JP2023152543A - シフト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体が誤って回転されることを抑制する。【解決手段】シフト装置10では、Dレバー16において、Dボタン20が押圧操作された際に、Dリンク22がシャフト12のD孔12Aに挿入される。さらに、Dレバー16が正方向に回動操作された際に、Dリンク22によってD孔12Aの前面が押圧されて、シャフト12が回転される。このため、シャフト12が回転されるためには、Dレバー16の正方向への回動のみならず、Dボタン20の押圧操作が必要であり、シャフト12が誤って回転されることを抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体が移動されて回転体が回転されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載の選択装置では、選択要素が回動されて、穴付きホイールが回転されることで、変速装置のシフトレンジが変更される。
ここで、このような選択装置では、穴付きホイールが誤って回転されることを抑制できるのが好ましい。
特表2014-505630号公報
本発明は、上記事実を考慮し、回転体が誤って回転されることを抑制できるシフト装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のシフト装置は、回転されて変速機のシフトレンジが変更される回転体と、移動可能にされる移動体と、操作されて前記移動体が正方向に移動されることで前記回転体が回転される操作部と、を備える。
本発明の第2態様のシフト装置は、本発明の第1態様のシフト装置において、前記操作部が操作されない場合に前記移動体が正方向に移動されても前記回転体が回転されず又は前記移動体の正方向への移動が規制される。
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第1態様又は第2態様のシフト装置において、前記移動体が逆方向に移動されても前記回転体が回転されず又は前記移動体の逆方向への移動が規制される。
本発明の第4態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第3態様の何れか1つのシフト装置において、前記移動体が一対設けられると共に、一方の前記移動体の正方向への移動による前記回転体の回転方向と他方の前記移動体の正方向への移動による前記回転体の回転方向とが反対方向にされる。
本発明の第5態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第4態様の何れか1つのシフト装置において、前記回転体を保持して前記回転体の回転が制限される回転保持機構が設けられる。
本発明の第6態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第5態様の何れか1つのシフト装置において、前記移動体を保持して前記移動体の移動が制限される移動保持機構が設けられる。
本発明の第1態様のシフト装置は、回転体が回転されて、変速機のシフトレンジが変更される。
ここで、操作部が操作されて、移動体が正方向に移動されることで、回転体が回転される。このため、回転体が回転されるためには、移動体の正方向への移動のみならず、操作部の操作が必要であるため、回転体が誤って回転されることを抑制できる。
本発明の第2態様のシフト装置では、操作部が操作されない場合に、移動体が正方向に移動されても回転体が回転されず、又は、移動体の正方向への移動が規制される。このため、回転体が誤って回転されることを抑制できる。
本発明の第3態様のシフト装置では、移動体が逆方向に移動されても回転体が回転されず、又は、移動体の逆方向への移動が規制される。このため、移動体の逆方向への移動により回転体が誤って回転されることを抑制できる。
本発明の第4態様のシフト装置では、移動体が一対設けられており、一方の移動体の正方向への移動による回転体の回転方向と他方の移動体の正方向への移動による回転体の回転方向とが反対方向にされる。このため、一方の移動体の正方向への移動と他方の移動体の正方向への移動とによって、回転体を反対方向に回転させることができる。
本発明の第5態様のシフト装置では、回転保持機構が回転体を保持して、回転体の回転が制限される。このため、回転体が不要に回転されることを抑制できる。
本発明の第6態様のシフト装置では、移動保持機構が移動体を保持して、移動体の移動が制限される。このため、移動体が不要に移動されることを抑制できる。
本発明の実施形態に係るシフト装置を示す右斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置においてDボタンが押圧操作された際を示す右斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置においてDレバーが前側に回動された際を示す右斜め後方から見た斜視図である。
図1には、本発明の実施形態に係るシフト装置10が右斜め後方から見た斜視図にて示されており、図2には、シフト装置10が左斜め前方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の右方を矢印RHで示し、シフト装置10の上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係るシフト装置10は、車両(自動車)のステアリングコラム(図示省略)に設置されており、シフト装置10の前方、右方及び上方は、それぞれ車両の前側、右側及び上側に向けられている。
図1及び図2に示す如く、シフト装置10には、回転体としての略円柱状のシャフト12が設けられており、シャフト12は、ステアリングコラムに支持されている。シャフト12の軸方向は、左右方向にされており、シャフト12は、中心軸線周りの一方向A及び他方向Bに所定範囲で回転可能にされている。シャフト12は、シフト位置としての「H」位置(ホーム位置)に配置されており、シャフト12は、「H」位置から一方向A及び他方向Bに回転されて、それぞれシフト位置としての「D」位置(ドライブ位置)及び「R」位置(リバース位置)に配置される。
シャフト12の右部には、上側かつ前側の部分において、被係合部(第1被係合部)としての断面略扇形状のD孔12Aが形成されており、D孔12Aは、シャフト12の径方向外側に開放されている。シャフト12の右部には、下側かつ前側の部分において、被係合部(第2被係合部)としての断面略扇形状のR孔12Bが形成されており、R孔12Bは、シャフト12の径方向外側に開放されている。
シャフト12の前側には、回転保持機構としての回転節度機構14が設けられている。
シャフト12の左部には、回転付勢部材としての略円柱状の回転ピン14Aが設けられており、回転ピン14Aは、シャフト12から前側に突出されると共に、先端面(前端面)が球面状に突出されている。回転ピン14Aは、シャフト12の径方向に移動可能にされており、回転ピン14Aは、シャフト12の径方向外側(前側)に付勢されている。回転ピン14Aの前側には、回転保持部材としての略湾曲板状の回転板14Bが固定されており、回転板14Bは、シャフト12の周方向に沿って配置されている。回転板14Bには、断面略三角形状の回転溝14Cが形成されており、回転溝14Cは、中央位置からシャフト12の周方向両外側へ向かうに従いシャフト12側へ向かう方向に傾斜されている。
回転ピン14Aは、付勢力により回転溝14Cの中央位置に係合されており、これにより、回転ピン14Aの回転溝14Cに対する回転が制限されて、シャフト12の回転が制限されることで、シャフト12が「H」位置に保持されている。シャフト12が「H」位置から回転される際には、回転ピン14Aが付勢力に抗して回転溝14Cの中央位置から回転されて、シャフト12に回転抵抗力が作用される。シャフト12が「H」位置以外に回転された状態で、シャフト12に作用される回転力が解除された際には、回転ピン14Aが付勢力により回転溝14Cの中央位置に回転されて、シャフト12が「H」位置に回転(復帰)される。
シャフト12の右側部分の上側には、移動体(第1移動体)としての略矩形柱状のDレバー16が設けられている。Dレバー16の左端部及び右端部には、略半楕円形板状の上支持板16Aが一体に設けられており、上支持板16Aは、下側に突出されている。上支持板16Aには、シャフト12が回転可能に貫通かつ嵌合されており、これにより、Dレバー16がシャフト12に所定範囲で回動(移動)可能に支持されている。Dレバー16は、前後方向に垂直な初期位置に配置されると共に、車室内に露出されており、Dレバー16は、乗員(特に運転者)により初期位置から正方向(前側)及び逆方向(後側)に回動操作可能にされている。
Dレバー16の左側には、移動保持機構(第1移動保持機構)としてのD節度機構18が設けられている。
Dレバー16の左部には、移動付勢部材としての略円柱状のDピン18Aが設けられており、Dピン18Aは、Dレバー16から左側に突出されると共に、先端面(左端面)が球面状に突出されている。Dピン18Aは、左右方向(シャフト12の軸方向)に移動可能にされており、Dピン18Aは、左側に付勢されている。Dピン18Aの左側には、移動保持部材としての略円弧形板状のD板18Bが固定されており、D板18Bは、シャフト12の周方向に沿って配置されている。D板18Bには、断面略三角形状のD溝18Cが形成されており、D溝18Cは、中央位置からシャフト12の周方向両外側へ向かうに従い右側へ向かう方向に傾斜されている。
Dピン18Aは、付勢力によりD溝18Cの中央位置に係合されており、これにより、Dピン18AのD溝18Cに対する回動が制限されて、Dレバー16の回動が制限されることで、Dレバー16が初期位置に保持されている。Dレバー16が初期位置から回動される際には、Dピン18Aが付勢力に抗してD溝18Cの中央位置から回動されて、Dレバー16に回動抵抗力が作用される。Dレバー16が初期位置以外に回動された状態で、Dレバー16に作用される回動力が解除された際には、Dピン18Aが付勢力によりD溝18Cの中央位置に回動されて、Dレバー16が初期位置に回動(復帰)される。
Dレバー16の上部には、操作部(第1操作部)としての略矩形柱状のDボタン20が設けられており、Dボタン20は、Dレバー16から後側に突出されている。Dボタン20は、前後方向に所定範囲で移動可能にされており、Dボタン20の前面は、上側へ向かうに従い前側へ向かう方向に傾斜されている。
Dレバー16内には、係合部(第1係合部)としての柱状のDリンク22が設けられており、Dリンク22の上部は、略直方体状にされると共に、Dリンク22の上部以外の部分は、略十字形柱状にされている。Dリンク22は、上下方向に移動可能にされており、Dリンク22は、上側に付勢されている。Dリンク22上部の上側かつ後側の角面22Aは、凸状に湾曲されており、Dリンク22の角面22Aが付勢力によりDボタン20の前面に当接されて、Dボタン20が後側に付勢されている。Dボタン20が乗員により付勢力に抗して前側に押圧操作された際には、Dボタン20の前面がDリンク22の角面22Aに対し摺動されることで、Dリンク22が付勢力に抗して下側に移動されて、Dリンク22の下部がシャフト12のD孔12Aに挿入される(図3参照)。
シャフト12の右側部分の下側には、移動体(第2移動体)としての略矩形柱状のRレバー24が設けられている。Rレバー24の左端部及び右端部には、略半楕円形板状の下支持板24Aが一体に設けられており、下支持板24Aは、上側に突出されている。下支持板24Aには、シャフト12が回転可能に貫通かつ嵌合されており、これにより、Rレバー24がシャフト12に所定範囲で回動(移動)可能に支持されている。Rレバー24は、前後方向に垂直な初期位置に配置されると共に、車室内に露出されており、Rレバー24は、乗員により初期位置から正方向(前側)及び逆方向(後側)に回動操作可能にされている。
Rレバー24の左側には、移動保持機構(第2移動保持機構)としてのR節度機構26が設けられている。
Rレバー24の左部には、移動付勢部材としての略円柱状のRピン26Aが設けられており、Rピン26Aは、Rレバー24から左側に突出されると共に、先端面(左端面)が球面状に突出されている。Rピン26Aは、左右方向(シャフト12の軸方向)に移動可能にされており、Rピン26Aは、左側に付勢されている。Rピン26Aの左側には、移動保持部材としての略円弧形板状のR板26Bが固定されており、R板26Bは、シャフト12の周方向に沿って配置されている。R板26Bには、断面略三角形状のR溝26Cが形成されており、R溝26Cは、中央位置からシャフト12の周方向両外側へ向かうに従い右側へ向かう方向に傾斜されている。
Rピン26Aは、付勢力によりR溝26Cの中央位置に係合されており、これにより、Rピン26AのR溝26Cに対する回動が制限されて、Rレバー24の回動が制限されることで、Rレバー24が初期位置に保持されている。Rレバー24が初期位置から回動される際には、Rピン26Aが付勢力に抗してR溝26Cの中央位置から回動されて、Rレバー24に回動抵抗力が作用される。Rレバー24が初期位置以外に回動された状態で、Rレバー24に作用される回動力が解除された際には、Rピン26Aが付勢力によりR溝26Cの中央位置に回動されて、Rレバー24が初期位置に回動(復帰)される。
Rレバー24の下部には、操作部(第2操作部)としての略矩形柱状のRボタン28が設けられており、Rボタン28は、Rレバー24から後側に突出されている。Rボタン28は、前後方向に所定範囲で移動可能にされており、Rボタン28の前面は、下側へ向かうに従い前側へ向かう方向に傾斜されている。
Rレバー24内には、係合部(第2係合部)としての柱状のRリンク30が設けられており、Rリンク30の下部は、略直方体状にされると共に、Rリンク30の下部以外の部分は、略十字形柱状にされている。Rリンク30は、上下方向に移動可能にされており、Rリンク30は、下側に付勢されている。Rリンク30下部の下側かつ後側の角面30Aは、凸状に湾曲されており、Rリンク30の角面30Aが付勢力によりRボタン28の前面に当接されて、Rボタン28が後側に付勢されている。Rボタン28が乗員により付勢力に抗して前側に押圧操作された際には、Rボタン28の前面がRリンク30の角面30Aに対し摺動されることで、Rリンク30が付勢力に抗して上側に移動されて、Rリンク30の上部がシャフト12のR孔12Bに挿入される。
シャフト12の左端部には、被検出部としての矩形板状のマグネット32が固定されており、マグネット32は、シャフト12と一体回転されると共に、後側に露出されている。マグネット32の後側には、検出部としての磁気センサ34が固定されており、磁気センサ34は、マグネット32が発生する磁場の方向を検出する。これにより、マグネット32の回転位置が検出されて、シャフト12の回転位置が検出されることで、シャフト12のシフト位置が検出される。
磁気センサ34には、車両の制御装置36が電気的に接続されており、制御装置36には、車両の変速機38(自動変速機)が電気的に接続されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置10では、シャフト12が「H」位置に配置されている。
Dレバー16において、Dボタン20が押圧操作された際には、Dリンク22が下側に移動されて、Dリンク22の下部がシャフト12のD孔12Aに挿入される(図3参照)。さらに、Dレバー16が正方向(前側)に回動操作された際には、Dリンク22の下部によってD孔12Aの前面が押圧されることで、シャフト12が、一方向Aに回転されて、「D」位置に回転される(図4参照)。そして、シャフト12が「D」位置に回転されたことをシャフト12のマグネット32によって磁気センサ34が検出することで、制御装置36の制御により変速機38のシフトレンジが「D」レンジ(ドライブレンジ)に変更される。
Rレバー24において、Rボタン28が押圧操作された際には、Rリンク30が上側に移動されて、Rリンク30の上部がシャフト12のR孔12Bに挿入される。さらに、Rレバー24が正方向(前側)に回動操作された際には、Rリンク30の上部によってR孔12Bの前面が押圧されることで、シャフト12が、他方向Bに回転されて、「R」位置に回転される。そして、シャフト12が「R」位置に回転されたことをシャフト12のマグネット32によって磁気センサ34が検出することで、制御装置36の制御により変速機38のシフトレンジが「R」レンジ(リバースレンジ)に変更される。
ここで、Dボタン20が押圧操作されて、Dレバー16が正方向に回動されることで、シャフト12が回転される。また、Rボタン28が押圧操作されて、Rレバー24が正方向に回動されることで、シャフト12が回転される。このため、シャフト12が回転されるためには、Dレバー16の正方向への回動のみならず、Dボタン20の押圧操作が必要であり、また、Rレバー24の正方向への回動のみならず、Rボタン28の押圧操作が必要である。これにより、シャフト12が誤って回転されることを抑制でき、変速機38のシフトレンジが誤って変更されることを抑制できる。
さらに、Dボタン20が押圧操作されない場合には、Dリンク22の下部がシャフト12のD孔12Aに挿入されないため、Dレバー16が正方向に回動されても、シャフト12が回転されない。また、Rボタン28が押圧操作されない場合には、Rリンク30の上部がシャフト12のR孔12Bに挿入されないため、Rレバー24が正方向に回動されても、シャフト12が回転されない。このため、シャフト12が誤って回転されることを抑制でき、変速機38のシフトレンジが誤って変更されることを抑制できる。
また、Dレバー16の正方向への回動によるシャフト12の回転方向が一方向Aにされると共に、Rレバー24の正方向への回動によるシャフト12の回転方向が他方向Bにされる。このため、Dレバー16の正方向への回動とRレバー24の正方向への回動とによって、シャフト12を反対方向に回転させることができて、変速機38のシフトレンジを異なるシフトレンジに変更できる。
さらに、Dボタン20が押圧操作されて、Dリンク22の下部がシャフト12のD孔12Aに挿入された状態で、Dレバー16が逆方向(後側)に回動されても、Dリンク22の下部がD孔12A内を回動されて、シャフト12が回転されない。また、Dボタン20が押圧操作されない状態で、Dレバー16が逆方向に回動されても、シャフト12が回転されない。このため、シャフト12が誤って他方向Bの「R」位置に回転されることを抑制でき、変速機38のシフトレンジが誤って「R」レンジに変更されることを抑制できる。
しかも、Rボタン28が押圧操作されて、Rリンク30の上部がシャフト12のR孔12Bに挿入された状態で、Rレバー24が逆方向(後側)に回動されても、Rリンク30の上部がR孔12B内を回動されて、シャフト12が回転されない。また、Rボタン28が押圧操作されない状態で、Rレバー24が逆方向に回動されても、シャフト12が回転されない。このため、シャフト12が誤って一方向Aの「D」位置に回転されることを抑制でき、変速機38のシフトレンジが誤って「D」レンジに変更されることを抑制できる。
また、回転節度機構14において、回転ピン14Aが付勢力により回転板14Bの回転溝14Cの中央位置に係合されることで、シャフト12が「H」位置に保持されて、シャフト12の「H」位置からの回転が制限される。このため、シャフト12が不要に回転されることを抑制できる。
さらに、D節度機構18において、Dピン18Aが付勢力によりD板18BのD溝18Cの中央位置に係合されることで、Dレバー16が初期位置に保持されて、Dレバー16の初期位置からの回動が制限される。このため、Dレバー16が不要に回動されることを抑制できる。
しかも、R節度機構26において、Rピン26Aが付勢力によりR板26BのR溝26Cの中央位置に係合されることで、Rレバー24が初期位置に保持されて、Rレバー24の初期位置からの回動が制限される。このため、Rレバー24が不要に回動されることを抑制できる。
なお、本実施形態では、Dレバー16が逆方向に回動可能にされる。しかしながら、Dレバー16の逆方向への回動が規制されてもよい。
さらに、本実施形態では、Dボタン20が押圧操作されない場合に、Dレバー16が正方向に回動可能にされる。しかしながら、Dボタン20が押圧操作されない場合に、Dレバー16の正方向への回動が規制機構によって規制されてもよい。この場合、Dボタン20及び規制機構が制御装置36に電気的に接続されることで、Dボタン20が押圧操作されない際に、制御装置36の制御により規制機構がDレバー16の正方向への回動を規制してもよい。
また、本実施形態では、Rレバー24が逆方向に回動可能にされる。しかしながら、Rレバー24の逆方向への回動が規制されてもよい。
さらに、本実施形態では、Rボタン28が押圧操作されない場合に、Rレバー24が正方向に回動可能にされる。しかしながら、Rボタン28が押圧操作されない場合に、Rレバー24の正方向への回動が規制機構によって規制されてもよい。この場合、Rボタン28及び規制機構が制御装置36に電気的に接続されることで、Rボタン28が押圧操作されない際に、制御装置36の制御により規制機構がRレバー24の正方向への回動を規制してもよい。
また、本実施形態では、Dレバー16及びRレバー24(移動体)が回動される。しかしながら、移動体が回転又はスライド(移動)されてもよい。そして、移動体が回転される場合には、例えば移動体とシャフト12との間にギヤ機構が設けられて、移動体の回転によりシャフト12が回転されてもよい。さらに、移動体がスライドされる場合には、例えば移動体とシャフト12との間にラックアンドピニオン機構が設けられて、移動体のスライドによりシャフト12が回転されてもよい。
さらに、本実施形態では、シフト装置10が車両のステアリングコラムに設置される。しかしながら、シフト装置10が車両の他の部分(インストルメントパネル又はコンソール等)に設置されてもよい。
10・・・シフト装置、12・・・シャフト(回転体)、14・・・回転節度機構(回転保持機構)、16・・・Dレバー(移動体)、18・・・D節度機構(移動保持機構)、20・・・Dボタン(操作部)、24・・・Rレバー(移動体)、26・・・R節度機構(移動保持機構)、28・・・Rボタン(操作部)、38・・・変速機

Claims (6)

  1. 回転されて変速機のシフトレンジが変更される回転体と、
    移動可能にされる移動体と、
    操作されて前記移動体が正方向に移動されることで前記回転体が回転される操作部と、
    を備えるシフト装置。
  2. 前記操作部が操作されない場合に前記移動体が正方向に移動されても前記回転体が回転されず又は前記移動体の正方向への移動が規制される請求項1記載のシフト装置。
  3. 前記移動体が逆方向に移動されても前記回転体が回転されず又は前記移動体の逆方向への移動が規制される請求項1記載のシフト装置。
  4. 前記移動体が一対設けられると共に、一方の前記移動体の正方向への移動による前記回転体の回転方向と他方の前記移動体の正方向への移動による前記回転体の回転方向とが反対方向にされる請求項1記載のシフト装置。
  5. 前記回転体を保持して前記回転体の回転が制限される回転保持機構が設けられる請求項1記載のシフト装置。
  6. 前記移動体を保持して前記移動体の移動が制限される移動保持機構が設けられる請求項1記載のシフト装置。
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