JP2017098710A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 居室親機2は、集合玄関機1からの呼び出しを受けてオートドア6を解錠操作したら、その後自住戸の住戸玄関機3による呼出操作を一定時間可能とし、一定時間経過後は住戸玄関機3からの呼び出しを不可とする親機CPU27を有し、この親機CPU27は制御機5から異常発生を各住戸に通知する異常発生信号の送信を受けたら、呼び出しを不可とする制御を解除して住戸玄関機3による呼出操作を許可する。
【選択図】 図2
Description
ところが、このようにオートドアを設けても、一人でも居住者が訪問を許可してしまうと居住エリアに侵入できるし、所謂共連れによる侵入者もあるため、不審者の侵入を完全に防ぐことができなかった。また、集合住宅の場合、ドア越しでの押し問答は対応する居住者の精神的苦痛ばかりか周辺の住民にとってもやり取りが聞こえることで大きな迷惑になっていた。
この構成によれば、異常発生時には集合玄関機操作の有無に関わらず住戸玄関機からの呼出操作が可能となるため、火災発生等の異常発生時は近隣住人に容易に通報できるし、セキュリティ性が劣化することもない。
この構成によれば、訪問者の予定がない時間帯では住戸玄関機が操作されても呼出動作しないが、集合住宅内の居住者から訪問がある場合は、訪問者の操作で訪問先の住戸玄関機の操作を可能にできるため、予め訪問先に通知する必要がなく、訪問し易い。
それでいて不審者に対しては呼び出しを防止できるし、煩わしい訪問者からの呼び出しを防ぐことができ、利便性がよい。
この構成によれば、管理室親機で不審者の存在を認識でき、しかも今どこにいるか把握できるため対処し易い。
この構成によれば、不審者等の予定されていない訪問者が玄関先に居ることを居住者が認識でき、対処し易い。
この構成によれば、居住者は不審者等の予定にない訪問者であっても、その人が発した音声を聞くことができ、心当たりのある人物であったら無視せず対応することが可能となり、訪問者にとっても利便性が良い。
この構成によれば、住戸玄関機から無効となる呼出操作が成されていたら、メッセージが住戸玄関機から報音されるため、訪問者は状況を把握でき不審者であれば速やかに退散させることができ都合が良い。
居室親機2は、呼び出しに応答するための通話ボタン21、通話するためのマイク22a及びスピーカ22b、カメラ13の撮像映像を表示するモニタ23、各種操作をする複数の操作ボタン24a等を有している。
尚、操作部24は、居室親機2の筐体前面に設けた操作ボタン24aに加えて、モニタ23に設けられたタッチパネル24bから構成されている。
この呼び出しを受けて応答した居住者が、訪問者をエントランスから居住エリアへ通すために居室親機2に設けられている図示しないオートドア解錠ボタンを操作すると、親機CPU27の制御により解錠信号が制御機5を介してオートドア6に送信されて解錠される。この結果、訪問者が居住エリアに進むことが可能となる。
この解除状態の間に、訪問先の住戸へ進んだ訪問者により住戸玄関機3が操作されると、呼出動作をして居室親機2が鳴動する。こうして、従来と同様の呼び出し/応答操作が実施される。
尚、この応答操作を受けて、親機CPU27は一定時間の経過を待たず解除制御を終了し、住戸玄関機3を呼出不可状態へ移行させる。
制御機5から火災発生信号を受信した各居室親機2は、親機CPU27の制御で発報動作して異常発生を居住者に通知する。また、呼出不可状態を解除して住戸玄関機3による呼出操作を可能とする。
このようなメッセージを住戸玄関機3から報音することで、用事のある訪問者であれば、集合玄関機1まで戻って呼出操作を実施すればよいことを認識できるし、悪意のある不審者等は呼出操作を諦めざるを得ない。
この呼出不可解除信号は、制御機5を介して選択された訪問先の居室親機2へ送信され、この信号を受信した親機CPU27は、自住戸の住戸玄関機3の呼出不可状態を上記オートドア6の解錠操作時と同様に一定時間解除する。この解除動作は居室親機2において報音され、例えば「近隣の方により呼出不可状態が解除されました。」がメッセージ記憶部から読み取られて報音され、この操作により集合住宅の居住者同士は訪問先の住戸玄関機3を操作して呼び出しできる。
Claims (6)
- 訪問者が居住者を呼び出して通話するためにエントランスに設置された集合玄関機と、前記呼び出しに応答するために個々の住戸に設置された居室親機と、各住戸玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機と、管理室に設置されて居住者と通話するための管理室親機と、前記集合玄関機、前記居室親機、前記管理室親機の間の通信を制御する制御機とを有し、前記居室親機により前記エントランスから居住エリアに通じるオートドアの電気錠解錠操作が可能な集合住宅インターホンシステムにおいて、
前記居室親機は、前記集合玄関機からの呼び出しを受けて前記オートドアを解錠操作したら、その後自住戸の前記住戸玄関機による呼出操作を一定時間可能とし、前記一定時間経過後は前記住戸玄関機による呼出操作を不可とする呼出制御部を有し、
前記呼出制御部は、前記制御機から異常発生を各住戸に通知する異常発生信号の送信を受けたら、前記呼び出しを不可とする制御を解除して前記住戸玄関機による呼出操作を許可することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記居室親機は、集合住宅内の他の住戸の住戸玄関機の呼出不可状態を解除するために操作する住戸選択部を有し、
前記呼出制御部は、前記住戸選択部の操作を受けて選択された住戸の前記居室親機に対して解除信号を送信し、
前記解除信号を受信した前記居室親機の呼出制御部は、自住戸の住戸玄関機の呼出不可状態を前記一定時間解除することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記呼出制御部は、呼出不可状態の前記住戸玄関機が呼出操作されたら、前記管理室親機に対して場所情報を含む無効呼出発生信号を送信し、
前記無効呼出発生信号を受けた前記管理室親機は、無効となる呼出操作がなされたことを場所情報と共に報知することを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記呼出制御部は、呼出不可状態の前記住戸玄関機が呼出操作されたら、呼出音とは異なる通知音を前記居室親機から報音させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記呼出制御部は、前記通知音の報音に加えて住戸玄関機からの受話路を形成し、前記居室親機において玄関先の音声を報音させることを特徴とする請求項4記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記居室親機は、訪問者に対して前記住戸玄関機が呼出不可状態にあることを通知するためのメッセージを記憶するメッセージ記憶部を有し、
前記呼出制御部は、呼出不可状態にある前記住戸玄関機が呼出操作されたら、前記メッセージ記憶部に記憶されているメッセージを前記住戸玄関機から報音させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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