JP2023041455A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hiroki Sato
正史 福田
Masashi Fukuda
俊也 深澤
Toshiya Fukasawa
卓也 長濱
Takuya Nagahama
有也 大塚
Ariya Otsuka
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Abstract

【課題】給気ダクトから取り入れた空気をコロナ帯電器内の放電ワイヤ毎に分けて通過させる際に、オゾンを効果的に排出するようにコロナ帯電器内に空気を通過させる。【解決手段】給気ダクト224には、第一放電ワイヤ2221側に空気を通す第一風路251と第二放電ワイヤ2222側に空気を通す第二風路252とに、給気ダクト224の内部を隔てる中央隔壁部253が形成される。中央隔壁部253は、第一風路251と第二風路252との間で空気が流れる隙間を形成することなく、中央仕切り板2215から感光ドラム3aの回転軸線方向に亘って且つ感光ドラム3aの径方向に延設されている。このように中央隔壁部253を形成すると、第二風路252から第一風路251へと空気の流れが生じないので、第二風路252を流れる空気の風量が相対的に小さくならない。それ故、空気が第二風路252の隅部領域にも流れて、オゾンを効果的に排出し得る。【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの電子写真技術を用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光ドラムの表面を一様に帯電するためにコロナ帯電器が用いられている。コロナ帯電器は感光ドラムの表面に隙間を空けて非接触に配置され、感光ドラムはコロナ帯電器が発生するイオンによって帯電される。コロナ帯電器を用いた場合、コロナ放電に伴って、例えば放電ワイヤやグリッド電極板等を腐食させる虞のあるオゾンなどの放電生成物が生じ得る。そこで、コロナ帯電器に給気ダクトを配設し、給気ダクトからコロナ帯電器へと通じる空気の流路を形成して、コロナ帯電器からオゾンを排出させている(特許文献1)。コロナ帯電器から排出されたオゾンは、感光ドラムの回転方向においてコロナ帯電器の下流側に配置された吸引ダクトを通じて外部へ排気される。特許文献1に記載の装置では、複数の放電ワイヤを有するコロナ帯電器に関し、吸引ダクトから遠い放電ワイヤ側に清浄なエアを供給する風路(第二風路と呼ぶ)を形成するために、給気ダクト内に整流部材が設けられている。
特開2006-91327号公報
ところで、特許文献1に記載の装置のように、従来では、給気ダクトにおいて吸引ダクトに近い放電ワイヤ側へとエアを供給する風路(第一風路と呼ぶ)を形成すべく、整流部材はコロナ帯電器との間に隙間を空けて配設されている。しかしながら、整流部材とコロナ帯電器との間に空けた隙間を通じて第二風路から第一風路へと空気の流れを生じさせるので、第二風路を流れる空気の風量は相対的に小さくなる。そうなると、第二風路において特に上流側の隅部に向けて空気が流れ難くなるが故に、オゾンを効果的に排出できない虞があった。
本発明は、給気ダクトから取り入れた空気をコロナ帯電器内の放電ワイヤ毎に分けて通過させる際に、オゾンを効果的に排出するようにコロナ帯電器内に空気を通過させることが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、回転する感光ドラムと、前記感光ドラムの表面に対し隙間を空けて配置され、前記感光ドラムの表面を帯電するコロナ帯電器と、前記感光ドラムの反対側から空気を供給して前記コロナ帯電器内を通過させて前記感光ドラム側へ排出させる給気ダクトと、前記感光ドラムの回転方向において前記コロナ帯電器の下流側に配置され、前記コロナ帯電器内から排出されて前記感光ドラムに沿って流れる空気を排気する排気ダクトと、を備えた画像形成装置であって、前記コロナ帯電器は、前記回転方向において、前記感光ドラムの表面を帯電する第一放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤよりも上流側で前記感光ドラムの表面を帯電する第二放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤの下流側に配置された第一シールド板と、前記第二放電ワイヤの上流側に配置された第二シールド板と、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤを隔てるように配置された中央シールド部と、前記感光ドラムの回転軸線方向の両端部で、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤと前記第一シールド板と前記第二シールド板と前記中央シールド部を保持する保持部と、を有し、前記給気ダクトは、前記第一シールド板に接続される第一壁部と、前記第二シールド板に接続される第二壁部と、前記回転方向において前記第一壁部と前記第二壁部との間に前記回転軸線方向に亘って形成された中央隔壁部とを有し、前記中央隔壁部は、前記給気ダクト内を、前記第一放電ワイヤ側に空気を通す第一風路と前記第二放電ワイヤ側に空気を通す第二風路とに分けて前記中央シールド部まで形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、放電ワイヤを複数有するコロナ帯電器を用いる場合に、給気ダクトから取り入れた空気をコロナ帯電器内の放電ワイヤ毎に分けて通過させる際に、オゾンを効果的に排出するようにコロナ帯電器内に空気を通過させることができる。
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。 コロナ帯電器及び給気ダクトを示す外観斜視図。 コロナ帯電器及び給気ダクトを示す断面図。 給気ダクトを示す斜視図。 給気ダクトを示す断面図。 分流板を拡大して示す断面拡大図。 給気ダクトに対する分流板の構成を示す分割断面図。 (a)本実施形態における空間内の風速分布を示すグラフ、(b)比較例における空間内の風速分布を示すグラフ。 (a)本実施形態における風量を示すグラフ、(b)比較例における風量を示すグラフ。
<画像形成装置>
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、中間転写ベルト20に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列した中間転写タンデム方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100で利用可能な記録材Sとしては、例えば普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等が挙げられる。
画像形成装置100の記録材の搬送プロセスについて説明する。記録材Sは給紙カセット10内に積載される形で収納されており、給紙ローラ13により画像形成タイミングに合わせて給紙カセット10から送り出される。給紙ローラ13により送り出された記録材Sは、搬送パス414の途中に配置されたレジストローラ12へと搬送される。そして、レジストローラ12において記録材Sの斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2は、二次転写内ローラ21と二次転写外ローラ11とにより形成される転写ニップ部であり、例えば二次転写外ローラ11に二次転写電圧が印加されることに応じて記録材上にトナー像を転写させる。
以上説明した二次転写部T2までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部T2まで送られて来る画像の形成プロセスについて説明する。まず、画像形成部について説明するが、各色の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置1a、1b、1c、1dで使用するトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外はほぼ同様に構成される。そこで、以下では、代表としてイエローの画像形成部Paについて説明し、その他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては説明を省略する。
画像形成部Paは、主に現像装置1a、帯電装置2a、感光ドラム3a、感光ドラムクリーナ4a、及び露光装置5a等から構成される。不図示の駆動モータ等によって図中矢印R1方向に回転される感光ドラム3aは、帯電装置2aにより予め表面が一様に帯電され、その後、画像情報の信号に基づいて駆動される露光装置5aによって静電潜像が形成される。本実施形態の場合、帯電装置2aはコロナ帯電器である。帯電装置2aについては詳細を後述する。
感光ドラム3a上に形成された静電潜像は、現像装置1aにより現像剤を用いてトナー像に現像される。そして、画像形成部Paと中間転写ベルト20を挟んで配置される一次転写ローラ6aに一次転写電圧が印加されることに応じて、感光ドラム3a上に形成されたトナー像が、中間転写ベルト20上に一次転写される。感光ドラム3a上に残った一次転写残トナーは、感光ドラムクリーナ4aにより回収される。
中間転写ベルト20は、二次転写内ローラ21、テンションローラ22、及び張架ローラ23によって張架され、図中矢印R2方向へと駆動される。画像形成部Pa~Pdにより並列処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト20上に一次転写された上流の色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト20上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。なお、二次転写部T2を通過した後の二次転写残トナーは、ベルトクリーナ装置30によって回収される。
以上、それぞれ説明した搬送プロセス及び作像プロセスをもって、二次転写部T2において記録材Sとフルカラートナー像のタイミングが一致し、二次転写が行われる。その後、記録材Sは定着装置50へと搬送され、所定の圧力と熱が加えられることで記録材上にトナー像が定着される。こうしてトナー像が定着された記録材Sは、片面プリントモードの場合、排出ローラ14a、14bに挟持搬送されてそのまま排紙トレイ420上に排出される。他方、両面画像形成の場合、切り替えフラッパ410によって、搬送経路が排紙トレイ420に続く経路から両面搬送パス411へ切り替えられ、排出ローラ14a、14bに挟持搬送される記録材Sは両面搬送パス411へと送られる。その後、反転ローラ412によって先後端が入れ替えられ、両面搬送パス413を介して再び搬送パス414へと送られる。その後の搬送ならびに裏面(二面目)の作像プロセスに関しては、上述と同様なので説明を省略する。
<帯電装置>
次に、帯電装置2a~2dについて、図2及び図3を用いて説明する。ただし、帯電装置2a~2dは同一構成であるので、図2及び図3では代表して帯電装置2aを例に挙げて説明する。図3では説明を理解しやすくするために、後述する分流板(図4、図5参照)の図示を省略した。
帯電装置2aは、図2に示すように、感光ドラム3aの回転軸線方向(長手方向とも呼ぶ)に沿って感光ドラム3aに対向する位置に配置されるように、画像形成装置100内に設けられた帯電レール223に沿って挿抜可能に設けられている。この帯電装置2aは、帯電装置2aの挿入方向(矢印X方向)の手前側に配置された前ブロック219と、挿入方向の奥側に配置された奥ブロック220とを有する。
図3に示すように、帯電装置2aは感光ドラム3aの回転方向(矢印R1方向)に沿って、下流側に配置された第一帯電部2a1と、上流側に配置された第二帯電部2a2と、第一帯電部2a1と第二帯電部2a2との間に配置された中央仕切り板2215とを有する。これら第一帯電部2a1、第二帯電部2a2、中央仕切り板2215は、長手方向両端部において上記した保持部としての前ブロック219と奥ブロック220に保持されている。なお、以下の説明において、上流、下流とは、特に断りのない限り感光ドラム3aの回転方向において上流、下流のことを言う。
第一帯電部2a1は、第一シールド板2211、第一中央シールド板2212、第一放電ワイヤ2221、第一グリッド電極板2223を有する。第二帯電部2a2は、第二シールド板2213、第二中央シールド板2214、第二放電ワイヤ2222、第二グリッド電極板2224を有する。第二放電ワイヤ2222は、第一放電ワイヤ2221よりも上流側で感光ドラム3aの表面を帯電する。第一シールド板2211は第一放電ワイヤ2221の下流側に配置され、第二シールド板2213は第二放電ワイヤ2222の上流側に配置される。そして、第一放電ワイヤ2221と第二放電ワイヤ2222を隔てるように、中央仕切り板2215と第一中央シールド板2212と第二中央シールド板2214とにより構成される中央シールド部が設けられている。
本実施形態の場合、第一帯電部2a1と第二帯電部2a2は同じ構成であるので、以下では第一帯電部2a1を例に説明する。第一シールド板2211、第一中央シールド板2212は一対のシールド電極であって、例えばステンレス鋼(SUS)を用いて板状に形成されている。第一シールド板2211と第一中央シールド板2212は、感光ドラム3aの回転方向に間隔(例えば30mm)を空けて互いに対向するように配置されている。
<放電ワイヤ>
帯電装置2aは、放電電極である第一放電ワイヤ2221と、制御電極である第一グリッド電極板2223を有する。第一放電ワイヤ2221は、第一シールド板2211と第一中央シールド板2212との間に配置されている。第一放電ワイヤ2221は、不図示の高圧電源から帯電電圧が印加されることによってコロナ放電を生じる。第一放電ワイヤ2221は、例えばステンレススチール、ニッケル、モリブデン、タングステンなどが用いられ、それらが例えば直径「40μm~100μm」のワイヤ状に形成されたものである。
<グリッド電極板>
第一グリッド電極板2223は、感光ドラム3aの表面に近接されるように、感光ドラム3aと第一放電ワイヤ2221との間に設けられている。第一グリッド電極板2223は、不図示の高圧電源から高圧電圧が印加されることに伴って感光ドラム3a側に流れる電流量を制御する。これにより、感光ドラム3aの表面の帯電量が制御される。第一グリッド電極板2223は感光ドラム3aの表面に近付けたほうが、感光ドラム3a表面を均一に帯電する効果を高くし得る。本実施形態では、第一グリッド電極板2223と感光ドラム3aとの最近接距離、また後述する中央シールド開口2217を「1.3±0.3mm」に設定される。なお、第一グリッド電極板2223と第一放電ワイヤ2221との最近接距離は、例えば「8mm」に設定される。
第一グリッド電極板2223は、例えば厚みが「1mm以下」の薄い金属板の基材にエッチング処理を施すことによって多数の貫通孔が形成されたメッシュ部を有する、所謂エッチンググリッドである。本実施形態では、基材としてオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)からなる厚さ「約0.1mm」の薄板を用いた。基材としては他にも、マルテンサイト系ステンレス鋼あるいはフェライト系ステンレス鋼等を用いてよい。なお、第一グリッド電極板2223の表面には、耐腐食性の向上を目的に表面処理が施されて、防錆効果のある保護層が形成されているのが好ましい。例えば、コロナ放電によって生じる放電生成物に対して化学的に不活性度が高い材料であるテトラヘデラルアモルファスカーボン(ta-C)を用いて、保護層は形成される。放電生成物としてはオゾンの他に、例えばオゾンと空気中の窒素や水分が結合することにより生じる硝酸アンモニウムなどがある。
前ブロック219と奥ブロック220(図2参照)は、不図示の支持部材を介して第一放電ワイヤ2221を長手方向に張架しており、また第一シールド板2211、第一中央シールド板2212、第一グリッド電極板2223を保持している。不図示の支持部材は、第一放電ワイヤ2221による感光ドラム3a表面への帯電を妨げないように、長手方向において画像形成可能な記録材Sの最大サイズの画像形成領域の外側で、第一放電ワイヤ2221の両端を支持している。そして、第一シールド板2211、第一中央シールド板2212、第一グリッド電極板2223は、前ブロック219と奥ブロック220に保持されて断面が略コの字状の開口した筐体を形成している。その筐体内には、第一帯電領域2225が形成されている。
例えば、第一放電ワイヤ2221には「約-7kV」、第一グリッド電極板2223、第一シールド板2211及び第一中央シールド板2212にはそれぞれ「約-1kV」の電圧が印可される。これにより、第一帯電部2a1では、第一帯電領域2225における帯電量が制御されて感光ドラム3a表面の帯電が行われる。第二帯電部2a2では、第二帯電領域2226における帯電量が同様に制御されて感光ドラム3a表面の帯電が行われる。前ブロック219、奥ブロック220、中央仕切り板2215は、第一帯電領域2225と第二帯電領域2226それぞれにおける帯電量を独立して制御できるようにするために、電気的に絶縁する絶縁部材で形成されている。なお、本実施形態の場合、第一帯電領域2225、第二帯電領域2226の長手方向長さは「350mm」であり、感光ドラム3aにおける記録材Sの最大画像形成領域よりも「約10%」大きく確保されている。
<給気ダクトと排気ダクト>
帯電装置2aは、コロナ放電により第一放電ワイヤ2221と第二放電ワイヤ2222の周囲の空気を電離してイオンを発生させて、感光ドラム3aを帯電する。コロナ放電によりイオンを発生させるためには、帯電装置2aに空気を供給する必要がある。
また、帯電装置2aはコロナ放電の際にイオンだけでなくオゾンをも発生させてしまう。オゾンは、帯電装置2aが有する第一放電ワイヤ2221、第二放電ワイヤ2222、第一グリッド電極板2223、第二グリッド電極板2224等を腐食させてしまい、帯電装置2aの帯電機能を低下させる虞があるので、速やかに回収する必要がある。そこで、図2や図3に示すように、帯電装置2aには感光ドラム3aの反対側から空気を供給するように給気ダクト224が配設されている。また、給気ダクト224から供給される空気によって帯電装置2a内のオゾン等を排出させて、排出されたオゾン等を回収するために、図3に示すように、帯電装置2aよりも感光ドラム3aの下流側に排気ダクト230が配設されている。
図2に示すように、給気ダクト224は帯電装置2aへ空気を案内するための通風路を形成し、給気ダクト224の給気口2241側に給気ファン225が配置されている。給気ファン225は、給気ダクト224内に空気を取り入れて帯電装置2aへ案内する空気の風路を形成する。給気ダクト224は、取り入れた空気を帯電装置2aへ案内するために、吹出口2242側が帯電装置2aに連結されている。給気ダクト224には、帯電装置2aの長手方向に亘って空気を送風させるために、空気を吹き出す吹出口2242が長手方向に開口されている。
具体的には、図3に示すように、給気ダクト224の吹出口は後述する中央隔壁部253によって第一風路出口257及び第二風路出口258に分かれ、帯電装置2aの長手方向に沿って長方形状に開口されている。したがって、給気ファン225により給気口2241から取り入れられた空気は、第一風路出口257及び第二風路出口258から帯電装置2aへと吹き出す。
給気ダクト224は上記した帯電レール223の上側に配設され、下流側の第一壁部224aが第一シールド板2211に接続されて、上流側の第二壁部224bが第二シールド板2213に接続される。そして、給気ファン225は給気ダクト224の前端部に配設されて、画像形成装置100の装置本体前面から空気を取り込むようにしている。即ち、給気ファン225及び給気ダクト224は、画像形成部Paの他の部品などを避けるように帯電装置2aの上方に配設され、給気ファン225の給気口2241は画像形成装置100の装置本体前面に配置される。前面から取り入れられ長手方向に沿って流れる空気を、感光ドラム3aの径方向(回転軸線方向に交差する方向)から帯電装置2aへ向けて吹き付けるために、給気ダクト224は図示のように屈曲した形状に形成されている。
帯電装置2a、詳しくは第一帯電部2a1と第二帯電部2a2から感光ドラム側へ排出される空気は、回転する感光ドラム3a表面を上流側から下流側へと伝って、第一シールド板2211と感光ドラム3aとの隙間(第一シールド開口2216)を通じて排気ダクト230へ導かれる。排気ダクト230には不図示のオゾンフィルタが配置されており、帯電装置2aから排出されたオゾンを含む空気はオゾンフィルタを通過する。こうして、オゾンを除去した空気が排気ダクト230から画像形成装置100の装置本体外に排出される。
なお、第二シールド板2213と感光ドラム3aとの隙間には、可撓性のシールシート256が隙間を塞ぐように設けられている。シール部材としてのシールシート256は、上流に配置された感光ドラムクリーナ4a(図1参照)側にオゾンを含んだ空気が流出するのを防ぐと共に、オゾンを含む空気が感光ドラム3aの回転に伴って排気ダクト230側に流れやすくしている。
ところで、一般的に、給気口2241と第一風路出口257及び第二風路出口258のように断面形状が変化する給気ダクト224では、空気の渦が生じやすく、空気の流れに乱れが生じやすい。それ故、従来では、給気ファン225により給気口2241から均一な風速で空気が取り入れられても、第一風路出口257及び第二風路出口258から吹き出す空気は、風速が不均一となりやすかった。また、給気ダクト224は、給気口2241から第一風路出口257及び第二風路出口258にかけて空気の流れる方向が長手方向Bから帯電装置2aの径方向へと変わるように屈曲されている。それ故に、第一風路出口257及び第二風路出口258から吹き出る空気の風速が、長手方向において不均一となりやすい。
上記のように、給気ダクト224において空気の渦が生じると、感光ドラム3aの表面上のトナーやトナーに添加されたシリカ等の外添剤が、放電ワイヤ(2221、2222)やグリッド電極板(2223、2224)に付着しやすくなる。また、給気ダクト224から吹き出る空気の風速が不均一になり、オゾンが適切に排出されず、放電ワイヤ(2221、2222)やグリッド電極板(2223、2224)に腐食ムラが生じ得る。そうなると、感光ドラム3aの表面を一様に帯電することが難しくなるので好ましくない。
<分流板>
本実施形態では上記点に鑑み、給気ダクト224において空気の渦を生じさせないように整流することで、給気ダクト224から長手方向において均一な風速で空気を吹き出させるようにしている。以下、これを実現するための構成について、図4乃至図7を用いて説明する。
図4及び図5に示すように、本実施形態の給気ダクト224内には、長手方向Bに沿って複数枚(ここでは53枚)の分流板3101~3153が配置されている。これら分流板3101~3153は、感光ドラムの径方向である垂直方向Cに延設されている。
また、分流板3101~3153は、図6に示すように、長手方向Bに沿って分流板間隔Db1を隔てて配置されている。分流板3101~3153の下端部は垂直方向Cにおいて同一位置に位置される一方で、分流板3101~3153の上端部3301~3353は、垂直方向Cに沿って分流板先端距離Dc1を隔てるように設けられている。長手方向Bにおいて給気口2241から遠い位置に配置される分流板3101~3153ほど、上端部3301~3353が第一風路出口257及び第二風路出口258から離れた位置に配置されている。つまり、分流板3101~3153は、分流前の空気が流れる方向において下流側の分流板の高さが隣り合う上流側の分流板の高さよりも高い。このように、隣同士の分流板3101~3153においては、垂直方向長さが分流板先端距離Dc1だけ異なっている。
本実施形態では、給気口2241から取り入れた空気を、隣接する分流板3101~3153間に形成される各々の風路に等分して第一風路出口257及び第二風路出口258から吹き出させることで、空気の逆流を防止する。即ち、複数の分流板3101~3153のうち、給気口2241から空気の流れる方向(矢印Z方向)に関し、最も上流側に位置する分流板3101は、給気口2241から取り入れられた空気の一部が第一の吹き出し領域3201へと向きを変えて流れるように、第一の吹き出し領域3201へ流す空気と、第一の吹き出し領域3201よりも下流側の吹き出し領域3202~3254へと流す空気とに分流する。他の分流板3102~3153も同様に、それぞれが対応する吹き出し領域3202~3254へと向きを変えるように、給気口2241から取り入れられた空気を分流する。
なお、分流板先端距離Dc1は、隣接する分流板3101~3153において等しい値に設定されるのが好ましい。そうすると、給気口2241から取り入れられた空気を、それぞれの吹き出し領域3201~3254において、同じように分流することができるからである。例えば、分流板先端距離Dc1は、吹き出し領域3201~3254で等分に空気を分けたい場合は、「L0(風路幅)/n(分流板の枚数)=分流板先端距離Dc1」とするのが好ましい。ただし、これに限らず、分流板先端距離Dc1は一部又は全部が異なるように設定されてもよい。
そして、本実施形態では、分流板3101~3153の分流板間隔Db1を等しくすることにより、吹き出し領域3201~3254で空気の逆流が生じ難くしているので、吹き出し領域3201~3254から吹き出す空気の平均風速はほぼ同じとなる。即ち、給気ダクト224の第一風路出口257及び第二風路出口258は、分流板3101~3153により長手方向Bに沿って複数の分流領域に等しく区切られている。そうした場合、分流板3101~3153によって分流された空気は、第一風路出口257及び第二風路出口258において長手方向Bに区分された対応する分流領域毎に流れるので、吹き出る空気の風速を長手方向でより均一にしやすい。こうして、本実施形態では、第一風路出口257及び第二風路出口258から吹き出る空気の風速を長手方向で均一にするようにしている。
なお、上記の分流板3101~3153は、分流板間隔Db1(mm)と垂直方向Cの分流板長さ(mm)が以下の関係を満たすのが好ましい。「3.0≦分流板間隔≦5.5のとき、垂直方向Cの分流板長さ≧分流板間隔×0.1」、「5.5≦分流板間隔≦6.5のとき、垂直方向Cの分流板長さ≧分流板間隔×0.1」、「6.5≦分流板間隔≦9.0のとき、垂直方向Cの分流板長さ≧分流板間隔×0.46-2.34」、「9.0≦分流板間隔≦13.0のとき、垂直方向Cの分流板長さ≧分流板間隔×0.53-2.93」、「13.0≦分流板間隔≦28.0のとき、分流板長さ≧分流板間隔×7.21-89.79」。
ところで、上記した分流板3101~3153の分流板間隔Db1(図6参照)が広すぎると、吹き出し領域3201~3254で空気の渦が発生して、第一風路出口257及び第二風路出口258から吹き出す空気の風速が長手方向Bで不均一になる。よって、分流板間隔Db1は出来るだけ狭くするのが望ましい。しかしながら、給気ダクト224は樹脂を用いて射出成型用の金型で製造されることが多い。そのため、分流板間隔Db1を狭くするに伴って分流板を有する給気ダクト224を成型する金型の形状が複雑化して細くなり得、金型が成型時の圧力に耐えられなくなる虞がある。つまり、分流板間隔Db1を狭くして分流板の数が増えるにつれて、分流板を有する給気ダクト224を樹脂で成形することが難しくなる。
上記点に鑑み、本実施形態では、図7に示すように、給気ダクト224を、垂直方向Cにおいて上側の上側部材224-1と、下側の下側部材224-2の2つの部材を用い、それらを組み合わせることで形成する構成とした。分流板3101~3153のうち、給気口2241から空気の流れる方向(矢印Z方向)に関して下流側からの配置順に、奇数番の分流板(3101、3103、・・・)は下側部材224-2に、偶数番の分流板(3102、3104、・・・)は上側部材224-1に設けられる。これら分流板を有する下側部材224-2と上側部材224-1とは、樹脂を用いてそれぞれが別々の射出成型用の金型によって成形される。
上記の上側部材224-1と下側部材224-2を組み合わせることにより、奇数番の分流板(3101、3103、・・・)と偶数番の分流板(3102、3104、・・・)とが長手方向Bに交互に配置された1つの給気ダクト224が形成される。こうすることで、樹脂による成形を可能にしながらも、上記した分流板間隔Db1を狭くすることができる。
図3に戻って、本実施形態では、給気ダクト224から取り入れられた空気は、感光ドラム3aの回転方向(矢印R1方向)に関し下流側の第一風路251と上流側の第二風路252へと分流される。そうするために、給気ダクト224の内部は長手方向に亘って中央隔壁部253によって仕切られている。中央隔壁部253は、隙間を空けることなく中央仕切り板2215に接続されている。つまり、第一風路251と第二風路252は互いの間で空気の流れを生じさせないように、中央隔壁部253で隔てられている。そして、第一風路251は帯電装置2aの第一帯電領域2225に接続され、第二風路252は帯電装置2aの第二帯電領域2226に接続されている。即ち、第一風路251と第一帯電領域2225とが一体の風路を形成し、第二風路252と第二帯電領域2226とが一体の風路を形成している。
なお、本実施形態では、中央仕切り板2215と第一中央シールド板2212と第二中央シールド板2214とにより構成される中央シールド部に、中央隔壁部253が接続されているが、これに限らない。例えば、第一中央シールド板2212(第三シールド板)や第二中央シールド板2214(第四シールド板)に、中央隔壁部253が接続されていてもよい。あるいは、中央仕切り板2215を設けることなく、第一中央シールド板2212と第二中央シールド板2214を1つの共通シールド板として、この共通シールド板に中央隔壁部253が接続されていてもよい。
上記した中央隔壁部253と第一中央シールド板2212と第二中央シールド板2214とで給気ダクト224内の空間を隔てる効果について、図8(a)及び図8(b)を用いて説明する。図8(a)及び図8(b)は、コンピュータを用いたシミュレーションにより求めた、第二風路252のみに空気を送った場合における空間内の風速分布を示すグラフである。
図8(a)は本実施形態であり、中央隔壁部253と第一中央シールド板2212と第二中央シールド板2214とで給気ダクト224内の空間を隔て、第一風路251と第二風路252との間で空気の流れが生じないようにした場合である。図8(b)は比較例であり、中央隔壁部253eと第一中央シールド板2212e(第二中央シールド板2214e)との間に生じた開口Qから、第一風路251と第二風路252との間で空気の流れが生じ得る場合である。なお、図8(a)及び図8(b)において、色の濃い部分は空気の流れ(流速)が速いことを示し、色の淡い部分は空気の流れ(流速)が遅いことを示している。
図8(b)に示す比較例では、図中一点鎖線の楕円で示した感光ドラム3aと第二シールド板2213との隅部領域において空気がほとんど流れていない。これは、中央隔壁部253eの下部に形成された開口Qを通じて第一風路251と第二風路252との間で空気の流れがあり、第一風路251向きの風速ベクトルが生じることで、上記の隅部領域に空気が行き渡り難くなっているからである。
これに対し、図8(a)に示す本実施形態では、図中一点鎖線の楕円で示した比較例では空気がほとんど流れなかった隅部領域においても、空気が行き渡って空気の流れが生じている。つまり、第二風路252において空気の流れが生じていない隅部領域が比較例に比べて減少している。こうして、本実施形態の場合には、第二風路252において空気が流れる領域を広くできることから、空気の流れに従って第二風路252内からオゾンを効果的に排出することができるようになる。
ところで、一般的に、風路を通過する空気の風量は風路の圧力損失で決まり、風路の圧力損失は風速の2乗に比例して大きくなる。風速は、風路における空気の通過面積がもっとも小さい箇所で最も大きくなる。即ち、風路中の通過面積の小さい箇所が、その風路の圧力損失に対する寄与度が大きく、風路を通過する空気の風量に大きく影響する。
図3に示すように、給気ダクト224内に取り入れられた空気は第一風路開口254を通じて第一風路251へ、第二風路開口255を通じて第二風路252へと分流される。上記したように、第一風路251と第二風路252は中央隔壁部253によって仕切られており、それぞれは第一帯電領域2225と第二帯電領域2226とに接続されている。本実施形態の場合、中央隔壁部253は、第一壁部224aとの間で第一風路251への空気の流入口を形成する先端部において第一壁部224aとの距離が最も狭く、第二壁部224bとの距離が中央仕切り板2215と感光ドラム3aとの隙間よりも広い。
このような本実施形態の場合、中央隔壁部253の先端部側における第一風路開口254と第二風路開口255との開口面積比率によって、第一風路251と第二風路252を通過する空気の風量が変わる。そして、第一風路251及び第二風路252で最も空気が通過する面積の小さい第一風路開口254の開口面積と、中央仕切り板2215と感光ドラム3aとの隙間である中央シールド開口2217の開口面積とは略同じであると好ましい。こうすると、第一風路251内及び第二風路252内の圧力損失を同等にでき、第一風路251と第二風路252を比べてどちらか一方へより多くの空気が流れることがない。つまり、第一風路251と第二風路252とに同じ風量で空気を通過させることができる。なお、中央シールド開口2217の開口面積は、中央仕切り板2215と感光ドラム3aとの隙間の距離とコロナ帯電器の回転軸線方向の長さとにより決まる面積である。
図9(a)及び図9(b)は、コンピュータを用いたシミュレーションにより求めた第一風路251(風路1)の通過風量、第二風路252(風路2)の通過風量、それらの合計風量(総風量)を示すグラフである。なお、これら風量の単位は「m/min」である。
図9(a)は本実施形態であり、第一風路開口254の開口面積と中央シールド開口2217の開口面積を略同じとした場合である。ここでは、第一風路開口254と中央シールド開口2217の長手方向の長さは略同一であり、また高さを「2.5mm」で同じにして、開口面積を同じとしている。図9(b)は比較例であり、第一風路開口254の開口面積と中央シールド開口2217の開口面積を異ならせた場合である。ここでは、第一風路開口254と中央シールド開口2217の長手方向の長さは本実施形態と同じとし、高さをそれぞれ「2.5mm」と「3.5mm」とすることで、開口面積を異ならせている。
図9(b)に示す比較例では、開口面積が異なるため、第一風路251の通過風量(0.15)と第二風路252の通過風量(0.25)とに差が生じてしまう。開口面積をそのままに、比較して風量の少ない第一風路251により大きな風量を生じさせるには、総風量を大きくする必要がある。そのためには、給気ファン225を大型化する必要がある。
これに対し、図9(a)に示す本実施形態においても、第一風路251の通過風量(0.17)と第二風路252の通過風量(0.21)とに差が生じている。ただし、比較例に比べるとそれらの差は小さく、比較例に比べれば略均等に発生しているといえる。また、比較例の総風量(0.40)より少ない総風量(0.38)で、第一風路251の風量を増やせている。即ち、本実施形態の場合には、安価な給気ファン225を用いて、第一風路251と第二風路252とに同じ風量で空気を通過させるように、第一風路251の風量を増やし、第二風路252の通過風量との差を小さくすることができる。
なお、第一帯電領域2225と第二帯電領域2226とにおいて生じる単位時間当たりのオゾン発生量が「α1」、「α2」と異なる場合、第一風路251と第二風路252の風量比を「α1:α2」とすると、オゾンを効果的に排出できるので好ましい。即ち、第一風路251と第二風路252を並列の管路とみなすと、各々の風路の風量の比は各々の風路の断面積の2乗の比と等しい。したがって、第一風路251と第二風路252の風量の比を「α1:α2」とするには、第一風路開口254の開口面積と中央シールド開口2217の開口面積の比を「α1:α2」とするとよい。
以上のように、給気ダクト224には、第一放電ワイヤ2221側に空気を通す第一風路251と第二放電ワイヤ2222側に空気を通す第二風路252とに、給気ダクト224の内部を隔てる中央隔壁部253が形成される。本実施形態の場合、中央隔壁部253は、第一風路251と第二風路252との間で空気が流れる隙間を形成することなく、中央仕切り板2215から感光ドラム3aの回転軸線方向に亘って且つ感光ドラム3aの径方向に延設されている。このように中央隔壁部253を形成すると、第二風路252から第一風路251へと空気の流れが生じないので、第二風路252を流れる空気の風量が相対的に小さくならない。それ故、空気が第二風路252の隅部領域にも流れ、オゾンを効果的に排出することができる。このように、本実施形態では、給気ダクト224から取り入れた空気をコロナ帯電器内の放電ワイヤ毎に分けて通過させる際に、オゾンを効果的に排出するようにコロナ帯電器内に空気を通過させることができる。
2a…コロナ帯電器(帯電装置)、3a…感光ドラム、219…保持部(前ブロック)、220…保持部(奥ブロック)、224…給気ダクト、224a…第一壁部、224b…第二壁部、230…排気ダクト、253…中央隔壁部、256…シール部材(シールシート)、2211…第一シールド板、2212…中央シールド部(第三シールド板、第一中央シールド板)、2213…第二シールド板、2214…中央シールド部(第四シールド板、第二中央シールド板)、2215…中央シールド部(中央仕切り板)、2221…第一放電ワイヤ、2222…第二放電ワイヤ、3101~3153…分流板

Claims (6)

  1. 回転する感光ドラムと、前記感光ドラムの表面に対し隙間を空けて配置され、前記感光ドラムの表面を帯電するコロナ帯電器と、前記感光ドラムの反対側から空気を供給して前記コロナ帯電器内を通過させて前記感光ドラム側へ排出させる給気ダクトと、前記感光ドラムの回転方向において前記コロナ帯電器の下流側に配置され、前記コロナ帯電器内から排出されて前記感光ドラムに沿って流れる空気を排気する排気ダクトと、を備えた画像形成装置であって、
    前記コロナ帯電器は、前記回転方向において、前記感光ドラムの表面を帯電する第一放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤよりも上流側で前記感光ドラムの表面を帯電する第二放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤの下流側に配置された第一シールド板と、前記第二放電ワイヤの上流側に配置された第二シールド板と、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤを隔てるように配置された中央シールド部と、前記感光ドラムの回転軸線方向の両端部で、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤと前記第一シールド板と前記第二シールド板と前記中央シールド部を保持する保持部と、を有し、
    前記給気ダクトは、前記第一シールド板に接続される第一壁部と、前記第二シールド板に接続される第二壁部と、前記回転方向において前記第一壁部と前記第二壁部との間に前記回転軸線方向に亘って形成された中央隔壁部とを有し、
    前記中央隔壁部は、前記給気ダクト内を、前記第一放電ワイヤ側に空気を通す第一風路と前記第二放電ワイヤ側に空気を通す第二風路とに分けて前記中央シールド部まで形成されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第二シールド板には、前記第二シールド板と前記感光ドラムとの隙間を塞ぐように可撓性を有するシール部材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中央隔壁部は、前記第一壁部との間で前記第一風路への空気の流入口を形成する先端部において前記第一壁部との距離が最も狭く、前記第二壁部との距離が前記中央シールド部と前記感光ドラムとの隙間よりも広い場合に、前記流入口の面積が前記隙間の距離と前記コロナ帯電器の前記回転軸線方向の長さとにより決まる面積と略同じに形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中央隔壁部は、前記第一壁部との間で前記第一風路への空気の流入口を形成する先端部において前記第一壁部との距離が最も狭く、前記第二壁部との距離が前記中央シールド部と前記感光ドラムとの隙間よりも広くなるように形成され、
    単位時間当たりに生じるオゾン発生量がα1の前記第一放電ワイヤ、単位時間当たりに生じるオゾン発生量がα2の前記第二放電ワイヤを用いた場合に、
    前記流入口の面積と、前記隙間の距離と前記コロナ帯電器の前記回転軸線方向の長さとにより決まる面積との比が「α1:α2」である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記中央シールド部は、前記回転方向において、前記第一シールド板の上流側に対向して配置された第三シールド板と、前記第二シールド板の下流側に対向して配置された第四シールド板と、前記第三シールド板と前記第四シールド板とに挟まれてこれらを絶縁する中央仕切り板と、を有し、
    前記中央隔壁部は、前記中央仕切り板に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記給気ダクトは、前記回転軸線方向に並べて配置され、前記回転軸線方向に流れる空気を前記回転軸線方向に交差する方向へ向けて複数に分流して前記コロナ帯電器に供給する複数の分流板を有し、
    前記分流板は、分流前の空気が流れる方向において下流側の分流板の高さが隣り合う上流側の分流板の高さよりも高い、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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