JP2023037366A - 作業監視システム及び作業監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視員の監視に係る負担の軽減を図るとともに、監視効率の向上を図ることが可能な作業監視システムを提供する。【解決手段】作業監視システム1は、作業者によって携帯されるカード型通信器20と、作業実績を管理する作業監視サーバ50とを有する。カード型通信器20は、作業設備Eごとに設けられたビーコン端末10が出力するビーコン信号を受信するビーコン信号受信部と、受信したビーコン信号に基づいて、作業者の作業状態を判定する作業状態判定部と、作業状態の判定結果に基づいて、作業実績情報を送信する作業実績情報送信部を有する。作業監視サーバ50は、作業実績情報に基づいて、作業者の作業映像を取得可能な監視カメラ12を特定し、監視カメラ識別情報を出力する監視カメラ特定部を有する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 第30条第2項適用、令和2年11月2日、ウェブサイトhttp://www.aiholdings.co.jp/、http://www.aiholdings.co.jp/topics/topic20003.pdfにて、株式会社Social Area Networksの依頼に応じ、あいホールディングス株式会社が、森田高明と尾崎真が発明した作業実績管理システムについて公開
特許法第30条第2項適用申請有り 第30条第2項適用、令和2年11月2日、ウェブサイトhttps://www.socan.co.jp/news/work-recorder/、https://www.socan.co.jp/live-location-service、https://www.socan.co.jp/cms/wp-content/uploads/2020/10/work-recorder.pdfにて、株式会社Social Area Networksが、森田高明と尾崎真が発明した作業実績管理システムについて公開
特許法第30条第2項適用申請有り 第30条第2項適用、令和2年11月5日、動画共有サイトYouTubeのウェブサイトhttps://www.youtube.com/watch?v=GjL28J9Kb0A&feature=emb_titleにて、株式会社Social Area Networksが、森田高明と尾崎真が発明した作業実績管理システムについて公開
本発明は、作業監視システム及び作業監視方法に係り、特に、監視カメラを用いた作業監視システムと作業監視方法に関する。
作業エリアにおける作業者の位置情報を取得し、位置情報に基づいて作業者の作業実績を管理することが行われている。例えば、作業者の位置情報を継続的に取得し、作業エリアにおける作業者の動線を生成し、作業者がどの位置で、又はどのように移動して作業したかを監視することが行われている。
また、作業エリアに監視カメラを設置し、作業者の行動を撮影した映像を取得することも行われている。これにより、作業エリア内の状況を視覚的に確認することができ、作業者がどの位置で、どのような作業をしているかを監視することができる。
特許文献1には、照明装置が出力する光源識別情報と、個々の作業者に関連付けられた素子識別情報を対応付けて管理することにより、作業者の位置を特定し、その位置に設置された監視カメラで作業者を撮影することによって、位置情報と映像情報によって作業者を監視可能な監視システムが開示されている。
特許第6473996号公報
特許文献1に開示された監視システムによれば、作業者の位置情報と作業エリアの映像を取得して作業実績を管理することができる。しかしながら、監視カメラで撮像された監視映像が常に監視モニタに出力されるため、監視員は常に監視映像を注視しなければならず、監視に係る負担が大きかった。そのため、監視員の監視に係る負担の軽減を図ることが可能な作業監視システムが望まれていた。また、監視効率の向上という観点からも、さらなる改善が望まれていた。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、監視員の監視に係る負担の軽減を図ることが可能な作業監視システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、監視効率の向上を図ることが可能な作業監視システムを提供することにある。
前記課題は、本発明の作業監視システムによれば、作業者によって携帯され、媒体識別情報が記憶された識別情報記憶媒体と、作業実績を管理する監視装置と、を有する作業監視システムであって、前記識別情報記憶媒体は、作業設備ごとに設けられたビーコン端末が出力するビーコン信号を受信するビーコン信号受信部と、前記受信したビーコン信号に基づいて、前記識別情報記憶媒体と前記ビーコン端末との間の距離を推定し、該距離を所定の閾値と比較することによって前記作業者が作業を行っている状態か作業を行っていない状態かを判定する作業状態判定部と、前記作業状態判定部が、前記作業者が作業を行っている状態であると判定した場合に、前記媒体識別情報と前記受信したビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報とを対応付けた作業実績情報を送信する作業実績情報送信部と、を有し、前記監視装置は、前記作業実績情報を取得する作業実績情報取得部と、前記作業実績情報に基づいて、作業エリア内に設置された複数の監視カメラのうち、前記作業者の作業映像を撮影可能な監視カメラを特定し、特定された前記監視カメラを識別可能な監視カメラ識別情報を出力する監視カメラ特定部と、を有することにより解決される。
上記構成によれば、作業者の作業状況を、作業者の位置、及び作業者の位置に基づいて特定された監視カメラが撮影した作業映像によって監視することが可能となる。
そして作業実績情報は、作業者が実際に作業を行っていると判定された場合にのみ出力されるため、監視員は、作業者が実際に作業を行っているときだけ作業状況を監視すればよく、作業者が作業を行っていない時には作業状況を監視する必要がないため、監視員の負担を軽減し、監視効率の向上を図ることが可能となる。
また、前記作業監視システムは、作業監視画面を表示する表示処理装置を含み、前記表示処理装置は、前記作業実績情報及び前記監視カメラ識別情報を取得し、前記監視カメラ識別情報に基づいて前記作業映像を取得し、該作業映像を、前記作業実績情報とともに前記作業監視画面に出力する監視画像表示制御部を有すると好適である。
上記構成によれば、監視員は、作業者が実際に作業を行っているときだけ、作業実績情報及び作業映像を表示する作業監視画面を注視すればよいため、監視員の負担を軽減するとともに、監視効率の向上を図ることができる。
また、前記作業監視システムは、前記監視カメラを含み、前記表示処理装置は、監視対象の作業者の選択を受け付ける監視対象受付部を有し、前記監視画像表示制御部は、前記監視対象受付部が受け付けた前記監視対象の作業者の前記作業映像を前記監視カメラから取得してリアルタイム表示すると好適である。
上記構成によれば、監視員は、作業監視画面を介して作業員の作業状況をリアルタイムで監視することができる。これにより監視員は、作業エリアでトラブル等の異常が発生した際に迅速な対応をとることが可能となる。
また、監視画像表示制御部は、監視対象の作業者の作業映像のみを監視カメラから取得する。すなわち、監視カメラが撮影した作業映像を常に監視装置に送信して監視装置に蓄積する必要がないため、監視カメラが撮影した作業映像によって通信ネットワークの帯域及び監視装置の記憶容量が逼迫することを防止することができる。
また、前記作業監視システムは、前記監視カメラが取得した前記作業映像を記憶する映像記録装置を含み、前記表示処理装置は、監視対象の作業者の選択を受け付ける監視対象受付部を有し、前記監視画像表示制御部は、前記映像記録装置に記憶され、前記監視対象受付部が受け付けた前記監視対象の作業者の過去の前記作業映像を前記映像記録装置から受信して再生表示すると好適である。
上記構成によれば、監視員は、作業監視画面を介して過去の作業員の作業映像を再生して確認することができる。これにより監視員は、作業エリアでトラブル等の異常が発生した場合に、事後的に作業状況を判断し、再発防止のために適切な対応をとることが可能となる。
また、監視画像表示制御部は、監視対象の作業者の作業映像のみを映像記録装置から取得する。すなわち、監視カメラが撮影した作業映像を常に監視装置に送信して監視装置に蓄積する必要がないため、監視カメラが撮影した作業映像によって通信ネットワークの帯域及び監視装置の記憶容量が逼迫することを防止することができる。
また、前記表示処理装置は、前記監視対象受付部が受け付けた前記監視対象の作業者と、前記作業実績情報に含まれる作業時間を検索条件として前記映像記録装置に記憶された前記作業映像を検索する作業映像検索部を有し、前記監視画像表示制御部は、前記検索条件に合致する前記作業映像を表示すると好適である。
上記構成によれば、作業映像記憶部に記憶された膨大な作業映像から、監視対象の作業映像を迅速に抽出することができるため、作業エリアで異常等が発生した際に迅速な対応をとることが可能となる。
また、前記作業監視システムは、環境センサを有し、前記監視装置は、前記環境センサの検出結果に基づいて、作業エリアの異常を判定する異常判定部を有し、前記監視カメラ特定部は、前記環境センサが設置された位置の作業映像を取得可能な監視カメラを特定し、特定された前記監視カメラを識別可能な監視カメラ識別情報を出力すると好適である。
上記構成によれば、作業エリアの環境に異常が発生した場合に、監視員は、その作業エリアの状況を監視カメラの映像で確認することができるため、適切な対応をとることが可能となる。
また、前記識別情報記憶媒体は、カード型識別情報記憶媒体であると好適である。
上記構成によれば、作業者は、識別情報記憶媒体を首から吊り下げるか、もしくは作業着のポケットに収納することができるため、作業者の作業効率を低下させることなく識別情報記憶媒体を携帯することが可能となる。
また、前記課題は、作業者によって携帯され、媒体識別情報が記憶された識別情報記憶媒体と、作業実績を管理する監視装置と、によって実行される作業監視方法であって、前記識別情報記憶媒体が、作業設備ごとに設けられたビーコン端末が出力するビーコン信号を受信するステップと、前記受信したビーコン信号に基づいて、前記識別情報記憶媒体と前記ビーコン端末との間の距離を推定し、該距離を所定の閾値と比較することによって前記作業者が作業を行っている状態か作業を行っていない状態かを判定する前記作業者の作業状態を判定するステップと、前記作業状態を判定するステップが、前記作業者が作業を行っている状態であると判定した場合に、前記媒体識別情報と前記受信したビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報とを対応付けた作業実績情報を送信するステップと、前記監視装置が、前記作業実績情報を取得するステップと、前記作業実績情報に基づいて、作業エリア内に設置された複数の監視カメラのうち、前記作業者の作業映像を撮影可能な監視カメラを特定し、特定された前記監視カメラを識別可能な監視カメラ識別情報を出力するステップと、を有することにより解決される。
上記構成によれば、作業者の作業状況を、作業者の位置、及び作業者の位置に基づいて特定された監視カメラが撮影した作業映像によって監視することが可能となる。
そして作業実績情報は、作業者が実際に作業を行っていると判定された場合にのみ出力されるため、監視員は、作業者が実際に作業を行っているときだけ作業状況を監視すればよく、作業者が作業を行っていない時には作業状況を監視する必要がないため、監視員の負担を軽減し、監視効率の向上を図ることが可能となる。
本発明に係る作業監視システムによれば、作業者の作業状況を作業位置と作業映像によって監視することができるとともに、監視員の負担軽減を図ることができる。また、監視効率の向上を図ることが可能となる。
作業監視システムの全体構成を示す図である。 カード型通信器の機能構成を示す図である。 カード型通信器の作業状態判定処理を説明する図である。 作業監視サーバの機能構成を示す図である。 作業設備DBのデータ構造を示す図である。 作業者DBのデータ構造を示す図である。 作業実績DBのデータ構造を示す図である。 作業監視端末の機能構成を示す図である。 作業監視画面の一例を示す図である。 監視処理のシーケンスを示す図である。 第二実施形態の作業監視サーバの機能構成を示す図である。 第二実施形態の作業履歴DBのデータ構造を示す図である。 第二実施形態の作業監視端末の機能構成を示す図である。 第二実施形態における作業映像の検索処理を説明する図である。 第二実施形態の監視処理のシーケンスを示す図である。
以下、図1乃至図13を参照しながら、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る作業監視システム1について説明する。本実施形態に係る作業監視システム1は、工場、オフィス等の作業エリアに設置された作業設備Eを操作する作業者Pの作業状況を、位置情報及び監視カメラ12で撮像した作業映像を用いて監視するために用いられる。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。つまり、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
<<作業監視システム1の全体構成>>
図1は、作業監視システム1の全体構成を示す図である。作業設備Eは、作業エリアに設置されて、作業者Pによって操作される工作機械である。作業設備Eには、予めビーコン端末10が取り付けられている。ビーコン端末10は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)規格に準拠したビーコン信号を一定の時間周期で出力する。ビーコン信号は、ビーコン端末10を識別可能なビーコンID(ビーコン端末識別情報)を含んでいる。
なお、作業設備Eは工作機械に限定されない。例えば電気部品を製作するための装置であってもよいし、化学製品を製造又は検査するための装置であってもよい。また、単なる作業デスクであってもよい。
またビーコン端末10は、作業設備Eに対して直接取り付けられていなくてもよい。ビーコン端末10が各々の作業設備Eごとに対応付けて設置されていればよく、作業設備Eに近接する位置に配設されていてもよい。
作業者Pが携帯するカード型通信器20は、ビーコン端末10が出力するビーコン信号を受信することができるとともに、受信したビーコン信号の受信信号強度に基づいて、作業者Pが作業を行っているか否かを判定する。作業者Pが作業を行っていると判定された場合、カード型通信器20は、作業実績情報を中継装置11に対して送信する。作業実績情報とは、作業者Pが携帯するカード型通信器20を識別可能なカードIDと、操作中の作業設備Eに設置されたビーコン端末10のビーコンIDを関連付けた情報である。カード型通信器20が送信する作業実績情報に基づいて、後述する作業監視サーバ50は、作業者Pの作業位置を特定することが可能となる。カードIDは媒体識別情報に相当し、カード型通信器20は、カード型識別情報記憶媒体に相当する。
中継装置11は、カード型通信器20が送信した作業実績情報を受信し、インターネット等の広域通信回線WNを介して遠隔の作業監視サーバ50に対して作業実績情報を中継する。中継装置11は、工場等の作業エリアの屋上に設置されている。
作業エリアには、監視カメラ12が設置されている。監視カメラ12は、作業者Pの作業映像を撮影する。撮影された作業映像は、作業エリア内通信回線LNを介して映像記録装置13に記録される。監視カメラ12は、撮影した作業映像を、ルータ14及び広域通信回線WNを介して遠隔の作業監視端末70に送信することもできる。すなわち監視カメラ12は、ネットワークカメラである。
映像記録装置13は、監視カメラ12が撮影した映像を記録する。映像記録装置13は、複数の監視カメラ12が撮影した映像を同時に記録することができる。後述するように、作業映像は、作業映像を撮影した時刻情報であるタイムスタンプとともに記録される。これにより、映像記録装置13に記録された過去の作業映像のうち、指定された時刻に撮影された作業映像を抽出して再生することができる。
作業監視サーバ50は、中継装置11から作業実績情報を受信し、カードIDから作業者Pを特定するとともに、ビーコンIDから、作業者Pが操作中の作業設備Eを特定する。そして作業監視サーバ50は、作業者Pの作業映像を取得可能な監視カメラ12を特定し、作業実績情報と特定された監視カメラ12を関連付けた作業監視情報を生成する。作業監視サーバ50は、監視装置に相当する。
作業監視端末70は、作業エリアの監視員によって操作される端末である。作業監視端末70は、広域通信回線WNを介して作業監視サーバ50にアクセスし、作業監視情報を取得して、後述する作業実績マップ表示81と、作業映像表示82を出力表示する。作業監視端末70は、作業実績マップ表示81に表示されている作業者Pの中から監視対象の作業者Pの選択操作を受け付ける。そして作業監視端末70は、監視対象の作業者Pの作業映像を監視カメラ12から受信して表示する。したがって、監視員は、作業者Pの位置と作業映像によって作業者Pの作業状態を監視することができる。作業監視端末70は、表示処理装置に相当する。
従前は、監視対象の作業者Pの作業映像が、監視モニタの表示装置に常時表示されていたため、監視員は常に作業映像を注視しなければならず、監視に係る負担が大きかった。
これに対して、本発明では、カード型通信器20が、作業者Pが作業をしているか否かを判定し、作業をしていると判定した場合にのみ、作業実績情報を作業監視サーバ50に対して送信し、作業監視端末70に作業映像表示82が表示される。したがって監視員は、作業者Pが作業を行っていないときは、後述する作業監視画面80を注視する必要がない。すなわち監視員は、作業者Pが実際に作業を行っているときだけ、作業監視画面80を注視すればよい。これにより、監視員の監視に係る負担を軽減するとともに、監視効率の向上を図ることが可能となる。
<<カード型通信器20>>
図2は、カード型通信器20の機能構成を示す図である。
図2に示すように、カード型通信器20は、入力部21と、表示部22と、加速度センサ23と、ビーコン通信部24と、LPWA通信部25と、GPS通信部26と、RFID通信部27と、制御部28と、を有している。
入力部21は、カード型通信器20を携帯する作業者Pの入力を受け付ける入力スイッチである。作業者Pは、入力部21を操作することによってカード型通信器20の電源ONと電源OFFを切り替えることができる。
表示部22は、カード型通信器20が出力する情報を表示するLEDや7セグメント表示器である。表示部22は、カード型通信器20が電源ONの状態にあるか電源OFFの状態にあるかを表示することができる。
加速度センサ23は、カード型通信器20に内蔵されており、カード型通信器20を携帯する作業者Pの行動によって発生する加速度を検出する。加速度センサ23の出力データに基づいて、作業者Pが同じ場所にとどまっている状態(作業中)、歩行している状態(移動中)、又は転倒した状態(事故等の発生)のいずれかを判定して、外部に出力することができる。
ビーコン通信部24(ビーコン信号受信部)は、近距離無線通信のBLE(Bluetooth Low Energy)規格に準拠したビーコン信号を受信可能な通信装置である。ビーコン信号には、ビーコン信号を送信するビーコン端末10を識別可能なビーコンIDが含まれている。したがって、ビーコン通信部24は、ビーコン信号を受信すると、そのビーコン信号を送信したビーコン端末10を特定することができる。
また、ビーコン信号には、ビーコン端末10が送信するビーコン信号の送信信号レベルの情報が含まれている。そして、ビーコン通信部24は、受信したビーコン信号の受信信号レベルを測定することができる。カード型通信器20は、ビーコン信号の送信信号レベルと、受信したビーコン信号の受信信号レベルに基づいて、公知の手法によってビーコン端末10とカード型通信器20との間の距離を推定する。
なお、ビーコン通信部24が利用する通信方式は、BLEに限定されない。例えば、Bluetooth(登録商標)であってもよい。
LPWA通信部25は、LoRa(登録商標)規格に準拠した通信装置であって、カード型通信器20が中継装置11と無線通信を行うために用いられる。上述したBLEが近距離無線通信規格であるのに対して、LoRaは、中長距離無線通信規格である。
GPS通信部26は、GPS(Global Positioning System)衛星が送信する信号を受信して位置情報を取得する通信装置である。例えば作業エリアが屋外に位置する場合には、上述したビーコン信号とともに、GPS通信部26が所得する位置情報を利用して作業者Pの位置を特定してもよい。
RFID通信部27は、RFID(Radio Frequency Identifier)規格に準拠した無線通信装置である。本実施形態において、作業者Pが作業エリアに入退出を行う際に、作業エリアの入り口付近に設置されたRFIDリーダとの間で通信を行い、作業者Pを認証するために用いられる。
制御部28は、CPU、ROM(不揮発性メモリ)、RAM(揮発性メモリ)から構成されており、カード型通信器20全体の制御を司る。CPUは、ROMに格納されたプログラムをRAMにロードして順次実行する。これにより、制御部28は、作業状態判定部29及び作業実績情報出力部30として機能する。
作業状態判定部29は、ビーコン通信部24が受信したビーコン信号に基づいて作業者Pの作業状態(作業者Pが作業を行っているか否か)を判定する。ここで、作業状態判定部29による作業状態の判定処理について説明する。
図3は、作業状態判定処理の概念を示す図である。
図3には、複数の作業設備Eと、各々の作業設備Eに取り付けられたビーコン端末10と、作業中の作業者P1と、移動中(非作業中)の作業者P2が示されている。
作業者P1又は作業者P2が携帯するカード型通信器20は、ビーコン信号の受信信号レベルに基づいて、ビーコン端末10との距離を推定し、推定された距離を予め定められた閾値と比較することにより、作業者Pが実際に作業を行っているか否かを判定する。すなわち、カード型通信器20とビーコン端末10との距離が閾値以下であれば、カード型通信器20を携帯する作業者Pは、ビーコン端末10が設置された作業設備Eを操作して作業を行っていると推定する。一方、カード型通信器20とビーコン端末10との距離が閾値よりも大きければ、カード型通信器20を携帯した作業者P1(又は作業者P2)は、作業を行っていないと推定する。閾値は、作業設備Eを操作して作業を行うことが可能となる距離であって、例えば1メートルに設定されている。
図3において、作業者P1のカード型通信器20とビーコン端末10との間の距離は、閾値以下であるとする。このとき、作業者P1が携帯するカード型通信器20は、ビーコン信号の受信信号レベルに基づいてビーコン端末10との距離を推定し、作業者P1が作業設備Eを操作して作業を行っていると判定する。
一方、作業者P2のカード型通信器20とビーコン端末10との間の距離は、閾値を超えているとする。このとき、作業者P2が携帯するカード型通信器20は、ビーコン信号の受信信号レベルに基づいてビーコン端末10との距離を推定し、作業者P2が作業を行っていないと判定する。
ビーコン信号の受信信号レベルに基づいてビーコン端末10との間の距離を推定する方法は、公知の推定方法を採用することができる。
図2に戻り、作業実績情報出力部30は、作業状態判定部29が、作業者Pが作業を行っていると判定した場合に、カード型通信器20を識別可能なカードIDと、受信したビーコン信号に含まれるビーコンIDからなる作業実績情報を生成する。作業実績情報とは、作業者Pを特定可能なカードIDと、作業設備Eを特定可能なビーコンIDを関連付けることによって、どの作業者Pが、どのような作業を行っているかを作業実績として特定可能な情報である。作業実績情報出力部30は、生成した作業実績情報を、LPWA通信部25に出力する。
LPWA通信部25は、作業実績情報出力部30が生成した作業実績情報を、中継装置11を介して作業監視サーバ50に送信出力する。すなわち、LPWA通信部25は、作業状態の判定結果に基づいて、作業実績情報を送信する。LPWA通信部25は、作業実績情報送信部に相当する。
なお、作業者Pが作業を行っていないと判定した場合には、カード型通信器20は、作業実績情報を送信しない。作業者Pが作業を行っていないと判定した場合、カード型通信器20は、カードIDのみを作業監視サーバ50に対して送信する。これにより作業監視サーバ50は、作業実績情報を受信した場合には作業者Pが作業設備Eを操作して作業を行っている状態と判定し、カードIDのみを受信した場合には作業者Pが作業設備Eを操作して作業を行っていない状態と判定する。そして作業監視サーバは、ビーコンID及びカードIDのいずれも受信していない場合には、作業者Pが勤務中ではないと判定することができる。
<<監視カメラ12>>
監視カメラ12は、作業エリアに設置されて、作業設備Eを操作する作業者Pの作業映像を撮影する。1台の作業設備Eに対して1台の監視カメラ12を設置してもよいし、複数の作業設備Eに対して1台の監視カメラ12を設置してもよい。この場合、監視カメラ12の撮影対象エリアは、複数の作業設備Eをカバーする広がりを有している。
監視カメラ12は、ネットワークカメラである。すなわち、監視カメラ12が撮影した作業映像は、広域通信回線WNを介して作業監視端末70に送信されて、作業監視端末70の表示部72に表示される作業映像表示82に出力される。作業映像表示82については後述する。
監視カメラ12は、筒型カメラ、又はドーム型カメラのいずれであってもよい。
<<映像記録装置13>>
映像記録装置13は、作業エリア内通信回線LNを介して監視カメラ12と接続されて、監視カメラ12が撮影した作業映像を記録する。すなわち、映像記録装置13は、複数の監視カメラ12が撮影した作業映像を同時に入力可能な複数の入力チャネルを有し、作業映像を内蔵記録媒体(例えば、HDD又はSSD)に記録可能なネットワークビデオレコーダである。
映像記録装置13は、作業映像を、タイムスタンプ(監視カメラ12が作業映像を取得した時刻情報)と関連付けて記録する。後述するように、作業監視端末70は、タイムスタンプを指定して映像記録装置13に記録された作業映像を検索し、再生画像を作業映像表示82に出力することができる。
<<作業監視サーバ50>>
図4は、作業監視サーバ50の機能構成を示す図である。
図4に示すように、作業監視サーバ50は、入力部51と、表示部52と、通信部53と、記憶部54と、制御部60と、を有している。
入力部51は、キーボードやマウスからなる入力デバイスであり、作業監視サーバ50を管理する管理者等の入力を受け付ける。
表示部52は、LCD(液晶ディスプレイ)からなる表示デバイスであって、作業監視サーバ50の保守・管理を行う際に利用することができる。
通信部53は、インターネット等の広域通信回線WNに接続され、上述した中継装置11から作業実績情報を受信する。また通信部53は、広域通信回線WNを介して作業監視端末70に対して後述する作業監視情報を出力する。
記憶部54は、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等からなる不揮発性の補助記憶装置である。記憶部54には、作業設備DB55、作業者DB56、作業実績DB57、作業エリアマップDB58とともに、制御部60が実行する各種プログラムが格納されている。
作業設備DB55は、図5Aに示すように、ビーコン識別情報と、作業設備名と、監視カメラ識別情報の項目を有するレコードを格納している。
ビーコン識別情報は、ビーコン端末10が送信するビーコン信号に含まれるビーコンIDであって、ビーコン端末10を識別可能な情報である。
作業設備名は、ビーコン端末10が取り付けられた作業設備Eを特定可能な情報であって、作業設備Eの名称である。作業設備名は、例えば「旋盤加工機」、「プレス加工機」のような作業設備Eの名称であってもよいし、「はんだ」、「組み立て」、「検査」のように、作業設備Eを操作して行う作業工程の名称であってもよい。
監視カメラ識別情報は、作業設備Eの近傍に設置されて、作業設備Eを操作する作業者Pの作業映像を取得するのに適した監視カメラ12を特定可能な情報である。監視カメラ識別情報は、例えば監視カメラ12のIPアドレスである。監視カメラ識別情報は、監視カメラ12が取得した作業映像に、広域通信回線WNを介してアクセスするためのURLであってもよい。
作業者DB56は、図5Bに示すように、カード識別情報と、作業者名の項目を有するレコードを格納している。
カード識別情報は、カード型通信器20に記憶され、カード型通信器20を識別可能なカードIDであり、本発明の媒体識別情報に相当する。本実施形態において、各作業者Pは、それぞれ1枚のカード型通信器20を携帯しているため、カードIDによって、カード型通信器20を携帯する作業者Pを特定することができる。
作業者名は、カード型通信器20を携帯する作業者Pを特定可能な情報であって、作業者Pの氏名、又は従業員番号である。
作業者DB56は、作業エリアの管理者によって入力される。
作業実績DB57は、図5Cに示すように、カード識別情報と、ビーコン識別情報と、受信時刻の項目を有するレコードを格納している。
カード識別情報及びビーコン識別情報は、上述したように、それぞれカード型通信器20及びビーコン端末10を識別可能なカードIDとビーコンIDである。受信時刻は、カード型通信器20が送信した作業実績情報を作業監視サーバ50が受信した時刻である。上述したように、カード型通信器20は、作業者Pが作業を行っていると判定すると、カードID及びビーコンIDからなる作業実績情報を、所定の時間周期(10秒)で送信する。したがって作業実績DB57には、カードID、ビーコンID及びこれらを受信した時刻からなるレコードが10秒間隔で格納される。
また、カード型通信器20は、作業者Pが作業を行っていないと判定すると、作業実績情報を送信することなくカードIDのみを所定の時間周期(10秒)で送信する。したがって作業実績DB57には、カードID及びカードIDを受信した時刻からなるレコードが10秒間隔で格納される。
作業エリアマップDB58は、作業エリアの配置を示すマップ情報を格納している。後述するように、作業監視端末70の表示部72には、作業エリアマップ上に作業中の作業者Pを配置した作業実績マップ表示81が表示される。
図4に戻り、制御部60は、CPU、ROM(不揮発性メモリ)及びRAM(揮発性メモリ)から構成されており、作業監視サーバ50全体の制御を司る。CPUは、ROM又は記憶部54に格納されたプログラムをRAMにロードして順次実行する。これにより、制御部60は、作業実績情報取得部61、監視カメラ特定部62及び作業監視情報出力部63として機能する。
作業実績情報取得部61は、通信部53が受信した作業実績情報を取得する。上述したように、作業実績情報は、カードIDとビーコンIDからなり、どの作業者Pがどのような作業を行っているかを特定可能な情報である。
監視カメラ特定部62は、作業設備DB55を参照して、監視対象の作業者Pが操作する作業設備Eに関連付けられた監視カメラ12を特定する。換言すると、監視カメラ特定部62は、作業エリア内に設置された複数の監視カメラ12のうち、作業者Pの作業映像を撮影可能な監視カメラ12を特定する。そして、監視カメラ特定部62は、特定された監視カメラ12を識別可能な監視カメラ識別情報を出力する。
作業監視情報出力部63は、通信部53を介して作業監視情報を作業監視端末70に出力する。作業監視情報は、作業実績情報取得部61が取得した作業実績情報と、作業エリアマップDBに格納された作業エリアマップと、監視カメラ特定部62が出力する監視カメラ識別情報を互いに関連付けた情報である。
後述するように、作業監視端末70は、作業実績情報と作業エリアマップから作業実績マップ表示81を生成するとともに、監視カメラ識別情報に基づいて、監視対象者の作業映像を監視カメラ12から取得して作業映像表示82を生成する。作業実績マップ表示81及び作業映像表示82については、図7を参照して後述する。
<<作業監視端末70の構成>>
図6は、作業監視端末70の機能構成を示す図である。
図6に示すように、作業監視端末70は、入力部71と、表示部72と、通信部73と、記憶部74と、制御部75と、を有している。
入力部71は、キーボードやマウスからなる入力デバイスであって、作業エリアを監視する監視員の入力を受け付ける。
表示部72は、LCD(液晶ディスプレイ)からなる表示デバイスであって、後述する作業監視画面80が表示される。
通信部73は、広域通信回線WNに接続されている。通信部73は、監視カメラ12から作業映像を受信するとともに、作業監視サーバ50から作業監視情報を受信する。
記憶部74は、HDD、あるいはSSD等からなる不揮発性の補助記憶装置である。記憶部74には、制御部75が実行する各種プログラムが格納されている。
制御部75は、CPU、ROM、RAMから構成されており、作業監視端末70全体の制御を司る。CPUは、ROM又は記憶部74に格納されたプログラムをRAMにロードして順次実行する。これにより、制御部75は、監視対象受付部76及び監視画像表示制御部77として機能する。
監視対象受付部76は、監視対象の作業者Pの選択を受け付ける。作業監視端末70を操作する監視員は、後述する作業監視画面80を介して監視対象の作業者Pを選択することができる。監視対象受付部76は、選択された監視対象の作業者Pを特定可能な情報(例えば作業者Pの氏名、又は作業者Pが携帯するカード型通信器20のカードID)を作業監視サーバ50に送信する。
監視画像表示制御部77は、作業監視サーバ50が送信する作業監視情報(作業実績情報及び監視カメラ識別情報)を取得し、作業監視情報に含まれる作業エリアマップ上に、作業中の作業者Pを重ねて表示することにより、作業実績マップ表示81を生成する。また監視画像表示制御部77は、作業監視情報に含まれる監視カメラ識別情報に基づいて、監視対象の作業者Pの作業映像を監視カメラ12から取得し、作業映像表示82を生成する。図7を参照して後述するように、監視員は、作業実績マップ表示81及び作業映像表示82からなる作業監視画面80を確認することによって、作業者Pの位置及び映像によって作業映像を監視することが可能となる。
図7は、作業監視画面80の一例を示している。
図7に示すように、作業監視画面80は、作業エリアにおける作業中の作業者Pの位置を表示する作業実績マップ表示81と、監視対象の作業者Pの作業映像を表示する作業映像表示82とを有している。作業実績マップ表示81には、作業エリアマップに対して、作業中の作業者Pが重ねて表示される。図7では、複数の作業者Pが「〇」(白丸)又は「●」(黒丸)で示されている。
図7において、作業実績マップ表示81を監視する監視員は、「〇」(白丸)で示される作業者Pに対して所定の操作を入力することによって、監視対象の作業者Pを選択することができる。図7において監視対象として選択された作業者Pは、「●」(黒丸)で示されている。監視対象の作業者Pが選択されると、作業映像表示82がポップアップ表示される。
作業映像表示82は、監視カメラ12が撮影した監視対象者の作業映像である。図7では、作業実績マップ表示81上で「●」(黒丸)で示されている作業者Pの作業映像が出力されている。本実施形態において、作業映像表示82は、監視カメラ12が撮影した作業映像をリアルタイム表示する。監視員は、作業映像表示82に対して所定の操作を入力することによって、作業映像表示82を拡大又は縮小して表示することができる。
図7において、作業監視画面80の下方に作業実績マップ表示81が、上方に作業映像表示82が示されているが、作業実績マップ表示81及び作業映像表示82のレイアウトは、これに限定されない。
また、作業実績マップ表示81と作業映像表示82の2つの画面に分割されている必要はなく、単一の作業監視画面80の中に、作業実績マップ表示81及び作業映像表示82に相当する内容が表示されていてもよい。例えば、単一のWebブラウザ画面上に、作業実績マップ表示81と作業映像表示82に相当する内容を表示することとしてもよい。このとき、上述した監視カメラ識別情報(IPアドレス又はURL)を特定することによって作業監視画面80に作業映像を表示することができる。
また、作業実績マップ表示81における作業者Pの表示は、「〇」(白丸)又は「●」(黒丸)に限定されない。作業者Pのアイコンが表示されてもよい。また作業者Pの氏名が表示されてもよい。
ここで、作業者Pの作業が完了して、作業者Pが作業設備Eの前から離れた場合について説明する。上述したように、作業者Pが作業設備Eの前から離れると、作業者Pが携帯するカード型通信器20は、作業者Pが作業をしていないと判定する。そしてカード型通信器20から作業監視サーバ50に対する作業実績情報の送信は停止する。したがって、作業監視サーバ50を介して作業実績情報を受信する作業監視端末70は、作業者Pの位置を特定することができないため、作業実績マップ表示81から作業者Pの表示が消失する。換言すると、作業実績マップ表示81には、カード型通信器20が作業中であると判定された作業者Pのみが表示される。
また、作業者Pが作業設備Eの前から離れると、作業監視サーバ50の監視カメラ特定部62は、監視カメラ12を特定することができないため、監視カメラ識別情報が生成されない。したがって作業監視端末70は、作業者Pの作業映像を取得することができないため、作業映像表示82の表示は終了する。
このように、作業をしていないと判定された作業者Pは、作業監視画面80に表示されないため、監視員は、作業を行っていない状態の作業者Pを無用に注視することがないため、監視に係る負担を軽減することができる。
<<本実施形態に係る監視処理のシーケンス>>
次に、作業監視サーバ50と作業監視端末70によって実行される監視処理のシーケンスについて説明する。
図8は、監視処理のシーケンスを示す図である。
作業監視端末70の制御部75は、監視員が作業監視画面80を表示部52に表示するための操作が行われたか否かを判定する(ステップS10)。作業監視画面80を表示するための操作が行われていないと判定された場合(ステップS10:No)、制御部75は、作業監視画面80を表示するための操作が行われるまで待機する。
一方、作業監視画面80を表示するための操作が行われた場合(ステップS10:Yes)、作業監視端末70の制御部75は、作業監視サーバ50に対して作業監視情報の送信を要求する(ステップS11)。
作業監視サーバ50の制御部60は、作業監視情報の送信要求を受信すると、作業監視情報を生成して(ステップS12)、作業監視端末70に送信する(ステップS13)。監視対象の作業者Pが未選択である場合、監視カメラ識別情報として監視カメラ12を特定することができない旨の情報を生成して送信することができる。
作業監視端末70の制御部75は、作業監視情報を受信すると、作業エリアマップに作業中の作業者Pに関する情報を重ねることによって作業実績マップ表示81を生成して表示する(ステップS14)。
次に作業監視端末70の制御部75は、監視対象とする作業者Pが選択されたか否かを判定する(ステップS15)。監視対象の作業者Pが選択されていないと判定された場合(ステップS15:No)、監視対象の作業者Pが選択されるまで待機する。
一方、監視対象とする作業者Pが選択されたと判定された場合(ステップS15:Yes)、作業監視端末70の制御部75は、作業監視サーバ50に対して監視対象の作業者Pを通知する(ステップS16)。
作業監視サーバ50の制御部60は、監視対象の作業者Pに基づいて、監視カメラ12を特定する(ステップS17)。詳細に説明すると、制御部60は、作業実績DB57を参照して作業者Pの操作対象の作業設備Eを特定するとともに、作業設備DB55を参照して、特定された作業設備Eに関連付けられた監視カメラ12を特定する。そして制御部60は、作業実績情報、作業エリアマップ及び監視カメラ識別情報を互いに対応付けた作業監視情報を生成する(ステップS18)。生成された作業監視情報は、作業監視端末70に対して送信される(ステップS19)。
作業監視端末70の制御部75は、作業監視情報を受信すると、監視カメラ識別情報に基づいて監視カメラ12から作業映像を取得し、作業映像表示82を表示部72に表示する(ステップS20)。作業映像表示82は、監視対象の作業者Pの作業映像をリアルタイム表示する。
続いて制御部75は、作業実績マップ表示81を更新して表示する(ステップS21)。
作業監視サーバ50の制御部60は、最新の作業監視情報を、作業監視端末70に対して定期的に送信する。これにより、作業実績マップ表示81には、最新の作業者Pの位置が表示される。
以上のような手順によって監視処理が行われることによって、監視員は、作業エリアの作業状況を位置情報及び映像情報により監視することができる。また、リアルタイム表示される作業映像を確認することにより、監視員は、作業エリアでトラブル等の異常が発生した際に、迅速な対応をとることが可能となる。
<<変形例>>
上述した第一実施形態では、作業エリアに設置された監視カメラ12が取得した作業映像によって作業状況を監視することとして説明した。これに対して、作業エリアに二酸化炭素濃度計、温度計等の環境センサを設置して、環境センサが検出した信号に基づいて作業環境の異常を監視することとしてもよい。
以下では、環境センサとして二酸化炭素濃度計(CO2センサ)を例にして説明するが、環境センサは、二酸化炭素濃度計に限定されない。環境センサは、例えば温度計、湿度計や照度計であってもよい。
二酸化炭素濃度計は、作業エリアに設置されて、二酸化炭素濃度を検出するとともに、検出した二酸化炭素濃度をLPWA通信によって中継装置11に無線送信する機能を有している。すなわち、二酸化炭素濃度計によって検出された二酸化炭素濃度は、中継装置11を介して作業監視サーバ50に送信される。
作業監視サーバ50は、二酸化炭素濃度計の検出結果に基づいて、作業エリアの異常を判定する異常判定部を有する。異常判定部は、二酸化炭素濃度計が送信した二酸化炭素濃度を受信し、予め定められた閾値と比較することによって作業エリア内の二酸化炭素濃度の異常を判定する。異常判定部は、二酸化炭素濃度が所定の閾値を上回る状態が一定の時間以上継続した場合に、異常と判定してもよい。
監視カメラ特定部62は、異常判定部が異常と判定した場合に、二酸化炭素濃度計が設置されている位置の作業映像を取得することができる監視カメラ12を特定し、該監視カメラの監視カメラ識別情報を出力する。
作業監視情報出力部63は、二酸化炭素濃度の検出結果、二酸化炭素濃度計の位置情報、作業エリアマップ及び監視カメラ識別情報を関連付けた環境監視情報を作業監視端末70に対して送信する。
作業監視端末70の監視画像表示制御部77は、環境監視情報を受信すると、作業実績マップ表示81に警告を出力するとともに、作業映像表示82に監視カメラ12が取得した映像を表示する。これにより、監視員は異常発生の位置と映像で異常の状況を監視することが可能となる。すなわち監視員は、作業者Pの作業状況に加えて、作業エリアの作業環境を監視することが可能となる。
<<第二実施形態に係る作業監視システムについて>>
次に、本発明の第二実施形態に係る作業監視システム1aについて、図9から図12を参照して説明する。
上述した第一実施形態では、作業監視端末70は、監視対象の作業者Pの作業映像をリアルタイム表示することとして説明した。これに対して、以下で説明する第二実施形態の作業監視端末70aは、監視対象の作業者Pの過去に撮影された作業映像を再生表示(オフライン表示)する。
図9は、第二実施形態の作業監視サーバ50aの機能構成を示す図である。
図9に示すように、作業監視サーバ50aは、入力部51と、表示部52と、通信部53と、記憶部54aと、制御部60aと、を有している。
第二実施形態の作業監視サーバ50aは、図4に示す作業監視サーバ50の記憶部54に対して作業履歴DB59aを追加して記憶部54aとしたものである。また、図4に示す制御部60の監視カメラ特定部62と作業監視情報出力部63を、それぞれ監視カメラ特定部62aと作業監視情報出力部63aに変更し、作業履歴生成部64aを追加して制御部60aとしたものである。その他の構成は第一実施形態の作業監視サーバ50と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明を行う。
第二実施形態における作業履歴生成部64aは、作業実績情報から作業履歴情報を生成し、作業履歴DB59aに格納する処理を行う。ここで、作業履歴DB59aのデータ構造について説明する。
図10は、作業履歴DB59aのデータ構造を示す図である。
図10に示すように、作業履歴DB59aは、カード識別情報、ビーコン識別情報、作業開始時刻及び作業終了時刻の項目を有するレコードを格納している。カード識別情報とビーコン識別情報については、図5A及び図5Bを参照して説明したため、ここでは説明を省略する。作業開始時刻は、作業者Pが、作業設備Eを操作して作業を開始した時刻であり、作業終了時刻は、作業者Pが、作業を終了した時刻である。作業開始時刻と作業終了時刻は、作業実績DB57に格納された受信時刻から取得することができる。
作業履歴生成部64aは、作業実績DB57に格納されたレコードのうち、カード識別情報及びビーコン識別情報が同一の情報を抽出する。次に、受信時刻が互いに連続するレコードの中の最初の受信時刻を作業開始時刻とし、最後の受信時刻を作業終了時刻とすることにより、作業履歴情報のレコードを生成する。作業履歴生成部64aは、このような処理を他の全てのカード識別情報とビーコン識別情報について繰り返し行うことによって、作業履歴情報を生成し、作業履歴DB59aに格納する。
監視カメラ特定部62aは、監視対象の作業者Pが操作する作業設備Eを、作業履歴DB59aを参照して特定し、その作業設備Eに関連付けられた監視カメラ12を特定する。これにより、作業監視端末70aは、監視対象の作業者Pの過去に撮影された作業映像を映像記録装置13から取得することが可能となる。
作業監視情報出力部63aは、作業履歴情報と、作業エリアマップと、監視カメラ識別情報からなる情報を、作業監視情報として出力する。これにより、作業監視端末70aは、監視対象の作業者Pが過去に行った作業履歴情報を取得することが可能となる。
図11は、第二実施形態の作業監視端末70aの機能構成を示す図である。
図11に示すように、作業監視端末70aは、入力部71と、表示部72と、通信部73と、記憶部74と、制御部75aと、を有している。
作業監視端末70aは、図6に示す作業監視端末70の制御部75について、監視対象受付部76と監視画像表示制御部77を、それぞれ監視対象受付部76aと監視画像表示制御部77aに変更し、作業映像検索部78aを追加して制御部75aとしたものである。その他の構成は第一実施形態の作業監視端末70aと同様であるので、同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明を行う。
第二実施形態における監視対象受付部76aは、監視対象の作業者Pの選択を受け付けるとともに、監視対象の期間を、例えば2021年7月1日9時から2021年7月1日17時まで、のように指定することができる。これにより監視員は、過去の監視対象期間における作業者Pの作業映像を監視することが可能となる。
作業映像検索部78aは、映像記録装置13に記録された映像データのうち、監視対象受付部76によって指定された監視対処の作業者Pについて監視対象期間の間に撮影された映像データを対象として、作業映像の検索を行う。詳細に説明すると、作業映像検索部78aは、監視カメラ識別情報によって特定される監視カメラ12と、作業履歴情報によって特定される作業開始時間から作業終了時間までの作業映像を、映像記録装置13に記録された映像データの中から検索する。これにより、作業映像検索部78aは、監視対象の作業者Pについて過去に取得された作業映像を抽出する。
図12は、作業映像の検索処理の概念を示す図である。
図12に示すように、映像記録装置13には、複数の監視カメラ12が過去に撮影した映像データが記録されている。図12には、カメラA、カメラB、カメラCの3台の監視カメラ12によって過去に取得された3つの映像データが示されている。
カメラAによって撮影された映像データには、期間T1及び期間T4において、作業設備E1が作業者P1及びP2によって操作されている作業映像M1及び作業映像M4が含まれている。カメラBによって撮影された映像データには、期間T2において、作業設備E2が作業者P2によって操作されている作業映像M2が含まれている。カメラCによって撮影された映像データには、期間T3において、作業設備E3が作業者P1によって操作されている作業映像M3が含まれている。
映像記録装置13に記録された映像データには、撮影時の時刻情報がタイムスタンプとして映像情報に付加されている。したがって作業映像検索部78aは、作業履歴情報に含まれる作業開始時間と作業終了時間(作業時間に相当)を検索条件とすることにより、監視対象の作業映像を容易に検索して抽出することができる。
一例として、監視カメラ特定部62aによってカメラBが特定され、作業履歴情報の作業開始時間と作業終了時間が期間T2を示す場合について説明すると、作業映像検索部78aは、映像記録装置13に記録された映像データを検索し、作業映像M2を抽出する。
図11に戻り、第二実施形態における監視画像表示制御部77aは、作業映像検索部78aが検索して抽出した過去の作業映像を取得して表示部72の作業映像表示82にオフライン表示する。これにより監視員は、過去に遡って作業エリアの作業状況を監視することが可能となる。
次に、第二実施形態における作業監視サーバ50aと作業監視端末70aによって実行される監視処理のシーケンスについて説明する。
図13は、第二実施形態における監視処理のシーケンスを示す図である。
作業監視端末70aの制御部75aは、監視員が監視対象を指定したか否かを判定する(ステップS30)。すなわち監視対象の作業者Pの選択と、監視対象期間の指定がされたか否かを判定する。監視対象が指定されていないと判定された場合(ステップS30:No)、制御部75aは、監視対象が指定されるまで待機する。
一方、監視対象が指定されたと判定された場合(ステップS30:Yes)、制御部75aは、作業監視サーバ50aに対して監視対象の作業者Pと監視対象期間を通知する(ステップS31)。
作業監視サーバ50aの制御部60aは、監視対象の作業者Pに基づいて、監視カメラ12を特定する(ステップS32)。詳細には、制御部60aは、監視対象の作業者Pの操作対象の作業設備Eを特定するとともに、該作業設備Eに関連付けられた監視カメラ12を特定し、監視カメラ識別情報を出力する。そして制御部60aは、作業履歴情報、作業エリアマップ及び監視カメラ識別情報を対応付けた作業監視情報を生成する(ステップS33)。生成された作業監視情報は、作業監視端末70に対して送信される(ステップS34)。
作業監視端末70の制御部75は、作業監視情報を受信すると、監視カメラ識別情報と作業開始時間と作業終了時間を検索条件として、映像記録装置13に記録された作業映像を検索する(ステップS35)。そして制御部75は、抽出された作業映像を作業映像表示82に出力する(ステップS36)。続いて制御部75aは、作業履歴情報に基づいて作業実績マップ表示81を表示する(ステップS37)。作業実績マップ表示81は、作業映像表示82より先に表示してもよい。
以上のような手順によって監視処理が行われることによって、監視員は、過去に撮影された作業映像を再生表示(オフライン表示)することができる。これにより、作業エリアでトラブル等の異常が発生した場合に、事後的に作業状況を分析し、再発防止のために適切な対応をとることが可能となる。
<<その他の実施形態>>
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態では、作業監視システム1を、作業監視サーバ50と作業監視端末70とを含むクライアントサーバシステムとして説明したが、これに限定されない。例えば作業監視端末70に作業監視サーバ50の機能を持たせることにより、作業監視端末70と作業監視サーバ50を単一の情報処理装置に実装してもよい。
1 作業監視システム
10 ビーコン端末
11 中継装置
12 監視カメラ
13 映像記録装置
14 ルータ
20 カード型通信器(カード型識別情報記憶媒体)
21 入力部
22 表示部
23 加速度センサ
24 ビーコン通信部(ビーコン信号受信部)
25 LPWA通信部(作業実績情報送信部)
26 GPS通信部
27 RFID通信部
28 制御部
29 作業状態判定部
30 作業実績情報出力部
50、50a 作業監視サーバ(監視装置)
51 入力部
52 表示部
53 通信部
54、54a 記憶部
55 作業設備DB
56 作業者DB
57 作業実績DB
58 作業エリアマップDB
59a 作業履歴DB
60、60a 制御部
61 作業実績情報取得部
62 監視カメラ特定部
63 作業監視情報出力部
64a 作業履歴生成部
70 作業監視端末(表示処理装置)
71 入力部
72 表示部
73 通信部
74 記憶部
75 制御部
76 監視対象受付部
77 監視画像表示制御部
78a 作業映像検索部
80 作業監視画面
81 作業実績マップ表示
82 作業映像表示
E、E1、E2、E3 作業設備
WN 広域通信回線
LN 作業エリア内通信回線
P、P1、P2 作業者
M1、M2、M3、M4 作業映像

Claims (8)

  1. 作業者によって携帯され、媒体識別情報が記憶された識別情報記憶媒体と、作業実績を管理する監視装置と、を有する作業監視システムであって、
    前記識別情報記憶媒体は、
    作業設備ごとに設けられたビーコン端末が出力するビーコン信号を受信するビーコン信号受信部と、
    前記受信したビーコン信号に基づいて、前記識別情報記憶媒体と前記ビーコン端末との間の距離を推定し、該距離を所定の閾値と比較することによって前記作業者が作業を行っている状態か作業を行っていない状態かを判定する作業状態判定部と、
    前記作業状態判定部が、前記作業者が作業を行っている状態であると判定した場合に、前記媒体識別情報と前記受信したビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報とを対応付けた作業実績情報を送信する作業実績情報送信部と、を有し、
    前記監視装置は、
    前記作業実績情報を取得する作業実績情報取得部と、
    前記作業実績情報に基づいて、作業エリア内に設置された複数の監視カメラのうち、前記作業者の作業映像を撮影可能な監視カメラを特定し、特定された前記監視カメラを識別可能な監視カメラ識別情報を出力する監視カメラ特定部と、を有することを特徴とする作業監視システム。
  2. 前記作業監視システムは、作業監視画面を表示する表示処理装置を含み、
    前記表示処理装置は、前記作業実績情報及び前記監視カメラ識別情報を取得し、前記監視カメラ識別情報に基づいて前記作業映像を取得し、該作業映像を、前記作業実績情報とともに前記作業監視画面に出力する監視画像表示制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の作業監視システム。
  3. 前記作業監視システムは、前記監視カメラを含み、
    前記表示処理装置は、監視対象の作業者の選択を受け付ける監視対象受付部を有し、
    前記監視画像表示制御部は、前記監視対象受付部が受け付けた前記監視対象の作業者の前記作業映像を前記監視カメラから取得してリアルタイム表示することを特徴とする請求項2に記載の作業監視システム。
  4. 前記作業監視システムは、前記監視カメラが取得した前記作業映像を記憶する映像記録装置を含み、
    前記表示処理装置は、監視対象の作業者の選択を受け付ける監視対象受付部を有し、
    前記監視画像表示制御部は、前記映像記録装置に記憶され、前記監視対象受付部が受け付けた前記監視対象の作業者の過去の前記作業映像を前記映像記録装置から受信して再生表示することを特徴とする請求項2に記載の作業監視システム。
  5. 前記表示処理装置は、前記監視対象受付部が受け付けた前記監視対象の作業者と、前記作業実績情報に含まれる作業時間を検索条件として前記映像記録装置に記憶された前記作業映像を検索する作業映像検索部を有し、
    前記監視画像表示制御部は、前記検索条件に合致する前記作業映像を表示することを特徴とする請求項4に記載の作業監視システム。
  6. 前記作業監視システムは、
    環境センサを有し、
    前記監視装置は、
    前記環境センサの検出結果に基づいて、作業エリアの異常を判定する異常判定部を有し、
    前記監視カメラ特定部は、前記環境センサが設置された位置の作業映像を取得可能な監視カメラを特定し、特定された前記監視カメラを識別可能な監視カメラ識別情報を出力することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の作業監視システム。
  7. 前記識別情報記憶媒体は、カード型識別情報記憶媒体であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の作業監視システム。
  8. 作業者によって携帯され、媒体識別情報が記憶された識別情報記憶媒体と、作業実績を管理する監視装置と、によって実行される作業監視方法であって、
    前記識別情報記憶媒体が、
    作業設備ごとに設けられたビーコン端末が出力するビーコン信号を受信するステップと、
    前記受信したビーコン信号に基づいて、前記識別情報記憶媒体と前記ビーコン端末との間の距離を推定し、該距離を所定の閾値と比較することによって前記作業者が作業を行っている状態か作業を行っていない状態かを判定する前記作業者の作業状態を判定するステップと、
    前記作業状態を判定するステップで、前記作業者が作業を行っている状態であると判定した場合に、前記媒体識別情報と前記受信したビーコン信号に含まれるビーコン端末識別情報とを対応付けた作業実績情報を送信するステップと、
    前記監視装置が、
    前記作業実績情報を取得するステップと、
    前記作業実績情報に基づいて、作業エリア内に設置された複数の監視カメラのうち、前記作業者の作業映像を撮影可能な監視カメラを特定し、特定された前記監視カメラを識別可能な監視カメラ識別情報を出力するステップと、を有することを特徴とする作業監視方法。
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