JP2023050929A - 携帯機、運転支援システム、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

携帯機、運転支援システム、制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、車両のドアの施錠及び解錠を行う携帯機を検出したことを条件に運転支援を実行する場合において、車両のセキュリティを損なうことなく、ユーザの利便性を確保することができる携帯機、運転支援システム、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】車両のドアを解錠するための操作が可能な解錠部と、前記車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に前記解錠部が操作されると、前記第1感度よりも前記受信感度の高い第2感度に変更する変更部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯機、運転支援システム、制御方法、及び制御プログラムに関する。
特許文献1には、車両の駐車位置の微調整が可能な駐車支援装置が開示されている。
特開2018-52188号公報
特許文献1の技術は、スマートフォン等のリモート端末からの遠隔操作に係る信号を車両が受信することで、車両を目標位置に自動的に駐車させる駐車支援制御を実行するものである。
ここで、車両の正規ユーザによる運転支援操作であることを特定するために、車両のドアの解錠及び施錠等を行うための操作が可能な携帯機が車両からの所定信号を受信したことを条件に、上記のリモート端末の操作に応じて車両を前進又は後退させる運転支援を実行可能とすることが想定される。しかし、携帯機を保有するユーザが車両から所定距離以上離れていると、携帯機が所定信号を受信できず、運転支援を実行することができない。
上記の場合に携帯機に所定信号を受信させるためには、所定距離内まで携帯機を保有するユーザが近付くこと、又は所定信号を受信できるよう携帯機の受信感度を高くすることが想定されるが、前者は所定距離内まで近付く必要があり、ユーザの利便性が悪い。したがって、上記の場合に携帯機に所定信号を受信させるためには、後者の携帯機の受信感度を高くすることが望ましい。
また、携帯機の受信感度を高める場合において、携帯機が備える車両のドアを施錠するための施錠ボタンが操作されたことを条件とすると、ドアを施錠したとユーザが認識している状態で正規ユーザでない第三者によるドアボタンの操作に基づくドアの解錠が可能になるため、セキュリティの観点から望ましくない。
そこで、本発明は、車両のドアの施錠及び解錠を行う携帯機を検出したことを条件に運転支援を実行する場合において、車両のセキュリティを損なうことなく、ユーザの利便性を確保することができる携帯機、運転支援システム、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る携帯機は、車両のドアを解錠するための操作が可能な解錠部と、前記車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に前記解錠部が操作されると、前記第1感度よりも前記受信感度の高い第2感度に変更する変更部と、を備える。
請求項1に係る携帯機は、車両のドアを解錠するための操作が可能な解錠部を備える。そして、変更部は、車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に解錠部が操作されると、第1感度よりも受信感度の高い第2感度に変更する。これにより、当該携帯機では、車両のユーザがドアを解錠したと認識している状態で受信感度が第2感度に変更されるため、携帯機を検出したことを条件に運転支援を実行する場合において、車両のセキュリティを損なうことなく、ユーザの利便性を確保することができる。
請求項2に係る携帯機は、請求項1において、前記変更部は、前記受信感度を前記第2感度に変更してから所定時間が経過した場合に、前記受信感度を前記第1感度に変更する。
請求項2に係る携帯機では、変更部は、受信感度を第2感度に変更してから所定時間が経過した場合に、受信感度を第1感度に変更する。これにより、当該携帯機では、車両のユーザが受信感度を第2感度に変更したことを失念していても、所定時間経過後に自動で受信感度が第1感度に変更されるため、車両に対するセキュリティリスクを軽減できる。
請求項3に係る携帯機は、請求項1又は2において、車両のドアを施錠するための操作が可能な施錠部を備え、前記変更部は、前記受信感度が前記第2感度である場合に前記施錠部が操作されると、前記受信感度を前記第1感度に変更する。
請求項3に係る携帯機は、車両のドアを施錠するための操作が可能な施錠部を備える。そして、変更部は、受信感度が第2感度である場合に施錠部が操作されると、受信感度を第1感度に変更する。これにより、当該携帯機では、携帯機の操作に応じて受信感度を第1感度に変更できるため、ユーザが車両から離れる際に受信感度を第1感度に変更することで、車両に対するセキュリティリスクを軽減できる。
請求項4に係る運転支援システムは、請求項1から3の何れか1項に記載の携帯機と、前記携帯機と無線通信可能な車両と、前記車両と通信可能なユーザ端末と、を備え、前記車両は、送信した所定信号を前記携帯機が受信したことを確認した場合、前記ユーザ端末の操作に応じて前記車両を前進又は後退させる運転支援を実行する。
請求項4に係る運転支援システムでは、車両は、送信した所定信号を携帯機が受信したことを確認した場合、ユーザ端末の操作に応じて車両を前進又は後退させる運転支援を実行する。これにより、当該運転支援システムでは、車両のユーザが車外にいる状況で、携帯機を検出したことを条件にユーザ端末の操作に応じて車両を前進又は後退させる運転支援を実行する場合において、車両のセキュリティを損なうことなく、ユーザの利便性を確保することができる。
請求項5に係る制御方法は、車両のドアを解錠するための操作を受付け、前記車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に前記操作が行われると、前記第1感度よりも前記受信感度の高い第2感度に変更する、処理をコンピュータが実行する。
請求項6に係る制御プログラムは、コンピュータに、車両のドアを解錠するための操作を受付け、前記車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に前記操作が行われると、前記第1感度よりも前記受信感度の高い第2感度に変更する、処理を実行させる。
以上説明したように、本発明に係る携帯機、運転支援システム、制御方法、及び制御プログラムでは、車両のドアの施錠及び解錠を行う携帯機を検出したことを条件に運転支援を実行する場合において、車両のセキュリティを損なうことなく、ユーザの利便性を確保することができる。
本実施形態に係る運転支援システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る車両のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る電子キーのハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る電子キーの機能構成の例を示すブロック図である。 本実施形態に係るユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る設定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る運転支援システムの第1の説明図である。 本実施形態に係る運転支援システムの第2の説明図である。
以下、本実施形態に係る運転支援システム10について説明する。
図1は、本実施形態に係る運転支援システム10の概略構成を示す図である。
図1に示すように、運転支援システム10は、車両20と、電子キー50と、ユーザ端末70とを含む。車両20は、電子キー50及びユーザ端末70のそれぞれと互いに無線通信可能となっている。
車両20は、ガソリン車両、ハイブリッド車両、又は電気自動車の何れであってもよいが、本実施形態では、一例として、車両20はガソリン車両とする。
電子キー50は、車両20のユーザが保有する携帯機器であり、車両20との無線通信を介して、車両20の遠隔操作(例:ドアの施錠及び解錠)を行うことが可能である。電子キー50は「携帯機」の一例である。
ユーザ端末70は、車両20のユーザが保有する携帯端末である。ユーザ端末70には、一例として、携帯可能なパーソナルコンピュータ(ノートPC)、スマートフォン、又はタブレット端末等が適用される。本実施形態では、一例として、ユーザ端末70はスマートフォンとする。
次に、車両20のハードウェア構成を説明する。図2は、車両20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、車両20は、車載器15と、複数のECU(Electronic Control Unit)30と、LF(Low Frequency)送信部31と、RF(Radio Frequency)受信部32と、アクチュエータ33~36と、マイク40と、カメラ41と、ソナーセンサ42と、入力スイッチ43と、モニタ44と、スピーカ45と、GPS装置46と、を含んで構成されている。
車載器15は、CPU21(Central Processing Unit)、ROM22(Read Only Memory)、RAM23(Random Access Memory)、記憶部24、車内通信I/F(InterFace)25、入出力I/F26及び無線通信I/F27を含んで構成されている。CPU21、ROM22、RAM23、記憶部24、車内通信I/F25、入出力I/F26及び無線通信I/F27は、内部バス28を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU21は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU21は、ROM22又は記憶部24からプログラムを読み出し、RAM23を作業領域としてプログラムを実行する。CPU21は、ROM22又は記憶部24に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM22は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM23は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部24は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。本実施形態では、記憶部24には、車両20に固有のID(Identification)の情報である車両ID情報が格納されている。
車内通信I/F25は、ECU30と接続するためのインターフェースである。当該インターフェースは、CANプロトコルによる通信規格が用いられる。車内通信I/F25は、外部バス29に対して接続されている。
ECU30は、車両20の機能毎に複数設けられており、本実施形態では、照合ECU30A、駆動ECU30B、操舵ECU30C、ブレーキECU30D、及びシフトECU30Eが設けられている。
照合ECU30Aには、LF送信部31及びRF受信部32が接続されている。
LF送信部31は、LF帯の無線通信を行う通信ユニットであって、後述するLF受信部65に向けてLF帯の電波であるLF信号を送信する。LF送信部31は、車両20の複数箇所に設置されている。LF信号は「所定信号」の一例である。
RF受信部32は、RF帯の無線通信を行う通信ユニットであって、後述するRF送信部66からRF帯の電波であるRF信号を受信する。
駆動ECU30Bには、アクチュエータ33が接続されている。アクチュエータ33には、一例として、電動モータ及びエンジン等が含まれる。本実施形態では、駆動ECU30Bがアクチュエータ33を制御することにより、運転者がアクセルペダルの操作を行わなくても、車両20を走行させることができる。
操舵ECU30Cには、アクチュエータ34が接続されている。アクチュエータ34には、一例として、電動パワーステアリング装置が含まれる。本実施形態では、操舵ECU30Cがアクチュエータ34を制御することにより、運転者がステアリングホイールの操作を行わなくても、操舵輪を転舵させ、車両20を旋回させることができる。
ブレーキECU30Dには、アクチュエータ35が接続されている。アクチュエータ35には、一例として、電磁駆動力によりブレーキを作動させるブレーキアクチュエータが含まれる。本実施形態では、ブレーキECU30Dがアクチュエータ35を制御することにより、運転者がブレーキペダルの操作を行わなくても、車両20を停止させることができる。
シフトECU30Eには、アクチュエータ36が接続されている。アクチュエータ36には、一例として、駆動伝達機構のシフト位置(D、R、P等)の切換え、シフトロックとシフトロック解除との間の切換え等を行うシフトアクチュエータが含まれる。本実施形態では、シフトECU30Eがアクチュエータ36を制御することにより、運転者がシフトレバーの操作を行わなくても、シフト位置を切り換えたり、シフトロックを設定したり、シフトロックを解除したりすることができる。
入出力I/F26は、車両20に搭載されるマイク40、カメラ41、ソナーセンサ42、入力スイッチ43、モニタ44、スピーカ45、及びGPS装置46と通信するためのインターフェースである。
マイク40は、車両20のフロントピラー、又はダッシュボード等に設けられ、車両20のユーザが発した音声を集音する装置である。なお、マイク40は、後述するカメラ41に設けられていてもよい。
カメラ41は、一例として、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ及びCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子を含んで構成されている。カメラ41は、一例として、車両20の前部に設けられ、車両前方を撮像する。そして、カメラ41により撮像された画像は、一例として、車両前方を走行する先行車両との車間距離、車線、及び信号機等を認識するために用いられる。カメラ41が撮像した画像は、記憶部24に記憶される。なお、カメラ41は、ドライブレコーダ等の他の用途の撮像装置として構成されてもよい。また、カメラ41は、ECU30(例えば、カメラECU)を経由して車載器15に接続されていてもよい。
ソナーセンサ42は、車両20の四隅等に設けられ、超音波を利用して車両20と障害物との距離を検出する装置である。
入力スイッチ43は、インストルメントパネル、センタコンソール、ステアリングホイール等に設けられ、運転者の手指による操作を入力するスイッチである。入力スイッチ43としては、例えば、押しボタン式のテンキー、及びタッチパッド等を採用することができる。
モニタ44は、インストルメントパネル、又はメータパネル等に設けられ、車両20の機能に係る作動の提案、及び当該機能の説明に係る画像を表示するための液晶モニタである。モニタ44は、入力スイッチ43を兼ねたタッチパネルとして設けてもよい。
スピーカ45は、インストルメントパネル、センタコンソール、フロントピラー、又はダッシュボード等に設けられ、車両20の機能に係る作動の提案、及び当該機能の説明に係る音声を出力するための装置である。なお、スピーカ45は、モニタ44に設けられていてもよい。
GPS装置46は、車両20の現在位置を測定する装置である。GPS装置46は、GPS衛星からの信号を受信する図示しないアンテナを含んでいる。なお、GPS装置46は、ECU30(例えば、マルチメディアECU)に接続されるカーナビゲーションシステムを経由して車載器15に接続されていてもよい。
無線通信I/F27は、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信を行う通信ユニットであって、後述する通信部77との間でBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信を行う。
次に、電子キー50のハードウェア構成を説明する。図3は、電子キー50のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電子キー50は、マイコン60と、LF受信部65と、RF送信部66と、施錠ボタン67と、解錠ボタン68とを含む。
マイコン60は、CPU61、ROM62、RAM63、及び記憶部64を含んで構成されている。記憶部64には、少なくとも後述する設定処理を実行するための制御プログラム64Aと、電子キー50に固有のIDの情報であるキーID情報64Bとが記憶されている。
LF受信部65は、LF帯の無線通信を行う通信ユニットであって、LF送信部31からLF信号を受信する。
RF送信部66は、RF帯の無線通信を行う通信ユニットであって、RF受信部32へRF信号を送信する。
施錠ボタン67は、車両20のドアを施錠するための操作が可能なボタンである。施錠ボタン67は「施錠部」の一例である。
解錠ボタン68は、車両20のドアを解錠するための操作が可能なボタンである。解錠ボタン68は「解錠部」の一例である。
なお、施錠ボタン67が操作されることで施錠される、又は解錠ボタン68が操作されることで解錠されるドアは、運転席側の運転席ドア、助手席側の助手席ドア、及び車両20後部の後部ドアである。
電子キー50では、施錠ボタン67が操作されると、RF送信部66がドアを施錠する施錠要求を含めたRF信号を送信する。また、電子キー50では、解錠ボタン68が操作されると、RF送信部66がドアを解錠する解錠要求を含めたRF信号を送信する。
これに対し、車両20では、施錠要求を含めたRF信号を受信した場合、車載器15が全てのドアを施錠状態にするように図示しないドアロック装置を制御する。また、車両20では、解錠要求を含めたRF信号を受信した場合、車載器15が全てのドアを解錠状態にするようにドアロック装置を制御する。
また、車両20では、電子キー50に対する操作だけでなく、電子キー50を保有するユーザによる運転席ドア及び助手席ドア等に設けられたドアボタンに対する操作でも、ドアの施錠及び解錠が行われる。この場合、電子キー50は、車両20から送信されたLF信号を受信したことに基づいてRF信号を車両20に送信することで、車両20からのLF信号を受信可能な範囲に存在することを通知する。そして、車両20が電子キー50から送信されたRF信号を受信した場合にユーザによるドアボタンに対する操作が行われると、車載器15が全てのドアを施錠状態又は解錠状態にするようにドアロック装置を制御する。
ここで、電子キー50は、車両20から送信されるLF信号の受信感度として、標準感度と、標準感度よりも受信感度の高い高感度との2種類を有する。標準感度は「第1感度」の一例であり、高感度は「第2感度」の一例である。本実施形態では、平時は標準感度に設定されているが、標準感度である場合に解錠ボタン68が操作されると、標準感度から高感度に変更される。電子キー50は、受信感度が高感度になると、車両20から送信されるLF信号の信号強度が同じであっても、標準感度よりも車両20から離れた位置でLF信号を受信可能となる。この詳細については後述する。
次に、電子キー50の機能構成について説明する。図4は、電子キー50の機能構成の例を示すブロック図である。
図4に示すように、電子キー50のCPU61は、機能構成として、変更部61A及び計測部61Bを有する。各機能構成は、CPU61が記憶部64に記憶された制御プログラム64Aを読み出し、実行することにより実現される。
変更部61Aは、LF信号の受信感度が標準感度である場合に解錠ボタン68が操作されると、標準感度よりも受信感度の高い高感度に変更する。LF受信部65は、受信感度を変更するためのアンプを有しており、アンプに流す電流量が調整されることで受信感度が変化する。変更部61Aは、アンプに流す電流量を大きくすることで受信感度を高くし、標準感度から高感度に変更する。
また、変更部61Aは、LF信号の受信感度を高感度に変更してから所定時間が経過した場合に、受信感度を標準感度に変更する。さらに、変更部61Aは、LF信号の受信感度が高感度である場合に施錠ボタン67が操作されると、受信感度を標準感度に変更する。上記のように、受信感度を高感度から標準感度に変更する場合、変更部61Aは、アンプに流す電流量を小さくすることで受信感度を低くし、高感度から標準感度に変更する。
計測部61Bは、受信感度が高感度に設定されてからの経過時間を計測するタイマを有している。計測部61Bは、当該経過時間を計測する都度、タイマをリセットして計測を開始する。
次に、ユーザ端末70のハードウェア構成を説明する。図5は、ユーザ端末70のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ユーザ端末70は、CPU71、ROM72、RAM73、記憶部74、入力部75、表示部76、及び通信部77を備えている。各構成は、バス78を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU71は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU71は、ROM72又は記憶部74からプログラムを読み出し、RAM73を作業領域としてプログラムを実行する。CPU71は、ROM72又は記憶部74に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM72は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM73は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部74は、HDD、SSD又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。
入力部75は、各種ボタン、マイク、及びカメラ等を含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部76は、例えば、液晶ディスプレイであり、種々の情報を表示する。表示部76は、タッチパネル方式を採用しており、入力部75としても機能する。
通信部77は、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信を行う通信ユニットであって、無線通信I/F27との間でBLE通信を行う。
図6は、電子キー50の受信感度を設定する設定処理の流れを示すフローチャートである。CPU61が記憶部64から制御プログラム64Aを読み出して、RAM63に展開して実行することにより、設定処理が行われる。なお、設定処理が行われる前の受信感度は、標準感度に設定されているものとする。
図6に示すステップS10において、CPU61は、高感度の設定を受付けたか否かを判定し、高感度の設定を受付けたと判定した場合(ステップS10:YES)はステップS11に進む。一方、CPU61により高感度の設定を受付けていないと判定された場合(ステップS10:NO)はステップS16に進む。一例として、CPU61は、車両20のユーザにより解錠ボタン68が操作された場合に、高感度の設定を受付けたと判定する。
ステップS11において、CPU61は、受信感度を高感度に設定する。そして、ステップS12に進む。
ステップS12において、CPU61は、タイマ設定を行う。そして、ステップS13に進む。CPU61は、タイマ設定として、タイマをリセットした後、受信感度が高感度に設定されてからの経過時間の計測を開始する。
ステップS13において、CPU61は、高感度の設定を受付けたか否かを判定し、高感度の設定を受付けたと判定した場合(ステップS13:YES)はステップS12に戻る。一方、CPU61により高感度の設定を受付けていないと判定された場合(ステップS13:NO)はステップS14に進む。
ステップS14において、CPU61は、感度のリセットを受付けたか否かを判定し、感度のリセットを受付けたと判定した場合(ステップS14:YES)はステップS16に進む。一方、CPU61により感度のリセットを受付けていないと判定された場合(ステップS14:NO)はステップS15に進む。一例として、CPU61は、車両20のユーザにより施錠ボタン67が操作された場合に、感度のリセットを受付けたと判定する。
ステップS15において、CPU61は、ステップS12でタイマの計測を開始してから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS15:YES)はステップS16に進む。一方、CPU61により所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS15:NO)はステップS13に戻る。
ステップS16において、CPU61は、受信感度を標準感度に設定する。そして、設定処理を終了する。
次に、電子キー50を保有するユーザがドアボタンに対する操作を行うことにより、車両20のドアが施錠又は解錠される流れについて説明する。以下では、一例として、ユーザがドアボタンに対する操作を行うことにより、車両20のドアが解錠される流れについて説明する。当該ドアの解錠は、車両20が電子キー50の認証に成功した場合に実行可能となる。
ここで、電子キー50の認証は、例えば、以下のように行われる。照合ECU30Aは、LF送信部31からLF受信部65に向けてLF信号を送信する。電子キー50のCPU61は、LF受信部65がLF信号を受信すると、RF送信部66からRF受信部32に向けてキーID情報64Bを含めたRF信号を送信する。
照合ECU30Aは、キーID情報64Bと記憶部24に記憶されている車両ID情報とを照合し、キーID情報64Bと車両ID情報との照合が取れた場合に、電子キー50の認証に成功したと判定する。一方、照合ECU30Aは、LF信号の送信から所定時間以内にRF信号を受信しない場合、又は、キーID情報64Bと車両ID情報との照合が取れない場合に、電子キー50の認証に失敗したと判定する。
図7は、運転支援システム10の第1の説明図である。図7は、LF信号の受信感度が標準感度の場合にユーザがドアボタンに対する操作を行うことで、車両20のドアが解錠される状況を示している。
ここで、図7では、車両20A、車両20B、及び車両20Cの3台の車両20が並列駐車されている。また、図7に示すユーザUは、車両20Aの運転者であり、車両20Aのドアボタンに対する操作を行う。さらに、図7において破線で示す範囲R1は、ユーザUが保有する電子キー50のLF信号の受信感度が標準感度の場合に、車両20Aから送信されるLF信号を受信可能な範囲を示している。
まず、車両20Aのドアを解錠するために、ユーザUは、範囲R1内まで車両20Aに近付く。ユーザUが範囲R1に進入すると、ユーザUが保有する電子キー50は、車両20Aから送信されたLF信号を受信し、キーID情報64Bを含めたRF信号を車両20Aに送信する。RF信号を受信した車両20Aは、キーID情報64Bと記憶部24に記憶されている車両ID情報とを照合し、キーID情報64Bと車両ID情報との照合が取れた場合に、電子キー50の認証に成功したと判定する。これにより、車両20Aのドアボタンに対する操作で車両20Aのドアを解錠することが可能となる。
そして、ユーザUは、車両20Aのドアボタンに対する操作を行う。これにより、車両20Aの車載器15が全てのドアを解錠状態にするようにドアロック装置を制御する。
次に、運転支援システム10で実行される車両20の運転支援について説明する。当該運転支援は、車両20のユーザが車外にいる状況でユーザ端末70の操作に応じて車両20を前進又は後退させるものである。当該運転支援は、図7に示す電子キー50を保有するユーザによるドアボタンに対する操作で車両20のドアが解錠される際と同様に、車両20が電子キー50の認証に成功した場合に実行可能となる。車両20が電子キー50の認証に成功した場合は「所定信号を携帯機が受信したことを確認した場合」の一例である。
図8は、運転支援システム10の第2の説明図である。図8は、LF信号の受信感度が高感度の場合にユーザ端末70の操作に応じて車両20を前進させる運転支援(以下、「リモート出庫」とする)を行う状況を示している。なお、図8における図7との共通部分の説明は省略する。ここで、運転支援システム10において、車両20から電子キー50に送信されるLF信号は、ユーザ端末70の操作に応じて車両20を前進又は後退させる運転支援を実行するための信号といえる。
図8では、ユーザUが解錠ボタン68を操作したことに基づいて受信感度が高感度に変更されており、車両20Aから送信されるLF信号を受信可能な範囲が図7に示す範囲R1よりも広い範囲R2となっている。なお、図8では、ユーザUが解錠ボタン68を操作したことに基づいて、車両20Aの全てのドアが解錠状態となっている。
図8では、ユーザUが範囲R2内に存在しているため、ユーザUがこれ以上車両20Aに近付くことなく、ユーザUが保有する電子キー50が車両20Aから送信されたLF信号を受信する。その後、電子キー50は、キーID情報64Bを含めたRF信号を車両20Aに送信する。RF信号を受信した車両20Aは、キーID情報64Bと記憶部24に記憶されている車両ID情報とを照合し、キーID情報64Bと車両ID情報との照合が取れた場合に、電子キー50の認証に成功したと判定する。これにより、運転支援としてリモート出庫が実行可能となる。
電子キー50の認証に成功した後、ユーザUは、ユーザ端末70の所定のアプリケーションに対する操作を行い、ユーザ端末70から車両20Aにリモート出庫の操作信号を送信させる。操作信号を受信した車両20Aでは、駆動ECU30B、操舵ECU30C、ブレーキECU30D、及びシフトECU30Eが操作信号に基づいて各アクチュエータ33~36を制御して、車両20Aを所定位置まで矢印Aの方向に前進させる。なお、車両20Aの車載器15は、ユーザ端末70の操作に応じて車両20Aが前進したことに基づいて、全てのドアを施錠状態にするようにドアロック装置を制御する。
車両20Aが所定位置で停止した後、ユーザUは、解錠ボタン68を操作し、車両20Aのドアを解錠する。以上の工程により、リモート出庫が終了する。
なお、リモート出庫を行う場合は、車両20が所定位置で停止した後にユーザによる解錠ボタン68の操作を受付けることなく、車両20のドアを解錠してもよい。この場合、車載器15は、解錠ボタン68が操作されたことに基づいて車両20の全てのドアを解錠状態にした後にリモート出庫が実行された場合、車両20が所定位置で停止したことに基づいて、全てのドアを解錠状態にするようにドアロック装置を制御する。さらに、リモート出庫において、ユーザによる解錠ボタン68の操作を受付けることなく、車両20のドアを解錠する場合は、車両20、電子キー50、及びユーザ端末70の少なくとも1つでドアが解錠されたことを示す情報を報知してもよい。
また、リモート出庫において車両20が前進している間に施錠要求を含めたRF信号、又は解錠要求を含めたRF信号を電子キー50から受信した場合、ブレーキECU30Dは、アクチュエータ35を制御して車両20を停止させる。
ここで、運転支援システム10では、電子キー50のLF信号の受信感度が高感度である場合に限らず、標準感度である場合にもリモート出庫を実行することが可能である。ただし、受信感度が標準感度の場合は、図7に示すように、LF信号を受信可能な範囲である範囲R1まで近付いた後、進路を空けるために車両20から離れる必要があり、ユーザの利便性が悪い。したがって、リモート出庫を実行する場合には、電子キー50のLF信号の受信感度を高感度に変更することが望ましい。
上記のように、電子キー50は、車両20のドアを解錠するための操作が可能な解錠ボタン68を備える。そして、電子キー50のCPU61は、車両20から無線通信で送信されるLF信号の受信感度が標準感度である場合に解錠ボタン68が操作されると、標準感度よりも受信感度の高い高感度に変更する。これにより、当該電子キー50では、車両20のユーザがドアを解錠したと認識している状態で受信感度が高感度に変更されるため、電子キー50を検出したことを条件に運転支援を実行する場合において、車両20のセキュリティを損なうことなく、ユーザの利便性を確保することができる。
また、電子キー50では、CPU61は、受信感度を高感度に変更してから所定時間が経過した場合に、受信感度を標準感度に変更する。これにより、当該電子キー50では、車両20のユーザが受信感度を高感度に変更したことを失念していても、所定時間経過後に自動で受信感度が標準感度に変更されるため、車両20に対するセキュリティリスクを軽減できる。
また、電子キー50は、車両20のドアを施錠するための操作が可能な施錠ボタン67を備える。そして、電子キー50のCPU61は、受信感度が高感度である場合に施錠ボタン67が操作されると、受信感度を標準感度に変更する。これにより、当該電子キー50では、電子キー50の操作に応じて受信感度を標準感度に変更できるため、ユーザが車両20から離れる際に受信感度を標準感度に変更することで、車両20に対するセキュリティリスクを軽減できる。
そして、運転支援システム10は、上記の電子キー50と、当該電子キー50と無線通信可能な車両20と、当該車両20と通信可能なユーザ端末70と、を備えている。運転支援システム10において、車両20は、送信したLF信号を電子キー50が受信したことを確認した場合として電子キー50の認証に成功した場合に、ユーザ端末70の操作に応じて車両20を前進又は後退させる運転支援を実行する。これにより、当該運転支援システム10では、車両20のユーザが車外にいる状況で、電子キー50を検出したことを条件にユーザ端末70の操作に応じて車両20を前進又は後退させる運転支援を実行する場合において、車両20のセキュリティを損なうことなく、ユーザの利便性を確保することができる。
また、上記の電子キー50は、施錠ボタン67の操作で車両20のドアの施錠、及びLF信号の受信感度の標準感度への変更の双方ができ、解錠ボタン68の操作で車両20のドアの解錠、及びLF信号の受信感度の高感度への変更の双方ができる。このように、電子キー50は、LF信号の受信感度を変更するための操作を可能とする専用のボタンを搭載していないため、既存のボタンを用いた簡略構成でLF信号の受信感度を変更することができる。
(その他)
上記の実施形態では、電子キー50のボタンとして、施錠ボタン67及び解錠ボタン68を設けたが、これに加えて他のボタンを設けてもよい。例えば、電子キー50のボタンとして、車両20のバックドアを開閉するための開閉ボタンを設けてもよい。
上記の実施形態では、携帯機の一例を電子キー50としたが、これに限らず、携帯機の一例は、スマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末としてもよい。例えば、携帯機の一例を携帯端末とした場合は、運転支援システム10において、ユーザ端末70を携帯機の一例としてもよいし、ユーザ端末70とは別の携帯端末を携帯機の一例としてもよい。また、携帯機の一例を携帯端末とした場合は、携帯端末の画面に表示されたアイコンが施錠部及び解錠部の一例となる。
上記の実施形態において、電子キー50のLF信号の受信感度を変更した場合は、車両20、電子キー50、及びユーザ端末70の少なくとも1つで受信感度が変更されたことを示す変更情報を報知してもよい。また、受信感度を高感度に変更した場合と標準感度に変更した場合とで、異なる変更情報を報知してもよい。例えば、受信感度を変更した場合に電子キー50から所定の音が出力されることとすると、受信感度が高感度に変更されたときには高音が出力され、受信感度が標準度に変更されたときには低音が出力されることとしてもよい。
なお、上記の実施形態でCPU61がソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した設定処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、設定処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記の実施形態では、制御プログラム64Aが記憶部64に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。制御プログラム64Aは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、制御プログラム64Aは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
10 運転支援システム
20 車両
50 電子キー(携帯機の一例)
61A 変更部
64A 制御プログラム
67 施錠ボタン(施錠部の一例)
68 解錠ボタン(解錠部の一例)
70 ユーザ端末

Claims (6)

  1. 車両のドアを解錠するための操作が可能な解錠部と、
    前記車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に前記解錠部が操作されると、前記第1感度よりも前記受信感度の高い第2感度に変更する変更部と、
    を備える携帯機。
  2. 前記変更部は、
    前記受信感度を前記第2感度に変更してから所定時間が経過した場合に、前記受信感度を前記第1感度に変更する、
    請求項1に記載の携帯機。
  3. 車両のドアを施錠するための操作が可能な施錠部を備え、
    前記変更部は、
    前記受信感度が前記第2感度である場合に前記施錠部が操作されると、前記受信感度を前記第1感度に変更する、
    請求項1又は2に記載の携帯機。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の携帯機と、
    前記携帯機と無線通信可能な車両と、
    前記車両と通信可能なユーザ端末と、
    を備え、
    前記車両は、
    送信した所定信号を前記携帯機が受信したことを確認した場合、前記ユーザ端末の操作に応じて前記車両を前進又は後退させる運転支援を実行する、
    運転支援システム。
  5. 車両のドアを解錠するための操作を受付け、
    前記車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に前記操作が行われると、前記第1感度よりも前記受信感度の高い第2感度に変更する、
    処理をコンピュータが実行する制御方法。
  6. コンピュータに、
    車両のドアを解錠するための操作を受付け、
    前記車両から無線通信で送信される所定信号の受信感度が第1感度である場合に前記操作が行われると、前記第1感度よりも前記受信感度の高い第2感度に変更する、
    処理を実行させるための制御プログラム。
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