JP2023045505A - シフト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフト体が2つのシフト位置に配置される際にシフト体の移動をロックする。【解決手段】シフト装置では、レバー16が「P」位置に配置される際及びレバー16が「N」位置に配置される際に、レバー16のディテントピン18の変位をロックリンク22がロックして、レバー16の回動がロックされる。このため、レバー16の「P」位置からの回動とレバー16の「N」位置からの回動とをロックできる。【選択図】図4

Description

本発明は、シフト体が移動されてシフト体のシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフトレバー装置では、シフトレバーがPポジションに配置される際に、ストッパがシフトレバーのロックピンの変位をロックして、シフトレバーの移動がロックされる。
ここで、このようなシフトレバー装置では、シフトレバーが2つのシフト位置に配置される際にシフトレバーの移動をロックできるのが好ましい。
特開2017-171188号公報
本発明は、上記事実を考慮し、シフト体が2つのシフト位置に配置される際にシフト体の移動をロックできるシフト装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のシフト装置は、回動又はスライドにより移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体に設けられ、変位可能にされる変位部と、前記シフト体が第1シフト位置に配置される際及び前記シフト体が第2シフト位置に配置されさる際に前記変位部の変位をロックして前記シフト体の移動がロックされるロック部材と、を備える。
本発明の第2態様のシフト装置は、本発明の第1態様のシフト装置において、前記ロック部材が前記変位部より前記シフト体の回動中心軸線側に配置される。
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第1態様又は第2態様のシフト装置において、前記変位部が動作された前記ロック部材を移動させて前記シフト体が第1シフト位置及び第2シフト位置の少なくとも一方に移動される。
本発明の第4態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第3態様の何れか1つのシフト装置において、前記ロック部材が前記変位部の変位をロックする際に前記シフト体の移動をロックすると共に、前記ロック部材が前記変位部の変位をロックしない際に前記変位部を変位させて前記シフト体の移動を許容する許容部を備える。
本発明の第5態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第4態様の何れか1つのシフト装置において、前記変位部が前記シフト体に対し延出方向両側に延出されると共に、前記シフト体が延出方向に回動される際に前記変位部の延出方向一側の前記シフト体高さ方向位置を変化させて前記変位部の延出方向他側の前記シフト体高さ方向位置の変化が抑制される変化部を備える。
本発明の第6態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第5態様の何れか1つのシフト装置において、第1シフト位置がパーク位置にされると共に、第2シフト位置がニュートラル位置にされる。
本発明の第1態様のシフト装置では、シフト体が回動又はスライドにより移動されて、シフト体のシフト位置が変更される。また、シフト体の変位部が変位可能にされる。
ここで、シフト体が第1シフト位置に配置される際及びシフト体が第2シフト位置に配置されさる際に、ロック部材が変位部の変位をロックして、シフト体の移動がロックされる。このため、シフト体の第1シフト位置からの移動及びシフト体の第2シフト位置からの移動をロックできる。
本発明の第2態様のシフト装置では、ロック部材が変位部よりシフト体の回動中心軸線側に配置される。このため、ロック部材に対する変位部の回動距離を短くでき、ロック部材を小型化できる。
本発明の第3態様のシフト装置では、変位部が動作されたロック部材を移動させて、シフト体が第1シフト位置及び第2シフト位置の少なくとも一方に移動される。このため、ロック部材が動作されても、シフト体を第1シフト位置及び第2シフト位置の少なくとも一方に移動させることができる。
本発明の第4態様のシフト装置では、ロック部材が変位部の変位をロックする際に、許容部がシフト体の移動をロックする。
ここで、ロック部材が変位部の変位をロックしない際に、許容部が、変位部を変位させて、シフト体の移動を許容する。このため、変位部を変位操作しなくても、シフト体を移動させることができる。
本発明の第5態様のシフト装置では、変位部がシフト体に対し延出方向両側に延出される。
ここで、シフト体が延出方向に回動される際に、変化部が変位部の延出方向一側のシフト体高さ方向位置を変化させて、変位部の延出方向他側のシフト体高さ方向位置の変化が抑制される。このため、シフト体が延出方向に回動される際に、変位部の延出方向他側のシフト体高さ方向位置の変化を抑制できる。
本発明の第6態様のシフト装置では、第1シフト位置がパーク位置にされると共に、第2シフト位置がニュートラル位置にされる。このため、シフト体のパーク位置からの移動及びシフト体のニュートラル位置からの移動をロックできる。
本発明の実施形態に係るシフト装置を示す左斜め前方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係るシフト装置においてレバーが「P」位置に配置される際を示す上側から見た上面図であり、(A)は、ロック状態を示し、(B)は、アンロック状態を示している。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係るシフト装置においてレバーが「N」位置に配置される際を示す上側から見た上面図であり、(A)は、アンロック状態を示し、(B)は、ロック状態を示している。 本発明の実施形態に係るシフト装置においてレバーが「N」位置でロックされる際を示す左斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置においてレバーが「N」位置に配置される際を示す左方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置においてレバーが「N」位置に配置される際を示す左方から見た拡大側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置においてロックユニットが作動状態でレバーが「P」位置から後側に回動される際を示す左斜め前方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係るシフト装置におけるディテントピンを示す図であり、(A)は、レバーが「D」位置に配置される際を示す左方から見た側面であり、(B)は、レバーが「S」位置に配置される際を示す右方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置においてレバーが「D」位置に配置される際を示す後方から見た後面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係るシフト装置におけるディテントピンを示す後方から見た後面図であり、(A)は、レバーが「D」位置に配置される際を示し、(B)は、レバーが「D」位置と「S」位置との間を回動される際を示している。 本発明の実施形態の変形例に係るシフト装置においてレバーが「N」位置に配置される際を示す左方から見た側面図である。
図1には、本発明の実施形態に係るシフト装置10が左斜め前方から見た斜視図にて示されており、図5には、シフト装置10が左方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の右方を矢印RHで示し、シフト装置10の上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係るシフト装置10は、車両のコンソールに設置されており、シフト装置10の前方、左方及び上方は、それぞれ車両の前方、左方及び上方に向けられている。
図1及び図5に示す如く、シフト装置10には、収容体(強度部材)としての略直方体形箱状のプレート12が設けられており、プレート12は、コンソール内に固定されると共に、強度が高くされている。また、プレート12の上壁には、所定形状のゲート溝12Aが貫通形成されている。
プレート12の左壁及び右壁には、ディテント孔12Bが貫通形成されており、左側(例えば運転席側)及び右側(例えば助手席側)のディテント孔12Bは、左右方向において互いに対向されている。ディテント孔12Bの上端には、ロック部位としてのディテント溝14が形成されており、左側及び右側のディテント溝14は、左右方向において略同一の形状にされている。ディテント溝14の前端部には、第1ロック部位としての側面視略矩形状のP溝14Pが形成されており、P溝14Pは、下側に開放されている。ディテント溝14には、P溝14Pの後側において、第3ロック部位としての側面視略矩形状のR溝14Rが形成されており、R溝14Rは、下側に開放されると共に、P溝14Pから後側に離間されている。ディテント溝14には、R溝14Rの後側かつ上側において、第2ロック部位としての側面視略矩形状のN溝14Nが形成されており、N溝14Nは、下側に開放されると共に、下側がR溝14Rの後側に連通されている。N溝14Nの後面は、許容部としての許容面14Aにされており、許容面14Aは、下側へ向かうに従い後側へ向かう方向に傾斜されている。
左側及び右側のディテント溝14には、それぞれ、N溝14Nの後側かつ下側において、当接部としての左当接面14D及び変化部としての右当接面14S(図10(A)参照)が形成されており、左当接面14D及び右当接面14Sは、許容面14Aに連続されると共に、右側へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。右当接面14Sの右端部と左部とは、右側に対する下側への傾斜角度が略同一にされており、右当接面14Sの左右方向中間部(右端部及び左部を除く部分)は、右当接面14Sの右端部及び左部に比し、右側に対する下側への傾斜角度が大きくされている。
プレート12内には、シフト体としての略棒状のレバー16(図4参照)が設けられており、レバー16の下端部は、プレート12内の下端部に支持されている。レバー16は、下端部における第1中心軸線O1(回動中心軸線)を中心として、前後方向(第1方向)に回動(移動)可能にされており、レバー16は、下端部における第2中心軸線O2を中心として、左右方向(第2方向)に回動(移動)可能にされている。第1中心軸線O1は、左右方向に平行にされると共に、第2中心軸線O2は、前後方向に平行にされており、第1中心軸線O1と第2中心軸線O2とは、直交している。
レバー16は、プレート12のゲート溝12Aに貫通されており、レバー16は、ゲート溝12Aに案内されて、所定範囲で前後方向及び左右方向(シフト方向)に回動可能にされている。このため、レバー16が前側から後側に回動されて、レバー16のシフト位置が、第1シフト位置としての「P」位置(パーク位置)、「R」位置(リバース位置)、第2シフト位置としての「N」位置(ニュートラル位置)及び第3シフト位置としての「D」位置(ドライブ位置)にこの順番で変更される。さらに、レバー16が「D」位置から左側(右側でもよい)に回動されて、レバー16のシフト位置が第4シフト位置としての「S」位置(シーケンシャル位置)に変更されると共に、レバー16が「S」位置から前側及び後側に回動されて、それぞれレバー16のシフト位置が「+」位置(プラス位置)及び「-」位置(マイナス位置)に変更される。
レバー16の上側部分は、コンソールの上側(車室内)に回動可能に延出されている。レバー16の上端部には、把持部としてのノブ(図示省略)が固定されており、レバー16は、車両の乗員(特に運転者)により、ノブが把持された状態で、回動操作可能にされている。ノブには、操作部としてのノブボタン16Aが設けられており、ノブボタン16Aは、乗員により操作(押圧操作)可能にされている。
レバー16の下部には、変位部としてのディテントピン18(図9参照)が設けられており、ディテントピン18は、レバー16と一体に回動可能にされている。ディテントピン18には、矩形柱状の水平柱18Aが設けられており、水平柱18Aは、左右方向に平行に配置されている。水平柱18Aは、レバー16を左右方向に貫通しており、水平柱18Aは、レバー16から左側及び右側に延出されている。水平柱18Aの左端近傍には、略矩形柱状の垂直柱18Bが一体に設けられており、垂直柱18Bは、水平柱18Aからレバー16の回動径方向に沿って下側に延出されると共に、下端部が右方に突出されている。ディテントピン18は、レバー16の回動径方向(セレクト方向)に所定範囲で変位可能にされており、ディテントピン18は、上側に付勢されている。ディテントピン18は、レバー16(ノブ)のノブボタン16Aに機械的に連絡されており、ノブボタン16Aが操作された際には、ディテントピン18が、付勢力に抗して下側に変位される。
ディテントピン18の左端部及び右端部(水平柱18Aの左端部及び右端部)は、それぞれ、プレート12の左側及び右側のディテント孔12Bに挿入されて、左側及び右側のディテント溝14の下側に配置されている。
レバー16が「P」位置に配置される際には、ディテントピン18がディテント溝14のP溝14Pに挿入されると共に、ディテントピン18の後面がP溝14Pの後面と平行にされる。このため、ディテントピン18の後面がP溝14Pの後面に当接されて、レバー16の「P」位置から後側への回動がロックされる。ノブボタン16Aが操作されて、ディテントピン18が下側に変位された際には、ディテントピン18がP溝14Pから下側に離脱されて、レバー16の「P」位置から後側への回動が許可される。
レバー16が「R」位置に配置される際には、ディテントピン18がディテント溝14のR溝14Rに挿入されて、ディテントピン18の前面がR溝14Rの前面と平行にされる。このため、ディテントピン18の前面がR溝14Rの前面に当接されて、レバー16の「R」位置から前側への回動がロックされるノブボタン16Aが操作されて、ディテントピン18が下側に変位された際には、ディテントピン18がR溝14Rから下側に離脱されて、レバー16の「R」位置から前側への回動が許可される。
レバー16が「N」位置に配置される際には、ディテントピン18がディテント溝14のN溝14Nに挿入されて、ディテントピン18の前面がN溝14Nの前面と平行にされる。このため、ディテントピン18の前面がN溝14Nの前面に当接されて、レバー16の「N」位置から前側への回動がロックされる。また、N溝14Nの許容面14A(後面)は、下側へ向かうに従いディテントピン18の後面から後側へ離間する方向に傾斜されており、ディテントピン18の後面が許容面14Aに当接されて、ディテントピン18が許容面14Aによって付勢力に抗して下側に変位されることで、レバー16の「N」位置から後側への回動が許容されるノブボタン16Aが操作されて、ディテントピン18が下側に変位された際には、ディテントピン18がN溝14Nから下側に離脱されて、レバー16の「N」位置から前側及び後側への回動が許可される。
レバー16が「D」位置に配置される際には、ディテントピン18の左端部が付勢力によりディテント溝14の左当接面14D下端に当接される(図10(A)参照)。レバー16が「S」位置に配置される際には、ディテントピン18の右端部が付勢力によりディテント溝14の右当接面14Sに当接される(図10(A)参照)。ディテント溝14の左当接面14D及び右当接面14Sは、ディテントピン18の回動方向に沿って湾曲されており、レバー16が「N」位置と「D」位置との間を回動される際には、ディテントピン18の左端部が左当接面14Dに対し摺動される(図8(A)参照)と共に、レバー16が「+」位置と「-」位置との間を回動される際には、ディテントピン18の右端部が右当接面14Sに対し摺動される(図8(B)参照)。
プレート12の前部左側には、ロック機構としてのロックユニット20(図4参照)が固定されている。
ロックユニット20には、ロック部材としてのロックリンク22が設けられている。ロックリンク22には、略円柱状の支持軸22Aが設けられており、ロックリンク22は、支持軸22Aにおいて支持されている。支持軸22Aは、上下方向に平行に配置されており、ロックリンク22は、支持軸22Aを中心として後側の第1位置(図2(A)及び図3(A)参照)と前側の第2位置(図2(B)及び図3(B)参照)との間で回転可能にされている。支持軸22Aには、前側の第1アーム22B及び後側の第2アーム22Cが一体に設けられており、第1アーム22B及び第2アーム22Cは、支持軸22Aから径方向外側に延出されている。第1アーム22Bの先端及び第2アーム22Cの先端には、第1ロック部としての略矩形柱状の第1柱22D及び第2ロック部としての略矩形柱状の第2柱22Eが一体に設けられており、第1柱22Dの後側に第2柱22Eが配置されている。レバー16が「P」位置に配置されると共に、ロックリンク22が第1位置に配置される際には、ディテントピン18の下面(垂直柱18Bの下面)が、レバー16の回動径方向において第1柱22Dの上面に対向されると共に、第1柱22Dの上面と平行に配置される(図2(A)参照)。レバー16が「N」位置に配置されると共に、ロックリンク22が第2位置に配置される際には、ディテントピン18の下面(垂直柱18Bの下面)が、レバー16の回動径方向において第2柱22Eの上面に対向されると共に、第2柱22Eの上面と平行に配置される(図3(B)及び図4参照)。
ロックユニット20には、ロックリンク22の前側において、作動装置としてのソレノイド24(図4及び図5参照)が設けられており、ソレノイド24のプランジャ24Aは、前後方向(軸方向)に所定範囲で移動可能にされている。プランジャ24Aは、後方に延出されており、プランジャ24Aの後端部は、ロックリンク22に対し回転可能かつスライド可能に連結されている。プランジャ24Aは、後方に付勢されており、これにより、ロックリンク22が、付勢されて、第1位置に配置されている。ロックユニット20が作動される際には、ソレノイド24が通電されて、ソレノイド24が発生する磁力によりプランジャ24Aを付勢力に抗して前方に吸引することで、ロックリンク22が、プランジャ24Aによって前側に回転(動作)されて、第2位置に配置される。
ソレノイド24は、車両の制御装置26に電気的に接続されている。制御装置26には、解除操作部としての車両のブレーキ28が電気的に接続されており、ブレーキ28が乗員により操作されて、車両が制動される。制御装置26には、作動操作部としての車両のNロックスイッチ30が電気的に接続されており、Nロックスイッチ30は、乗員により作動操作及び解除操作を可能にされる。ブレーキ28が操作された際及びNロックスイッチ30が作動操作された際には、制御装置26の制御によりソレノイド24が通電される(ロックユニット20が作動される)。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置10では、レバー16が「P」位置に配置される際に、ブレーキ28が操作されない場合には、ロックユニット20が作動されずに、ソレノイド24が通電されないことで、ロックリンク22が第1位置に配置される(図2(A)参照)。このため、レバー16のノブボタン16Aが操作された際には、レバー16のディテントピン18下面(垂直柱18Bの下面)がロックリンク22の第1柱22D上面に当接されて、ディテントピン18の下側への変位がロックされることで、ディテントピン18(水平柱18Aの左端部及び右端部)がプレート12(ディテント溝14)のP溝14Pから下側に離脱不能にされる。これにより、ディテントピン18の後面がP溝14Pの後面に当接されて、レバー16の「P」位置から後側への回動がロックされる。
一方、レバー16が「P」位置に配置される際に、ブレーキ28が操作された場合には、ロックユニット20が作動されて、ソレノイド24が通電されることで、ロックリンク22が、ソレノイド24のプランジャ24Aによって前側に回転されて、第2位置に配置される(図2(B)参照)。このため、ノブボタン16Aが操作された際には、ディテントピン18の下面が第1柱22Dの上面に当接されずに、ディテントピン18の下側への変位がアンロックされることで、ディテントピン18がP溝14Pから下側に離脱される。これにより、ディテントピン18の後面がP溝14Pの後面に当接されずに、レバー16の「P」位置から後側への回動がアンロックされる。
レバー16が「N」位置に配置される際に、Nロックスイッチ30が作動操作された場合には、ロックユニット20が作動されて、ソレノイド24が通電されることで、ロックリンク22が、ソレノイド24のプランジャ24Aによって前側に回動されて、第2位置に配置される(図3(B)及び図4参照)。このため、ノブボタン16Aが操作された際には、レバー16のディテントピン18下面(垂直柱18Bの下面)がロックリンク22の第2柱22E上面に当接されて、ディテントピン18の下側への変位がロックされることで、ディテントピン18(水平柱18Aの左端部及び右端部)がプレート12(ディテント溝14)のN溝14Nから下側に離脱不能にされる。これにより、ディテントピン18の前面及び後面がそれぞれN溝14Nの前面及び後面に当接されて、レバー16の「N」位置から前側及び後側への回動がロックされる。
一方、レバー16が「N」位置に配置される際に、Nロックスイッチ30が作動操作されない(解除操作された)場合には、ロックユニット20が作動されずに、ソレノイド24が通電されないことで、ロックリンク22が第1位置に配置される(図3(A)参照)。このため、ノブボタン16Aが操作された際には、ディテントピン18の下面が第2柱22Eの上面に当接されずに、ディテントピン18の下側への変位がアンロックされることで、ディテントピン18がN溝14Nから下側に離脱される。これにより、ディテントピン18の前面及び後面がそれぞれN溝14Nの前面及び後面に当接されずに、レバー16の「N」位置から前側及び後側への回動がアンロックされる。
ここで、レバー16の「P」位置からの回動とレバー16の「N」位置からの回動とがロックユニット20によってロックされる。このため、レバー16の「P」位置からの回動とレバー16の「N」位置からの回動とをロックできる。
さらに、レバー16の「P」位置からの回動とレバー16の「N」位置からの回動とが1つのロックリンク22によってロックされる。このため、ロックユニット20を簡単な構成にできて、ロックユニット20を小型化及び低コスト化できる。
しかも、ロックリンク22が1つのソレノイド24によって回転される。このため、ロックユニット20を一層簡単な構成にできて、ロックユニット20を一層小型化及び低コスト化できる。
また、ロックリンク22がディテントピン18の下側への変位をロックすることで、レバー16の「P」位置からの回動とレバー16の「N」位置からの回動とがロックされる。このため、ロックリンク22がレバー16の回動をロックする必要をなくすことができて、ロックリンク22の強度を高くする必要をなくすことができる。
さらに、レバー16の「P」位置からの回動をプレート12のP溝14Pがロックすると共に、レバー16の「N」位置からの回動をプレート12のN溝14Nがロックする。このため、レバー16の高荷重の回動を強度が高いプレート12が受けることができる。
また、ロックリンク22がディテントピン18よりレバー16の回動中心軸線O1側(下側)に配置されている。このため、レバー16が「P」位置と「N」位置との間を回動される際におけるロックリンク22に対するディテントピン18下面(垂直柱18Bの下面)の回動距離を短くでき、ロックリンク22を前後方向において小型化できる。しかも、レバー16が「D」位置から「S」位置へ左側に回動される際に、ロックリンク22の上側のスペースにディテントピン18を回動させることができて、ディテントピン18のロックリンク22との接触を適切に回避できる(図9参照)。
さらに、例えば、ロックユニット20が作動された状態でレバー16が「P」位置から高速で後側に回動される場合、及び、ロックユニット20が作動されたまま故障した状態でレバー16が「P」位置から後側に回動される場合には、ロックリンク22が第2位置に配置される。ここで、ロックリンク22が第2位置に配置された状態で、レバー16が「P」位置から後側に回動される際には、レバー16のディテントピン18下端部(垂直柱18Bの下端部)がロックリンク22の第2柱22Eを後側に押圧して(図7参照)、ロックリンク22がソレノイド24のプランジャ24Aに対する吸引力に抗して後側(第1位置側)に回転されることで、レバー16の後側への回動が許容される。このため、ロックリンク22が第2位置に配置された場合でも、レバー16を「P」位置から後側(特に「R」位置及び「N」位置)に回動できる。
また、レバー16が「N」位置から後側に回動される際には、ディテントピン18(水平柱18Aの左端部及び右端部)の後面がN溝14Nの許容面14A(後面)に当接されて、ディテントピン18が許容面14Aによって付勢力に抗して下側に変位されることで、レバー16の「N」位置から後側への回動が許容される(図6参照)。このためノブボタン16Aが操作されなくても、レバー16を「N」位置から後側に回動できる。
ところで、レバー16が「D」位置及び「S」位置に配置される際には、レバー16が「N」位置に配置される際に比し、レバー16のディテントピン18が付勢力に抗して下側に移動されて、ディテントピン18に作用される上側への付勢力が大きくされる(図8の(A)及び(B)参照)。
ここで、図10の(A)及び(B)に示す如く、レバー16が「D」位置から「S」位置へ左側に回動される際には、ディテントピン18の右端部(水平柱18Aの右端部)が、プレート12(ディテント溝14)の右当接面14Sに対し左側に摺動されて、上側に変位されることで、ディテントピン18の回動半径が大きくされて、ディテントピン18の左部の上下方向への変位が抑制される。さらに、レバー16が「S」位置から「D」位置へ右側に回動される際には、ディテントピン18の右端部が、右当接面14Sに対し右側に摺動されて、下側に変位されることで、ディテントピン18の回動半径が小さくされて、ディテントピン18の左部の上下方向への変位が抑制される。このため、レバー16が「D」位置から「S」位置に回動される際及びレバー16が「S」位置から「D」位置に回動される際には、ディテントピン18の左部(水平柱18Aの左部)がプレート12(ディテント溝14)の左当接面14D下端に対し上下方向に変位することが抑制されて、ディテントピン18左部の左当接面14D下端に対する摺動抵抗を小さくできる。これにより、レバー16の「D」位置から「S」位置への回動及びレバー16の「S」位置から「D」位置への回動に対する抵抗を小さくできる。
なお、本実施形態では、レバー16が「N」位置に配置される際に、N溝14Nの許容面14A(後面)が下側へ向かうに従いディテントピン18の後面から後側へ離間する方向に傾斜される。しかしながら、図11に示す変形例に係るシフト装置50の如く、レバー16が「N」位置に配置される際に、N溝14Nの後面がディテントピン18の後面と平行にされてもよい。この場合、ディテントピン18の後面がN溝14Nの後面に当接されて、レバー16の「N」位置から後側への回動がロックされる。このため、レバー16の「N」位置から前側及び後側への回動をN溝14Nによってロックでき、レバー16の「N」位置のバラツキを抑制できて、レバー16の「N」位置の位置精度を高くできる。
また、本実施形態(変形例を含む)では、レバー16(シフト体)が回動される。しかしながら、シフト体がスライドされてもよい。
さらに、本実施形態(変形例を含む)では、第1シフト位置が「P」位置にされると共に、第2シフト位置が「N」位置にされる。しかしながら、第1シフト位置及び第2シフト位置の少なくとも1つが「P」位置及び「N」位置以外のシフト位置にされてもよい。
また、本実施形態(変形例を含む)では、シフト装置10、50がコンソールに設置される。しかしながら、シフト装置10、50がインストルメントパネル又はステアリングコラムに設置されてもよい。
10・・・シフト装置、14A・・・許容面(許容部)、14S・・・右当接面(変化部)、16・・・レバー(シフト体)、18・・・ディテントピン(変位部)、22・・・ロックリンク(ロック部材)、50・・・シフト装置

Claims (6)

  1. 回動又はスライドにより移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、
    前記シフト体に設けられ、変位可能にされる変位部と、
    前記シフト体が第1シフト位置に配置される際及び前記シフト体が第2シフト位置に配置されさる際に前記変位部の変位をロックして前記シフト体の移動がロックされるロック部材と、
    を備えるシフト装置。
  2. 前記ロック部材が前記変位部より前記シフト体の回動中心軸線側に配置される請求項1記載のシフト装置。
  3. 前記変位部が動作された前記ロック部材を移動させて前記シフト体が第1シフト位置及び第2シフト位置の少なくとも一方に移動される請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
  4. 前記ロック部材が前記変位部の変位をロックする際に前記シフト体の移動をロックすると共に、前記ロック部材が前記変位部の変位をロックしない際に前記変位部を変位させて前記シフト体の移動を許容する許容部を備える請求項1~請求項3の何れか1項記載のシフト装置。
  5. 前記変位部が前記シフト体に対し延出方向両側に延出されると共に、前記シフト体が延出方向に回動される際に前記変位部の延出方向一側の前記シフト体高さ方向位置を変化させて前記変位部の延出方向他側の前記シフト体高さ方向位置の変化が抑制される変化部を備える請求項1~請求項4の何れか1項記載のシフト装置。
  6. 第1シフト位置がパーク位置にされると共に、第2シフト位置がニュートラル位置にされる請求項1~請求項5の何れか1項記載のシフト装置。
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