る電解槽の待機処理の処理手順を示すフローチャート図である。 図5は、変形例2に係る電解槽の待機処理の処理手順を示すフローチャート図である。
本発明に係る次亜塩素酸水供給装置は、電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成する電解槽と、電解槽で生成した次亜塩素酸水を装置外へ送水する送水部と、を備える。そして、電解槽から装置外への次亜塩素酸水の送水が完了してから第一時間以内に、電解槽に第一の電解質水溶液または第一の水を供給して、第一の電解質水溶液または第一の水によって電解槽の電極を浸漬した状態とする。
こうした構成によれば、電解槽から次亜塩素酸水の送水完了後には、電解槽が第一の電解質水溶液または第一の水で浸漬した状態となるので、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽内が乾燥しなくなるため、次亜塩素酸水に含まれているカルシウムあるいはマグネシウム等のスケール成分の析出を抑制することができる。つまり、電解槽内においてスケール成分の乾燥固着を抑制することが可能な次亜塩素酸水供給装置とすることができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置では、電解槽に第一の電解質水溶液を供給してから第二時間が経過しても第一の電解質水溶液の電気分解が実行されない場合には、電解槽内の第一の電解質水溶液を排水して、新たに第二の電解質水溶液を供給して電極を浸漬した状態とする入替処理を実行することが好ましい。このようにすることで、電解槽に菌あるいはカビが外部(電解槽内の空気もしくは導入された第一の電解質水溶液)から混入したとしても、第二時間ごとに定期的に除去することができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽内での菌あるいはカビの増殖を抑制することができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置では、電解槽の第一の電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成してから排水することが好ましい。このようにすることで、電解槽に菌あるいはカビが混入して増殖したとしても、電気分解によって生成した次亜塩素酸水によって菌あるいはカビを不活性化してから排水するので、排水後に電解槽内に残留する菌あるいはカビを低減することができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽内での菌あるいはカビの増殖をより確実に抑制することができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置では、第一の電解質水溶液によって電極を浸漬した状態とした後に、第一の電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成することが好ましい。これにより、電解槽内が次亜塩素酸水を保持した状態になるので、電解槽に菌あるいはカビが混入したとしても、次亜塩素酸水によって菌あるいはカビを低減させることができる。このため、電解槽内での菌あるいはカビの増殖を抑制することができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置は、電解槽に給水した第一の電解質水溶液の水位を検知する水位検知部をさらに備える。そして、電解槽は、水位検知部からの第一の電解質水溶液の水位に関する情報によって電極による第一の電解質水溶液の電気分解を開始することが好ましい。これにより、電解槽の電極を浸漬した直後に、第一の電解質水溶液の電気分解を開始することができる。このため、電解槽の電極が直ちに次亜塩素酸水で満たされ、電解槽内での菌あるいはカビの増殖をより一層抑制することができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置では、電解槽において次亜塩素酸水を生成してから第二時間が経過した場合には、電解槽の次亜塩素酸水を排水して、新たに供給する第二の電解質水溶液に基づく次亜塩素酸水によって電極を浸漬した状態とする入替処理を実行することが好ましい。これにより、次亜塩素酸水が長期間保持された状態であっても自己分解などで次亜塩素酸水の濃度が低下する前に、新たな第二の電解質水溶液に基づく次亜塩素酸水によって電極を浸漬した状態とすることができる。このため、電解槽の電極が常に新しい次亜塩素酸水で満たされ、電解槽内での菌あるいはカビの増殖をより確実に抑制することができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置では、第一の水によって電極を浸漬した状態とした後に、第一の水に電解質を添加してから電気分解して次亜塩素酸水を生成するようにしてもよい。これにより、電解槽内の第一の水に菌あるいはカビが混入して増殖したとしても、電気分解によって生成した次亜塩素酸水によって菌あるいはカビを不活性化させることができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽内での菌あるいはカビの増殖を抑制することができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置では、電解槽において第一の水を供給してから第二時間が経過した場合には、電解槽の第一の水を排水して、新たに第二の水を供給して電極を浸漬した状態とする入替処理を実行することが好ましい。これにより、電解槽に菌あるいはカビが外部(電解槽内の空気もしくは導入された第一の水)から混入したとしても、第二時間ごとに定期的に除去することができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽内での菌あるいはカビの増殖を抑制することができる。
また、本発明に係る次亜塩素酸水供給装置では、送水部は、装置外の加湿浄化装置と接続されており、入替処理における排水は、加湿浄化装置を流通させて行うことが好ましい。これにより、次亜塩素酸水供給装置に別途排水経路を設けることなく、入替処理における排水を行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)を備えた空間浄化システム100の構成を示す図である。空間浄化システム100は、屋内空間18の空気を循環させる際に、屋内空間18からの空気8(RA)に対して必要に応じて冷却処理(除湿処理)または加熱処理を行うとともに、内部を流通する空気8に対して微細化された水とともに空気浄化を行う成分(以下、単に「空気浄化成分」ともいう)を含ませる装置である。空間浄化システム100は、内部を流通した空気9(SA)を屋内空間18に供給することで、屋内空間18の殺菌及び消臭を行う。ここでは、空気浄化成分として次亜塩素酸が用いられ、空気浄化成分を含む水は、次亜塩素酸を含む水溶液(次亜塩素酸水)である。
空間浄化システム100は、図1に示すように、主として、空間浄化装置10、空気調和装置15、及び次亜塩素酸水生成部30を有して構成される。なお、本実施の形態では、次亜塩素酸水生成部30は、次亜塩素酸水供給装置とも言う。
空間浄化装置10は、吹出口3、空気浄化部11、及び空気浄化制御部41を含む。空気調和装置15は、吸込口2、送風機13、冷媒コイル14、及び空気調和制御部42を含む。空間浄化装置10と空気調和装置15のそれぞれは、装置の外枠を構成する筐体を有し、空間浄化装置10と空気調和装置15とは、ダクト24により接続される。また、空気調和装置15の側面に吸込口2が形成され、空間浄化装置10の側面に吹出口3が形成される。
吸込口2は、屋内空間18からの空気8を空気調和装置15に取り入れる取入口である。吸込口2は、屋内空間18の天井等に設けられた屋内吸込口16aとの間でダクト16を介して連通されている。これにより、吸込口2は、屋内吸込口16aから空気調和装置15内に屋内空間18の空気を吸い込むことができる。
吹出口3は、空間浄化装置10内を流通した空気9(SA)を屋内空間18に吐き出す吐出口である。吹出口3は、屋内空間18の天井等に設けられた屋内吹出口17aとの間でダクト17を介して連通されている。これにより、吹出口3は、屋内吹出口17aから屋内空間18に向けて、空間浄化装置10内を流通した空気9を吹き出すことができる。
また、空気調和装置15と空間浄化装置10の内部には、ダクト24を介して吸込口2と吹出口3とを連通する風路(前段風路4、中段風路5、後段風路6)が構成されている。前段風路4は、吸込口2に隣接する風路である。前段風路4には、送風機13及び冷媒コイル14が設けられている。
中段風路5は、前段風路4(ダクト24)に隣接した位置において、前段風路4を流通した空気8が流通する風路である。中段風路5には、その風路内に空気浄化部11が設けられている。
後段風路6は、吹出口3に隣接する風路であり、後段風路6では、中段風路5を流通した空気8が空気浄化部11を流通し微細化された水とともに次亜塩素酸を含んだ空気9となる。
空気調和装置15と空間浄化装置10では、吸込口2から吸い込まれた空気8は、前段風路4を流通し、中段風路5及び後段風路6を流通し、空気9として吹出口3から吹き出される。
空気調和装置15の送風機13は、屋内空間18の空気8(RA)を吸込口2から空気調和装置15内に搬送するための装置である。送風機13は、前段風路4内において、冷媒コイル14の上流側に設置されている。送風機13では、空気調和制御部42からの送風出力情報に応じて運転動作のオン/オフが制御される。送風機13が運転動作することにより、屋内空間18の空気8は、空気調和装置15に取り込まれて冷媒コイル14に向かう。
冷媒コイル14は、前段風路4内において、送風機13の下流側に配置され、導入される空気8を冷却または加熱するための部材である。冷媒コイル14は、空気調和制御部42からの出力信号に応じて出力状態(冷却、加熱またはオフ)を変化させ、導入される空気8に対する冷却能力(冷却量)または加熱能力(加熱量)を調整する。冷媒コイル14では、導入される空気8を冷却すると、導入された空気8の除湿がなされることになるので、空気8に対する冷却能力(冷却量)は、空気8に対する除湿能力(除湿量)ともいえる。
冷媒コイル14は、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを含んで構成される冷凍サイクルにおいて、吸熱器または放熱器として機能し、室外機20から導入される冷媒が内部を流通する際に吸熱(冷却)または放熱(加熱)するように構成されている。より詳細には、冷媒コイル14は、冷媒が流れる冷媒回路21を介して室外機20と接続されている。室外機20は、屋外空間19に設置される室外ユニットであり、圧縮機20aと、膨張器20bと、屋外熱交換器20cと、送風ファン20dと、四方弁20eとを有する。室外機20には、一般的な構成のものを用いるので、各機器(圧縮機20a、膨張器20b、屋外熱交換器20c、送風ファン20d、四方弁20e)の詳細な説明は省略する。
冷媒コイル14を含む冷凍サイクルには、四方弁20eが接続されているので、空気調和装置15では、四方弁20eによって第一方向に冷媒が流通して空気(空気8)を冷却して除湿する冷却モード(除湿モード)の状態と、四方弁20eによって第二方向に冷媒が流通して空気(空気8)に対して加熱を行う加熱モードの状態とを切り替え可能である。
ここで、第一方向は、圧縮機20aと屋外熱交換器20cと膨張器20bと冷媒コイル14とをこの順序で冷媒が流通する方向である。また、第二方向は、圧縮機20aと冷媒コイル14と膨張器20bと屋外熱交換器20cとをこの順序で冷媒が流通する方向である。冷媒コイル14では、導入される空気(空気8)に対して冷却または加熱することが可能である。
空間浄化装置10の空気浄化部11は、内部に取り入れた空気8を加湿するためのユニットであり、加湿の際に、空気に対して微細化された水とともに次亜塩素酸を含ませる。より詳細には、空気浄化部11は、水位センサ90、混合槽92、加湿モータ11a、及び加湿ノズル11bを有している。空気浄化部11は、加湿モータ11aを用いて加湿ノズル11bを回転させ、空気浄化部11の混合槽92に貯留されている水(次亜塩素酸水)を遠心力で吸い上げて周囲(遠心方向)に飛散・衝突・破砕させ、通過する空気に水分を含ませる遠心破砕式の構成をとる。空気浄化部11は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて加湿モータ11aの回転数(以下、回転出力値)を変化させ、加湿能力(加湿量)を調整する。加湿量は、空気に対して次亜塩素酸を付加する付加量ともいえる。
水位センサ90は、混合槽92内の次亜塩素酸水(混合水)の水位を計測し、計測値を空気浄化制御部41に出力する。
混合槽92は、空気浄化部11において次亜塩素酸水を貯留する槽であり、貯水部とも言える。混合槽92では、後述する次亜塩素酸水供給部36によって次亜塩素酸水生成部30(電解槽31)から供給される所定濃度の次亜塩素酸水と、後述する水供給部50から供給される水とを槽内で混合し、希釈された次亜塩素酸水からなる混合水として貯留する。
次亜塩素酸水生成部30は、電解槽31、電極32、電磁弁33、塩水タンク34、塩水搬送ポンプ35、水位センサ39、及び次亜塩素酸水供給部36を含む。なお、次亜塩素酸水生成部30は、請求項の「次亜塩素酸水供給部」に相当し、次亜塩素酸水供給部36は、請求項の「送水部」に相当する。
電磁弁33は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて、水道等の給水管(後述する送水管52)からの水道水を電解槽31に送水するか否か制御する。なお、電磁弁33は、後述する水供給部50を構成する。
塩水タンク34は、塩化物イオンを含む液体(塩水)を貯めている容器である。塩水搬送ポンプ35は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて、塩水タンク34の塩水を電解槽31に供給する。
電解槽31は、塩水タンク34から供給された電気分解対象である塩水を貯める。電解槽31には、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて、水道等の給水管(送水管52)から電磁弁33を介して水道水も供給され、供給された水道水と塩水とが混合され、予め定められた濃度の塩水が貯められる。
電極32は、一対の電極で構成される。電極32は、電解槽31内に配置され、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて通電により塩水の電気分解を所定時間行い、予め定められた濃度の次亜塩素酸水を生成する。
つまり、電解槽31は、一対の電極間で、電解質として塩化物水溶液(例えば、塩化ナトリウム水溶液)を電気分解することで次亜塩素酸水を生成する。電解槽31には、一般的な装置が使用されるので、詳細な説明は省略する。ここで、電解質は、次亜塩素酸水を生成可能な電解質であり、少量でも塩化物イオンを含んで入れば特に制限はなく、例えば、溶質として塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等を溶解した水溶液が挙げられる。また、塩酸でも問題ない。本実施の形態では、電解質として、水に対して塩化ナトリウムを加えた塩化ナトリウム水溶液(塩水)を使用している。
水位センサ39は、電解槽31内の水位を計測し、計測値を空気浄化制御部41に出力する。
次亜塩素酸水供給部36は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて、電解槽31から空気浄化部11の混合槽92に次亜塩素酸水を供給する。次亜塩素酸水供給部36は、次亜塩素酸水搬送ポンプ37と送水管38とを有する。次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて、電解槽31の次亜塩素酸水を送水管38に送り出す。送水管38は、次亜塩素酸水搬送ポンプ37と混合槽92との間に接続され、次亜塩素酸水を混合槽92に向けて送水する。
水供給部50は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて、混合槽92に水を供給する。水供給部50は、電磁弁51と送水管52とを有する。また、水供給部50には、上述した電磁弁33も含まれる。電磁弁51は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて、空間浄化装置10の外部の水道管から供給される水を送水管52に流すか否か制御する。送水管52は、電磁弁51と混合槽92との間に接続され、水を混合槽92に向けて送水する。
空気浄化部11では、次亜塩素酸水供給部36からの次亜塩素酸水と、水供給部50からの水とが混合槽92にそれぞれ供給される。そして、空気浄化部11の混合槽92内で次亜塩素酸水と水とが混合される。つまり、次亜塩素酸水は、混合槽92内において水供給部50からの水により混合希釈される。次亜塩素酸水と水との混合水も次亜塩素酸水と呼べる。より詳細には、空気浄化部11の混合槽92では、混合槽92内に残存する次亜塩素酸水に対して、次亜塩素酸水供給部36からの次亜塩素酸水または水供給部50からの水が供給されて混合される。空気浄化部11は、混合槽92に貯められた次亜塩素酸水と水との混合水を遠心破砕することによって、次亜塩素酸水を含む空気を屋内空間18に対して放出する。微細化された次亜塩素酸水は、液体成分が蒸発した状態で屋内空間18へ放出される。
屋内空間18の壁面には、操作装置43が設置される。操作装置43は、ユーザが操作可能なユーザインターフェースを備え、ユーザから温度設定値、湿度設定値、及び加湿浄化運転の動作に関する情報を受けつける。操作装置43には、温湿度センサ44が含まれており、温湿度センサ44は、屋内空間18の空気の温度及び湿度を計測する。温湿度センサ44における温度及び湿度の計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
操作装置43は、空気浄化制御部41及び空気調和制御部42に対して有線あるいは無線で接続されており、温度設定値、湿度設定値、温度計測値、及び湿度計測値に関する情報に加え、加湿浄化運転の動作に関する情報を空気浄化制御部41及び空気調和制御部42に送信する。これらの情報は、すべてまとめて送信されてもよく、任意の2つ以上をまとめて送信されてもよく、それぞれを送信されてもよい。また、操作装置43が空気浄化制御部41に情報を送信し、空気浄化制御部41が空気調和制御部42に情報を転送してもよい。
空気調和装置15の空気調和制御部42は、温度設定値及び温度計測値を受けつけ、温度計測値が温度設定値に近づくように、冷媒コイル14及び室外機20を制御する。空気調和制御部42は、加熱モードにおいて、温度計測値が温度設定値よりも低い場合に、温度計測値と温度設定値との差異が大きくなるほど、加熱の程度を増加させる。
次に、空間浄化装置10の空気浄化制御部41について説明する。
空気浄化制御部41は、次亜塩素酸水生成部30及び空間浄化装置10の処理動作として、電解槽31における電気分解処理に関する動作、空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給処理に関する動作、空気浄化部11への水の供給処理に関する動作、空気浄化部11における加湿浄化処理に関する動作、及び電解槽31の待機処理に関する動作をそれぞれ制御する。なお、空気浄化制御部41は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムがコントローラとして機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているとしたが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
具体的には、空気浄化制御部41は、図2に示すように、入力部41a、記憶部41b、計時部41c、処理部41d、及び出力部41eを備える。
<電解槽における電気分解処理に関する動作>
空気浄化制御部41は、電解槽31における電気分解処理に関する動作として、以下の処理を実行させる。
空気浄化制御部41は、電解槽31の電気分解処理のトリガーとして、水位センサ39からの水位情報(渇水信号)及び計時部41cからの時間に関する情報(時刻情報)を受け付け、処理部41dへ出力する。
処理部41dは、水位センサ39からの水位情報と、計時部41cからの時刻情報と、記憶部41bからの設定情報とに基づいて制御情報を特定し、出力部41eに出力する。ここで、設定情報には、次亜塩素酸水生成の開始時刻または終了時刻に関する情報、電解槽31に導入する水道水の供給量に関する情報、塩水搬送ポンプ35における塩水の投入量に関する情報、電極32における電気分解条件(時間、電流値、電圧など)に関する情報、電磁弁33の開閉タイミングに関する情報、次亜塩素酸水搬送ポンプ37のオン/オフ動作に関する情報が含まれる。
ここで、電極32における電気分解条件は、電解槽31内の水道水の水量、塩化物イオン濃度、電気分解時間、電極32の劣化度合いから決定でき、アルゴリズムを作成して設定され、記憶部41bに記憶される。
そして、出力部41eは、受け付けた制御情報に基づいて、各機器(塩水搬送ポンプ35、電磁弁33、次亜塩素酸水搬送ポンプ37)に信号(制御信号)をそれぞれ出力する。
より詳細には、まず、塩水搬送ポンプ35は、出力部41eからの信号に基づいて停止した状態を維持し、次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、出力部41eからの信号に基づいて停止した状態を維持する。
そして、塩水搬送ポンプ35は、出力部41eからの信号に基づいて動作を開始し、所定量の塩水を電解槽31へ搬送して停止する。これにより、電解槽31は、所定量の塩化物イオンが供給された状態となる。
次に、電磁弁33は、出力部41eからの信号に基づいて開放される。これにより、電解槽31には、水道管からの水道水の供給が開始される。その後、電磁弁33は、水位センサ39からの水位情報(満水)を受けた出力部41eからの信号に基づいて閉止される。これにより、電解槽31は、水道水によって塩化物イオンが希釈され、電解槽31は、所定量の塩化物イオンを含む水溶液(塩化物水溶液)が生成された状態となる。
そして、電極32は、出力部41eからの信号に基づいて、塩化物水溶液の電気分解を開始し、設定された条件の次亜塩素酸水を生成して停止する。電極32により生成される次亜塩素酸水は、例えば、次亜塩素酸濃度が100ppm~150ppm(例えば、120ppm)であり、pHが7.0~8.5(例えば、8.0)の状態となる。
以上のようにして、空気浄化制御部41は、電解槽31において電気分解処理を実行し、予め定められた濃度と量の次亜塩素酸水が生成される。
<空気浄化部への次亜塩素酸水の供給処理に関する動作>
空気浄化制御部41は、空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給処理に関する動作として、以下の処理を実行させる。
空気浄化制御部41は、空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給処理のトリガーとして、加湿モータ11aの稼働時間を計時部41cが測定し、稼働時間が所定時間経過(例えば60分)するごとに次亜塩素酸水生成部30(次亜塩素酸水供給部36)に次亜塩素酸水供給要求を出力する。ここで、所定時間は、次亜塩素酸水中の次亜塩素酸が気化して経時的に減少することを踏まえ、予め実験評価によって見積られた時間である。
具体的には、処理部41dは、計時部41cから時間に関する情報(時刻情報)と、記憶部41bから設定情報とに基づいて制御情報を特定し、出力部41eに出力する。ここで、設定情報には、次亜塩素酸水の供給間隔(例えば60分)に関する情報、次亜塩素酸水搬送ポンプ37のオン/オフ動作に関する情報が含まれる。
そして、出力部41eは、受け付けた制御情報に基づいて、次亜塩素酸水供給部36の次亜塩素酸水搬送ポンプ37に信号(制御信号)を出力する。
次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、出力部41eからの信号に基づいて作動する。これにより、次亜塩素酸水生成部30では、電解槽31から空気浄化部11(混合槽92)への次亜塩素酸水の供給が開始される。なお、電解槽31に貯留される次亜塩素酸水の濃度を担保するため、次亜塩素酸水生成部30から混合槽92に次亜塩素酸水が供給される際、電解槽31で生成された次亜塩素酸水は全量供給される。そのため、次亜塩素酸水を供給した後は、電解槽31は空の状態であり、次亜塩素酸水が電解槽31内に残留した状態から次亜塩素酸水を作成し始めることはない。水位センサ39は、電解槽31内の次亜塩素酸水が全量供給された状態になると、水位情報として渇水信号を出力する。
その後、次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、計時部41cからの時間に関する情報(規定量を供給するための所要時間)を受けた出力部41eからの信号に基づいて停止する。これにより、次亜塩素酸水生成部30は、電解槽31から空気浄化部11(混合槽92)に対して次亜塩素酸水が設定された供給量にて供給する。
以上のようにして、空気浄化制御部41は、次亜塩素酸水生成部30(電解槽31)から空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給処理を実行させる。なお、空気浄化制御部41が次亜塩素酸水供給部36による次亜塩素酸水の供給を所定時間ごとに行う制御を「第一制御」とする。
<空気浄化部への水の供給処理に関する動作>
空気浄化制御部41は、空気浄化部11への水の供給処理に関する動作として、以下の処理を実行させる。
空気浄化制御部41は、空気浄化部11への水の供給処理のトリガーとして、空間浄化装置10の水位センサ90からの水位情報(渇水信号)を受け付け、水供給部50に水供給要求を出力する。
具体的には、入力部41aは、空間浄化装置10の水位センサ90からの水位情報(渇水信号)を受け付け、処理部41dに出力する。
処理部41dは、入力部41aからの水位情報(渇水信号)と、計時部41cから時間に関する情報(時刻情報)と、記憶部41bから設定情報とに基づいて制御情報を特定し、出力部41eに出力する。ここで、設定情報には、水供給部50の電磁弁51のオン/オフ動作に関する情報が含まれる。
そして、出力部41eは、受け付けた制御情報に基づいて、電磁弁51に信号(制御信号)を出力する。
電磁弁51は、出力部41eからの信号に基づいて作動する。これにより、水供給部50では、送水管52を介して、外部の給水管から空気浄化部11(混合槽92)への水の供給が開始される。
その後、電磁弁51は、空間浄化装置10の水位センサ90からの水位情報(満水信号)を受け付けた出力部41eからの信号に基づいて停止する。これにより、水供給部50は、外部の給水管から空気浄化部11(混合槽92)に対して水が設定された量になるまで供給する。
以上のようにして、空気浄化制御部41は、水供給部50から空気浄化部11への水の供給処理を実行させる。なお、空気浄化制御部41が水位センサ90からの混合槽92の水位に関する情報(渇水情報)に基づいて水供給部50による水の供給を行う制御を「第二制御」とする。
<空気浄化部における加湿浄化処理に関する動作>
次に、空気浄化制御部41の空気浄化部11における加湿浄化処理に関する動作について説明する。
入力部41aは、操作装置43からのユーザ入力情報と、温湿度センサ44からの屋内空間18の空気の温湿度情報と、水位センサ90からの混合槽92内の次亜塩素酸水(混合水)の水位情報とを受け付ける。入力部41aは、受け付けた各情報を処理部41dに出力する。
ここで、操作装置43は、空間浄化装置10に関するユーザ入力情報(例えば、風量、目標温度、目標湿度、次亜塩素酸の添加の有無、次亜塩素酸の目標供給量レベル、等)を入力する端末であり、無線または有線により空気浄化制御部41と通信可能に接続されている。
また、温湿度センサ44は、屋内空間18内に設けられ、屋内空間18の空気の温湿度を感知するセンサである。
記憶部41bは、入力部41aが受け付けたユーザ入力情報と、装置内を流通する空気に対する次亜塩素酸の供給動作における供給設定情報とを記憶する。記憶部41bは、記憶した供給設定情報を処理部41dに出力する。なお、次亜塩素酸の供給動作における供給設定情報は、空気浄化部11の加湿浄化動作における加湿設定情報とも言える。
計時部41cは、現在時刻に関する時刻情報を処理部41dに出力する。
処理部41dは、入力部41aからの各種情報(ユーザ入力情報、温湿度情報、水位情報)と、計時部41cからの時刻情報と、記憶部41bからの供給設定情報とを受け付ける。処理部41dは、受け付けたユーザ入力情報、時刻情報、及び供給設定情報を用いて、加湿浄化運転動作に関する制御情報を特定する。
具体的には、処理部41dは、計時部41cからの時刻情報によって一定時間ごとに、記憶部41bに記憶された目標湿度と、温湿度センサ44からの屋内空間18の空気の温湿度情報の間の湿度差に基づいて、屋内空間18に必要とされる加湿要求量を特定する。そして、処理部41dは、特定した加湿要求量と、記憶部41bに記憶された供給設定情報とに基づいて加湿浄化運転動作に関する制御情報を特定する。そして、処理部41dは、特定した制御情報を出力部41eに出力する。
また、処理部41dは、水位センサ90からの水位情報に、混合槽92内の次亜塩素酸水(混合水)の渇水を示す水位に関する情報(渇水信号)が含まれる場合には、出力部41eは、水供給部50に対する水供給要求の信号を出力部41eに出力する。さらに、処理部41dは、計時部41cからの時刻情報に基づいて、空気浄化部11(加湿モータ11a)の稼働時間が所定時間(例えば60分)となった場合には、出力部41eは、次亜塩素酸水生成部30に対する次亜塩素酸水供給要求の信号を出力部41eに出力する。なお、本実施の形態では、混合槽92内の次亜塩素酸水(混合水)が渇水を示す水位は、混合槽92内に次亜塩素酸水(混合水)が満水の状態から約1/3まで次亜塩素酸水量が減少した状態での水位に設定されている。
そして、出力部41eは、受け付けた各信号を空気浄化部11、次亜塩素酸水生成部30(次亜塩素酸水供給部36)、及び水供給部50にそれぞれ出力する。
そして、空気浄化部11は、出力部41eからの信号を受け付け、受け付けた信号に基づいて運転動作の制御を実行する。この際、次亜塩素酸水生成部30(次亜塩素酸水供給部36)は、出力部41eからの信号(次亜塩素酸水供給要求の信号)を受け付け、受け付けた信号に基づいて、上述した空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給処理に関する動作(第一制御)を実行する。また、水供給部50は、出力部41eからの信号(水供給要求の信号)を受け付け、受け付けた信号に基づいて、上述した空気浄化部11への水の供給処理に関する動作(第二制御)を実行する。
以上のようにして、空気浄化制御部41は、次亜塩素酸水生成部30(次亜塩素酸水供給部36)による次亜塩素酸水の供給を所定時間ごとに行う第一制御と、水位センサ90からの混合槽92の水位に関する情報(渇水情報)に基づいて水供給部50による水の供給を行う第二制御とをそれぞれ実行させ、混合槽92に混合水を貯留する。そして、空気浄化制御部41は、混合槽92に次亜塩素酸水と水とを供給して混合水を貯留する際に、次亜塩素酸水の供給サイクル(所定時間ごと)と、水の供給サイクル(渇水検知ごと)とを異ならせ、空間浄化装置10(空気浄化部11)を流通する空気への加湿浄化処理を実行させる。
<電解槽の待機処理に関する動作>
電解槽31の待機処理に関する動作として、次亜塩素酸水生成部30では、電解槽31から空間浄化装置10(空気浄化部11)への次亜塩素酸水の送水が完了してから第一時間(例えば30秒)以内に、電解槽31に塩化物水溶液(以下、「第一の電解質水溶液」とも言う)を供給して、塩化物水溶液によって電解槽31の電極32を浸漬した状態とする電解槽31の待機処理を実行する。また、電解槽31の待機処理では、電解槽31に塩化物水溶液を供給してから第二時間(例えば24時間)が経過しても塩化物水溶液の電気分解が実行されない場合には、電解槽31内の塩化物水溶液を排水して、新たに塩化物水溶液(以下、「第二の電解質水溶液」とも言う)を供給して電極32を浸漬した状態とする入替処理を実行する。なお、入替処理では、電解槽31の塩化物水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成してから排水するようにしている。
以上の電解槽31の待機処理に関する動作を「第一動作」として以下に詳細に説明する。
空気浄化制御部41は、第一動作において以下の処理を実行させる。
空気浄化制御部41は、電解槽31の待機処理のトリガーとして、第一制御による空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給処理に関する動作によって次亜塩素酸水搬送ポンプ37が稼働し、その後停止したことを確認すると、第一時間以内に電解槽31の待機処理を開始する。ここで、第一時間は、電解槽31の内部乾燥を防ぐために短く設定することが好ましく、例えば30秒に設定される。
電解槽31の待機処理が開始されると、空気浄化制御部41は、水位センサ39からの水位情報(渇水信号)及び計時部41cからの時間に関する情報(時刻情報)を受け付け、処理部41dへ出力する。
処理部41dは、水位センサ39からの水位情報と、計時部41cからの時刻情報と、記憶部41bからの設定情報とに基づいて制御情報を特定し、出力部41eに出力する。
ここで、設定情報には、電解槽31に導入する水道水の供給量に関する情報、塩水搬送ポンプ35における塩水の投入量に関する情報、電極32における電気分解条件(時間、電流値、電圧など)に関する情報、電磁弁33の開閉タイミングに関する情報、次亜塩素酸水搬送ポンプ37のオン/オフ動作に関する情報が含まれる。
また、電極32における電気分解条件は、電解槽31内の水道水の水量、塩化物イオン濃度、電気分解時間、電極32の劣化度合いから決定でき、アルゴリズムを作成して設定され、記憶部41bに記憶される。
そして、出力部41eは、制御情報に基づいて次亜塩素酸水生成部30に信号(制御信号)を出力する。
具体的には、次亜塩素酸水生成部30の塩水搬送ポンプ35は、出力部41eからの信号に基づいて動作を開始し、所定量の塩水を電解槽31へ搬送して停止する。これにより、電解槽31は、所定量の塩化物イオンが供給された状態となる。
次に、電磁弁33は、出力部41eからの信号に基づいて開放される。これにより、電解槽31には、水道管からの水道水の供給が開始される。その後、電磁弁33は、水位センサ39からの水位情報(満水)を受けた出力部41eからの信号に基づいて閉止される。これにより、電解槽31では、水道水によって塩水の塩化物イオンが希釈され、電解槽31は、所定量の塩化物イオンを含む水溶液(塩化物水溶液)で満たされた状態となる。言い換えれば、電解槽31は、導入された塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)によって電解槽31の電極32が浸漬された状態となる。
この状態で、次亜塩素酸水生成部30では、出力部41eから次亜塩素酸水要求に関する信号(次亜塩素酸水供給指示)を受け付けていない場合には、電極32は、塩化物水溶液の電気分解を行わず、電解槽31は、塩化物水溶液を保持した状態で待機する。
その後、次亜塩素酸水生成部30では、出力部41eから次亜塩素酸水供給指示を受け付けていない状態が第二時間継続した場合には、電極32は、出力部41eからの信号の有無によらず、塩化物水溶液の電気分解を開始し、設定されていた条件の次亜塩素酸水を生成して停止する。電極32により生成される次亜塩素酸水は、例えば、次亜塩素酸濃度が10ppm~80ppm(例えば、60ppm)であり、pHが7.0~8.5(例えば、8.0)の状態となる。
続いて、次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、出力部41eからの信号に基づいて作動する。これにより、次亜塩素酸水生成部30では、電解槽31から空気浄化部11(混合槽92)への次亜塩素酸水の送水(排水処理)が開始される。なお、電解槽31に貯留される次亜塩素酸水をすべて排水するため、次亜塩素酸水生成部30から混合槽92へは、電解槽31で生成された次亜塩素酸水が全量送水される。
また、出力部41eは、制御情報に基づいて次亜塩素酸水供給部36の次亜塩素酸水搬送ポンプ37に信号(制御信号)を出力すると同時に、空気浄化部11の加湿モータ11aが稼働している場合には、加湿モータ11aを停止させる制御信号を出力する。出力部41eから受け付けた制御情報に基づいて加湿モータ11aが停止すると、混合槽92内の液体の排水可能な状態となり、次亜塩素酸水生成部30から送水された次亜塩素酸水は、混合槽92内の混合水とともに、混合槽92を介してそのまま外部に排水される。
その後、電解槽31では、次亜塩素酸水搬送ポンプ37の停止を受けて、再度第一時間以内に電解槽31の待機処理が行われる。つまり、電解槽31には、新たな塩水と新たな水道水とによって新たな塩化物水溶液が供給され、電解槽31は、新たな塩化物水溶液によって満たされた状態となる。言い換えれば、電解槽31は、導入された新たな塩化物水溶液(第二の電解質水溶液)によって電解槽31の電極32が浸漬された状態となる。
以上のように、電解槽31の待機処理では、電解槽31に塩化物水溶液を供給してから第二時間が経過しても塩化物水溶液の電気分解が実行されない場合には、電解槽31内の塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)を排水して、新たに塩化物水溶液(第二の電解質水溶液)を供給して電極32を浸漬した状態とする入替処理を実行する。
一方、次亜塩素酸水生成部30では、第二時間が経過するまでに出力部41eから次亜塩素酸水供給指示を受け付けた場合には、次亜塩素酸水搬送ポンプ37を作動させて電解槽31内の塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)を全量排水し、その後、次亜塩素酸水搬送ポンプ37が停止したことを確認すると、電解槽31における電気分解処理に関する動作、及び、空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給処理に関する動作を順に実行する。
次に、図3を参照して、電解槽31の待機処理の流れを改めて説明する。図3は、電解槽31の待機処理に関する処理手順を示すフローチャート図である。
図3に示すように、次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止を検知した場合(ステップS01)、電解槽31の待機処理が開始される。ここでの次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止は、例えば、第一制御の終了に伴う動作停止あるいは入替処理に伴う動作停止が想定される。
続いて、次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止を検知してから第一時間(例えば30秒)内に、塩水搬送ポンプ35を稼働させて、塩水を電解槽31に供給する(ステップS02)。
続いて、電磁弁33を稼働させて、水位センサ39が満水状態を検知するまで水道水を電解槽31に供給する(ステップS03)。これにより、電解槽31の電極32が塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)によって浸漬された状態(電解槽31の待機状態)となる(ステップS04)。
その後、電解槽31の電極32を塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)によって浸漬した状態としてから第二時間(例えば24時間)が経過したか否かを判定する(ステップS05)。判定の結果、第二時間が経過していない場合(ステップS05のNO)には、次亜塩素酸水供給指示(次亜塩素酸水要求に関する信号)を受け付けたか否かを判定する(ステップS06)。判定の結果、次亜塩素酸水供給指示を受け付けていない場合(ステップS06のNO)には、電解槽31は、電極32による電気分解動作を行わずにステップS04に戻り、電解槽31の待機状態を維持する。
一方で、ステップS05での判定の結果、第二時間が経過した場合(ステップS05のYES)には、電極32を稼働させて、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)の電気分解を実行する(ステップS07b)。これにより、電解槽31の電極32は、塩化物水溶液の電気分解によって生成された次亜塩素酸水によって浸漬された状態となる。
続いて、次亜塩素酸水搬送ポンプ37を稼働させて、電解槽31から空気浄化部11(混合槽92)への、電解槽31内の次亜塩素酸水の排水を実行する(ステップS08b)。これにより、電解槽31は、空の状態となる。なお、次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、電解槽31の電極32を次亜塩素酸水で浸漬した状態とした後、直ちに稼働させてもよいが、次亜塩素酸水での浸漬状態を一定時間(例えば5分)保持してから稼働させることが好ましい。このようにすることで、電解槽31内における除菌効果を高めることができる。
そして、電解槽31内の次亜塩素酸水の排水が終了すると、ステップS01に戻り、ステップS02及びステップS03を繰り返して、再び電解槽31の電極32が塩化物水溶液(第二の電解質水溶液)によって浸漬された状態(待機状態)とする(ステップS04)。ここで、ステップS05、ステップS07b、ステップS08b、ステップS01、ステップS02、ステップS03、及びステップS04までの一連のステップが、電解槽31の待機処理に関する動作における入替処理に相当する。なお、入替処理において、ステップS07bを行わず、ステップS08bにおいて塩化物水溶液のまま排水するようにしてもよい。
一方、ステップS06での判定の結果、次亜塩素酸水供給指示を受け付けた場合(ステップS06のYES)には、電極32を稼働させて、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)の電気分解を実施する(ステップS07a)。これにより、電解槽31には、塩化物水溶液の電気分解によって次亜塩素酸水が生成される。
その後、次亜塩素酸水搬送ポンプ37を稼働させて、電解槽31内の次亜塩素酸水を空気浄化部11に供給する(ステップS08a)。
そして、電解槽31から空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給が完了すると、ステップS01に戻り、ステップS02及びステップS03を繰り返して、再び電解槽31の電極32が塩化物水溶液によって浸漬された状態(待機状態)とする(ステップS04)。
なお、空気浄化部11では、電解槽31から供給された次亜塩素酸水を用いて、加湿浄化処理を実行する(ステップS09)。
このようにして、空気浄化制御部41は、第一動作における電解槽31の待機処理を実行させる。
以上、本実施の形態1に係る次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)によれば、以下の効果を享受することができる。
(1)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)は、電解質水溶液(塩化物水溶液)を電気分解して次亜塩素酸水を生成する電解槽31と、電解槽31で生成した次亜塩素酸水を装置外(空気浄化部11)へ送水する送水部(次亜塩素酸水供給部36)と、を備える。そして、電解槽31から装置外への次亜塩素酸水の送水が完了してから第一時間(例えば30秒)以内に、電解槽31に第一の電解質水溶液(塩化物水溶液)を供給して、第一の電解質水溶液によって電解槽31の電極32を浸漬した状態とするようにした。
こうした構成によれば、電解槽31から次亜塩素酸水の送水完了後には、電解槽31が第一の電解質水溶液で浸漬した状態となるので、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽31内が乾燥しなくなるため、次亜塩素酸水に含まれているカルシウムあるいはマグネシウム等のスケール成分の析出を抑制することができる。つまり、電解槽31内においてスケール成分の乾燥固着を抑制することが可能な次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)とすることができる。
(2)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)では、電解槽31に第一の電解質水溶液(塩化物水溶液)を供給してから第二時間(例えば24時間)が経過しても第一の電解質水溶液の電気分解が実行されない場合には、電解槽31内の第一の電解質水溶液を排水して、新たに第二の電解質水溶液(塩化物水溶液)を供給して電極32を浸漬した状態とする入替処理を実行するようにした。これにより、電解槽31に菌あるいはカビが外部(電解槽31内の空気もしくは導入された第一の電解質水溶液)から混入したとしても、第二時間ごとに定期的に除去することができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽31内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽31内での菌あるいはカビの増殖を抑制することができる。
(3)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)では、電解槽31の第一の電解質水溶液(塩化物水溶液)を電気分解して次亜塩素酸水を生成してから排水するようにした。これにより、電解槽31に菌あるいはカビが混入して増殖したとしても、電気分解によって生成した次亜塩素酸水によって菌あるいはカビを不活性化してから排水するので、排水後に電解槽31内に残留する菌あるいはカビを低減することができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽31内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽31内での菌あるいはカビの増殖をより確実に抑制することができる。
(4)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)では、送水部(次亜塩素酸水供給部36)は、装置外の空間浄化装置10と接続されており、入替処理における排水は、加湿浄化装置を流通させて行うものとした。これにより、電解槽31に別途排水経路を設けることなく、入替処理における排水を行うことができる。
<変形例1>
次に、図4を参照して、電解槽31の待機処理に関する動作の変形例1について説明する。図4は、変形例1に係る電解槽31の待機処理の処理手順を示すフローチャート図である。以下では、変形例1に係る電解槽31の待機処理に関する動作を「第二動作」として説明する。
空気浄化制御部41は、変形例1での第二動作として、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)を電気分解して生成した次亜塩素酸水によって電解槽31の電極32を浸漬した状態として電解槽31の待機処理を実行する点で、実施の形態1での第一動作とは異なる。なお、装置構成は、実施の形態1に係る次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)と同様であるので再度の説明を適宜省略し、電解槽31の待機処理に関する動作(第二動作での処理手順)の相違点を主に説明する。
図4に示すように、次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止を検知した場合(ステップS11)、電解槽31の待機処理が開始される。ここでの次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止は、例えば、第一制御の終了に伴う動作停止あるいは入替処理に伴う動作停止が想定される。
続いて、次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止を検知してから第一時間(例えば30秒)内に、塩水搬送ポンプ35を稼働させて、塩水を電解槽31に供給する(ステップS12)。
続いて、電磁弁33を稼働させて、水位センサ39が満水状態を検知するまで水道水を電解槽31に供給する(ステップS13)。これにより、電解槽31には、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)が供給された状態となる。
そして、水位センサ39からの水位に関する情報(電解槽31内での塩化物水溶液の満水情報)に基づいて電極32を直ちに稼働させて、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)の電気分解を実行する(ステップS14)。これにより、電解槽31の電極32は、塩化物水溶液の電気分解によって生成された次亜塩素酸水によって浸漬された状態(電解槽31の待機状態)となる(ステップS15)。
その後、電解槽31の電極32を次亜塩素酸水によって浸漬した状態としてから第二時間(例えば24時間)が経過したか否かを判定する(ステップS16)。判定の結果、第二時間が経過していない場合(ステップS16のNO)には、次亜塩素酸水供給指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS17)。判定の結果、次亜塩素酸水供給指示を受け付けていない場合(ステップS17のNO)には、ステップS15に戻り、電解槽31は、電解槽31の待機状態を維持する。
一方で、ステップS16での判定の結果、第二時間が経過した場合(ステップS16のYES)には、次亜塩素酸水搬送ポンプ37を稼働させて、電解槽31から空気浄化部11(混合槽92)への、電解槽31内の次亜塩素酸水の排水を実行する(ステップS18b)。これにより、電解槽31は、空の状態となる。なお、次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、電解槽31の電極32を次亜塩素酸水で浸漬した状態とした後、直ちに稼働させている。
そして、電解槽31内の次亜塩素酸水の排水が終了すると、ステップS11に戻り、ステップS12~ステップS14を繰り返して、再び電解槽31の電極32が次亜塩素酸水によって浸漬された状態(待機状態)とする(ステップS15)。ここで、ステップS16、ステップS18b、ステップS11~ステップS14までの一連のステップが、電解槽31の待機処理に関する動作における入替処理に相当する。
一方、ステップS17での判定の結果、次亜塩素酸水供給指示を受け付けた場合(ステップS17のYES)には、次亜塩素酸水搬送ポンプ37を稼働させて、電解槽31内の次亜塩素酸水を空気浄化部11に供給する(ステップS18a)。
そして、電解槽31から空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給が完了すると、ステップS11に戻り、ステップS12~ステップS14を繰り返して、再び電解槽31の電極32が次亜塩素酸水によって浸漬された状態(待機状態)とする(ステップS15)。
なお、空気浄化部11では、電解槽31から供給された次亜塩素酸水を用いて、加湿浄化処理を実行する(ステップS19)。
このようにして、空気浄化制御部41は、第二動作における電解槽31の待機処理を実行させる。
以上、変形例1に係る電解槽31の待機処理を行う次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)によれば、以下の効果を享受することができる。
(5)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)では、第一の電解質水溶液(塩化物水溶液)によって電極32を浸漬した状態とした後に、第一の電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成するようにした。これにより、電解槽31内が次亜塩素酸水を保持した状態になるので、電解槽31に菌あるいはカビが混入したとしても、次亜塩素酸水によって菌あるいはカビを低減させることができる。このため、電解槽31内での菌あるいはカビの増殖を抑制することができる。
(6)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)は、電解槽31に給水した第一の電解質水溶液(塩化物水溶液)の水位を検知する水位検知部(水位センサ39)を備える。そして、電解槽31は、水位検知部からの第一の電解質水溶液の水位に関する情報(満水情報)によって電極32による第一の電解質水溶液の電気分解を開始するようにした。これにより、電解槽31の電極32を浸漬した直後に、第一の電解質水溶液の電気分解を開始することができる。このため、電解槽31の電極32が直ちに次亜塩素酸水で満たされ、電解槽31内での菌あるいはカビの増殖をより一層抑制することができる。
(7)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)では、電解槽31において次亜塩素酸水を生成してから第二時間(例えば24時間)が経過した場合には、電解槽31の次亜塩素酸水を排水して、新たに供給する第二の電解質水溶液(塩化物水溶液)に基づく次亜塩素酸水によって電極32を浸漬した状態とする入替処理を実行するようにした。これにより、次亜塩素酸水が長期間保持された状態であっても自己分解などで次亜塩素酸水の濃度が低下する前に、新たな第二の電解質水溶液に基づく次亜塩素酸水によって電極を浸漬した状態とすることができる。このため、電解槽31の電極32が常に新しい次亜塩素酸水で満たされ、電解槽31内での菌あるいはカビの増殖をより確実に抑制することができる。
<変形例2>
次に、図5を参照して、電解槽31の待機処理に関する動作の変形例2について説明する。図5は、変形例2に係る電解槽31の待機処理の処理手順を示すフローチャート図である。以下では、変形例2に係る電解槽31の待機処理に関する動作を「第三動作」として説明する。
空気浄化制御部41は、変形例1での第三動作として、水道水(第一の水)によって電解槽31の電極32を浸漬した状態として電解槽31の待機処理を実行する点で、実施の形態1での第一動作及び変形例1での第二動作とは異なる。なお、装置構成は、実施の形態1に係る次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)と同様であるので再度の説明を適宜省略し、電解槽31の待機処理に関する動作(第三動作での処理手順)の相違点を主に説明する。
図5に示すように、次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止を検知した場合(ステップS21)、電解槽31の待機処理が開始される。ここでの次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止は、例えば、第一制御の終了に伴う動作停止あるいは入替処理に伴う動作停止が想定される。
続いて、次亜塩素酸水搬送ポンプ37の動作停止を検知してから第一時間(例えば30秒)内に、電磁弁33を稼働させて、水位センサ39が満水状態を検知するまで水道水を電解槽31に供給する(ステップS22)。これにより、電解槽31の電極32は、水道水によって浸漬された状態(電解槽31の待機状態)となる(ステップS23)。
その後、電解槽31の電極32を水道水によって浸漬した状態としてから第二時間(例えば24時間)が経過したか否かを判定する(ステップS24)。判定の結果、第二時間が経過していない場合(ステップS24のNO)には、次亜塩素酸水供給指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS25)。判定の結果、次亜塩素酸水供給指示を受け付けていない場合(ステップS25のNO)には、ステップS23に戻り、電解槽31は、電解槽31の待機状態を維持する。
一方で、ステップS24での判定の結果、第二時間が経過した場合(ステップS24のYES)には、塩水搬送ポンプ35を稼働させて、塩水を電解槽31に供給する(ステップS26b)。これにより、電解槽31は、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)が供給された状態となる。
そして、塩水搬送ポンプ35の動作停止に合わせて、電極32を直ちに稼働させて、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)の電気分解を実行する(ステップS27b)。これにより、電解槽31の電極32は、塩化物水溶液の電気分解によって生成された次亜塩素酸水によって浸漬された状態となる。
続いて、次亜塩素酸水搬送ポンプ37を稼働させて、電解槽31から空気浄化部11(混合槽92)への、電解槽31内の次亜塩素酸水の排水を実行する(ステップS28b)。これにより、電解槽31は、空の状態となる。なお、次亜塩素酸水搬送ポンプ37は、電解槽31の電極32を次亜塩素酸水で浸漬した状態とした後、直ちに稼働させてもよいが、次亜塩素酸水での浸漬状態を一定時間(例えば5分)保持してから稼働させることが好ましい。このようにすることで、電解槽31内における除菌効果を高めることができる。
そして、電解槽31内の次亜塩素酸水の排水が終了すると、ステップS21に戻り、ステップS22を繰り返して、再び電解槽31の電極32が水道水によって浸漬された状態(待機状態)とする(ステップS23)。ここで、ステップS24、ステップS26b~ステップS28b、ステップS21、及びステップS22までの一連のステップが、電解槽31の待機処理に関する動作における入替処理に相当する。なお、変形例2での入替処理において、ステップS26b及びステップS27bを行わず、ステップS28bにおいて水道水のまま排水するようにしてもよい。
一方、ステップS25での判定の結果、次亜塩素酸水供給指示を受け付けた場合(ステップS25のYES)には、塩水搬送ポンプ35を稼働させて、塩水を電解槽31に供給する(ステップS26a)。これにより、電解槽31は、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)が供給された状態となる。
そして、塩水搬送ポンプ35の動作停止に合わせて、電極32を直ちに稼働させて、塩化物水溶液(第一の電解質水溶液)の電気分解を実行する(ステップS27a)。これにより、電解槽31の電極32は、塩化物水溶液の電気分解によって生成された次亜塩素酸水によって浸漬された状態となる。これにより、電解槽31には、塩化物水溶液の電気分解によって次亜塩素酸水が生成される。
その後、次亜塩素酸水搬送ポンプ37を稼働させて、電解槽31内の次亜塩素酸水を空気浄化部11に供給する(ステップS28a)。
そして、電解槽31から空気浄化部11への次亜塩素酸水の供給が完了すると、ステップS21に戻り、ステップS22を繰り返して、再び電解槽31の電極32が水道水によって浸漬された状態(待機状態)とする(ステップS23)。
なお、空気浄化部11では、電解槽31から供給された次亜塩素酸水を用いて、加湿浄化処理を実行する(ステップS29)。
このようにして、空気浄化制御部41は、第三動作における電解槽31の待機処理を実行させる。
以上、変形例2に係る電解槽31の待機処理を行う次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)によれば、以下の効果を享受することができる。
(8)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)は、電解質水溶液(塩化物水溶液)を電気分解して次亜塩素酸水を生成する電解槽31と、電解槽31で生成した次亜塩素酸水を装置外(空気浄化部11)へ送水する送水部(次亜塩素酸水供給部36)と、を備える。そして、電解槽31から装置外への次亜塩素酸水の送水が完了してから第一時間(例えば30秒)以内に、電解槽31に第一水(水道水)を供給して、第一の水によって電解槽31の電極32を浸漬した状態とするようにした。
こうした構成によれば、電解槽31から次亜塩素酸水の送水完了後には、電解槽31が第一の水で浸漬した状態となるので、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽31内が乾燥しなくなるため、次亜塩素酸水に含まれているカルシウムあるいはマグネシウム等のスケール成分の析出を抑制することができる。つまり、電解槽31内においてスケール成分の乾燥固着を抑制することが可能な次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)とすることができる。
(9)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)では、電解槽31において第一の水(水道水)を供給してから第二時間(例えば24時間)が経過した場合には、電解槽31の第一の水を排水して、新たに第二の水(水道水)を供給して電極32を浸漬した状態とする入替処理を実行するようにした。これにより、電解槽31に菌あるいはカビが外部(電解槽31内の空気もしくは導入された第一の水)から混入したとしても、第二時間ごとに定期的に除去することができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽31内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽内での菌あるいはカビの増殖を抑制することができる。
(10)次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水生成部30)では、入替処理において、電解槽31の第一の水に電解質となる塩水を加え塩化物水溶液とし、塩化物水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成してから排水するようにした。これにより、電解槽31の第一の水に菌あるいはカビが混入して増殖していたとしても、電気分解によって生成した次亜塩素酸水によって菌あるいはカビを不活性化してから排水するので、排水後に電解槽31内に残留する菌あるいはカビを低減することができる。このため、装置を長期間停止して待機する場合でも、電解槽31内においてスケール成分の乾燥を抑制することができることに加え、さらに電解槽31内での菌あるいはカビの増殖をより確実に抑制することができる。
以上、本発明に関して実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されているところである。
本実施の形態1に係る次亜塩素酸水供給装置(次亜塩素酸水供給部36)では、入替処理における次亜塩素酸水供給部36による電解槽31の排水を、空間浄化装置10を流通させて行うようにしたが、これに限られない。例えば、電解槽31に別系統の排水配管(電磁弁を含む排水配管)を接続し、排水配管を介して電解槽31内から装置外に排水するようにしてもよい。このようにすることで、電解槽31の待機処理に関する動作において、空間浄化装置10の加湿浄化運転の動作状況によらず、入替処理における電解槽31の排水を実行させることができる。
本発明に係る次亜塩素酸水供給装置は、電解槽内においてスケール成分の乾燥固着を抑制することが可能であり、対象空間の空気などを除菌または消臭する装置またはこれを用いたシステムとして有用である。
2 吸込口
3 吹出口
4 前段風路
5 中段風路
6 後段風路
8 空気
9 空気
10 空間浄化装置
11 空気浄化部
11a 加湿モータ
11b 加湿ノズル
13 送風機
14 冷媒コイル
15 空気調和装置
16 ダクト
16a 屋内吸込口
17 ダクト
17a 屋内吹出口
18 屋内空間
20 室外機
20a 圧縮機
20b 膨張器
20c 屋外熱交換器
20d 送風ファン
20e 四方弁
21 冷媒回路
24 ダクト
30 次亜塩素酸水生成部
31 電解槽
32 電極
33 電磁弁
34 塩水タンク
35 塩水搬送ポンプ
36 次亜塩素酸水供給部
37 次亜塩素酸水搬送ポンプ
38 送水管
39 水位センサ
41 空気浄化制御部
41a 入力部
41b 記憶部
41c 計時部
41d 処理部
41e 出力部
42 空気調和制御部
43 操作装置
44 温湿度センサ
50 水供給部
51 電磁弁
52 送水管
90 水位センサ
92 混合槽
100 空間浄化システム

Claims (9)

  1. 電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成する電解槽と、
    前記電解槽で生成した前記次亜塩素酸水を装置外へ送水する送水部と、
    を備え、
    前記電解槽から装置外への前記次亜塩素酸水の送水が完了してから第一時間以内に、前記電解槽に第一の電解質水溶液または第一の水を供給して、前記第一の電解質水溶液または前記第一の水によって前記電解槽の電極を浸漬した状態とすることを特徴とする次亜塩素酸水供給装置。
  2. 前記電解槽に前記第一の電解質水溶液を供給してから第二時間が経過しても前記第一の電解質水溶液の電気分解が実行されない場合には、前記電解槽内の前記第一の電解質水溶液を排水して、新たに第二の電解質水溶液を供給して前記電極を浸漬した状態とする入替処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の次亜塩素酸水供給装置。
  3. 前記入替処理では、前記電解槽の前記第一の電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成してから排水することを特徴とする請求項2に記載の次亜塩素酸水供給装置。
  4. 前記第一の電解質水溶液によって前記電極を浸漬した状態とした後に、前記第一の電解質水溶液を電気分解して次亜塩素酸水を生成することを特徴とする請求項1に記載の次亜塩素酸水供給装置。
  5. 前記電解槽に給水した前記第一の電解質水溶液の水位を検知する水位検知部をさらに備え、
    前記電解槽は、前記水位検知部からの前記第一の電解質水溶液の水位に関する情報によって前記電極による前記第一の電解質水溶液の電気分解を開始することを特徴とする請求項4に記載の次亜塩素酸水供給装置。
  6. 前記電解槽において前記次亜塩素酸水を生成してから第二時間が経過した場合には、前記電解槽の前記次亜塩素酸水を排水して、新たに供給する第二の電解質水溶液に基づく次亜塩素酸水によって前記電極を浸漬した状態とする入替処理を実行することを特徴とする請求項4または5に記載の次亜塩素酸水供給装置。
  7. 前記第一の水によって前記電極を浸漬した状態とした後に、前記第一の水に電解質を添加してから電気分解して次亜塩素酸水を生成することを特徴とする請求項1に記載の次亜塩素酸水供給装置。
  8. 前記電解槽において前記第一の水を供給してから第二時間が経過した場合には、前記電解槽の前記第一の水を排水して、新たに第二の水を供給して前記電極を浸漬した状態とする入替処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の次亜塩素酸水供給装置。
  9. 前記送水部は、装置外の加湿浄化装置と接続されており、
    前記入替処理における排水は、前記加湿浄化装置を流通させて行うことを特徴とする請求項2、3、6、8のいずれか一項に記載の次亜塩素酸水供給装置。
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