JP6914312B2 - 運転環境設定システム - Google Patents
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乗物に搭載される制御装置と複数の携帯装置とを有する運転環境設定システムであって、
前記携帯装置は、
前記制御装置から送信された無線通信電波の磁界強度を検出する磁界強度検出部と、
自装置の固有の情報である識別情報と、前記磁界強度とを、無線通信を介して前記制御装置に送信する携帯装置通信部と、を備え、
前記制御装置は、
前記携帯装置と無線通信を行うための一つの無線アンテナと、
ステアリングロックの解除操作を検知した場合に、前記無線アンテナにより通信可能な単数又は複数の前記携帯装置と通信を行い、単数又は複数の前記携帯装置から送信された前記識別情報及び前記磁界強度を受信する制御装置通信部と、
前記識別情報及び前記磁界強度を受信した単数又は複数の前記携帯装置から、単数又は複数の前記携帯装置の前記磁界強度に基づいて、前記乗物の運転者に対応する前記携帯装置である運転者携帯装置を判定し、前記運転者携帯装置の前記識別情報に基づいて、前記乗物の運転席の運転環境を変化させる運転環境設定部と、を備え、
前記制御装置の前記無線アンテナからの距離の増加に対する、前記無線アンテナから送信される無線通信電波の磁界強度の低下率の大きさは、前記携帯装置からの距離の増加に対する、前記携帯装置から送信される無線通信電波の磁界強度の低下率の大きさよりも大きいものである。
実施の形態1に係る運転環境設定システム1について図面を参照して説明する。運転環境設定システム1は、乗物に搭載される制御装置20と、複数の携帯装置とを有する。本実施の形態では、乗物は車両とされている。
制御装置20は、車内ネットワーク100を介して、他の車載装置と通信可能に接続されている。本実施の形態では、他の車載装置として、ステアリングロック装置110、シート位置制御装置120、ハンドル位置制御装置130、ミラー位置制御装置140、空調制御装置150、ナビゲーション装置160、マルチメディア装置170、及び走行制御装置180等が設けられている。なお、車両に設けられる車載装置の数及び種類は、車両の仕様に応じて適宜変更され、例示した車載装置の一部が設けられなくてもよく、例示した車載装置以外の車載装置が設けられてもよい。
次に、第1携帯装置10aから第3携帯装置10cの構成について、図2に示すブロック図を用いて説明する。第1携帯装置10aから第3携帯装置10cは、同様の構成であるため、第1携帯装置10aを代表して説明する。第1携帯装置10aは、無線アンテナ11、携帯装置通信部12、磁界強度検出部13、及び環境設定記憶部14を備えている。
次に、制御装置20の構成について、図4に示すブロック図を用いて説明する。制御装置20は、無線アンテナ21、制御装置通信部22、及び運転環境設定部23等を備えている。
本実施の形態では、制御装置20の無線アンテナ21は、運転席以外の車両の座席である非運転席よりも運転席に近い位置に配置されている。例えば、図6に示すように、車両が2輪車である場合は、車両は、運転席となる前部座席40と、非運転席となる後部座席41とを有している。そして、無線アンテナ21は、後部座席41よりも前部座席40に近い位置に配置されている。図6に示す例では、無線アンテナ21は、運転席のハンドル付近に設けられている。
図6及び図7に、制御装置20の無線アンテナ21から送信された無線通信電波が届き、通信が可能な通信可能範囲を示す。無線アンテナ21の送信電波には、10KHz程度のLF(Low Frequency)の周波数帯が用いられており、無線アンテナ21の通信可能範囲は、2m程度とされている。そのため、図8に、無線アンテナ21からの距離と、送信電波の磁束密度との関係を示すように、運転座席と非運転座席との距離差に対応する2m程度の距離変化により、磁束密度が大きく変化する。よって、無線アンテナ21から送信された無線通信電波の磁界強度の大きさにより、精度よく携帯装置の位置を判定し、運転者が所持する運転者携帯装置を判定することができる。
次に、運転環境設定システム1の動作について詳細に説明する。図6の2輪車において、ステアリングロック装置110は運転席のハンドル付近に設けられている。制御装置20の無線アンテナ21は、運転席のメータの下側に設けられている。そして、前部座席40に座った運転者が所持する携帯装置(本例では、第1携帯装置10a)は、後部座席41に座った同乗者が所持する携帯装置(本例では、第2携帯装置10b)よりも制御装置20の無線アンテナ21に近い場所に位置する。
次に、実施の形態2に係る運転環境設定システム1について説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る運転環境設定システム1の基本的な構成は実施の形態1と同様であるが、制御装置20の無線アンテナ21の配置位置と、運転環境設定部23における磁界強度に応じた運転者携帯装置の判定方法が実施の形態1と異なる。
次に、実施の形態3に係る運転環境設定システム1について説明する。上記の実施の形態1又は2と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る運転環境設定システム1の基本的な構成は実施の形態1又は2と同様であるが、環境設定記憶部が制御装置20に設けられており、それに関連する処理が実施の形態1又は2と異なる。
最後に、本願のその他の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する各実施の形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施の形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
Claims (16)
- 乗物に搭載される制御装置と複数の携帯装置とを有する運転環境設定システムであって、
前記携帯装置は、
前記制御装置から送信された無線通信電波の磁界強度を検出する磁界強度検出部と、
自装置の固有の情報である識別情報と、前記磁界強度とを、無線通信を介して前記制御装置に送信する携帯装置通信部と、を備え、
前記制御装置は、
前記携帯装置と無線通信を行うための一つの無線アンテナと、
ステアリングロックの解除操作を検知した場合に、前記無線アンテナにより通信可能な単数又は複数の前記携帯装置と通信を行い、単数又は複数の前記携帯装置から送信された前記識別情報及び前記磁界強度を受信する制御装置通信部と、
前記識別情報及び前記磁界強度を受信した単数又は複数の前記携帯装置から、単数又は複数の前記携帯装置の前記磁界強度に基づいて、前記乗物の運転者に対応する前記携帯装置である運転者携帯装置を判定し、前記運転者携帯装置の前記識別情報に基づいて、前記乗物の運転席の運転環境を変化させる運転環境設定部と、を備え、
前記制御装置の前記無線アンテナからの距離の増加に対する、前記無線アンテナから送信される無線通信電波の磁界強度の低下率の大きさは、前記携帯装置からの距離の増加に対する、前記携帯装置から送信される無線通信電波の磁界強度の低下率の大きさよりも大きい運転環境設定システム。 - 前記無線アンテナは、前記運転席から最も遠い、前記運転席以外の前記乗物の座席である非運転席に近い位置に配置され、
前記運転環境設定部は、前記磁界強度が最も小さい前記携帯装置を、前記運転者携帯装置として判定する請求項1に記載の運転環境設定システム。 - 前記携帯装置は、前記運転環境の設定データを記憶した環境設定記憶部を備え、
前記携帯装置通信部は、前記識別情報及び前記磁界強度に加えて、前記運転環境の設定データを前記制御装置に送信し、
前記制御装置通信部は、前記ステアリングロックの解除操作を検知した場合に、通信可能な単数又は複数の前記携帯装置と通信を行い、前記識別情報及び前記磁界強度に加えて、前記運転環境の設定データを受信し、
前記運転環境設定部は、前記運転者携帯装置の前記識別情報及び前記運転環境の設定データに基づいて、前記乗物の運転席の運転環境を変化させる請求項1又は2に記載の運転環境設定システム。 - 前記制御装置通信部は、前記ステアリングロックの解除操作を検知した場合に、通信可能な単数又は複数の前記携帯装置と通信を行い、単数又は複数の前記携帯装置から前記識別情報を受信し、受信した前記識別情報が、登録されている単数又は複数の登録携帯装置の識別情報に一致するか否かの認証を行い、
認証が成功した単数又は複数の前記携帯装置から、前記識別情報に加えて、前記磁界強度及び前記運転環境の設定データを受信する請求項3に記載の運転環境設定システム。 - 前記制御装置通信部は、認証が成立した前記携帯装置が存在する場合は、前記ステアリングロックを解除させる請求項4に記載の運転環境設定システム。
- 前記無線アンテナは、前記運転席以外の前記乗物の座席である非運転席よりも前記運転席に近い位置に配置され、
前記運転環境設定部は、前記磁界強度が最も大きい前記携帯装置を、前記運転者携帯装置として判定する請求項1に記載の運転環境設定システム。 - 前記携帯装置は、スマートキーシステムにおける携帯装置である請求項1から6のいずれか一項に記載の運転環境設定システム。
- 前記携帯装置は、携帯電話である請求項1から6のいずれか一項に記載の運転環境設定システム。
- 前記運転環境設定部は、最初に前記運転者携帯装置を判定した後も、定期的に前記運転者携帯装置を再判定する請求項1から8のいずれか一項に記載の運転環境設定システム。
- 前記運転環境設定部は、再判定した前記運転者携帯装置が、前回判定した前記運転者携帯装置と異なっていた場合は、運転者に対して、異なっている旨を報知する請求項9に記載の運転環境設定システム。
- 前記運転環境設定部は、再判定した前記運転者携帯装置が、前回判定した前記運転者携帯装置と異なっていた場合、再判定した前記運転者携帯装置の前記識別情報に基づいて、前記運転環境を再び変化させる請求項9又は10に記載の運転環境設定システム。
- 前記運転環境設定部は、前記運転環境を再び変化させる場合、前記運転環境を徐々に変化させる請求項11に記載の運転環境設定システム。
- 前記制御装置は、複数の前記携帯装置のそれぞれについて、前記識別情報と関連付けた前記運転環境の設定データを記憶した環境設定記憶部を備え、
前記運転環境設定部は、前記環境設定記憶部から、前記運転者携帯装置の前記識別情報に対応する前記運転環境の設定データを読み出し、読み出した前記運転環境の設定データに基づいて、前記乗物の運転席の運転環境を変化させる請求項1又は2に記載の運転環境設定システム。 - 前記乗物は、2輪車であり、前記運転席となる前部座席と、前記運転席以外の前記乗物の座席である非運転席となる後部座席とを有している請求項1から13のいずれか一項に記載の運転環境設定システム。
- 前記乗物は、4輪車である請求項1から13のいずれか一項に記載の運転環境設定システム。
- 前記乗物は、船艇である請求項1から13のいずれか一項に記載の運転環境設定システム。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019204487A JP6914312B2 (ja) | 2019-11-12 | 2019-11-12 | 運転環境設定システム |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2019204487A Active JP6914312B2 (ja) | 2019-11-12 | 2019-11-12 | 運転環境設定システム |
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