JP2000147436A - 眼鏡用のフルリムフレ―ムのセントラルピ―ス及び眼鏡のセントラルピ―スを製造する製造方法 - Google Patents

眼鏡用のフルリムフレ―ムのセントラルピ―ス及び眼鏡のセントラルピ―スを製造する製造方法

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JP2000147436A
JP2000147436A JP11314408A JP31440899A JP2000147436A JP 2000147436 A JP2000147436 A JP 2000147436A JP 11314408 A JP11314408 A JP 11314408A JP 31440899 A JP31440899 A JP 31440899A JP 2000147436 A JP2000147436 A JP 2000147436A
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full rim
central piece
lens
rim
full
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JP11314408A
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Anger Wilhelm
アンガー ヴィルヘルム
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Hemaris AG
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C1/00Assemblies of lenses with bridges or browbars
    • G02C1/06Bridge or browbar secured to or integral with closed rigid rims for the lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C5/00Constructions of non-optical parts
    • G02C5/008Spectacles frames characterized by their material, material structure and material properties

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  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
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  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 フルリム眼鏡フレームのセントラルピースが、左側レン
ズを収める左側フルリム(2)と、右側レンズを収める
右側フルリム(4)と、前記左側フルリム及び前記右側
フルリムをつなぐブリッジ(6)と、前記左側フルリム
及び前記右側フルリムのそれぞれの、前記ブリッジの逆
側に配された2つの智(8、10)と、を有する。2つ
のフルリム、ブリッジ及び2つの智は、プラスティック
により一体成形される。2つのフルリムは、柔軟性を有
し、閉じた弾性バンドによって構成される。このセント
ラルピースは、組み立てられて、2つのレンズを有する
眼鏡となる。レンズの外側輪郭線は、フルリムの内側輪
郭線よりも、寸法がいくぶん大きくなっており、眼鏡の
セントラルピースのフルリムは、レンズ周囲に張架さ
れ、その形状は、レンズの形状に従う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼鏡用のフルリムフ
レームのセントラルピース、及び、眼鏡のセントラルピ
ースの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、眼鏡用のフレームのセントラルピ
ースは、そのフレームを形成する2つのテンプルに組み
合わされるものであり、その2つのテンプルは、その智
上に配置されたヒンジの補助を受けてそのセントラルピ
ースに接合される。セントラルピースのみならず、イヤ
ーピースまでがプラスティックからなる場合には、プラ
スティックフレームということになる。2つのレンズが
そのセントラルピースに嵌め込まれれば、セントラルピ
ースの2つのフレームリムのそれぞれが完全に対応する
レンズの全周を取り囲む。その様な、完全にレンズを全
周を取り囲むフレームリムを、通例、そしてここでもそ
れに習って、「フルリム」と呼ぶ。従って、そのセント
ラルピースがフルリムを含むような眼鏡フレームは、フ
ルリムフレームとして知られている。フルリムフレーム
の利点の1つは、衝突等のダメージから、レンズのエッ
ジを保護することにある。
【0003】専用の成形器でプラスティック材料をプレ
ス成形する事によってフルリムフレームのセントラルピ
ースを製造することが知られている。このような目的で
しばしば用いられるプラスティックの一つに、「オプテ
ィル(Optyl)」という名前で販売されているエポキシ
樹脂がある。セントラルピースの形状は、このように、
成形器によって予め決められる。通常セントラルピース
に用いられるプラスティックの特徴により、そして更
に、セントラルピースの寸法とも相まって、このセント
ラルピースは、比較的剛性を備えたボディを有し、その
形状はほぼ変形不可能である。2つのフルリムの内側の
輪郭線は、いわゆるレンズ形状、即ち、そのフルリムに
嵌め込まれるレンズの外周のラインや形状を決める。左
側レンズの形状と、右側レンズの形状とは、一般に合同
ではない。しかし、従来のフルリムフレーム眼鏡におい
て、それらは常に、眼鏡の中心を通る垂直線に対して互
いに対称である。このように、眼鏡光学においては、左
右のレンズの形状を区別せず、むしろ一つのレンズ形状
として認識することが慣習的である。眼鏡を製造するに
あたり、眼鏡フレームのセントラルピースのフルリムに
よって決まるレンズ形状は、対応するフルリムの内側の
輪郭線にマッチするように2つのレンズブランク上にイ
メージされる。その結果、そのフルリムはそのレンズを
受け入れ、保持することができる。レンズ形状は、この
タイプの既知のセントラルピースによって予め決まるの
で、様々なレンズ形状に合わせて、同じく様々なセント
ラルピースを製造する必要がある。
【0004】フレームリムを持たない眼鏡用のリムレス
フレームもまた、知られている。このようなフレームに
おいて、レンズは、フレームのセントラルピースの不可
欠な構造上の構成要素である。リムレスフレームを有す
る眼鏡の智とブリッジは、レンズに対し、ねじ、接着剤
等で固着されている。リムレスフレームにおいては、レ
ンズ形状は予め決められない。むしろ、同じブリッジ及
び智を用いても、異なる形状を有するレンズを組み合わ
せて、異なる眼鏡を作ることができる。しかしながら、
リムレスフレームを持つ眼鏡においては、そのレンズの
エッジが保護されない。更に、レンズとブリッジ及び智
との接続部分において、レンズは局部的に高い物理的ス
トレスを受けており、破損の危険性が高まる結果とな
る。
【0005】更に、レンズを部分的にのみ取り囲むハー
フリムフレームも知られている。その様なハーフリムフ
レームのセントラルピースは、2つのパーシャルリムを
有する。このリムは、ブリッジから智まで伸び、レンズ
の外周の一部を取り囲むようにレンズを収容している。
レンズの外周の他の部分には、プラスティックフィラメ
ントが巻きつけられ、対応するパーシャルリムの2つの
端部に固定メカニズムによって固定されている。そのよ
うなハーフリムフレームによれば、少なくとも、レンズ
のエッジ部の一部分がパーシャルリムに係合するように
レンズ形状が決まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、レンズのみ
の固有の形状に特化されないセントラルピース及びその
セントラルピースを用いた眼鏡のセントラルピースを製
造する製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るセントラルピースは、眼鏡用のフルリ
ムフレームのセントラルピースであって、左側レンズ
(14)を収める左側フルリム(2)と、右側レンズ
(16)を収める右側フルリム(4)と、前記左側フル
リム及び前記右側フルリムをつなぐブリッジ(6)と、
前記左側フルリム及び前記右側フルリムのそれぞれの、
前記ブリッジと逆側に配された2つの智(8、10)
と、を有し、前記左側フルリム、前記右側フルリム、前
記ブリッジ及び前記2つの智は、プラスティックにより
一体成形され、前記左側フルリム(2)及び前記右側フ
ルリム(4)は、柔軟性を有し、閉じた弾性バンドによ
って構成されることを特徴とする。
【0008】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)は、その内部に、前記左側レンズ(14)及
び前記右側レンズ(16)の内の対応するレンズの端部
(18)に周設された溝(20)に係合するための、突
起部(12)が周設されていることを特徴とする。
【0009】前記突起部(12)は、その縦断面が略半
円となるように形成されることを特徴とする。
【0010】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)は、その縦断面が略円形となるように形成さ
れることを特徴とする。
【0011】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)は、その縦断面が、略方形となるように形成
されることを特徴とする。
【0012】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)の縦断面は、半径が異なる2つの半円と、該
2つの半円をむすぶ2つの直線とからなり、前記2つの
半円の内、小径の半円をその内側に配置するように前記
左側フルリム及び前記右側フルリムを形成することを特
徴とする。
【0013】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)は、その内側に、前記左側レンズ(14)及
び前記右側レンズ(16)の内の対応するレンズの端部
(18)に周設された突起部(56)に係合するため
の、溝(58)が周設されていることを特徴とする。
【0014】前記溝(58)は、その縦断面が三角形と
なるように形成されることを特徴とする。
【0015】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)は、その縦断面が略円形となるように形成さ
れていることを特徴とする。
【0016】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)は、その縦断面が略方形となるように形成さ
れていることを特徴とする。
【0017】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)は、その縦断面が略帽子形となるように形成
されていることを特徴とする。
【0018】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)のそれぞれは、その縦断面が全周にわたって
同寸となるように形成されていることを特徴とする。
【0019】前記左側フルリム(2)及び前記右側フル
リム(4)のそれぞれは、少なくともブリッジ(6)部
分及び/又は智(8、10)部分において、対応するレ
ンズ(14、16)の端部(18)における平面部(2
6、28)と当接するための、サポート面(22、2
4)を備えることを特徴とする。
【0020】ヒンジ部(46)が前記2つの智(8、1
0)のそれぞれに成形されていることを特徴とする。
【0021】前記2つの智(8、10)のそれぞれは、
くぎ状の突起部として形成され、別に製造された前記ヒ
ンジ部(48)が、該突起部に取付けられることを特徴
とする。
【0022】別に製造されたパッドアーム部(34)
が、ブリッジ(6)に取付けられることを特徴とする。
【0023】前記プラスティックはポリアミドであるこ
とを特徴とする。
【0024】本発明に係る製造方法は、眼鏡のセントラ
ルピースの製造方法であって、前記セントラルピース
は、左側レンズ(14)、右側レンズ(16)及びフル
リムフレームのセントラルピースを備えた前記眼鏡、の
一部としてのセントラルピースであり、前記フルリムフ
レームのセントラルピースは左側レンズ(14)を収め
る左側フルリム(2)と、右側レンズ(16)を収める
右側フルリム(4)と、前記左側フルリム及び前記右側
フルリムをつなぐブリッジ(6)と、前記左側フルリム
及び前記右側フルリムのそれぞれの、前記ブリッジの逆
側に配された2つの智(8、10)と、を有し、前記製
造方法は、2つのレンズブランク上に選択されたレンズ
形状をイメージすることにより、その2つのレンズブラ
ンクから、前記2つのレンズを製造するレンズ製造工程
と、前記左側フルリム(2)及び前記右側フルリム
(4)が、柔軟であって、閉じた弾性バンドを構成し、
かつ、前記左側フルリム(2)及び前記右側フルリム
(4)の内側輪郭線(30)の形状が、前記選択された
レンズ形状と異なるように、プラスティックの射出成形
によって一体として前記セントラルピースを製造するセ
ントラルピース製造工程と、前記左側フルリム(2)及
び前記右側フルリム(4)のそれぞれが、対応するレン
ズの周りにその周囲に沿って弾性的に張架されるよう
に、前記左側フルリム(2)及び前記右側フルリム
(4)に、前記左側レンズ(14)及び前記右側レンズ
(16)を嵌め込む嵌め込み工程と、を有し、前記左側
レンズ(14)及び前記右側レンズ(16)を前記左側
フルリム(2)及び前記右側フルリム(4)に嵌め込む
ことによってのみ、前記フルリムの内側輪郭線(30)
の最終的な形状が決まることを特徴とする。
【0025】なお、上記符号は、後述する実施の形態で
用いられる図1乃至図24に対応する。
【0026】本発明に係るセントラルピースは、何より
もまず、2つのフルリムがフレキシブルであって、閉じ
た、弾性バンドによって構成されるという事実によって
特徴づけられる。
【0027】フルリムが柔軟性を有し、或いはしなやか
であれば、セントラルピースを破壊することなく、その
形状を大きく変形することが出来る。これによれば、フ
ルリムの内側輪郭線を異なるレンズ形状に適応させるこ
とができ、レンズの外周長がおなじであれば、多くの異
なるレンズ形状のいずれをも選択することができる。こ
のように、本願のセントラルピースは、レンズ形状、即
ち、その輪郭線の形状を予め決定するものではなく、む
しろ、その輪郭線の長さを決定する。本発明に係るセン
トラルピースを用いた眼鏡を製造するにあたり、選択さ
れたレンズ形状を持つ2つのレンズがフルリムに嵌め込
まれれば、レンズは、その形状をそのリムに取らせる。
本発明に係るセントラルピースによれば、このように、
同じセントラルピースを用いて、レンズ形状の異なる眼
鏡を製造することが可能である。即ち、本発明に係るセ
ントラルピースを用いれば、所望のレンズ形状にするた
めに、そのレンズ形状にぴったり合わせたセントラルピ
ースを製造する、といった必要がなくなる。
【0028】本発明に係るセントラルピースにおけるフ
ルリムは、柔軟性があるので(言い替えれば、低い固有
剛性を有し、外部から作用する力に対して少ない抵抗力
しかもたないので)、フルリムはそのレンズの周囲に沿
って伸長される。即ち、レンズのエッジに対し、プレス
トレスの作用下でフィットし、そのエッジによって決ま
る位置に固定される。本発明に係るセントラルピースは
レンズと組み合わされるが、この目的のために、そのレ
ンズの輪郭線の長さはフルリムの内側の輪郭線の長さよ
りもいくらか、例えば3%程、大きくされる。こうする
ことで、そのフルリムにレンズを嵌め込む際に、フルリ
ムは、外周方向に伸びる。本発明によれば、各フルリム
を構成するバンドは弾力性があり、その結果、この伸長
は弾性域内で発生し、これによる弾力が継続的に維持さ
れる。
【0029】更に、本発明によれば、各フルリムを構成
するバンドは、閉じた形状に形づくられる。即ち、バン
ド、つまりフルリムは、継ぎ目等や途切れ目の無い輪を
描く。結果として、プレストレスによって発生する円周
方向の張力は、バンド或いはフルリム内で相殺され、そ
のフルリムそのもの以外の要素によって吸収する必要は
ない。フルリムの結合は、このようにバンドが閉じて形
成されていることにより完全に保証される。フルリムの
連結のために、フルリム上にブリッジや、智を配置する
必要もない。従って、ブリッジ及び智は、プレストレス
によりフルリム内に発生した張力を受けない。バンドが
閉じた形状をしていることにより、フルリムを閉じる手
段、例えば、メタルフレームにおいて用いられている、
いわゆる「リムロック(closing assemblies)」と呼ば
れるようなものを、用意する必要がなくなる。更には、
そのようにバンドが閉じていることにより、本発明に係
るセントラルピースには、固定メカニズム、すなわち、
ハーフリムフレームにおいて、そのフレームに用いられ
るプラスティックフィラメントをとめるために必要とな
るようなものが、不要となる。
【0030】上述したように、本発明によって達成され
る効果の一つとして、セントラルピースは、もはや、眼
鏡のレンズの形状を予め決めるものではなく、同じセン
トラルピースを用いても、異なるレンズ形状を有する眼
鏡を提供することができる、ということが挙げられる。
この効果は、フルリムをあきらめなくとも、本発明によ
って達成される。従って、本発明は、また、他の効果を
も奏することができる。特に、レンズ保護機能を実現
し、レンズに及ぼされる物理的ストレスを比較的低くす
ることができる。
【0031】2つのフルリムは柔軟性があり、眼鏡の対
応するレンズの周囲に張架される閉じた弾性バンドによ
って構成されているので、本発明に係るセントラルピー
スにおいて、フルリムは、従来のプラスティック製のフ
ルリムフレームよりも小さな断面積を有することがで
き、これに対応して体積も少なくすることができる。こ
のように、本発明によれば、非常に軽量のセントラルピ
ースを製造することができる。従って、本発明に係るセ
ントラルピースを用いて製造された眼鏡は、軽量にな
り、それゆえ、そのかけ心地も向上する。
【0032】セントラルピースはプラスティックからな
るが、本発明に係る形状によれば、メタルフレームと同
様の薄さでフルリムを成形することが出来る。従って、
本発明に係るセントラルピースを用いた眼鏡も、メタル
フルリムフレームと同様に、視界をあまり狭めないとい
う利点を有する。更に、メタルフルフレームの欠点を受
け入れる必要、すなわち、製造工程において相当な資金
を用意する必要もなくなる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、数式、数値等は、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものでは
ない。
【0034】(第1の実施の形態)図1乃至図5を参照
して、本発明に係る、眼鏡用のフルリムフレームのセン
トラルピースの第1の実施の形態を説明する。図1及び
図2は、セントラルピースのみを示している。図2は、
図1の後述する中心線K及びQで定義されるライン上
で、水平に切断した断面図である。図3乃至図5は、他
の構成要素と組み合わされたセントラルピースを示す図
である。ここで、他の構成要素とは、このセントラルピ
ースを用いて眼鏡を製造する際に組み合わされるもので
ある。
【0035】図1及び図2に示すセントラルピースは、
プラスティック製の単体として製造され、望ましくは、
熱可塑性プラスティックを用いた射出成形により、製造
される。本発明のセントラルピースに適当なプラスティ
ックは、まず、眼鏡フレーム用プラスティックに対する
一般的な観点から選択される。つまり、肌に対する耐性
や、汗に対する耐性や、予想される使用温度における適
当な固有安定性や、適当な衝撃強さや、切り欠き衝撃強
さや、傷に対する耐性が要求される。そして次に、この
プラスティックは、適当な柔軟性と、セントラルピース
のフルリムが、柔軟で、長期にわたって弾性を有しなけ
ればならないという観点から選択される。たとえば、ド
イツのマールのHuls AG カンパニーによって、
「トロガミド(Trogamid)」という名前で販売されてい
るポリアミドが適当であることが立証されている。又、
例えば、ドイツのルードヴィッヒスハーフェンのBAS
Fカンパニーによって、「ウルトラソン(Ultrason)」
という名前で販売されているプラスティックのような、
ポリエーテルスルフォンや、ポリスルフォンや、その共
重合体も適当である。
【0036】図1及び図2は、力を加えられていない、
変形されていない状態のセントラルピースを示してい
る。すなわち、射出成形の後(そして、バリの除去、ス
ムージング等による全ての必要な或いは望ましい仕上げ
加工の後)の使用準備状態である。
【0037】このセントラルピースは、図1のC−D断
面と一致する面であって、セントラルピースの垂直中心
線MSを含む面に関して左右対称である。セントラルピ
ースは、左側フルリム2と、右側フルリム4と、2つの
フルリム2及び4の間に位置し、それらを結合するブリ
ッジ6と、左側の智8と、右側の智10と、を含む。
「左」「右」「上/上方」「下/下方」といった表現
は、他に何も書かれていなければ、図1を参照にしたも
のである。智8及び10は、それぞれ、フルリム2或い
は4のブリッジ6とは逆の側部に設けられている.セン
トラルピースは、全体として射出成形されるため、2つ
のフルリム2及び4、ブリッジ6、そして2つの智8及
び10は、完全に一体として成形される。
【0038】2つのフルリム2及び4のそれぞれは、閉
じたバンドによって構成されており、閉じた輪を描く。
この輪は本実施の形態においては円形とする。セントラ
ルピースを構成するプラスティックと、フルリムを構成
するバンドの寸法とは、そのバンドが、長軸方向に、即
ち、各フルリムの円周方向Uに弾性的に伸びるように、
選択される。フルリム2及び4は、フルリムの形状がセ
ントラルピースを破壊したり破損したりすることなく変
形できる程度に、柔軟性があってしなやかである。この
柔軟性は、フルリムの構造或いは外形の変形可能性を広
げ、ストレスを加えられず、変形もしていない形状にあ
るフルリムの曲線の半径は、少なくとも半分にも倍にも
することができる。フルリムは、共に成形されたブリッ
ジ6及び智8、9によって固められた部分以外は、全周
に亙ってこの柔軟性或いはしなやかさを持つ。
【0039】断面、即ち、フルリム2或いは4を形成す
るバンドの縦軸に対して直角をなす垂直断面において、
2つのフルリム2及び4のそれぞれは、図4のような縦
断面となっている。この断面は本質的に平面であって、
略方形である。2つのフルリム2及び4のそれぞれの内
部には、半径方向内方に向かって突き出た突起部12
が、ぐるりと配されている。本実施の形態においては、
この突起部は、図3及び図4に示すように略半円状であ
る。左側のレンズ14或いは右側のレンズ16(図6参
照)が、フルリム2或いは4に嵌め込まれると、それぞ
れ、図3及び図4に示すように、突起部12が、対応す
るレンズの端部18を取り囲むように形成された溝20
に係合する。その溝は望ましくは、突起部12がその底
部まで埋めこまれないように、図のような大きさとなっ
ている。突起部12の両側において、2つのフルリム2
及び4のそれぞれは、その内側周面にサポート面22及
び24を有している。そのサポート面は、図3及び図4
に示すように、レンズ16及び14の端部18上の平面
部26及び28に当接する。2つの平面部26、28
は、溝20の両側に形成される。
【0040】本実施の形態において、2つのサポート面
22及び24を図1の図が存在する平面に対して投影す
ると、それぞれのフルリムの内側輪郭線30となる。そ
して、2つの平面部26、28を、レンズ14、16の
光学軸と直角をなす平面(図6の図が存在する平面)に
対して投影すると、それぞれのレンズの外側輪郭線32
となる。本実施の形態のセントラルピースにおいては、
内側輪郭線30は、円である。従来技術の欄で既に述べ
たように、外側輪郭線32の軌跡或いは形状は、一般的
に(そしてここでも同じく)レンズ形状と呼ばれる。レ
ンズがプラスティック製か無機ガラス製かを問わず、レ
ンズは剛体であり、すなわち、原材料から磨かれた後
は、その形状は、変形不可能となる。一方、このセント
ラルピースの内側輪郭線30は、最終形のセントラルピ
ースに変化され得る。フルリム2及び4の柔軟性ゆえ
に、内側輪郭線30の形状は可変であり、そのフルリム
を構成するバンドの弾性ゆえに、内側輪郭線30の長さ
も可変である。
【0041】図1、2に示されるセントラルピースのブ
リッジ6は、図1のKを中心線とするわずかに曲がった
横材(crosspiece)として形成されている。この中心線
Kは、内側輪郭線30と交差しているが、ここでは、こ
の交差する点を、ブリッジ接続ポイントP1、P2と称す
る。これらのポイントは、距離Rだけ離れている。2つ
のフルリム2及び4の幾何学上の中心点M1、M2は図1
に示されている。これらの中心点M1、M2を結ぶ直線
は、セントラルピースの中心線Nを形成する。本実施の
形態では、2つのブリッジ接続ポイントP1、P2は、こ
の中心線Nの上方に位置する。ブリッジ接続ポイントP
1、P2における内側輪郭線30の接線は、ある角度をな
している。ここではこの角度をブリッジ角α0と称す
る。本実施の形態においては、ブリッジ角α0は30度
であり、距離Rは18mmであるものとする。
【0042】セントラルピースの2つの智8及び10
は、それぞれ、中心線Nに平行に伸びる、短いブラケッ
トのような構造部分として形成されている。図1におい
て、中心線Qは、智8及び10のそれぞれの中心を示す
ものとして描かれている。これらの中心線Qは、内側輪
郭線30と交差するが、ここでは、この交差する点を智
接続ポイントP3、P4と称する。本実施の形態において
は、この智接続ポイントP3、P4は、ブリッジ接続ポイ
ントP1、P2のように、中心線Nよりも上方に位置し、
この中心線Nから、ブリッジ接続ポイントP1、P2と同
じ距離だけ離れている。智接続ポイントP3、P4におけ
る内側輪郭線30の接線は、ある角度をなしている。こ
こでは、この角度を智角β0と称する。2つの内側輪郭
線30が円を描くため、そして、ブリッジ接続ポイント
1、P2と、智接続ポイントP3、P4とで、中心線Nか
らの距離が同じため、本実施の形態では、智角β0は、
ブリッジ角α0と等しく、ここでも同じく30度であ
る。
【0043】上記セントラルピースにおいて、2つのブ
リッジ接続ポイントP1、P2と、2つの智接続ポイント
3、P4は、中心線Nよりも上方に同じ距離だけはなれ
て配置されている。しかしこれは、本発明に係るセント
ラルピースの本質的な特徴ではない。すなわち、中心線
Nからブリッジ接続ポイントP1、P2までの距離は、中
心線Nから智接続ポイントP3、P4までの距離と異なっ
ていてもよい。それどころか、それらのポイントが、中
心線Nの上方に配置されていなくてもかまわない。
【0044】各フルリムのブリッジ接続ポイントと智接
続ポイントにより、その内側輪郭線30は、上側輪郭線
と下側輪郭線に分割される。右側のフルリム4について
言えば、下側輪郭線は、ブリッジ接続ポイントP1から
智接続ポイントP3までフルリム4の下側の部分に沿っ
て伸びている。もし、L0を、力の加えられていない、
伸長していないセントラルピースの内側輪郭線の全長と
すると、そして、L0uを、同じ条件下でのポイントP1
とP2の間の下側輪郭線の長さとすると、これら2つの
長さの比は、λ=L0u/L0となる。
【0045】セントラルピースの2つのフルリム2及び
4は、2つのレンズを受け入れ、互いに所望の位置関係
となるように固定する。図6に示す2つのレンズ16、
14は、その一例であり、図1、2のセントラルピース
によって図6の相対配置に固定される。もしレンズ1
4、16が、フルリム2及び4に嵌め込まれれば、フル
リムのサポート面22及び24が、レンズの全周にわた
る、相対する平面部26、28と当接するようになる。
そして、フルリムの内側輪郭線30がそれぞれのレンズ
の外側輪郭線33に一致する。フルリムはレンズの回り
に張架される。このようにレンズの外側輪郭線32の全
長L1は次のように定義される。 L1 = L0(1 + ε) ここで、εはそれぞれのフルリムを構成するバンドの所
望の伸びであり、ε=ΔL0/L0で定義される。ΔL0
はレンズを嵌め込んだことによってフルリムを構成する
バンドに引き起こされる長さの変化である。伸びεは、
セントラルピースをなすプラスティックの物性と同様に
フルリムの寸法を考慮に入れて、適宜選択される。そし
て、その伸びは、便宜上、レンズの確実な保持に必要な
よりも多くはない。この伸びεの値としては、1%〜5
%が適当であっることが証明されている。
【0046】レンズの外側輪郭線がもっぱら凸状であっ
て、その長さがL1=L0(1+ε):ただしε>0であ
って、重大なダメージをうけることなくフルリムの柔軟
性を発揮できる程度の曲率を有するのであれば、いかな
る所望の形状を有するレンズも、上記セントラルピース
に嵌め込むことができる。
【0047】レンズがフルリムに嵌め込まれると、フル
リムを構成するバンドは、伸長される。しかも、レンズ
が入っておらず、力を受けていない、変形していない状
態のセントラルピースの内側輪郭線の形状とレンズの形
状とが異なる場合には、フルリム2及び4の内部輪郭線
30の形状は、その処理中に変形する。しかし、セント
ラルピースにレンズを嵌め込むために、ブリッジ6の形
状や寸法が変化することはない。それゆえ、レンズが嵌
め込まれたセントラルピースにおいてはブリッジ角と、
ブリッジ接続ポイントP1及びP2間の距離の両方は、変
形前のセントラルピースのそれと同じである。更に、長
さ比λも、レンズの嵌め込みによっては変化しない。結
果として、この眼鏡(フルリムフレーム及び嵌め込まれ
たレンズを備えたもの)のセントラルピースにおいて
は、セントラルピースのブリッジ接続ポイントP1及び
2は、外側輪郭線32上に互いに向き合うように存在
する2つのポイントであって、セントラルピースで定義
される距離R0だけ互いに離れ、そこでの接線はセント
ラルピースで定義されるブリッジ角α0をなすような2
つのポイントに一致する。図6を参照とし、一例を用い
てこの状況を説明する。
【0048】図6から明らかなように、そこに示された
2つのレンズ14、16は、楕円形状をしており、これ
故、その外側輪郭線の形状は、図1、2に示すような変
形前のセントラルピースの内側輪郭線30の円形状とは
異なるものである。外側輪郭線32の長さL1は、上記
した式、L1=L0(1+ε):ただしε=3.0%、に
したがって選択される。2つの外側輪郭線32におい
て、レンズ配置の対称垂直軸に関して対称であり、且
つ、その接線がブリッジ角α0と等しい角α1をなす(α
1=α0)、2つの互いに向き合ったポイントP5、P6
存在する。2つのレンズ14、16は、2つのポイント
5、P6間の距離R1がR0と等しくなるように(R0
1)、互いに離れて配置される。ポイントP5がブリッ
ジ接続ポイントP1と一致し、ポイントP6がブリッジ接
続ポイントP2に一致するように、2つのレンズ14、
16が、図1、図2に示すセントラルピースに嵌め込ま
れれば、2つのレンズは、図6に示すような相対配置で
正確にセントラルピースに固定される。光学的、解剖学
的見地から、この配置は、理に適った相対配置であっ
て、セントラルピースのブリッジ6は、ポイントP5
6間、即ち、レンズの幾何学的中心点M3、M4によ
って定義される、このレンズ配置の中心線よりも上方に
配置される。
【0049】右側のレンズ16の外側輪郭線32上のポ
イントP7は、ポイントP5とポイントP7の間の下側輪
郭線の長さが(λ−L1)に等しくなるように定義さ
れ、その長さ比λは、セントラルピースによって決ま
る。また、レンズ14の輪郭線上のポイントP8も同様
に決まる。もし、レンズ14、16がセントラルピース
に嵌め込まれると、セントラルピースの智接続ポイント
3、P4は、ポイントP7、P8に一致する。図6に示す
ようなレンズ配置では、その配置の中心線よりも上方に
これらのポイントが位置する。このため、智10は、眼
鏡のセントラルピース上において、解剖学的見地からみ
て、理に適った位置に配される。更に、図6に示すよう
なレンズ配置では、レンズ形状はそのポイントP7、P8
での接線が、智角β0と同じ大きさの角β1をなす(β0
=β1)。このため、智8及び10の中心線Qもまた、
図1にしめすような、眼鏡のセントラルピースにおいて
ほぼ水平な軌跡を描く。しかし、眼鏡のセントラルピー
スの智8及び10の中心線Qは、上方や下方に傾斜して
もよいので、角β1が、智角β0と等しい必要はない。
【0050】図1、図2に示すセントラルピースと、図
6に示すレンズ配置を用いた眼鏡を製造する際には、2
つのレンズ14、16は、ポイントP5、P6がブリッジ
接続ポイントP1、P2に一致するように、フルリム2及
び4に嵌め込まれる。こうすれば、突起部12がレンズ
の溝20に係合し或いは、パチンと嵌まるまで、フルリ
ム上の突起部12がレンズの端部18の2つの平面部2
6、28の内の一つの上を滑る。そうして、図3、図4
に示すような状態になる。この組立工程中、それぞれの
フルリムを構成するバンドは伸長され、フルリムの形状
は、レンズ14、15の形状に従う。そして、そのフル
リムフレームのセントラルピースは図6に示す相対配置
で2つのレンズを固定する。
【0051】このように(フルリムフレーム及び嵌め込
まれたレンズを備えて)組み立てられた眼鏡のセントラ
ルピースは、図7の斜視図に示すように、眼鏡の他の構
成要素と組み合わされる。ここで、他の構成要素とは、
パッドアーム部34と、左側テンプルシャフト36と、
右側テンプルシャフト38と、2つのイヤーピース40
である。パッドアーム部34は、プラスティックからな
る部分で、接続部によって結合された2つのサイドパッ
ド42を有する。パッドアーム部34の接続部は、ブリ
ッジ6上に成形された取付け片44と結合する(図5参
照)。この接続は例えば、接着剤を用いることによって
しっかりと行なうことができる。ヒンジ部46は、セン
トラルピースの2つの智8及び10のそれぞれに対して
直接成形されている。各ヒンジ部46は、それぞれ対応
するテンプルシャフト36或いは38の前端の相補のヒ
ンジ部と係合する。そうして、ヒンジは、ドイツ特許出
願197.21.306.5.に記載されているような
状態となる。イヤーピース40は、テンプルシャフト3
6、38の後端に装着される。そして、最終工程を経た
眼鏡は、図8に示すような外観になる。この眼鏡は、フ
ルリムフレームのセントラルピースのフルリムの形状に
よっては定義されず、逆にフルリムの形状が、レンズの
形状に従う。
【0052】図6は、図1及び図2のようなセントラル
ピースによって保持されるレンズ配置の1つの例に過ぎ
ない。上記セントラルピースによって保持できるレンズ
形状及びレンズの相対配置の他の例を図9乃至図11に
示す。図9は、レンズ形状が円形の場合のレンズ配置を
示す。図10は、パントスコ−ピックとして知られるレ
ンズ形状を有するレンズ配置を示している。図9乃至図
11に描かれたポイントP5及びP6、P7及びP8の、そ
して角α1と距離R1には、図6を用いたレンズ配置の説
明が適用される。図9乃至図11のいずれのレンズ配置
においても、2つのレンズの外側輪郭線の長さL1=L0
(1+ε):ただしε>0、であって、α1=α0であっ
て、且つR1=R0である。このため、図6及び図9乃至
図11に示すレンズ配置は、図1乃至図4を用いて詳細
に説明したものと同じセントラルピースに適用できる。
フルリムフレームのセントラルピースのフルリムは、い
ずれの場合でも、所望のレンズ配置にあるレンズの形状
に合った形状となる。このように、単一のセントラルピ
ースで、異なる複数のレンズ形状を持つレンズ配置を適
用できる。
【0053】同一のセントラルピースに用いることがで
きるのは、図6及び図9乃至図11に示したレンズ形状
を有するレンズ配置に限定されないことは言うまでもな
いことである。むしろ、ここで示されていない、多くの
他のレンズ形状及びレンズ配置が、その同一のセントラ
ルピースによって保持され得る。
【0054】図1、2を用いて上述したセントラルピー
スにおいては、力を加えられず、変形していない状態の
フルリムは円形である。したがって、この円形は、図9
に示すレンズがこのセントラルピースに嵌め込まれた場
合には維持される。また、この円形は、図6、図10、
図11に示すレンズがこのセントラルピースに嵌め込ま
れた場合には、変形される。しかしながら、力を受け
ず、変形していないセントラルピースのフルリムが、円
形であるということは、本発明に必要な特徴ではない。
むしろ、このセントラルピースは、他の形状のフルリム
を備えるように製造してもよい。例えば、その形状は、
図10に示すレンズと同じであってもよい。その場合、
フルリムの形状は図10にしめすレンズが嵌め込まれた
場合に変化しないことになる(ただし、内部輪郭線の長
さは、L0からL1に変化する)。しかし、図6、図9、
或いは図11に示すレンズが用いられた場合にはその形
状は変化することになる。
【0055】セントラルピースの第1の実施の形態にお
いては、ヒンジ部46は、智8及び10上に直接成形さ
れている。これに対し、図12及び図13に示す、セン
トラルピースの第2の実施の形態においては、このよう
な成形とは異なり、智8及び10のそれぞれが、くぎ状
の突起部として形成され、図13に模式的に示すよう
に、別に製造されたヒンジ48がそこに嵌め込まれる。
この第2の実施の形態の場合には、セントラルピースの
射出成形器の製造は、単純化される。
【0056】図14は、図4と同様の図面で、セントラ
ルピースの第3の実施の形態におけるフルリムの縦断面
を示すものである。ここで、縦断面は異なる半径を持つ
2つの半円と、その半円同士をつなぐ2つの直線と、に
より構成され、半径の小さい方の半円は、フルリムの内
側に配される。縦断面が小径の半円となる部分は、フル
リム上の突起部12を構成する。そして、その突起部1
2は、レンズが嵌め込まれた場合には、レンズの溝20
と係合する。この縦断面上の直線は、フルリムのサポー
ト面22及び24に当接している。図14に示す縦断面
をもつフルリムは、大径の半円と合うように、その外側
において丸みを帯びている。そして、例えば、外部から
フルリムへ溝からリムがはずれるほどの力が加えられた
としても、どのような攻撃点ポイントをもほとんどオフ
ァーしないという利点を有する。
【0057】図15乃至図17は、フルリムの縦断面が
円形となる第4の実施の形態を示している。ここで、フ
ルリムは、サポート面22及び24に対応するサポート
面を有さない。フルリムの半径方向内側に存在する部分
は、フルリムのリム突起部12を構成する。この場合、
突起部12は溝20の底面まですっぽりと嵌まり込む。
溝の深さは、この縦断面図に示した円の半径よりもいく
ぶん大きいほうがよい。
【0058】第4の実施の形態において、各フルリムの
ブリッジ6近傍の部分50は、右レンズ16について図
17の2重矢印Zで示すような、ブリッジ6に関するレ
ンズのある程度の回動を許容するトーションばねを構成
する。これにより、眼鏡のセントラルピースの剛性が低
下することは否めない。しかし、衝撃を受けた場合、例
えば、片側の智に対する衝撃を受けた場合には、眼鏡
は、前述の回動の方向に曲がり、その眼鏡が破損する危
険及び使用者を傷つける危険の両方を回避することがで
きる。
【0059】もし、眼鏡のセントラルピースの剛性を、
第4の実施の形態におけるもの以上にするのならば、こ
の実施の形態を、図18乃至図20に示すように変形し
てもよい。これらの図に示す変形例において、セントラ
ルピースは、ブリッジ6と、それに対応するフルリムと
の間の移行帯が、半径方向及び深さ方向の両方向に厚く
なっている。この厚みの増加は、図19及び図20を見
ればただちに明瞭となるものであり、図18において
は、クロスハッチングで示されている。厚みを増したこ
とにより、2つのサポート面22及び24が形成され
る。このサポート面22及び24は、第1の実施の形態
と同様に、対応するレンズの端部に当接するが、第1の
実施の形態と異なり、レンズの全周にわたっては伸びて
いない。また、図18乃至20において、ブリッジとフ
ルリム間の移行帯について示したのと同様に、智とそれ
に対応するリムとの間の移行帯の厚みを増加させ、サポ
ート面22及び24と同様にレンズの端部のサポート面
に当接するようにしてもよい。
【0060】図21は、図5示した構成の変形例を示す
図である。図21に示される構成においては、取付け片
44は、ブリッジ6上には成形されていない。この場合
のパッドアーム部34は、ブリッジ6回りに曲げられ、
その後部にU字型のワイヤループ54をはんだ付けし
た、すき間の開いた金属製スリーブを備えている。U字
型のワイヤループ54は、その下側の自由端に2つのサ
イドパッドを有している。図21には、その2つのサイ
ドパッドのうち、サイドパッド42のみが示されてい
る。図21に示すパッドアーム部34は、眼鏡のセント
ラルピースのブリッジ6部分を強化する。
【0061】上記した実施の形態において、2つのフル
リムはそれぞれ、その内側に、対応するレンズの端部1
8上に形成された溝20と係合させるため、取り囲むよ
うに突起部12を備えている。これに変えて、本発明に
係るフレームは、2つのフルリム2及び4のそれぞれ
が、その内側に、対応するレンズの端部に取り囲むよう
に形成された突起部と係合させるため、取り囲むように
溝を有していてもよい。この例を図22乃至図24に示
す。
【0062】図22に示す実施の形態において、レンズ
16の端部であって、その全周に、3角形の縦断面を有
する突起部56が形成されている。そして、この突起部
56の両側にはリムの平面部26及び28が隣接してい
る。このような突起部56は、眼鏡光学においては、中
央突出ベベル(Spezialfaccete)として知られている。
突起部56を備えたレンズにおいては、外側輪郭線3
2、即ちレンズ形状は、突起部56の半径方向外側の端
部の軌跡によって決まる。図22に示す本実施の形態に
おいては、フルリム4は(不図示の左側フルリムも同様
に)図のようにほぼ円形の縦断面となる。フルリム4の
内側には、取り囲むように溝58が形成され、この溝5
8は、突起部56と係合する。溝58の両側には、サポ
ート面22及び24がフルリム上に形成され、平面部2
6及び28に隣接する。図22のような縦断面を持つフ
ルリムは、嵌め込まれたレンズの端部を的確に保護し、
かつ、体積が特に小さいという特徴を有する。
【0063】図23に示す第6の実施の形態は、図22
に示した第5の実施の形態と比し、そのフルリムの縦断
面においてのみ異なる。この縦断面は図のように、帽子
形であり、そのため、サポート面22及び24は、第5
の実施の形態に比し広くなっている。
【0064】図24に示す第7の実施の形態において
は、レンズを取り囲む突起部56は、いわゆる三角ベベ
ル(Spitzfaccete)として構成されている。このベベルの
斜面は、レンズの前後の伸びており、レンズの端部は平
面部を有さない。このフルリムの縦断面は、ほぼ方形で
あって、その内側にはぐるりと溝58が配されており、
その溝58の縦断面は、突起部56と合うように三角形
状となっている。
【0065】図22乃至24に示す実施の形態において
は、対応するフルリムの内側輪郭線は、フルリムに形成
された溝58の底部が描く線である。そして、セントラ
ルピースの第1乃至第4の実施の形態と同様、レンズが
嵌め込まれた状態では、この内側輪郭線の形状が、レン
ズの外側輪郭線の形状と一致している。
【0066】上記セントラルピースの全実施の形態にお
いて、フルリムとレンズの端部との間で、形状による及
び/又は力による係合を行なえば、通常十分に、セント
ラルピース内にレンズを適切に保持できる。しかしなが
ら、更に他の手段、例えば接着剤を用いてレンズをセン
トラルピースに嵌め込んでもよい。
【0067】本発明は上記の実施の形態に限定されるも
のではなく、請求項1の範囲内で、上記実施の形態以外
の種々の変更を加えても差し支えない。
【0068】本発明に係るフルリム眼鏡フレームのセン
トラルピースは、左側レンズを収めるための左側フルリ
ムと、右側レンズを収めるための右側フルリムと、これ
ら二つのフルリムをつなぐブリッジと、2つの智とを備
える。この2つのフルリム、ブリッジ、及び2つの智
は、プラスティックから一体成形される。この2つのフ
ルリムは、柔軟であり、閉じた弾性バンドから構成され
ている。フルリムフレームのセントラルピースは、2つ
のレンズを嵌め込まれて眼鏡のセントラルピースとな
る。そのレンズは、外側輪郭線が、2つのフルリムの内
側輪郭線よりもいくぶん大きな寸法であって、眼鏡のセ
ントラルピースのフルリムは、そのレンズの周りに張架
され、フルリムの形状は、レンズ形状に従う。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズのみの固有の形状に特化されないセントラルピー
ス及びそのセントラルピースを用いた眼鏡のセントラル
ピースを製造する製造方法を提供することができる。
【0070】本発明によれば、2つのフルリムを備えた
セントラルピースの利点、特にそのレンズ保護機能とレ
ンズに対する物理的ストレスの低さという利点は、その
大部分を維持される。そして、更に、所望のレンズ形状
とするために、その形状に特化したセントラルピースを
製造する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセントラルピースの第1の実施の
形態を示す正面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図2のX部を拡大して示した図であって、セン
トラルピースに対してレンズを嵌め込んだ様子を示す図
である。
【図4】図1のA−Bで切断した拡大部分断面図であっ
て、セントラルピースに対してレンズを嵌め込んだ様子
を示す図である。
【図5】図1のC−Dで切断した拡大断面図であって、
パッドアーム部を示す図である。
【図6】図1のセントラルピースに嵌め込むことのでき
るレンズを示す正面図である。
【図7】図1及び図2に示すセントラルピースと図6に
示すレンズによって製造された眼鏡の構成要素を示す斜
視図である。
【図8】図7に示す構成要素を組み立ててなる眼鏡を示
す斜視図である。
【図9】図1のセントラルピースに嵌め込むことのでき
るレンズであって、図6とは形状の異なるものを示す正
面図である。
【図10】図1のセントラルピースに嵌め込むことので
きるレンズであって、図6及び図9とは形状の異なるも
のを示す正面図である。
【図11】図1のセントラルピースに嵌め込むことので
きるレンズであって、図6、図9及び図10とは形状の
異なるものを示す正面図である。
【図12】本発明に係るセントラルピースの第2の実施
の形態を示す部分断面図である。
【図13】図12のE−Fで切断した断面図であって、
ヒンジ部を示す図である。
【図14】本発明に係るセントラルピースの第3の実施
の形態に用いられるフルリムを示す図である。
【図15】本発明に係るセントラルピースの第4の実施
の形態に用いられるフルリムを示す図である。
【図16】図15に示したフルリムを有するセントラル
ピースの部分正面図であって、セントラルピースに嵌め
込まれたレンズの一部を示す図である。
【図17】図16のG−Hで切断した断面図である。
【図18】図15〜17で示した実施の形態の変形例を
示す図である。
【図19】図18のJ−Hで切断した断面図である。
【図20】図18のYからの矢視図であって、レンズを
省いた図である。
【図21】図1のC−Dで切断した拡大断面図であっ
て、図5とは異なるパッドアーム部を示す図である。
【図22】本発明に係るセントラルピースの第5の実施
の形態に用いられるフルリムを示す図である。
【図23】本発明に係るセントラルピースの第6の実施
の形態に用いられるフルリムを示す図である。
【図24】本発明に係るセントラルピースの第7の実施
の形態に用いられるフルリムを示す図である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡用のフルリムフレームのセントラルピ
    ースであって、 左側レンズを収める左側フルリムと、 右側レンズを収める右側フルリムと、 前記左側フルリム及び前記右側フルリムをつなぐブリッ
    ジと、 前記左側フルリム及び前記右側フルリムのそれぞれの、
    前記ブリッジと逆側に配された2つの智と、 を有し、 前記左側フルリム、前記右側フルリム、前記ブリッジ及
    び前記2つの智は、プラスティックにより一体成形さ
    れ、 前記左側フルリム及び前記右側フルリムは、柔軟性を有
    し、閉じた弾性バンドによって構成されることを特徴と
    するセントラルピース。
  2. 【請求項2】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    は、その内部に、前記左側レンズ及び前記右側レンズの
    内の対応するレンズの端部に周設された溝に係合するた
    めの、突起部が周設されていることを特徴とする請求項
    1に記載のセントラルピース。
  3. 【請求項3】前記突起部は、その縦断面が略半円となる
    ように形成されることを特徴とする請求項2に記載のセ
    ントラルピース。
  4. 【請求項4】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    は、その縦断面が略円形となるように形成されることを
    特徴とする請求項3に記載のセントラルピース。
  5. 【請求項5】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    は、その縦断面が、略方形となるように形成されること
    を特徴とする請求項2又は3に記載のセントラルピー
    ス。
  6. 【請求項6】前記左側フルリム及び前記右側フルリムの
    縦断面は、半径が異なる2つの半円と、該2つの半円を
    むすぶ2つの直線とからなり、 前記2つの半円の内、小径の半円をその内側に配置する
    ように前記左側フルリム及び前記右側フルリムを形成す
    ることを特徴とする請求項3に記載のセントラルピー
    ス。
  7. 【請求項7】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    は、その内側に、前記左側レンズ及び前記右側レンズの
    内の対応するレンズの端部に周設された突起部に係合す
    るための、溝が周設されていることを特徴とする請求項
    1に記載のセントラルピース。、
  8. 【請求項8】前記溝は、その縦断面が三角形となるよう
    に形成されることを特徴とする請求項7に記載のセント
    ラルピース。
  9. 【請求項9】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    は、その縦断面が略円形となるように形成されているこ
    とを特徴とする請求項7又は8に記載のセントラルピー
    ス。
  10. 【請求項10】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    は、その縦断面が略方形となるように形成されているこ
    とを特徴とする請求項7又は8に記載のセントラルピー
    ス。
  11. 【請求項11】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    は、その縦断面が略帽子形となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のセントラルピ
    ース。
  12. 【請求項12】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    のそれぞれは、その縦断面が全周にわたって同寸となる
    ように形成されていることを特徴とする請求項1乃至1
    1のいずれかに記載のセントラルピース
  13. 【請求項13】前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    のそれぞれは、少なくともブリッジ部分及び/又は智部
    分において、対応するレンズの端部における平面部と当
    接するための、サポート面を備えることを特徴とする請
    求項1乃至11のいずれかに記載のセントラルピース。
  14. 【請求項14】ヒンジ部が前記2つの智のそれぞれに成
    形されていることを特徴とする請求項1乃至13のいず
    れかに記載のセントラルピース。
  15. 【請求項15】前記2つの智のそれぞれは、くぎ状の突
    起部として形成され、別に製造された前記ヒンジ部が、
    該突起部に取付けられることを特徴とする請求項1乃至
    13のいずれかに記載のセントラルピース。
  16. 【請求項16】別に製造されたパッドアーム部が、ブリ
    ッジに取付けられることを特徴とする請求項1乃至15
    のいずれかに記載のセントラルピース。
  17. 【請求項17】前記プラスティックはポリアミドである
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の
    セントラルピース。
  18. 【請求項18】眼鏡のセントラルピースの製造方法であ
    って、 前記セントラルピースは、 左側レンズと右側レンズとフルリムフレームのセントラ
    ルピースとを備えた前記眼鏡、の一部としてのセントラ
    ルピースであり、 前記フルリムフレームのセントラルピースは左側レンズ
    を収める左側フルリムと、 右側レンズを収める右側フルリムと、 前記左側フルリム及び前記右側フルリムをつなぐブリッ
    ジと、 前記左側フルリム及び前記右側フルリムのそれぞれの、
    前記ブリッジの逆側に配された2つの智と、 を有し、 前記製造方法は、 2つのレンズブランク上に選択されたレンズ形状をイメ
    ージすることにより、その2つのレンズブランクから、
    前記2つのレンズを製造するレンズ製造工程と、 前記左側フルリム及び前記右側フルリムが、柔軟であっ
    て、閉じた弾性バンドを構成し、かつ、前記左側フルリ
    ム及び前記右側フルリムの内側輪郭線の形状が、前記選
    択されたレンズ形状と異なるように、プラスティックの
    射出成形によって一体として前記セントラルピースを製
    造するセントラルピース製造工程と、 前記左側フルリム及び前記右側フルリムのそれぞれが、
    対応するレンズの周りにその周囲に沿って弾性的に張架
    されるように、前記左側フルリム及び前記右側フルリム
    に、前記左側レンズ及び前記右側レンズを嵌め込む嵌め
    込み工程と、 を有し、 前記左側レンズ及び前記右側レンズを前記左側フルリム
    及び前記右側フルリムに嵌め込むことによってのみ、前
    記フルリムの内側輪郭線の最終的な形状が決まることを
    特徴とするセントラルピースの製造方法。
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