JP2023040334A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】階調補正をするためのパッチを用紙上により小さく画像形成しても好適に階調補正をすることができるようにする。【解決手段】各色の画像を重ね合わせたカラー像が形成された記録媒体PMの画像形成面を読み取った読取画像を取得する取得部(制御部101)と、ジョブ画像形成領域外に階調パッチP2を画像形成させる制御部(制御部101)と、階調パッチP2を含む読取画像に基づいて、複数の画像形成ユニット151が形成する画像における階調補正を実施する補正部(制御部101)と、を備え、階調パッチP2は、面積変調を用いたハーフトーンにより複数の階調レベルを表現するハーフトーン部P255を備え、補正部は、読取画像より階調パッチP2の階調値を読み取った読取階調値を算出し、階調パッチP2の記録媒体PMの搬送方向における位置に対する読取階調値の回帰式Iを算出して、回帰式Iに基づいて階調補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、画像形成装置において、温度や湿度等の環境変化や経時変化等により装置の特性、特にガンマ特性が変化し、その結果、階調性が著しく低下してしまうことがある。このことから、画像形成装置は、高画質の画像出力を維持するために、所定タイミングで、階調補正用のパッチを形成して、そのパッチをセンサー等の検出手段で検出し、その検出結果を基に階調補正を行うように構成されている。
これに関連して、特許文献1には、画像形成条件補正用のパッチ像が、パッチ検出手段の検出領域幅内に複数の階調レベルが存在するように当該階調レベルが段階的に変化するグラデーション部と、検出領域幅で階調レベルが変化しない単一階調レベル部と、を有するように構成する画像形成装置が記載されている。
また、特許文献2には、ローパスフィルタによる濃度検知手段の出力の応答遅れを補償する像担持体表面移動方向の長さを有する最大階調値の補償用パターンを、像担持体の表面における最大階調値から最小階調値まで連続的に階調値が変化しているパターン部の直前に当該パターン部と隙間を開けずに形成する画像形成装置が記載されている。
また、特許文献3には、最大階調レベルから最小階調レベルまでその階調レベルが次第に変化するものであり、階調レベルが連続的かつ一様に変化するトナー像、階調レベルがパッチセンサの検出領域幅よりも短いピッチで階段状に変化するトナー像、のいずれかである、階調特性を求めるための階調パッチ画像を形成する画像形成装置が記載されている。
特開2008-268256号公報 特開2015-66779号公報 特許4304936号公報
ところで、階調補正用のパッチは、サイズが大きいと画像形成できる領域が限られるため、より小さく画像形成することが求められている。
しかし、面積変調で階調表現をする(スクリーンパターンが存在する)画像形成装置の場合、階調補正用のパッチを小さくすると、スクリーンパターンの位相によって、階調補正用パッチ内の画像形成濃度に揺らぎが生じ、これにより階調値の読み取り誤差が生じる可能性があった。
特許文献1~3には、階調補正用のパッチを小さくしても読み取り誤差を生じさせない技術に関しての記載はなく、この問題は解決されない。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、階調補正をするためのパッチを用紙上により小さく画像形成しても好適に階調補正をすることができる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
画像データに基づいて色材により画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
それぞれの前記画像形成ユニットにより形成された各色の画像を重ね合わせたカラー像を記録媒体上に形成するカラー像形成部と、
前記カラー像が形成された前記記録媒体の画像形成面を読み取った読取画像を取得する取得部と、
前記記録媒体のジョブ画像形成領域外に階調パッチを画像形成させる制御部と、
前記取得部により取得された前記階調パッチを含む読取画像に基づいて、複数の前記画像形成ユニットが形成する画像における階調補正を実施する補正部と、
を備え、
前記階調パッチは、面積変調を用いたハーフトーンにより複数の階調レベルを表現するハーフトーン部を備え、
前記補正部は、前記読取画像より前記階調パッチの階調値を読み取った読取階調値を算出し、前記階調パッチの前記記録媒体の搬送方向における位置に対する前記読取階調値の回帰式を算出して、前記回帰式に基づいて階調補正する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記階調パッチにおける各々の階調レベルのパッチの間隔は、前記階調パッチの画像形成に用いるスクリーンパターンにおけるスクリーン線数の10周期分未満である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
前記階調パッチは、最小階調値から最大階調値まで前記階調レベルが前記搬送方向において段階的に変化する昇順部と、最大階調値から最小階調値まで前記階調レベルが前記搬送方向において段階的に変化する降順部を備え、前記搬送方向上流側に前記昇順部が配置され、前記搬送方向下流側に前記降順部が配置されている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記階調パッチにおいて、前記昇順部の最大階調値部と前記降順部の最大階調値部が隣接する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、
前記補正部は、前記階調パッチの画像形成に用いるスクリーンパターンにおけるスクリーン線数に応じて前記回帰式を算出する。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、
前記階調パッチは、複数の前記色材による画像を構成する色ごとに色別階調パッチを備え、
前記制御部は、前記ジョブ画像形成領域外である前記記録媒体の主走査方向における両端部のそれぞれに、前記色別階調パッチの順番が異なる階調パッチを画像形成させる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記制御部は、前記色別階調パッチの順番が異なる階調パッチに隣接して、前記階調パッチの種別を識別するマークを画像形成させる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記制御部は、前記記録媒体のジョブ画像形成領域外にレジストパッチを画像形成させ、
前記マークは、前記レジストパッチである。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、
前記補正部は、前記取得部により取得された前記レジストパッチを含む読取画像に基づいて、複数の前記画像形成ユニットにおける画像形成位置を補正する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明において、
前記記録媒体は、連続媒体である。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御部は、前記記録媒体上に前記階調パッチと主走査方向の同じ位置にトナー消費パッチを画像形成させる。
請求項12に記載の発明のプログラムは、
画像データに基づいて色材により画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
それぞれの前記画像形成ユニットにより形成された各色の画像を重ね合わせたカラー像を記録媒体上に形成するカラー像形成部と、
を備える画像形成装置のコンピューターを、
前記カラー像が形成された前記記録媒体の画像形成面を読み取った読取画像を取得する取得部と、
前記記録媒体のジョブ画像形成領域外に階調パッチを画像形成させる制御部、
前記取得部により取得された前記階調パッチを含む読取画像に基づいて、複数の前記画像形成ユニットが形成する画像における階調補正を実施する補正部、
として機能させ、
前記階調パッチは、面積変調を用いたハーフトーンにより複数の階調レベルを表現するハーフトーン部を備え、
前記補正部は、前記読取画像より前記階調パッチの階調値を読み取った読取階調値を算出し、前記階調パッチの前記記録媒体の搬送方向における位置に対する前記読取階調値の回帰式を算出し、前記回帰式に基づいて階調補正する。
本発明によれば、階調補正をするためのパッチを用紙上により小さく画像形成しても好適に階調補正をすることができる画像形成装置及びプログラムを提供することができる。
実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 ジョブの画像とパッチが画像形成された記録媒体の例を示す図である。 階調パッチの例を示す図である。 階調パッチの例を示す図である。 レジストパッチの例を示す図である。 レジストパッチの例を示す図である。 画像形成処理の流れを示すフローチャートである。 階調補正処理の流れを示すフローチャートである。 階調パッチの読取階調値の例を示す図である。 座標変換した読取階調値の平均値の例を示す図である。 変形例1のジョブの画像、パッチ及びアイマークが画像形成された記録媒体の例を示す図である。 変形例2の高線数スクリーンの読取階調値の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
〔画像形成装置の構成〕
まず、本発明の実施形態における画像形成装置100の構成について説明する。
図1は、画像形成装置100の主要構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置100は、ロール状の記録媒体PM上に連続して画像を形成する装置である。
図1に示すように、画像形成装置100は、制御部101、通信部102、操作表示部103、記憶部104、給紙部105、搬送部106、巻取部107、画像形成部150、定着部170、イメージスキャナー180等を備えて構成されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部101のCPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各部の動作を集中制御する。
通信部102は、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信制御カードで構成され、LAN、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部機器との間で各種データの送受信を行う。
操作表示部103は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイといった表示部103aと、各種操作キー、表示部103aの画面に重ねられて配置されたタッチパネル、テンキー等により構成される入力部103bとを備える。操作表示部103は、表示部103aにおいて各種情報を表示させ、また入力部103bに対するユーザーの入力操作を操作信号に変換して制御部101に出力する。
記憶部104は、例えば、不揮発性の半導体メモリー(いわゆるフラッシュメモリー)やハードディスクドライブ等により構成される。記憶部104には、画像形成装置100に係る各種設定情報を始めとする各種データや、ジョブ(Job)情報(ジョブの設定情報及びジョブの画像データ)等が記憶されている。
また、記憶部104には、後述するトナー消費パッチP1の画像データ、形成される画像における濃度の階調を補正するための階調パッチP2の画像データ、及び複数の画像形成ユニット151における画像形成位置を補正するためのレジストパッチP3の画像データが記憶されている。
給紙部105は、給紙ロール105aと給紙ローラー105bなどを有する。給紙ロール105aには、連続した記録媒体PM、例えばロール状のフィルム、ロール紙、布帛などが巻回されている。給紙ロール105aは、制御部101からの指示に従って、記録媒体PMの搬送速度に応じた速さで回転して、記録媒体PMを搬送経路へ送出する。給紙ローラー105bは、適宜な張力で記録媒体PMを引き伸ばしながら画像形成部150に向けて記録媒体PMを送出する。なお、記録媒体PMは、巻回可能な連続媒体でなくてもよく、その場合には、積載された個別の記録媒体PMが順番に送出、排出されてもよい。
搬送部106は、搬送経路及びレジストローラー対等の複数の搬送ローラー対を有し、給紙部105から給紙された記録媒体PMを画像形成装置100内で搬送する。
巻取部107は、巻取ロール107aと巻取ローラー107bなどを有する。巻取ローラー107bは、画像形成された記録媒体PMを巻取ロール107aに向けて送出する。巻取ロール107aは、制御部101からの指示に従って、記録媒体PMの搬送速度に応じた速さで回転し、画像形成された記録媒体PMを巻き取る。
画像形成部150は、ジョブの設定情報と画像データとに基づいて記録媒体PM上に画像を印刷し、印刷物を生成する。
また、画像形成部150は、画像形成ユニット151、ローラー152、中間転写ベルト153及び2次転写ローラー154等を備える。
本実施形態において、画像形成部150は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)、S(特色。本実施形態では白)の色ごとの画像形成ユニット151を有し、通常のY、M、C、Kのトナーを用いた画像の他、白色のトナーを用いた印刷が可能である。
画像形成部150において、画像形成ユニット151により各色のトナー像が形成され、順次中間転写ベルト153に1次転写され5色のトナー像が重ね合わされる。中間転写ベルト153は、複数のローラーに巻き回された無端ベルトであり、各ローラーの回転に従って図1に示す矢印の方向に回転する。
2次転写ローラー154は、中間転写ベルト153上のトナー像を、給紙部105から給紙された記録媒体PM上に転写する。詳しくは、ローラー152に2次転写ローラー154が圧接して形成された転写ニップ部Nにおいて記録媒体PM及び中間転写ベルト153を挟持し、2次転写ローラー154に所定の転写電圧が印加されることにより、2次転写ローラー154上においてトナー像を形成しているトナーが記録媒体PM側に引き寄せられて記録媒体PMに転写されることにより、画像を形成(印刷)する。ローラー152、中間転写ベルト153及び2次転写ローラー154は、カラー像形成部である。
定着部170は、記録媒体PM上に印刷されたトナーによる画像を熱と圧力とで記録媒体PMに定着させる。
なお、図1においては、画像形成部150をいわゆる電子写真方式の画像形成部として図示しているが、印刷方式はこれに限定されるものではなく、例えば、インクジェット方式等の他の印刷方式の画像形成部であってもよい。
イメージスキャナー180は、画像形成部150により印刷され、定着部170により定着された記録媒体PMの画像形成面を読み取った読取画像データ(読取画像)を制御部101に出力する。イメージスキャナー180は、例えば、カラースキャナー等により構成される。イメージスキャナー180は、定着部170の下流側に配置されており、記録媒体PM搬送中に画像を読み取る構成となっている。
また、制御部101は、カラー像が形成された記録媒体PMの画像形成面を読み取った読取画像を取得する。ここで、制御部101は取得部として機能する。
また、制御部101は、画像形成部150を制御して、記録媒体PMの後述するジョブ画像形成領域外に階調パッチP2を画像形成させる。ここで、制御部101は制御部として機能する。
また、制御部101は、取得部により取得された階調パッチP2を含む読取画像に基づいて、複数の画像形成ユニット151が形成する画像における階調補正を実施する。ここで、制御部101は補正部として機能する。
ここで、制御部101が画像形成部150を制御して、記録媒体PMに画像形成するトナー消費パッチP1、階調パッチP2及びレジストパッチP3について説明する。
図2Aは、ジョブの画像、トナー消費パッチP1、階調パッチP2a、P2b(階調パッチP2a、P2bを区別しない場合は、以下階調パッチP2と表記する)、及びレジストパッチP3a~P3d(レジストパッチP3a~P3dを区別しない場合は、以下レジストパッチP3と表記する)が画像形成された記録媒体PMの例を示す図である。
図2Aに示す例において、領域Aは、ジョブの画像を形成するジョブ画像形成領域である。領域Bは、ジョブ画像形成領域よりも主走査方向において両外側のジョブ画像形成領域外であり、トナー消費パッチP1、階調パッチP2及びレジストパッチP3が画像形成される領域である。領域Bにトナー消費パッチP1、階調パッチP2及びレジストパッチP3を画像形成することで、ジョブ画像形成領域である領域Aをより広く確保することができる。
トナー消費パッチP1は、トナー消費量が少ないジョブを印刷する場合に、古くなったトナーを消費するためのパッチである。
図2Bに階調パッチP2aを示す。階調パッチP2aは、記録媒体PMの搬送方向における階調パッチP2の先端を示し、階調パッチP2aを検出するための検出用マークである境界線P21、第1階調パッチ部P25と第2階調パッチ部P24の境界を示す境界線P22、及び記録媒体PMの搬送方向における階調パッチP2の後端を示し、階調パッチP2aを検出するための検出用マークである境界線P23、第1階調パッチ部P25及び第2階調パッチ部P24を有する。
ここで、階調パッチP2において、境界線P22を省いてもよい。階調パッチP2は、少なくとも境界線P21、P23の2本の境界線を有することで、階調パッチP2を検出する際に、階調パッチP2の先端と後端を検出することができ、それに基づいて、階調パッチP2が画像形成されている位置、及び階調パッチP2の記録媒体PMの搬送方向における倍率を取得することができる。
第1階調パッチ部P25は、Y、M、C及びKの階調値を段階的に異ならせた複数の色別階調パッチからなる。つまり、第1階調パッチ部P25は、Yの色別階調パッチP25y、Mの色別階調パッチP25m、Cの色別階調パッチP25c及びKの色別階調パッチP25kを有する。Yの色別階調パッチP25y、Mの色別階調パッチP25m、Cの色別階調パッチP25c及びKの色別階調パッチP25kを区別しない場合は、色別階調パッチP25xと表記する。
図2Bに、Mの色別階調パッチP25mの詳細な構成を示す。図2Bに示す例においてはそれぞれの階調レベルのパッチの境界を見やすくするために黒の境界線を入れているが、実際は、それぞれの階調レベルのパッチ間の境界線は存在しない。
Mの色別階調パッチP25mは、記録媒体PMの搬送方向上流側から下流側に向かって、最小階調値から最大階調値まで階段状に11段階の階調レベルで変化する昇順部P252、及び最大階調値から最小階調値まで階段状に11段階の階調レベルで変化する降順部P251を有する。
また、昇順部P252及び降順部P251は、それぞれ最小階調値部P253、最大階調値部P254及びハーフトーン部P255を有する。図2Bに示すように、最大階調値部P254は、ハーフトーン部P255のうちの最大階調値部P254の階調値に近い階調値の部分に隣接している。そのため、階調パッチP2をイメージスキャナー180で読み取る場合に、最大階調値部P254における、階調値が小さい部分からの光の回り込みの影響を最小限に抑えることができる。
また、ハーフトーン部P255のそれぞれの階調レベルのパッチの記録媒体PMの搬送方向の幅は等間隔であり、最小階調値部P253及び最大階調値部P254のパッチの記録媒体PMの搬送方向の幅は、ハーフトーン部P255のそれぞれの階調レベルの幅よりも広い。
また、階調パッチP2は、昇順部P252及び降順部P251における各々の階調レベルのパッチの間隔が、階調パッチP2の画像形成に用いるスクリーンパターンにおけるスクリーン線数の10周期分未満である、従来よりも小さいパッチである。
この構成は、Yの色別階調パッチP25y、Cの色別階調パッチP25c及びKの色別階調パッチP25kにおいても同様である。
また、図2Bに示すようにそれぞれの色別階調パッチP25xは、最小階調値部P253において隣接して配置されている。これにより、階調パッチP2をイメージスキャナー180で読み取る場合に、色別階調パッチP25x間における光の回り込みの影響を抑制することができる。また、光の回り込みの影響を避けるために、色別階調パッチP25x間に間隔を空ける必要がないために、階調パッチP2の記録媒体PMの搬送方向の長さを最小限に抑えることができる。
また、第2階調パッチ部P24は、Y、M、C及びKのうちの複数色のトナーにより構成される二次色または三次色の階調値を段階的に異ならせた複数の色別階調パッチからなる。つまり、第2階調パッチ部P24は、YとMから構成されるR(Red)の色別階調パッチP24r、YとCから構成されるG(Green)の色別階調パッチP24g、MとCから構成されるB(Blue)の色別階調パッチP24b、及びYとMとCから構成される3Cの色別階調パッチP243cを有する。Rの色別階調パッチP24r、Gの色別階調パッチP24g、Bの色別階調パッチP24b、及び3Cの色別階調パッチP243cを区別しない場合は、色別階調パッチP24xと表記する。
それぞれの色別階調パッチP24xの構成は、Mの色別階調パッチP25mと同様であり、それぞれ隣接して配置されている。
図2Cに階調パッチP2bを示す。階調パッチP2bは、階調パッチ2aと同様に、境界線P21~P23、第1階調パッチ部P25及び第2階調パッチ部P24を有するが、第1階調パッチ部P25と第2階調パッチ部P24の位置が、境界線P22を挟んで階調パッチP2aと逆であるように構成される。
図2Dに同一であるレジストパッチP3a、P3cを示す。また、図2Eに同一であるレジストパッチP3b、P3dを示す。
レジストパッチP3は、基準色パッチP31、P32及び測定対象色パッチ部P33を有する。測定対象色パッチ部P33は、基準色パッチP31、P32に挟まれるように配置される。ここで、基準色は、例えば、Kであり、測定対象色はY、M、Cである。
図2Dに示すレジストパッチP3a、P3cと、図2Eに示すレジストパッチP3b、P3dでは、測定対象色パッチ部33が有するそれぞれの測定対象色パッチの大きさや形態が異なる。
図2Aに戻り、拡大部1~4について説明する。
拡大部1に、レジストパッチP3a及び階調パッチP2aの一部を示す。レジストパッチP3aは、図2Dに示すY軸の上方向が記録媒体PMの搬送方向と一致するように配置される。また、基準色パッチP32と境界線P21が重なるように配置される。
拡大部2に、レジストパッチP3b及び階調パッチP2aの一部を示す。レジストパッチP3bは、図2Eに示すY軸の上方向が記録媒体PMの搬送方向と一致するように配置される。また、基準色パッチP31と境界線P23が重なるように配置される。
拡大部3に、レジストパッチP3c及び階調パッチP2bの一部を示す。レジストパッチP3cは、図2Dに示すY軸の上方向が記録媒体PMの搬送方向と一致するように配置される。また、基準色パッチP32と境界線P21が重なるように配置される。
拡大部4に、レジストパッチP3d及び階調パッチP2bの一部を示す。レジストパッチP3dは、図2Eに示すY軸の上方向が記録媒体PMの搬送方向と一致するように配置される。また、基準色パッチP31と境界線P23が重なるように配置される。
このように基準色パッチP31と境界線P23が重なるように、また基準色パッチP32と境界線P21が重なるように配置されることで、階調パッチP2及びレジストパッチP3を画像形成する領域を、記録媒体PMの搬送方向においてより小さくすることができる。
また、このように階調パッチP2の記録媒体PMの搬送方向先端側に同一であるレジストパッチP3a、P3cを配置し、階調パッチP2の記録媒体PMの搬送方向後端側に同一であるレジストパッチP3b、P3dを配置することで、制御部101は、レジストパッチP3を含む読取画像に基づいて、階調パッチP2の記録媒体PMの搬送方向先端後端側を識別する。
ここで、階調パッチP2aの境界線P21及びP23に同じレジストパッチP3を重ねて配置し、階調パッチP2bの境界線P21及びP23に、階調パッチP2aに重ねて配置したレジストパッチP3とは異なる形態であるレジストパッチP3を重ねて配置してもよい。これにより、レジストパッチP3の形態によって、制御部101は、レジストパッチP3を含む読取画像に基づいて、階調パッチP2の種別を識別する。
また、図2Aにおける区間ISは、イメージスキャナー180の読取範囲を示す。図2Aに示すように、階調パッチP2及びレジストパッチP3は、区間ISに確実に収まる範囲に記録媒体PMに画像形成される。
〔画像形成装置の動作〕
次に、画像形成装置100における動作について説明する。
図3に画像形成装置100が実行する画像形成処理のフローチャートを示す。画像形成処理は、画像形成装置100の制御部101に記憶されているプログラムにより実行される。
画像形成処理において、まず、制御部101は、記憶部104よりジョブの画像データ、トナー消費パッチP1の画像データ、階調パッチP2の画像データ及びレジストパッチP3の画像データを取得し、画像形成部150を制御して、記録媒体PM上にジョブの画像とそれぞれのパッチの画像形成を行う(ステップS1)。
次に、制御部101は、イメージスキャナー180により読み取られた記録媒体PM上の読取画像を取得し、当該読取画像に基づいて、階調パッチP2を検出したか否かを判断する(ステップS2)。
階調パッチP2を検出していない場合(ステップS2;NO)、制御部101は、本処理をステップS2に移行する。
また、階調パッチP2を検出した場合(ステップS2;YES)、制御部101は、階調補正処理を実行する(ステップS3)。
図4に、階調補正処理のフローチャートを示す。
階調補正処理において、まず、制御部101は、イメージスキャナー180により読み取られた読取画像データに基づいて、階調パッチP2における読取階調値を算出する(ステップS31)。
図5の上段の図に、階調パッチP2bの読取階調値の例を示す。図5の上段の図の横軸は、記録媒体PMの搬送方向における位置であり、縦軸は、読取階調値である。
次に、制御部101は、ステップS31において算出した読取階調値において、境界線P21の後端側のエッジD1、境界線P22の先端側のエッジD2と後端側のエッジD3、及び境界線P23の先端側のエッジD4の位置を検出する(ステップS32)。
図5の上段の図に、ステップS32において検出する境界線P21~P23のエッジD1~D4の位置を示す。
次に、制御部101は、ステップS32において検出したエッジD1~D4の位置に基づいて、境界線P21~P23の中心座標E1~E3を算出する(ステップS33)。
図5の上段の図に、ステップS33において算出する境界線P21~P23の中心座標E1~E3の位置を示す。
ここで、ステップS33において境界線P21~P23の中心座標E1~E3を算出する代わりに、境界線P21~P23の重心の位置を算出してもよい。
次に、制御部101は、ステップS33で算出した境界線P21~P23の中心座標E1~E3に基づいて、Y,M,C,K,R,G,B,3Cの色別階調パッチP25x、P24xの先端及び後端の位置Fを特定して、色別階調パッチP25x、P24xの領域を抽出する(ステップS34)。
図5の上段の図に、ステップS34において特定する色別階調パッチP25x、P24xの先端及び後端の位置Fを示す。
次に、制御部101は、色別階調パッチP25x、P24xの先端から後端までの領域において、中心座標Gで折り返し、折り返した部分における読取階調値の平均値を算出する(ステップS35)
図5の中段の図に、Yの色別階調パッチP25yにおいて中心座標Gで折り返す図を示す。
このように、色別階調パッチP25x、P24xが昇順部P252及び降順部P251を有し、中心座標Gで折り返した部分における読取階調値の平均値を算出することで、例えば、乾式電子写真方式における、所謂掃き寄せ等の階調が変化した個所の隣接領域に発生するエッジ効果の影響を抑制することができる。
ここで、ステップS35において、図2Aに示すように、読取画像において階調パッチP2a、P2bが取得されている場合、階調パッチP2aにおけるYの色別階調パッチP25yの折り返した読取階調値の平均値と、階調パッチP2bにおけるYの色別階調パッチP25yの折り返した読取階調値の平均値とをさらに平均化してもよい。これは、他の色の色別階調パッチについても同様である。記録媒体PMの主走査方向のそれぞれの端部において、階調性が異なる場合があるため、上記処理により、より精度の高い階調補正を実施することができる。
次に、制御部101は、ステップS35で折り返した読取階調値の平均値において、階調レベルごとに等間隔となるように、回帰式算出に使うデータ範囲Hを特定する(ステップS36)。
図5の下段の図において、データ範囲Hの位置を示す。
次に、制御部101は、ステップS36において特定したデータ範囲Hにおいて回帰式Iを算出する(ステップS37)。
回帰式Iは、所定の関数であり、多項式であってもよい。回帰式Iが次数の高い(例えば、4次以上)多項式となる場合、制御部101は、ステップS36において特定したデータ範囲Hにおける読取階調値の平均値を座標変換して、記録媒体PMの搬送方向における位置と読取階調値の平均値が略線形の関係となるようにする。図6に座標変換した読取階調値の平均値の例を示す。そして、制御部101は、座標変換した読取階調値の平均値において、線形の回帰式Iあるいはより次数が低い多項式の回帰式Iを算出してもよい。回帰式Iが次数の高い多項式である場合には、データ範囲H以外において、回帰式Iと読取階調値の平均値との差が大きくなる可能性があるため、上記のように回帰式Iの次数を低くすることでこれを防ぐことができる。
次に、制御部101は、ステップS37において算出した回帰式Iに基づいて、それぞれの階調レベルの階調値を算出する(ステップS38)。
次に、制御部101は、ステップS38において算出したそれぞれの階調レベルの階調値に基づいて、ジョブの画像データを補正し、補正後のジョブの画像を画像形成し(ステップS39)、本処理を終了する。なお、ステップS39において実施する画像データの補正方式は限定されない。RIP(Raster Image Processor)処理済みの画像データの階調値を変化させて補正してもよいし、ハーフトーン(面積変調)処理時の変換ルックアップテーブルを調整してもよい。また、各画像形成ユニット151の制御パラメータを調整する等をして、実施すればよい。
図3に示す画像形成処理の説明に戻る。
次に、制御部101は、ジョブの画像形成は完了したか否かを判断する(ステップS5)。
ジョブの画像形成が完了していない場合(ステップS5;NO)、制御部101は、本処理をステップS3に移行する。
また、ジョブの画像形成が完了した場合(ステップS5;YES)、制御部101は、本処理を終了する。
(変形例1)
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。
以下では、上記実施形態との差異を中心に説明する。本変形例の画像形成装置100の構成は、上記実施形態の画像形成装置100と同一である。
本変形例の画像形成処理において、制御部101は、画像形成部150を制御して、記録媒体PM上にジョブの画像、トナー消費パッチP1、階調パッチP2、レジストパッチP3及びアイマークMKを画像形成する。アイマークMKは、ジョブの画像の画像形成位置を示すマークである。
図7は、ジョブの画像、トナー消費パッチP1、階調パッチP2a、P2b、レジストパッチP3a~P3d、及びアイマークMKが画像形成された記録媒体PMの例を示す図である。
図7に示す例において、領域Aは、ジョブの画像を形成するジョブ画像形成領域である。領域Bは、ジョブ画像形成領域よりも主走査方向において片外側のジョブ画像形成領域外であり、トナー消費パッチP1、階調パッチP2及びレジストパッチP3が画像形成される領域である。領域Cは、ジョブ画像形成領域よりも主走査方向において領域Bと反対の外側のジョブ画像形成領域外であり、アイマークMKが画像形成される領域である。
図7に示す例においても、上記実施形態の画像形成処理と同様の処理を行い、階調補正を実施することができる。
(変形例2)
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。
以下では、上記実施形態との差異を中心に説明する。本変形例の画像形成装置100の構成は、上記実施形態の画像形成装置100と同一である。
図8に本変形例の階調パッチP2の読取階調値の例を示す。図8の横軸は、サンプル数であり記録媒体PMの搬送方向における位置を示す。また、縦軸は読取階調値であって、R,G,Bのフィルタごとの反射率が表示されている。
図8に示す階調パッチP2の読取階調値は、階調パッチP2を高いスクリーン線数(例えば、175線以上、より好ましくは230線以上)のスクリーンパターンで画像形成したものを読み取った場合である。
図8に示す例において、それぞれの階調レベルにおける読取階調値の変動が、それぞれの階調レベルにおける読取階調値を読み取れる程度に小さい。しかし、図8に示す高線数スクリーンの読取階調値は、読取階調値における昇降のカーブの形態が不安定になる。特に、図8に示すRの読取階調値の昇降のカーブの形態は、椀状の形態が崩れている。
この場合、読取階調値の昇降のカーブにおける変動に対して、より次数が高く、当該変動により近い回帰式を算出してもよい。これにより、より精度の高い階調補正を実施することができる。
(変形例3)
次に、上記実施形態の変形例3について説明する。
以下では、上記実施形態との差異を中心に説明する。本変形例の画像形成装置100の構成は、上記実施形態の画像形成装置100と同一である。
本変形例の階調補正処理において、制御部101は、ステップS31において階調パッチP2における読取階調値を算出する前にレジスト補正処理を実行する。具体的には、制御部101は、読取画像データ内の画像形成処理のステップS1において画像形成したレジストパッチP3に基づいて、レジスト補正値を算出する。そして、制御部101は、当該レジスト補正値に基づいて補正した階調パッチP2における読取階調値を算出する。これにより、色ずれが発生している場合でも、より精度の高い階調補正を実施することができる。
ここで、画像形成装置100は、中間転写ベルト153上に形成されたトナー像を検出する検出部を備え、中間転写ベルト153上に形成されたトナー像を検出部により検出し、当該検出結果に基づいてレジスト補正を実施する構成であってもよい。
以上説明したように、画像形成装置100は、画像データに基づいて色材により画像を形成する複数の画像形成ユニット151と、それぞれの画像形成ユニット151により形成された各色の画像を重ね合わせたカラー像を記録媒体PM上に形成するカラー像形成部(ローラー152、中間転写ベルト153及び2次転写ローラー154)と、カラー像が形成された記録媒体PMの画像形成面を読み取った読取画像を取得する取得部(制御部101)と、記録媒体PMのジョブ画像形成領域外に階調パッチP2を画像形成させる制御部(制御部101)と、取得部により取得された階調パッチP2を含む読取画像に基づいて、複数の画像形成ユニット151が形成する画像における階調補正を実施する補正部(制御部101)と、を備え、階調パッチP2は、面積変調を用いたハーフトーンにより複数の階調レベルを表現するハーフトーン部P255を備え、補正部は、読取画像より階調パッチP2の階調値を読み取った読取階調値を算出し、階調パッチP2の記録媒体PMの搬送方向における位置に対する読取階調値の回帰式Iを算出して、回帰式Iに基づいて階調補正する。
したがって、階調補正をするためのパッチを用紙上により小さく画像形成しても好適に階調補正をすることができる。
また、画像形成装置100において、階調パッチP2における各々の階調レベルのパッチの間隔は、階調パッチP2の画像形成に用いるスクリーンパターンにおけるスクリーン線数の10周期分未満である。
したがって、階調パッチP2をより小さく画像形成することができるので、階調パッチP2を記録媒体PMの限られた領域においても画像形成することができる。
また、画像形成装置100において、階調パッチP2は、最小階調値から最大階調値まで階調レベルが搬送方向において段階的に変化する昇順部P252と、最大階調値から最小階調値まで階調レベルが搬送方向において段階的に変化する降順部P251を備え、搬送方向上流側に昇順部P252が配置され、搬送方向下流側に降順部P251が配置されている。
したがって、エッジ効果を抑制することができる。
また、画像形成装置100の階調パッチP2において、昇順部P252の最大階調値部P254と降順部P251の最大階調値部P254が隣接する。
したがって、最大階調値部P254における、階調値が小さい部分からの光の回り込みの影響を最小限に抑えることができる。
また、画像形成装置100において、補正部は、階調パッチP2の画像形成に用いるスクリーンパターンにおけるスクリーン線数に応じて回帰式Iを算出する。
したがって、より精度の高い階調補正を実施することができる。
また、画像形成装置100において、階調パッチP2は、複数の色材による画像を構成する色ごとに色別階調パッチP24x、P25xを備え、制御部は、ジョブ画像形成領域外である記録媒体PMの主走査方向における両端部のそれぞれに、色別階調パッチP24x、P25xの順番が異なる階調パッチP2を画像形成させる。
したがって、記録媒体PMの主走査方向のそれぞれの端部において、階調性が異なる場合に、より精度の高い階調補正を実施することができる。
また、画像形成装置100において、制御部は、色別階調パッチP24x、P25xの順番が異なる階調パッチP2に隣接して、階調パッチP2の種別を識別するマークを画像形成させる。
したがって、階調パッチP2の種別を容易に識別することができる。
また、画像形成装置100において、制御部は、記録媒体PMのジョブ画像形成領域外にレジストパッチP3を画像形成させ、マークは、レジストパッチP3である。
したがって、マークを別途画像形成する領域が不要になり、階調パッチP2を画像形成する領域を最小限に抑えることができる。
また、画像形成装置100において、補正部は、取得部により取得されたレジストパッチP3を含む読取画像に基づいて、複数の画像形成ユニット151における画像形成位置を補正する。
したがって、色ずれが発生している場合でも、レジスト補正を実施することにより、より精度の高い階調補正を実施することができる。
また、画像形成装置100において、記録媒体は、連続媒体である。
したがって、連続媒体に画像形成中であっても階調補正をすることができる。
また、画像形成装置100において、制御部は、記録媒体PM上に階調パッチP2と主走査方向の同じ位置にトナー消費パッチP1を画像形成させる。
したがって、記録媒体PMにおいて、ジョブ画像形成領域をより広く確保することができる。
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の好適な例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態及び変形例において画像形成装置100は、巻回可能な連続媒体である記録媒体PMに画像形成を行うとしたがこれに限らない。記録媒体PMは、連続媒体でない枚葉紙等であってもよい。枚葉紙等に画像形成を行う画像形成装置に本発明を適用することで、連続印刷中の温度等の環境変化に対する階調補正を、印刷を一時中断せずに実施することができるため、印刷作業の効率化やダウンタイム減少等、コストダウンに寄与することができる。
また、上記実施形態及び変形例において、基準色はK(ブラック)であるとしたが、他の色を基準色としてもよい。しかし、KのパッチはR,G,Bの全ての分解画像データにおいて高濃度で表示されるため、Kを基準色とすることが好ましい。
また、上記実施形態及び変形例において、読取画像はイメージスキャナー180によって読み取られるとしたが、読取画像を読み取る読取部を画像形成装置外に設けてもよい。
また、上記の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体として不揮発性の半導体メモリーやハードディスクを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
その他、画像検査装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 画像形成装置
101 制御部(取得部、制御部、補正部)
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
105 給紙部
105a 給紙ロール
105b 給紙ローラー
106 搬送部
107 巻取部
107a 巻取ロール
107b 巻取ローラー
150 画像形成部
151 画像形成ユニット
152 ローラー(カラー像形成部)
153 2次転写ベルト(カラー像形成部)
154 2次転写ローラー(カラー像形成部)
170 定着部
180 イメージスキャナー
N 転写ニップ部

Claims (12)

  1. 画像データに基づいて色材により画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    それぞれの前記画像形成ユニットにより形成された各色の画像を重ね合わせたカラー像を記録媒体上に形成するカラー像形成部と、
    前記カラー像が形成された前記記録媒体の画像形成面を読み取った読取画像を取得する取得部と、
    前記記録媒体のジョブ画像形成領域外に階調パッチを画像形成させる制御部と、
    前記取得部により取得された前記階調パッチを含む読取画像に基づいて、複数の前記画像形成ユニットが形成する画像における階調補正を実施する補正部と、
    を備え、
    前記階調パッチは、面積変調を用いたハーフトーンにより複数の階調レベルを表現するハーフトーン部を備え、
    前記補正部は、前記読取画像より前記階調パッチの階調値を読み取った読取階調値を算出し、前記階調パッチの前記記録媒体の搬送方向における位置に対する前記読取階調値の回帰式を算出して、前記回帰式に基づいて階調補正する画像形成装置。
  2. 前記階調パッチにおける各々の階調レベルのパッチの間隔は、前記階調パッチの画像形成に用いるスクリーンパターンにおけるスクリーン線数の10周期分未満である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記階調パッチは、最小階調値から最大階調値まで前記階調レベルが前記搬送方向において段階的に変化する昇順部と、最大階調値から最小階調値まで前記階調レベルが前記搬送方向において段階的に変化する降順部を備え、前記搬送方向上流側に前記昇順部が配置され、前記搬送方向下流側に前記降順部が配置されている請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記階調パッチにおいて、前記昇順部の最大階調値部と前記降順部の最大階調値部が隣接する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正部は、前記階調パッチの画像形成に用いるスクリーンパターンにおけるスクリーン線数に応じて前記回帰式を算出する請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記階調パッチは、複数の前記色材による画像を構成する色ごとに色別階調パッチを備え、
    前記制御部は、前記ジョブ画像形成領域外である前記記録媒体の主走査方向における両端部のそれぞれに、前記色別階調パッチの順番が異なる階調パッチを画像形成させる請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記色別階調パッチの順番が異なる階調パッチに隣接して、前記階調パッチの種別を識別するマークを画像形成させる請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記記録媒体のジョブ画像形成領域外にレジストパッチを画像形成させ、
    前記マークは、前記レジストパッチである請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記補正部は、前記取得部により取得された前記レジストパッチを含む読取画像に基づいて、複数の前記画像形成ユニットにおける画像形成位置を補正する請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録媒体は、連続媒体である請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記記録媒体上に前記階調パッチと主走査方向の同じ位置にトナー消費パッチを画像形成させる請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 画像データに基づいて色材により画像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    それぞれの前記画像形成ユニットにより形成された各色の画像を重ね合わせたカラー像を記録媒体上に形成するカラー像形成部と、
    を備える画像形成装置のコンピューターを、
    前記カラー像が形成された前記記録媒体の画像形成面を読み取った読取画像を取得する取得部、
    前記記録媒体のジョブ画像形成領域外に階調パッチを画像形成させる制御部、
    前記取得部により取得された前記階調パッチを含む読取画像に基づいて、複数の前記画像形成ユニットが形成する画像における階調補正を実施する補正部、
    として機能させ、
    前記階調パッチは、面積変調を用いたハーフトーンにより複数の階調レベルを表現するハーフトーン部を備え、
    前記補正部は、前記読取画像より前記階調パッチの階調値を読み取った読取階調値を算出し、前記階調パッチの前記記録媒体の搬送方向における位置に対する前記読取階調値の回帰式を算出し、前記回帰式に基づいて階調補正するプログラム。
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