JP2023049692A - キャップ付き容器 - Google Patents

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Yuta Ogasaka
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【課題】 打栓時の容器本体とキャップとの位置合わせで所定の誤差が生じても許容できるキャップ付き容器を提供すること。【解決手段】 容器本体Aと、キャップ本体Bとを備えるキャップ付き容器であって、容器本体Aは、口部1に形成された係合突条2と、係合突条2から下方に凹設されたくびれ凹部3とを有し、係合突条2は、回り止め角度範囲θ2に形成された複数の回り止めリブ4と、回り止めリブ4が形成された範囲の周方向両側に形成されたクリアランス凹部2bとを有し、キャップ本体Bは、口部1外周に嵌合する外筒8を有し、外筒8は、内周に形成され、くびれ凹部3と嵌合する嵌合凸条24と、嵌合凸条24の上方に形成され、回り止めリブ4と回り止め角度範囲θ2で係合するように形成された複数の嵌入リブ25とを有し、打栓時に、容器本体Aとキャップ本体Bとの位置合わせ誤差をクリアランス凹部2bで許容することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、容器本体と、容器本体の口部に打栓されるキャップとを備えるキャップ付き容器に関し、とくに、容器本体に対して位置決め打栓後のキャップの回りを防止できるキャップ付き容器に関するものである。
大きな容量の容器の場合、持ち上げたり容器を傾けて内容液を注出するのに便利なように片側に把手の付いた容器が用いられており、その場合、容器に打栓されるキャップの注出方向が把手と反対方向になるように位置合わせする必要がある。
また、食用油やドレッシング等の粘性のある内容液を収容する容器のキャップとして、注出方向を案内するための注出筒をキャップ本体に備えるとともに、上蓋の頂壁裏面に付着した内容液を回収する液回収リブを頂壁裏面に設けて、液だれを防止するキャップが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-249102号公報
把手付き容器など注出方向が限定された容器に上記特許文献1記載のキャップを使用する場合、容器の把手位置と反対側にキャップの注出筒の注出方向が向くように位置合わせをして打栓が行われても、打栓後の工程において、容器やキャップを治具等で把持して作業を行うため、キャップが回ってしまい、容器の把手位置とキャップの注出方向との位置関係がずれてしまうことがあり、せっかくの把手付き容器が使い勝手の悪いものとなってしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、打栓時の容器本体とキャップとの位置合わせで所定の誤差が生じても許容できるとともに、打栓後の容器本体に対するキャップの回りを防止できるキャップ付き容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、キャップ付き容器として、容器本体と、容器本体の口部に打栓されるキャップ本体と、キャップ本体を閉塞可能な上蓋とを備えるキャップ付き容器であって、容器本体は、口部外周上部に形成された係合突条と、係合突条から下方に凹設されたくびれ凹部とを有し、係合突条は、周方向所定範囲に形成された複数の回り止めリブと、回り止めリブが形成された範囲の周方向両側に形成されたクリアランス凹部とを有し、キャップ本体は、注出口と、容器本体の口部外周に嵌合する外筒とを有し、外筒は、内周に形成され、容器本体のくびれ凹部と嵌合する嵌合凸条と、嵌合凸条の上方に形成され、口部の回り止めリブと周方向所定範囲で係合するように形成された複数の嵌入リブとを有し、打栓時に、容器本体とキャップ本体との位置合わせ誤差をクリアランス凹部で許容することを特徴とする構成を採用する。
キャップ付き容器の実施形態として、容器本体の係合突条は、回り止めリブが平面視で対向する位置に形成されることを特長とする構成を採用し、また、容器本体の係合突条は、回り止めリブとクリアランス凹部を除く部分に形成され、キャップ本体の嵌合凸条と係合する拡径された係合凸部を有することを特徴とする構成を採用し、また、キャップは、キャップ本体と上蓋とがヒンジを介して連設されたヒンジキャップであることを特徴とする構成を採用する。
本発明のキャップ付き容器は、上記構成を採用することにより、打栓時の容器本体とキャップとの位置合わせ誤差を所定範囲内で許容できるため、位置合わせが必要な容器本体とキャップとの位置決めが容易であり、打栓後の加工において、容器本体に対するキャップの回りを防止することができる。
本発明の実施例であるキャップ付き容器の閉蓋状態を示す図であり、(a)は断面側面図、(b)は(a)のX-X矢視断面図である。 本発明の実施例であるキャップ付き容器の容器本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面半断面図である。 本発明の実施例であるキャップ付き容器のキャップの開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。 本発明の実施例であるキャップ付き容器のキャップの開蓋状態を示す下面図である。 本発明の実施例であるキャップ付き容器の閉蓋状態を示す図1(b)のX-X矢視断面図であり、(a)は容器本体をキャップに対して位置合わせ誤差0°で打栓した場合の図、(b)は容器本体をキャップに対して時計回りに20°ずれた位置に打栓した場合の図である。
次に、本発明のキャップ付き容器について、キャップをヒンジキャップとして具体化した実施例の図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、左方向を「正面側」とし、右方向を「背面側」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
図1において、Aは把手付き容器の容器本体、Bは容器本体Aに打栓されるキャップ本体、CはヒンジDによってキャップ本体Bに連設され、キャップ本体Bを閉塞可能な上蓋である。
なお、容器の把手は、どのような形状のものでもよく、図示しないが、例えば、容器本体Aの肩部や胴部に別体の把手を嵌合したもの、あるいは容器本体Aの肩部や胴部に一体成形したもの、または容器本体Aのウエスト部に一体化した把持部等の形態が挙げられる。
図2に示すように、容器本体Aは、上部に円筒状の口部1を備え、口部1には、外周上部に係合突条2が形成され、係合突条2の下端から下方に縮径したくびれ凹部3が形成され、くびれ凹部3の外周は、係合突条2の下端から連続する上部が内側に傾斜し、中間部が環状に形成されている。
係合突条2は、図2(a)に示すように、外周の正面側および背面側の係合角度範囲θ1(実施例では、70°)に拡径して形成された係合凸部2aと、係合凸部2aを除く縮径した部分のうち、平面視で対向する位置にある回り止め角度範囲θ2(実施例では、70°)に形成され、径方向に膨出する複数の回り止めリブ4と、回り止め角度範囲θ2の両隣り(回り止めリブ4と係合凸部2aとの間)のクリアランス角度範囲θ3(実施例では、20°)に形成され、縮径されたクリアランス凹部2bとから構成されている。
回り止めリブ4は、図2(b)に示すように、上端部4aが球面状に形成され、後述するキャップ本体Bの嵌入リブ25の係合部25aが回り止めリブ4の間に入り易くなっている。
口部1の内周は、係合突条2の上端面2cから下方へ一旦くびれた後、くびれ凹部3の外周と一様な厚みを保ちながら内側に膨出し、くびれ凹部3の環状の垂直面である内周面3aを形成している。
くびれ凹部3の内周面3aは、後述するキャップ本体Bの内筒6の外周面6aと密接してシール部を形成している。
本実施例では、容器本体Aは、EBM成形(Extrusion Blow Moulding/押出ブロー成形)により製造されるものであり、図2(a)に示すように、係合突条2に形成された回り止めリブ4は、パーティングラインP.Lを避けて形成されているため、パーティングラインP.Lを挟んで対向する位置に、周方向等間隔に7個ずつ、合計で14個形成されているが、それぞれ複数形成されていればよい。
図1、図3および図4に示すように、キャップ本体Bは、容器本体A内を密封する隔壁5と、隔壁5の周縁に連設して垂下し、容器本体Aの口部1の内周に嵌合する内筒6と、同じく隔壁5の周縁に内筒6の上端部とともに連設する基壁7と、基壁7の外周縁に連設して垂下し、口部1の外周に嵌合する外筒8と、基壁7上に設けられ、上蓋Cに係合して閉蓋状態を保持する蓋係合部9と、隔壁5の周縁に立設された注出筒10とを備えている。
注出筒10は、内容液の注出方向を案内するため、正面側(ヒンジDと反対側)が背面側(ヒンジD側)よりも高く形成され、さらに、本実施例では、注出流路を形成するために、注出筒10の先端に湾曲部11が設けられている。
隔壁5には、破断可能な薄肉弱化部12が設けられ、薄肉弱化部12は、破断されたときに容器本体A内と連通する注出口を形成する除去部13が画成されている。
除去部13の背面側には、支柱14を介してプルリング15が連設され、プルリング15の正面側の下部には、指先への接圧をやわらかくするために緩衝部16が形成されている。
本実施例では、隔壁5は、薄肉弱化部12を破断して開封するまで容器本体A内を密閉するものとしたが、隔壁5は、予め注出口が開口されたものであっても構わない。
内筒6は、キャップ本体Bを容器本体Aに打栓した時に、外周面6aが口部1のくびれ凹部3の垂直面である内周面3aと密接してシール部となり、液漏れを防止している。
蓋係合部9は、基壁7の上面に突出して形成され、正面側および背面側では、後述する上蓋Cの側周壁31と係合していないが、正面側から見て左右の部分において、蓋係合部9は、上蓋Cの側周壁31と係合して、閉蓋状態が保持される。
さらに、蓋係合部9の正面側上端には、斜め内側方向に突き出した液だれ防止フィン22が形成されている。
また、外筒8の外周上部の所定範囲にわたって連設されたヒンジDによって上蓋Cが連設され、ヒンジD近傍位置の外筒8の外周には、容器本体Aに打栓する際の周方向の位置合わせを行う位置決めリブ26が1個所突設されている。
なお、位置決めリブ26は、上蓋Cの側周壁31にも、対応する位置に1個所同様に突設されている。
さらに、正面側の外筒8の上部外周には、後述する上蓋Cの薄肉部38を収容するための収容凹部23が形成されている。
外筒8の内周には、容器本体Aの係合突条2直下のくびれ凹部3と嵌合する環状の嵌合凸条24が形成され、内筒6の外周面6aと外筒8の内周面、および基壁7の下面と嵌合凸条24によって形成される環状溝部に口部1を嵌合するようになっている。
さらに、外筒8の内周には、容器本体Aの口部1に設けられた回り止めリブ4と係合するために、嵌合凸条24の上部から径方向に向けて複数の嵌入リブ25が突設されている。
嵌入リブ25は、図1(b)に示すように、それぞれが容器本体Aの口部1の回り止めリブ4のそれぞれと係合する位置に形成され、回り止めリブ4と嵌入リブ25との係合位置は、回り止めリブ4が嵌入リブ25に係合したとき、容器本体Aの把手の位置の反対側が正面側となるように設けていればよく、本実施例では、嵌入リブ25は、図4に示すように、対向する位置に、周方向に等間隔で8個ずつ、合計で回り止めリブ4より多い16個設けられているが、嵌入リブ25は、それぞれ回り止めリブ4と5個所以上で係合するように複数設けられていればよい。
嵌入リブ25は、図3(b)に示すように、外筒8の嵌合凸条24の上部から基壁7まで延設されている。
図1および図3に示すように、上蓋Cは、頂壁30と、頂壁30の周縁から垂設された側周壁31とを備え、頂壁30の裏面には、キャップ本体Bの注出筒10の内周に嵌入する密封リング32が垂設されている。
図3(a)に示すように、密封リング32の内側には、頂壁30の裏面から突出する複数の液回収リブ34が枝状に設けられ、それぞれの液回収リブ34は、所定の断面高さを有して正面側の末端では互いに間隔を隔てて配置され、背面側に向かって互いの間隔を狭めつつ、それぞれの基部が集束している。
なお、本実施例では、液回収リブ34は、5本設けられているが、その本数は、内容液の表面張力や粘性などの性状によって適宜決定することができる。
また、液回収リブ34の具体的形状や高さ、肉厚、および延びる領域等についても同様に、適宜決定することができる。
密封リング32の頂壁30裏面からの突出長さは、正面側から背面側に向けて長くなっており、ヒンジD側の密封リング32の先端部33には、液回収リブ34が集束する位置を中央とする所定円弧範囲にわたって内側に突出する舌片35が設けられている。
また、密封リング32の外周には、ヒンジD側の所定円弧範囲にわたって、開蓋時に斜め上方に延びる庇状リブ36が突設されている。
側周壁31の正面側の外周には、上蓋Cを開閉する際に手指をかける摘み部37が突設され、側周壁31には、摘み部37と同程度の高さで、側周壁31の内周下部を肉欠きした薄肉部38が形成されている。
薄肉部38は、キャップ本体Bの外筒8の外周に設けられた収容凹部23内に、閉蓋時に収容されるが、外筒8とはわずかに隙間があるか、または当接していてもよい。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のキャップは、図1に示す閉蓋状態で容器本体Aの口部1に打栓して装着される。
打栓工程は、位置決めリブ26を利用し、キャップのヒンジDを容器本体Aの把手の位置方向に向け、摘み部37が内容液の注出方向となるように位置合わせする必要があるが、打栓工程でのキャップと容器本体Aとの位置合わせは、使用する設備に応じて、誤差範囲(本実施例では、±20°)を加味する必要がある。
このため、容器本体Aの口部1の係合突条2には、図2(a)に示すように、回り止めリブ4の両隣りにクリアランス凹部2bが形成され、打栓工程でのキャップと容器本体Aとの位置合わせの際に、図5(a)に示すように、キャップと容器本体Aとの位置合わせ誤差が0°であればよいが、図5(b)に示すように、キャップと容器本体Aとの位置合わせ誤差が20°以内であれば、嵌入リブ25のうち、回り止め角度範囲から外れた嵌入リブ25bは、クリアランス凹部2bと対向することにより、係合凸部2aと衝突するのを防ぐことができるので、打栓工程の作業効率を向上させることができる。
次に、打栓の際には、キャップ本体Bの内筒6、基壁7および外筒8の間に形成される環状溝部に容器本体Aの口部1の係合突条2を当てがい、外筒8の嵌合凸条24の上部から形成された嵌入リブ25に口部1の係合突条2の外周に設けられた回り止めリブ4が係合するように、上蓋Cの上から押圧力を加えていくと、係合突条2が嵌合凸条24を乗り越え、嵌入リブ25の係合部25aは、口部1の回り止めリブ4の上端部4aに案内されて、回り止めリブ4と隣接する回り止めリブ4の間に係合されるとともに、嵌合凸条24が口部1のくびれ凹部3に嵌合して、口部1が内筒6の外周と外筒8の内周および基壁7とによって挟持され、キャップが装着される。
この際に、口部1のくびれ凹部3の内周面3aは、キャップ本体Bの内筒6の外周面6aと密接してシール部となり、容器本体Aからの液漏れを防ぐことができる。
本実施例では、容器本体Aの口部1の回り止めリブ4とキャップ本体Bの外筒8の嵌入リブ25とが係合しているので、打栓後の加工工程、例えば、容器本体Aあるいはキャップを治具等で把持して行われるシュリンクラベル等の工程などが行われても、キャップが回ってしまうことがないため、把手位置の反対方向となる注出方向の位置がずれることがない。
本実施例のキャップを装着した容器を使用するには、上蓋Cを開き、プルリング15を上方に引っ張り、支柱14を介して隔壁5の除去部13を引き上げ、薄肉弱化部12を破断して隔壁5から除去部13を切り離して抜栓し、注出口を開口する。
プルリング15の正面側の下部には、薄板状の緩衝部16を設けているので、手指が当たると緩衝部16が容易に屈曲して、手指への接圧をやわらかくすることができる。
把手を持って容器本体Aを傾けて内容液を注出する際には、注出口から流出した内容液は、注出筒10の内周面に案内され、湾曲部11から注出される。
本実施例では、注出筒10に湾曲部11が設けられているので、注出筒10からの液だれを防止することができる。
また、万が一湾曲部11から注出筒10の外周に液だれが生じた場合にも、液だれ防止フィン22によって受け止められるので、キャップの外を汚すことがない。
容器本体Aの使用を終えた後、上蓋Cを閉じると、上蓋Cの側周壁31がキャップ本体Bの蓋係合部9に係合するとともに、上蓋Cの薄肉部38がキャップ本体Bの外筒8の収容凹部23に収容され、図1に示す閉蓋状態に戻る。
このとき、密封リング32の先端部33は、注出筒10と密接して周方向に連続したシールラインを形成し、容器が倒れたり傾いたりして注出口から内容液が流出してもキャップ外に漏れることがない。
また、注出口から流出した内容液が上蓋Cの頂壁30の裏面に付着しても、付着液は複数の液回収リブ34に導かれ、それぞれヒンジD側の基部に流下し、さらに密封リング32の内周を速やかに流下して容器内に回収され、頂壁30裏面の付着液を少なくすることができる。
再度、容器を使用するために開蓋するときは、摘み部37に手指を掛けて持ち上げることによって、上蓋Cは、ヒンジDを中心に回転させられるが、密封リング32の舌片35および庇状リブ36は、密封リング32の内周または外周に付着した液を一時的に受け止めて、液だれを防ぐように作用する。
なお、本実施例では、キャップ付き容器として把手付き容器としたが、把手付き容器以外にも、容器本体Aの形状に合わせたり、容器本体Aのラベルなどに合わせるなど、容器本体Aとキャップとの位置合わせが必要なキャップ付き容器に利用することができる。
また、本実施例では、内容液の注出に注出筒10を用いているが、ノズル状のものであっても構わない。
さらに、キャップは、キャップ本体Bと上蓋CとをヒンジDを介して連設されたヒンジキャップとしているが、キャップ本体Bと上蓋Cとが別体で形成され、キャップ本体Bの上部に上蓋Cが嵌着または螺着されるキャップであっても構わない。
容器本体Aは、本実施例では押出ブロー成形されたものであるが、2軸延伸ブロー成形されたものでもよい。
本発明のキャップ付き容器は、打栓時の容器本体とキャップとの位置合わせ誤差を所定範囲内で許容できるため、位置合わせが必要な容器本体とキャップとの位置決めが容易であり、打栓後の加工において、容器本体に対するキャップの回りを防止することができる。
把手付き容器の場合には、把手の反対方向が注出方向となり、注出筒の注出方向がずれることがないのできわめて使い勝手がよいものとなる。
また、食用油などの内容液が粘性の高いものであっても、注出筒およびその湾曲部によって注出時の液だれを防ぎ、液回収リブなどによって上蓋開閉時の液だれを防止するとともに、垂れた液を回収することができ、キャップ内を清潔に保つことができるので、とくに衛生的な使用環境を必要とする粘性のある液状食品を充填するキャップ付き容器に好適である。
A 容器本体
B キャップ本体
C 上蓋
D ヒンジ
P.L パーティングライン
θ1 係合角度範囲
θ2 回り止め角度範囲
θ3 クリアランス角度範囲
1 口部
2 係合突条
2a 係合凸部
2b クリアランス凹部
2c 上端面
3 くびれ凹部
3a 内周面
4 回り止めリブ
4a 上端部
5 隔壁
6 内筒
6a 外周面
7 基壁
8 外筒
9 蓋係合部
10 注出筒
11 湾曲部
12 薄肉弱化部
13 除去部
14 支柱
15 プルリング
16 緩衝部
22 液だれ防止フィン
23 収容凹部
24 嵌合凸条
25 嵌入リブ
25a 係合部
25b 回り止め角度範囲から外れた嵌入リブ
26 位置決めリブ
30 頂壁
31 側周壁
32 密封リング
33 先端部
34 液回収リブ
35 舌片
36 庇状リブ
37 摘み部
38 薄肉部

Claims (4)

  1. 容器本体と、容器本体の口部に打栓されるキャップ本体と、キャップ本体を閉塞可能な上蓋とを備えるキャップ付き容器であって、
    容器本体は、口部外周上部に形成された係合突条と、係合突条から下方に凹設されたくびれ凹部とを有し、
    係合突条は、周方向所定範囲に形成された複数の回り止めリブと、回り止めリブが形成された範囲の周方向両側に形成されたクリアランス凹部とを有し、
    キャップ本体は、注出口と、容器本体の口部外周に嵌合する外筒とを有し、
    外筒は、内周に形成され、容器本体のくびれ凹部と嵌合する嵌合凸条と、嵌合凸条の上方に形成され、口部の回り止めリブと周方向所定範囲で係合するように形成された複数の嵌入リブとを有し、
    打栓時に、容器本体とキャップ本体との位置合わせ誤差をクリアランス凹部で許容することを特徴とするキャップ付き容器。
  2. 容器本体の係合突条は、回り止めリブが平面視で対向する位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
  3. 容器本体の係合突条は、回り止めリブとクリアランス凹部を除く部分に形成され、キャップ本体の嵌合凸条と係合する拡径された係合凸部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ付き容器。
  4. キャップは、キャップ本体と上蓋とがヒンジを介して連設されたヒンジキャップであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のキャップ付き容器。
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