JP7451894B2 - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙搬送装置及び画像形成装置に関する。
従来、用紙の通過を検知する一対の曲りセンサーにより検知された用紙の通過時間差と、用紙の搬送方向と直交する方向の一端の所定の二点の位置を検知する片寄りセンサーにより算出された用紙の曲り量とに基づいて、曲りセンサーの取付誤差を調整する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-65660号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の画像形成装置では、一対の曲りセンサーに加えて片寄りセンサーとしてラインセンサーを設ける必要があるため、装置が複雑化するという問題がある。また、一対の曲りセンサーにより用紙の先端の通過を検知する一方で、片寄りセンサーにより当該用紙の側端の所定の二点の位置を検知しているので、用紙の直角度による影響を受けるおそれがあり、曲りセンサーの取付誤差の調整を精度良く行うことができないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、用紙の搬送曲りを検知するセンサーの取付誤差の調整を簡便に且つ精度良く行うことができる用紙搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の用紙搬送装置は、
用紙の搬送方向に対して直交する方向に配設され当該用紙の搬送曲りを検知するセンサー対を備えた用紙搬送装置であって、
前記センサー対とは別の少なくとも1つのセンサーを備え、
前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーのそれぞれは、配設位置が予め特定されており、前記用紙の先端又は後端の通過タイミングを検知するセンサーであり、
前記センサー対のうちの一方のセンサーが交換された場合に、前記別の少なくとも1つのセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を基準としたときの当該交換がなされた一方のセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差として算出するとともに、前記別の少なくとも1つのセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を基準としたときの前記センサー対のうちの他方のセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差として算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された前記用紙の先端又は後端の通過タイミングの差と、当該用紙の搬送速度と、前記別の少なくとも1つのセンサー及び前記センサー対のうちの他方のセンサーの配設位置と、に基づいて、前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する第2の算出手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の用紙搬送装置において、
前記用紙の搬送を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記第2の算出手段により前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する際の前記用紙の搬送速度を、前記用紙の搬送曲りを検知する際の当該用紙の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の用紙搬送装置において、
前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーを前記用紙が通過するときの隙間を調節可能な隙間可変機構を備え、
前記隙間可変機構は、前記第2の算出手段により前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する際に前記用紙を搬送するときの隙間を通常時よりも狭くすることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載の用紙搬送装置において、
前記用紙の搬送を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記センサー対のうちの一方のセンサーが交換された場合に、前記用紙を複数回搬送させ、
前記第1の算出手段は、前記用紙が搬送されるごとに当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差を算出し、
前記第2の算出手段は、前記用紙が搬送されるごとに前記第1の算出手段により算出された前記用紙の先端又は後端の通過タイミングの差と、当該用紙の搬送速度と、前記別の少なくとも1つのセンサー及び前記センサー対のうちの他方のセンサーの配設位置と、に基づいて、前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差をそれぞれ算出し、算出された当該一方のセンサーの位置の誤差の平均値を算出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の用紙搬送装置において、
前記制御手段は、前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーにより前記用紙の先端又は後端が検知されない第1の位置から当該用紙の先端又は後端が検知される第2の位置まで当該用紙を搬送させた後、当該第1の位置まで当該用紙を後退させ、再度、当該第2の位置まで当該用紙を搬送させる動作を繰り返すことによって、当該用紙を複数回搬送させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の用紙搬送装置において、
特定のユーザーの操作に基づき移行可能な所定のモードを備え、
前記制御手段は、前記特定のユーザーの操作に基づき前記所定のモードに移行した際に、前記用紙を複数回搬送させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の用紙搬送装置において、
前記所定のモードは、前記特定のユーザーに加え、一般ユーザーの操作に基づき移行可能であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1~7のいずれか一項に記載の用紙搬送装置において、
前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーを前記用紙が通過した際のセンサー出力を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された前記センサー出力の値が所定値未満の場合、該当箇所のセンサーの交換又は清掃を促す通知を行う第1の通知手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1~8のいずれか一項に記載の用紙搬送装置において、
前記第2の算出手段により前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する際の前記用紙に関する用紙情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記用紙情報が示す前記用紙の坪量が所定値未満の場合、当該用紙が規定外であることを通知する第2の通知手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1~9のいずれか一項に記載の用紙搬送装置において、
前記センサー対のセンサー同士の間隔は80mm以上であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1~10のいずれか一項に記載の用紙搬送装置において、
前記センサー対のセンサー同士の間隔が互いに異なる複数組のセンサー対が配設され、
前記用紙の搬送曲りを検知する際、当該用紙のサイズに応じて、使用する前記センサー対を切り替える切替手段を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の用紙搬送装置において、
前記第1の算出手段は、前記複数組のセンサー対のうちの一の組の一方のセンサーが交換された場合に、当該交換がなされた当該一の組の一方のセンサーと、当該一の組の他方のセンサーと、前記別の少なくとも1つのセンサーと、を用いてそれぞれ検知された前記用紙の先端又は後端の通過タイミングに基づいて、当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差を算出することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1~12のいずれか一項に記載の用紙搬送装置において、
前記第1の算出手段と前記第2の算出手段とは、同一の算出手段であることを特徴とする。
請求項14に記載の発明の画像形成装置は、
請求項1~13のいずれか一項に記載の用紙搬送装置と、
前記用紙搬送装置により搬送される用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、用紙の搬送曲りを検知するセンサーの取付誤差の調整を簡便に且つ精度良く行うことができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 レジストユニットの側面図である。 ループローラー、レジストローラー、第1曲り検知センサー対及び第2曲り検知センサー対の配置を模式的に示す上面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 交換がなされたセンサーの位置の誤差を算出する方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置Gは、原稿から画像を読み取って得られた画像データ又は外部機器から受信した画像データに基づいて、電子写真方式により用紙上にカラー画像を形成するタンデム型のカラー画像形成装置である。
画像形成装置Gは、図1及び図2に示すように、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、通信部15、画像生成部16、画像読取部17、画像メモリー18、画像処理部19、画像形成部20及び搬送部30を備えて構成されている。
制御部(第1の算出手段、第2の算出手段、制御手段、検知手段、第1の通知手段、取得手段、第2の通知手段、切替手段)11は、CPU、RAM等を備えて構成される。CPUは、操作部13から入力される操作信号又は通信部15により受信される指示信号に応じて、記憶部12に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置Gの各部の動作を集中制御する。
例えば、制御部11は、画像生成部16又は画像読取部17により生成され、画像メモリー18に保持された原画像を、画像処理部19により画像処理させて、画像処理後の原画像に基づいて、画像形成部20により用紙上に画像を形成させる。
記憶部12は、制御部11により読み取り可能なプログラム、プログラムの実行時に用いられるファイル等を記憶している。記憶部12としては、ハードディスク等の大容量メモリーを用いることができる。
操作部13及び表示部14は、図1に示すように、ユーザーインターフェイスとして画像形成装置Gの上部に設けられている。
操作部13は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、制御部11に出力する。操作部13としては、キーパッド、表示部14と一体に構成されたタッチパネル等を用いることができる。
表示部14は、制御部11の指示にしたがって操作画面等を表示する。表示部14としては、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等を用いることができる。
通信部15は、ネットワーク上の外部装置、例えばユーザー端末、サーバー、他の画像形成システム等と通信する。
通信部15は、ユーザー端末からネットワークを介して、画像を形成する指示内容がページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたベクトルデータを受信する。
画像生成部16は、通信部15により受信したベクトルデータをラスタライズ処理し、ビットマップ形式の原画像を生成する。原画像は、各画素がC(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の4色の画素値を有する。画素値は画像の濃淡を表すデータ値であり、例えば8bitのデータ値は0~255階調の濃淡を表す。
画像読取部17は、図1に示すように、自動原稿送り装置、スキャナー等からなり、原稿台上にセットされた原稿面を読み取って、ビットマップ形式の原画像を生成する。画像読取部17により生成された原画像は、各画素がR(赤)、G(緑)及びB(青)の3色の画素値を有する。この原画像は、図示しない色変換部によって、C、M、Y及びKの4色の画素値を有する原画像に色変換される。
画像メモリー18は、画像生成部16又は画像読取部17により生成された原画像を一時的に保持するバッファーメモリーである。画像メモリー18としては、DRAM(Dynamic RAM)等を用いることができる。
画像処理部19は、画像メモリー18から原画像を読み出して、濃度補正処理、中間調処理等の画像処理を施す。
濃度補正処理は、原画像の各画素の画素値を、用紙上に形成された画像の濃度が目標の濃度と一致するように補正した画素値に変換する処理である。
中間調処理は、中間調を疑似的に再現するための処理であり、例えば誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。
画像形成部20は、画像処理部19により画像処理された原画像の各画素の4色の画素値に応じて、C、M、Y及びKの4色からなる画像を用紙上に形成する。
画像形成部20は、図1に示すように、4つの書込みユニット21、中間転写ベルト22、2次転写ローラー対23、定着装置24等を備えている。
4つの書込みユニット21は、中間転写ベルト22のベルト面に沿って直列(タンデム)に配置され、C、M、Y及びKの各色の画像を形成する。各書込みユニット21は形成する画像の色が異なるだけで構成は同じであり、図1に示すように、光走査装置2a、感光体2b、現像部2c、帯電部2d、クリーニング部2e及び1次転写ローラー2fを備えて構成されている。
画像形成時、各書込みユニット21では、帯電部2dにより感光体2bを帯電させた後、原画像に基づいて光走査装置2aにより出射した光束で感光体2b上を走査し、静電潜像を形成する。現像部2cによりトナー等の色材を供給して現像すると、感光体2b上に画像が形成される。
4つの書込みユニット21の感光体2b上にそれぞれ形成した画像を、それぞれの1次転写ローラー2fにより、中間転写ベルト22上に順次重ねて転写(1次転写)する。これにより、中間転写ベルト22上には各色からなる画像が形成される。中間転写ベルト22は、複数のローラーに巻き回されて回動する像担持体である。1次転写後、クリーニング部2eにより感光体2b上に残留する色材を除去する。
画像形成部20では、回動する中間転写ベルト22上の画像が2次転写ローラー対23の位置に至るタイミングに合わせて、手差しトレイT1又は給紙トレイ31から用紙を給紙する。2次転写ローラー対23は、対をなす一方のローラーが中間転写ベルト22に圧接し、他方が中間転写ベルト22を巻き回す複数のローラーのうちの1つを構成している。2次転写ローラー対23の圧接により、中間転写ベルト22から用紙上に画像を転写(2次転写)すると、定着装置24に用紙を搬送して定着処理を施し、排紙トレイT2へ排紙する。定着処理は、定着ローラー対241により用紙を加熱及び加圧して画像を用紙に定着させる処理である。用紙の両面に画像を形成する場合、反転経路25に用紙を搬送して用紙面を反転させた後、2次転写ローラー対23の位置へ再度用紙を給紙する。
搬送部30は、用紙を搬送するための搬送ローラー等を備え、給紙トレイ31に収納された用紙を画像形成部20に供給し、画像形成後の用紙を画像形成装置Gの外に排出するまで画像形成装置G内において用紙を搬送する。搬送部30は、用紙に対する画像の位置を合わせるためのレジストユニット40を備える。
レジストユニット(用紙搬送装置)40は、図2~図4に示すように、一対のループローラー41、一対のループローラー41の各々に従動して回転する一対の従動ローラー42、一対のループローラー41の各々を独立して駆動する一対の駆動部43、レジストローラー44、レジストローラー44に従動して回転する従動ローラー45、レジストローラー44を駆動する駆動部46、2組(4つ)の第1曲り検知センサー対47(47A,47B)、2組(4つの)の第2曲り検知センサー対48(48A,48B)、隙間調節板49、隙間調節板49を駆動する駆動部50等を備えて構成されている。なお、図4に示す符号Pは、搬送される用紙を示している。
ループローラー41は、レジストローラー44よりも搬送方向上流側に配置され、レジストローラー44の駆動が停止した状態で、レジストローラー44及び従動ローラー45を圧接することにより形成されたレジストニップ部に用紙の先端を突き当てた後、所定時間用紙を送り込むことで用紙にループ(レジストループ)を形成する。
ループローラー41、従動ローラー42及び駆動部43は、用紙の搬送方向と直交する方向(用紙の幅方向)に2つ配置されている。本実施形態では、ループローラー41、従動ローラー42及び駆動部43は、手前側と奥側とにそれぞれ1つずつ配置されている。
制御部11は、駆動部43を制御して、一対のループローラー41の用紙の搬送速度に差を設けることにより、用紙の曲りを補正する曲り補正処理を行う。
具体的には、制御部11は、まず、第1曲り検知センサー対47の検知結果に基づいて用紙の曲り量を算出し、当該算出された曲り量に基づいて一対のループローラー41に速度差を付けるよう駆動部43を制御することにより、用紙の曲り補正処理(1回目)を行う。制御部11は、次に、第2曲り検知センサー対48の検知結果に基づいて用紙の曲り量を算出し、当該算出された曲り量に基づいて一対のループローラー41に速度差を付けるよう駆動部43を制御することにより、用紙の曲り補正処理(2回目)を行う。つまり、レジストユニット40では、曲り補正処理を2回行っており、上流側の第1曲り検知センサー対47で大きな曲りを補正し、下流側の第2曲り検知センサー対48で小さくなった曲りを再度補正することで補正能力を高めている。また、制御部11は、用紙の曲り補正処理を実行するにあたり、用紙のサイズに応じて使用する第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48を切り替える。例えば、用紙幅が122mm以上、270mm未満の用紙の場合、制御部11は、図4に示すように、内側に配置されたセンサー同士の間隔(ピッチ)が102mmである第1曲り検知センサー対47A、及び、第2曲り検知センサー対48Aを使用する。一方、用紙幅が270mm以上の用紙の場合、制御部11は、図4に示すように、外側に配置されたセンサー同士の間隔(ピッチ)が250mmである第1曲り検知センサー対47B、及び、第2曲り検知センサー対48Bを使用する。
レジストローラー44は、用紙の先端位置を揃えるためのローラーである。また、レジストローラー44は、図示しない幅方向駆動部により用紙の幅方向に移動可能に構成され、用紙の幅方向における位置ずれを補正する。
第1曲り検知センサー対47は、反射型センサーから構成され、搬送経路を搬送される用紙による光の遮断の有無に基づいて、用紙の先端(又は後端)の通過を検知する。第1曲り検知センサー対47は、用紙の幅方向に2組(4つ)並べて配置されている。具体的には、図4に示すように、内側に一方の組の第1曲り検知センサー対47Aがセンサー同士の間隔(ピッチ)が102mmとなるように配置され、外側に他方の組の第1曲り検知センサー対47Bがセンサー同士の間隔(ピッチ)が250mmとなるように配置されている。これにより、例えば、第1曲り検知センサー対47Aは小さいサイズ用(例えば、用紙幅が122mm以上、270mm未満の用紙用)、第1曲り検知センサー対47Bは大きいサイズ用(例えば、用紙幅が270mm以上の用紙用)といったように、用紙のサイズに応じて第1曲り検知センサー対47を使い分けることができるようになるので、用紙の曲り検知に係る分解能を向上させることができる。ここで、第1曲り検知センサー対47Aのセンサー同士の間隔は80mm以上であることが好ましい。ハガキサイズの用紙を対象とした曲り検知を可能にするためである。なお、本実施形態では、第1曲り検知センサー対47のそれぞれのセンサーの配設位置が予め特定されているものとする。
制御部11は、第1曲り検知センサー47により検知された用紙の通過時間の差に基づいて用紙の曲り量を算出する。
第2曲り検知センサー対48は、第1曲り検知センサー対47と同様に、反射型センサーから構成され、搬送経路を搬送される用紙による光の遮断の有無に基づいて、用紙の先端(又は後端)の通過を検知する。第2曲り検知センサー対47は、用紙の幅方向に2組(4つ)並べて配置されている。具体的には、図4に示すように、内側に一方の組の第2曲り検知センサー対48Aがセンサー同士の間隔(ピッチ)が102mmとなるように配置され、外側に他方の組の第2曲り検知センサー対48Bがセンサー同士の間隔(ピッチ)が250mmとなるように配置されている。これにより、例えば、第2曲り検知センサー対48Aは小さいサイズ用(例えば、用紙幅が122mm以上、270mm未満の用紙用)、第2曲り検知センサー対48Bは大きいサイズ用(例えば、用紙幅が270mm以上の用紙用)といったように、用紙のサイズに応じて第2曲り検知センサー対48を使い分けることができるようになるので、用紙の曲り検知に係る分解能を向上させることができる。ここで、第2曲り検知センサー対48Aのセンサー同士の間隔は80mm以上であることが好ましい。ハガキサイズの用紙を対象とした曲り検知を可能にするためである。なお、本実施形態では、第2曲り検知センサー対48のそれぞれのセンサーの配設位置が予め特定されているものとする。
制御部11は、第2曲り検知センサー対48により検知された用紙の通過時間の差に基づいて用紙の曲り量を算出する。
隙間調節板49は、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシング時のガイド板の隙間を調節するための部材である。本実施形態では、センサー交換モード(後述)に移行した場合に、制御部11は、駆動部50を制御して、隙間調節板49を通常時よりも下降させることで第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシング時のガイド板の隙間を狭めるようにしている。このように、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシング時のガイド板の隙間を狭くすることで、当該ガイド板を通過する用紙の速度を遅くすることができるようになるので、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシング精度を高めることが可能となる。ここで、隙間調節板49及び駆動部50は、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48を用紙が通過するときの隙間を調節可能な隙間可変機構として機能する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置Gの動作について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る画像形成装置Gの動作を示すフローチャートである。図6は、交換がなされたセンサーの位置の誤差を算出する方法を説明するための図である。
まず、制御部11は、ユーザー(例えば、保守を行う作業員(サービスマン))によりセンサー交換モードが選択されたか否かを判定する(ステップS1)。ここで、センサー交換モードとは、上述した2組の第1曲り検知センサー対47、及び、2組の第2曲り検知センサー対48のうちのいずれか一のセンサーが交換された際に当該交換がなされた一のセンサーの位置の誤差を算出するモードのことである。ユーザーによるセンサー交換モードの選択は、操作部13を介して行われる。なお、上記作業員に限らず、一般のユーザーによりセンサー交換モードが選択できるようにしてもよい。これにより、例えば、用紙の搬送曲りが大きくなってきたと一般のユーザーが判断した場合にもセンサー交換モードを実行可能となる。
ステップS1において、センサー交換モードが選択されていないと判定された場合(ステップS1;NO)、制御部11は、処理を終了する。
一方、ステップS1において、センサー交換モードが選択されたと判定された場合(ステップS1;YES)、制御部11は、交換がなされた一のセンサーの位置の誤差を算出する際に使用される用紙が選択されたか否かを判定する(ステップS2)。なお、用紙の選択は、例えば操作部13を介して行われる。
ステップS2において、用紙が選択されていないと判定された場合(ステップS2;NO)、制御部11は、当該用紙が選択されるまでの間、ステップS2の判定処理を繰り返し行う。
一方、ステップS2において、用紙が選択されたと判定された場合(ステップS2;YES)、制御部11は、選択された用紙の坪量が150gsm以上であるか否かを判定する(ステップS3)。ここで、用紙の坪量が150gsm以上であるか否かを判定しているのは、坪量が低い用紙の場合、センシングする用紙の端部がヨレてしまい、センシングが安定しないおそれがあるためである。
ステップS3において、選択された用紙の坪量が150gsm以上ではないと判定された場合(ステップS3;NO)、制御部11は、選択された用紙が規定外である旨を通知し(ステップS13)、処理を終了する。ここで、選択された用紙が規定外である旨の通知は、例えば、選択された用紙が規定外である旨のメッセージを表示部14に表示させることにより行う。
一方、ステップS3において、選択された用紙の坪量が150gsm以上であると判定された場合(ステップS3;YES)、制御部11は、カウンターNの値を0にセットする(ステップS4)。
次いで、制御部11は、駆動部50を制御して隙間調節板49を所定の位置まで下降(図3参照)させる(ステップS5)。ここで、隙間調節板49を所定の位置まで下降させるのは、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシング時のガイド板の隙間を狭くすることで、当該ガイド板を通過する用紙の速度を遅くするためである。これにより、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシング精度を高めることが可能となる。
次いで、制御部11は、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシングが可能な第2の位置まで用紙を搬送させる(ステップS6)。ここで、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシングが可能な第2の位置まで用紙を搬送させるのは、2組ずつある第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48のうちのどのセンサーが交換された場合であっても同じ制御で当該センサーの位置の誤差を算出することができるようにするためである。また、制御部11は、上記の第2の位置まで用紙を搬送させる場合、分解能向上のため上述の曲り補正処理の際の用紙搬送速度(例えば、350mm/s)よりも遅い速度(例えば、250mm/s)で用紙を搬送させる。
次いで、制御部11は、交換がなされた一のセンサーとそれ以外の任意の2つのセンサーの3つのセンサーを用いて、用紙の通過タイミングの差を算出する(ステップS7)。例えば、図6に示すように、第2曲り検知センサー対48Bのうちの奥側のセンサー48Bが交換された場合に、制御部11は、当該奥側のセンサー48Bと、手前側のセンサー48Bと、第1曲り検知センサー対47Aのうちの奥側のセンサー47Aとを用いて用紙の通過タイミングの差を算出する。かかる場合、奥側のセンサー47Aによる用紙先端部の検知時刻t を0s(基準)として、手前側のセンサー48Bによる用紙先端部の検知時刻tと、奥側のセンサー48Bによる用紙先端部の検知時刻tと、のそれぞれが用紙の通過タイミングの差として算出されることとなる。
次いで、制御部11は、ステップS7で算出された用紙の通過タイミングの差と、当該用紙の搬送速度と、用紙の通過タイミングの差の算出に用いられた任意の2つのセンサーの配設位置と、に基づいて、交換がなされたセンサーの位置の誤差を算出する(ステップS8)。例えば、図6に示すように、第2曲り検知センサー対48Bのうちの奥側のセンサー48Bが交換された場合に、制御部11は、当該奥側のセンサー48Bの位置の誤差X[mm]を算出する。なお、誤差Xは、用紙の搬送方向(FD方向)における奥側のセンサー48Bの当初の配設位置と交換後の配設位置との差を示すものである。ここで、誤差Xは、図6に示すように、X=X-Xの式(1)により求めることができる。また、用紙の搬送曲りSK1,SK2[mm]を考慮した場合、X=V・t-SK2の式(2)が成り立つことから、式(1)に式(2)を代入することで、X=(V・t-SK2)-Xの式(3)に変換される。また、用紙の搬送曲りSK1,SK2については、SK2=(L2/L1)・SK1=(L2/L1)・(X-V・t)の式(4)が成り立つことから、式(3)に式(4)を代入することで、X=(V・t-(L2/L1)・(X-V・t))-X=(t(L2/L1)・)・V-((L2/L1)+1)・Xの式(5)に変換される。つまり、用紙の搬送速度Vの値は既知であり、また、X、L1、L2の値についても当初の第1曲り検知センサー対47A及び第2曲り検知センサー対48Bの配設位置の関係から特定することができるため、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xを算出する場合、上述のようにステップS7で用紙の通過タイミングの差である“t”及び“t”を算出することにより当該交換がなされたセンサーの位置の誤差Xを算出することが可能となる。
次いで、制御部11は、カウンターNの値を1インクリメントする(ステップS9)。
次いで、制御部11は、第1曲り検知センサー対47とループローラー41との中間である第1の位置まで用紙を戻す(ステップS10)。
次いで、制御部11は、カウンターNの値が3であるか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において、カウンターNの値が3ではないと判定された場合(ステップS11;NO)、制御部11は、処理をステップS6へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS11において、カウンターNの値が3であると判定された場合(ステップS11;YES)、制御部11は、ステップS8で計3回算出されたセンサーの位置の誤差Xの平均値を算出し(ステップS12)、処理を終了する。
ステップS12で算出された平均値は、次回以降の通紙の際、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48の検知結果に基づいて算出される用紙の曲り量の調整データとしてフィードバックされ、用紙の曲り補正処理において一対のループローラー41に速度差を付ける際のタイミング制御に反映される。これにより、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xの平均値を加味した用紙の曲り補正処理を実施することが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置Gは、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48のうちの一の組の一方のセンサーが交換された場合に、当該交換がなされた一方のセンサーと、他方のセンサー及び別の少なくとも1つのセンサーのうちの任意の2つのセンサーと、によりそれぞれ検知された用紙の先端の通過タイミングに基づいて、当該用紙の先端の通過タイミングの差を算出し、算出された用紙の先端の通過タイミングの差と、当該用紙の搬送速度と、上記の任意の2つのセンサーの配設位置と、に基づいて、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xを算出する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、交換がなされたセンサーと、任意の2つのセンサーと、を用いて用紙の先端の通過タイミングをそれぞれ検知し当該用紙の先端の通過タイミングの差を算出することにより、当該交換がなされたセンサーの位置の誤差Xを算出することができるので、当該交換がなされたセンサーの取付誤差の調整を簡便に行うことができる。また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、各センサーによって用紙の先端の通過タイミングをそれぞれ検知することによって、用紙の直角度による影響を受けることがなくなるので、交換がなされたセンサーの取付誤差の調整を精度良く行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xを算出する際の用紙の搬送速度を、用紙の搬送曲りを検知する際(曲り補正処理の際)の当該用紙の搬送速度よりも遅くするので、交換がなされたセンサーと、任意の2つのセンサーと、を用いて用紙の先端の通過タイミングをそれぞれ検知する際の検知分解能を向上させることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xを算出する際に、隙間調節板49を下降させることにより用紙を搬送するときの隙間を通常時よりも狭くするので、ガイド板を通過する用紙の速度を遅くすることができる。よって、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によるセンシング精度を向上させることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gは、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48のうちの一の組の一方のセンサーが交換された場合に、用紙を複数回搬送させ、当該用紙が搬送されるごとに当該用紙の先端の通過タイミングの差を算出し、当該用紙が搬送されるごとに算出された用紙の先端の通過タイミングの差と、当該用紙の搬送速度と、任意の2つのセンサーの配設位置と、に基づいて、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xをそれぞれ算出し、算出された当該センサーの位置の誤差Xの平均値を算出する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xの平均値を算出することで、当該交換がなされたセンサーの位置の誤差Xのバラつきを抑えることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gは、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48により用紙の先端が検知されない第1の位置から当該用紙の先端が検知される第2の位置まで当該用紙を搬送させた後、当該第1の位置まで当該用紙を後退させ、再度、当該第2の位置まで当該用紙を搬送させる動作を繰り返すことによって、当該用紙を3回搬送させる。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xの算出を3回行う際に、その都度、新しい用紙を使用しなくて済むようになるので、用紙の無駄使いを防止することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gは、保守を行う作業員(サービスマン)の操作に基づきセンサー交換モードに移行した際に、用紙を3回搬送させ、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xの算出を行う。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、保守を行う作業員がセンサーの交換作業を行った際に交換がなされたセンサーの位置の誤差Xの算出を行うことができるようになるので、交換がなされたセンサーの取付誤差の調整を円滑に行うことができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gは、交換がなされたセンサーの位置の誤差Xを算出する際の用紙に関する用紙情報を取得し、用紙情報が示す用紙の坪量が所定値(150gsm)未満の場合、当該用紙が規定外であることを通知する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48によりセンシングする用紙の端部がヨレてしまいセンシングが安定しないような坪量の低い用紙が使用されることを防止することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48のセンサー同士の間隔は80mm以上としたので、ハガキサイズの用紙を曲り補正処理の対象に含めることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、センサー同士の間隔が互いに異なる第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48をそれぞれ2組配設し、用紙の搬送曲りを検知する際(曲り補正処理の際)、当該用紙のサイズに応じて、使用するセンサー対を切り替えるようにしたので、用紙の曲り検知に係る分解能を向上させることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置Gによれば、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48のうちの一の組の一方のセンサーが交換された場合に、当該交換がなされた当該一の組の一方のセンサーと、当該一の組の当該一方のセンサーを除く任意の2つのセンサーと、によりそれぞれ検知された用紙の先端の通過タイミングに基づいて、当該用紙の先端の通過タイミングの差を算出するので、当該用紙の先端の通過タイミングの検知を柔軟に行うことができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態において、図6に示すように、第2曲り検知センサー対48Bのうちの奥側のセンサー48Bが交換された場合に、当該奥側のセンサー48Bと、手前側のセンサー48Bと、第1曲り検知センサー対47Aのうちの奥側のセンサー47Aとを用いて用紙の通過タイミングの差を算出するようにしたが、交換がなされたセンサー以外の2つのセンサーは、上述の第2曲り検知センサー対48Bの手前側のセンサー48Bと第1曲り検知センサー対47Aのうちの奥側のセンサー47Aに限定されるものではなく、2組の第1曲り検知センサー対47と2組の第2曲り検知センサー48(交換がなされたセンサーは除く)のうちのどのセンサーを用いてもよい。
また、上記実施形態において、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48は、通過する用紙の先端を検知するようにしたが、当該用紙の後端を検知するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、画像形成装置Gの制御部(検知手段、第1の通知手段)11は、第1曲り検知センサー対47及び第2曲り検知センサー対48を用紙が通過した際のセンサー出力を検知し、検知されたセンサー出力の値が所定値未満の場合、該当箇所のセンサーの交換又は清掃を促す通知を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態において、本発明の用紙搬送装置を画像形成装置Gのレジストユニット40に適用した場合について説明を行ったが、本発明の用紙搬送装置を、例えば、用紙後処理装置のトリムユニットなど他のユニットに適用してもよい。
G 画像形成装置
11 制御部(第1の算出手段、第2の算出手段、制御手段、検知手段、第1の通知手段、取得手段、第2の通知手段、切替手段)
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
15 通信部
16 画像生成部
17 画像読取部
18 画像メモリー
19 画像処理部
20 画像形成部
21 書込みユニット
22 中間転写ベルト
23 2次転写ローラー対
24 定着装置
30 搬送部
40 レジストユニット(用紙搬送装置)
41 ループローラー
42 従動ローラー
43 駆動部
44 レジストローラー
45 従動ローラー
46 駆動部
47 第1曲り検知センサー対
48 第2曲り検知センサー対
49 隙間調節板(隙間可変機構)
50 駆動部(隙間可変機構)
P 用紙

Claims (14)

  1. 用紙の搬送方向に対して直交する方向に配設され当該用紙の搬送曲りを検知するセンサー対を備えた用紙搬送装置であって、
    前記センサー対とは別の少なくとも1つのセンサーを備え、
    前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーのそれぞれは、配設位置が予め特定されており、前記用紙の先端又は後端の通過タイミングを検知するセンサーであり、
    前記センサー対のうちの一方のセンサーが交換された場合に、前記別の少なくとも1つのセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を基準としたときの当該交換がなされた一方のセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差として算出するとともに、前記別の少なくとも1つのセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を基準としたときの前記センサー対のうちの他方のセンサーによる前記用紙の先端又は後端の検知時刻を当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差として算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された前記用紙の先端又は後端の通過タイミングの差と、当該用紙の搬送速度と、前記別の少なくとも1つのセンサー及び前記センサー対のうちの他方のセンサーの配設位置と、に基づいて、前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する第2の算出手段と、
    を備えることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記用紙の搬送を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の算出手段により前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する際の前記用紙の搬送速度を、前記用紙の搬送曲りを検知する際の当該用紙の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーを前記用紙が通過するときの隙間を調節可能な隙間可変機構を備え、
    前記隙間可変機構は、前記第2の算出手段により前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する際に前記用紙を搬送するときの隙間を通常時よりも狭くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記用紙の搬送を制御する制御手段を備え、 前記制御手段は、前記センサー対のうちの一方のセンサーが交換された場合に、前記用紙を複数回搬送させ、
    前記第1の算出手段は、前記用紙が搬送されるごとに当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差を算出し、
    前記第2の算出手段は、前記用紙が搬送されるごとに前記第1の算出手段により算出された前記用紙の先端又は後端の通過タイミングの差と、当該用紙の搬送速度と、前記別の少なくとも1つのセンサー及び前記センサー対のうちの他方のセンサーの配設位置と、に基づいて、前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差をそれぞれ算出し、算出された当該一方のセンサーの位置の誤差の平均値を算出することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記制御手段は、前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーにより前記用紙の先端又は後端が検知されない第1の位置から当該用紙の先端又は後端が検知される第2の位置まで当該用紙を搬送させた後、当該第1の位置まで当該用紙を後退させ、再度、当該第2の位置まで当該用紙を搬送させる動作を繰り返すことによって、当該用紙を複数回搬送させることを特徴とする請求項4に記載の用紙搬送装置。
  6. 特定のユーザーの操作に基づき移行可能な所定のモードを備え、
    前記制御手段は、前記特定のユーザーの操作に基づき前記所定のモードに移行した際に、前記用紙を複数回搬送させることを特徴とする請求項4又は5に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記所定のモードは、前記特定のユーザーに加え、一般ユーザーの操作に基づき移行可能であることを特徴とする請求項6に記載の用紙搬送装置。
  8. 前記センサー対、及び、前記別の少なくとも1つのセンサーを前記用紙が通過した際のセンサー出力を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された前記センサー出力の値が所定値未満の場合、該当箇所のセンサーの交換又は清掃を促す通知を行う第1の通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  9. 前記第2の算出手段により前記交換がなされた一方のセンサーの位置の誤差を算出する際の前記用紙に関する用紙情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記用紙情報が示す前記用紙の坪量が所定値未満の場合、当該用紙が規定外であることを通知する第2の通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  10. 前記センサー対のセンサー同士の間隔は80mm以上であることを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  11. 前記センサー対のセンサー同士の間隔が互いに異なる複数組のセンサー対が配設され、
    前記用紙の搬送曲りを検知する際、当該用紙のサイズに応じて、使用する前記センサー対を切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  12. 前記第1の算出手段は、前記複数組のセンサー対のうちの一の組の一方のセンサーが交換された場合に、当該交換がなされた当該一の組の一方のセンサーと、当該一の組の他方のセンサーと、前記別の少なくとも1つのセンサーと、を用いてそれぞれ検知された前記用紙の先端又は後端の通過タイミングに基づいて、当該用紙の先端又は後端の通過タイミングの差を算出することを特徴とする請求項11に記載の用紙搬送装置。
  13. 前記第1の算出手段と前記第2の算出手段とは、同一の算出手段であることを特徴とする請求項1~12のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  14. 請求項1~13のいずれか一項に記載の用紙搬送装置と、
    前記用紙搬送装置により搬送される用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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