以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。以下の実施形態及び変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
以下、本実施形態に係る表示システム1としての表示端末、及び当該表示端末を備えるシステムについて、図1~図48を用いて説明する。
(1)概要
本実施形態では、表示システム1としての表示端末は、インターホンシステム2が備えるインターホン親機10である(図1、図2参照)。
インターホンシステム2は、図2に示すように、複数の(図示例では3つ)インターホン親機10と、複数(図示例では3つ)の玄関子機20と、ロビーインターホン30と、制御装置40と、管理室装置50と、を備える。本実施形態では、インターホンシステム2が施設5としての集合住宅に用いられる場合を例として説明する。
ロビーインターホン30は、例えば、集合住宅のロビーなどの共用部E1に設置される。集合住宅は、共用部E1の他、複数の住戸E2を有している。インターホン親機10は、住戸E2ごとに当該住戸E2内に設置される。玄関子機20は、例えば、住戸E2ごとに当該住戸E2の外玄関に設置される。
ロビーインターホン30とインターホン親機10とは、制御装置40を介して互いに通信可能に構成されている。これにより、本実施形態に係るインターホンシステム2では、ロビーインターホン30とインターホン親機10との間で通話可能となる。インターホン親機10と玄関子機20とは、互いに通信可能に構成されている。さらに、インターホン親機10と管理室装置50とは、制御装置40を介して互いに通信可能に構成されている。つまり、玄関子機20、ロビーインターホン30及び管理室装置50は、インターホン親機10と通信可能であり、本開示の通信端末に相当する。
ロビーインターホン30は、撮像装置を備える。ロビーインターホン30は、来訪者が呼出操作を行うと、撮像装置による来訪者の撮像を開始する。ロビーインターホン30は、撮像した画像のデータを、制御装置40を介してインターホン親機10に送信する。さらに、ロビーインターホン30は、住戸E2内の居住者を呼び出すための制御信号(呼出信号)をインターホン親機10に制御装置40を介して送信する。ロビーインターホン30は、インターホン親機10に対する操作によりインターホン親機10との間で通話が可能になると、来訪者の音声を含む音のデータを制御装置40を介してインターホン親機10に送信する。ロビーインターホン30は、インターホン親機10の操作者の音のデータを制御装置40を介して受け取ると、受け取ったデータに基づく音(操作者の音声を含む)を出力する。
インターホン親機10は、ロビーインターホン30から画像のデータを受信すると、受信した画像のデータを基に、ロビーインターホン30が撮像した画像を表示する。
インターホン親機10が制御信号(呼出信号)をロビーインターホン30から受信している状態(つまり、来訪者からロビーインターホン30を介して呼出がある状態)で住戸E2内の住居者は、ロビーインターホン30との通話又はロビーの扉の解錠の操作を行う。
制御装置40は、ロビーインターホン30から制御信号(呼出信号)を受け取ると、呼出対象のインターホン親機10に送信する。さらに、制御装置40は、ロビーインターホン30から画像のデータを受け取ると、呼出対象のインターホン親機10に当該画像のデータを送信する。制御装置40は、ロビーインターホン30とインターホン親機10との間で通話が可能な状態である場合には、来訪者の音声を含む音データ及び操作者の音声を含む音のデータを送受信する。さらに、制御装置40は、インターホン親機10の操作に応じて、例えば住戸E2に設けられた扉の施錠、解錠を行う。
制御装置40は、施設5の外にある装置と通信可能に構成されている。例えば、制御装置40は、気象データを配信するサービスを行う気象サーバと通信可能である。この場合、制御装置40は、気象サーバから施設5を含む地域の天気及び降水確率等を含む気象情報を受信し、各インターホン親機10に送信する。
制御装置40は、インターホン親機10の指示により、施設5に設けられたエレベータ制御装置60を制御する。エレベータ制御装置60は、施設5に設けられたエレベータを制御する装置である。制御装置40は、インターホン親機10からエレベータの制御に係る指示を受け付けると、インターホン親機10の住戸E2が存在する階にエレベータを移動させる移動指示を、エレベータ制御装置60に送信する。
エレベータ制御装置60は、移動指示を受け付けると、指定された階にエレベータが移動するように、エレベータを制御する。
玄関子機20は、撮像装置を備える。玄関子機20は、来訪者が呼出操作を行うと、撮像装置による来訪者の撮像を開始する。玄関子機20は、撮像した画像のデータをインターホン親機10に送信する。さらに、玄関子機20は、住戸E2内の居住者を呼び出すための制御信号(呼出信号)をインターホン親機10に送信する。玄関子機20は、インターホン親機10に対する操作によりインターホン親機10との間で通話が可能になると、音のデータをインターホン親機10に送信する。玄関子機20は、インターホン親機10の操作者の音声を含む音のデータを受け取ると、受け取ったデータに基づく音(操作者の音声を含む)を出力する。
また、本実施形態では、住戸E2の各々は、感知器70及びセンサ75を備える。
感知器70は、例えば火災感知器、ガス感知器等である。図示例では1つの感知器70を記載しているが、本実施形態では、住戸E2は、火災感知器としての感知器70、ガス感知器としての感知器70等、複数の感知器70を備える。感知器70は、異常の有無を検知する検知部と、異常を検知した場合には当該異常を検知した旨を報知する報知部と、通信部とを、備える。感知器の通信部は、異常を検知した場合に異常を検知したことを表す情報を検知結果として、無線による通信でインターホン親機10に通知する。
センサ75は、住戸E2の玄関扉の施解錠を検知するセンサ、窓の施解錠を検知するセンサ等である。図示例では1つのセンサ75を記載しているが、本実施形態では、住戸E2は、住戸E2の玄関扉の施解錠を検知するセンサ、窓の施解錠を検知するセンサ等複数のセンサ75を備える。センサ75は、鍵の施解錠を検知する施解錠検知部と、鍵の施解除の監視を行っている場合に施解錠検知部が鍵の解錠を検知すると報知する報知部と、通信部とを、備える。センサ75の通信部は、鍵の施解除の監視を行っている場合に施解錠検知部が鍵の解錠を検知すると、その旨を検知結果として、無線による通信でインターホン親機10に通知する。
管理室装置50は、制御装置40を介して、各インターホン親機10と通信可能に構成されている。
各インターホン親機10は、制御装置40を介して、ロビーインターホン30及び玄関子機20との通話の他、管理室装置50との通話、及び他の住戸E2に設けられた他のインターホン親機10との通話も可能である。また、各インターホン親機10は、制御装置40を介して、施設5に設けられた住戸E2とは異なる空間(例えば、キッズルーム)に設けられた装置との通話も可能である。さらに、施設5の他、他の施設が施設5と同一の敷地に設けられている場合には、各インターホン親機10は、制御装置40を介して、他の施設のインターホン親機とも通話可能である。施設5に防災センターが設けられている場合には、各インターホン親機10は、制御装置40を介して、防災センターの装置と通信可能である。ここで、防災センターの装置との通信は双方向の通信であってもよいし、防災センターの装置から各インターホン親機10への一方向の通信であってもよい。要は、各インターホン親機10は、防災センターの装置との通信により少なくとも防災センターからの情報を受け取る構成を含んでいればよい。なお、防災センターは、施設5の外部に設けられてもよい。
施設5の他のインターホン親機10、施設5のキッズルーム等に設けられた装置、他の施設のインターホン親機及び防災センターの装置についても、インターホン親機10と通信可能であり、本開示の通信端末に相当する。
以下の説明において、玄関子機20、ロビーインターホン30、管理室装置50、施設5の他のインターホン親機10、施設5のキッズルーム等に設けられた装置、他の施設のインターホン親機及び防災センターの装置を総称して通信端末という。
(2)構成
ここでは、表示端末としてのインターホン親機10の構成について説明する。
インターホン親機10は、図1に示すように、第1通信部11と、第2通信部12と、第3通信部13と、第4通信部14と、表示部15と、操作部16と、通話部17と、記憶部18と、制御部19と、を備える。なお、インターホン親機10は、複数の装置から構成されてもよい。
インターホン親機10は、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部19として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
第1通信部11は、制御装置40と通信するための通信インタフェースである。第1通信部11は、制御装置40を介してロビーインターホン30に接続されている。例えば、第1通信部11は、ロビーインターホン30から送信される画像を受信する。さらに、ロビーインターホン30との間で音信号及び制御信号が双方向に伝送可能となるよう、第1通信部11は、ロビーインターホン30との間で双方向に通信可能に構成されている。
第2通信部12は、玄関子機20と通信するための通信インタフェースである。第2通信部12は、例えばツイストペア線等からなる2線式の伝送路を介して、玄関子機20と電気的に接続されている。
第3通信部13は、感知器70と通信するための通信インタフェースである。第3通信部13は、有線による通信により、感知器70の検知結果を感知器70から受信する。なお、感知器70との通信は無線であってもよい。
第4通信部14は、センサ75と通信するための通信インタフェースである。第4通信部14は、例えば、920MHz帯の電波を利用した無線通信により、センサ75の検知結果を感知器70から受信する。
表示部15は、ロビーインターホン30及び玄関子機20から送信される画像を表示する。本実施形態において、操作部16の一部と、表示部15とは、タッチパネルにより実現される。つまり、表示部15は、画像の他、操作部16の一部であるボタン等を表示する。
操作部16は、通話関連ボタン150、解錠ボタン151、警報音関連ボタン152、火災確定ボタン153、非常ボタン154、ホームボタン155、終了ボタン156を含む(図3参照)。さらに、上述したように、操作部16は、表示部15に表示されるボタンを含む。操作部16は、表示部15に表示されたボタンが押されることで、当該ボタンに応じた指示を受け付ける。
操作部16は、住戸E2内の住居者の操作を受け付ける。第1通信部11が住居者を呼び出すための制御信号(呼出信号)をロビーインターホン30から受信している状態で通話関連ボタン150に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10とロビーインターホン30との間で通話可能な状態となる。また、通話可能時に通話関連ボタン150に対して再度所定の操作が行われると通話が終了する。つまり、インターホン親機10と呼出元であるロビーインターホン30との通信が終了する。
第1通信部11が呼出信号をロビーインターホン30から受信している状態、又はロビーインターホン30と通話可能な状態で、解錠ボタン151に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、解錠信号が制御装置40に送信される。このとき、制御装置40は、扉の解錠を行う。
さらに、第2通信部12が住居者を呼び出すための制御信号(呼出信号)を玄関子機20から受信している状態で通話関連ボタン150に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10と玄関子機20との間で通話可能な状態となる。また、通話可能時に通話関連ボタン150に対して再度所定の操作が行われると通話が終了する。つまり、インターホン親機10と呼出元である玄関子機20との通信が終了する。
警報音関連ボタン152は、感知器70の検知結果が誤報であった場合に操作される。住居者によって非常ボタン154に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、感知器70から発報されている警報が停止される。
火災確定ボタン153は、感知器70の検知結果が誤報ではなく、火災が発生した場合に操作される。住居者によって非常ボタン154に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、火災が発生している旨の情報が管理室装置に送信される。さらに、インターホン親機10は、表示部15に後述する警報画面G11を表示する。
非常ボタン154は、非常時に住戸E2の住居者によって操作される。例えば、住居者によって非常ボタン154に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、非常音が通話部17のマイクロホンから報知される。非常ボタン154に対して再度所定の操作が行われると、非常音の報知は停止される。
ホームボタン155は、後述する基本画面G1(図4参照)を表示部15に表示する場合に操作される。終了ボタン156は、表示部15での画像の表示を終了する場合に操作される。
通話部17は、スピーカ及びマイクロホンを含み、ロビーインターホン30及び玄関子機20との間で通話可能に構成されている。
記憶部18は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。記憶部18は、ロビーインターホン30が撮像した画像のデータ及び集音した音声のデータを記憶する。記憶部18は、玄関子機20が撮像した画像のデータ及び集音した音声のデータを記憶する。記憶部18は、管理室装置50、他のインターホン親機10、施設5内のキッズルームに設けられた装置、及び他の施設のインターホン親機との間の通話を記憶する。記憶部18は、表示部15が表示すべき画面に係るデータを記憶する。
制御部19は、ロビーインターホン30から制御信号(呼出信号)及び画像を、第1通信部11を介して受け取ると、呼出音の音データを、通話部17のスピーカに出力し、画像を表示部15に出力する。
制御部19は、玄関子機20から制御信号(呼出信号及び画像を、第2通信部12を介して受け取ると、呼出音の音データを、通話部17のスピーカに出力し、画像を表示部15に出力する。
制御部19は、共用部E1に設けられた扉の解錠の操作がされると、解錠信号を制御装置40に第1通信部11を介して送信する。
制御部19は、自機に対して留守モードが設定されている場合に、ロビーインターホン30、玄関子機20、管理室装置50、他のインターホン親機10等から通信があると、当該通信によって取得した情報を記憶部18に記憶する。例えば、ロビーインターホン30又は玄関子機20から呼出信号を受け取ると、呼出信号の送信元で撮像された画像のデータ及び送信元で集音された音声のデータを記憶部18に記憶する。なお、ロビーインターホン30に撮像装置が設けられていない場合には、音声のデータのみをロビーインターホン30から受け取り、記憶部18に記憶する。同様に、玄関子機20に撮像装置が設けられていない場合には、音声のデータのみを玄関子機20から受け取り、記憶部18に記憶する。
制御部19は、管理室装置50、他のインターホン親機10又は他の施設のインターホン親機から呼出信号を受け取ると、呼出信号の送信元で集音された音声のデータを記憶部18に記憶する。
さらに、施設5に宅配ボックスが設置されている場合は、制御部19は、荷物が宅配ボックスに収納されていることを表す宅配情報を、制御装置40を介して受け取る。制御部19は、受け取った宅配情報を記憶部18に記憶する。宅配情報は、例えば、荷物を収納した宅配ボックスの収納場所を表す情報(例えば、宅配ボックスの番号)を含む。
さらに、制御部19は、防災センターの装置からの通知を、留守モード時に制御装置40を介して受け取ると、受け取った通知を記憶部18に記憶する。
制御部19は、気象サーバから定期的に気象情報を取得し、取得した気象情報を記憶部18に記憶する。
制御部19は、図1に示すように、表示制御部101を有している。表示制御部101は、インターホン親機10に対する操作に応じた画面を作成し、作成した画面を表示部15に表示させる。表示制御部101は、表示部15に表示すべき画面の遷移に係る処理、及び表示部15が表示対象の画面を表示するように表示部15を制御する。
制御部19は、非常ボタン154に対して所定の操作が行われると、火災が発生している旨の情報を管理室装置に送信する。
また、表示制御部101は、記憶部18が記憶する画像の再生(動画像の再生)及び音声の出力に係る処理を行う。具体的には、表示制御部101は、記憶部18が記憶している画像のうち未再生の画像に対する再生及び音声の出力に係る処理を行う。
なお、インターホン親機10は、インターネット等のネットワークを介してサーバと通信する通信部を有してもよい。
(3)画面
ここでは、インターホン親機10が表示部15で表示する各画面について説明する。なお、図4~図48における参照符号及び領域を囲む一点鎖線は、説明のために記載しているのみであり、実際の画面には表示されない。
(3-1)基本画面(初期画面)
まず、基本画面G1について、図4を用いて説明する。
基本画面G1は、インターホン親機10に対して所定の操作が行われることで、表示部15に表示される。例えば、ホームボタン155(図3参照)が押されることで、基本画面G1は表示部15に表示される。言い換えると、ホームボタン155が押されると、表示制御部101は、基本画面G1を生成し、生成した基本画面G1を表示部15に表示させる。
基本画面G1は、図4に示すように、第1表示領域R1、第2表示領域R2、第3表示領域R3、第4表示領域R4、第5表示領域R5、第6表示領域R6、第7表示領域R7及び第8表示領域R8を含む。
第1表示領域R1(情報表示領域)では、インターホン親機10と通信端末との間の通信により取得した取得情報が表示される。具体的には、第1表示領域R1では、留守モード時に玄関子機20及びロビーインターホン30のいずれかの通信端末との通信で取得した画像(キャプチャ画像)P1が取得情報として表示される。また、第1表示領域R1では、留守モード時に管理室装置50、施設5の他のインターホン親機10、キッズルームの装置及び他の施設のインターホン親機等のいずれかの通信端末との通信で取得した取得情報(例えば通知があったことを表す情報)を表す画像が表示される。なお、画像P1として表示される取得情報は、留守モード時に取得した情報に限定されない。例えば、住戸E2の居住者が在宅中であっても呼出に応じなかったときに、当該呼出の通信によって取得した情報に係る画像を画像P1として表示してもよい。
第1表示領域R1では、画像P1の他、再生を指示するための画像P2及び画像P1が撮像された日時を表す日時情報P3が表示される。
留守モード時にインターホン親機10が、1つの通信端末から複数の取得情報を取得した場合、2つ以上の通信端末のそれぞれから取得情報を取得した場合には、取得した取得情報のうち最新の取得情報が第1表示領域R1に表示される。
第1表示領域R1では、複数の通信端末のうち少なくとも1つの通信端末との通信により取得した情報が未だ再生されておらず、視聴されていないまたは聴かれていない場合には、未再生(未読)であることを示す未読情報であるアイコンM10も併せて表示される。例えば、来客の記録があり、かつ未再生(未読)の情報がない場合には、アイコンM10は表示されず、再生された情報のうち最新の情報が情報P1として第1表示領域R1に表示される。また、来客の記録があり、かつ未再生(未読)の情報がある場合には、アイコンM10は表示され、未再生の情報のうち最新の情報が情報P1として第1表示領域R1に表示される。なお、アイコンM10は、点滅表示されてもよいし、点灯表示されてもよい。
第2表示領域R2(遷移関連表示領域)では、第1表示領域R1で表示される画像P1(取得情報)と、複数の通信端末のうち通信を行った1つ以上の通信端末から取得した他の取得情報(画像)とを含む情報群を表示する画面へと基本画面G1から遷移するための遷移関連情報が表示される。本実施形態では、第2表示領域R2では、インターホン親機10が、複数の通信端末のうち少なくとも1つの通信端末との通信により取得した情報を視聴する又は聴くためのアイコンである四角形状のボタンB1が遷移関連情報として表示される。ボタンB1には、ボタンB1に対して所定の操作(例えば、押操作)を行うことで、インターホン親機で実行される内容に係る文字列が表示される。本実施形態では、ボタンB1には、“通知を見る”という文字列(メッセージ)が表示される。これにより、ボタンB1に対して所定の操作を行うことで、通知を見ることができるようにインターホン親機10が動作する、つまり動画像等の情報の再生を行う動作を行うことが分かる。
第2表示領域R2では、複数の通信端末のうち少なくとも1つの通信端末との通信により取得した情報が未だ再生されておらず、視聴されていないまたは聴かれていない場合には、未再生であることを示す未再生情報であるアイコンM1も併せて表示される。なお、アイコンM10と同様に、アイコンM1は、点滅表示されてもよいし、点灯表示されてもよい。
第3表示領域R3(操作関連表示領域)は、インターホン親機10が接続されるシステムの種類、及びインターホン親機10の設定の少なくとも一方に関連する操作に関し、表示態様の異なる複数(図示例では4つ)の操作関連情報が表示される。ここで、表示態様とは、表示すべき図形(形状)、図形内に記載される記号、文字列、文字形状、色等のうち少なくとも1つを含む。本実施形態では、第3表示領域R3に含まれる後述するボタン(アイコン)に記載される記号及び名称(文字)が異なる。
本実施形態では、四角形状のアイコンである呼出操作ボタンB2、撮像操作ボタンB3、表示操作ボタンB4及び設備操作ボタンB5が、互いに表示態様が異なる操作関連情報として第3表示領域R3で表示される。呼出操作ボタンB2では、呼出操作に係る内容が表示される。撮像操作ボタンB3では、撮像装置の撮像操作に係る内容が表示される。表示操作ボタンB4では、外部装置からの通知の表示に係る内容が表示される。ここで、外部装置とは、例えば電力使用量を監視するシステム、又は住戸E2の居住者に通知する情報を蓄積するシステム等に備えられる装置である。設備操作ボタンB5では、施設5の設備(例えばエレベータの制御に係るシステム)及び住戸E2に設けられた設備(例えば防犯に係るシステム)の操作に関する内容が表示される。
呼出操作ボタンB2は、インターホン親機10の設定操作に関連する操作関連情報である。撮像操作ボタンB3は、インターホン親機10が接続されるインターホンシステム2の通信端末(ここでは、玄関子機20及びロビーインターホン30)の種類(接続先)の設定に関連する操作関連情報である。表示操作ボタンB4及び設備操作ボタンB5は、インターホン親機10が接続されるシステムの種類(接続先)の設定に関連する操作関連情報である。例えば、表示操作ボタンB4は、インターホン親機10が接続されるシステムの種類として、電力使用量を監視するシステム及び住戸E2の居住者に通知する情報を蓄積するシステムのいずれかの設定に関連する操作関連情報である。また、設備操作ボタンB5は、インターホン親機10が接続されるシステムの種類として、エレベータの制御に係るシステム及び防犯に係るシステムのいずれかの設定に関連する操作関連情報である。
第4表示領域R4(操作切替表示領域)は、インターホン親機10及びインターホン親機10を含むシステムの少なくとも一方の動作を切り替えるための操作に係る操作切替関連情報が表示される。本実施形態では、インターホン親機10が留守モードで動作するか否かを切り替えるスライド形式の第1切替ボタンB6(アイコン)と、当該第1切替ボタンB6の操作に対応する動作内容(ここでは、“留守”)が操作切替関連情報として第4表示領域R4に表示される。なお、第1切替ボタンB6は、インターホン親機10を含むシステムとしての防犯システムの動作を切り替えてもよい。例えば、この場合、第1切替ボタンB6の操作によりインターホン親機10の動作モードを留守モードとし、防犯システムは住戸E2の監視を開始する。
第5表示領域R5(状態表示領域)では、インターホン親機10が設けられた空間(住戸E2)に関する状態を示す状態関連情報(例えば、ボタン形状のアイコン)が表示される。第5表示領域R5では、当該状態関連情報として、住戸E2に対して防犯の監視動作を切り替えるためのスライド形式の第2切替ボタンB7(アイコン)と、当該第2切替ボタンB7の操作に対応する動作内容(ここでは、“防犯”)が表示される。さらに、第5表示領域R5では、防犯の監視対象での状況を表すアイコンをも状態関連情報として表示する状況表示領域R10を含む。例えば、状況表示領域R10において、監視対象を表すアイコン(例えば扉のアイコン)が表示される。表示制御部101は、監視の状態及び監視対象の状態に応じて、表示されるアイコンの形態を変化させる。例えば、表示制御部101は、扉が開いている(解錠されている)場合には扉が開いた状態のアイコンを、扉が閉じている(施錠されている)場合には扉が閉まっている状態のアイコンを、表示させる。また、表示制御部101は、監視中である場合のアイコンの色と、非監視中である場合のアイコンの色とを変化させて表示させる。例えば、表示制御部101は、監視中であればアイコンを青色で、非監視中であればアイコンを橙色で、それぞれ表示させる。また、監視中に異常を検知した場合(例えば、留守中に扉が開いたことを検知した場合)には、警報を発報中であることを示すアイコンここでは鍵の形状のアイコンが扉のアイコンに加えて表示される(図4参照)。
第6表示領域R6(通知表示領域)では、インターホン親機10のユーザー(住戸E2の住居者)に対する通知に関連する通知関連情報が表示される。第6表示領域R6では、感知器70から受け取った検知結果が記憶部18に記憶されていることを表すアイコンである四角形状の警報通知ボタンB8が通知関連情報として表示される。警報通知ボタンB8には、警報通知ボタンB8の操作に対応する通知の内容が表示される。ここでは、警報通知ボタンB8には、通知の内容として“警報”が表示される。さらに、警報としての通知内容(検知結果)が未表示である場合には、未表示であることを示すアイコンM2も併せて表示される。
第6表示領域R6では、管理室装置50との通信により取得した情報(例えば、管理人からの通知)が記憶部18に記憶されていることを表すアイコンである四角形状の管理人通知ボタンB9が通知関連情報として表示される。管理人通知ボタンB9には、管理人通知ボタンB9の操作に対応する通知内容が表示される。ここでは、管理人通知ボタンB9には、通知内容として“管理連絡”が表示される。さらに、管理連絡としての通知内容が未表示(又は未再生)である場合には、未表示(又は未再生)であることを示すアイコンM3も併せて表示される。
さらに、第6表示領域R6では、宅配ボックスに荷物が収納されている場合には、その旨を表すアイコンである四角形状の宅配通知ボタンB10が通知関連情報として表示される。宅配通知ボタンB10には、宅配通知ボタンB10の操作に対応する通知内容が表示される。ここでは、宅配通知ボタンB10には、通知内容として“宅配”が表示される。さらに、宅配としての通知内容が未表示(又は未再生)である場合には、未表示(又は未再生)であることを示すアイコンM4も併せて表示される。
なお、アイコンM10と同様に、アイコンM2~M4は、点滅表示されてもよいし、点灯表示されてもよい。
第7表示領域R7では、インターホン親機10に対する設定に関連する設定関連情報が表示される。第7表示領域R7では、インターホン親機10に対する設定を行うためのアイコンであるボタンB11が設定関連情報として表示される。ここで、インターホン親機10に対する設定とは、音量設定、通話に係る設定、録画設定、画面設定、防犯設定及び現状の設定の初期化等である。
第8表示領域R8では、気象サーバから取得した最新の気象情報、例えば天気及び降水確率が表示される。
なお、自機との通信相手に撮像装置が設けられていない場合には、画像P1の代わりに音声のデータのみの再生であることを示す画像P5が取得情報として表示される(図5参照)。
(3-2)再生画面
再生画面G2は、基本画面G1の第1表示領域R1に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第1表示領域R1に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、再生画面G2を生成し、生成した再生画面G2を表示部15に表示させる。
再生画面G2は、図6に示すように、再生領域R21、再生用操作領域R22及び画面遷移用操作領域R23を含む。
再生領域R21では、再生すべき画像P1が表示される。例えば、再生領域R21には、留守モード時に玄関子機20及びロビーインターホン30のいずれかの通信端末との通信で取得した動画像P21が表示される。このとき、動画像P21の音声は、通話部17のスピーカから出力される。
留守モード時にインターホン親機10が、1つの通信端末から複数の情報を取得した場合、2つ以上の通信端末のそれぞれから情報を取得した場合には、最新の情報から順次表示(再生)される。再生対象が音声のみである場合には、図5に示す画像P5と同様の画像が再生領域R21に表示される。
再生用操作領域R22では、再生に係る操作に係る情報が表示される。本実施形態では、再生用操作領域R22では、四角形状のアイコンである音量ボタンB21、消去ボタンB22、解除ボタンB23、先送りボタンB24、後送りボタンB25、停止ボタンB26及び表示切替ボタンB27を含む。
音量ボタンB21は、再生時において通話部17のスピーカから出力される音声の音量を調整する場合に操作される。消去ボタンB22は、再生対象の情報を記憶部18から削除する場合に操作される。
解除ボタンB23は、表示中の画像が保護された状態である場合に表示される。解除ボタンB23は、表示中の画像に対する保護状態を解除する場合に操作される。未再生の画像に対しては初期状態として保護されていない状態(非保護状態)となっている。非保護状態の画像が表示されている場合には、解除ボタンB23の代わりに保護ボタンが表示される。保護ボタンに対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、制御部19は、表示中の画像を保護状態とし、表示されるボタンを保護ボタンから解除ボタンへと変更する。ここで、保護状態とは、画像にプロテクトがかけられて削除できない状態のことである。非保護状態とは、画像にかけられたプロテクトが解除され削除可能な状態のことである。保護状態である場合には、表示制御部101は、保護状態であることを表すアイコン(例えば、鍵の形状の図形)等を動画像P21に重畳させて表示部15に表示させてもよい。
先送りボタンB24は、再生対象の情報が複数存在する場合に、再生順序が最後の情報にスキップする際に操作される。後戻りボタンB25は、再生対象の情報が複数存在する場合に、再生順序が最初の情報にスキップする(戻る)際に操作される。停止ボタンB26は、再生を停止する際に操作される。表示切替ボタンB27は、再生用操作領域R22及び画面遷移用操作領域R23で表示される各ボタンの表示の切り替えを行う場合に操作される。図6では、各ボタンの表示が許可された状態(表示ON状態)となっている。この状態で、表示切替ボタンB27に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、各ボタンは非表示の状態(表示OFF状態)となる。
画面遷移用操作領域R23は、画面遷移の操作に係る情報を表示する。画面遷移用操作領域R23では、四角形状のアイコンであるボタンB28が表示される。ボタンB28は、再生画面G2に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される。
(3-3)タイムライン画面
タイムライン画面G3は、第2表示領域R2のボタンB1に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第2表示領域R2のボタンB1に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、タイムライン画面G3を生成し、生成したタイムライン画面G3を表示部15に表示させる。
タイムライン画面G3は、図7に示すように、一覧表示領域R31、タグ表示領域R32、第1操作領域R33、第2操作領域R34及び第3操作領域R35を含む。
一覧表示領域R31では、再生対象の取得情報P31~P37がサムネイル形式で時系列に沿って表示される。本実施形態では、時系列の軸に、日付及び曜日が表示され、日付に対応するように再生対象のサムネイル形式の取得情報(キャプチャ画像)が表示される。一覧表示領域R31では、表示された複数の取得情報(キャプチャ画像)P31~P37に対応する複数の時刻がそれぞれ表示される。ここで、時刻は、対応する情報が取得された時刻である。図7で示すタイムライン画像G3では、取得情報P31~P37は、上下に分けて表示されている。そのため、複数の取得情報を直線上に並べて表示する場合と比較して一覧表示領域R31を大きくすることができる。これにより、取得情報P31~P37を見易く表示できる。
さらに、一覧表示領域R31では、未だ再生がされていない取得情報に対しては、未再生であることを示すアイコンM31も併せて表示される。本実施形態では、複数の取得情報(キャプチャ画像)P31~P37は未だ再生がされていないため、全ての取得情報(キャプチャ画像)P31~P37に対してアイコンM31が表示されている。
一覧表示領域R31で表示される取得情報P31~P37のうち1つの取得情報に対して所定の操作(例えば押操作)が行われると、再生画面G2に遷移し、操作対象の取得情報の再生が行われる。このとき、再生対象の取得情報が、画像及び音声の双方である場合には動画像及び音声の再生が行われる。再生対象の取得情報が、音声のみである場合には音声の再生が行われる。再生対象の取得情報が、画像(文字)のみである場合には画像(文字)の再生(表示)のみが行われる。
タグ表示領域R32では、複数のタグB31~B35が表示される。複数のタグB31~B35のそれぞれは、一覧表示領域R31で表示される取得情報の種別を示す。複数のタグB31~B35のうち1つのタグが選択されると、選択されたタグに応じた取得情報が一覧表示領域R31に表示される。
例えば、新着を表すタグB32が選択されると、通信端末を呼出元とする通信で取得した取得情報であって未再生のすべての取得情報に係るサムネイル画像が一覧表示領域R31で表示される。ただし、表示に係る取得情報の数が所定数を超え、一画面で表示できない場合がある。この場合には、スクロールバー又はページの切替ボタン等が表示される。来客を表すタグB33が選択されると、玄関子機20及びロビーインターホン30、施設5の他のインターホン親機10及び他の施設のインターホン親機のいずれかを呼出元とする通信より取得した取得情報に係るサムネイル画像(例えば、取得情報P33,P34)のみが一覧表示領域R31で表示される。管理を表すタグB34が選択されると、管理室装置50及び防災センターの装置のいずれかを呼出元とする通信より取得した取得情報に係るサムネイル画像(例えば、取得情報P31,P32)のみが一覧表示領域R31で表示される。お知らせを表すタグB35が選択されると、外部の装置から取得した取得情報に係るサムネイル画像(例えば、取得情報P35,P36,P37)のみが一覧表示領域R31で表示される。
第1操作領域R33は、一覧表示領域R31で表示される取得情報P31~P37を強制的に再生済み(既読)とする際の操作される四角形状のアイコンであるボタンB36を含む。第2操作領域R34では、後述するカレンダ形式画面G4へ画面遷移を行う際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB37が表示される。第3操作領域R35では、タイムライン画面G3に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB38が表示される。
なお、タイムライン画面において、新着を表すタグB32が選択された場合、インターホン親機10を呼出元として他の住戸E2のインターホン親機10及び他の施設のインターホン親機との通信を行った場合であって未再生のすべての取得情報に係るサムネイル画像が、一覧表示領域R31に表示されてもよい。この場合においても、未再生の取得情報の数が所定数を超え、一画面で表示できない場合がある。この場合には、スクロールバー又はページの切替ボタン等が表示される。
(3-4)カレンダ形式画面
カレンダ形式画面G4は、タイムライン画面G3の第2操作領域R34のボタンB37に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、タイムライン画面G3の第2操作領域R34のボタンB37に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、カレンダ形式画面G4を生成し、生成したカレンダ形式画面G4を表示部15に表示させる。
カレンダ形式画面G4は、図8に示すように、カレンダ表示領域R41及び操作領域R42を含む。
カレンダ表示領域R41では、操作が行われた月のカレンダに関するカレンダ関連情報が表示される。このとき、再生すべき取得情報が存在する日に対しては、再生すべき取得情報が存在することを表すアイコンである円形状のボタンB41が表示される。本実施形態では、2月15日~18日において再生すべき取得情報が存在している。ボタンB41に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、対応する日において再生すべき情報(未再生の情報)の再生を開始する。このとき、画面は再生画面G2に遷移する。
操作領域R42では、カレンダ形式画面G4に遷移する前の画面(ここでは、タイムライン画面G3)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB42が表示される。
カレンダ表示を行うことで、広範囲の期間での取得情報の有無を容易に把握することができる。
なお、ここでは、ボタンB42は、カレンダ形式画面G4に遷移する前の画面(ここでは、タイムライン画面G3)に遷移する際に操作される構成とした。つまり、ボタンB42に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、タイムライン画面G3に遷移する構成とした。しかしながら、この構成に限定されない。ボタンB42に対して所定の操作が行われると、基本画面G1に遷移してもよい。
(3-5)第1呼出操作画面
第1呼出操作画面G5は、基本画面G1の第3表示領域R3の呼出操作ボタンB2に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の第3表示領域R3の呼出操作ボタンB2に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第1呼出操作画面G5を生成し、生成した第1呼出操作画面G5を表示部15に表示させる。
第1呼出操作画面G5は、図9に示すように、第1呼出対象表示領域R51及び操作領域R52を含む。
第1呼出対象表示領域R51では、呼出対象を指定する際に操作される1つ以上の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、7つのボタンB51~B57)が表示される。呼出対象を指定する際に操作される1つ以上のボタンは、1つ以上の列で表示される。本実施形態では、ボタンB51~B57は、2つの列で表示される。ボタンB51~B57には、呼出先に係る情報(名称)及び呼出先を識別する図形が表示される。
操作領域R52では、第1呼出操作画面G5に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB52が表示される。
(3-6)第2呼出操作画面
第2呼出操作画面G6は、第1呼出操作画面G5の第1呼出対象表示領域R51で表示された1つ以上のボタンB51~B57(アイコン)のいずれかに対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第1呼出操作画面G5のボタンB51~B57のいずれかのボタンに対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第2呼出操作画面G6を生成し、生成した第2呼出操作画面G6を表示部15に表示させる。ここでは、ボタンB54に対して所定の操作が行われた場合について説明する。
第2呼出操作画面G6は、図10に示すように、第2呼出対象表示領域R61及び操作領域R62を含む。
第2呼出対象表示領域R61では、呼出対象として予め登録されている1つ以上の住戸に一対一に対応する1つ以上の四角形状のボタン(ここでは、8つのボタンB61~B68)が表示される。ボタンB61~B68(アイコン)には、呼出先に係る情報(住戸が存在する棟及び部屋番号)が表示される。第2呼出対象表示領域R61で表示される1つ以上のボタンは、1つ以上の列で表示される。本実施形態では、ボタンB51~B57は、2つの列で表示される。
操作領域R62では、第2呼出操作画面G6に遷移する前の画面(ここでは、第1呼出操作画面G5)に遷移する際に操作される四角形状のボタンB62が表示される。
なお、ここでは、ボタンB62は、第2呼出操作画面G6に遷移する前の画面(ここでは、第1呼出操作画面G5)に遷移する際に操作される構成とした。つまり、ボタンB62に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、第1呼出操作画面G5に遷移する構成とした。しかしながら、この構成に限定されない。ボタンB62に対して所定の操作が行われると、基本画面G1に遷移してもよい。
また、第1呼出操作画面G5の第1呼出対象表示領域R51で表示されるボタンに対応する呼出先が1つである場合に、当該ボタンに対して所定の操作が行われると、第2呼出操作画面G6に遷移することなく、当該ボタンに対応する呼出先を呼び出してもよい。例えば、ボタンB54に対応する呼出先が“A棟101号室”だけである場合に、ボタンB54に対して所定の操作が行われると、第2呼出操作画面G6に遷移することなく、A棟101号室のインターホン親機を呼び出してもよい。
(3-7)モニター選択画面
モニター選択画面G7は、基本画面G1の第3表示領域R3の撮像操作ボタンB3に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の第3表示領域R3の撮像操作ボタンB3に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、モニター選択画面G7を生成し、生成したモニター選択画面G7を表示部15に表示させる。
モニター選択画面G7は、図11に示すように、モニター選択領域R71及び操作領域R72を含む。
モニター選択領域R71では、モニター監視の対象となる場所を選択するための1つ以上の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、2つのボタンB71、B72)が一方向に沿って表示される。ボタンB71,B72には、モニター監視対象の場所を表す情報(名称)が表示される。例えば、名称“第1玄関”は住戸E2の外玄関に対応する。名称“第2玄関”は第1玄関に対応する外玄関とは異なる住戸E2の外玄関である。つまり、住戸E2に複数(例えば、2つ)の外玄関が設けられている場合に、それぞれの外玄関に対応するように名称が設けられる。ボタンB71に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、第1玄関の玄関子機20で撮像された画像が表示部15に表示される。ボタンB72に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、第2玄関の玄関子機20で撮像された画像が表示部15に表示される。
なお、モニター監視の対象となる場所を選択するための1つ以上のボタンが一列で表示できない場合には、複数の列で表示される。また、ロビーインターホン30や駐輪場、及び駐車場等にカメラが設置されている場合には、これらの場所で撮像された画像を表示するためのアイコン(ボタン)が表示されてもよい。
操作領域R72では、モニター選択画面G7に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB72が表示される。
(3-8)コンテンツ選択画面
コンテンツ選択画面G8は、基本画面G1の第3表示領域R3の表示操作ボタンB4に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の第3表示領域R3の表示操作ボタンB4に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、コンテンツ選択画面G8を生成し、生成したコンテンツ選択画面G8を表示部15に表示させる。
コンテンツ選択画面G8は、図12に示すように、コンテンツ選択領域R81及び操作領域R82を含む。
コンテンツ選択領域R81では、表示したいコンテンツを選択するための1つ以上の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、2つのボタンB81、B82)が一方向に沿って表示される。ボタンB81,B82には、表示したいコンテンツに係る情報(名称)が表示される。例えば、情報サービスと表示されたボタンB81は、外部装置から取得する情報(例えば、地域のお知らせ情報)を表示するコンテンツとして選択する場合に操作される。電力使用量と表示されたボタンB82は、住戸E2にHEMS(home energy management system)のコントローラが設置されている場合に、当該コントローラが取得した住戸E2での消費電力量を表示するコンテンツとして選択する場合に操作される。
なお、表示したいコンテンツを選択するための1つ以上のボタンが一列で表示できない場合には、複数の列で表示される。
操作領域R82では、コンテンツ選択画面G8に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB82が表示される。
(3-9)操作選択画面
操作選択画面G9は、基本画面G1の第3表示領域R3の設備操作ボタンB5に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の第3表示領域R3の設備操作ボタンB5に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、操作選択画面G9を生成し、生成した操作選択画面G9を表示部15に表示させる。
操作選択画面G9は、図13に示すように、操作選択領域R91及び操作領域R92を含む。
操作選択領域R91では、操作対象となるシステム(又は、装置)を選択するための1つ以上の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、2つのボタンB91、B92)が一方向に沿って表示される。ボタンB91,B92には、操作対象となるシステム(又は、装置)に係る情報(名称)が表示される。
例えば、電気錠と表示されたボタンB91は、電気錠による施解錠が行われる部材(例えば、住戸E2の玄関扉)に対する施解錠を行う場合に操作される。操作選択領域R91では、ボタンB91に対応するシステム(又は、装置)の状態を表すアイコンP91が、ボタンB91の下方に表示される。図示例では、電気錠は解錠状態であることを示している。この状態で、ボタンB91に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、電気錠が施錠状態となる。この場合、アイコンP91が示す内容は、電気錠が施錠されていることを表す情報となる。
ボタンB92は、エレベータを住戸E2が存在する階に移動させる際に操作される。ボタンB92に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10は、エレベータに対する制御指示を制御装置40に送信する。制御装置40は、制御指示を受け付けると、インターホン親機10の住戸E2が存在する階にエレベータを移動させる移動指示を、エレベータ制御装置60に送信する。エレベータ制御装置60は、移動指示を受け付けると、指定された階にエレベータが移動するように、エレベータを制御する。
なお、操作対象となるシステム(又は、装置)を選択するための1つ以上のボタンが一列で表示できない場合には、複数の列で表示される。
操作領域R92では、操作選択画面G9に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB93が表示される。
(3-10)防犯設定画面
防犯設定画面G10は、基本画面G1の第5表示領域R5の第2切替ボタンB7に対して所定の操作(例えば、右方向にスライド操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の第5表示領域R5の第2切替ボタンB7に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、防犯設定画面G10を生成し、生成した防犯設定画面G10を表示部15に表示させる。
防犯設定画面G10は、図14に示すように、1つ以上の設定表示領域(ここでは、4つの設定表示領域R101~R104)、第1操作領域R105、第2操作領域R106、第3操作領域R107及び第4操作領域R108を含む。設定表示領域R101~R104は、一方向に沿って防犯設定画面G10に設けられる。
設定表示領域R101~R104の各々では、防犯設定の対象物(対象回路)についての設定開始及び設定解除の操作に係る防犯設定関連情報が表示される。ここでは、設定表示領域R101~R104の各々では、アイコンである防犯情報P101及びボタンB0101,B102、B103の各々が防犯設定関連情報として表示される。
防犯情報P101は,防犯設定の対象となる場所を表す名称及び図形を含む。場所の名称は、インターホン親機10の操作者(住戸E2の居住者)によって登録可能である。操作者によって場所の名称が登録されていない場合には、初期名称として“防犯”が表示される。防犯情報P101に含まれる図形も、インターホン親機10の操作者(住戸E2の居住者)によって登録可能である。例えば、操作者は、設定対象の場所として、扉の図形及び窓の図形を登録することができる。操作者によって場所を表す図形が登録されていない場合には、初期図形として錠を表す図形が表示される。
ボタンB101は、防犯の監視開始までの時間を含む。ボタンB101に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、ボタンB101において防犯の監視開始までの時間がカウントダウンされて表示される。図14では、例えば、玄関に対応するボタンB101には玄関の監視開始(警戒開始)までの時間として“300秒”と記載されている。インターホン親機10の操作者が玄関に対応するボタンB101に対して所定の操作を行うことで、防犯の監視開始までの時間がカウントダウンされる。ボタンB101では、監視開始までの残り時間(カウントダウンされた時間)が表示される。
ボタンB102は、対応する設定場所に対して即座に防犯の監視を開始する場合に操作される。ボタンB103は、防犯の監視を行わない場合に操作される。
第1操作領域R105では、防犯の監視対象となる複数の箇所に対して、一括に操作を行うための情報が表示される。本実施形態では、第1操作領域R105では、アイコンである一括解除ボタンB104及びすぐ警戒ボタンB105が表示される。一括解除ボタンB104は、設定表示領域R101~R104で表示されているすべての監視対象に対して、防犯の監視を行わない場合に操作される。すぐ警戒ボタンB105は、設定表示領域R101~R104で表示されているすべての監視対象に対して、即座に防犯の監視を開始する場合に操作される。
第2操作領域R106では、インターホン親機10及びインターホン親機10を含むシステムの少なくとも一方の動作を切り替えるための切替情報が表示される。本実施形態では、インターホン親機10が留守モードで動作するか否かを切り替えるスライド形式の切替ボタンB106(アイコン)が切替情報として第2操作領域R106に表示される。切替ボタンB106は、基本画面G1の第1切替ボタンB6と同様の機能を有するボタンである。防犯設定画面G10に切替ボタンB106が表示されることで、留守モードを設定する際に基本画面G1に遷移する必要がなく、設定の操作回数を削減することができる。
第3操作領域R107では、施設5に設けられた設備の制御に関する制御関連情報が表示される。本実施形態では、第3操作領域R107では、アイコンであるボタンB107が制御関連情報として表示される。ボタンB107は、施設5に設けられたエレベータを住戸E2が存在する階に移動させる際に操作される。ボタンB107は、操作選択画面G9で表示されるボタンB92と同等の機能を有している。防犯設定画面G10にボタンB107が表示されることで、エレベータを移動させる際に操作選択画面G9に遷移する必要がなく、操作回数を削減することができる。
第4操作領域R108では、防犯設定画面G10に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB108が表示される。
(3-11)警報画面
警報画面G11は、基本画面G1の第6表示領域R6の警報通知ボタンB8に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の警報通知ボタンB8に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、警報画面G11を生成し、生成した警報画面G11を表示部15に表示させる。
警報画面G11は、図15に示すように、警報表示領域R111及び操作領域R112を含む。
警報表示領域R111では、感知器70から受け取った検知結果に応じて警報として表示すべきアイコンである警報情報P111が表示される。警報情報P111は、警報の種別を表す図形及び名称を含む。例えば、警報として火災を報知(表示)すべき場合には、火災を表す図形と名称とが警報情報P111に含まれる(図15参照)。
操作領域R112では、警報画面G11に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB112が表示される。
複数の感知器70の検知によっては、複数の警報を表示する必要がある。図15に示す警報画面G11では1つの警報に対する画面であるため、複数の警報を一括して表示することができない。そこで、複数の警報が存在する場合には、図16に示す複数用警報画面G12が表示部15に表示される。言い換えると、複数の警報を表示する場合には、表示制御部101は、複数用警報画面G12を生成し、生成した複数用警報画面G12を表示部15に表示させる。
複数用警報画面G12は、図16に示すように、上述した警報表示領域R111及び操作領域R112に加えて、警報一覧表示領域R121を含む。
警報一覧表示領域R121では、警報として表示すべき情報(ここでは、情報P121~P124)の一覧が一方向に沿って表示される。アイコンである情報P121~P124のうち1つの情報が選択されると、選択された情報が警報表示領域R111で表示される。また、警報一覧表示領域R121が存在する場合、つまり5つ以上の表示すべき情報が存在する場合には、警報一覧表示領域R121では、未表示の情報の表示を指示するボタンB121(アイコン)及びボタンB122のうち少なくとも一方が表示される。このとき、警報表示領域R111に表示される画像は、複数の警報のうち最も優先度が高い警報の種別を表す画像である。火災が最も優先度が高い場合には、図16に示すように、警報の種別が火災を表す警報情報P111が警報表示領域R111に表示される。
ボタンB121,B122に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、警報一覧表示領域R121では、アイコンである情報P121~P124の表示から表示されていない情報の表示へと切り替わる。
なお、ここでは、警報画面G11は、基本画面G1の第6表示領域R6の警報通知ボタンB8に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示されるとして説明した。しかしながら、警報画面G11(又は、複数用警報画面G12)は、感知器70が火災等の異常を検知した場合に強制的に表示されてもよい。
(3-12)メッセージ表示画面
メッセージ表示画面G13は、基本画面G1の第6表示領域R6の管理人通知ボタンB9に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の管理人通知ボタンB9に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、メッセージ表示画面G13を生成し、生成したメッセージ表示画面G13を表示部15に表示させる。
メッセージ表示画面G13は、図17に示すように、メッセージ表示領域R131及び操作領域R132を含む。
メッセージ表示領域R131では、通信を行った通信端末(例えば、管理室装置50)から取得した取得情報、及び当該通信端末を識別するための図形を含む識別情報P131(アイコン)が表示される。本実施形態では、識別情報P131は、一例として、管理室装置50との通信によって管理室装置50から取得した取得情報(例えば、管理人からのメッセージ)、及び管理室装置50を識別する図形(ここでは、管理人を表す人型の図形)を含む。
操作領域R132では、メッセージを送信した送信元の通信端末を呼び出す場合に操作されるアイコンである呼出ボタンB131が表示される。例えば、図17で示すメッセージがメッセージ表示画面G13で表示されている場合に呼出ボタンB131に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10の制御部19は、管理室装置50に対して呼出動作を行う。
なお、メッセージ表示画面G13において、メッセージ表示画面G13に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作されるボタンが表示されてもよい。
(3-13)設定表示画面
設定表示画面G14は、基本画面G1の第7表示領域R7のボタンB11に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、基本画面G1の第7表示領域R7のボタンB11に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、設定表示画面G14を生成し、生成した設定表示画面G14を表示部15に表示させる。
設定表示画面G14は、図18に示すように、設定種別表示領域R141及び操作領域R142を含む。設定種別表示領域R141は、設定表示画面G14の上方に配置される。操作領域R142は、設定表示画面G14の左下に配置される。
設定種別表示領域R141では、インターホン親機10で設定可能な1つ以上の設定内容の種別を選択するための1つ以上の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、6つのボタンB141~B146)が一方向に沿って表示される。ボタンB141~B146には、設定内容の種別を表す情報(設定に関する名称)及び当該種別を表す図形が表示される。
図18では、ボタンB141では、設定に関する名称として“音”が表示されている。例えば、呼出音の設定を行う場合にボタンB141に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われる。
ボタンB142では、設定に関する名称として“呼出通話”が表示されている。例えば留守モードに呼出があった場合における留守メッセージの設定、住戸間通話の設定等を行う場合に、ボタンB142に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われる。
ボタンB143では、設定に関する名称として“録画”が表示されている。例えば録画に関する設定(録画時間等の設定)を行う場合に、ボタンB143に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われる。
ボタンB144では、設定に関する名称として“画面”が表示されている。例えば画面に関する設定(画面の解像度等の設定)を行う場合に、ボタンB144に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われる。
ボタンB145では、設定に関する名称として“防犯”が表示されている。
例えば防犯に関する設定を行う場合に、ボタンB145に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われる。
ボタンB146では、設定に関する名称として“初期化”が表示されている。インターホン親機10の出荷時に設定された状態に戻す場合に、ボタンB146に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われる。
なお、設定内容の種別を選択するための1つ以上のボタンが一列で表示できない場合には、複数の列で表示される。
操作領域R142では、設定表示画面G14に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB147が表示される。
設定表示画面G14は、図19に示すように、設定種別表示領域R141と操作領域R142との間に配置された詳細情報表示領域R143を、さらに含む。設定表示画面G14は、図19に示すように、詳細情報表示領域R143の下方に操作領域R144を、さらに含む。
詳細情報表示領域R143では、ボタンB141~B146のいずれかのボタンに対して所定の操作が行われた場合に、所定の操作が行われたボタンに対応する設定に関連するアイコン(例えば、ボタン形式のアイコン)が表示される。
例えば、ボタンB142に対して所定の操作が行われると、詳細情報表示領域R143に、呼出通話に関して設定するための複数の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、5つのボタン1421~1425)が表示される(図19参照)。ボタン1421~1425では、設定の種別が上段に、現在設定されている内容が下段に、それぞれ表示される。例えば、ボタン1421は着信時間の設定を行う際に操作されるボタンであり、現在設定されている着信時間が30秒であることが、表示内容から認識できる。また、ボタン1422は解錠時通話時間の設定を行う際に操作されるボタンであり、現在設定されている時間が10秒であることが、表示内容から認識できる。ボタン1423は留守メッセージの設定を行う際に操作されるボタンであり、現在設定されている設定内容が呼出直後に固定メッセージを出力することが、表示内容から認識できる。ボタン1424は居留守表示の設定を行う際に操作されるボタンであり、現在設定されている居留守表示が有効となっていることが、表示内容から認識できる。さらに、ボタン1425は住戸間通話の設定を行う際に操作されるボタンであり、現在設定されている内容が登録住戸であることが、表示内容から認識できる。ここで、登録住戸とは、登録された住戸とのみ通話が可能であることを示す。
操作領域R144では、詳細情報表示領域R143での表示の切り替えを行う場合に操作されるボタン形式のアイコンP141が表示される。ここでは、ページ切替のアイコンP141が表示される。
(3-14)第1住戸間通話設定画面
第1住戸間通話設定画面G15は、設定表示画面G14で表示されるボタン1425に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、設定表示画面G14の第2操作領域R34のボタン1425に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第1住戸間通話設定画面G15を生成し、生成した第1住戸間通話設定画面G15を表示部15に表示させる。
第1住戸間通話設定画面G15は、図20に示すように、設定選択領域R151を含む。設定選択領域R151は、第1選択領域R152、第2選択領域R153及び第3選択領域R154を含む。
第1選択領域R152では、第1ラジオボタンB151と、設定に係る名称と、設定内容とが表示される。第1選択領域R152で表示される名称として“通話拒否”が、設定内容として“呼出も着信もできません。”というメッセージが、それぞれ表示される。つまり、住戸間通話を許可しない場合には、第1ラジオボタンB151が選択される。
第2選択領域R153では、第2ラジオボタンB152と、設定に係る名称と、設定内容とが表示される。第2選択領域R153で表示される名称として“登録住戸のみ”が、設定内容として“登録住戸のみ呼び出し着信できます。”というメッセージが、それぞれ表示される。つまり、登録した住戸間のみ通話を許可する場合には、第2ラジオボタンB152が選択される。
第3選択領域R154は、第3ラジオボタンB153と、設定に係る名称と、設定内容とが表示される。第3選択領域R154で表示される名称として“全て通話許可”が、設定内容として“どの住戸でも呼び出し着信できます。”というメッセージが、それぞれ表示される。つまり、全ての住戸に対して通話を許可する場合には、第3ラジオボタンB153が選択される。
第1住戸間通話設定画面G15は、図20に示すように、第1操作領域R155を含む。第1操作領域R155では、四角形状のアイコンである決定ボタンB154が表示される。決定ボタンB154は、設定選択領域R151で表示される複数のラジオボタン(ここでは、第1ラジオボタンB151、第2ラジオボタンB152及び第3ラジオボタンB153)のいずれかのラジオボタンの選択を決定する場合に操作される。
さらに、第1住戸間通話設定画面G15は、図20に示すように、第2操作領域R156を含む。第2操作領域R156では、第1住戸間通話設定画面G15に遷移する前の画面(ここでは、設定表示画面G14)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB155が表示される。
(3-15)第2住戸間通話設定画面
第2住戸間通話設定画面G16は、第1住戸間通話設定画面G15で第2ラジオボタンB152が選択され、決定ボタンB154に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第1住戸間通話設定画面G15の第2ラジオボタンB152が選択され、決定ボタンB154に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第2住戸間通話設定画面G16を生成し、生成した第2住戸間通話設定画面G16を表示部15に表示させる。
第2住戸間通話設定画面G16は、図21に示すように、メッセージ表示領域R161と、第1操作領域R162と、第2操作領域R163とを含む。
メッセージ表示領域R161では、住戸間通話を許可する住戸の登録を行う旨のメッセージを表示する。ここでは、メッセージ表示領域R161では、住戸の登録を行う旨のアイコンP161を表示する。
第1操作領域R162では、登録画面に遷移するためのアイコンであるボタンB161が表示される。住戸間通話を許可する住戸の登録を続行する場合には、ボタンB161が操作される。
第2操作領域R163は、第2住戸間通話設定画面G16に遷移する前の画面(ここでは、第1住戸間通話設定画面G15)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB162を含む。
(3-16)第1住戸選択画面
第1住戸選択画面G17は、第2住戸間通話設定画面G16でボタンB161に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第2住戸間通話設定画面G16のボタンB161に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第1住戸選択画面G17を生成し、生成した第1住戸選択画面G17を表示部15に表示させる。
第1住戸選択画面G17は、図22に示すように、選択表示領域R171と、操作領域R172とを含む。
選択表示領域R171では、住戸間通信が可能な施設(棟)を選択するための四角形状の複数のアイコンであるボタン(ここでは、選択ボタンB171~B178)が表示される。選択ボタンB171~B178には、当該選択ボタンで設定可能な施設の名称が表示される。住戸間通話の設定を行う者(住戸E2の居住者)は、住戸間通話を許可したい住戸を含む施設に対応する選択ボタンを、選択ボタンB171~B178から選択する。
操作領域R172では、第1住戸選択画面G17に遷移する前の画面(ここでは、第2住戸間通話設定画面G16)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB179が表示される。
(3-17)第2住戸選択画面
第2住戸選択画面G18は、第1住戸選択画面G17で選択ボタンB171~B178のいずれかの選択ボタンに対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第1住戸選択画面G17の選択ボタンB171~B178のいずれかのボタンに対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第2住戸選択画面G18を生成し、生成した第2住戸選択画面G18を表示部15に表示させる。ここでは、選択ボタンB171に対して所定の操作が行われた場合について説明する。
第1住戸選択画面G17は、図23に示すように、入力領域R181と、確認領域R182と、第1操作領域R183と、第2操作領域184とを含む。
入力領域R181では、アイコンであるテンキーB181が表示される。住戸間通話の設定を行う者(住戸E2の居住者)は、テンキーB181を用いて、住戸間通話を許可したい住戸の番号を入力する。
確認領域R182では、テンキーB181を用いて入力された部屋番号を確認するための四角形状のアイコンP181が表示される。アイコンP181は、第1住戸選択画面G17で選択された施設(棟)の名称と、テンキーB181を用いて入力された部屋番号とが表示される。
第1操作領域R183では、四角形状のアイコンである決定ボタンB182が表示される。決定ボタンB182は、確認領域R182で表示される部屋番号を登録する場合に操作される。
第2操作領域R184では、第2住戸選択画面G18に遷移する前の画面(ここでは、第1住戸選択画面G17)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB183が表示される。
(3-18)通話先設定画面
通話先設定画面G19は、第2住戸選択画面G18で決定ボタンB182に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第2住戸選択画面G18の決定ボタンB182に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、通話先設定画面G19を生成し、生成した通話先設定画面G19を表示部15に表示させる。
通話先設定画面G19は、図24に示すように、設定表示領域R191と、第1操作領域R192と、第2操作領域193とを含む。
設定表示領域R191では、住戸間通信が許可された住戸を表す四角形状の複数のアイコン(ここでは、8つのアイコンP191~P198)が表示される。アイコンP191~P198は、表示部15の左右方向及び上下方向に沿って規則的に配置される。アイコンP191~P198には、住戸間通信が許可された施設(棟)の名称と、当該施設(棟)の部屋番号とが表示される。
第1操作領域R192では、住戸間通信が許可された住戸の登録を削除したい場合に操作される四角形状のアイコンであるボタンB191が表示される。インターホン親機10の操作者は、住戸間通信が許可された住戸の登録を削除したい場合には、設定表示領域R191で表示された複数のアイコンのうち1つのアイコンを選択する選択操作(例えば、押操作)を行う。その後、操作者がボタンB191に対して所定の操作(例えば、押操作)を行うことで、インターホン親機10の制御部19は、選択された1つのアイコンに対応する住戸の登録の削除に係る処理を行う。このとき、通話先設定画面G19では、選択されたアイコンは表示されない。
第2操作領域R193では、通話先設定画面G19に遷移する前の画面(第2住戸選択画面G18)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB192が表示される。なお、ボタンB192が操作されることで、例えば基本画面G1又は設定表示画面G14に遷移してもよい。
(3-19)第1確認画面
第1確認画面G20は、制御部19が感知器70から検知結果(例えば、火災を検知したことを表す情報)を受信した場合、表示部15に表示される。言い換えると、感知器70が火災を検知すると、表示制御部101は、第1確認画面G20を生成し、生成した第1確認画面G20を表示部15に表示させる。
第1確認画面G20は、図25に示すように、確認表示領域R201と、操作領域R202とを含む。
確認表示領域R201では、インターホン親機10の上部(警報音関連ボタン152、火災確定ボタン153、非常ボタン154を含む部位)に相当するアイコンP201が表示される。アイコンP201は、警報音関連ボタン152に相当するアイコンP202と、火災確定ボタン153に相当するアイコンP203とを含む。
確認表示領域R201では、吹き出し形状のアイコンP204,P205が表示される。アイコンP204はアイコンP202に対応付けられ、アイコンP205はアイコンP203に対応付けられている。
アイコンP204には、警報音関連ボタン152の操作に関するメッセージが表示される。例えば、感知器70から検知結果が誤報である場合に警報音関連ボタン152の操作を操作することで、感知器70が発報する警報を止めることができる旨のメッセージがアイコンP204に表示される。これにより、実際のボタンに相当するアイコンを表示しつつ操作の内容を表示することで、誤操作し難くすることができる。
アイコンP205には、火災確定ボタン153の操作に関するメッセージが表示される。例えば、感知器70から検知結果が誤報ではなく、操作者(住戸E2の居住者)が異常(例えば火災)を確認した場合に操作する旨のメッセージがアイコンP205に表示される。
操作領域R20では、第1確認画面G20に遷移する前の画面(例えば、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB201が表示される。
表示部15に第1確認画面G20が表示されている場合に、警報音関連ボタン152に対して所定の操作が行われると、表示部15で表示される画面が第1確認画面G20から基本画面G1に遷移する。
表示部15に第1確認画面G20が表示されている場合に、火災確定ボタン153に対して所定の操作が行われると、表示部15で表示される画面が第1確認画面G20から警報画面G11に遷移する。
なお、第1確認画面G20は、警報画面G11又は複数用警報画面G12に対して所定の操作が行われた場合に表示されてもよい。例えば、制御部19が感知器70から検知結果(例えば、火災を検知したことを表す情報)を受信した場合に、表示制御部101は、警報画面G11又は複数用警報画面G12を先ず表示してもよい。警報画面G11又は複数用警報画面G12が表示された後に、所定の操作により第1確認画面G20が表示される。
または、警報画面G11又は複数用警報画面G12と、第1確認画面G20とが交互に表示されてもよい。
(3-20)第2確認画面
第2確認画面G21は、非常ボタン154に対して所定の操作が行われた場合に、表示部15に表示される。言い換えると、非常ボタン154に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第2確認画面G21を生成し、生成した第2確認画面G21を表示部15に表示させる。
第2確認画面G21は、図26に示すように、確認表示領域R211と、操作領域R212とを含む。
確認表示領域R211では、インターホン親機10の上部(警報音関連ボタンB512、火災確定ボタン153、非常ボタン154を含む部位)に相当するアイコンP211が表示される。アイコンP211は、非常ボタンB514に相当するアイコンP211を含む。
確認表示領域R211では、吹き出し形状のアイコンP213が表示される。アイコンP213はアイコンP212に対応付けられている。
アイコンP213には、非常ボタン154の操作に関するメッセージが表示される。例えば、住戸E2の状態を確認した後に、当該非常ボタン154を操作することで非常音の発報を止めることができる旨のメッセージがアイコンP213に表示される。これにより、実際のボタンに相当するアイコンを表示しつつ操作の内容を表示することで、誤操作し難くすることができる。
操作領域R20では、第2確認画面G21に遷移する前の画面(例えば、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB211が表示される。
表示部15に第2確認画面G21が表示されている場合に、非常ボタン154に対して所定の操作が行われると、表示部15で表示される画面が第2確認画面G21から基本画面G1に遷移する。
(3-21)呼出表示画面
呼出表示画面G22は、ロビーインターホン30及び玄関子機20のいずれかで呼出操作が行われた場合に、表示部15で表示される。呼出時に表示部15に何等かの画面が表示されている場合には、当該画面から強制的に呼出表示画面G22へと画面遷移する。言い換えると、ロビーインターホン30及び玄関子機20のいずれかで呼出操作が行われると、表示制御部101は、呼出表示画面G22を生成し、生成した呼出表示画面G22を表示部15に表示させる。
呼出表示画面G22は、図27に示すように、複数の画像(図示例では、第1画像P221、第2画像P222、第3画像P223)及びボタンB221~B227を含む。
第2画像P222及び第3画像P223は、呼出表示画面G22を平面視した場合に、呼出表示画面G22において中心より右側に上下方向に並んで同等の大きさで配置される。第1画像P221は、呼出表示画面G22において第2画像P222及び第3画像P223が表示される領域を除いた領域に表示される。呼出表示画面G22では、3つの画像を表示する場合には、第1画像P221が最も大きく表示される。
第1画像P221は、呼出時又は通話時に呼出元の撮像装置が撮像した画像(動画像)である。第2画像P222は、呼出元とは異なる端末(例えば、共用部E1に設置された防犯用の撮像装置)で撮像された画像(動画像)である。第3画像P223は、呼出前(例えば、呼出操作が行われる前、又は呼出操作が行われる最中)に呼出元の撮像装置が撮像した画像(静止画像)である。なお、第1画像P221及び第2画像P222は、静止画像であってもよい。また、第3画像P223は、動画像であってもよい。
ボタンB221は、呼出元の撮像装置で撮像された画像を録画する場合に操作される。ボタンB221に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10の制御部19は、画像の録画を開始する。
ボタンB222は、呼出元の撮像装置に対してズームを指示する場合に操作される。ボタンB222に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10は、呼出元の撮像装置がズームを行うように、呼出元に対してズーム処理に係る指示を送信する。これにより、呼出元は、撮像装置のズームを行う。
ボタンB223は、呼出表示画面G22の表示態様を変更する場合に操作される。具体的には、ボタンB223は、第1画像P221、第2画像P222及び第3画像P223を表示するマルチ画面の表示態様と、画面全体に第1画像P221を表示するシングル画面(全画面)の表示態様との切り替えを行う場合に操作される。ボタンB223では、当該ボタンB223に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで変更後の表示態様を表す情報が表示される。図27では、呼出表示画面G22での表示態様はマルチ画面となっており、ボタンB223には“全画面”が表示されている。この状態で、ボタンB223に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、マルチ画面の表示態様からシングル画面の表示態様へと切り替わる。表示態様がマルチ画面からシングル画面(全画面)にと切り替わると、ボタンB223には“マルチ画面”が表示される。
ボタンB224は、住戸E2に居住者が在宅中である場合であっても呼出に応答したくない場合に操作される。ボタンB224に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、後述する居留守設定画面G23に画面は遷移する。
ボタンB225は、表示されている画像の画質、及び通話部17のスピーカから出力されている音声の音量等を変更する場合に操作される。
ボタンB226は、ボタンB221~B227の表示の切り替えを行う場合に操作される。図27では、ボタンB221~B227の表示が許可された状態(表示ON状態)となっている。この状態で、ボタンB226に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、ボタンB221~B227は非表示の状態(表示OFF状態)となる。
ボタンB227は、呼出音を停止する場合に操作される。
(3-22)居留守設定画面
居留守設定画面G23は、呼出表示画面G22のボタンB224に対して所定の操作が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、呼出表示画面G22のボタンB224に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、居留守設定画面G23を生成し、生成した居留守設定画面G23を表示部15に表示させる。
居留守設定画面G23は、図28に示すように、画像P231と、ボタンB221~B227とを含む。ボタンB221~B227については、呼出表示画面G22で既に説明しているので、ここでの説明は省略する。
画像P231は、呼出時又は通話時に呼出元の撮像装置が撮像した画像(動画像)である。
居留守設定画面G23は、設定領域R231を、更に含む。設定領域R231では、複数(図示例では3つ)のラジオボタンB231~B233が表示される。さらに、設定領域R231では、複数のラジオボタンB231~B233にそれぞれ対応し、居留守の設定時に呼出元に出力する音声に係る複数のメッセージM231~M233が表示される。例えば、メッセージM231は、当該メッセージM231に対応するラジオボタンB231が選択された場合に、居留守の設定時に呼出元に出力する内容を表す。同様に、メッセージM232は、当該メッセージM232に対応するラジオボタンB232が選択された場合に、居留守の設定時に呼出元に出力する内容を表す。メッセージM233は、当該メッセージM233に対応するラジオボタンB233が選択された場合には、利用者により予め登録(録音)されたメッセージを出力する旨を表す。
さらに、設定領域R231では、ボタンB234が表示される。ボタンB234は、ラジオボタンB231~B233のうち1つのラジオボタンが選択された後、選択されたラジオボタンに応じたメッセージの音声の出力を開始する場合に操作される。例えば、ラジオボタンB231が選択された後、ボタンB234に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10の制御部19は、“ただいま出られません。ご用の方は、ピーと鳴り・・・”というメッセージの音声のデータを呼出元へ送信する。これにより、呼出元のスピーカから上記メッセージの音声が出力される。
居留守設定画面G23は、ボタンB235を、更に含む。ボタンB235は、設定領域R231の表示及び非表示の切り替えを行う場合に操作される。図28で示す居留守設定画面G23では、設定領域R231は表示された状態となっている。この状態で、ボタンB235に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、設定領域R231は非表示の状態となる。居留守設定画面G23は、設定領域R231が非表示となると、呼出表示画面G22と同等の画面となる。
(3-23)第1映像範囲設定画面
第1映像範囲設定画面G24は、インターホン親機10の施工時に施工業者の作業員によって所定の操作が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、作業員によって所定の操作が行われると、表示制御部101は、第1映像範囲設定画面G24を生成し、生成した第1映像範囲設定画面G24を表示部15に表示させる。第1映像範囲設定画面G24は、インターホン親機10と通信可能な玄関子機20の撮像装置での撮像範囲を設定する際に利用される画面である。
第1映像範囲設定画面G24は、図29に示すように、設定表示領域R241と、操作領域R242とを含む。
設定表示領域R241は、複数の表示領域を含む。表示領域は、インターホン親機10が玄関子機20と接続可能な最大数に応じた数だけ、設定表示領域R241に含まれる。本実施形態では、インターホン親機10が玄関子機20と接続可能な最大数は“2”であると仮定する。この場合、設定表示領域R241は、2つの表示領域R243,R244を含む。
表示領域R243では、映像範囲が設定可能な玄関子機を表す名称(ここでは、“第1ドアホン”)P241と、四角形状のアイコンであるボタンB241、B242が表示される。
ボタンB241は、名称P241で表される玄関子機20の撮像装置での映像範囲を変更する場合に操作される。ボタンB241では、設定対象を表す内容(設定内容)と、現在設定の状態を表す内容(状態内容)とが表示される。本実施形態では、ボタンB241の上部に設定内容が、下部に状態内容が、それぞれ表示される。
ボタンB242は、名称P241で表される玄関子機20の撮像装置でのズーム位置の設定を変更する場合に操作される。
表示領域R244では、表示領域R243と比べて映像範囲が設定可能な玄関子機を表す名称が異なる。
操作領域R242では、第1映像範囲設定画面G24に遷移する前の画面(例えば、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB243が表示される。
(3-24)第2映像範囲設定画面
第2映像範囲設定画面G25は、第1映像範囲設定画面G24のボタンB241に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示される。言い換えると、第1映像範囲設定画面G24のボタンB241に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第2映像範囲設定画面G25を生成し、生成した第2映像範囲設定画面G25を表示部15に表示させる。
第2映像範囲設定画面G25は、図30に示すように、選択操作領域R251と、第1操作領域R252と、第2操作領域R253とを含む。
選択操作領域R251では、映像範囲の設定に係る情報がラジオボタンとともに表示される。本実施形態では、映像範囲の設定として3タイプのいずれかで設定が可能である。具体的には、本実施形態では、撮像された画像全体を表示するスーパーワイド、撮像された画像のうち一部の領域を拡大して表示するワイド、ズームで撮像された画像を表示するズームの3タイプのうちいずれかのタイプが選択可能である。
選択操作領域R251では、第1ラジオボタンB251と名称“スーパーワイド”とを含むアイコンP251、第2ラジオボタンB252と名称“ワイド”とを含むアイコンP252及び第3ラジオボタンB253と名称“ズーム”とを含むアイコンP253が表示される。
第1操作領域R252では、四角形状のアイコンである決定ボタンB254が表示される。決定ボタンB254は、選択操作領域R251で表示される複数のラジオボタン(第1ラジオボタンB251~第3ラジオボタンB253)のいずれかのラジオボタンの選択を決定する場合に操作される。
第2操作領域R253では、第2映像範囲設定画面G25に遷移する前の画面(ここでは、第1映像範囲設定画面G24)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB255が表示される。
(3-25)第3映像範囲設定画面
第3映像範囲設定画面G26は、第2映像範囲設定画面G25で第2ラジオボタンB252が選択され、決定ボタンB254に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第2映像範囲設定画面G25の第2ラジオボタンB252が選択され、決定ボタンB254に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第3映像範囲設定画面G26を生成し、生成した第3映像範囲設定画面G26を表示部15に表示させる。本実施形態では、第3映像範囲設定画面G26は、映像範囲の設定として“ワイド”が選択された場合に、表示部15に表示される。
第3映像範囲設定画面G26は、図31に示すように、画像表示領域R261と、第1操作領域R262と、第2操作領域R263と、第3操作領域R264とを含む。
画像表示領域R261では、第1映像範囲設定画面G24で設定対象として選択された玄関子機20で撮像された画像P261が表示される。
画像表示領域R261では、ボタンB261~B264が、画像P261に重畳されて表示される。さらに、画像表示領域R261では、玄関子機20で撮像された画像のうち呼出時に表示される領域を決定するために用いる枠体L261が、画像P261に重畳されて表示される。
ボタンB261は、画像P261の上方に表示され、枠体L261を上方に移動させる場合に操作される。ボタンB262は、画像P261の右方に表示され、枠体L261を右方に移動させる場合に操作される。ボタンB263は、画像P261の下方に表示され、枠体L261を下方に移動させる場合に操作される。ボタンB264は、画像P261の左方に表示され、枠体L261を左方に移動させる場合に操作される。
第1操作領域R262では、四角形状のアイコンである確認ボタンB265が表示される。確認ボタンB265は、後述する第4映像範囲設定画面G27を表示する場合に操作される。
第2操作領域R263では、四角形状のアイコンである表示切替ボタンB266が表示される。表示切替ボタンB266は、ボタンB261~B264、確認ボタンB265、表示切替ボタンB266及び後述するボタンB267の表示の切り替えを行う場合に操作される。図31では、各ボタンの表示が許可された状態(表示ON状態)となっている。この状態で、表示切替ボタンB266に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、各ボタンは非表示の状態(表示OFF状態)となる。
第3操作領域R264では、第3映像範囲設定画面G26に遷移する前の画面(ここでは、第2映像範囲設定画面G25)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB267が表示される。
(3-26)第4映像範囲設定画面
第4映像範囲設定画面G27は、第3映像範囲設定画面G26で表示される確認ボタンB265に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、第3映像範囲設定画面G26の確認ボタンB265に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第4映像範囲設定画面G27を生成し、生成した第4映像範囲設定画面G27を表示部15に表示させる。
第4映像範囲設定画面G27は、図32に示すように、画像表示領域R271と、第1操作領域R272と、第2操作領域R273と、第3操作領域R274とを含む。
画像表示領域R271では、第3映像範囲設定画面G26で表示される画像P261のうち枠体L261に含まれる画像が拡大された画像P271が表示される。
第1操作領域R272では、四角形状のアイコンである決定ボタンB271が表示される。決定ボタンB271は、玄関子機20が撮像した画像のうち呼出に表示する範囲を決定する場合に操作される。決定ボタンB271に対して所定の操作が行われると、インターホン親機10の制御部19は、玄関子機20が撮像した画像のうち枠体L261で示される範囲を記憶する。以降、玄関子機20からの呼出があると、制御部19の表示制御部101は、記憶している範囲を基に、玄関子機20が撮像した画像から表示部15で表示すべき領域を抽出し、抽出した領域を拡大して表示部15に表示させる。
第2操作領域R273では、四角形状のアイコンである表示切替ボタンB272が表示される。表示切替ボタンB272は、決定ボタンB271、表示切替ボタンB272及び後述するボタンB273の表示の切り替えを行う場合に操作される。図32では、各ボタンの表示が許可された状態(表示ON状態)となっている。この状態で、表示切替ボタンB272に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、各ボタンは非表示の状態(表示OFF状態)となる。
第3操作領域R274では、第4映像範囲設定画面G27に遷移する前の画面(ここでは、第3映像範囲設定画面G26)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB273が表示される。
(3-27)呼出画面
呼出画面G28は、第2呼出操作画面G6の複数のボタンB61~B68のいずれかのボタンに対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示される。言い換えると、第2呼出操作画面G6の複数のボタンB61~B68のいずれかのボタンに対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、呼出画面G28を生成し、生成した呼出画面G28を表示部15に表示させる。
呼出画面G28は、図33に示すように、第1呼出領域R281及び第2呼出領域R282を含む。
第1呼出領域R281では、指定された呼出先に対して呼出を行っていることを表す図形のアイコンP281が表示される。本実施形態のアイコンP281は、受話器の図形と、音の出力を表す円弧形状の波紋の図形とで構成されている。
第2呼出領域R282では、指定された呼出先に対して呼出を行っていることを表す情報と呼出先を表す情報との組からなる呼出情報P282が表示される。
なお、呼出画面G28において、呼出画面G28に遷移する前の画面(ここでは、基本画面G1)に遷移する際に操作されるボタンが表示されてもよい。
また、表示制御部101は、呼出先への呼出を行う際にアイコンP281を時間経過に伴って変化させてもよい。例えば、図33において、表示制御部101は、アイコンP281を構成する3つの波紋が順次表示されるにようにアイコンP281を変化させてもよい。また、表示制御部101は、呼出確認音と連動して波紋が動くようにアイコンP281を変化させてもよい。さらに、表示制御部101は、通話状態に応じてアイコンP281を構成する3つの波紋の動きが変化するように、アイコンP281を表示してもよい。例えば、呼出中と通話中とで波紋が動く速度を変更してもよい。具体的には、呼出中では波紋の動きが早くなるように、通話中では波紋の動きが遅くなるように、表示制御部101は表示部15におけるアイコンP281の表示を制御する。通話が終了した場合、表示制御部101は、波紋の動きが止まるように、表示部15におけるアイコンP281の表示を制御する。
(3-28)第1伝言画面
第1伝言画面G29は、第1呼出操作画面G5のボタンB57に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示される。言い換えると、第1呼出操作画面G5のボタンB57に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第1伝言画面G29を生成し、生成した第1伝言画面G29を表示部15に表示させる。第1伝言画面G29は、インターホン親機10の操作者に伝えるべき伝言が存在しない場合に、表示される。
第1伝言画面G29は、図34に示すように、録音表示領域R291と、操作領域R292とを含む。
第1伝言画面G29では、録音可能な件数分の録音表示領域R291が含まれる。本実施形態では、3つの録音表示領域R291が第1伝言画面G29に含まれる。
録音表示領域R291では、伝言がないことを表すアイコンP291と、録音の開始及び終了を指示する録音ボタンB291とが表示される。
録音ボタンB291に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10の制御部19は録音を開始する。録音中に録音ボタンB291に対して再度所定の操作が行われると、インターホン親機10の制御部19は録音を終了する。
操作領域R292では、第1伝言画面G29に遷移する前の画面(ここでは、第1呼出操作画面G5)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB292が表示される。
(3-29)第2伝言画面
第2伝言画面G30は、第1呼出操作画面G5のボタンB57に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示される。言い換えると、第1呼出操作画面G5のボタンB57に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第2伝言画面G30を生成し、生成した第2伝言画面G30を表示部15に表示させる。第2伝言画面G30は、インターホン親機10の操作者に伝えるべき伝言が存在する場合に、表示される。
第2伝言画面G30は、図35に示すように、伝言表示領域R301と、操作領域R302とを含む。
第2伝言画面G30では、録音可能な件数分の伝言表示領域R301が含まれる。本実施形態では、3つの伝言表示領域R301が第2伝言画面G30に含まれる。
伝言表示領域R301では、伝言があることを表すアイコンP301と、伝言が録音された日時を表す日時情報P302と、伝言の再生を指示するアイコンである再生ボタンB301と、伝言の消去を指示するアイコンである消去ボタンB302とが表示される。なお、アイコンP301と、上述したアイコンP291とは、図形は同じであるが、表示色を異ならせることで、伝言の有無を表す。
さらに、伝言表示領域R301では、伝言が未再生である場合には、未再生であることを表すアイコンである円形状のアイコンM301が表示される。
再生ボタンB301に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10の制御部19は録音された伝言を再生する。具体的には、インターホン親機10は、録音された音声を出力する。消去ボタンB302に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10の制御部19は録音された伝言を消去する。具体的には、インターホン親機10は、録音された音声のデータを削除する。
操作領域R302では、第2伝言画面G30に遷移する前の画面(ここでは、第1呼出操作画面G5)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB303が表示される。
なお、図35では、3件分の伝言表示領域R301を含んでいる。つまり、録音可能な件数分すべてに対して録音がされていることを想定した第2伝言画面G30を用いて説明した。しかしながら、録音可能な件数分よりも録音された件数が少ない場合には、第2伝言画面G30では、録音された件数分の伝言表示領域R301と、録音可能な残数分の伝言表示領域R301とが混在して表示されてもよい。
(3-30)呼出音設定画面
図37に示す呼出音設定画面G31を説明する前に、呼出音設定画面G31の遷移前の画面(ここでは、設定表示画面G14)について説明する。
設定表示画面G14は、上述したように、設定種別表示領域R141と操作領域R142との間に配置された詳細情報表示領域R143を含んでいる。
図18に示す設定表示画面G14が表示されているときに、ボタンB141に対して所定の操作が行われると、呼出音設定に係るアイコン等の情報が、詳細情報表示領域R143に表示される。
ボタンB141に対して所定の操作が行われると、詳細情報表示領域R143では、複数の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、6つのボタン1411~1416)が表示される(図36参照)。ボタン1411~1416では、少なくとも設定内容を表す名称が表示される。さらに、設定状態を表す内容が表示されてもよい。例えば、ボタン1411では、設定内容を表す名称のみが表示される。また、ボタン1413では、設定内容の名称と、設定状態とが表示されている。この場合、名称は上段に、設定状態が下段に、それぞれ表示される。
ボタン1411は、着信音を設定する場合に操作される。ボタン1412は、着信音の音量を設定する場合に操作される。ボタン1413は、操作音を出力するか否かを設定する場合に操作される。ボタン1414は、外部からのお知らせ等を出力する際の音量を設定する際に操作される。ボタン1415は、防犯音を設定する場合に操作される。ボタン1416は、地震発生を報知する際の報知音に係る設定を行う場合に操作される。
なお、図36において、詳細情報表示領域R143での表示の切り替えを行う場合に操作されるボタン形式のアイコンP141が表示されてもよい。
次に、図37に示す呼出音設定画面G31について説明する。
呼出音設定画面G31は、図36に示す設定表示画面G14が表示されているときに、ボタン1411に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、設定表示画面G14のボタン1411に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、呼出音設定画面G31を生成し、生成した呼出音設定画面G31を表示部15に表示させる。
呼出音設定画面G31は、図37に示すように、第1設定領域R311及び第2設定領域R312を含む。
第1設定領域R311では、呼出元を選択するためのアイコンである複数のボタン(ここでは、5つのボタンB311~B315)が表示される。ボタンB311~B315の各々には呼出元を識別する名称が表示される。
ボタンB311は、呼出元として第1玄関が表示されており、第1玄関から呼出がある場合の着信音の設定を行う場合に操作される。ここでは、例えば、第1玄関は上述した第1ドアホンであり図2に示す玄関子機20に相当する。ボタンB312は、呼出元として第2玄関が表示されており、第2玄関から呼出がある場合の着信音の設定を行う場合に操作される。ここでは、例えば、第2玄関は上述した第2ドアホンに相当する。ボタンB313は、呼出元として管理室が表示されており、管理室装置50から呼出がある場合の着信音の設定を行う場合に操作される。ボタンB314は、呼出元としてロビーインターホンが表示されており、ロビーインターホン30から呼出がある場合の着信音の設定を行う場合に操作される。ボタンB315は、呼出元として他住戸が表示されており、他住戸から呼出がある場合の着信音の設定を行う場合に操作される。
第2設定領域R312は、第3設定領域R313、第4設定領域R314及び操作領域R315を含む。
第3設定領域R313では、鳴動音を設定するためのラジオボタンB316を含むアイコンP311が複数表示される。ここでは、12個のアイコンP311が表示される。
第4設定領域R314では、鳴動回数を設定するためのラジオボタンB317を含むアイコンP312が複数表示される。ここでは、2個のアイコンP312が表示される。
操作領域R315では、四角形状のアイコンである決定ボタンB318が表示される。決定ボタンB318は、着信音の設定の対象となる呼出元の選択、鳴動音及び鳴動回数の選択を決定する場合に操作される。
インターホン親機10の操作者は、まず、呼出元を選択する。具体的には、操作者は、ボタンB311~B315のうち着信音の設定に対象となる呼出元に対応するボタンを選択する。選択後、操作者は、鳴動音及び鳴動回数を選択する。全て選択後、決定ボタンB318に対して所定の操作を行うことで、設定が完了する。このとき、制御部19は、選択された呼出元と、選択された鳴動音及び鳴動回数とを対応付けて記憶する。これにより、呼出元ごとに設定された鳴動音及び鳴動回数で呼出が行われる。
なお、鳴動音を選択する度に、制御部19は、対応する鳴動音を通話部17のスピーカから出力してもよい。これにより、インターホン親機10の操作者は、鳴動音を試聴(確認)しながら鳴動音の選択が可能になる。
なお、呼出音設定画面G31において、呼出音設定画面G31に遷移する前の画面(ここでは、設定表示画面G14)に遷移する際に操作されるボタンが表示されてもよい。
(3-31)お手入れ画面及び補正画面
図39に示すお手入れ画面G32及び図40に示す補正画面G33を説明する前に、お手入れ画面G32及び補正画面G33の各々の遷移前の画面(ここでは、設定表示画面G14)について説明する。
設定表示画面G14は、上述したように、設定種別表示領域R141と操作領域R142との間に配置された詳細情報表示領域R143を含んでいる。
図18に示す設定表示画面G14が表示されているときに、ボタンB144に対して所定の操作が行われると、画面設定に係るアイコン等の情報が、詳細情報表示領域R143に表示される。
ボタンB144に対して所定の操作が行われると、詳細情報表示領域R143では、複数の四角形状のアイコンであるボタン(ここでは、4つのボタン1441~1444)が表示される(図38参照)。ボタン1441~1444では、少なくとも画面の設定内容を表す名称が表示される。さらに、設定状態を表す内容が表示されてもよい。例えば、ボタン1441では、画面の設定内容の名称と、設定状態とが表示されている。この場合、名称は上段に、設定状態が下段に、それぞれ表示される。ボタン1443では、画面の設定内容を表す名称のみが表示される。
ボタン1441は、画面の明るさを設定する場合に操作される。ボタン1442は、ホーム画面となる初期画面を設定する場合に操作される。ボタン1443は、画面のお手入れを行う場合に操作される。ボタン1444は、タッチパネルの補正を行う場合に操作される。
次に、図39に示すお手入れ画面G32について説明する。お手入れ画面G32は、画面のメンテナンス(清掃)を行う場合に表示される。
お手入れ画面G32は、図38に示す設定表示画面G14が表示されているときに、ボタン1443に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、設定表示画面G14のボタン1443に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、お手入れ画面G32を生成し、生成したお手入れ画面G32を表示部15に表示させる。
お手入れ画面G32では、画面のお手入れを行う旨のメッセージP321が表示される。
お手入れ画面G32は、操作領域R321を含む。操作領域R321では、お手入れ画面G32の表示を終了する場合、つまりお手入れが完了した場合に操作される四角形状のアイコンであるボタンB321が表示される。ボタンB321に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、表示部15で表示される画面がお手入れ画面G32から例えば基本画面G1に遷移する。
お手入れ画面G32が表示されると、制御部19は、タッチパネルに対する操作を無効とする。これにより、お手入れ画面G32が表示されているときに、インターホン親機10の操作者が表示部15に触れても何ら反応はしない。そのため、操作者は、容易にお手入れをすることができる。
次に、図40に示す補正画面G33について説明する。補正画面G33は、タッチパネルの反応位置を調整する際に表示される。
補正画面G33は、図38に示す設定表示画面G14が表示されているときに、ボタン1444に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、設定表示画面G14のボタン1444に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、補正画面G33を生成し、生成した補正画面G33を表示部15に表示させる。
補正画面G33では、補正を行う旨のメッセージP331、及びタッチ位置を指定する十字形状の図形を表すアイコンP332が表示される。
補正画面G33は、操作領域R331を含む。操作領域R331では、補正画面G33の表示を終了する場合、つまり補正を終了する場合に操作される四角形状のアイコンであるボタンB331が表示される。ボタンB331に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、表示部15で表示される画面が補正画面G33から例えば基本画面G1に遷移する。
補正画面G33が表示されると、表示制御部101は、表示部15にメッセージP331及びアイコンP332を表示する。インターホン親機10の操作者は、アイコンP332に含まれる十字形状の図形において、十字の交点(中心)をタッチする。制御部19は、中心の表示位置と、操作者がタッチした位置とに基づいて、反応位置を補正する。
(3-32)ズーム画面
上述したように呼出表示画面G22では、呼出元の撮像装置に対してズームを指示する場合に操作されるボタンB222が表示されている。
ズーム画面G34は、ボタンB222に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、呼出表示画面G22のボタンB222に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、ズーム画面G34を生成し、生成したズーム画面G34を表示部15に表示させる。
ズーム画面G34は、図41に示すように、第1画像P341、第2画像P342、及びボタンB221,B223~B227,B342を含む。ボタンB221,B223~B227については、呼出表示画面G22で既に説明しているので、ここでの説明は省略する。
第1画像P341は、呼出時又は通話時に呼出元の撮像装置が撮像した画像(動画像)である。第1画像P341は、呼出表示画面G22で表示される第1画像P221の一部の領域(例えば、人の顔を含む領域)が拡大された画像、要は人の顔をズームした画像である。第2画像P342は、呼出前(例えば、呼出操作が行われる前、又は呼出操作が行われる最中)に呼出元の撮像装置が撮像した画像(静止画像)である。なお、第1画像P341静止画像であってもよい。また、第2画像P342は動画像であってもよい。
ボタンB342は、呼出元の撮像装置に対して撮像範囲を広範囲とするワイド撮像を指示する場合に操作される。ボタンB342に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、インターホン親機10は、呼出元の撮像装置がワイド撮像を行うように、呼出元に対してワイド撮像処理に係る指示を送信する。これにより、呼出元は、撮像装置によるワイド撮像を行う。
(3-33)変更画面
上述したように呼出表示画面G22では、表示されている画像の画質、及び通話部17のスピーカから出力されている音声の音量等を変更する場合に操作されるボタンB225が表示されている。
変更画面G35は、ボタンB225に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、呼出表示画面G22のボタンB225に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、変更画面G35を生成し、生成した変更画面G35を表示部15に表示させる。
変更画面G35は、図42に示すように、画像P351と、ボタンB221~B227とを含む。ボタンB221~B227については、呼出表示画面G22で既に説明しているので、ここでの説明は省略する。
画像P351は、呼出時又は通話時に呼出元の撮像装置が撮像した画像(動画像)である。
変更画面G35は、設定領域R351を、更に含む。設定領域R351は、複数の変更操作領域(図示例では4つの変更操作領域R352~R355)を含む。
変更操作領域R352では、通話部17のマイクロホンの指向性の機能の有効及び無効を切り替えるためのアイコンであるスライド形式のボタンB351が表示される。制御部19は、ボタンB351による設定に応じて、マイクロホンの指向性の機能を有効にしたり無効にしたりする。
変更操作領域R353では、表示する画像の補正の有効及び無効を切り替えるためのアイコンであるボタンB352が表示される。ボタン352では、現在設定されている状態が表示される。図42では、画像の補正は無効であることを表す文字“切”が表示されている。インターホン親機10の操作者は、ボタンB352に対して所定の操作を行うことで、画像の補正の有効及び無効を切り替える。制御部19は、設定された内容に応じて画像の補正を有効にしたり無効にしたりする。
変更操作領域R354では、画面の明るさを変更するアイコンであるスライダ形式のボタンB353、及び2つのボタンB354、B355が表示される。ボタンB354は、画面を暗くする場合に操作される。ボタンB355は、画面を明るくする場合に操作される。
インターホン親機10の操作者は、画面の明るさを変更する場合には、ボタンB353をスライドして明るさの明暗を変更する。または、操作者は、ボタンB354に対して所定の操作(例えば、押操作)を行うことで画面を暗くし、ボタンB354に対して所定の操作(例えば、押操作)を行うことで画面を明るくする。表示制御部101は、設定された明るさで各画面を表示するように表示部15を制御する。
変更操作領域R355では、音量を変更するアイコンであるスライダ形式のボタンB356、及び2つのボタンB357、B358が表示される。ボタンB357は、音量を小さくする場合に操作される。ボタンB358は、音量を大きくする場合に操作される。
インターホン親機10の操作者は、音量を変更する場合には、ボタンB355をスライドして音量の大きさを変更する。または、操作者は、ボタンB357に対して所定の操作(例えば、押操作)を行うことで音量を小さくし、ボタンB358に対して所定の操作(例
えば、押操作)を行うことで音量を大きくする。制御部19は、設定された音量で音声を
出力するように通話部17を制御する。
変更画面G35は、ボタンB359を、更に含む。ボタンB359は、設定領域R351の表示及び非表示の切り替えを行う場合に操作される。図42で示す変更画面G35では、設定領域R351は表示された状態となっている。この状態で、ボタンB359に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われると、設定領域R351は非表示の状態となる。変更画面G35は、設定領域R351が非表示となると、呼出表示画面G22と同等の画面となる。
(3-34)施工設定画面
施工設定画面G36は、第1映像範囲設定画面G24の表示と同様に、インターホン親機10の施工時に施工業者の作業員によって所定の操作が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、作業員によって所定の操作が行われると、表示制御部101は、施工設定画面G36を生成し、生成した施工設定画面G36を表示部15に表示させる。
施工設定画面G36は、図43に示すように、メニュー表示領域G361と、操作表示領域R362とを含む。
メニュー表示領域G361では、施工時での設定すべき内容を選択するためのアイコンである四角形状の複数のボタン(ここでは、5つの選択ボタンB361~B365)が表示される。
本実施形態では、選択ボタンB361は通話及び放送(外部との通信)に係る設定を行う場合に操作される。選択ボタンB362は通知及び移報に係る設定を行う場合に操作される。選択ボタンB363は自機と接続する他のシステム(回路)の選択、及び接続に係る設定を行う場合に操作される。選択ボタンB364は警報に係る設定を行う場合に操作される。選択ボタンB365は防犯に係る設定を行う場合に操作される。
操作領域R361では、施工設定画面G36に遷移する前の画面(例えば、基本画面G1)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB366が表示される。
(3-35)第1回路設定画面
第1回路設定画面G37は、図43に示す施工設定画面G36が表示されているときに、選択ボタンB363に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、図43に示す施工設定画面G36が表示されているときに選択ボタンB363に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、第1回路設定画面G37を生成し、生成した第1回路設定画面G37を表示部15に表示させる。
第1回路設定画面G37は、図44に示すように、回路選択領域R371と、第1操作領域R372と、第2操作領域R373とを含む。
回路選択領域R371では、施工時に自機と接続可能な回路数に応じて、アイコンである複数の回路情報P371が表示される。回路情報P371は、当該回路情報P371に割り当てられた名称(回路名称)と、自機と接続された回路(他のシステム又は自機が備える回路)で監視される内容(監視名称)と、四角形状の変更ボタンB371及び詳細ボタンB372とを含む。回路名称は、回路#1、回路#2、回路#3、・・・、回路#8である。監視名称は、図示例では、防犯#1、過電流、汎用警報#1、外部防犯#1、電池切れ、水漏れ、スイッチストライク及び接続機器異常である。
変更ボタンB371は、接続される回路(他のシステム又は自機の回路)を変更、つまり監視対象を変更する場合に操作される。詳細ボタンB372は、監視対象に関する詳細な設定を行う場合に操作される。
第1操作領域R372では、回路選択領域R371での表示の切り替えを行う場合に操作されるボタン形式のアイコンP372が表示される。ここでは、ページ切替のアイコンP372が表示される。
第2操作領域R373では、第1回路設定画面37に遷移する前の画面(ここでは、施工設定画面G36)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB147が表示される。
(3-36)第2回路設定画面
第2回路設定画面G38は、図44に示す第1回路設定画面G37が表示されているときに、複数の変更ボタンB371のうち1つの変更ボタンB371に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、図44に示す第1回路設定画面G37が表示されているときに1つの変更ボタンB371に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、所定の操作が行われた変更ボタンB371に対応する回路情報P371に係る第2回路設定画面G38を生成し、生成した第2回路設定画面G38を表示部15に表示させる。
第2回路設定画面G38は、図45に示すように、設定選択領域R381と、第1操作領域R382と、第2操作領域R383とを含む。
設定選択領域R381では、接続可能な回路(他のシステム又は自機の回路)に係る情報を表す複数の四角形状のアイコンP381が表示される。各アイコンP381では、ラジオボタンB381と、接続される回路(他のシステム又は自機の回路)に関連する情報(ここでは、監視名称)とが、表示される。
第1操作領域R382では、四角形状のアイコンである決定ボタンB382が表示される。決定ボタンB382は、設定選択領域R381で表示される複数のアイコンP381のうち1つのアイコンP381の選択を決定する場合に操作される。
第2操作領域R383では、第2回路設定画面G38に遷移する前の画面(ここでは、第1回路設定画面G37)に遷移する際に操作される四角形状のアイコンであるボタンB383が表示される。
インターホン親機10の施工時の作業者は、第1回路設定画面G37で選択した回路情報P371に含めるべき監視名称に対応するラジオボタンB381を、複数のラジオボタンB381から選択する。その後、作業者が決定ボタンB382に対して所定の操作(例えば、押操作)を行うと、制御部19は、選択された監視名称に対応する回路(他のシステム又は自機の回路)を通信相手として設定する。要は、制御部19は、選択された監視名称に対応する回路(他のシステム又は自機の回路)との間で情報の送受信を行うように制御する。ここで、図示例において“未使用”とは、対応する回路情報P371には、接続すべき回路を対応付けてないことを意味する。
(3-37)第3回路設定画面
第3回路設定画面G39は、図44に示す第1回路設定画面G37が表示されているときに、複数の詳細ボタンB372のうち1つの詳細ボタンB372に対して所定の操作(例えば、押操作)が行われることで、表示部15に表示される。言い換えると、図44に示す第1回路設定画面G37が表示されているときに1つの詳細ボタンB372に対して所定の操作が行われると、表示制御部101は、所定の操作が行われた詳細ボタンB372に対応する回路に係る第3回路設定画面G39を生成し、生成した第3回路設定画面G39を表示部15に表示させる。
第3回路設定画面G39は、図46に示すように、第1設定表示領域R391と、第2設定表示領域R392とを含む。
第1設定表示領域R391では、第1回路設定画面G37で選択された回路情報P371に対応付けられた回路(他のシステム又は自機の回路)との接続による監視に関連する詳細な設定を行うためのアイコンである複数の四角形状のボタンが表示される。図示例では、第1設定表示領域R391では、6つのボタンB391~B396が一方向に沿って表示される。表示される。ボタンB391~B396には、詳細設定の内容を示す情報(詳細設定に関する名称)及び現在の設定状態が表示される。図示例では、ボタンB391~B396の各々の上段に詳細設定に関する名称が、下段に現在の設定状態が表示される。
図46では、ボタンB391では、詳細設定に関する名称として“表示”が、現在の設定状態(現在設定されている監視名称)として“防犯#1”が、それぞれ表示されている。ボタンB391は、監視名称を設定又は変更する場合に操作される。
ボタンB392では、詳細設定に関する名称として“制御装置移報”が、現在の設定状態として“あり”が、それぞれ表示されている。“制御装置への移報があり”とは、防犯の監視時の検知結果を制御装置40に送信することを表す。ボタンB392は、制御装置40への移報を行うか否かを設定又は変更する場合に操作される。
ボタンB393では、詳細設定に関する名称として“ドアホン移報”が、現在の設定状態として“あり”が、それぞれ表示されている。“ドアホンへの移報があり”とは、防犯の監視時の検知結果を玄関子機20に送信することを表す。ボタンB393は、玄関子機20への移報を行うか否かを設定又は変更する場合に操作される。
ボタンB394では、詳細設定に関する名称として“防犯警戒遅延”が、現在の設定状態として“なし”が、それぞれ表示されている。ボタンB394は、防犯警戒の遅延を行うか否かを設定又は変更する場合に操作される。
ボタンB395では、詳細設定に関する名称として“防犯予備警報”が、現在の設定状態として“なし”が、それぞれ表示されている。ボタンB395は、防犯時に予備警報に関する設定又は変更する場合に操作される。
ボタンB396では、詳細設定に関する名称として“センサ検出方式”が、現在の設定
状態として“b接点”が、それぞれ表示されている。ボタンB396は、防犯に使用するセンサの検出方式についての設定又は変更する場合に操作される。
なお、詳細な設定を行うための1つ以上のボタンが一列で表示できない場合には、複数の列で表示される。
第2設定表示領域R392では、ボタンB391~B396のいずれかのボタンに対して所定の操作(例えば、押操作)が行われた場合に、所定の操作が行われたボタンに対応する詳細設定に関連するアイコンが表示される。
例えば、ボタンB391に対して所定の操作が行われると、第2設定表示領域R392に、表示に関する詳細設定を行うための複数の四角形状のアイコンP391(ここでは、12のアイコンP391)が表示される(図46参照)。各アイコンP391は、ラジオボタンB397と、監視名称とを含む。作業者は、接続される回路(他のシステム又は自機の回路)に相当する名称を、複数のアイコンP391から選択し、選択したアイコンP391に含まれるラジオボタンB397に対して所定の操作を行う。これにより、表示すべき監視名称が選択される。選択されたアイコンP391に含まれる名称が、図14で説明した防犯情報P101に含まれる名称に相当する。
第2設定表示領域R392では、決定ボタンB398が、さらに表示される。決定ボタンB398は、第2設定表示領域R392で表示される複数のアイコンP391のうち1つのアイコンP391の選択を決定する場合に操作される。
なお、第3回路設定画面G39において、第3回路設定画面G39に遷移する前の画面(ここでは、第2回路設定画面G38)に遷移する際に操作されるボタンが表示されてもよい。または、第3回路設定画面G39において、第2設定表示領域R392での表示の切り替えを行う場合に操作されるボタン形式のアイコンが表示されてもよい。
(3-38)着信通話終了画面
着信通話終了画面G40は、通話中に、インターホン親機10に対する操作以外の操作(例えば、来客者による通話終了の操作)が行われた場合に、表示部15に表示される。言い換えると、通話中にインターホン親機10以外で通話終了の操作が行われると、表示制御部101は、着信通話終了画面G40を生成し、生成した着信通話終了画面G40を表示部15に表示させる。ここで、インターホン親機10に対する操作とは、図3に示す通話関連ボタン150に対する押操作による通話終了の操作、及び解錠ボタン151に対する押操作による自動通話終了操作である。
着信通話終了画面G40は、図47に示すように、表示領域R401と、ボタンB221~B226とを含む。ボタンB221~B226については、呼出表示画面G22で既に説明しているので、ここでの説明は省略する。
表示領域R401では、通話が終了したことを表すメッセージP401が表示される。
なお、着信通話終了画面G40は、玄関子機20及びロビーインターホン30のいずれかからの呼出中に(呼出画面G22が表示されているときに)、呼出元で呼出の終了操作が行われた場合、又はインターホン親機で所定時間内に呼出に対する応答が行われなかった場合に、表示部15で表示されてもよい。
また、通話中において所定時間を経過した場合において、着信通話終了画面G40が表示部15に表示されてもよい。
通話中等、インターホン親機10の操作者(呼出に対する応答者)が自身で通話の操作を行っていないにも関わらず、呼出側又は時間超過による通話終了に係る操作(処理)が行われると、応答者はインターホン親機10が故障したのではないかと不安になる。そこで、着信通話終了画面G40が表示されることで、インターホン親機10の操作者(呼出に対する応答者)は、自身の操作以外で着信や通話が終了したことを知ることができる。そのため、インターホン親機10が故障したのではないかといった不安を感じる可能性が低くなる。
(3-39)基本画面の変形例
上述した基本画面G1の第5表示領域R5では、状態関連情報として、スライド形式の第2切替ボタンB7と、当該第2切替ボタンB7の操作に対応する動作内容(ここでは、“防犯”)が表示される。しかしながら、第5表示領域R5では、図48に示すように、スライド形式の第2切替ボタンB7の代わりに他のボタンを表示してもよい。
例えば、基本画面G1の第5表示領域R5では、押ボタン形式のボタンB411が表示されてもよい。ボタンB411では、住戸E2のうち防犯の監視対象となる箇所(玄関の扉、窓等)を表すアイコンが表示される。ボタンB411に対して押操作が行われると、基本画面G1から防犯設定画面G10へと画面遷移するとともに、ボタンB411に表示されたアイコンに対する監視対象について防犯の監視開始までの時間のカウントダウンを開始する。この場合、防犯設定画面G10では、ボタンB411については操作不可の状態で表示される。
(4)利点
本実施形態では、基本画面G1の第1表示領域R1において、インターホン親機10と通信端末との間の通信により取得した取得情報(例えば、画像P1)が表示される。そのため、インターホン親機10の操作者は、基本画面G1を見るだけで、例えば留守中に住戸E2に訪問した者を知ることができる。つまり、基本画面G1に対してボタン操作等を行うことなく他の端末から取得した情報、来訪者等を知ることができる。
また、本実施形態では、タイムライン画面G3において、玄関子機20及びロビーインターホン30等の通信端末、つまりインターホン親機の呼出元となる通信端末から取得した情報を表示している。これにより、タイムライン画面G3では、インターホン親機10の住戸E2の居住者が知らない情報が表示されるので、例えば留守中の来客等を知ることができる。
また、防犯設定画面G10の第2操作領域R106では、切替情報としてのスライド形式の切替ボタンB106表示される。そのため、インターホン親機10の操作者は、第1切替ボタンB6を操作するために基本画面G1に再度遷移する必要がないので、画面遷移のための操作回数を削減することができる。
また、防犯設定画面G10の第3操作領域R107では、施設5に設けられたエレベータの制御に関する制御関連情報としてのボタンB107が表示される。そのため、インターホン親機10の操作者は、防犯設定画面G10から操作選択画面G9に画面遷移する必要がないので、画面遷移のための操作回数を削減することができる。
(5)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、初期画面として基本画面G1を表示する構成としたが、この構成に限定されない。初期画面として外部装置から取得した情報(例えば、地域のお知らせ情報)を表示する画面(コンテンツ画面)を初期画面としてもよい。この場合、表示部15で表示されるホームボタン155が押されると、コンテンツ画面が表示部15に表示される。または、インターホン親機10が設置される施設5の用途に応じてカスタマイズされた画面を初期画面としてもよい。
上記実施形態で説明したボタン等のアイコンの表示態様は、インターホン親機10の施工業者又は利用者によって変更されてもよい。例えば、アイコンの形、色、名称を表示する際の字体、文字の大きさ等を変更してもよい。
上記実施形態において、タイムライン画面G3において、未来の予定を登録、表示してもよい。この場合、登録した予定の開始時刻に近づくとアラームを発報してもよい。
上記実施形態において、基本画面G1は、呼出音、再生音等の音量を調整する操作部を表示する表示領域を含んでもよい。
上記実施形態では、表示システム1としてのインターホン親機10は、集合住宅に用いられるインターホンシステム2に備えられる構成としたが、この構成に限定されない。インターホン親機10は、集合住宅以外の施設、例えば戸建のインターホンシステムに備えられる構成であってもよい。
上記実施形態では、インターホン親機10を表示システム1としての表示端末の一例として説明した。表示システム1としての表示端末は、インターホン親機10に限らず、他の通信端末と通信可能であり、当該通信によって取得した情報を表示する端末であればよい。例えば、表示システム1としての表示端末は、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータ等であってもよい。
上述した表示システム1(インターホン親機10)と同様の機能は、表示方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る表示システム1の表示方法は、表示部15を有する表示端末(例えば、インターホン親機10)の表示部15に表示する表示方法である。表示方法は、表示部15の基本画面G1に、表示端末と通信可能な複数の通信端末(例えば、玄関子機20、ロビーインターホン30等)のうち表示端末と通信を行った通信端末と、表示端末との間の当該通信により取得した情報を表示する第1表示領域R1を表示する。一態様に係るプログラムは、上述した表示方法をコンピュータで実行するためのプログラムである。
本開示における表示システム1は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における表示システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、表示システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは表示システム1に必須の構成ではなく、表示システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、表示システム1の少なくとも一部の機能、例えば、インターホン親機10(表示端末)の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の表示方法は、表示部(15)を有する表示端末(例えば、インターホン親機10)の表示部(15)に表示する表示方法である。表示方法は、表示部(15)の基本画面(G1)の情報表示領域(第1表示領域R1)に、表示端末と通信可能な複数の通信端末(例えば、玄関子機20、ロビーインターホン30)のうち表示端末と通信を行った通信端末と、表示端末との間の当該通信により取得した取得情報(例えば、画像P1)を表示する。
第1の態様によると、表示装置と通信端末との間の通信により取得した取得情報(例えば、画像P1)が表示される。そのため、表示装置の操作者は、基本画面(G1)を見るだけで、例えば留守中に住戸(E2)に訪問した者を知ることができる。つまり、基本画面(G1)に対してボタン操作等を行うことなく通信端末から取得した情報、来訪者等を知ることができる。
第2の態様の表示方法では、第1の態様において、取得情報は、画像である。表示方法は、情報表示領域に、通信端末から取得した最新の画像を取得情報として表示する。
第2の態様によると、表示装置の操作者は、基本画面(G1)を見るだけで、例えば留守中における直近の訪問者を知ることができる。
第3の態様の表示方法は、第1又は第2の態様において、情報表示領域で表示される取得情報と、複数の通信端末のうち通信を行った1つ以上の通信端末から取得した他の取得情報とを含む情報群を表示する画面(例えば、タイムライン画面G3)へと基本画面(G1)から遷移するための遷移関連情報(例えば、ボタンB1)を、基本画面(G1)の遷移関連表示領域(第2表示領域R2)に表示する。
第3の態様によると、表示装置の操作者は、基本画面(G1)を見るだけで、例えば留守中における複数の訪問者を知ることができる。
第4の態様の表示方法は、第1~第3のいずれかの態様において、情報表示領域で所定の操作が行われると、情報表示領域で表示されている情報に係る詳細情報を表示する画面(例えば、再生画面G2)へと基本画面(G1)から遷移する。
第4の態様によると、表示装置の操作者は、例えば留守中における訪問者の詳細な情報を知ることができる。
第5の態様の表示方法は、第1~第4のいずれかの態様において、表示端末が接続されるシステムの種類及び表示端末の設定の少なくとも一方に関連する操作に関し、表示態様の異なる複数の操作関連情報(例えば、呼出操作ボタンB2、撮像操作ボタンB3、表示操作ボタンB4、設備操作ボタンB5)を、基本画面(G1)の操作関連表示領域(第3表示領域R3)に表示する。
第5の態様によると、表示端末が接続されるシステムの種類及び表示端末の設定を行うことができる。
第6の態様の表示方法は、第1~第5のいずれかの態様において、表示端末及び表示端末を含むシステムの少なくとも一方の動作を切り替えるための操作に係る操作切替関連情報(例えば、第1切替ボタンB6)を、基本画面(G1)の操作切替表示領域(第4表示領域R4)に表示する。
第6の態様によると、表示装置の操作者は、基本画面(G1)で表示端末及び表示端末を含むシステムの少なくとも一方の動作を切り替えることができる。
第7の態様の表示方法は、第1~第6のいずれかの態様において、表示端末が設けられた空間に関する状態を示す状態関連情報(例えば、第2切替ボタンB7)を、基本画面(G1)の状態表示領域(第5表示領域R5)に表示する。
第7の態様によると、表示装置の操作者は、基本画面(G1)を見ることで空間に関する状態を知ることができる。
第8の態様の表示方法は、第1~第7のいずれかの態様において、表示端末のユーザーに対する通知に関連する通知関連情報(例えば、警報通知ボタンB8、管理人通知ボタンB9、宅配通知ボタンB10)を、基本画面(G1)の通知表示領域(第6表示領域R6)に表示する。
第8の態様によると、表示装置のユーザ(操作者)は、基本画面(G1)を見ることで、例えば通知の有無を知ることができる。
第9の態様のプログラムは、第1~第8のいずれかの態様の表示方法をコンピュータで実行するためのプログラムである。
第9の態様によると、基本画面(G1)に対してボタン操作等を行うことなく通信端末から取得した情報、来訪者等を知ることができる。
第10の態様の表示システム(1)は、表示制御部(101)を備える。表示制御部(101)は、複数の通信端末(例えば、玄関子機20、ロビーインターホン30)のうち、通信を行った通信端末からの通信に伴って通信端末から取得した取得情報を、基本画面(G1)の情報表示領域(第1表示領域R1)に表示するよう、表示部(15)を制御する。
第10の態様によると、基本画面(G1)に対してボタン操作等を行うことなく通信端末から取得した情報、来訪者等を知ることができる。