JP2023056060A - 光コネクタ、光ハーネスおよび車載通信システム - Google Patents

光コネクタ、光ハーネスおよび車載通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】光カプラを車載通信システムに用いる場合において、光カプラの破断を抑制する。【解決手段】光コネクタは、光ファイバを接続可能な第1の接続部と、光ファイバを接続可能な第2の接続部と、前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に接続される光カプラと、前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する固定部とを備える。【選択図】図4

Description

本開示は、光コネクタ、光ハーネスおよび車載通信システムに関する。
従来、車両におけるデータ通信量の増加に対応するために、車載通信システムに光ファイバを用いる技術が提案されている。
たとえば、特許文献1(国際公開第2019/111447号)には、以下のような車載通信システムが開示されている。すなわち、車載通信システムは、車両に搭載される車載通信システムであって、マスタ機能部と、複数のスレーブ機能部とを備え、前記複数のスレーブ機能部は、少なくとも共通の光ファイバを介して、上り通信信号を前記マスタ機能部へ送信可能である。
国際公開第2019/111447号
特許文献1に記載の技術を超えて、光カプラを車載通信システムに用いる場合において、光カプラの破断を抑制することを可能とする技術が望まれる。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、光カプラを車載通信システムに用いる場合において、光カプラの破断を抑制することが可能な光コネクタ、光ハーネスおよび車載通信システムを提供することである。
本開示の光コネクタは、車両に搭載される機能部間の光信号を中継する光コネクタであって、光ファイバを接続可能な第1の接続部と、光ファイバを接続可能な第2の接続部と、前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に接続される光カプラと、前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する固定部とを備える。
本開示によれば、光カプラを車載通信システムに用いる場合において、光カプラの破断を抑制することができる。
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る車載通信システムの構成の一例を示す図である。 図2は、本開示の第1の実施の形態に係る車載通信システムにおける光ファイバケーブルの構成の一例を示す断面図である。 図3は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す正面図である。 図4は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す断面図である。 図5は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す平面図である。 図6は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す断面図である。 図7は、本開示の第1の実施の形態に係る光ハーネスの一例を示す平面図である。 図8は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの使用態様の一例を示す図である。 図9は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの使用態様の他の例を示す図である。 図10は、本開示の第1の実施の形態の変形例1に係る光コネクタを示す断面図である。 図11は、本開示の第1の実施の形態の変形例2に係る光コネクタを示す断面図である。 図12は、本開示の第1の実施の形態の変形例3に係る光コネクタを示す断面図である。 図13は、本開示の第1の実施の形態の変形例4に係る光コネクタを示す平面図である。 図14は、本開示の第1の実施の形態の変形例4に係る光コネクタを示す断面図である。 図15は、本開示の第1の実施の形態の変形例4に係る光コネクタの使用態様の一例を示す図である。 図16は、本開示の第2の実施の形態に係る車載通信システムの構成の他の例を示す図である。 図17は、本開示の第2の実施の形態に係る光コネクタを示す断面図である。 図18は、本開示の第2の実施の形態に係る光ハーネスの一例を示す平面図である。
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の実施の形態に係る光コネクタは、車両に搭載される機能部間の光信号を中継する光コネクタであって、光ファイバを接続可能な第1の接続部と、光ファイバを接続可能な第2の接続部と、前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に接続される光カプラと、前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する固定部とを備える。
このように、固定部が接続部および接続部の位置関係を固定する構成により、光コネクタに負荷が加わった際の光カプラにおける曲げおよび捻じれの発生を抑制することができる。したがって、光カプラの破断を抑制することができる。
(2)好ましくは、前記第1の接続部および前記第2の接続部は、互いに異なる耐熱性を有する。
このように、第1の接続部および第2の接続部が、たとえば配置される温度環境に耐え得るように互いに異なる耐熱性を有する構成により、互いに異なる温度環境に配置された機能部間おいて光コネクタを用いることができる。
(3)好ましくは、前記第2の接続部は、前記光カプラを介して前記第1の接続部に対向する位置以外の位置に設けられる。
このような構成により、たとえば、光コネクタと機能部との位置関係に応じた位置に各接続部を設けることができるため、多様な配線構造を有する車載通信システムに光コネクタを用いることができる。
(4)好ましくは、前記光コネクタは、さらに、光ファイバを接続可能な第3の接続部を備え、前記光カプラは、さらに、前記第1の接続部と前記第3の接続部との間、および前記第2の接続部と前記第3の接続部との間に接続され、前記固定部は、さらに、前記第1の接続部および前記第3の接続部の位置関係、ならびに前記第2の接続部および前記第3の接続部の位置関係を固定する。
このように、3つの接続部を備える構成により、多様な配線構造を有する車載通信システムに光コネクタを用いることができる。
(5)好ましくは、前記固定部は、前記光カプラが湾曲した状態で前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する。
このような構成により、第1の接続部および第2の接続部の間隔を光カプラの長さよりも短くすることができるため、配索スペースが限られた車両において、光コネクタをコンパクト化することができる。なお、光カプラが湾曲した状態で第1の接続部および第2の接続部に接続される場合においても、第1の接続部および第2の接続部の位置関係が固定部により固定される構成により、光コネクタに負荷が加わることによる光カプラにおける曲げおよび捻じれの発生を抑制することができる。
(6)好ましくは、前記固定部は、前記光カプラの周囲を覆うように設けられ、前記光コネクタは、さらに、前記光カプラと前記固定部との間を充填する充填部を備える。
このような構成により、高湿環境における光カプラの劣化および特性変化を抑制することができるとともに、光カプラを難燃化することができる。
(7)より好ましくは、前記充填部は、樹脂である。
このような構成により、容易に、かつ低コストで、光カプラと固定部との間を隙間なく充填することができる。また、たとえば光カプラの線膨張係数と同等の線膨張係数を有する樹脂を用いることにより、温度が変化した際の光カプラおよび樹脂の膨張率の差異に起因する光カプラの破断を抑制することができる。
(8)より好ましくは、前記充填部は、発泡樹脂である。
このような構成により、充填部の断熱性を向上させることができ、環境温度の変化が光カプラに与える影響を抑制することができる。
(9)本開示の第1の実施の形態に係る光ハーネスは、前記光コネクタと、前記第1の接続部に接続される第1の光ファイバと、前記第2の接続部に接続される第2の光ファイバとを備える。
このような構成により、光コネクタを備える光ハーネスにおいて、光カプラの破断を抑制することができる。
(10)本開示の第1の実施の形態に係る車載通信システムは、前記光コネクタと、第1の光ファイバを介して前記第1の接続部に接続される第1の機能部と、第2の光ファイバを介して前記第2の接続部に接続される第2の機能部とを備え、前記光コネクタは、前記車両に設けられた断熱板を貫通するように配置される。
このような構成により、光コネクタを備える車載通信システムにおいて、光カプラの破断を抑制することができる。また、光コネクタが断熱板を貫通するように配置される構成により、光コネクタが、断熱板に配線を通すための部材たとえばインラインコネクタとして機能するため、このような部材を削減することができる。
以下、本開示の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る車載通信システムの構成の一例を示す図である。
図1を参照して、車載通信システム401は、マスタ機能部201と、複数のスレーブ機能部211と、光コネクタ101とを備える。図に示す例では、車載通信システム401は、マスタ機能部201として、マスタ機能部201Aを備え、スレーブ機能部211として、スレーブ機能部211A,211Bを備える。マスタ機能部201は、第1の機能部の一例である。スレーブ機能部211は、第2の機能部の一例である。車載通信システム401は、1つまたは3つ以上のスレーブ機能部211を備える構成であってもよい。
車載通信システム401は、車両1に搭載される。たとえば、車載通信システム401は、PON(Passive Optical Network)システムである。なお、車載通信システム401は、PONシステム以外の光通信システムであってもよい。
マスタ機能部201およびスレーブ機能部211は、たとえば、自動運転ECU(Electronic Control Unit)、ナビゲーション装置、TCU(Telematics Communication Unit)およびゲートウェイ装置等のECU、カメラ、ミリ波センサおよびLiDAR(Light Detection and Ranging)等のセンサ、またはアンテナモジュールである。
マスタ機能部201Aは、光ファイバケーブル203Aを介して光コネクタ101に接続される。また、スレーブ機能部211Aは、光ファイバケーブル213Aを介して光コネクタ101に接続され、スレーブ機能部211Bは、光ファイバケーブル213Bを介して光コネクタ101に接続される。光ファイバケーブル203Aは、光ファイバケーブル203の一例である。光ファイバケーブル213A,213Bは、光ファイバケーブル213の一例である
図2は、本開示の第1の実施の形態に係る車載通信システムにおける光ファイバケーブルの構成の一例を示す断面図である。図2は、光ファイバケーブル203および光ファイバケーブル213の断面図を示している。
図2を参照して、光ファイバケーブル203は、テンションメンバ51と、テンションメンバ51の周囲に配置される複数の光ファイバ52と、12本の光ファイバ52を覆う保護層53と、保護層53を覆う押さえ巻54と、押さえ巻54を覆うシース55とを含む。
光ファイバ52は、たとえば光ファイバ心線である。光ファイバケーブル203は、1または複数の光ファイバ52を含む。光ファイバケーブル203における光ファイバ52の数は限定されない。光ファイバケーブル203および光ファイバケーブル213は、光ファイバ心線である光ファイバ52を収容する構成に限定されず、たとえば、0.25mm素線、0.9mm心線、またはテープ心線などであってもよい。
マスタ機能部201Aは、光ファイバケーブル203Aにおける光ファイバ52を介して光コネクタ101に光接続される。また、スレーブ機能部211Aは、光ファイバケーブル213Aにおける光ファイバ52を介して光コネクタ101に光接続され、スレーブ機能部211Bは、光ファイバケーブル213Bにおける光ファイバ52を介して光コネクタ101に光接続される。
光コネクタ101、光ファイバケーブル203Aおよび光ファイバケーブル213A,213Bの各々は、光ハーネス301の一部を構成する。より詳細には、光ハーネス301は、光コネクタ101と、光ファイバケーブル203Aにおける光ファイバ52と、光ファイバケーブル213Aにおける光ファイバ52と、光ファイバケーブル213Bにおける光ファイバ52とを備える。
マスタ機能部201Aは、光トランシーバ202Aを含む。スレーブ機能部211Aは、光トランシーバ212Aを含む。スレーブ機能部211Bは、光トランシーバ212Bを含む。光トランシーバ202Aは、光トランシーバ202の一例である。光トランシーバ212A,212bは、光トランシーバ212の一例である。
光コネクタ101は、機能部間の光信号を中継する。たとえば、光コネクタ101は、マスタ機能部201とスレーブ機能部211との間の光信号を中継する。
ここで、スレーブ機能部211からマスタ機能部201への方向を上り方向と称し、マスタ機能部201からスレーブ機能部211への方向を下り方向と称する。車載通信システム401は、たとえば、TDM-PONシステムである。具体的には、車載通信システム401では、上り方向が時分割多重アクセス(TDMA:Time Division Multiple Access)であり、下り方向が時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)である。
各スレーブ機能部211は、フレーム等の上り通信信号を含む上り光信号を対応の光ファイバケーブル213、光コネクタ101および光ファイバケーブル203A経由でマスタ機能部201へ送信可能である。また、マスタ機能部201Aは、フレーム等の下り通信信号を含む下り光信号を光ファイバケーブル203A、光コネクタ101および各光ファイバケーブル213経由で対応のスレーブ機能部211へ送信可能である。
マスタ機能部201Aおける光トランシーバ202Aは、光ファイバケーブル203Aと接続される。光トランシーバ202Aは、たとえば1280nm帯の上り光信号を光ファイバケーブル203Aから受信し、受信した上り光信号を電気信号に変換して図示しない処理部へ出力する。また、マスタ機能部201Aおける光トランシーバ202Aは、図示しない処理部から電気信号を受けて、受けた電気信号を別波長たとえば1570nm帯の下り光信号に変換して光ファイバケーブル203Aへ出力する。
スレーブ機能部211Aおける光トランシーバ212Aは、光ファイバケーブル213Aと接続され、スレーブ機能部211Bおける光トランシーバ212Bは、光ファイバケーブル213Bと接続される。光トランシーバ212は、1570nm帯の下り光信号を光ファイバケーブル213から受信し、受信した下り光信号を電気信号に変換して図示しない処理部へ出力する。また、スレーブ機能部211おける光トランシーバ212は、図示しない処理部から電気信号を受けて、受けた電気信号をたとえば1280nm帯の上り光信号に変換して光ファイバケーブル213へ出力する。
なお、車載通信システム401では、上り方向において、TDMAに限らず、よりデータ量の大きい通信に適した波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を用いてもよい。この場合、複数のスレーブ機能部211は、互いに異なる波長の上り光信号を送信する。
また、車載通信システム401では、下り方向において、TDMに限らず、よりデータ量の大きい通信に適したWDMを用いてもよい。この場合、マスタ機能部201は、各スレーブ機能部211へ異なる波長の下り光信号を送信する。
また、車載通信システム401では、上り方向において、TDMAに限らず、よりデータ量の大きい通信に適した符号分割多重(CDM:Code Division Multiplexing)を用いてもよい。この場合、複数のスレーブ機能部211は、互いに異なる拡散符号により拡散された通信信号を含む上り光信号を送信する。
また、車載通信システム401では、下り方向において、TDMに限らず、よりデータ量の大きい通信に適したCDMを用いてもよい。この場合、マスタ機能部201は、各スレーブ機能部211へ異なる拡散符号により拡散された通信信号を含む下り光信号を送信する。
また、車載通信システム401では、上記の方法に限らず、よりデータ量の大きい通信に適した周波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiplexing)、空間分割多重(SDM:Space Division Multiplexing)または時分割波長多重(TWDM:Time and Wavelength Division Multiplexing)等を用いてもよい。
[光ハーネスおよび光コネクタ]
図3は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す正面図である。図4は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す断面図である。図4は、図3におけるIV-IV線矢視断面図である。
図5は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す平面図である。図6は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの一例を示す断面図である。図6は、図5におけるVI-VI線矢視断面図である。
図3~図6を参照して、光コネクタ101は、接続部10と、接続部20と、固定部30と、光カプラ40とを備える。接続部10,20は、1または複数の光ファイバケーブル203,213における光ファイバ52を接続可能である。接続部10は、第1の接続部の一例であり、接続部20は、第2の接続部の一例である。
図4および図6を参照して、光カプラ40は、接続部10と接続部20との間に接続される。光カプラ40は、フィルム状の本体部41と、本体部41に形成された光導波路42とを含む。たとえば、光カプラ40は、樹脂により形成される。より詳細には、光カプラ40は、樹脂により形成された本体部41に、フォトリソグラフィ技術等を用いて光導波路42を形成することにより生成される。樹脂により形成される光カプラ40は、コンパクトかつフレキシブル性を有する。
光導波路42は、接続部10と接続部20との間において延びるように本体部41に形成される。光導波路42は、分岐部を有する。たとえば、光導波路42は、接続部10に接続される第1端42Aと、接続部20に接続される第2端42Bと、接続部20に接続される第3端42Cとを含む。
図3~図6を参照して、固定部30は、接続部10および接続部20の位置関係を固定する。より詳細には、固定部30は、たとえば接続部10の外周面および接続部20の外周面に、接着剤、粘着剤、またはネジ止めにより固定される。固定部30は、たとえば、樹脂または金属により形成される。
たとえば、固定部30は、光カプラ40の周囲を覆うように設けられる。より詳細には、固定部30は、外形が四角柱である筒状の部材である。固定部30の第1端の内周部分が接続部10に接続され、固定部30の第2端の内周部分が接続部20に接続される。
なお、固定部30は、平板状の部材であってもよい。この場合、たとえば、光コネクタ101は、複数の固定部30を備える。当該複数の固定部30は、当該複数の固定部30によって光カプラ40の周囲が覆われるように設けられる。
図7は、本開示の第1の実施の形態に係る光ハーネスの一例を示す平面図である。
図7を参照して、光ハーネス301は、光コネクタ101と、光ファイバケーブル203Aと、光ファイバケーブル213A,213Bとを備える。
光ファイバケーブル203Aにおける光ファイバ52は、光コネクタ101における接続部10に接続される。光ファイバケーブル213Aにおける光ファイバ52および光ファイバケーブル213Bにおける光ファイバ52は、光コネクタ101における接続部20に接続される。
より詳細には、光ファイバケーブル203Aは、光ファイバ52を含むケーブル部204Aと、ケーブル部204Aの第1端に設けられたコネクタ部205Aとを含む。光ファイバケーブル213Aは、光ファイバ52を含むケーブル部214Aと、ケーブル部214Aの第1端に設けられたコネクタ部215Aとを含む。光ファイバケーブル213Bは、光ファイバ52を含むケーブル部214Bと、ケーブル部214Bの第1端に設けられたコネクタ部215Bとを含む。
光ファイバケーブル203Aにおけるコネクタ部205Aは、光コネクタ101における接続部10に接続される。また、光ファイバケーブル213Aにおけるコネクタ部215Aおよび光ファイバケーブル213Bにおけるコネクタ部215Bは、光コネクタ101における接続部20に接続される。なお、接続部20に1本または3本以上の光ファイバケーブル213が接続されてもよい。
たとえば、光ファイバケーブル203Aにおけるケーブル部204Aの第2端は、マスタ機能部201Aに接続される。また、光ファイバケーブル213Aにおけるケーブル部214Aの第2端は、スレーブ機能部211Aに接続され、光ファイバケーブル213Bにおけるケーブル部214Bの第2端は、スレーブ機能部211Bに接続される。
接続部10は、光ファイバケーブル203Aから光信号を受ける。接続部10が光ファイバケーブル203Aから受けた光信号は、光カプラ40における光導波路42および接続部20経由で光ファイバケーブル213A,213Bへ出力される。すなわち、接続部10が光ファイバケーブル203Aから受けた光信号は、光カプラ40により分岐されて光ファイバケーブル213A,213Bへ出力される。
接続部20は、光ファイバケーブル213A,213Bから光信号を受ける。接続部20が光ファイバケーブル213Aから受けた光信号は、光カプラ40における光導波路42および接続部10経由で光ファイバケーブル203Aへ出力される。また、接続部20が光ファイバケーブル213Bから受けた光信号は、光カプラ40における光導波路42および接続部10経由で光ファイバケーブル203Aへ出力される。すなわち、接続部20が光ファイバケーブル213Aから受けた光信号および接続部20が光ファイバケーブル213Bから受けた光信号は、光カプラ40により合流されて光ファイバケーブル203Aへ出力される。
図8は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの使用態様の一例を示す図である。
図8を参照して、たとえば、マスタ機能部201Aは、車両1におけるフロア2Aに配置され、スレーブ機能部211A,211Bは、車両1におけるエンジンルーム2Bに配置される。なお、マスタ機能部201およびスレーブ機能部211の配置箇所は、これに限定されず、たとえば、インストルメントパネルに配置されてもよいし、フロアに配置されてもよいし、トランクに配置されてもよい。
たとえば、フロア2A内の温度環境と、エンジンルーム2B内の温度環境とは互いに異なる。より詳細には、エンジンルーム2B内の温度は、フロア2A内の温度よりも高い。そこで、車両1において、フロア2Aとエンジンルーム2Bとの間に、フロア2Aとエンジンルーム2Bとを仕切る断熱板3Aが設けられる。
たとえば、光コネクタ101は、断熱板3Aを貫通するように配置される。より詳細には、断熱板3Aは、光コネクタ101の形状に応じた貫通孔を有する。光コネクタ101は、当該貫通孔に挿入され、接続部10がフロア2A内に位置し、かつ接続部20がエンジンルーム1A内に位置した状態で固定される。
たとえば、接続部10および接続部20は、互いに異なる耐熱性を有する。より詳細には、たとえば、フロア2A内に配置される接続部10と、エンジンルーム2B内に配置される接続部10とは、要求される温度仕様が異なる。そこで、接続部10は、フロア2A内の温度環境に耐え得る耐熱性を有し、接続部20は、エンジンルーム2B内の温度環境に耐え得る耐熱性を有する。
図9は、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタの使用態様の他の例を示す図である。
図9を参照して、たとえば、マスタ機能部201Aは、車両1におけるトランク2Cに配置され、スレーブ機能部211A,211Bは、車両1におけるエンジンルーム2Bに配置される。
たとえば、車両1において、トランク2Cとフロア2Aとの間に、トランク2Cとフロア2Aとを仕切る断熱板3Bが設けられ、フロア2Aとエンジンルーム2Bとの間に、フロア2Aとエンジンルーム2Bとを仕切る断熱板3Aが設けられる。
光コネクタ101は、断熱板3Aを貫通するように配置される。また、光ファイバケーブル203Aにおけるケーブル部204Aは、断熱板3Bを貫通するように配置される中継コネクタ部206Aを有する。
たとえば、接続部10は、フロア2A内の温度環境に耐え得る耐熱性を有し、接続部20は、エンジンルーム2B内の温度環境に耐え得る耐熱性を有する。
(変形例1)
図10は、本開示の第1の実施の形態の変形例1に係る光コネクタを示す断面図である。図10は、変形例1に係る光コネクタ101Aを図3におけるX-X線で切断したときの断面図を示している。
図10を参照して、固定部30は、接続部10における接続部20と対向する面および接続部20における接続部10と対向する面に固定されてもよい。
(変形例2)
図11は、本開示の第1の実施の形態の変形例2に係る光コネクタを示す断面図である。図11は、変形例2に係る光コネクタ101Bを図5におけるXI-XI線で切断したときの断面図を示している。
図11を参照して、光コネクタ101Bは、充填部50を備える。充填部50は、光カプラ40と固定部30との間を充填する。
たとえば、充填部50は、樹脂である。充填部50を構成する樹脂は、好ましくは、光カプラ40における本体部41の線膨張係数と同等の線膨張係数を有する。たとえば、充填部50を構成する樹脂の線膨張係数は、好ましくは、本体部41の線膨張係数の0.8倍以上かつ1.2倍以下であり、より好ましくは、本体部41の線膨張係数の0.9倍以上かつ1.1倍以下である。
あるいは、充填部50は、発泡樹脂である。より詳細には、充填部50は、押出法ポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレンフォームまたはフェノールフォームである。
(変形例3)
図12は、本開示の第1の実施の形態の変形例3に係る光コネクタを示す断面図である。図12は、変形例3に係る光コネクタ101Cを図5におけるXII-XII線で切断したときの断面図を示している。
図12を参照して、光コネクタ101Cにおける光カプラ40は、湾曲した状態で接続部10と接続部20との間に接続される。たとえば、光カプラ40は、S字に湾曲した状態で接続部10と接続部20との間に接続される。
たとえば、光カプラ40は、接続部10に接続される第1端と、接続部20に接続される第2端とを有する。光カプラ40における第1端から第2端までの長さLは、接続部10と接続部20との間の距離よりも長い。たとえば、光カプラ40の長さLは、接続部10と接続部20との間の距離の2倍以上である。
固定部30は、光カプラ40が湾曲した状態で接続部10および接続部20の位置関係を固定する。
(変形例4)
図13は、本開示の第1の実施の形態の変形例4に係る光コネクタを示す平面図である。図14は、本開示の第1の実施の形態の変形例4に係る光コネクタを示す断面図である。図14は、変形例4に係る光コネクタ101Dを図3におけるIV-IV線に相当する切断線で切断したときの断面図を示している。
図13および図14を参照して、光コネクタ101Dは、図3~図6に示す光コネクタ101と比べて、接続部21をさらに備える。接続部21は、1または複数の光ファイバケーブル203,213を接続可能である。接続部21は、第3の接続部の一例である。
接続部21は、光カプラ40を介して接続部10に対向する位置に設けられる。一方、接続部20は、光カプラ40を介して接続部10に対向する位置以外の位置に設けられる。より詳細には、接続部20は、接続部10と接続部21とを結ぶ仮想線に直交する仮想線上の位置に設けられる。
光カプラ40は、接続部10と接続部20との間、接続部10と接続部21との間、および接続部20と接続部21との間に接続される。
光カプラ40における光導波路42は、接続部10、接続部20および接続部21の間において延びるように本体部41に形成される。光導波路42は、分岐部を有する。たとえば、光導波路42における第1端42Aは接続部10に接続され、光導波路42における第2端42Bは接続部20に接続され、光導波路42における第3端42Cは接続部21に接続される。たとえば、光導波路42における第2端42Bは、第1端42Aと第3端42Cとを結ぶ仮想線に直交する仮想線上の位置に設けられる。
固定部30は、接続部10および接続部20の位置関係、接続部10および接続部21の位置関係、ならびに接続部20および接続部21の位置関係を固定する。
図15は、本開示の第1の実施の形態の変形例4に係る光コネクタの使用態様の一例を示す図である。
図15を参照して、たとえば、マスタ機能部201Aは、車両1におけるフロアに配置され、スレーブ機能部211Aは、車両1におけるボンネットに配置され、スレーブ機能部211Bは、車両1におけるルーフに配置される。
たとえば、マスタ機能部201Aは、先進運転支援(ADAS:Advanced Driver Assistance Systems)ECUであり、スレーブ機能部211Aは、センサであり、スレーブ機能部211Bは、ルーフアンテナモジュールである。
たとえば、接続部10は、光ファイバケーブル203を介して接続部10に接続されるマスタ機能部201と、光コネクタ101との位置関係に応じた位置に設けられる。また、たとえば、接続部20,21は、それぞれ、光ファイバケーブル213を介して接続部20,21に接続されるスレーブ機能部211と、光コネクタ101との位置関係に応じた位置に設けられる。
なお、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタ101では、接続部10および接続部20は、互いに異なる耐熱性を有する構成であるとしたが、これに限定するものではない。接続部10および接続部20は、互いに同じ耐熱性を有する構成であってもよい。この場合、接続部10および接続部20は、接続部10の温度環境および接続部20の温度環境のうちのより高温の温度環境に耐え得る耐熱性を有する。
また、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタ101では、固定部30は、光カプラ40の周囲を覆うように設けられる構成であるとしたが、これに限定するものではない。固定部30は、光カプラ40の周囲を覆わないように設けられる構成であってもよい。より詳細には、固定部30は、たとえば1枚の平板状の部材であり、固定部30の第1端が接続部10に接続され、固定部30の第2端が接続部20に接続される構成であってもよい。
ところで、光カプラを車載通信システムに用いる場合において、光カプラの破断を抑制することが可能な技術が望まれる。
たとえば、光カプラを車両に組み付ける工程において、光カプラに負荷が加わることにより光カプラに曲げおよび捻じれが生じ、その結果、光カプラが破断するおそれがある。また、従来、樹脂により光カプラを形成する技術が開発されている。このような光カプラは、コンパクトかつフレキシブル性を有することから、近年、様々な分野に適用されている。しかしながら、樹脂により形成される光カプラは、車両に組み付ける際に破断する可能性がある。
これに対して、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタでは、接続部10は、光ファイバ52を接続可能である。接続部20は、光ファイバ52を接続可能である。光カプラ40は、接続部10と接続部20との間に接続される。固定部30は、接続部10および接続部20の位置関係を固定する。
このように、固定部30が接続部10および接続部20の位置関係を固定する構成により、光コネクタ101に負荷が加わった際の光カプラ40における曲げおよび捻じれの発生を抑制することができる。
したがって、本開示の第1の実施の形態に係る光コネクタでは、光カプラの破断を抑制することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る車載通信システム401と比べて、複数のマスタ機能部201を備える車載通信システム402に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る車載通信システム401と同様である。
図16は、本開示の第2の実施の形態に係る車載通信システムの構成の他の例を示す図である。
図16を参照して、車載通信システム402は、図1に示す車載通信システム401と比べて、光コネクタ101の代わりに光コネクタ102を備え、マスタ機能部201Bをさらに備える。マスタ機能部201Bは、マスタ機能部201の一例である。車載通信システム402は、3つ以上のマスタ機能部201を備える構成であってもよいし、1つまたは3つ以上のスレーブ機能部211を備える構成であってもよい。
マスタ機能部201Bは、光ファイバケーブル203Bにおける光ファイバ52を介して光コネクタ102に接続される。光ファイバケーブル203Bは、光ファイバケーブル203の一例である。
光コネクタ102、光ファイバケーブル203A,203Bおよび光ファイバケーブル213A,213Bの各々は、光ハーネス302の一部を構成する。より詳細には、光ハーネス302は、光コネクタ102と、光ファイバケーブル203Aにおける光ファイバ52と、光ファイバケーブル203Bにおける光ファイバ52と、光ファイバケーブル213Aにおける光ファイバ52と、光ファイバケーブル213Bにおける光ファイバ52とを備える。
マスタ機能部201Bは、光トランシーバ202Bを含む。光トランシーバ202Bは、光トランシーバ202の一例である。マスタ機能部201Bおける光トランシーバ202Bは、光ファイバケーブル203Bと接続される。
たとえば、車載通信システム402では、下り方向において、WDMを用いる。より詳細には、光トランシーバ202Bは、たとえば1280nm帯の上り光信号を光ファイバケーブル203Bから受信し、受信した上り光信号を電気信号に変換して図示しない処理部へ出力する。また、マスタ機能部201Bおける光トランシーバ202Bは、図示しない処理部から電気信号を受けて、受けた電気信号を、受信した上り光信号の波長とは異なる波長であって、かつマスタ機能部201Aが出力する下り光信号の波長とは異なる波長の下り光信号に変換して光ファイバケーブル203Bへ出力する。
なお、車載通信システム402では、下り方向において、TDMA、FDM、SDMまたはTWDMを用いてもよい。
図17は、本開示の第2の実施の形態に係る光コネクタを示す断面図である。図17は、光コネクタ102を図3におけるXVII-XVII線で切断したときの断面図を示している。
図17を参照して、光カプラ40における光導波路42は、接続部10および接続部20の間において延びるように本体部41に形成される。光導波路42は、分岐部を有する。たとえば、光導波路42は、接続部10に接続される第1端42Aと、接続部20に接続される第2端42Bと、接続部20に接続される第3端42Cと、接続部10に接続される第4端42Dとを含む。
図18は、本開示の第2の実施の形態に係る光ハーネスの一例を示す平面図である。
図18を参照して、光ハーネス302は、光コネクタ102と、光ファイバケーブル203A,203Bと、光ファイバケーブル213A,213Bとを備える。
光ファイバケーブル203Aにおける光ファイバ52および光ファイバケーブル203Bにおける光ファイバ52は、光コネクタ102における接続部10に接続される。光ファイバケーブル213Aにおける光ファイバ52および光ファイバケーブル213Bにおける光ファイバ52は、光コネクタ102における接続部20に接続される。
より詳細には、光ファイバケーブル203Aは、光ファイバ52を含むケーブル部204Aと、ケーブル部204Aの第1端に設けられたコネクタ部205Aとを含む。光ファイバケーブル203Bは、光ファイバ52を含むケーブル部204Bと、ケーブル部204Bの第1端に設けられたコネクタ部205Bとを含む。光ファイバケーブル213Aは、光ファイバ52を含むケーブル部214Aと、ケーブル部214Aの第1端に設けられたコネクタ部215Aとを含む。光ファイバケーブル213Bは、光ファイバ52を含むケーブル部214Bと、ケーブル部214Bの第1端に設けられたコネクタ部215Bとを含む。
光ファイバケーブル203Aにおけるコネクタ部205Aおよび光ファイバケーブル203Bにおけるコネクタ部205Bは、光コネクタ102における接続部10に接続される。また、光ファイバケーブル213Aにおけるコネクタ部215Aおよび光ファイバケーブル213Bにおけるコネクタ部215Bは、光コネクタ102における接続部20に接続される。なお、接続部10に3本以上の光ファイバケーブル213が接続されてもよく、接続部20に1本または3本以上の光ファイバケーブル213が接続されてもよい。
たとえば、光ファイバケーブル203Aにおけるケーブル部204Aの第2端は、マスタ機能部201Aに接続され、光ファイバケーブル203Bにおけるケーブル部204Bの第2端は、マスタ機能部201Bに接続される。また、光ファイバケーブル213Aにおけるケーブル部214Aの第2端は、スレーブ機能部211Aに接続され、光ファイバケーブル213Bにおけるケーブル部214Bの第2端は、スレーブ機能部211Bに接続される。
接続部10は、光ファイバケーブル203A,203Bから光信号を受ける。接続部10が光ファイバケーブル203Aから受けた光信号は、光カプラ40における光導波路42および接続部20経由で光ファイバケーブル213A,213Bへ出力される。また、接続部10が光ファイバケーブル203Bから受けた光信号は、光カプラ40における光導波路42および接続部10経由で光ファイバケーブル213A,213Bへ出力される。
接続部20は、光ファイバケーブル213A,213Bから光信号を受ける。接続部20が光ファイバケーブル213Aから受けた光信号は、光カプラ40における光導波路42および接続部10経由で光ファイバケーブル203A,203Bへ出力される。また、接続部20が光ファイバケーブル213Bから受けた光信号は、光カプラ40における光導波路42および接続部10経由で光ファイバケーブル203A,203Bへ出力される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
車両に搭載される機能部間の光信号を中継する光コネクタであって、
光ファイバを接続可能な第1の接続部と、
光ファイバを接続可能な第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に接続される光カプラと、
前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する固定部とを備え、
前記光カプラは、
樹脂により形成された本体部と、
前記本体部に形成された、分岐部を有する光導波路とを含む、光コネクタ。
[付記2]
車両に搭載される機能部間の光信号を中継する光コネクタであって、
光ファイバを接続可能な第1の接続部と、
光ファイバを接続可能な第2の接続部と、
前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に接続される光カプラと、
前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する固定部とを備え、
前記機能部は、ECU、センサおよびアンテナモジュールのうちの少なくともいずれか1つである、光コネクタ。
1 車両
2A フロア
2B エンジンルーム
2C トランク
3A,3B 断熱板
10 接続部
20 接続部
21 接続部
30 固定部
40 光カプラ
41 本体部
42 光導波路
42A 第1端
42B 第2端
42C 第3端
50 充填部
51 テンションメンバ
52 光ファイバ
53 保護層
54 押さえ巻
55 シース
101 光コネクタ
102 光コネクタ
201 マスタ機能部
202 光トランシーバ
203 光ファイバケーブル
204 ケーブル部
205 コネクタ部
211 スレーブ機能部
212 光トランシーバ
213 光ファイバケーブル
214 ケーブル部
215 コネクタ部
301 光ハーネス
302 光ハーネス
401 車載通信システム
402 車載通信システム

Claims (10)

  1. 車両に搭載される機能部間の光信号を中継する光コネクタであって、
    光ファイバを接続可能な第1の接続部と、
    光ファイバを接続可能な第2の接続部と、
    前記第1の接続部と前記第2の接続部との間に接続される光カプラと、
    前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する固定部とを備える、光コネクタ。
  2. 前記第1の接続部および前記第2の接続部は、互いに異なる耐熱性を有する、請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記第2の接続部は、前記光カプラを介して前記第1の接続部に対向する位置以外の位置に設けられる、請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記光コネクタは、さらに、
    光ファイバを接続可能な第3の接続部を備え、
    前記光カプラは、さらに、前記第1の接続部と前記第3の接続部との間、および前記第2の接続部と前記第3の接続部との間に接続され、
    前記固定部は、さらに、前記第1の接続部および前記第3の接続部の位置関係、ならびに前記第2の接続部および前記第3の接続部の位置関係を固定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  5. 前記固定部は、前記光カプラが湾曲した状態で前記第1の接続部および前記第2の接続部の位置関係を固定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  6. 前記固定部は、前記光カプラの周囲を覆うように設けられ、
    前記光コネクタは、さらに、
    前記光カプラと前記固定部との間を充填する充填部を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  7. 前記充填部は、樹脂である、請求項6に記載の光コネクタ。
  8. 前記充填部は、発泡樹脂である、請求項6に記載の光コネクタ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光コネクタと、
    前記第1の接続部に接続される第1の光ファイバと、
    前記第2の接続部に接続される第2の光ファイバとを備える、光ハーネス。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光コネクタと、
    第1の光ファイバを介して前記第1の接続部に接続される第1の機能部と、
    第2の光ファイバを介して前記第2の接続部に接続される第2の機能部とを備え、
    前記光コネクタは、前記車両に設けられた断熱板を貫通するように配置される、車載通信システム。
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