JP2023040338A - 眼鏡レンズのクッション材及びクッション材を備えた眼鏡 - Google Patents

眼鏡レンズのクッション材及びクッション材を備えた眼鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】 眼鏡のフロント部に設けているリムであって、該リムに嵌るレンズの歪みを抑制することが出来るクッション材の提供。【解決手段】 クッション材9は軟質樹脂又はゴム質などの弾性変形に優れた材質から成り、リム内周に形成した凹溝に嵌ってレンズ外周との間に介在し、上記クッション材9は3Dプリンターにて加工され、内部には多数の空洞11,11・・・を形成することで弾力性に優れている。【選択図】 図1

Description

本発明はリムに嵌るレンズに局部的な応力が作用しないようにしたクッション材、及び該クッション材を介してレンズを嵌めた眼鏡に関するものである。
図7は従来の一般的な金属製のメガネフレームを示す具体例である。
同図の(イ)はフロント部、(ロ)はツルを表し、フロント部(イ)の両側に設けられたヨロイ(ハ)、(ハ)には上記ツル(ロ)、(ロ)が蝶番(ニ),(ニ)を介して折畳み出来るように取付けられている。
そして、上記フロント部(イ)は両リム(ホ),(ホ)を有し、中央の連結部材(ヘ)の両側にリム(ホ),(ホ)がロウ付けにて連結している。リム(ホ),(ホ)にはレンズ(ト)、(ト)が嵌っている。
上記リム(ホ)に嵌ったレンズ(ト)が外れないように、該リム(ホ)にはリムロックがヨロイ(ハ)の内側(背面側)に設けられ、リム(ホ)を締め付けている。したがって、リム(ホ)の締め付けによって、レンズ(ト)は外れることはないが、レンズ(ホ)には歪みが発生する。
また、ツル(ロ)を開く際にフロント部(イ)は曲げられ、フロント部(イ)の変形に基づいてレンズ(ト)には、さらに大きな歪みが発生する。
リムに嵌ったレンズに無理が作用しないようにした構成したメガネフレームは色々知られている。特開2015-14673号に係る「メガネのリム形態」は、レンズの割れや欠けを防止する為に、レンズ外周に部分的な応力が作用しないようにしたリム形態である。
リムの表面に切欠き部を形成してリムの曲げ剛性を低下させ、レンズに作用する無理な応力を抑制する。さらに、リムの全周に亘って正面側と背面側に小さい切欠き部を複数個形成し、正面側切欠き部と背面側切欠き部の位置をズラしている。
特開2001-330802号に係る「メガネのリム構造」は、従来のようなリムロックを備えることなく、リムに嵌めたレンズに部分的に高い応力を与えてレンズ割れを発生することはない。
そこで、リムはリム本体と補助リムからなり、レンズ外周をリム本体と補助リムにて挟み込んでレンズを取付けている。
リムの内周に軟質ゴムで構成したクッシン材をレンズとの間に設け、リムの締め付けによってレンズに歪みが生じないようにしたメガネも知られている。しかし、軟質ゴムがリム内周とレンズ外周に介在しただけの構造では、色々な問題がある。
リム内周に凹溝を設け、該凹溝に細いクッション材を嵌め、さらに該クッション材の内周側にレンズを嵌めているが、該レンズは外れ易くなる。
さらに、クッション材は細く、その為にレンズの歪みを完全に解消することは出来ない。
特開2015-14673号に係る「メガネのリム形態」 特開2001-330802号に係る「メガネのリム構造」
このように、リムに嵌ったレンズが歪まないように工夫したメガネフレームは色々知られている。しかし、従来のメガネフレームでは十分でなく、特に偏光レンズを嵌めたメガネの場合、リムが変形することで影響するレンズの歪みを解消することは出来ない。
本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、レンズに歪みが殆ど生じないで、リムにレンズを嵌めることが出来る眼鏡レンズのクッション材及びクッション材を備えた眼鏡を提供する。
本発明に係るクッション材は、内周側に溝を有した概略コ形断面をなし、このコ形断面をしたクッション材は同じくコ形断面のリム内周溝に嵌められる。レンズ外周には凸部を設け、該凸部はクッション材に設けた内周溝に嵌合することが出来る。したがって、レンズはクッション材から外れることはなく、また、クッション材はリムから外れないで安定して嵌められる。
ここで、上記リムはレンズの全周が嵌るフルリムである場合、又はレンズの約半周を拘束するハーフリムとする場合がある。
ところで、上記クッション材は内部に複数の空洞(穴)を有し、すなわち、クッション材は中実体でない為に優れた弾性を備え、リムの締め付けによる変形を該クッション材が吸収することが出来る。
ここで、上記空洞の具体的な形状は限定せず、個々の空洞が連続して形成される場合もあれば、又は連続することなく独立した形状の空洞として構成する場合もある。
本発明に係る眼鏡(メガネ)は、リムにレンズが嵌められているが、該リムとレンズの間にはクッション材が介在している。しかも、該クッション材は中実体でなく内部に空洞を有している為に弾性変形に優れ、リムの締め付けによってレンズに過度な応力が働くことはない。
したがって、レンズが歪み変形することは殆どなく、レンズの欠けや割れを防止することが出来る。特に、偏光膜を2枚のレンズで挟んで構成する偏光レンズの場合、歪が生じないことで偏光レンズの機能が損なわれることはない。
そして、クッション材はコ形断面を有していることで、レンズ外周に設けた凸部が篏合し、また、クッション材はリムの内周に設けた凹溝に嵌ることが出来、リムに取付けられるレンズは外れることなく安定する。
メガネを掛ける際にツルは大きく開かれて撓み変形するが、このツルの撓みに伴ってリムが曲げられても、レンズが外れることはない。
本発明に係るメガネフレームの実施例であって、(a)は平面図、(b)は正面図を表している。 図1のA-A断面拡大図。 リム部の内周溝に嵌っているクッション材を示す拡大図。 本発明に係るメガネフレームの他の実施例であって、(a)は平面図、(b)は正面図を表している。 図4のB-B断面拡大図。 リム部の内周溝に嵌っているクッション材を示す拡大図。 従来の一般的な金属製メガネフレーム。
図1は本発明に係るメガネを示す実施例であり、(a)は平面図、(b)は正面図を夫々表している。
同図に示すメガネは樹脂製であって、フロント部1と2本のツル2,2から成り、フロント部1は連結部3の両側にリム部4,4を有し、フロント部1の両側にはヨロイ部5,5を設けている。
該フロント部1には、リム部4,4、連結部3、ヨロイ部5,5が設けられて一体成形されている。
そして、フロント部1に設けたヨロイ部5,5の背面には蝶番6,6が取付けられ、該蝶番6,6を介してツル2,2が連結し、眼鏡を外すことでツル2,2は折畳まれる。
また、フロント部1の中央部背面側であって、連結部3の下側には鼻当てパット部7,7が形成されている。メガネを掛ける場合には、鼻当てパット部7,7を鼻の両脇に当ててフロント部1を支え、上記ツル2,2の先端部は耳に係止することが出来る。
ところで、レンズ8,8はリム部4,4に嵌っているが、該レンズ8,8が無理に締め付けられて歪まないように、リム部4とレンズ8との間にはクッション材9を介在している。
クッション材8は軟質樹脂又はゴム質から成って弾性変形に優れ、リム部4に嵌るレンズ8に無理な応力が発生し、歪が生じないようにしている。
ただし、クッション材8の具体的な材質が限定せず、一般的には軟質樹脂やゴム質であるが、カーボン×樹脂、又はメタル粉末材を樹脂に混入するなどの組み合わせで構成し、優れた弾性変形を呈すことが出来る材質とすることもある。
図2は図1のA-A断面拡大図を示している。リム部4はコ形断面を有し、該コ形断面の凹溝内面には、同じくコ形断面をしたクッション材9が嵌っている。そして、該クッション材9の内周に設けている凹溝にはレンズ8の外周に設けている凸部10が篏合している。
ここで、上記凸部10の断面形状は角型を成しているが、三角形をした凸部であってもよい。
図3はリム部4及びクッション材9の拡大図を表している。クッション材9は軟質樹脂又はゴム質から成り、しかも内部には多数の空洞11,11・・・を有している。その為に、該クッション材9は小さい外力に対しても変形し、レンズ8を柔らかく拘束することが出来る。
すなわち、リム部4によって強く締め付けられることはなく、また、ツル2,2を開く際にフロント部1が曲げられ、この曲げに伴ってレンズ8が歪むこともないように成っている。
ところで、該クッション材9はリング状を成してリム部4の内周に形成している凹溝に嵌められるが、該クッション材9のリング形状及び内部に設けられる空洞11,11・・・はコンピュータによって制御される3Dプリンターによって加工される。
すなわち、軟質樹脂又はゴム質を積層して所定形状のクッション材9が製作される。例えば、軟質樹脂としてポリウレタンが用いられ、ただし、上記空洞11,11・・・の形状及び個数は限定しない。
該クッション材9を介してレンズ8がリム部に嵌ることで、レンズ8に歪みが生じることはなく、光の反射が抑えられて見易くなる。特に一定方向の光が入射しないように成る偏光レンズであれば、偏光膜に歪みの発生がない為に、見易いメガネを構成することが出来る。
ところで、上記実施例で示したメガネフレームは樹脂製であるが、金属製とする場合もある。
図4は本発明に係るメガネを示す他の実施例であり、(a)は平面図、(b)は正面図を夫々表している。
基本的な形態は前記図1で説明したメガネと同じであり、フロント部1と2本のツル2,2から成り、フロント部1は連結部3の両側にリム部4,4を有し、フロント部1の両側にはヨロイ部5,5を設けている。
該フロント部1には、リム部4,4、連結部3、ヨロイ部5,5が設けられて一体成形されている。
ところで、レンズ8,8はリム部4,4に嵌っているが、該レンズ8,8が無理に締め付けられて歪まないように、リム部4とレンズ8との間にはクッション材12を介在している。
クッション材12は一般的に軟質樹脂又はゴム質から成って弾性変形に優れ、リム部4に嵌るレンズ8に無理な応力が発生し、歪が生じないようにしている。
図5は図4のB-B断面拡大図を示している。リム部4はコ形断面を有し、該コ形断面の凹溝内周には、クッション材12の外周に設けた凸部13が嵌っている。そして、該クッション材12の内周面に設けている凹溝14にはレンズ8の外周に設けている凸部が篏合することが出来る。
該クッション材12は外周に設けた凸部13がリム部4の内周凹溝に嵌って殆どが表面化し、リム部4の内周に沿って設けられている。
ここで、レンズ外周に設けられる凸部の断面形状は概略台形をしているが、具体的な形状は限定しない。
図6はリム部4及び該リム部4の凹溝に嵌っているクッション材12の拡大図を表している。
クッション材12は一般に軟質樹脂又はゴム質から成り、しかも内部には多数の空洞11,11・・・を有している。その為に、該クッション材12は小さい外力に対しても変形し、レンズ8を柔らかく拘束することが出来る。
すなわち、リム部4によって強く締め付けられることはなく、また、ツル2,2を開く際にフロント部1が曲げられ、この曲げに伴ってレンズ8が歪むこともないように成っている。
ところで、該クッション材12は、内部に空洞15,15・・・が設けられ、これら空洞15,15・・・はコンピュータによって制御される3Dプリンターによって加工される。すなわち、軟質樹脂又はゴム質を積層して所定形状のクッション材12が製作される。
1 フロント部
2 ツル
3 連結部
4 リム部
5 ヨロイ部
6 蝶番
7 鼻当てパット部
8 レンズ
9 クッション材
10 凸部
11 空洞
12 クッション材
13 凸部
14 凹溝
15 空洞



























Claims (2)

  1. 眼鏡のフロント部に設けているリムであって、該リムに嵌るレンズの歪みを抑制することが出来るクッション材において、該クッション材は軟質樹脂又はゴム質などの弾性変形に優れた材質から成り、リム内周に形成した凹溝に嵌ってレンズ外周との間に介在し、上記クッション材は3Dプリンターにて加工され、内部には多数の空洞を形成することで弾力性に優れていることを特徴とする眼鏡レンズのクッション材。
  2. フロント部に設けているリムにクッション材を介してレンズを嵌める眼鏡において、上記クッション材は軟質樹脂又はゴム質などの弾性変形に優れた材質から成り、リム内周に形成した凹溝に嵌ってレンズ外周との間に介在し、該クッション材は3Dプリンターにて加工され、内部には多数の空洞を形成することで弾力性に優れてレンズの歪を抑制することを特徴とする眼鏡。




























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